ファイナルデッドサーキット
初代はファイナルデスティネーション。イーサン・ホークの「プリディスティネーション」とごっちゃになりやすいので注意。
ピタゴラスイッチのように次から次へと死にまくる、シチュエーションホラー
「シチュエーションホラー」という単語自体最近出来たモノなので、あってるかどうかはともかく。
現在最新6作目が公開&UNEXT有料399円レンタル入りしたばかり。ある意味旬。でも実際は5作目で完結していて、それは2011年公開なので、随分インターバルが空いている。
既に5作目までは見ていて、順番で言えば、
・ファイナルデスティネーション
・デッドコースター※原題ファイナルデスティネーション2
・ファイナルデッドコースター
・ファイナルデッドサーキット
・ファイナルデッドブリッジ
・ファイナルデッドブラッド※新作
年代は必ずしも順番ではなく、最新作は一作目の前日譚という位置づけらしい。
そもそもなぜまた見ようと思ったのかと言えば、SNSでイイ感じの再構成動画がアップされていて、
※タイトルはキャプションでのやりとりで明かされる感じなので、CMではない
ああそう言えばそんな感じだったっけかなぁ
とファイナルデスティネーションを見返したくなり、続けてデッドコースター、ひとつ飛ばしてこのファイナルデッドサーキットを見たという話。
シチュエーションホラーとは書いたけど、少なくとも僕の見た作品に共通しているのは、
・直接的な殺人鬼や、悪役、悪魔、幽霊などが描写されているわけじゃない
・基本的に全員死ぬ
※生き残っても次回作で死んだりする
・そこそこ繋がりがある
流れとしては、
まず最初に大事故があり、主人公を含めて全員死ぬ。直後にそれがまるで夢だったかのように時間が巻き戻り、それを見た主人公が回避しようと仲間や周囲にいた数人と現場から逃げ出すと、直後に大事故が発生して、それ以外の人が死ぬ。
しかし、その場から逃げ出せた面々も、本来ならば「死ぬはずだった人」ということで、次々と、まるで運命で決められたかのように死んでいく。
主人公(及びその恋人や仲間)は、その順番と、「死の前兆、気配」を察知しつつ、その運命から逃れようと奔走する。
概ねこのテンプレに沿っていく。
最初の方は特に、怨霊とかの類による「仕業」な感じがなく、言ってしまえば歯車が全て悪い方へ回ってしまった結果、死んでしまう、という感じ。
なので、例えばたまたま風で布が舞い、その布が包丁置きに掛かり、たまたま微妙にバランスが悪かったオイルの缶が倒れ、滑って転んで手を伸ばした布に巻かれた包丁が自分に向かって降ってくる、みたいな。つまり、
そこまで恐怖はない。
あるのは「これはヤバイよ!」という気配であり、大筋において、
ある意味「期待通り」、死んでしまう。
言葉にすると凄く「人としてどうなの?」とも思えることだけど、本作は、
どうやって人が死ぬのかを楽しむ映画。
まさにピタゴラスイッチのごとくいろんなギミックが作用して、時にあっさり死に、時にギリギリ命が救われたりする。
助かった場合は、一旦順番が飛ばされて次の人に「死がまとわりつく」こともあるし、シリーズ作の中では、「新たな命によって死をぬぐい去る」みたいなこともあるけど、
最後はやっぱり死んで終わる。
ある意味絶望的でもあるけど、これは当然フィクションであり、エンタメなので、全てわかった上で楽しむ分には何も問題はない。むしろ、
いかに自然に、いかに絶妙に、全てのギミックがかみ合うのかが、このシリーズの醍醐味であり、他の作品とは違う妙味、持ち味でもある。
僕は巨大なサメとか蜘蛛とかのクリーチャーホラーは大好きだけど、サスペリアやオーメン、呪怨やリングみたいな幽霊亡霊系は全くダメ。怖くてとても見ていられない。でも本作は、怖々見た作品が、
実は(グロではあるけど)怖くはない
ことを知り、結局どれも大なり小なり楽しく見ることが出来た。たぶん近い将来最新作も見ると思う。
※UNEXTの有料配信は、実はほとんどもったいなくて使うことはないのだけど、そう言う意味では、このシリーズが僕にとって「相当楽しみ」な一作であることも、あえて伝えておきたい。ぶっちゃけジュラシックワールドの最新作よりこちらのが上なくらい
タイトルに使った「ファイナルデッドサーキット」や、他のデッドブリッジ、デッドコースターなどは、概ね最初のシーン、きっかけとなった事故のシチュエーションに起因する。なので、別段全編に対して「サーキットな感じ」はない。
どれも同じような感じで、ある意味テレビシリーズでも良いような手触り。
シリーズ作であることにあぐらをかかず、どれもそれなり以上に丁寧で、でも時代を映すCGのクオリティは決して高いとは言えないB級ホラーの作り。お金を掛けた映画が好きな僕だけど、お金をそこまで掛けなくても面白い作品が作れるという、ある意味お手本のような作品とも言える。
※一作目は2300万ドルの制作費に対し、1億1280万ドルの興収なので、非常に優秀だ
特に見知った俳優は少ないけど、3作目である「ファイナルデッドコースター」に出て来るメアリー・エリザベス・ウィンステッドは、特に魅力的だったし、他の作品も「多くは白人の金髪美人がメイン」なので、それなり以上に撮れ高は高い。
ただ、今の僕はせっかちでズルいので、
全てわかってるからこそ、澱むパートは全て飛ばす。
3作一気見したけど、
※3作目はメアリーなのであえて先送りしてる
やっぱり面白いし、良く出来てるなぁと思う。
ピタゴラスイッチがそうであるように、本作もその仕掛け、ギミックの上手さを楽しむ作品なのだ。クリス評価は1、2、4作目まとめて★★★。飛ばしながらだろうと、僕がそれだけ楽しめたことは間違いない。
余談だけど、一作目の女教師の死に様は特に秀逸。あれがあったからシリーズはここまで伸びたのでは?と思うほど。あと、ワンカット程度だけどオッパイも出るので、そう言う意味でもB級ホラーっぽくて大変良い。そうではくてはな!
| 固定リンク


コメント