結果を知らないでいるのは難しい
オリンピックが始まった。
ぶっちゃけ全然興味はなかったのだけど、直前にバレーの特集番組を見て、妙にテンションが上がってしまい、初戦を録画するついでに、
・柔道
・スケボー
・体操
なんかをチェック。
てか、テレビというのは、特に事前番組で「負けるかも」なんてことは微塵も匂わせない。とにかく「今回の日本は強いぞ!」を徹底的にアピールする。世界ランキングが何位とか、前回負けたとか勝ったとかの、
負の情報は全く言わない
ただただ視聴者が気持ちよくなるように、鼓舞する情報だけを上手く構成して見せる。
だからスゲェ楽しい。
実際、オリンピックのライブ映像より、その特番の方が、
僕にとっては10倍くらい楽しかった。
★で言うなら、
特番・・・★★★
LIVE・・・★
※まだ全部見てない
そのくらいの差があった。
ともかく、普通にライブでリアルタイムで見始めたら、
得点が先行されて、負け気配が濃厚に、、、
となると僕はもう見れないのだ。僕が見てると負けると思ってしまうのだ。いくらステキな得点シーンに盛り上がって拍手をして手に汗握っても、「負けそうな試合」は見たくないのだ。
ワガママだけど。
ということで結局録画だけで見るのを止めた。
で、3日ほどして本腰入れて見始めることになるのだけど、
ぶっちゃけ負けたんだろうな
と言う感じだった。
でも実際に自分が見るまでは結果は「極力」知りたくない。パートさんにも翌日開口一番、
僕はまだ見てないから、絶対言っちゃダメ!匂わすようなことも言っちゃダメ!
と。でも「凄い迫力だった!」とか、さも面白かったっぽいことを言ってくる。
これは、、、勝ったのか?
と一瞬思うものの、そこから2日ほど、
一切「バレー初戦勝利」という情報が「入ってこない」。
新聞もそうだし、インタビューとか、情報番組とかでも全然見かけない。まぁニュースでやるタイミングを通り越したのかも知れないけど、、、
たぶん、、、、負けたんだろうな
と。まぁ言っても初戦だから、メダルにも絡まないし、そこまで大きなニュースにもならないんだろうけど。
で、そんな気持ちで録画を見始めた。
案の定一セット目は取られたものの、2セット、3セットと連取し、王手を掛ける日本バレー男子!
無茶苦茶面白い!でもって盛り上がる!
思わず拍手したのも一回や二回じゃない。これは、、、勝てるんじゃないの?
と期待が過剰にブーストする。
それが良くなかった、、、
4セット目、競りに競って取られてしまう。
あ~~~、、、
そしてフルセットの5セット目。
ポイントがどんどん先行されて、、、
見るのを止めた。
・・・
特番では世界一のチームとも錯覚するような構成だったけど、フタを開ければ、勝てない相手には勝てないのだ。相手にもエピソードはあるし、エースアタッカーもいる。同じディレクターが同じお金を掛けて番組を作ったとしたら、
(相手国)ドイツの圧勝しか考えられないと僕は思ってしまったと思う。
結果はまだ知らない。でも、
やっぱり日本が負けるところは見たくないと思ってしまう。
みんなかっこいいなぁと思いつつ。
てか、ドイツの監督がめちゃカメラで抜かれまくってた。かっこいいもんなぁ特に。
ニッポンがんばれ!
※今から続き見ます
見た。
案の定だった。
スゲェがんばってて、勝って欲しい!って凄く思ったけど、それは相手チームだって同じように見つめる人たちが居たわけで、そこに優劣はない。あるのは、
実力の差と、ちょっとの運なんだろう。
てか、見てて思ったけど、「日本は弱くない」。それは取れるでしょ、って思うような球は無いし、「それは仕方ないよ」と思うことばかり。相手も同じ。ただ、
相手のが速くて強い球が多かった。
見ている僕らは、手に汗握って楽しむだけだから楽なもんだし、本人の背負ってるものの欠片すらわからない。気楽に応援して、気楽に残念がるだけだ。でもきっと本人たちは違う。一球だって手を抜いて受けようとは思ってないし、どんな球でも取りたいと思ってるだろうし、防ぎたいと思ってるだろうし、
決めたいと思ってる。絶対に。
「がんばれ」と言う言葉は、凄く無責任で、当人達の気持ちを無視してると思う。「がんばってないとでも?」と思う人も少なくないだろう。でも、間違いなく相手も同じようにがんばってる。凄くがんばってる。みんな限界までがんばりまくってる。
だから僕は、
お疲れ様でした!
としか言えないわ。
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