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2023年11月 4日 (土)

ゴジラ-1.0

「ゴジラマイナスワン」と読む。山崎貴監督の最新ゴジラ。公開初日のレイトショーで見に行ってきた。

価格が1300円になっててちょっと凹んだけど、まぁこのご時世だし仕方ない。てか言うほど凹んでもない。

時間は20:10からで、少し早く着いたのでガシャポンコーナーを物色。一通り回ったけど、

 ガンダム系が1つ。ゴジラとか特撮系はゼロ。

もう随分前からだけど、今はもうガシャポンは僕の手を離れてるんだな、と。価格も普通に300円とか500円とか。ガシャポンHG全盛期の200円は、

 今なら普通に500円。ヘタしたらもっと高いかも。

出来たらゴジラ前に景気づけになるようなゴジラガシャを回したかったんだけど、、残念。

予告は、エクスペンダブルズとか、ビートたけしの「首」とか、ほとんど刺さる作品なし。「何とかのラジャー」ってヤツはちょっと面白そうだったかな。

で、まずはネタバレ無しのザックリ感想、

 スンゲェーーーー面白かった!!!

満足感の高さは、マーヴェリックに匹敵するレベル。こういうの見ちゃうと、

 シン仮面ライダーとか、何だったのか、、、

って思わずには居られない。ファンの人には悪いけど。

 クリス評価は★★★★☆!

満点に行くにはあと一歩だけ足りないって感じで、それでも凄まじく満足出来た。価格的にも、「2500円分」くらい楽しめた気がする。正直、

 庵野監督のシンゴジラのあとで作る日本ゴジラ、大変だな

とか思ってたけど、全然さにあらず。

 これが山崎版ゴジラか!と。

庵野版ゴジラが「日本の特撮文化」「オタク文化」の集大成とするなら、山崎版は、

 「日本映画としてのゴジラ」

特撮でありながらも、どこか「昔の映画」
※舞台は1945年とかだから当然と言えば当然なのだけど
のような手触りがあり、同時に、

 物語もガッツリ書いてる。

山崎監督の強みは、たぶん庵野監督とは全く違う。庵野監督が「自分の好きな物を徹底的に掘り下げて突き進んだ果てにあるコアな世界」を作り上げて、そこに多少なり興味や共感を得るスタイルだとしたら、山崎監督は、「少しでも多くの人に楽しんで貰うには」と言うエンタメの基本、「自分の作りたい物ではなく、時代が求めている物」を、敏感かつ鋭敏に感じ取って、
※たぶんご本人だけじゃないだろうけど
それに大金を注ぎ込んで仕上げる感じ。

わかんないけど、シンゴジラとマイナスワンだったら、マイナスワンの方がお金は掛かってた気がする。実際のミニチュアや模型はほとんど使われなかったんじゃないかな、と思うけど、
※ほぼ全てCGだったと思う。思うだけだけど
それでも撮れ高は極めて高く、

 見ていて凄く「得した」感じがする。

とにかく絵作りが贅沢で、リアリティよりドラマティックを取ってる感じ。

 演出やカメラワークに関して、アニメメインでオタク街道を突き進んできた庵野監督とは違うバランス感覚を手に入れてる感じ。

だから同じゴジラでも全然手触りが違う。特に感じたのは、

 音の使い方。

もうね、「うるさい」レベル。スゲェ大音量で、隣の人が何かしゃべっていても、大声じゃなきゃ聞こえないんじゃないかってくらい。

 それがイイ!

もう音の大きさは、自宅ではちょっと遠慮してしまうんじゃないかってくらいで、

 映画館だからこその楽しさを大満喫。

あと、庵野ゴジラは序盤変なデザインの「形態」があったけど、今回はあんなのもないし、ウザい政治絡みのシーンもない。
※ドラマパートがないわけじゃないけど

見てる間に寝てしまった海外版「ゴジラ対コング」とは雲泥の差。

 まぁ映画館という「最強環境」で見る事が出来た強みも大きいとは思うけど。

総じてデザインは昨今の海外版ゴジラに近いと言えば近いけど、着ぐるみっぽさはほとんどないし、
※足の部分が少しそれっぽかったかな
カメラワークの上手さで、

 ちゃんとゴジラのかっこいいところを思う存分見せてくれたのも大評価。

↓これもネタバレじゃないと思うけど、今回の浜辺美波は、

 浜辺美波っぽくなくて凄く良かった。

1945年という、終戦間際の国民の生活は決して裕福ではないわけで、メイクにしてもヘアスタイルにしても、シン仮面ライダーの時とは全然違う。一言で言えば、

 全くかわいくない。

でもだからこそ演技の良さが計れるし、見ていて違和感や「悪目立ちしてる感じ」もなかった。

主演の神木君は、

 ちょっと太ってきたかな
※年齢的な骨格

と思ったけど、なかなかイイ感じ。僕の嫌いな「いざという時にヘタレる男」
※最序盤なのでネタバレじゃないと思う↑
だったけど、

 演技はホントちゃんとしてて、さすがは天才って感じ。

他は吉岡秀隆の「ハカセっぽさ」や、佐々木蔵之介の「時代を感じさせる言動」が多少のケレン味で、概ね笑い少なめなマジメ路線。小栗旬の「ボーダー」でイイ感じの相棒だった青木宗高も美味しい役で良かった。

とにかく急いで行かないと大きいスクリーンじゃなくなっちゃうと思うので、情報シャットアウトしてすぐに行くのをオススメしたい。さっきも書いたけど、

 マーヴェリックに匹敵するレベルに面白かったから!

・・・

以下ネタバレを含む感想。

見に行って欲しいので、見る前に読まないように。

絶対読まないように!

映画館で見なくて、配信とかで見た場合の感想ともまた違うと思う。あくまで映画館の感想でぶつかって欲しい。

いい?ちゃんと見てきた?

 BGM最高!最高過ぎるくらい最高!

伊福部昭のメインテーマをこれでもかと、それもイイ感じのアレンジを加えて超絶大音響で流しつつのクライマックス、

 これで最高じゃないとか、死んでるのか!?

「映画の感動の9割は音楽で決まる」まさにソレ。音が大きいことには触れたけど、それが、あのメインテーマ。それも今風の最強アレンジ。

 イイに決まってる。

展開の中でも、「日本にはほとんど戦闘機は残ってない、、、」というフリからのガレージのシーン。

 ま、まさか!?

 ここで出てきて唸るのは、、、

 あの、、、

 震電キターー!!!!

ヤバヤバのヤバ!歴史上「震電が映画に出てきて欲しいシーンランキング」があるとしたら、

 ここが1位。それが実現!

上手すぎるっ!「特攻する直前に爆発の点火レバーを引け」も、

 見てる人みんなが「脱出用じゃーん!!!」ってわかってるニヤリさ上手さ。

結果誰も死なない流れも最高に良かったし、最後典子さんが生きてたのも良かった。あれは、「普通死んでるよな」と思うシーンだったし、同時に「あれなら行方不明でも仕方ない」と思える演出も良かった。

子役の明子ちゃんも相当かわいかったし、昔の戦艦のかっこよさも十二分に味わうことが出来た。

 絵も、音も、話も、キャストも良かった!

まぁ序盤のマイナスの溜めがちょっと木になったと言えば気になったけど、あればっかりはしょうがないかな、と納得も出来たし。
※でないとタチバナが脱出レバーを付ける流れに説得力がなくなってしまう

最初暗すぎてゴジラがよくわからなかったのも、まぁある意味フリとして悪くなかったと思うし、
※中盤以降の「昼ゴジラ」と差別化したいわけだし

 破壊される建物の描写も最高だった。

ドローン視点も新鮮だったし、

 良かったな~!!めちゃ良かったわ!

まぁ欲を言えば、同好の士と一緒にしゃべりながら見れたらさらに良かったとは思うけど、今の映画館でそれは叶わぬ願い。もっとも見終わってすぐ友人Tに電話しちゃったけど。

てかまさかこんな形で、

 「史上最高のゴジラ」映画に出会えるとは思わなかったわ。

 

・・・追記

「マイナスワン」とは、つまりは「ゴジラの一作目より前」という話なのだけど、時代背景として、初代の1964年より20年近く前に「なぜゴジラを?」という疑問は、

 建物の低さ、戦争との絡み、ドラマの組み立て

など、いろんな理由があってのチョイスだったんだな、と。見終わった今納得したわ。

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