レッド・ドラゴン
休日、僕がやることと言えば、
・デジラマ作り
・マンガを読む
・仁王2をやる
・アニメを見る
それか、映画を見る。
何か熱量が高まってる事があるときは、それに傾注すればよい。だがそう言う時ばかりではない。でもそんな、ある意味「ヒマ」な時であっても、
割と映画は裏切らない。
映画を作るのはお金が掛かる。昔はテレビバラエティにもお金が掛かっていた頃があるけど、単位時間当たりの有料コンテンツで、最もお金を掛けて作られているのが映画だと思う。
※CMは有料じゃないからね
今は僕が加入しているUNEXT以外にもいろいろ配信サービスがあるから、昔のように水曜ロードショーを楽しみにすることも無くなった。まぁその分多少の偏りはあるけども。
余談だけど、おもむろに「洋画」「アクション」で検索したら、ランキング順の上位50作くらいの中で、韓国映画とUNEXTのみのクセのあるものを除くと、
ピカチュウとコンティニューの2本だけだった。
※コンティニューは続けて視聴
まぁ結構見てるって話だよね。
閑話休題。
レッド・ライジングは、ハンニバル・レクターシリーズの3作目。2作目までメインで出ていたヒロインクラリスは一切登場せず、タイミング的には1作目より前、レクター先生が警察に捕まるまでと、捕まってから別の連続殺人犯を捕らえるために、今回の主人公(♂)が前々作よろしく先生に助言を賜る流れ。
相変わらずグロいところはあるものの、前作ほどではない。と言うかむしろビジュアルでのグロさはほとんどなく、
精神攻撃がそこそこある感じ。
年齢的には一作目より当然歳を取ってしまっているアンソニー・ホプキンスだけど、その辺は特に若作りメイクをしているということもなく、「そのまま」使ってる感じ。てか署長が相変わらず嫌な顔してたけど、この人全然歳取ったの感じなかったな。
今回の殺人鬼は、家族単位で全員殺す人。精神に問題があるのは殺人鬼なんだから当然なのだけど、劇中で「精神異常じゃない」みたいなフリがあったのは結構気になった。
しっかり二重人格だろ。※ネタバレ
役者は名前知らないけど、「ヴォルデモート」や、007(最近)のMの人。いかにも人を殺しそうな顔は、むしろ役柄としてしっくり。てか、
今回の主人公エドワード・ノートンは、正直微妙。
てか、これが今回のテーマと言ってもいい。
エドワード・ノートンがベストアンサーだったのか。
彼はちょっと垂れ目で、柔和な印象。ただ、そこまで存在感があるわけじゃなく、どこかひ弱さ、みたいな感じもする。身長は183cmとそこそこ高く、一言で言えば、
優男
って感じ。見たことがある作品は、インクレディブル・ハルクの主役以外にはどれも脇役で、ぶっちゃけそこまで強い印象はなかった。
今作は、言ってもハンニバル・レクターが真犯人ではない。一作目よりは「捕まえるシークエンス」がある分話に絡んでは来るものの、メインの犯罪とはあまり関係がなく、
※一作目の犯人のような先生との関係性もない
「レクターシリーズ三作目」と言っても、それは単に「その方が売りやすい」というだけの理由。
そして、その為にレクター先生より強い主人公では困るのだろうな、と。
これがトムのアウトローだったら、話はガラリと変わる。てかトムが出ててトムが主役じゃないのは考えられないから、そりゃまぁ変わるのは当然なのだけど、
役柄上はとっても重要な役なのに、印象は極力レクター先生に強めて貰いたい
そんなプロデューサーの「下心」が透けて見えるようだった。
同じ垂れ目俳優では、コリン・ファレルが浮かんだ。
※新しい方のトータルリコールの人
ファレルの方がノートンより少しキャラが強い。でもそれがベストだったのかとも思う。
クリス・プラットやクリス・パインではどうか。それだと一気に彼らの映画になってしまう。スタッフロールでもホプキンスが一番上に出ている以上、ギャラも確実に彼の方が上だろうし、
だったら、前作同様女性でそこそこカワイイ子を当てればよかったのに
と思ってしまった。年式があるから難しいけど、ターミネータージェニシスの子とか、アバウトタイムの子とか。てか、本音を言えば、
エマならもっとずっと面白くなったんじゃないの?とも思ったり。
もっとも今回の犯人は「女性がターゲット」だから、そうも行かなかったのか。
今回の犯人は、今までと比べてかなりキャラが立っていて、
※ヴォルデモートの人だからギャラも高そうってこともあるとは思う
話はかなり良かった。
結末に向かう流れも良かったし、
ぶっちゃけホプキンスは必要だったのか?
ってくらい良くできてた。
ただ、ホプキンスが出てなければ、レクター博士の三作目でなければ、僕はこの映画を見ようとは思わなかったのも事実で、これだけの犯人像を作り上げたのなら、
主役のノートンはむしろ彼らの引き立て役でいいのかな、と。
クリス評価は★★★。てかヒロイン成分が薄すぎるのが残念ポイントではあったけけど、なるほど3作とも4.5点評価なのも納得とは思ったな。
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