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2023年12月 7日 (木)

マスカレードナイト

ちょっとツライことがあったので、気分を切り替えようと映画でも見ることにした。まぁ現実逃避なので、見たところで何も変わりはしないのだけど、一時的でも気持ちが楽になればいいな、と。

最初洋画の「ボディスナッチャーみたいなやつ」を見始めた。ニコール・キッドマンとダニエル・クレイグという、なかなかに強力なカードだったのだけど、どうにも序盤から話が盛り上がらず、20分ほどで停止。今の気分にはそぐわないな、と。

で、さらに物色。そしたらヤマトが目に入ったので、木村拓哉で検索。出来たら綾瀬はるかと共演してたドラマが見たかったのだけど、今回も無し。
※「Mr.ブレイン」だったかな
で、

 以前は有料だったマスカレードナイトが無料になってる。

これは見ちゃおうと。23時半くらいだったけど見始めた次第。

前作の印象は割と普通。東野圭吾のミステリーで、舞台は高級ホテル。相方の長瀬まさみは厳格なホテルマンから、今回コンシェルジュに変化。

 素人には違いがわからないのだけど。

キムタクは潜入捜査をする刑事。予告状が届いたので、

 大晦日の夜、500人の仮想パーティでの殺害予告を阻止することに。

前作では、刑事とホテルマンのポリシーの違い、例えばホテルマンはお客様第一で、刑事は犯人逮捕第一、それがぶつかり合うところを全面に押し出していたのだけど、今回は、続き物ということもあってお互いのスタンスや良さみたいなものも理解し合った状態で進む。

なので、勢いギスギスした空気感は薄れ、幾分見やすくなってたと思う。

もちろんそれだけだとドラマにならないので、一癖もフタクセもあるキャストがガッツリ登場。あんま邦画に詳しくないけど、、、

・小日向文世
・沢村一樹
・勝村政信
・麻生久美子
・博多華丸
・木村佳乃
・石黒賢
・田中みな実
・高岡早紀
・石川恋

なんかは顔と名前が繋がった俳優。相当豪華。つまり、

 誰が犯人かかなりわからない。

見ていて、

 あああいつが犯人か!わかっちゃったわ

と口にした人がことごとくスカされる感じは、

 まことに僕レベルにちょうど良かった。

これがミステリー慣れしてる人、逆に全く話を読まない人だと、ここまで気持ち良くは騙されないのだろうな、と。わかんないけど。

なので、最後の種明かし周辺の流れは、

 まことに気持ち良かった!

前作の方が好きな人も多いかも知れないけど、自分的には、

 ★★★★くらい楽しかったな!

※特に最後犯人の演技が最高だったわ

・・・

キムタクは確かにかなり歳を取ってしまってるし、長澤まさみも然りなのだけど、それでもちゃんとキムタクと長澤まさみを演じていたし、見ていて安心感がパ無かった。小日向文世と長澤まさみが出てると、それだけでコンフィデンスマンJPみたいな感じになっちゃったりはするけど、その辺はまぁご愛敬かな。

以下ネタバレ。見てない人はここで読むのを止めよう!



興味がない人は読んでもいいけど、まぁ興味がある人でも誰も読んでないか。

キャストが全体的に凄く良かった。特に、

・石黒賢
・沢村一樹
・麻生久美子

この3人は、主演の二人に負けず劣らずの好演で、ある意味3人が3人とも、

 きっちり本人の印象を活かしてた。

石黒賢の実直で融通が利かない「イイ感じの脇役」感、

沢村一樹の、いかにも優男なのに、ビシッと襟を正すとちゃんとまともに見える男前さ

麻生久美子の、役を期待以上にこなしてる、「小説は読んでないけどたぶん小説のキャラ以上の働きをしてる」、女優としての上手さ

それも踏まえての8点って感じだった。

てか、最初のダンスシーンだけは要らなかったと思うけど。何アレ?

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