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2023年9月18日 (月)

昔のゲームで割と強く記憶に刻まれてるもの

一言で「昔」と言っても、それは人それぞれだが、とりあえずファミコンからプレステ初期をイメージしつつ、無担保で書き出していく。ただ、「記憶にはあるけどタイトルが浮かばない」ものが増えているのがとても残念。

●ギミック!

先日「プレミア」のネタで触れた本作(箱取説無し)は、48000円という高額で終了していた。自分がどんな状態だったかわからないけど、もし箱説アリで見つけることが出来、さらに動作確認もしっかりしていれば、

 ヘタしたら10万も夢じゃないかも<どのみち探さないので夢なわけだが

ウィキペに書かれた項目は少ないけど、

「桜井政博は本作を絶賛しており、自身がディレクションを手がけ本作と同年に発売された『星のカービィ』と比較して「パーフェクトに負けた」と舌を巻いている」

とか

「宮本茂も本作の出来を認め、「『ギミック!』は遊べますね」とコメントしていた事が明らかになっている」

などの記述は、本作の価値を高める強い要因になっていると思った。てかこれを読んだだけでギミック!が遊びたくなった人も少なくないんじゃない?

購入は既に希少性が高まっている状況下だったけど、たぶん2500円くらいだったと思う。昔は、「希少=高値」ではなかったんだよね。
※一部にはあったけど、ギミックはそこまでみんなに知られてなかった

自力ではどうがんばっても3面くらいまでしか行けず、当時ニフティで仲が良かった(顔も見たことがない)友人「ミッツさん」にソフトを送り、クリアまでプレイしてもらって、さらにその動画のビデオを見てウットリした曖昧な記憶がある。

 洗練されたプレイは、とてもアーティスティックで、見る人の心を奪う。そして、そうしたプレイをしなければクリア出来ないようなゲームだったからこそ、当時もかなり話題になったのだ。

ちなみに有野課長も本作に挑戦したと記憶しているけど、「真のエンディング」まで到達したかの記憶は曖昧。てかゲームセンターCXってまだやってんのかな。
→まだやってた。でも見るにはFODプレミアムに登録して、さらに1話500円が掛かるらしい。なかなか高いハードルだな~

●ココロン

体のパーツをいろいろ換えながら進めるアクションゲーム。これもギミックほどではないけど、当時そこそこ「マイナーだけど面白い」として話題になった。

でもなんだろ、ヤフオクで価格が伸びてないのを見るだけで、「そこまでのゲームじゃなかったのかな」と思ってしまうもどかしさ。

結構面白かった記憶があるんだけどなぁ。

ウィキペを見たら、ディレクターが「ロックマンの1と2」の人だった。確かにサイドビューのジャンプアクションで、共通点が見いだせる。ただ、タケルというメーカーの販売力では、その内容の良さをアピールしきれなかった印象もあるかな。

個人的にロックマンは1と2が好きだったので、そう言う意味では僕がココロンにフックしたのも頷ける話。もっとも当時それを知って購入した可能性は低いけど。

●ミネルバトンサーガ

タイトルを思い出すのにやや苦戦。でも思い出せて良かった。タイトーのRPG。アクション要素はほぼ無いのだけど、いわゆるコマンドRPGではない。傭兵を雇って戦うイメージ、、、

 しか覚えてない。

あとは見た目が地味だったことくらいか。つってもファミコンRPGはドラクエを除いて、FFもヘラクレスの栄光もコレも、どれも見た目はかなり地味だったと記憶している。あ、桃太郎伝説は派手だったかな。

覚えていることがほとんどないのに、それでも「面白かったこと」だけは鮮明に残ってると言うのは、ある意味「凄いソフト」だったんだろうと思うのだけど、結局続編がリリースされることもなく、、、と書いてから調べたら、

 シルヴァサーガという続編が!さらにその2と、さらにそのまた続編の「ガデュリン」という続編も!!

タイトル変えたら続編だとわかんない説。

●ダークロード

著しくシステムが難解で、奥が深いアクションRPG。こちらも実はスーファミで続編が、それも2作も作られていたらしく、
※ウィザップと、ダークロウ。メーカーがデコからアスキーに変わってた点でもわかりづらい

 タイトル変えたら続編だとわかんない説!さらに実証

ソーサリアンのクセのあるサイドビューを、イースのような俯瞰視点にしつつ、ソードワールドSFCのような奥行きのある物語や、遊んでも遊んでも底が見えないやり込み要素を詰め込んだ大作。さらに高難度に追い打ちをかけたのが、

 攻略本が出なかった。

デコと言うマイナーメーカーだから仕方ないとは言え、これこそ攻略本が欲しいゲームの代表と言って良い内容で、もしまだ手に入るなら、これが特集されたファミリーコンピュータマガジンに、2000円くらいまでなら出せる、ってくらいの傑作だった。
※ゲーム自体はまだ持っているはず。さらにプロジェクトEGGでも配信された痕跡がある。まだやってるかはわからないけど

たぶん作り手が凄くマニアックな人だったのだろうと思う。それほどまでに「割に合わない作り込み」がされていて、たぶん今同じようなゲームを作ろうとしたら、それこそかなりビッグバジェットな企画と開発期間を要するだろう内容だった。

ルールの把握が凄く大変なゲームなので、後年遊び直そうとしてもまともに始めることすらままならなかったのを覚えているけど、現在の「わかりやすい導入部分を作れる人」なら、本作の「面白いところ」まで案内してくれそうなもんなのにな、とは思った。

●グラナダとメタルストーカー

タンクアクションと言えば、ナムコのアサルトやサイバースレッドを思い浮かべる人が多いかも知れないけど、個人的にはこの2本。グラナダはX68Kとメガドライブ、メタルストーカーはPCエンジン。

戦車を自機とするアクションシューティングは実は他にもいくつかある。代表的なものだとメタルスラッグ、バトルシティがパッと浮かんだ。

何が違うか。

 「戦術性」が違う。

グラナダもメタルストーカーも、「指先のテクニック」より「どう動いてどう倒すか」と言うタクティクスの部分のウェイトが高く、比較的ゲームが下手な僕でも、

 がんばれば何とかなるレベルだった。

ちなみにX68K版のグラナダは容赦なく難しかったので、あくまでメガドラ版の話。
※ボタン数が少なく、操作性が悪かった>X68K。グラフィックは綺麗だったけど

考えて動くことで何とかなるというのは、反射や判断を要するアクションとは違う部分をプレイヤーに求めてくる。R-TYPEやイメージファイトがそうであったように、「知ってること」のウェイトが高いと、

 一言で言えば、反射判断系より簡単で、それでいて達成感がちゃんとある。

人はそれを何と言うか、

 「面白い」と言うのだ。

もっとも今遊んで満額楽しめるとは全く言えない。戦術のウェイトが高いとは言え、それを構築するためのコツや柔軟性が、当時より大きく劣化しているし、根本的な操作スキルもまたしかりだからだ。

でも当時は本気で最高に面白かったんだぜ?どっちも。

●BUSHI青龍伝

スーファミの一見アクションRPGに見えるけど実はアクション性はないRPG。今遊んで楽しめるのかはわからないけど、これも当時はムチャクチャ楽しんだ傑作。

開発はゲームフリークで、キャラデザインも杉森健。発売はT&Eで、発売前から僕のアンテナをビンビン刺激していたけど、

 さして話題に上ることも無かった。

ゲーム的には、ドラクエIレベルのシンプルなフィールドマップを移動し、敵に接触するとサイドビューの戦闘シーンに切り替わる。戦闘は「不思議のダンジョン」のように一手ずつ交互に動かすタイプで、クリアまでの手数が少ないとボーナスアイテムが貰えるタイプ。

構造的には、近年のボーナスシステムの源流とも言えるくらい完成度が高く、かと言って難しすぎないのも素晴らしかった。つい限界までがんばってしまう辺りは、ピクミンに近いと言えるかも知れない。

グラフィックもとても丁寧だし、スーファミだから読み込みのテンポもイイ。小さな目標と大きな目標のスパイラルが素晴らしく、数人ではあるけど、勧めた友人は皆絶賛してくれた。

僕なりには、「海原川背」なんかよりずっと面白かったのだけど、キャラ的な魅力に乏しかったのか、続編等一切リリースされなかったのがとても残念だったわ。もっとも、本作の発売はポケモンのちょうど一年後くらいで、「誰も気付かなかった」ってのが本音だったのかも知れないんだけどさ。

●オレっ!トンバ

魔界村の藤原得郎アニキが作ったアクションゲーム。記憶は既に曖昧なのだけど、とにかく奥が深く、一見初代スーパーマリオのようなサイドビューアクションのフリをしつつも、その中身は、マリオ64並にマップをガッツリ探索するアクションアドベンチャー的な魅力があった。

相当楽しんで相当遊んだ記憶はあれど、残念ながらクリアした記憶がなく、さらに本作のディスクは紛失してもう遊ぶことは叶わない。

続編の「トンバ・ザ・ワイルドアドベンチャー」も面白かったが、グラフィックがポリゴン寄り
※一作目はドット寄り
になり、見た目的に失速したのは残念。

・・・調べて見たら、なんと!ビックリ!

 SteamとPS4/5に移植が決定!!

まぁフルプライスにはなってしまうだろうけど、Steamでのリリースは非常に心強い。

残念ながら発売日は明かされてなかったようだけど、これは久々に心躍るニュースだ。
※長男も覚えてるかな、と思ったけど、1997年12月発売は、今からざっと25年前。さすがにムリか笑。一緒に楽しんだ記憶はあるんだけどな

・・・

もちろん他にもいっぱいある「はず」なのだけど、パッと思い出せるものがほとんどない。と言うか、当時死ぬほど楽しんだ→時を置いてリプレイした→思いの外楽しめなかった、というタイトルも少なくない。シャイニングフォースネオ、サイレントデバッガーズ、HAGANE等々。

だから今回挙げたタイトルも同じく「今」楽しめるとは限らないのだけど、

 思い出のままなら逆に色あせないからな。

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