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2023年9月 8日 (金)

ジュラシック・アース 新たなる覇者

いかにもパチモン臭が強い、B級クリーチャー映画。クリーチャーホラーではないので、怖いシーンはほぼない。

 UNEXTで何となく見たのだけど、これがなかなか!!

クリス評価は★★★!意外と超高い。てか、

 相当良かった!

中国映画で、年式はかなり最近だと思う。
※調べたら2022年だった。てか中国は今でもこんなクリーチャー物を作ってるんだなって一瞬思ったけど、クオリティが高かったから何にも問題はないか

あらすじだけ言えば、「孤島でメガスネークと恐竜が戦う」感じの映画。いかにも安っぽいし、世間の評価も2.5点(5点満点)と決して高くなかったけど、

 まず掴みが早い!

開幕してすぐにそのメガスネークと恐竜の戦闘シーンが入る。てか、、、

 ネタバレ全開になってしまうので、興味が沸いた人はぜひオススメしたい!

ポイントとしては、

 「中華版ゴジラ」

そのくらいのクオリティはあったと思う。

まず何より、

 CGのクオリティが高い!

もう昔のC級クリーチャー映画とか全然レベルが違う。メガスネークとか、なんちゃらシャークとか、いろいろC級クリーチャー映画はあるけど、どっちが近いかと言えば、ランペイジやアメリカ版のゴジラ
※ハリウッド版じゃなく
に近い感じで、質感とか相当それっぽい。

一方で、

 大きさの感覚がかなり狂う。

この辺りが中国かなぁと思いつつ、序盤に出てきた2匹が、

 次に出てきたときは一気に小さくなってる!!
※特にヘビの方

半ば失笑とも言えるスタンスで見ていったのだけど、

 全体的に出し惜しみしないし、テンポ重視の構成がいい。

「あの山の上のアンテナ塔まで行けば、、なんとか通信出来るかも知れない、、」

次のシーンでは既にその基地に着いている!早い!どうやって移動したのか!それもそんなのがちょいちょいある!!

この広い島の中で、「半径5kmまで近づけばGPSが息子の位置を特定してくれる」と言いながら、

 最初の状態がまず5km以内じゃなきゃ、絶対探せないレベル。でもその辺はお構いなし!潔さがパ無い!

義足のような足の息子も、結構余裕で走ったりしちゃうし、
※クライマックスで走るシーンが半ば興ざめに

メインの怪獣たち以外は、割とCGっぽさが強かったり、ニセモノっぽさがひどかったりもしたけど、

 主役のママが結構美人だし、考古学者っぽいオタク博士の助手もかなりかわいい。

完全に「女の子担当」って感じなんだけど、それが十分なクオリティなので問題ない。てか、

 C級っぽさも確かにあるけど、「ここが良ければ許せる」というポイントがとても多い。
※「この骨はさっきのより大きいな、、、」とどう見ても作り物にしか見えない骨、まるでテーマパークに陳列予定だった物のようなニセモノ感MAXファイヤーな骨格標本に対してオタク博士が言うのは、「え?これ本物設定だったの!?」って感じだったけど

結果ほとんど飛ばすこともなかったし、普通に楽しめた。

以下強烈なネタバレを書くので、

もし見る気になったのなら、今からここで停止して見ることをオススメします。

とりあえず、「怪獣映画」が好きなら、「ヒロインがそこそこかわいい」こと「中国映画だということ」を考慮しつつ、かなりオススメです!尺も短い。
※個人的にはあと30分長くても良かったと思ったくらい。イイ意味で物足りなかった

ネタバレ書くよ?

スゲェよ?

まさか、、、

 大蛇が、タマゴの殻に隠れてた主人公の子供を「自分の子供」と勘違いするとは!!!

スゲェなこの展開!震えたわ。

さらにその子供と意思疎通したり、(子供が)命を助けて貰う流れも、

 見ていて期待してしまうし、その期待を裏切らないのが凄く良い!

別にそこまで演技が上手い子ってことは無かったと思うけど、それでもかなりがんばっていて、そこも好印象。てか、

 序盤大量虐殺したあのヘビのことをみんなが助けようとする展開とか、、、

 嫌いじゃないぜ!

あの流れを楽しめない人は、どうしても低い点を付けてしまうんだろうけど、僕的には、

 4点と迷うくらい
※UNEXTで付ける評価点

良かったし、思わず同じ監督の別の作品を探してしまったほどだわ。
※もうひとつあったけど、そっちは「巨大植物」だったみたいなので、ちょっと失速。でもたぶん覚えたら見る

下手なゴジラ映画より、面倒なパートがガッツリ端折られていて、素直に楽しめた。

 こういう映画もいい。本気でそう思ったよ。

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