ヴェノム ザ・ラストダンス
公開初日に見てきた。まぁイオンシネマ7番だったからってのが大きい。吹き替え。
まさに今日テレビでやってるマイナスワン以来の映画館だったけど、ガシャが大量に置いてあってちょっとビックリ。でも開演前のいい暇つぶしになった。
誰も読んでないと思うので、気楽に余談から。
ガシャは、ガンダム系で1500円のが結構あって、他のも軒並み500円。200円は見あたらず、300円が安い方って感じ。一番心を揺さぶられたのは、
クレヨンしんちゃんの温泉スタイル。
特に「温泉ワクワク大決戦」と絡めてるわけじゃなく、でもとてもイイ感じの造形で思わず回しそうになった。てか、ヒロシ、しんのすけ、ぼーちゃんは許せるけど、園長先生はどうなの?アカマミレじゃダメだったんだろうか。
他はサザビーのバストアップがちょっと揺れたけど、回したところでどのみち一瞬でゴミになってしまうと思ってとどまった。
今日のお客さんは15人ほど。予想の範囲。安定のG16の席を取り、予告をそれなりに視聴。一番刺さったのは、来年2月公開予定のキャプテンアメリカ。今回からアンソニー・マッキーがキャップになる。
君はキャプテンアメリカかも知れないが、スティーブ・ロジャースじゃない
まさかのハリソン・フォードの出演に心がざわつく。これはなかなか魅力的。
他は邦画予告が多くて、全く刺さらず。
・・・
ネタバレ無しの感想として、クリス評価をまず書くなら、
★★★☆。
かなり高め。見ていて、シミジミ僕はヴェノムが好きなんだなぁと実感したほど。少なくとも、ブラックパンサー、ドクターストレンジ、フラッシュ、アイアンマン、ヘンリースーパーマン、スパイダーマン、ソー、ハルクよりは間違いなく好き。アイアンマンとキャプテンアメリカには僅差で負けるかもってくらい。
まず何より、マーベルシネマティックユニバースに「属さない」のがイイ。ズバリ誰も出てこない。出てくるのはヴェノムに絡んだメンツだけで、カメオ的に顔を出すこともない。強いて言えば、OPのロゴでマーベルのロゴが出たからこれがマーベルの作品だってわかるだけで、劇中でそれを感じさせることはない。
あ、余談だけど、今作はコロムビアピクチャーズ配給で、100周年なんだそうな。最初の女神のロゴがちょっと凝ってて良かった。
今回は3部作の最後と言うことで、これで気持ち良く終わるはず、、という感じで見始めた。ちなみに、上映時間はたぶん正味90分弱。開演が21時で終了が23時。もちろん大量の予告やスタッフロールも含めてなので、ヘタしたら80分無いかも知れない。
かなり短い。
別に短いから悪いって事はないんだけどさ。
あと、念のため書いておく。これはネタバレかも知れないけど、
僕は事前に凄く聞きたい情報なので、
書いておく。
ビジュアルキャストロールのあとにも、さらにブラックバックのスタッフロールのあとにも、映像がある。
吹き替えのキャストが表示されるまでは席を立たないことをオススメする。てか、
スタッフロール長すぎだよ・・・
・・・
まず第一段階のネタバレを書く。これは読んでもあまり影響がないと僕は思うけど、気になる人は読まない方がいいかも。ちなみに僕がここから書くことを読んだとしたら、
ああそうなんだ、、、
と思うような話。
・・・本作は、、、
・・・たぶん、、、
・・・続く。
わかんないよ?わかんないけど、、、
スゲェ続きそうな終わり方だった。
「続けられる終わり方」ではなく「続きそうな終わり方」。てか、もっと言っちゃうと、
全然話が終わってねぇだろ!
って僕は思った。ネタバレごめんなさい。でも、
そこまでは普通にちゃんと楽しいので、
7点なのだ。僕の評価が。
オススメ出来るかと言われたら、前作前々作を見てるなら、普通に超おすすめ出来る。
主人公のエディは、今回全く悪いところ、情けないところがないし、
ホントにマイナスの溜めがない。
快適で安心。僕が好きなのはこういう映画なんだと諸手を挙げて褒めたいくらい好きな展開だ。お金もメチャクソ掛かってる感じだし、随所にちりばめられたジョークやオマージュも悪くない。そもそもトム・ハーディがかっこいいし、
ヴェノムが好きな人は、絶対コレも好きだろって映画になってる。
ただ、
ちゃんと終わらないってだけ。
最初からそのつもりで行っていれば、もう少しショックも和らいだかな、と思うほどだけど、
面白かったのは本当なので、興味がある人はぜひ映画館へ。
なんで映画館かと言えば、
音響が相当良かったから。
思わず右を向いたり左を向いたりしちゃったよ。あと挿入歌3曲とも自分が知ってる曲だったのも凄く良かった。こういうところはさすがSONYだなと思う。
で、次からはガチガチのネタバレを書いていく。
なので、見る可能性がある人は、絶対読まない方がイイ。
わかりましたか?
わかりましたね?
読んじゃダメだよ?
・
・・
・・・
まさか、ラスボスと戦わないとは思わないじゃん!!!
スゲェびびったわ。何つの、
小さいレギオンだけ戦って、大きいレギオンと戦わないガメラ
みたいな?
サイバイマンと戦って、ピッコロと戦わないドラゴンボール
みたいな。
事前に上映時間の短さは覚悟してたけど、それにしても
こんな不完全燃焼な終わりにしちゃうとは、、、
半年くらいで続編公開してくれるならいいけど、
続編まで生きてられる保証もないわけで。
確かに、サイバイマンも相当強かったのはわかる。序盤に、ジェット機のエンジンに吸い込まれ、
バラッバラにされたのに復活したし。それもサラリと。
だから、普通に倒すのも大変そうと思ってたけど、
よもやそいつがそのまま最後の相手だとは思わなかったわ。
でも、
逆に言えば微妙だったのはそれくらいで、他はほぼ全部良かった。
今回のキーとして、「全身ヴェノムに包まれると、サイバイマンにバレてしまう」と言う設定がかなり効いていて、
だったら包まなきゃいいだろ、と思いつつも結構平気で包んでしまう。
そしてそれが、
嫌味じゃない※超重要
ヴェノムのちょっとチャラいキャラがここで生きてくる。何つか見ていて、
そこを丁寧にやんないとご都合主義でイラっとしかねないぞ?
と不安になるエッセンスを、きっちり丁寧にやってシラけさせなかったのも凄く良い。女性科学者が「科学のために犠牲はつきものよ」と言い出したときには、こないだ見た「セーヌ川の水面の下に」や、ディープブルーの女性博士を思い出した。
こいつ、また勝手なことしてみんなを窮地に追い込むんじゃなかろうな
勝手なことをしないのである。むしろ別の助手が勝手なことして、
スゲェ助かるのである。
マジでニヤリ(^^。
それでこそヴェノムだ。
ヴェノムと言えば「頭を食う」シーンもちゃんとあるし、前回もあったような気がするけど、今回はさらにイイ感じに、
化けてくれる。
馬や魚を包み込み、変身する様は、
まさに僕の大好きなブラックソードゼロ!
こうでなくては!このまま戦闘機や戦車も食ってくれ!と思いつつ、ニヤニヤとワクワクが炸裂。てか、
見ていて何度か拍手(小さめに)しちゃったしな!
にやりとしたのは他にもある。看板に「エクストラテレストリアル」の文字。からの、
指先を触れあわせるシーン
とか、
カジノでビシッとタキシードを着るトム・ハーディ!
これは、彼が次期007の候補者のひとりに挙げられていたことに関するオマージュだと僕は受け取った。
うーむトム・ハーディの007、、、アリかも知れない。
次から次へエイリアン(劇中だと固有名詞が出るけどもう忘れた)に取り込まれつつ戦うとこなんかは、大量のアイアンマンが出るとこみたいだと思ったし、オマージュでも何でもないけど、
チョコレートの礼を言うところ、最高かよ!って思った。
ホント、そう言うところが大事だし、グッと来るのだ。
最後自由の女神を見て終わるのだけど、そこでもまだ終わることを信じてない僕がいた。
ビジュアルロールが始まった直後に、ヴェノムがそれを破って「まだ続くだろ!」と突っ込みを入れてくるんじゃないかと期待したほどだ。
残念ながらそれは叶わず、ラスボスが「覚えておれよ孫悟空!」ってなもんである。てかそれはピッコロだ。
あと、メチャ気になったのは、女性博士に入ったヴェノムのカケラはどうなったのかってこと。あれをそのままエディに移動させれば、何とか復活してくれたりしないの?みたいな。最後のワンカットでゴキブリがカケラが入ってた試験管に入っていったのは、、まぁ
次回作への繋ぎにも出来るし、スルーしても怒られない程度のフリだとは思ったけど。
ともかく!
映画としては大変満足した。絵も音も話も良かったし、声優にも不満はない。ただ、結末が「事実上の尻切れ」みたいな終わりだったのが、何とも心苦しかった。てか、
あんなラスボス出さなければ、もっとスッキリ感動出来ただろうに。
もっともそれじゃあ次作る「ヴェノム カムバック バディ」に繋げにくいってことなだろうけどさ。
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