僕だけがいない街
マンガは途中まで読んだ。それも、
犯人が誰かわかるところまで。
今回は全12話のアニメ。ちなみに実写劇場版もあるけど、そっちは見てない。
犯人がわかってる状況で見るのもおつなものだ。
そいつが画面に映る度に、違和感や想像をかき立てられる。マンガを読んだのはかなり前なので、その当時僕がその真犯人に気付いたかどうかも思い出せないのだけど、
見ていて結構ピリっとする。
当然作者は最初から誰が犯人かわかった上で話を組み立てているはずで、監督もまた然り。だからどのシーンで「どんな表情で」犯人を描くかは、
ある意味この話の最重要ポイントと言ってもいい。
マンガならごまかせたところが、アニメだと色の情報が加味される分ごまかしづらくなることもあるだろうし、
※元々アニメ前提で作られたマンガだった可能性もゼロじゃないけど
なかなかに面白かった。
で、実際最後まで一気見した感想としては、
かなり面白かった!
特にラストのたたみ掛けが心地よく、さらに特に大きな違和感や「据わりの悪さ」みたいなものも無かった。むしろ、
よくここまであの状況をまとめきったなぁ
と感心したほど。なるほどアニメ化も映画化もされるわけだ。てか、最初から相当面白かったし、むしろ、
なんで読むのを止めてしまったのか思い出せないけど。
クリス評価は★★★☆。本音は6点だけど、当時は相当満足してた記憶もあるので、もしゼロから今一気見してたら、たぶん7点だろうな、と。
漠然と劇場版のヒロインが有村架純だったことは覚えてたけど、いざアニメを見ると、その物語の中心は小学生の彼らで、藤原竜也や有村架純の出番はそれほど多いとは思えなかった。
気が向いたらそっちも見ようかな、と。
「寄生獣」は実写もアニメもマンガも面白かったから、
※監督の手腕も相当大きいけど
もしかしたらこっちもそこそこ楽しめるかも知れない。
終わってから声優を確認したら、子供の頃の主役が土屋太凰でビックリ。ほとんど違和感無かった。やるなぁ。てか子供の頃のヒロイン役が、てっきり林原めぐみかと思ったら、全然違う人でちょっとビックリ。「寄せて」演じていたのかな。
ジャンルとしては、犯人がずっとわからず進む分「ミステリー」に属すると思うけど、SF要素やサスペンス要素も濃く、ある意味「売れるべくして売れた」と言えるかも知れない。
どちらかと言えば、カタルシスが終盤に集中しているので、
※中盤で一段落するところがありつつも、常に犯人がわからない状況は維持されるので、心からスッキリ出来ることがない。その点では、カモノハシロンとか鳥かごのヤツと比べて、「キリが付きにくい」とも言えるし、最後にかなり大きな爽快感があるとも言える。
間違いないところでは、このクラスの作品はそれほど多くないと言うこと、もしまた出会えるなら、喜んで一気見したいということかな。てかちょっと思い出したけど、
犯人がわかるところまでしか読んでないのは、そこまでしか無料で配信されてなかったからかも。
※もしくはマンガが出てなかったから
「読めるのに読まない」という選択は無さそうなくらい面白かったから。
、、、いや待てよ?本当に読まなかったのか?
実際はちゃんと最後まで読んでいて,その上でスッカリ忘れ去っていたのかも。犯人を覚えていたのはそれが衝撃的だったからで、その後の展開に特に深い感銘、つまり「心象」を残さなかったから忘れ去ったのかも、、、。
テキストを検索してみることにした。
ブログは2016年に書かれていて、読んだらいろいろ謎が解けた。
全9巻までのうち、7巻目まで読了していた。
なぜそんな中途半端だったのかと言えば、その時点では7巻までしか出ておらず、でもそれが我が家にないのは、
かみさんが友人から借りてきたモノを僕が読ませてもらっていたからだった。
実際7巻の時点で犯人が誰なのか明かされていたかはわからない。が、僕のそのブログでは誰が犯人なのかをほのめかしていたので、
※ネタバレ反転してまで
確証を得るところまでは読んでいたのだろう。ふむ。
およそ7年越しではあるけど、結末を知ることが出来て良かった。今回はネタバレに触れなかったつもりだけど、
もし読んだり見たりしたら、「こいつが犯人だろ,どう考えても」とみなさん思われるに違いないけどね。
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