65-シクスティファイブ-とモリーズゲーム
マイクラダンジョンが詰み気味で萎えたので、この日はガッツリ動画デー。スピードや13Fを見た日に他に2本見ている。あとインターステラーの後半も見返したり。
●65
正式な英語タイトルは「6500万年前」みたいな感じだったかも知れない。ミリオンは100万なので65で6500万なわけ。
主演はアダム・ドライバー。ハン・ソロの息子としてエピソード7、8、9でブイブイ言わせた俳優。個人的にあまり好きではなかったけど、クライマックスでレイにライトセーバーを渡すシーンは無茶苦茶好き。
6500万年前の地球とは別の星で、他の惑星や宇宙航行のパイロットをする主人公が、自分の星に、奥さんと病弱の娘を残して仕事中、予期せぬ小惑星帯に突っ込んで、船は損傷。彼以外のコールドスリープ中の船員の大半は死に、彼も最寄りの惑星に不時着。
そこは6500万年前の地球
もちろん彼はそんなことを知るよしもなく、ひとまず脱出可能なポッドがある宇宙船を目指すことに。途中でもうひとりの生き残りの少女と合流し、
あとはふたりでがんばる話。
未来なので未来っぽい武器やガジェットがありつつ、自分とは別の言語を話す女の子とのコミュニケーションには苦労する。
そのくらい出来そうなモノだと思いつつ、そもそもの話として、言葉が通じないのがそこまで大きな意味を持つのか、と、こういう要素を入れる映画にはいつも思う。ましてや彼女は同じ星で生まれた同じ宇宙船に乗ってた人なのに。
親子のエピソードも散見されつつも、基本はジュラシックパーク。まぁパークではなく、まさしくその時代であることは大きな違いでもあるけど、ズバリ見終わった後僕が一番印象に残ったのは、
虫!
どのシーンとは言わないけど、この虫がとにかく気持ち悪くて、ある意味「過去の作品で見たことがない」新鮮なシーンでもあった。
恐竜関連は、まぁ普通っちゃ普通。悪くなかったとは思うけど、驚くほど良くもない。
僕の最も恐怖を覚えるシチュエーションは、
人がギリギリ這って通れる洞窟を移動する
なのだけど、今作でもそれが登場する。てか、あれは本気で怖いと思う。例えば「穴が開いていてそれをくぐる」だけならいざ知らず、数メートル、数十メートルずっと進むとか、
死ぬより怖いんじゃないの?って感じ。
戻る事もほぼ出来ないし、空気も灯りも無くなるかも知れないし、出口がある保証だってないし、
いつ崩れるかも知れない天然の洞窟だよ?よくやるわ。
多少のご都合主義はあるものの、全体的にはとてもお金が掛かっている感じで、大作感もあった。ただ、少女は全くかわいくなく、
※純朴なイメージ
その意味で「色気はゼロ」。
やっぱりかわいいとかキレイとか美人とかは重要。
※あくまで僕の主観だけど
だから僕はゼンデイヤが好きになれないのだ。
方向性としては良くあるサバイバルホラーで、未来SFテイストと、地球の恐竜というエッセンスをブレンドして仕上げたらこうなるという映画なので、それを期待して見る分には一切裏切られることはないと思う。
クリス評価は★★☆。普通の佳作。
●モリーズゲーム
「女神の見えざる手」のジェシカ・チャステイン主演のドラマ。サスペンスっぽい空気はあるけど、別に殺人とかの話じゃない。強いて言えばヒューマンドラマ。年式は2017年。監督はソーシャルネットワークの脚本家らしい。
とにかくキャストが豪華。イドリス・エルバの弁護士と、ケヴィン・コスナーが父親役。マイケル・セラは、スコットピルグリムの主役だった人。
もうそれだけで撮れ高がメチャ高い。
主人公モリーは実在する人物で、自伝を元に映画化されたものらしい。なので、独白的なセリフが多く、その点では女神の見えざる手に近い印象があった。
スキーのオリンピック選手を嘱望されたモリーは、事故により再起不能になる。心理学の医者であり厳しい父親は、スキーでも学業でもかなりキツくモリーに接するが、その反動で彼女は家を出てしまう。
そのさきで、彼女が付いた職が、「ポーカーの元締めのサポーター」。勘違いしてしまったのは、「彼女自身がポーカーで名を馳せたわけじゃない」。彼女はあくまで「ポーカーの元締めとして、大金を動かした」という話。
最後まで一切飛ばさず、飽きることもスマホをいじることもなく見終えることが出来たので、全く悪い映画じゃない。クリス評価は★★★ってところ。ただ、
女神の見えざる手が良すぎた。
今作でもジェスカ・チャステインは「ほぼ寝ないキャリアウーマン」という感じで、役柄的にもかなり近かった。さらに言えば、結末も彼女の勝利に近い終わらせ方だったのだけど、
カタルシスのレベルが違う。
モリーを5としたら、女神は100くらい。そのくらいの違いがあった。ただそれは、
今作がノンフィクションに近い作品だったからかな、とも思った。
「事実は小説よりつまらない」が僕の考えで、実際それは多くの場合適合する。今作もそんな感じだった。
というか、いつもならノンフィク系映画は見ないのだけど、今回に関しては、5/2までしか配信されないということだったので、重い腰を上げたのだ。
思ったより良かった、、、かな。
とにかくイドリスがめちゃイイ。コスナーはちょっと不遇だけど、終盤盛り返す。女神の見えざる手が大好きなら、その2割くらいを期待して見る分には、裏切られないと思う。
・・・
映画を見るのは楽しい。でも、映画館で観たくなるような映画があんまないのが寂しい。ワイルドスピードファイヤーブーストの後半とか、
一気に1年以上先送りになったし。
007もどうなることやらって感じ。デッドレコニングは映画館に行くつもりだけど、さすがにトムもそろそろアクションが厳しくなるお年頃。というか普通の俳優ならとうの昔にそうなってた。
ハリソンもダニエルもおじいちゃんになっていく。当たり前だけど、いつまでも若いままなわけがない。女優はさらにそうだろう。アンジェリーナ・ジョリーとか全然見かけなくなったし。
若手で「こいつは!」って人が出て来て欲しい。
シャイア・ラブーフクラスは全然見かけないもんなぁ。
| 固定リンク


コメント