ミッションインポッシブルラスト2作
●デッドレコニング
以前見たのは随分前。もちろん続編も見て感想も書いているけど、あまりにもヒマなので、ふたつ続けてみてみようかな、と借りてきた。まずは一作目。
ちなみに意味は、「不確かな情報しかない中で推測し、行動すること」という意味らしい。へ~。
長尺だったのは覚えていたし、さらに言えば別段印象も良くなかった。でも、当時と今ではまた違うかも知れない。そんな期待を込めて見始めたのだけど、、、
相当冗長。
とにかく「こんなに要らない」というカットが凄く多く、テンポが悪い。ある意味、これまでのミッションインポッシブルでも、そう言うところが無かったわけじゃない。でも本作はそれが特に顕著で、
カーチェイスとか、「長ぇぇよ!!!」と思わず数回口に出た。
あれは、半分の時間まで短縮して、「もう少し見せて欲しかったなぁ」くらいが一番美しいと思った。
トムのアップのシーンとかも、「こんなに要らない」。というか、
2時間43分どころか、1時間40分くらいに出来たのでは?
とすら思った。何と言うか、「煽り」や「引っ張り」が多くて、果たしてこのカットは本当に必要なのか、意味があるのか、魅力があるのか、「撮れ高があるのか」と思うシーンがスゲェ多かった。
また、メインヒロインである最後まで生き残る女優さん、、、過去の僕の感想を見たら、「キャプテンアメリカの恋人役だった人」。なるほどそうだ。
年式が結構違う割には、がんばって若作りをしてたとは思うし、別段トムとキスをして欲しかったわけでもないのだけど、
このキャラがスゲェイライラする。
何と言うか、見ている人を翻弄したかったのだろうとは思う。思うのだけど、それが直接「監督へのいら立ちにしかならない」。別にこんなにムカ付く仕上げにする必要ねぇだろ、と。
そこまでヘヴィな生い立ちだったと語られても居ないし。
むしろ、敵方の女の子の方が、ずっとシンプルで、時折見せる笑顔も含め魅力的だった。寝返り方も直球で、
こういうのでいいんだよ!
って感じ。
良かった点は、今回のヴィランであるエンティティ?の直属の手先とも言うべき男性。
言ったことが次々と本当になるという、実力にウットリする。
でもだからこそ、最後ライターを掴まされた時の慟哭が「ダセェ」。まぁヤツもただの人間だというアピールなのだろうし、それによって次回作「人間の弱さ」をダシにして解決へ向かうのかな、とも思えたけども。
・・・
かなり久しぶりだったこともあって、序盤の潜水艦のシーンが、「ファイナルレコニング」でキーになっている場所だったことがよくわかった。
つっても次作冒頭で、本作のフラッシュバックを丁寧にやってくれるので、そこまで「唐突感」はなかったとも思うけど。
てか、よくあの状況でカギ二つを持った船員を見つけることが出来たなぁとか、
※だって船内に残ってた人も相当数居たわけで、その中にこの二人が入ってたら、結果見つけられなかったわけで
どのタイミングでライターとカギをすり替えたんだよ?とか、あれだけ精緻なマスクが作れるなら、このカギを複製するくらい出来そうなもんだけど、とか、、、
総じて細部が甘い感じも受けた。
僕は、トムは大好きな俳優ではあるけど、ミッションインポッシブルが全部好きだというファンではない。ズバリ好きだと手放しに言えるのは、
初代とゴーストプロトコルだけ。
他は、ビッグバジェットなブロックバスター映画だから見るし、それなりの満足も得られるけど、正直尺に見合う満足感は全く無いし、
※これは続編でもそう。とにかく無駄が多い
トムの魅力という意味でも、ぶっちゃけマーヴェリックの足元にも及ばない。
人間なのだから歳は取るし、それによって見え方も変わっていくのは当然。でも、マーヴェリックの時に感じた魅力は感じず、マーヴェリックの時にあまり感じなかった「老い」を強く感じてしまったのも事実。若い頃の作品だけが大好きってわけじゃないけど、
トムには「余裕が欲しい」と思ってしまったんだよな。
チャラさと言うか、ふてぶてしさというか。
●ファイナルレコニング※ネタバレしかないです
冒頭のプレイバックシーンは「端折った」。前見た時の印象もあんま良くなかったし、正確には、デッドレコニングのあとで、その冒頭部分だけを流し見して、翌日本編から見始めた。
ぶっちゃけ特に面白かったのは潜水艦のパートくらいで、あまりよく覚えてなかったのだけど、いざ見てみたら、
存外面白かった!
デッドレコニングが「思った以上につまらなかった」のと対照的に、長尺がストレスにならず、「無駄に長い」を感じさせる冗長シーンもそこまで多くなかった。
※無かったわけではない。特に空中戦のパート
確かにトムは老けてしまっているし、メインヒロインもそこまで魅力的とは言えなかったけど、パリスという寝返った子はやっぱり良かったし、
※思わず「美人!」と言ってしまったほど。いわゆる美形とは違うと思うけど、映画で映えるタイプ。レア・セドゥみたいな
ダンローはやっぱり良かった。
てか最初見た時は、現地妻みたいに思えたイヌイット?の女性も、今見ると結構かわいいというか、「好きになるのもわかる」と思った。なんつか、笑顔とか配慮とか。「私は寝るからあんたがんばって」のジェスチャーとか、
思わずこちらがにやりとしてしまう感じ(^^
ちゃんとキスシーンがあったのも良かったと思うし、ディティールを忘れていた潜水艦パートも相当良かった。
水が入っていれば崩れてくるミサイルとかは緩慢になるけど、クルクル回転する船体によって、水が無くなった時の重さや早さ、その両方のメリットデメリットを巧みに織り交ぜる演出に唸った。
やるなぁと。
あの極限状態で裸になる決断も、「フィクションであることを一瞬忘れてしまうほど震えが伝わってきた」し、絶対死んで無いのを知ってるのに、まるで死んでしまったかのような印象で映されていたのもめちゃ上手かった。
前回の感想通り、今回エンティティもその手下であるところのガブリエルも、
本作ではほとんど悪事らしい悪事は成されてない。
確かに核爆弾を爆破しようとはしたけど、結局未遂だし。あ、ルーサーは殺されたか。
ただ、最後ルーサーの「5秒後に爆発する」という毒薬USBメモリで壊されたHDD?
あれ、飛行機落としたら壊れるでしょ常考
あと、最後エンティティを収めた「魔法のツボ」的なユニットとかも、ぶっちゃけよくわからなかった。何つか、あれを壊しちゃダメなの?と。まぁHDDがないと操作出来ないってことなのかも知れないけども。
どうしてもコンピューターが人類を支配する、というプロットだと、「イーグルアイ」が拭いきれないのだけど、あえて直接的な会話やコンタクトを抑えて、
※それでも無くはなかったけど
差別化、区別化を図ってる感じはした。
ぶっちゃけその面ではイーグルアイに遠く及ばなかったとは思うけど。
それでも、中盤でIMF側に寝返る黒人とかめちゃかっこよかったし、、、てかキトリッジと、一作目の悪役の息子は、そもそも善玉なのか悪玉なのか全くわからんよな。理解力がある人なら問題無く受け入れられているんだろうか。
ダンローと奥さんが死ななかったのも最高によかった。あれは油断すると殺される役周りだもんね。ちょっとブラッド・バードのテイストを感じたかな。
同時刻に別の場所で進行する物語を、凄まじいカット割りで繋げたのは、新鮮でもあり、凄みも感じた。何気なく見てたけど、過去に例がないレベルでの結実ということは、
とんでもなく大変だったことに疑いの余地がない。
以前ネトフリで見た「グレイマン」の明け方の1カットバトルに似た凄さかも。
カーチェイスシーンがかなり少なかったのも良かった。ハリウッドは未だにカーチェイス信仰から逃れられない傾向が強いから、これは本当にそう思う。
大統領の決断も良かったし、「銃をよこせ」からの「実は善玉」というのも良かった。
当時の感想は思い出せないけど、今見てのクリス評価は★★★☆。上に書いた感じだともっと高評価に見えるかもだけど、やっぱり冗長パートはある。ルーサーの最期も、あんなにダラダラ話してる時間はないだろ、って思ったし。大事な場面なのはわかるけども。
映画館で観たときより、若い頃の、つまり一作目のトムの映像がほとんど気にならなかったのはちょっと不思議。この数年で僕の感覚が変わったのか、実際にパケ化に際して手が入ったのかはわからない。
ともかく、2本で5時間半くらい?なかなかに濃密な時間だったし、見て良かったと思った。
やっぱ映画も悪くない。久々ネットフリックスに入り直そうかなぁ。
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