21ブリッジ
ブラックパンサーだった故チャドウィック・ボーズマン主演のサスペンスミステリー。見知った顔はJKシモンズ、見ていて気付いたテイラー・キッチュ。ヒロインは知らない人。悪くも良くもない。
父親を殉職で無くした主人公は、自分の心に従いつつ正義を貫く警官になった。彼は、警官の中でも飛び抜けて殺傷率が高い、ある意味悪名高い男。
警官を殺害し、麻薬を持ち逃げした2人組の男の捜査を、麻薬捜査官(ヒロイン)ともに任される。
流れ的には、二人の男が「30kg」のコカインがあると聞いて襲撃したバーには、「300kg」の、それも上物のコカインがあり、ひとりは「何かおかしいから一旦逃げよう!」と提案するも、もうひとりが強行。たまたま居合わせた警官を含め8人を殺害し、逃亡する。
21ブリッジとは、マンハッタンに繋がる橋の数。それらを全て封鎖し、二人の逃がさずに捕まえることが出来るのか、、、
みたいな表向きの流れがある一方で、
素人の僕が見ていても微妙に違和感が感じられる演出の数々。何も言わずにいきなり犯人に発泡する警官、覗き窓に撃つ警官、「彼に任せて良かった」と再三言う上司、、、
これは、明らかにクサイ!
もう見てる側が、「疑うように」作られていて、ジャンル的に「サスペンスよりミステリー寄り」の展開も、ある意味納得。
てか、
逃亡する犯人の一人は黒人で、チャドウィックとルックスが似てるのが辛かった!
僕は特に彼(チャドウィック)に拘りも愛着もないので、
※ブラックパンサーも全然フックしなかったし
見ていて「どっちがどっちなんだよ!」と言うノイズが凄く多かった。
日本語吹き替えで見られたのはラッキーだったし、声優の質も全く違和感なく良かったけど、全体の8割くらいは、
ごくごく普通の強盗殺人刑事物。
特筆して書き残したいことは一切なく、ぶっちゃけ結構タルい。
辛うじて眠らなかったのは、チャドウィックの演技がなかなかよかったからか。
それでも、全ての謎が明かされる終盤はなかなかに盛り上がった。相当な数の人殺しシーンが出るけど、一貫して主人公の行為には理由があり、
結構かっこよかった。
クリス評価は★★かな~。前半、、というか終盤以外はほとんど普通過ぎて、実際はいろんな伏線も貼ってあったんだろうけど、見ていてそこまで食い入るような感じでもなかったし、ヒロインもそこまで魅力的でもなかった。てか、
ネタバレだけど、、、
JKシモンズって時点で、いろいろ邪推しちゃうのは仕方ない。
あと、
最初からFBIに捜査を任せた方がよかったのでは?
とちょっと思った。劇中では、FBIは別段悪者って感じじゃなかったと思うし。
・・・
少し短いので途中で見るのを止めたコレの話↓
●ザリガニの鳴くところ
公開当時結構CMを見た気がした。「よさげなミステリー」。僕は結構ミステリーが嫌いじゃないので、借りてきて見た。つっても結構前の話だけど。てかこれをアップするのはいつになるやらと思うけども。
冒頭、子供達が湿地で死体を見つける。雰囲気的にはスタンドバイミーっぽかったけど、別段子供達の話じゃない。そして湿地にひとりで住む女に容疑が掛かる。
舞台は変わって彼女の子供の頃。幸せだった家庭は長くは続かず、彼女が9歳くらい?の頃に、母親や姉、兄が家を出て、乱暴者だった父親と二人きりになってしまう。学校にも通わせて貰えず、一度言っても周りから侮蔑の目で見られ、逃げるように去ってしまう。
「父親も最初は優しかったが」
と言う言葉で、停止した。もうここから圧倒的に僕が嫌いなシーンが出て来ることが明白。ぶっちゃけ、
誰が最初の男を殺したとか、もうどうでもいいし。
僕は「悪いヤツ」は嫌いじゃないが、「嫌なヤツ」「バカなヤツ」は大嫌いなのだ。
一応ガッツリ飛ばして先をチラ見したりもしたけど、一言、
あんな嫌なキャラを作るような作家の話は、どうがんばっても好みにはならないだろうな、と。
評価しないのが精一杯の配慮かな。
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