« 仁王2~その2~ | トップページ | 仁王2~その3~ »

2023年10月 1日 (日)

ビルダーズノート

追記な感じで書き始めたら、話が広がっていったので別ネタにする。

ツイッターでヒットしたビルダーズノートのページから、サイトに飛ぶことが出来た。普通に見つからない理由は全くわからないけど。

でか、基本的にはカテゴライズ(制作中とか、ジオラマとか)が強化された、画像SNSって感じで、一回のポストで投稿出来る写真の枚数がかなり多いみたい。

 それは善し悪しあると思うけど、、、

ガンプラ関連だけなのは言わずもがななのだけど、「ガンプラ」というキーワードの強さが根底にあることに気付いた。本音としては、前述のガシャとかトイとか食玩とかも入れても構わなかったけど、「ガンダム関連の立体物SNS」では、あまりに見苦しい。だから「ガンプラSNS」ってことで、ならば「モデラー」を「ビルダー」として「ビルダーズノート」にしたのかな、と。

「モデラー」という響きにはそこはかとなく車や飛行機なども含まれる感じがするけど、「ビルダー」だと、「ガンダムビルドファイターズ」という作品の影響もあって、「よりキャラクターモデル濃度が高そう」な感じがするからね。

いいねの数を見る限り、スレッズよりさらに過疎ってる印象がある。まぁまだオープンβだしと言ってしまえばそれまでだけど、とどのつまり「見られてる」「評価されてる」ことがモチベのベースになるのは間違いないところ。特に「画像SNS色」が強いとなおのことだと思うのだけど、、、。

 これではなかなか前向きになりにくいのでは?

バンダイの意図がどこにあるのか、目指すゴールは何なのか。

バンダイとしては、まず第一に「ガンプラブームを沈静化させてはならない」と言う大命題がある。ガンプラが売り手市場で推移している現状の勢いを殺さないようにするにはどうしたらいいか。在庫をしっかり確保した方が良いのか、それとも飢餓感を煽って空っぽの棚を見せつけたらいいのか。

僕のように「買えないなら要らない」という流れは、バンダイとしては一番避けたいところだろう。でも、「買えなくても持っている人」は相当居ることも当然把握しているはず。持っている人が「もっと欲しい」「買いたい」と思うには、

 ガンプラへの興味を失わないような「雰囲気作り」が不可欠

つまりはそれがこのビルダーズノートやメタバースなんだろうな、と。

実際どれほど盛り上がるかはわからないけど、少なくとも僕がインスタを始めた2年半前の方が、ガンプラは盛り上がっていた印象が強い。コンペ的な企画での参加者やいいねの数、フォロワーさんの熱量、投稿される頻度に関しても、漠然とだけど、ピーク時の3割くらいになってるような。

コロナ禍から抜けた、と言うわけじゃないのだろうけど、世界は動き出している。いつまでも引きこもってプラモを作っていられるわけでもない。でもバンダイはそれを甘受出来ない。

ある意味ヘタクソでもみんなに見て貰える可能性がある場所を作る。カテゴライズをバンダイ主導でやることで、「ビギナーを置いてけぼりにしない」ことが操作出来る。ジオラマやリアルタイプ、改造が上手い人、写真が上手い人だけじゃない、何なら、素組でも取り上げようと思えば出来る。ビルダーズノートなら。

ただ、当然それらは撮れ高自体は低いし、盛り上げる、と言う意味では正直難しいのではないかと思う。でもそれとて今はまだオープンβで、「βテスト中に答えを探している最中」という感じ。

 上手く行けば広められるし、上手く行かなくてもそこまでコストを掛けてない

そんな手触りを、少なくとも今は感じてるんだよな。

とりあえず見るだけならアカウント作る必要はない。投稿するにはバンダイのアカウントが必要になる。てか、

 インスタもスレッズもビルノも、なんてのは普通の人にはムリ。

で、現状1万人前後のインスタフォロワーが居る人が、スレッズやビルノに「シフトする」と言う可能性も考えにくい。ツイッターもやってる人はさらにハードルが高くなる。

結局、Youtube、ツイッター、インスタが主で、ビルノはそこからガンプラだけを抽出して、「そこまでフォロワーが多くない、でも実は結構上手い人」を上手く拾い上げて、「世間にはこんな人も居るんですよ」「あなたも作ってみたらいかが?」と盛り上げていくつもりなんじゃないだろうかな~。

 だから難しいと思うわけだけどもさ。

・・・

ちょっと視点は変わるけど、僕がガンプラで「見たい」と思うような「静止画」は、言ってしまえば、

 ガンダムフィックスのような「フォトリアルな一枚」だ。

僕がデジラマを作り始めたそもそものきっかけは、「誰も作ってくれないなら僕が作ろう」だった気もするし、カトキ先生みたいには作れなくても、寄せることは出来ると思ったから。実際結構寄せることが出来た、自己満足指数の高い作品はあったし、伊藤伸彦さんのように、「ガチでデジラマ作りが上手い人」に巡り会うこともできた。何より、

 みんなから褒めて貰って、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。

正直、ただ普通に上手いだけの作例は、現状で飽和していると言っても良い。ジオラマの本を買ってみても、デジラマを見慣れている自分にはインパクトがある作品はそれほど多くないし、

 さらに「見たい!」と思えるような静止画は、実はほとんど無い。

僕以外の誰かがガンダムを始めとしたキャラクターモデルを使って、僕以上にフォトショップを使いこなしてデジラマを「量産」してくれるならそれも是非見たいとは思うけど、

 自分で作ったプラモで作るデジラマには、限界が割と少ないところにある。

調子に乗るわけじゃないけど、「自分以外の人のプラモやトイを使ってデジラマを作る」ということに関しては、正直伊藤さんと僕以外は誰もやってない気がする。でもって伊藤さんはもっぱら特撮の人なので、ガンプラでは僕ひとりしか居ない。

もちろんそう言うデジラマを「欲している人」が僕以外にどのくらい居るのかは分からない。もしかしたらほとんど居ないかも知れないし、ニーズが無ければ供給も湧いてこないのは自明の理だ。海外勢で凄いデジラマを作る人も居るけど、そこまで高頻度にならないのは手間暇もそうだけど、ニーズが少ないからというのが大きい気がする。

 みんなが大きな声で「見たい!」と叫んでいたら、もっと市場は広がってたと思うし。

まぁだからこそ僕程度の作品でもそれなりに喜んで貰えてきたのかと思いつつ、一方で、

 それもそろそろ飽きられてきたのかな~とも。

何度も言うけど僕がやってるのは「漁夫の利」。凄いプラモと美しい背景を一緒にしてるだけなのだ。つまり、

 新しい何かを創造してるとはなかなか言いづらいところがあるのだ。

「ビルダーズノート」とは、「作る人のノート」だ。プラモデルが創造物であるかどうかは意見が分かれるかも知れないけど、それでも自分で色を塗ったり改造したりと言う感覚とは、ちょっと違う気がする。もっとも、

僕ひとり興味がなかったとて、ビルノが盛り上がることに何の障害にもならないだろうけどね。

てか、言っちゃ悪いけど、本丸であるバンダイの説明書に載ってるデジラマですら、そこまでクオリティは高くない。元のプラモデルの意匠を著しく変更するような静止画を作ることに抵抗があるのはわかるけど、今はもう「ヘタな写真で実際に作ったプラモをかっこよく感じさせる」時代ではないとも思う。

 バンダイの本気のデジラマとか、僕的にはムチャクチャ見てみたいけどな~。

|

« 仁王2~その2~ | トップページ | 仁王2~その3~ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 仁王2~その2~ | トップページ | 仁王2~その3~ »