甘い生活最終巻
何というか、「こういう終わりなんだなぁ」って感じ。
予想してたわけじゃないけど、意外性はゼロで、ある意味普通。丁寧に結婚初夜を描き、丁寧に二人の関係性、今後もその力が失われないことを描き。
最後のワンカットが美也なのは、作者に「どのキャラより愛されてた」ってことなんだろうけど、ぶっちゃけ以前、
ブレットとの別れで泣いてただろ、この子!
今さら伸介に初恋とか言われてもって感じはした。普通にブレットラブだったわけだし。
嬉しいオマケは、ランジェリー狂想曲と、読み切り?が巻末にあったこと。
ランジェリー狂想曲の3話は、実は以前刊行されたムック?に載っていて、既に読んでいたのだけど、そのムックは実家の屋根裏で、
まだ存在しているか怪しいレベル
なので、読み返すことが出来てとても嬉しかった。ただ、一点気になったというか、
見つけることが出来て嬉しかったのは、
ヒロインが主人公とベッドインする際のセリフが、
「女が嫌いなわけじゃないんでしょ!?」
になってたこと。ここは確か、
「インポや包茎じゃないんでしょ!?」
ってセリフだったはず。正確じゃないかもだけど、印象に残ってるセリフだったから。
まぁ今の時代はそうなんだな~って感じ。
巻末には、甘い生活に登場したヒロインたち全38人が紹介されている。
懐かしさもあるけど、人によって印象に差があるのも事実。個人的には、
キャスター和泉亜紀が一番良かったかな
美人だったこともあるけど、賢いのにキュートで。
エピソード的には、やっぱり「お触りライセンス」でアメリカ上陸の時。あれが一番伸介の凄さがわかりやすかった。
まぁこのマンガは、言っても伸介は「飾り」みたいなもので、取り巻く女性陣の魅力をどう出していくかが全てだったと思う。
その中でも、弓香と美也という二大メインヒロインの完成度はやっぱり高かったし、続刊を買うことに抵抗がなかった。34年間という「相当長い」時間、キャラや世界の魅力を維持し続けるってのは、相当なもんだと思う。
甘い生活、冷静に、トータルで、忖度抜きのクリス評価、
★★★★。
弓月先生、お疲れ様でした!
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