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2024年11月 4日 (月)

地面師たち

まぁガンダム目当てで再加入したネットフリックスだけど、最近話題と言えばコレでしょ、、、と言いつつも、正直「たぶん違うな」と思ってスルーするつもりだった。でも、友人が、

 良かったですよ~

と背中を押してきたので、渋々?見始めたら、、、

 まぁ、、そんなところですよね。

地面師というのは、要は土地売買を偽る詐欺師の集団。土地を売る気がないAさん、土地を買いたいBさんがいて、Aさんのフリをして書類やらなんやらを揃えて売買契約を結び、気付いたときにはもうトンズラしてる、という話。

主演は綾野剛。メインキャストは、豊川悦司、ピエール瀧、小池栄子、北村一輝、リリーフランキー、池田エライザ、染谷将太、アントニー、そして山本耕史。僕が知らないだけで、見たことがあるキャストは他にも出てた。

 さすがネットフリックス、お金で何とかなるところは何とかしちゃうんだな~ってくらい豪華キャスト。

朝から見始めて、全7話だったので、一日で見終われるだろうと。大体14時過ぎに見終わったけど、

 ぶっちゃけちょこちょこ飛ばした。

もう一回書くけど、世間では十分過ぎるくらい話題作だったし、評価も高い。なので、見ている人は見ていると思うし、

 興味があってこれからネットフリックスに入ろうと思ってる人は、僕の感想は読まない方がイイ。

なぜなら、

 僕は実写ドラマをほとんど見ないし、さほど好きでもないから。

国内海外問わず、最後まで楽しんで見たドラマなんて、

 小栗旬のボーダーと、山下りおが出てたリミットくらい?あ、ガリレオはガッツリ見てたわ。孤独のグルメは「食べてるとこ以外飛ばす」ので、除外で。

とにかく見ない人なのだ。ザックリだけど、好きな順で言えば、

 洋画、アニメ映画、テレビアニメ、邦画、国内ドラマ、海外ドラマと、

 下から2番目に好きじゃないジャンル。

嫌いな人に何を見せても、好きな人が納得する話なんて聞けるわけもない。

そんな言い訳をしつつネタバレアリの感想を書いていくけど、、、

 なるほどネットフリックス。海外ドラマのテンプレがかなりハバを効かせた、「ご都合主義」が散見。

何つか、「スマートじゃない」というか、「しっくり来ない」というか。

別に映画でもそう言うご都合主義はあるし、それを全て否定するわけじゃないんだけど、

 一方でガチガチにスジが通ってるからこそ、「騙される」という演出を仕掛けているのに、それで騙される、騙せるというのは無理があるだろ、と。

外堀を埋めて、「それしかない」「そうせざるを得ない」と納得出来て、初めて得られる美しさってもんがあると思う。

 そこにピエール瀧のオラオラキャラで押し切るとか、

 ・・・見苦しい以外の何物でもないわ。

ぶっちゃけ物語の中ではキーのひとつとも言えるであろう「契約をするシーン」。

 ほとんど飛ばした。

なぜなら、イライラするから。でもって、

 飛ばしたところで結果は一切変わらないのわかりきってたから。

他にも、醤油こぼして「アヒル」が実は「アビル」だったとわかるとか、たまたま喫茶店で張り込みしていた刑事の真後ろの席に実行犯が入ってきて計画の話をし出すとか、

 あきれて物も言えんわ。

そこまでしなきゃ成立しない脚本なんて、捨ててしまえよ、とすら思った。

一話は飛び抜けてつまらなくて、半分くらいスマホをいじっていたし、他もさっきみたいなイライラするシーンは30秒とか1分とか、ガンガン飛ばした。

 何にも誤解とかないから。

あ、強いて言えばアントニーが事故ってたとこだけ「なんで事故ってるの?」とは思ったけど。

あと、友人から「豊川悦司がヤバい」と聞いていたので、その面で期待がかなり過剰になってたところもある。

 あんま普通だったわ。

これは比較対象じゃないかもだけど、「ドラゴンタトゥーの女」が、ダニエル・クレイグを痛めつけるシーンの方が、遙かに酷いと思ったし。

 クールではあるけど、もっと冷静というか、冷酷?であって欲しかった。

あんま「殺されるところを見て楽しむサイコ」な感じは流れてこなかったし、計画が完璧である「計算され尽くされた完璧な悪」というほど、完成度が高いわけでもなかった。

それで良く最後まで見たなぁって感じだけど、もちろん良かったところもある。

 池田エライザがカワイイ

僕は彼女が大好きなのだ。見た目だけじゃなく、つい画面に居ると目で追ってしまうオーラがある。これは先天的な才能みたいなもので、それに気付いてから彼女が好きになったのだ。

そして、

 山本耕史が最高!

彼の役は、大手住宅会社の本部長で、つまりは「一番貧乏くじを引く役」なのだけど、気負ってどんどん深みにはまる感じ、気持ちが大きくなる感じ、

 そして絶望したときの演技。

見てる人によって感想は違うかも知れないけど、僕にとって地面師たちは、「山本耕史の映画」ってくらい、彼が良かった。

 画面がゆわんゆわんしてたもんな。大勝負に負けた時のカイジのキャラみたいに

そこだけもう一回見直したいと思うほどだ。

トヨエツは、ジョニーデップみたいだなぁとか、綾野剛はスピードワゴン小沢に似てるんだなぁとか、ピエール瀧は俳優業に復帰したんだなぁ、あと思ってたよりガタイがいいんだなぁとか、小池栄子は「求められた役を完璧にこなす」なぁとか。

染谷将太はちょい役だったけど、彼もかなり良かったな。小栗旬のボーダーでも似たキャラが出てきてたけど、ああいう脇役は癒される。アントニーは、まぁあんな感じでしょう。

クリス評価は★★かな~。3点かと思ったけど、4点。一応続きが作れる終わりにするあたりも、「海外ドラマっぽい」。ガンダムもそうだったけど。

 そう言うのウゼェから。

てか、綾野剛が好きな人だったら、全く違う評価になると思うわ。あと、

 地面師、地面師言い過ぎ。相当ウザかった。

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