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2026年9月27日 (日)

お金があること

カードを売ってフトコロがあったかくなると、小さなことへの拘りが希薄になる。というか、このお金が「1万円ずつちょっとずつ貯めたヘソクリ」の場合は、たぶんこんな感じにはならないと思うのだけど、いきなり空から降ってきたものだと、なんつか感覚が違う。

例えば今日、仕事中に、

 布ガムテを使ってもいいかな

と思った。普通のガムテでもいいけど、ちょっと高い布ガムテの方が利便性が高い。本来経費ではあるけど、そこは僕が出そうじゃないか!

 僕は今大金持ちの気持ちを味わっている。

頭の中には、チロル算ならぬカード算(まだ未確定のものが非常に多い)が巡りに巡っている。というか、多かれ少なかれ日本中にはまだまだ「未発掘のポケモンカード」がたくさん眠っていると思う。子供と一緒にハマった親は、子供のカードも自分のカードも捨てずにそのまま押し入れにしまい込んでいる可能性が高いし、僕みたいな大量でなくても、当時からスリーブに入れて管理していた人なら、100枚や1000枚は持っていても何ら不思議はない。

重要なのは、そのカードを「上手に売る方法を探す努力が出来ること」と、「しっかりと価値を見定めることが出来るかどうか」。さらに言えば、「今からでもスリーブやケースを買って、そこからの劣化を食い止める努力を惜しまずやれるか」。

簡単そうに見えて実は全然簡単じゃない。まず何より、

 舐めてる人が多いから。

ネットの書き込みを見ても、「思ったより高く売れた」は散見される。でも、見つけてから各店の価格を精査したり、手持ちカードで「わかりにくいけど値段が高いカード」に関する知識を蓄えようとやっきになる「普通の人」は少ない。

もちろん転売目的や、僕のようなオタク、あと普通にショップに努める素質のある人なんかは、全く違う目線で情報収集に躍起になったりするのだろうけど。

そしてもし売ろうとショップに行っても、買取価格の何分の1なん?ってくらいに買いたたかれる。だったらメルカリで売った方がマシじゃん!と思い出品すると、

 1枚売るのにどんだけ手間掛かるんだよ

と止めてしまう。完全な僕の想像ですけども!

漠然とだけど、僕らの時代のポケモンカードコレクターは、あまりハングリーというか、生活と密着してポケモンカードを集めてはいなかったと思う。パチンコや麻雀、競輪競艇競馬みたいな「射幸心を煽る金策」ではなく、純粋にポケモンが好きで、その流れでポケモンカードにハマっていった。たぶん100%と言って差し支えないと思う。

だから、今売ることに対してもそこまでがっついてないし、僕の中でも、

 ポケモンカードで得たお金は、ポケモンカードを買うのに使っていた。

自店で売ったり買ったりしたお金は、たぶんポケモンカードを買うお金に化けていたと思う。まぁ今よりゲームや雑誌を多く買っていたとも思うので、全てが全てではないにしても、あくまで「趣味で得たお金を、その趣味のために使う」で帰結していた。

 そもそも額もそんなに大きくないし。

 つっても今でも売ったお金でポケカを買うのか!?って感じではあるけど。

たぶん僕が今回得たお金は、当時欲しかったゲームや、新しいポケモンカードのパックに「消えたはずのお金」だったのだけど、実際はそれらの消費欲求がなくなって、かつ額も多いので、「手持ちぶさたで宙ぶらりん」になっているのだ。

支離滅裂でごめんなさい。

・・・

かと言って、PSAに鑑定してもらったり、スニダンやメルカリに出品したりとはなかなか思えない。ここがおかしなところなのだけど、以前なら「1万円で売れたのか!」と目を白黒させていたカード。僕も持っている。状態も悪くない。なら僕も、、、となったであろうところで、

 こないだ5枚2000円で買い取って貰ったから、別にいいや

みたいになる。1枚ずつ丁寧に売れば5万円になったかも知れないのに、5枚で十分だと思ってしまう。

 明らかに金策や仕事でやってない。

もちろん他の店でそのカードが3500円だったりすると、「あっちだったかぁ」と悔しくはなるし、次は気を付けようとも思う。でもそれは、ドラクエXやFF14のゲーム内オークションで、値段の設定を間違えるレベルの悔しさであって、現実とリンクした切実なものでは断じてない。だから、、、

 1ヶ月くらい前に買おうか揺れていた「彩京のシューティングコレクション」や、「ケツイ絆地獄たち」などのゲーム、1本5000円は、相変わらず僕の中で「5000円もする」ままで、買うのに勇気と決断を要するままなのだ。

いざとなれば、自腹で経費で買っていたものをカバー出来るという余裕と、相変わらず月の小遣い3万円の金銭感覚でお金を使うことが、違和感アリアリで同居している。趣味にお金を使う、たまには電車で出掛ける。東京に行くのも、あっちゃんの卒業コンサート兼庵野監督の特撮博物館以来だから、

 、、、実に14年ぶりの東京だ※2012年以来

もちろん思った額で売れない可能性も重々承知している。ショップのSNSに表示される「売値」は、僕が期待する「買取価格より安い」。つまり、どう考えても、そんな高額で買い取って貰える「わけがない」。

それでも、少しでも悔しい思いをしたくないし、悔しい思いをするにしても、ひどく狼狽したり、涙を流したりはしない。

競馬が好きな人は、負けても「馬のすることだからな」と思えるという。
※全員がそうじゃない思うけど
所詮あぶく銭。それで身を滅ぼすなんてどうかしている。言語道断だ。

僕は宝くじを買わない。でも、これは宝くじが当たったときに近い感覚だろうとも思っていて、

 人に言わずにガマンできるかどうか、これで実際に証明される。

あした東京で長男と落ち合うけど、長男に金額を伝えるのは、「まだ早い」と思っている。長男が興味をもって自分の持ち物の範囲で調べたり、買ったり売ったりするのは何も問題はないけど、僕は僕なりに、「意味があって」ナイショにしているのだ。てか、

 あんまお金たくさん持ってるとか知られて、得なことなんて何もないと思うしな。

そもそも、「その額でたくさん持ってるとか、茶を沸かすわ」って言われそうだけど、

 月3万円の小遣いで100万円手に入れるということは、「33ヶ月分のお小遣い」を手に入れることであり、「月4万円にグレードアップすることを100ヶ月継続出来る」ということである。

 とんでもない額だ。

100万円も手に入れたとは言ってないがな。

・・・

明日東京に行く予定で、ブームもピークは過ぎようとしている。持っているカードも随分減ってしまったし、特に「高額なカード」もなくなる。あとは事後処理的に安めのカードをちょこちょこ郵送したり、1枚ずつメルカリやヤフオクに掛けてみたり、試しにPSAに挑戦してみたりするかしないか。

 面倒だから、残りも全部一括で売り払うという選択肢もあるけど、

もうちょっとだけ楽しませて貰いたい僕もいるのだ。

・・・

そう言えばもう一つ生活に変化があった。

 お菓子をほとんど食べなくなった。
※職場では多少つまむ

なぜなら、「お菓子が入っているダンボールを、ポケモンカードのダンボールでふさいでしまったから」。

もちろん動かせない。動かしたい場所には、整理整頓のために並べられたポケカで埋め尽くされているし、そもそも面倒くさい。

お金なら唸るほどあるのに、食べられないんじゃ買う意味がないよな~。いや~お金ならあるのにな~。残念残念。

追伸 さっき行きつけの神社にお参りしてきた。カードを高額で買い取って貰えますように。そして無事に自宅まで戻ってこられますように。1000札。僕は神様を本当に信じているのだ。

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