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2025年1月13日 (月)

METAPHOR~その7~

ほぼほぼクリアした~!

エンディングロールが終わって、一言が始まるタイミングで仕事行く時間になったのでスリープした。たぶんほぼ終わり。てか、

 ほとんどの画面はスキップ出来るのに、エンディングロールだけスキップ出来ない。

スタッフへのリスペクトか、自己満足か。背景や名場面が素晴らしいってわけでもないので、

 きっちり9分待たされた。

てか、ラスボス倒したあと、ひとしきりデモがあり、その後自由に動かせるようになる。セーブも出来るのだけど、

 そのタイミングから前述のとこまでで40分!

ラスボス倒した後のデモも相当長かったけど、それが終わってからも長かった!

感想はめちゃくちゃたくさんあるのだけど、ぜーんぶひっくるめて、

 面白いところもあったけど、別段やらなくてよかった。

ってところかなぁ。何つか、やらされてる感が無茶苦茶強くて、話はかなり完成度が高いと思いつつ、普段小説を読み慣れてない人には、理解するにも文章量的にもキツかったってのが正直なところ。

ゲームパートに関しても、僕のスタイルが「作者の想定とは違う」のだろうということ、「過去作(ペルソナ)経験者向きである」ということが、四六時中常に付きまとっていて、ここまで自由度がないRPGも珍しいというくらい不自由極まりないゲームだった。

特に僕のスタイル、つまり経験値を稼ぎながら遊ぶスタイルだと、ボスや一部のイベント戦(ミミックとか)を除いて、

 序盤以外全てアクションバトル。

「アクションバトル」とは、三国無双みたいな「移動して斬るだけ」みたいな。一応武器によってモーションは違うとか、高速移動で間合いを詰める、回転避けみたいなアクションはあるものの、

 回転避けとか、一度も戦闘中に使わなかったわ。

※足下がヌメヌメする沼地の移動で使ったくらい

もちろんアクションバトルではないコマンドバトルこそがキモであるわけで、全体で言えばごく一部のコマンドバトル、具体的に言えば、全部で10カ所ほどのダンジョンで、各5回弱のコマンドバトルと、数千回にも及ぶアクションバトルで構成されたRPGだった。もちろんアクションバトルの繰り返しに費やした時間の方が長く、

 アクションバトルでは一切意味を成さない主人公を除くパーティメンバーの育成、さらに言えば、レギュラーは主人公以外に6人居て、その中でパーティに入るのはその中の3人。つまり、

 パーティが固まってからは、残り3人はほぼほぼ使わない。

もちろんひとりずつ加入していくので、序盤「選択肢がない時」はそのメンツが入るのだけど、

 最後に入ったキャラなんて、育成はそれなりにがんばったにも関わらず、コマンドバトルに参加したのは、、、

 たぶん彼のイベントだけ。

結局弱いし。

ちなみに、ネットでの情報を結構集めながらプレイした過程で、「このキャラが使える」みたいな話があったのだけど、

 そこで一番使えないとされていた、ストロールが一番活躍した。

シンプルに最初に仲間になる分経験値稼ぎが進みやすかったこともあるけど、

 そのキャラ専用の最終職が使える「全体に弱攻撃を8回」という攻撃が強かった。

ぶっちゃけ特に耐性がある相手を除いて、主人公より「常に」ダメージをたたき出していたと言っても過言じゃない。まぁ耐性がある相手が多いわけだけど。

他のメンツは、魔法使い系の女の子、ジュナとユーファ。つっても魔法を使うわけじゃなく、

 たまたま「そう言う育成を進めたから」というだけ。

キャラはほぼ自由に職業を決められる。その職業固有のスキル以外に、最終的に4つの「他の職業のスキル」を引き継いで使えるのだけど、
※戦闘中でなければ自由に変更可能

 ランダムで行動回数が増減するスキル

これが死ぬほど使える。というか、

 戦闘中、こちらのターンであれば、戦闘を最初からやり直し出来る

これと相まって、

 増えなければやり直し

が出来てしまう。そして、増える博打に続けて勝つことが出来れば、

 敵に一切ターンを回さなくても勝つことが出来る。

本作は敵の攻撃が、火力的にも状態異常的にも、、、

 何より時間的にもキツい

ので、相手にターンを回さずにクリア出来るメリットはとても大きい。相手もこちらのように、「行動回数を増やす」というスキルを使うこともあるし、仲間を呼んだり、耐性を付けたりする。耐性というと、

 火のダメージが通りにくくなる

みたいなイメージがあるかも知れないけど、本作ではそんな甘っちょろいものではない。「ほとんどが通らなくなる」とかもあったりする。全属性とは、

 物理、斬、突、壊属性と、火、氷、雷、風、光、闇

一体どうすれば?って感じだけど、

 万能属性と、「相手の耐性を無視して光などの属性弱点にすることが出来る」というスキルでカバーしたりする。

てか、本作で一番ワケがわからなかったのは、「テトラブレイク」「マカラブレイク」。女神転生を知ってる人なら、テトラカーン、マカラカーンという、

 物理攻撃を反射する、魔法攻撃を反射する

という他の作品にはまず見られない恐怖のスキルを覚えている人も少なくないと思う。初代で言えば、ギリメカラという名前が「絶対注意」の恐ろしい相手であったことを。
※ギリメカラは初期状態でテトラカーンを持っているので、相手を雑魚だと決めつけてオートバトルしていると、「いきなり全滅する」

本作でも、テトラカーン持ちはしっかり居るのだけど、「テトラカーンを解除する」というスキルである「テトラブレイク」は、

 そいつには効かない。

もっと言うと、僕の経験上、コマンドバトルをした相手で、それが効いた相手は一体も居ない。

 念のためにかなり長時間テトラブレイクを入れていたのに・・・

アクションバトルをしない場合、経験値が「多少」美味しくなるとか、相手からアイテムを盗めるとかあるけど、ぶっちゃけ時間効率が悪すぎてお話にならないと思った。

僕のプレイ時間は104時間くらいだけど、たぶんかなりの要素をカバーしてクリアしたと思う。
※トロコンとか興味無かったけど、最終局面でやることがかなり少なくなってきたから

支援者(パーティメンバー以外にNPCにもいる)の友好度を全員MAXまで上げたり、自分の素養(ステータスではなく、説得力とか見識とかの支援者のランクを上げるのに必要な数値。まぁ支援者MAXなら当然これもMAXということにはなる)、主人公の攻撃と魔力の数値、作れる料理、作れる召喚術、出来るクエスト、闘技場なんかは、全てクリア。やってないのはモンスター素材を使って作る「仮面」がコンプ出来なかったことと、ちいさなメダルに相当する黄金蟲の収集。

 まぁ隠しボスは一周目では戦えないらしいので、それとかはやってない。

てか、あれほど歪なプレイでも、100時間そこそこ、、、ってか、

 書いてから思ったけど、実際はもっと長かったかも知れないし、短かったかも知れない。

デモを見て先へ進めたあとで、ミスに気付いてロードし、次はデモをスキップするというプレイをスゲェしたから。起動時間とかでプレイ時間を計る方法もあるかもだけど。

まぁとにかく息苦しかったね。

てか、

 ペルソナほぼ未経験の人がこれを遊ぶことがそもそも間違いだった可能性が高い

のだけど、それを踏まえてなお、良かったところも多いわけで。

・キャラデザイン
・声優
・レスポンス※最上級
・音楽
・ストーリー

この辺りを重視するプレイヤーなら、今作を2024年のベストにする人が居てもなんら不思議はない。特にレスポンスに関しては、

 生まれてから遊んだ全てのゲームの中でも最上級、トップ3に入ると言っても過言じゃない。

ファミコンのようにデータ量が極端に小さいハードと比較して尚「心地よい」操作フィールだった。

逆に言えば、ペルソナ未経験の人が今からMETAPHORを遊ぶのなら、かなり多いけど遊び方のコツがある。てか、

 「ストーリーが良かった」と言ってるだけで、具体的なネタバレはほぼしてないと思うので、実はクリア後の感想であっても、ここを読む人がいてもおかしくないと思う。

 てか長くなったのでそれは別ネタで。

・・・

クリス評価は★★★。でも気持ち的には限りなく5点に近い6点。

 とにかく僕向きじゃないゲームだった。

誰にも訊けない序盤の超絶なストレス、
※MPの回復方法がわからなかった→ダンジョンの出入りをする→ダンジョンのエントランスに出ることが、ダンジョンそのものから完全に出ることではないことがわからなかったので、怖くて出られなかったことも大いに影響

選択を間違えたら詰むかも知れないという恐怖感、切迫感。
※ペルソナ5も出るはずのキャラが出なくなったりして止めたので。でも今思えば、そこまでシビアすぎなかったかも知れない

嫌いではないけど、あまりにも単調すぎる雑魚戦が99%で、通常のコマンドバトルで戦う雑魚戦はキツ過ぎるし、実際普通に戦えたのはボス戦、イベント戦だけ。それも、

 ラスト3体以外は、ほぼほぼ1ターン目に倒すというスタイル

※スキルを使って相手にターンを回さない。その方が結果楽だったので

結果、

 戦闘中にHPを回復したのが、たぶん1回だけ
 ※100時間以上遊んでいて!

それを歪と言わずして何というって感じ。その1回も、「何となく回復しとくか」って程度だったので、もし「戦闘中の回復をしない」という縛りプレイでもクリア出来た可能性がある。

ほぼ先手で倒すため、苦労して取得したスキルの大半は使わなかった。「敵を倒すと○○」というスキルも、ボス戦では意味がないし、雑魚戦は全てアクションバトルだったので、全てが効果無しと同じだったし、

 用意された要素が100%あるとしたら、たぶん98%くらいは使わなかったと思う。
※スキルとかアイテムとか食事とか

それでも何とか最後まで行けて本当に良かった。もう止めたくて止めたくてしょうがなかった。

 でも話は結構魅力的だったし、実際面白かったと思う。あくまで話は。

ただ、「そうだったのか!!!」という感想は、

 7時間ダンジョンで淡々とした雑魚戦を繰り返した後では、全く心に響かない。

さっきも書いたけど、

 僕には不向きだった。

悪いゲームではないけど、ペルソナ未経験者が遊ぶには、

 わからないことを教えてくれる人が居なさすぎるし、ゲームも相当不親切だと思う。

一応「6点」付けたけど、

 ゼロから遊ぶ人に勧めるとしたら、METAPHORは3点(10点満点)くらいのゲームだと思うわ。

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