AI画像とモデラー
思うところがあったので書いておく。
AIのガンプラ画像でブイブイ言わせてる今日この頃だけど、これってプラモをマジメに、それも凄く気合いを入れて作ってる人からしたら、
面白く無いと考える人も相当数居そう
というか、マジメに作っていればいるほど、それに準じた、もしくはそれ以上のディティールが、サクッと数分で仕上げられてしまう。これに関しては、過去イラストの分野で「勘弁してくれ」と言う悲痛の叫びとも取れるポストを見かけたことがあったけど、プロの分野でなくとも、モチベに対して何らかの、言ってしまえばマイナスの影を落とす可能性は、
結構強そう。
人に寄っては、もしくはまだ見慣れていない頃であれば、そのディティーリングやカラーリング、ウェザリングの参考に出来る、と捉える人もいるし、僕も実際そう言う目で見たりもしていた。
でも、それが当たり前になっていくと、例えば「目に付く完成品の2割程度でもAIプラモが混じったりすると」状況は大きく変わっていくように思う。
AIの方が凄くてはダメなのだ。
普通にプラモを作ってる人のモチベが下がると言う事は、つまりは購買意欲が下がると言う事。それはとどのつまり、メーカーに対する反逆行為とも取られかねない。
デジラマの頃は、まだジオラマの延長で「黙認」して貰えていたかも知れないことでも、AIをメインに、「大々的に」アピールすることが、ゆくゆくは著作権法違反に抵触する事態になりかねないのかな、と。
最近ちょこちょこ感じて来つつある。
特に、メーカー公式写真をソースにする場合でも、プラモの写真であれば百歩譲って「同じような写真を撮りました」で通ることでも、パッケージイラストということになると話は変わってくる。特に、
パッケージイラストを加工したAI画像が、実際のプラモよりかっこよく、いいね等評価を集めてしまったりすると、、、
「だったらAIでいいじゃないか」となりかねない。そうなったら、規制の手が及ぶのはたぶん時間の問題。
ただ、現状例えばイラストを販売することを生業のにしている「職業イラストレーター」の画像をソースにしているのとはまた意味が違う。それは直接その人の収入に打撃を与えてしまうが、
いいねの数は、「ガンプラを盛り上げている」ということに変わりはない。
「凄いね」「かっこいいね」「まるで本物みたいだね」と言う感想は、「ガンプラがかっこいい」と言う成分を間違いなく含む。そしてそれは、
規制をすることで大きく水を差すことになりかねない。
画像加工の度合いというのは、人それぞれでかなり違う。僕のように「重度」の加工をしている人は少なくても、例えばモノアイだけ光らせる、写真やPCに表示した背景と合成する、なんならバンダイ自らが壁紙を配布したこともあった。
※今でも配布してるかも
つまり、可能性の一つである「デジタルとの融合、親和」のベクトルの先に、こんな「強すぎる敵=AI」が出て来てしまったのだ。
僕がバンダイなら、それに関して何らかの思惑、施策を抱いているのは間違いないと思う。てか、「デジタルデータに親和性が高いメディアは、全てチャットGPTによるAI生成に、恐れを抱いている」かも知れない。今はまだ出来てないけど、近い将来、僕がまだ生きている間に、
AIがゲームを作る
なんてことも、十分あり得ると思うのだ。
・・・
とりあえず、そんなことを思いつつも、「出来る事はやれること」なのも事実。スペライに限らず、I2Iに限らず、「ガンプラっぽい何か」をAIが生成することを良しとするユーザーは、今後間違いなく増えていく。てか、昨日redさんに教えたりもしたけど、
モデラーの中で、特に技術やこだわりの薄い層、例えば素組み、パチ組みが当たり前、みたいな層には、結構なパンチ力で刺さる気がする。
だって、「技術も時間もないけど、まるでスーパーモデラーのような作品が、目の前の画面に現れてしまう」のだもの。
強いて言えば、まだそのサービス、その可能性がそこまでメジャーになり得てないことと、現状では最低限お金が掛かることが、「歯止めとなっている」とも言える。
無料、高速、高精度、高画質
でもし作れるようになったら、まるでドット絵がポリゴンに淘汰されたが如く、ガンプラ写真の大半がAI絡みの物に塗り替えられてしまうのかも知れない。
何の規制もなかったら、たぶん3年以内にその日は訪れるような気がする。
気がするだけだけど。
・・・
とは言え、インスタなりネットなりで、それらを広くアピールすることが規制されても、個人でニヤニヤするだけなら何にも罪に問われたりはしまい。
まぁそれだと「モチベ」という側面において、かなりの失速は免れないし、やっぱり一周回って「ガンプラ熱に水を差す」ということにもなるとも思うけどさ。
てか、メーカー公式をソースにした場合は、それを言わない方が良いのかも知れないな。
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