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2024年11月 6日 (水)

寄生獣 ザ・グレイ

韓国版寄生獣。

ネットフリックスで何かクリーチャー物(サメとか蜘蛛とか)がないか物色していて見つかった。全6話だけど、

 1話が何分かはわからない。

僕は正直韓国映画が好きではない。韓国人に偏見が無いとは言わないけど、それ以上に、
 文字とか翻訳とかが、英語よりも詰めが甘い

なんて書いてあるかわからないことが、ストーリーの理解に対してマイナスになることが往々にしてある。ちなみに中国語もわからないにはわからないけど、韓国語よりは漢字から類推出来る。ヒンズー語?とかの文字も全くわからないけど、

 そもそも見る機会がほとんど無い。

あと、美的センスがちょっとズレてるようにも思うし。
※男性のヘアスタイルとか

ともかく、多少のマイナススタートだったのだけど、

 まぁ悪くなかった。

クリス評価★★☆って感じ。

 僕の中では地面師より上。

ほとんど飛ばしたい場面はなかったし、中盤以降ちょっとしたワクワクもあったし。

ただ、やっぱりネットフリックス専売だけあって、

 「このくらいのご都合主義はいいだろ」

というテキトーさは垣間見えた。そこでそのセリフ言っちゃうんだ、、、みたいな?あくまで例だけど、

 「彼を殺しても何も解決しないわ!※ガンダム復讐のレクイエム」

それまで仲間や味方をガッツリ殺されていて、「今それ言う!?」みたいな。自分だって殺す気でついさっきまで戦ってただろうに。

ホントに妹とかおじさんとかを殺されたなら、そんな簡単に手のひら返しは出来るわけ無い。でもそれをしちゃうと話が止まってしまう。

 つまり都合が悪くなる

だから、適当なところで「折り合いを付ける」。

もちろんそれが気にならない、「上手い隠し方」をしてくれてる映画も少なくないし、ズバリ、有名な監督やシリーズ作品は、そう言うところの気配りが行き届いていたりする。

記憶は曖昧だけど、山崎貴監督の邦画には、そんな違和感が無かったと思うし。

ともかく、基本は寄生獣のテンプレ。ミギーは出てこないけど、

 瀕死の重傷で侵入したことで、その傷を治すためにリソースを使った結果、脳を占拠しそこねてしまって「変種になった」というテイ。

その人は女性で、いわゆる「ステロタイプな韓国美人」ではなく、イイ感じに「女優顔」。決してブサイクではないけど、ラブな展開を予想しづらい程度の「幸薄い感じ」が、かなりこの役柄にハマっている。

前述のように海外ドラマやネットフリックスには、ご都合主義が鼻に付くことが少なくない。でも、一方で、

 日本のアニメや「日本主導のキャスティング」による、「変な声優」が入ることもほとんどない。

つまり、吹き替えのクオリティはかなり安定している。
※メインの男性はたぶん山ちゃんだったと思う

正直特に「寄生獣っぽくない展開」はない。これまでいくつも作られてきたスピンオフのひとつという感じで、VFXの質も、可もなく不可もないし、

 良い意味でも悪い意味でも期待通り。

もっとも、今のご時世それをクリアするのがそう簡単なことではないのも事実なので、

 結構僕の中では高評価だったりはするのだ。

・・・

多少のネタバレというか、気になったのは、

 一体の寄生獣が、二体の体に寄生することが出来るの?

ということ。目の前で戦っているのに、そいつから分裂したヤツが他の体を乗っ取ろうとしてる、みたいな展開があって、

 それってアリなの?

とは思った。あとは、

 結構絶妙に勘違いさせる伏線が多い。

これはどちらかというと褒め言葉だけど、あまりに多かったのでちょっと気になったかな。

寄生獣が好きなら見てもいい。でも、ぶっちゃけ山崎貴版の方が、出来はずっとイイと思う。橋本愛の濡れ場も良かったし※重要。

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