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2023年10月25日 (水)

レッド・ドラゴン

休日、僕がやることと言えば、

・デジラマ作り
・マンガを読む
・仁王2をやる
・アニメを見る

 それか、映画を見る。

何か熱量が高まってる事があるときは、それに傾注すればよい。だがそう言う時ばかりではない。でもそんな、ある意味「ヒマ」な時であっても、

 割と映画は裏切らない。

映画を作るのはお金が掛かる。昔はテレビバラエティにもお金が掛かっていた頃があるけど、単位時間当たりの有料コンテンツで、最もお金を掛けて作られているのが映画だと思う。
※CMは有料じゃないからね

今は僕が加入しているUNEXT以外にもいろいろ配信サービスがあるから、昔のように水曜ロードショーを楽しみにすることも無くなった。まぁその分多少の偏りはあるけども。

余談だけど、おもむろに「洋画」「アクション」で検索したら、ランキング順の上位50作くらいの中で、韓国映画とUNEXTのみのクセのあるものを除くと、

 ピカチュウとコンティニューの2本だけだった。
※コンティニューは続けて視聴

まぁ結構見てるって話だよね。

閑話休題。

レッド・ライジングは、ハンニバル・レクターシリーズの3作目。2作目までメインで出ていたヒロインクラリスは一切登場せず、タイミング的には1作目より前、レクター先生が警察に捕まるまでと、捕まってから別の連続殺人犯を捕らえるために、今回の主人公(♂)が前々作よろしく先生に助言を賜る流れ。

相変わらずグロいところはあるものの、前作ほどではない。と言うかむしろビジュアルでのグロさはほとんどなく、

 精神攻撃がそこそこある感じ。

年齢的には一作目より当然歳を取ってしまっているアンソニー・ホプキンスだけど、その辺は特に若作りメイクをしているということもなく、「そのまま」使ってる感じ。てか署長が相変わらず嫌な顔してたけど、この人全然歳取ったの感じなかったな。

今回の殺人鬼は、家族単位で全員殺す人。精神に問題があるのは殺人鬼なんだから当然なのだけど、劇中で「精神異常じゃない」みたいなフリがあったのは結構気になった。

 しっかり二重人格だろ。※ネタバレ

役者は名前知らないけど、「ヴォルデモート」や、007(最近)のMの人。いかにも人を殺しそうな顔は、むしろ役柄としてしっくり。てか、

 今回の主人公エドワード・ノートンは、正直微妙。

てか、これが今回のテーマと言ってもいい。

 エドワード・ノートンがベストアンサーだったのか。

彼はちょっと垂れ目で、柔和な印象。ただ、そこまで存在感があるわけじゃなく、どこかひ弱さ、みたいな感じもする。身長は183cmとそこそこ高く、一言で言えば、

 優男

って感じ。見たことがある作品は、インクレディブル・ハルクの主役以外にはどれも脇役で、ぶっちゃけそこまで強い印象はなかった。

今作は、言ってもハンニバル・レクターが真犯人ではない。一作目よりは「捕まえるシークエンス」がある分話に絡んでは来るものの、メインの犯罪とはあまり関係がなく、
※一作目の犯人のような先生との関係性もない

「レクターシリーズ三作目」と言っても、それは単に「その方が売りやすい」というだけの理由。

 そして、その為にレクター先生より強い主人公では困るのだろうな、と。

これがトムのアウトローだったら、話はガラリと変わる。てかトムが出ててトムが主役じゃないのは考えられないから、そりゃまぁ変わるのは当然なのだけど、

 役柄上はとっても重要な役なのに、印象は極力レクター先生に強めて貰いたい

そんなプロデューサーの「下心」が透けて見えるようだった。

同じ垂れ目俳優では、コリン・ファレルが浮かんだ。
※新しい方のトータルリコールの人

ファレルの方がノートンより少しキャラが強い。でもそれがベストだったのかとも思う。

クリス・プラットやクリス・パインではどうか。それだと一気に彼らの映画になってしまう。スタッフロールでもホプキンスが一番上に出ている以上、ギャラも確実に彼の方が上だろうし、

 だったら、前作同様女性でそこそこカワイイ子を当てればよかったのに

と思ってしまった。年式があるから難しいけど、ターミネータージェニシスの子とか、アバウトタイムの子とか。てか、本音を言えば、

 エマならもっとずっと面白くなったんじゃないの?とも思ったり。

もっとも今回の犯人は「女性がターゲット」だから、そうも行かなかったのか。

今回の犯人は、今までと比べてかなりキャラが立っていて、
※ヴォルデモートの人だからギャラも高そうってこともあるとは思う

 話はかなり良かった。

結末に向かう流れも良かったし、

 ぶっちゃけホプキンスは必要だったのか?

ってくらい良くできてた。

ただ、ホプキンスが出てなければ、レクター博士の三作目でなければ、僕はこの映画を見ようとは思わなかったのも事実で、これだけの犯人像を作り上げたのなら、

 主役のノートンはむしろ彼らの引き立て役でいいのかな、と。

クリス評価は★★★。てかヒロイン成分が薄すぎるのが残念ポイントではあったけけど、なるほど3作とも4.5点評価なのも納得とは思ったな。

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