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2024年4月27日 (土)

1DAYドライブ2024

僕は立場的にも仕事内容的にも、連休を取れるタイミングが少ない。一見連休に見えても、夕方だけ出なきゃならなかったり。

シフト自体は自分で組むので、連休を作るためには、他で「連勤」を増やす必要もある。それもあって、今回の2連休は実にお正月ぶり。結構久々だった、、、のだけど、ぶっちゃけそんな連休も普段は、

 気付けば終わっている。

それをたまには「ゆっくり流れるようにしようかな、」と。

ゆっくりにするにはどうしたらいいか。答えは以前も書いたけど、

 普段しないことをする。

それだけで一日は伸びる。結構簡単なことだ。

あと、最近「美味しい外食」をしてなかったので、それも含めてドライブに行くことにした。

 もちろんひとりで。

別段ひとりが好きなわけではないのだけど、一緒に行く相手も居ないし、誘ったりするにも平日では都合も付きにくいだろうということもある。あ、別にそんな後ろ向きでもない。「ひとりが好きなわけじゃない≠ひとりはツライ」わけじゃないから。「ひとりが好きなわけじゃない≒ひとりが嫌いなわけでもない」。

前日まで目的地に揺れていたが、当日になってかみさんが「法多山(はったさん)のだんごでも買ってくれば?」と発案。僕の母親が好きだから喜ぶんじゃないの?と。

 別段さほど喜ばないことを僕は知っているのだが、きっかけとしては悪くない。

あとは、昼飯のターゲットとして、5年前に「20年ぶりに行った」とんかつまえだに行こうと。コロナ後のインフレで、以前1500円だった特性ひれかつ定食が2000円くらいになっていても不思議はないと思いつつ、そこまで行くコストを考えたら、まぁ誤差の範囲だ。

朝普通に仕事に行く程度の時間、8時頃起きて、

・折りたたみ傘
・充電器
・ポカリとお菓子少々
・菓子パン

を持って出動。

今回のメインBGMは、1980年代~90年代のオリコンからチョイスした物。ちなみに前回は、ひとり暮らしをしていた頃のものを集めて行った。

 BGMとしては、ちょっと弱かったかな
※そこまでそのシチュエーションにフィットしたわけじゃないので

・・・

どの道をどう通っても構わなかったのだけど、なるべくなら前回とは違うルートの方がいいかな、と、最初バイパスで掛川方面を目指すことに。僕の家は、国道23号線に絶賛建設中(もうすぐ開通)のどん詰まりからほど近いので、そこから「どこまで行けるか」試してみようと思った。最悪まえだへは帰り道でもいいし。

前日の夜には、台風の如く大雨が降り、この感じだと走るのはツライかもなぁと思っていたけど、実際は素晴らしくいいお天気!ドライブ日よりと言うのがあるとするなら、まさにこれがそうだな!って感じで気持ち良く運転。

この辺りのBGMは、ダンスはうまく踊れない、悲しみ2ヤング、NEVER、そして僕は途方に暮れる、ロンリー・ハート、ドラマティックレイン、完全無欠のロックンローラー、愛おぼえていますか、春先小紅など。当たり前だけど、「これはいいなぁ!」と思うものもあれば、これは(自分でチョイスしたのだけど)微妙かなぁというものもあったり。ロンリーハートやそして僕は途方に暮れる辺りはめちゃイイ感じだったな。

車は豊橋の終わりにさしかかり、このまま進むと浜名バイパスに入る。

 僕は浜名バイパスが凄く怖かったのだ。

もちろん若い頃からずっとそうだったわけじゃない。前回か前々回か、もしくは昔一度強風に煽られた時からか、

 あの登っていく道に、何とも言えない恐怖を抱くのだ。

例えるなら、安全バーがないジェットコースターのような、今にも壊れそうな吊り橋のような。文字通りの恐怖。震えるほど。

なので、今回はそれを学びつつ、下道を通ることにした。別段下道も何度も通っているし、そっちはそっちで嫌いじゃない。前回(5年前)通った時から、もしかしたら別に発見があるかも知れないし。

 ココではなかったけど!

目的地である法多山は、まえだへの道すがらに寄る位置にあるので、当然行きに寄る選択肢はない。さらにまえだの開店時間は11時なので、それより早く着いても手持ちぶさたになってしまう。と言うことで、

 目的地を御前崎灯台に設定。

そもそも無目的でスタートしたドライブなので、「23号線で行けるところまで行こう」は、あっさりと反故にしてしまうのだ。それがひとりの良いところでもある。

一号線で走って行くルートで一番自分の中でポピュラーだったのは、天竜川を「掛塚橋」で渡るルート。国道150号線だ。

しかし、前回思い出の地という意味で、遠州海浜公園に寄った際、「同じくらい利用していた横道」を利用しようとして、

 道に迷ってしまった

ことを思い出しつつ、今回は「あ!ここだ入り口!」ポイントを発見したので、そっちで向かうことにした。

途中「ガッツリT字路」で、左折するところなどは、

 実に30年ぶりくらいに通って、スゲェ胸が熱くなった。

ひとり暮らしをしていた頃でも、高頻度で実家に、正確には地元の友達と遊びに戻っていた頃もある一方で、小笠郡大東町(現掛川市大東町)にある職場から、浜松の卸団地までお使いを頼まれることも少なくなく、その際にはよく利用していた道だった。本気で懐いわ。

また、前回見つけ損ねた「ねぎラーメン」の店も気になっていた。

正直道中には、当時利用しまくったゲームショップや、ゲーセンが多数点在していたし、本屋やパチンコ屋などもそこそこあったのだけど、

 全て無くなっている。

当時あって、今もあるのは、たぶんコンビニとか、「地力のある食堂」とか。てか、

 パチンコは(ドライブ中)実に一店舗も見つけられなかった。

本屋はブックオフが2軒、普通の本屋が1軒とか。本当に世界は変わったと思った。

で、そのねぎラーメン、今回はしっかり「跡地」を認識出来た。注意していたこともあったけど、

 見事に更地になっていた。
※車が止まっていたけど、駐車場という感じではなく

何ならまずそこで一杯ひっかけてから、と言う選択肢もあったのだけど、残念。

ちなみに僕は、基本貧乏なので、外食はほとんどしない。だから、こういうハレの日であっても、なかなか行ったことがない店で食べようとは思わないのだ。なんならコンビニでも結構平気だったりするくらいで。

 たぶん往復の行動半径の中には、相当美味しいお店もあったんだろうけど。

BGMは、もう逢えないかもしれない、夏色のナンシー、冬のリヴィエラ、夢芝居、すみれ色のなみだ、ハロー・グッバイ、オーバーナイトサクセス、Zokkon命、君たちキウイパパイヤマンゴーだね、杏奈、愛人、Woman~Wの悲劇~、つぐない、泣かないで、2億4000万の瞳、けんかをやめて、クライマックスご一緒になど。

何と言ってもテンションが上がったのは、郷ひろみの2億4000万の瞳。

 エキゾック、エキゾチィーーーーク、ジャパン!!

の「ジャパン」と全く同じタイミングで、目の前に、

 きっちんじゃぱん!

そんなことある!?って感じに大盛り上がり。もちろんひとりなので誰も共感はないし、こういうのは文章で読んでも「はぁ、、」って感じになるのは承知で書いている。所詮ブログだし。

あと、今回聴いてて初めて「はっ!」としたのは、「君たちキウイパパイヤマンゴーだね」。なんで「キウイパパイヤマンゴー」なのかと思ってたけど、

 キウイ・・・キス・・・A体験
 パパイヤ・・・オッパイ・・・B体験
 マンゴー・・・自主規制・・・C体験

の隠語だったんだなコレは。凄いなこのセンス。歌ってる中原めいこはそのことを知らされてなかったかも知れないけど。

このルートだと、天竜川は遠州大橋で越えることになる。相当広い川で、掛塚橋よりさらに下流なので、長さもメチャ長いのだけど、

 ここでも軽い不安感を刺激された。

非常に拓けた場所にある橋で、歩道は無かったかも知れない。そのせいか「欄干」がとても低く設定されていて、

 ちょっとハンドルを切り損ねたら、簡単に橋から落ちてしまう感じ

それが結構「怖くさせた」。これも当時はいっさい考えたこと無かったことなんだけど。

ちなみに掛塚橋は鉄骨で枠組みされているので、その不安感はない。が、逆に圧迫感があると言えばある。

・・・

前回は、当時の勤め先や、当時暮らしていた町営住宅の「今」をチェックしに行ったけど、今回は目的地がもっと先なのでそのまま150号線をひたすら東へ。

 浜松原発に「浜松原子力館」という無料の施設があって、子供たちと行ったことを思いだしたけど、、、

 二つの高いタワーが無くなってた!

原発事故やコロナや、諸々の理由は考えられるけど、あの塔が無くなってたことで、原子力館の場所を間違えたかと思ったほど。こちらも諸行無常だったわ。

途中トイレを兼ねて「御前崎の道の駅」に寄ったら、「4月19日リニューアルオープン」と、実質トイレしかない状態で残念。

御前崎は日本海側で、天気も良く、風も強かったので白波がキレイに立っていて、思わず車を停めて何枚も写真を撮ってしまった。別にデジラマに使えるわけでもないのだけど、こういうのは気分でやるやつなのだ。

 思ってる以上に潮の香りがしなかったのが不思議だったくらい。

御前崎の灯台は、何だかんだ言って4、5回は近くに来ている。実際登ったのは1、2回か。

灯台らしくちょっと高台にあるので、駐車場から石段を登っていく。

 これが、、、なかなか、、、キツかった!

てか、普段から階段を上るのが嫌いな自分。「なんで、、ゼイゼイ、、、こんなに、、、フウフウ、、苦労して、、、登らなきゃ、、、ハァハァ、、、なんないんだ?」と自問自答するほど。てか、

 実際はたぶん200段程度ですマジで。

灯台へ登るのは別料金で300円。昔も取られたかなぁと思いつつ、「30年前も有料でした」とのこと。そうなんだ。かみさんが払ったのかな。

ちなみにこの灯台へは平日で一日20人程度が訪れるという。つまり、6000円の売り上げ。時給がいくらなのかわからないけど、

 赤字なんじゃないの?

とは普通に思った。てか、要らんだろ管理人。まぁ土日はグッと増えるのかも知れないけども。

灯台は螺旋階段を上っていくのだけど、考えてみればわかるとおり窓はない。なので、全く同じ景色で方向感覚もなく、ただひたすら登っていくだけ。

 閉所恐怖症の人には辛そう。僕は平気だったけど。

てか昔は壁に「来た人の言葉」がいっぱい貼ってたような気がするんだけど、気のせいかな。

一番上まで登って外に出ると、、、

 ぐるっと見渡せる太平洋。「地球が丸く見える灯台」という肩書きに偽りなし!!

・・・なのだけど、実を言うと、

 風が強くてこれまた怖かった。

・・・てか怖い思いしてばっかりだな今回。

スマホでパノラマ写真を撮ったりもしたのだけど、あまりの強風に「スマホ落としたらマジ死ねる!」って不安が強すぎだった。

ひとり暮らし時代の職場で新年会をやった「御前崎グランドホテル」が、

 ビックリするくらい小さくなっていて、隣にあったもう一つのホテルは無くなっていた
※うろ覚えなので当時のままの可能性もある

記憶の中では12階立てくらいだったのに、今見たら4階立てくらいに見えた。これまた諸行無常。そればっかりや。

海岸は、意外と波打ち際まで行くことが出来たのだけど、当然濡れているし、風も強いので、そこまでは降りず、近くまで行って写真撮って退散。まぁ総じて怖がりになっているのにも理由はたぶんあるのだろうけど、ここでは深く考えず。

きびすを返して、目的地であるまえだを目指す。当然11時は過ぎていたので、スマホでホントにやってるか確認。無事営業中のようだ。

途中で、前務めていた衣料品店の本店に寄って、当時の社長(たぶん今は会長)に挨拶でもしようと思ったけど、店が開いてるかわからなかったので手土産も買わず、開いてたらそっから買ってもいいかと思ってたけど、残念ながら閉まってた。

僕が19歳で働き始めた頃、社長は43歳だったと記憶している。と言うことは、今53歳の僕を鑑みると、会長は「存命で77歳」。正直死んでても不思議ない年齢。これは今考えてわかったことだけど、そのときは深く考えてなかった。

 ヘタしたら線香上げるかもだったんだな。

さすがにそう言う気分じゃないか。

・・・

これもふと思ったことだけど、なんだろ、昔とはいろんな景色が変わっている。道路が広くなったり、店が変わったり。でも総じて感じるのは、

 明るいということ。

日本海側や、寂れた商店街という感じじゃない。道と言わず、建物と言わず、世界に光が差してる感じがする。「山陽」という感じ。僕が勝手に感じてるだけなんだけどさ。で、

ここからは、スマホのナビを使って、今まで通ったことがない道を使ってみたのだけど、

 途中ナビが「大いに混乱する道を指示してきて混乱した」。

右折、右折、右折、、、スゲェ細い山道しか目の前にないんですけど?

ガン無視してソレっぽい道を。程なくナビの機嫌も直る。

・・・

まえだに着くと、車はパッと見満車。でも一台が出るところだったので入れ替わりで入庫。席もある。

ただ、とても残念だったのは、前回20年ぶりに行ったときは覚えていてくれた奥さんが、5年ぶりなのにスッカリ忘れていたこと。大将はもちろん忘れてた。

 そりゃそうか。僕だって日に日に忘れやすくなってるもんな。

てかここは不定期休のようで、次の休みは4/19とのこと。割とニヤミス。

特製ヒレカツ定食は1600円に100円値上がりしていた。
※かみさんにひれかつ弁当1050円も購入。こちらもたぶん少し上がってたと思う

けど、今の時代、ここまで抑えているのは本当に凄い。休みも少なそうだし、儲けはほとんど無いんじゃないかと思った。

 特製ヒレカツ定食は、ワザワザココに来てまで食べる価値があると思うほどに十分美味しかった。

前回とは多少総菜が変わってたけど、相変わらずヤングコーンがあってニンマリ。まえだ以外で食べたことないわ。ただちょっとだけご飯が軟らかかったのが残念と言えば残念だったかな。

軽く挨拶をしつつ、大将が死ぬ前にもう一回くらい来たいな、と思った。てか大将に年齢訊いたら教えてくれなかったけど、70歳は過ぎてるだろうなぁ。

・・・

そこから法多山を目指してナビを起動。てか法多山は、とにかく団子が有名なお寺で、増永寺という。僕の地元には「財賀寺(ざいがじ)」と言うお寺があるのだけど、父曰く、お寺の格としては財賀寺の方が上なのに、団子で負けたというほど。

山の中のお寺ではあるけど、「団子のお陰」か、隅々まで整備されていて、かなり観光地化が進んでいる様子。木々の緑と陽光がとても綺麗なコントラストを奏でていて、

 なるほどイイ感じのお寺だな、と。

ただ、僕の目的は「団子」であって「参拝」ではない。本堂まではとてもじゃないけど行ける気がしなかったので、
※てか団子屋までもボチボチある
団子だけ買って折り返し。

一応その場で200円の皿を食べ、600円の小箱をかみさん用に、1200円の大箱を実家用に。

で、ふと感じたことなのだけど、

 あんま神様が居る感じがしない。

これは僕が完全に勝手に思い込んでるだけのことなのだけど、

 何かが棲んでる気配がしない。

自店近くの小さな神社でさえ、そう言った気配みたいなものを感じるのに、、、

今思えば、結局「団子だけ」ということが、神様のへそを曲げさせちゃったのかな、と。僕もそうだし、思えば以前来たときもそうだった。たぶん4回くらいは来てるけど、上まで行った記憶はない。親父もそうだと言っていた。

 お寺に来るのではなく、団子を買いに来る

神様というのは、「信じる人の強さと多さによって力を持つ」と、いろんなアニメや物語で語られている。まんざらウソじゃないと僕は思う。そもそも「法多山に行く」の言葉は、「法多山(の団子を買い)に行く」であって、「法多山(増永寺にお参り)に行く」ではない。

 そりゃ財賀寺より格が低いのも頷けてしまうな、と思った。

BGMは、いまの君はピカピカに光って、時に愛は、里見八犬伝、潮騒のメロディー、うしろゆびさされ組、Footroos、ホーリー&ブライト、ライクアバージン、ニュアンスしましょ。

安定のうしろゆびさされ組。それ以上に刺さったのは「時に愛は」。声だけで、最初「誰だっけ?原田知世、、、じゃないよなぁ」

 あ!松本伊予か!!!

センチメンタルジャーニー以外にも歌ってたんだな~。結構イイ曲。

ここからは、以前のドライブチューンにシフトし、結構迷いつつ帰路へ。

てか、グーグルのナビで、有料道路を使わないルートを一発で案内してもらう方法はないんだろうか。とにかくそれで悪戦苦闘しつつ、

 帰りは意を決して浜名バイパスに入ることにした。

理由は、60kmくらいの低速で走れば問題無いだろ、と。

 ・・・全然怖かった

結局この道も「欄干が凄く低い」んだよね。だから「空へ向かう道」のようにも見える。それが昔は雰囲気が良くて好きだったのだけど、自分のバンだと風をかなり強く受けるし、

 緊張感で失神しそうなほど。

時速60キロでも。

いつもの23号線とかだと90キロくらいでも平気なのだけど、昔東名高速をアルトで140キロ以上出したのが信じられないほど。そのときの緊張感と、浜名バイパスの60キロが「同レベル」。半分以下なのに!

ともかく、無事に戻ってくることが出来て良かった。

母上に団子を届け、まんまとさほど喜ばれもせず、帰宅して、

 汗びっしょりだったので風呂に入る。

真っ昼間から風呂。めちゃ気持ちいい。

・・・ドライブはこれで終了。

夜はドラクエIIをプレイ。これはまた別のネタで。

出費は、ガソリン代3000円を含めて8000円ほど。想定内だけど、僕がもっと大食いだったら、途中で一蘭のラーメンや、モスに寄って食べまくったのにな~とは思った。

相変わらず当時のことをいっぱい思い出して楽しかったけど、同じくらい怖い思いもしちゃったな。★★★。▲▲▲。

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