« アニソン何曲歌える~その2~ | トップページ | つれづれに »

2023年12月 5日 (火)

どんな敬称で呼ぶか迷う

子供の頃は、当然のように「○○氏」という呼び方はしない。どれほど敬愛していようと、目上の人であろうと、偉大な人であろうと、基本は呼び捨てだった。ビートたけしだって、さんまだって、鳥山明だって、大友克洋だって。

でもある時、周囲の人間の呼び方に変化が現れる。「○○先生」「○○氏」「○○さん」。時には「○○御大」「○○翁」「○○様」なんてのも混じり始める。

その人が尊敬しているのなら、敬称は当然とも思う。でも尊敬してなかったら?尊敬してなくても年齢が上というだけで敬わなければならないような空気もあると思う一方で、相手が犯罪者ならそれは違和感を伴う。でも、もしかしたらえん罪かも知れない。

政治家に、特に総理大臣以外の政治家に敬称を付けることはまずないように思う。そもそも尊敬してないからと言ってしまえばそれまでだけど、「小池都知事」とか「橋本弁護士」とかの特例を除いて、「○○議員」がせいぜい。田中真紀子議員とか。でも、「○○議員」は敬称かと言われたら、個人的には全く違うと思っているし、僕自身はそんな呼び方はしない。百歩譲って目の前にいたら「○○さん」がせいぜいだろう。

「○○さん」と言う呼び方は、至って普通で、ある意味当然、ある意味無難だと思うのだけど、その関係性には、あまり敬意が含まれているようには感じない。漠然とだけど、イーブンか、もしくはほんのちょっと上。いや、ほんのちょっと下でも「さん」は付ける。

小売業という仕事上、「○○様」という言い方も頻繁にする。これは明らかに敬称で、違和感も全くないが、親しい間柄になればなるほど、「さん」の方が正解なのではないかと揺れたりもする。「様」は、敬意がある一方でよそよそしさも含まれる。「ちゃん」まで行くと親しみはさらにブーストするが、「ちゃん」は目上の人にはまず使わない。

 まぁ僕が取引先の仲のいいバイヤー相手に使うことはあったけど。
※かっちゃんとか、けいちゃんとか

冒頭の話に戻るけど、敬称で呼ぶか迷う人が結構居る。芸能人、声優、マンガ家、インフルエンサーとかもちょっと揺れる。

まず間違いなく躊躇いなく呼べるのは、「鳥山明先生」「弓月光先生」。尊敬するマンガ家は、間違いなく先生をつける。カトキハジメ先生もそう。でも、

 それほど多くもない。

心から尊敬出来るマンガ家の先生自体そこまで多くないからと言うのもあるけど、「浦沢直樹先生」辺りは揺れるところ。とても楽しませて貰った一方で、最近はめっきり縁が遠くなってたりすると、「先生」という呼び方が「親しみがありすぎるのではないか」と思ったりしてしまう。

もちろん「先生」には敬意が含まれているので、「さん」よりは格上だ。では「氏」はどうか。富野義幸氏。大河原邦男氏。山田卓司氏。モデラーに先生の敬称は違和感がある。大河原邦男さんはデザイナーで、安彦良和さんはマンガ家でもあるから、安彦良和先生でしっくり来る。

 タイヘン尊敬しているし。

声優の名前もかなり迷う。山ちゃんは山ちゃんでいいし、池田秀一さんや、神谷明さんは、馴染みもあって「氏」と呼びたくない自分が居る。永井一郎さんは、もっぱら「永井一郎翁」と呼んでたけど、それも実は苦し紛れだ。「永井一郎氏」って僕からしたらなまいきな呼び方に思えてしまう。

林原めぐみさんも迷う。個人的には「林原めぐみ」は林原めぐみが一番しっくりくる。漠然とだけど、「椎名へきる」と同じような印象?「椎名へきるさん」「椎名へきる氏」。もう「氏」なんて違和感しかない。「林原めぐみちゃん」もしっくり来ない。「さん」が一番マシではあるけど、

 どこか「オタク臭」を感じてしまうのは僕の気のせいか。

妙な馴れ馴れしさ、呼び捨て以上に「距離の近さをアピールしてるかのような」印象。

 古谷徹さん、池田昌子さん、富山敬さん、、

この辺りは凄くしっくり来る。でも自分より若い声優には、何とも言えない居心地の悪さを感じる。あと、

 山田康雄さん

これも違和感がある。「山田康雄」は僕の中でかなりレベルが高く、気軽に「さん付け」で呼んでいい人じゃない気がする。

 山田康雄神

このくらいが本音はしっくりなのだけど、それはそれでオタク臭がプンプンだ。永井一郎翁と違ってそこまでおじいちゃんじゃなかったし。

 野沢那智

氏も凄く尊敬している声優だけど、「野沢那智」は「野沢那智」と呼びたい衝動が強い。敬意も親しみも全てひっくるめて、「野沢那智さん」でも「野沢那智氏」でもない。そう言う意味では山田康雄さんも呼び捨てにしたい人。

てかそもそも、「呼び捨ての何が悪いのか」。面と向かった相手を呼ぶのであれば、それはぶしつけだし、礼儀知らずを指摘されても仕方ない。でもネットとか、それこそ独り言で彼らを呼ぶときに、必ずみんな敬称を付けていただろうか。

 マジで?

かみさんがある日唐突に「さんまさん」と言っていたのもスゲェ変な感じがした。学生時代はきっとそうは呼んでなかったと思うのだ。
※思うだけだけど

なぜみんな「さん付け」をするようになるのか。なったのか。大人になるとそうなるのか。では僕はまだ子供なのか。

 ハゲだけど子供なのか。
※たぶんそうです

面倒なのは、誰かがこれを読んだとき、その印象が人によって全然違うと言うことだ。僕の中では凄く尊敬していても、呼び捨てにしただけで、ある種蔑称のような印象を抱かせ兼ねない。

 子供の頃からずっと子門真人だったのに、いきなり「子門真人さん」とは呼べないよ?

ささきいさおもそう。堀江美都子はミッチーで、水木一郎はアニキでいいけど、ささきいさおを大王とは呼べない。

 誰だよ大王とか言い出したのは。

むしろ「佐々木功」と呼びたいわ。

たかが敬称。でもそれで僕の印象まで変に悪くなるのが解せない。心の中だけで自分の呼びたいように呼べばいいのかも知れないけど、

 どうにもスッキリしない僕がいるのだ。

|

« アニソン何曲歌える~その2~ | トップページ | つれづれに »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« アニソン何曲歌える~その2~ | トップページ | つれづれに »