Mr.ホームズ名探偵最後の事件
ホームズに限らず、ミステリーが見たいときが結構ある。つまり、犯人が最後までわからないような、謎解きを楽しませてくれるような。
本作は、主演をイアン・マッケランが務め評価も4点と悪くなかったので、思わず見始めた。
あらすじ的には、既に現役を引退したホームズが、田舎で養蜂をしながら隠居暮らしをしている中で、どうしても過去の事件で自分が「思い出せない失態」を犯したことを文書に起こそうと苦悩する話。
その事件をきっかけにホームズは探偵家業を引退することになるのだが、それがなぜなのか、そしてその真相もわからないままモヤモヤと、家事手伝いの女性とその息子に世話をして貰いつつ、
ボケ老人さながらの暮らしをしている。
その「ボケ老人度合い」が、
あまりにもリアルすぎる。
これは褒めているわけではない。
イアン・マッケランは、言わずと知れたマグニートーであり、ガンダルフであり、僕が覚えてないだけで、他にもきっと見ている名優だが、劇中での年齢は93歳と、男性ではかなりの高齢で、
見ていて不安になるレベル。
それは、「撮影中に死んじゃったりするリスク」を踏まえて撮ってるんだろうか、とか、シンプルに怪我とか病気とかにも心配になる、まさに、
年寄りが年寄り過ぎる演技。
・・・てかホントに演技なの?と思うような場面が多発し、ある意味「演技が上手い」のだけど、でも、
演技かどうかは一旦置いといて、見てるこちらが不安に感じているのはまぎれもない事実なんだよな~
って感じ。
なので、見ていて正直そこまで楽しいわけではなく、でもがんばって見る事が出来たのは、
子役が相当かわいくて、イイ子!!
ある意味そのロジャーを見るために見てもいいかもと思うほどで、例えば他に身寄りもない、兄も、ジョン(ワトソン)も死んで、あとは自分も死を待つばかりという状況で、とても親身に、そしてフランクに接してくれるその子供が、
ピュアで、かわいくて、そりゃジジイも大好きになるわ。
って感じ。
話的には、ぶっちゃけ「イアンのじいさんぶりが心配」で、正直ストーリーそっちのけって感じだった。一応ハッピーエンドにはなるので、スッキリは終われるのだけど、
クリス評価は★※全てロジャーの点
って感じだったな~。
ちなみに、日本人で真田広之も出ている。普段は吹き替えで見ているので、字幕で彼の映画を見たのは初めてだったかも知れないけど、
英語ちゃんと話せるんだな~凄いな~
と思った。
あと、過去の事件として登場する実質的なヒロインは、「まぁまぁイイ感じ」。美人でもかわいくもないけど、品があって、「ホームズの世界観にしっくりあってる」感じだった。
かわいい男の子が見たい人には、結構お勧め出来る。
・・・
勢いで、
●ミス・マープル
と言うアガサクリスティのポアロじゃない探偵物のテレビシリーズを見始めたのだけど、「50分程度」と見て、見る気になり、
がんばれば終われるだろ
と耐えて耐えて見ていたのだけど
※作品は1984年
展開は遅いし、メリハリも薄いし、ぶっちゃけミスマープルさんの推理も一切出てこないまま、
つづく。
ギャフン。まさか3話完結のエピソードだったとは、、、。てっきり昔のだから1話ずつキッチリ終わってくれると期待してしまった自分が悔しい。
続きを見るかどうかはかなり微妙なところ。
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