幸せの1ページ
キャストを確認せず、評価4.5点、「大冒険を繰り広げるハートフルアドベンチャー」というキャプション、あと、ロマンシングストーンやセンターオブジアースのようなバナーを見て見る気になった。年式とかも一切確認せず。てか、今「センターオブジアース」の名前が思い出せなくてブレンダン・フレイザーを検索したら、
ありゃま随分お太りになられて&髪の毛も薄く、、、
通りで最近見かけなくなったわけだと合掌。
見始めてほどなく、
あ、ジェラルド・バトラーだ
って感じ。あらすじとしては、
奥さんをくじらに呑まれて失った父親と娘が、そのくじらを探すために近くの島でふたり暮らし。月に一回物資を届ける船が来る以外は、島で自給自足。ただ、ソーラーパネルやインターネットの回線はある。ちなみに映画の年式は2008年。その頃にはもうこんなだっけ?
父親は微生物の研究や論文の発表する科学者で、娘の楽しみは友達(アシカ、トカゲ、ペリカン)と遊び、その遊びの中で学ぶこと。そして船で届けられる「冒険小説」の最新号。強く勇敢な冒険譚を語るアレックス・ローバーに、強いあこがれと尊敬を抱いていた。ちなみに親子の中はすこぶる良い。
そんな中、どうしても探しに行きたい微生物が居るので、父親が二日ほど家を空けると言う。当然一緒に行こうと誘うが、「ウミガメの産卵」と被るからと、娘は家に残ることになる。ちなみになんで家に残るのかと言えば、生まれたてのウミガメはカニたちの格好の食料になってしまい、去年は一匹しか海に帰せなかったのだ。
そしてまんまと嵐。そしていかにも悪そうな海賊船っぽいクルーズ船が島に。
ここまではまぁネタバレと言うほどでもない序章の話。で、ネタバレを抑えて感想を続けると、、、
主演の女の子、「絶対あの子だ!」と確信しながら見てたら、まんまとゾンビランドの妹役だったアビゲイル・ブレスリン。子役なのに一番上にネームロール。
実際相当演技も素晴らしく、10歳という設定に見合う見た目と、それに見合わない行動力。特に、
トカゲのフレッド、アシカのセルキー、ペリカンのガリレオとの共演が素晴らしく、
見ていてメチャクチャ癒された。この時代なら既にCGだった可能性もあるけど、どうだったんだろ。
動物とのコミュニケーションが好きな人には、それだけでも相当オススメ出来るレベル。
冒険小説の作者で、実は「潔癖症&外出恐怖症」の「女性作家」も、どっかで見たことあるなぁ、、と思いながらずっと見てたら、
おいおい、ついこないだ見たばかりのジョディ・フォスターかよ!!
ホテルアルテミスの時とはあまりにも見た目が違いすぎてて、
ホテルアルテミスは20018年。10年でここまでおばあちゃんになってしまうのか、、、
って結構愕然とした。てか、そもそもそんなに「老けてる印象」が無かったからな~。
・・・
つまり、場面は、娘、父親、作家の3人の視点でコロコロと変わりながら進んでいく。プロットとしては決して悪くないし、子役の女の子も必要十分に魅力的なので、決して見て損したってことはないのだけど、
ぶっちゃけにぶっちゃけ、「全然大冒険じゃない!!」
これはネタバレかもだけど、
主人公は子役の女の子。でも彼女はぶっちゃけ自分の島からほぼほぼ出たりしない。
※せいぜい近場の海くらい
そして、彼女が主役ということは、つまり、「大冒険をするのが父親や作家であったとしても」、微妙にキャプションとしてはおかしいと思うと言う話。
アクション物というほどアクションはなく、もちろんサスペンスでもミステリーでもない。その上で確かにハートフルだし、ラブ要素もほぼ無いからロマコメというジャンルでもない。
まるで消去法のように「ハートフルアドベンチャー」とジャンル分けされたんだなぁと。
終わり方はとてもキレイだったし、自給自足の生活とは言っても電気も道具も普通に近代的。友達達はめちゃカワイイし、
主人公と同世代の子供と一緒に見るなら、オススメ度は極めて高いと思う。
クリス評価は★★☆と合格点に一歩届かない感じ。
なぜならずっと「大冒険する話」を期待してた時間が長かったから。
最初から「こういう映画」だとわかって見てたら、あと2点くらい加算されたかも知れないな。てか、
動物が好きで、アウトドアな小学5年生くらいの子なら、9点くらいオススメ出来るかも知れない。
「秘密基地感」も相当ワクワク出来る。
ただ、一点大きなネタバレ↓
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見る気になった人はここから読まない方が絶対いい。
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まさか母親の話が完全に丸投げされるとは!ビックリだわ。
まぁ作家先生とパパが「いい仲」になるのに、「ノイズでしかない」んだけどさ。
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