ヒート
普段あまり見ない映画でも、こないだの「女神の見えざる手」のような傑作が隠れてることもある。と言う事で、結構昔の、
※1990年とかだったと思う
高評価映画を見始めた。
主演は、アル・パチーノ×ロバート・デニーロ。ロバート・デニーロは「マイインターン」の記憶しかないが、それでも若いときに「ブイブイ言わせた感」は相当ある。てか今が2024年。マイインターンはたぶん2022年とか。仮にこの映画が1990年だったとしても、
32年前のロバート・デニーロ。
マイインターンの時が75歳くらいに見えたから、逆算して43歳。
現役バリバリの時代だ。
あらすじも読まず、「クライムサスペンス」みたいなキーワードだけで見始めたので、どんな映画なのかも全然わからないままだったのだけど、
結構わからないままの時間が長かった。
特に、
アル・パチーノとロバート・デニーロの区別が付かない!
最後まで見てたらさすがに覚えたけど、デニーロはマイインターンの印象が強すぎて、
脳内で若返らせられない。
どちらも「男性」、どちらも「4、50歳」、どちらも「濃いめの顔」、どちらも「背広」、どちらも似たようなヘアスタイルで、顔が濃い分、ヒゲだけで判別も付かず、さらに、
刑事役のアル・パチーノはかなり「横暴」「強引」「口が悪い」
そして、
窃盗団のリーダーのデニーロは、「冷静沈着」「仕事が丁寧」「仲間思い」
つまり、「悪者っぽい警官」と「善玉っぽい悪者」で、キャラが錯綜。さらにさらに、
デニーロの仲間には家族や娘がいて、アル・パチーノにも家族がいる。
・・・そんなにレギュラー増やされても頭が付いていかないよ、、、。
ただ、一点凄くテンションが上がったのは、オープニングロールでキャストの中に、
ナタリー・ポートマンの名前が!
てかせっかくだから年式を調べた。
1995年公開だった。失敬。
で、スターウォーズエピソードIは1999年。つまり、
あの頃より若いアミダラが見られる!
出番は正直そこまで多くなかったものの、
さすがにむちゃくちゃカワイイ!
これは僕の中では結構なポイントだった。あと、
ヴァル・キルマーも結構重要な役で出演!
トップガンから約9年後の作品で、さすがにあの頃よりは顔の骨格が太くなっていたけど、マーヴェリックの頃とは比べものにならないほど精悍で、かっこいい。
あらすじは、
窃盗団がいつものように仕事をする中、新しく入った仲間のひとりが警官を撃ち殺してしまう。それまで殺しをしてこなかったが、これで一気に立場が変わり、次のヤマ(盗み)を最後に、足を洗おうとするが、、、
みたいな話。我ながらシンプルで正鵠を射ていると思う。
てかぶっちゃけ、
殺しすぎ。死にすぎ。
ポンポン殺す。ガンガン殺す。そら凶悪犯だわって思うのに、刑事の方は妙に冷静な時もあったり。
声優は、間違いなく聞いたことがある人だったけど思い出せず。アル・パチーノの方は妙に高い声で違和感があったけど、デニーロはしっくり。
一番驚いたのは、
なんか展開が停滞してるなぁ
と思い、あと20分くらいで終わるかな?
※体感1時間以上見ていたので
と進捗を確認したら、
残り1時間40分!?
なんと全部で2時間50分もある映画だった!
※ホントにビックリ
「そろそろ終わるかも?」と言う気持ちでチェックしたら、
そこから丸々一本分残ってたから。
でもまぁ乗りかかった船だし、キャストも決して悪くないしと思いながら何とか最後まで視聴。
一番強く感じた感想は、
ハードボイルドってなんで「固茹で」なんだろ。
調べたら、「固茹で卵」であることを語源としつつ、「感傷や恐怖などの感情に左右されない冷酷非情、強靱な性格を表す」のだそう。
ハードボイルドの塊のような映画だった。
それがちょっと鼻に付くくらいで、ちょっと昔の映画だからか、
かっこつけすぎじゃね?
ってくらい「かっこつけてた」。つまり、
ほぼほぼかっこよくはなかった。
オチも別段ヒネリがあるわけでもなく、「こういう映画」が撮りたかったんでしょうね、って感じ。
監督のマイケル・マンは、トムとジェイミー・フォックスの「コラテラル」の監督で、マイアミバイスやスタスキー&ハッチなどの脚本とかもしているらしい。つまり、刑事物に滅法強い監督なのだけど、
それが必ずしも僕のツボにハマるとは限らない。
クリス評価は★☆。若かりし頃のデニーロはさすがにマイインターンの時の好々爺とは別人でかっこよかったけど、今の僕が見るには、「かっこつけすぎててしゃらくさい」シーンが多く、ぶっちゃけここまで尺を取るほどの内容じゃなかったと思う。家族の描写とか、「テンポが澱むだけだろ」ってパートもかなり多かったし。
加点はナタリー・ポートマンがアル・パチーノに抱えられる時オッパイに触れてるな~って思ったところ。この頃はまだ14歳のナタポーだけど、ちゃんと美人でちょっとエロかった!
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