アニメ・コミック

2017年11月23日 (木)

徒然チルドレン-10巻-

カバーに「以下続刊」となければ、これで完結なんじゃないかってくらい話が綺麗に収まっていて、

 最高だった。

徒チルの生い立ちとかはよく知らないが、最初に見つけたのは、「キュンキュンする」ってVIPかなんかのネタページだったと思う。今は1年近くサイトの更新が途絶えているが、コミックスはずっと出ていて、つい2、3日前に最新の10巻が出たばかり。そして今し方それを読み終えたところ。

●徒然チルドレン
http://tsuredurechildren.com/

サイトでは、多くの話を無料で読むことが出来るが、これが全てではない。登場人物はとても多く、ジジイにはなかなか覚えきることもままならないが、基本は、

 学園物のラブコメディ

である。群像劇と言えば群像劇なのかも知れないが、多種多様な温度の「恋人未満」が登場し、時に恋仲に、時に失恋し、、まぁ中にはただの友達ってのもあるけど、基本はこちらをキュン死させてくるマンガが多い。
※コミックスでは、それぞれのキャラをより深く理解出来る「Q&A」ページやおまけマンガもあり、ジジイの儚い理解力を大いにフォローしてくれた

当初は4コマ×10話程度のオムニバスストーリーだと思って読んでいたが、回を重ねることで、これがひとつの学校の主にひとつのクラスメートでのエピソードということが浮き彫りになってきて、

 結構楽しい。

例えば、外人の巨乳パトリシアがお節介やきで、空手部だったりすると、メインの「日本語がおかしい恋人」のエピソードだけでなく、お節介なところや空手関連でも顔を出したりするし、いわゆるストーリーマンガのような友人関係もしっかり築かれていて、「引っ込み思案な女の子」が実は友達同士だと結構饒舌だったりが見え隠れするのも楽しい。

先に書いたように、「多種多様な温度」で書かれているので、好きだけど告白できないという王道から、告白したけど通じてない、告白してOKもらったのに進展しない、既に恋人同士なのに全然進展しない、恋人になったらどんどん肉食系に寄っていく彼女、オタク、ツンデレ、ヤンキー、まぁいろいろある。ただ、

 特に強いイレギュラーはない。具体的に言えば、近親相姦とか、熟女とかロリコンとかはない。基本はクラスメートかせいぜい先輩後輩程度の関係だ。

そうしてそれぞれのキャラクターがどんどん回を重ねる毎に精度を上げていき、気付けばどの話も普通に楽しく、普通にワクワクするし、普通にときめくことが出来る。誰しもが「この子かっこいいわぁ~」と思う男子を見つけると思うし、誰しもが「私はあんま好きになれないけど」なんてマンガの中のキャラに、心の中で意見したりするはず。

 自分たちの心と距離が近いのがいい。

作者若林稔弥先生は、学生時代全くモテず、そう言う意味では妄想をこじらせてこんなマンガを描いているとも言えるが、だからこそその思いはとても強く、

 文化祭や修学旅行等のイベント描写が、とても熱い。

「ああこういう感じだったな」って懐かしくも思うし、それ以上に羨ましくも思う。

基本は4コマだが、時には見開きで描かれることもあり、そう言う時は、

 実際の本であるマンガで読んでいて良かったな、と思う。

ベタな言い方だけど、迫力が違うから。

アニメ化もされたようだけど、この絶妙なテンポが果たして上手く動画に載るのか、不安で見てない。若林先生は他にもイイ感じに緩いラブコメをいくつか描いているが、

 何だかんだ言って徒チルが最高だと思う。

再読性が高く、慣れれば概ねキャラの区別もつく。
※当初は、、、というよりついこないだまでは誰が誰だかわからなかったけど
絵自体は特にクセもなく、万人に勧められると思うし、先に紹介した公式サイトで結構な数のエピソードを読むことが出来るので、興味が沸いたらまずいくつか読んで見ることをオススメしたいけど、

 コミックスだとまたひと味もふた味も違うみんなの顔が見られるのも事実。

てか、サイトで掲載したけど、今は読めないエピソードとかもかなりあるしね。
※コミックスで読んで「あ、これ今は読めなくなってるわ」って思った

10巻は特に節目を意識したのか、過去最高に素晴らしい内容で、クリス評価は★★★☆。基本は4コマベースなので、特に感動や感涙ってことはないが、好きか嫌いかで言えば、、、

 間違いなく「大好きだ!」と胸を張って答えられるマンガではあるな。

ちなみに僕は菅原高野ペアと、生方ワビサビペアが好き。でも男の子は剛田が最高に好きで、女の子は、、、戸田さん結構好きかな。もちろん誰も聞いちゃ居ないのは承知だ。

| | コメント (2)

2017年11月21日 (火)

ガンプラじゃないガンダムの話

同世代じゃないと全く通じない独り言。

今日仕事の帰りに、スマホで「めぐりあい」を聞いて、なんだか当時のことがじんわりと思い出された。

と言っても、ぶっちゃけ記憶は断片的で、そこまで鮮明かつ具体的な記憶があるわけじゃない。ただ、

 「ガンダム、スゲェ面白かったんだよな・・・」と。

ガンプラもガンダム以上に好きになってハマってたから、、、って言うより実際のアニメに対する愛着よりも遥かに長く親しんだことで、むしろアニメのガンダムに対する記憶が曖昧になってしまった感があるのだが、

 好きで、面白かったからこそ、レコードを買ったんだよな、と。

僕が生まれて初めて買ったレコードは、やしきたかじんの「砂の十字架」である。劇場版ガンダムIの主題歌であり、今聞いても非常に渋い、大人のバラードソングだ。

正直小学生の男子が聞くには、あまりに大人びていて、プレーヤーから流れてきたこの曲を聴いた最初の印象は、

 え?僕間違えた?

これホントの話。どこをどう聴いてもガンダムの要素ゼロ。辛うじてジャケットにアムロが書かれてたから、「たぶんガンダムだろう」くらいのもので、

 少なくともテレビ版ガンダムの「とべ!ガンダム」とは比較しようにも、、、

グミと納豆を比べるようなもんで、全く別モンだった。

 が、映画では普通に受け入れて聴いてた。

さして良い曲だとも思わずに、だけど。

同じ感じで、劇場版ガンダムの主題歌は、IIもIIIも、

 映画が始まる前に発売された。つまり、映画を見る前に、曲を一切知る前に僕は買ってた。

今思えば凄い話。だって「その曲がどんな曲なのか知らないのにレコードを買う」んだもの。ただ、「ガンダムの映画の主題歌だ」というだけの理由で。

実際このたかじんの砂の十字架は、氏のナンバー1ヒットになり、どれほど僕らにとってガンダムが特別なものであったのか伺える。

しかし、IIの主題歌「哀・戦士」は全く違う温度での遭遇だった。

 イントロからしてメロディアスで、一言で言って「かっこええ!」曲だった。

「ガンダム」というフレーズは一切ないが、これがガンダムの主題歌であることに一切の疑問もなく、映画が凄く楽しみになった。

実際の映画ではないが、プレステでガンダムのゲームが出た時、ジャブローでこの曲が流れたんだよね。

 ・・・震えたわ。

なんだか、もうゲームとか全然どうでもよくなって、聞き入って、ゲームオーバーになって、

 、、、それ以来そのゲームやってないわ。

でも全然、それで大満足。それほど哀戦士は特別な曲で、自分の中の「好きな歌ナンバー1」に数十年君臨してた。聴いてかっこよくて、歌って気持ちよくて、思い出すだけで震える。そんな名曲がIIの主題歌だった。

 そして、「めぐりあい」。

歌手がIIに引き続き井上大輔さんであること、そして物語も最高に盛り上がるソロモン~ア・バオア・クーのパート。当時はあまりにその部分が長すぎることや、本来なら50話前後まで続くはずの本編が、43話で打ち切りになったことなどを踏まえ、

 全4部作になるんじゃないか、ソロモンはまるごと無かったことにされるんじゃないか

なんてことすら、僕らの中では話題に登ってた。

はやる気持ちを抑えつつ、豊橋にある精文館の横のレコードショップで買ってきて、母親の実家にあるプレーヤーに掛け、針を落とした。

 ・・・静かな曲、、、あ、え、、、っと、、、これってB面?(実話

あまりにも哀戦士を期待しすぎてた僕には、哀戦士のB面である「風にひとりで」と同じようなテイストの「めぐりあい」に、

 動揺を隠しきれなかった(^^;

正直この曲から「III」に入ったと言うのは、今思うと「無理があった」と思う。あのドラマの最後を飾る、クライマックスを盛り上げる「パーツとしての主題歌」を、映像もセリフもなく、唐突にただそれ単体で接触したとしても、

 何にも流れては来ない。

確かに世には、歌だけでグッと来る曲も多々ある。が、さすがに小学生にはまだ荷が重かった。結構ませてたとは思うが、これは無理だった。マセてたって言ってもモテたわけじゃないぞ!?<聞いてない。

 しかし、、、

映画公開初日、始発電車で豊橋に向かい、朝一番の上映に十分間に合う時間に着いた「松竹 名画座」では、

 既に一回目の上映のクライマックスにさしかかっていた。

あまりの人の多さに、上映時間を前倒しにし、朝の6時20分くらいから1回目の上映を開始していたのだ。

 今じゃ考えられない話。

席も全て自由席で、立ち見どころか、「この階段超いい場所!」レベル。今は無き名画座は、二階席と一階席の段差があまりになく(2mくらい)、一回目の上映終了後の売店は、

 まさに阿鼻叫喚の地獄絵図。

念のために言うが、「一回目の上映終了時刻」とは、すなわち、本来一回目だったはずの上映開始時刻だ。その時間で、

 既にいくつかの品は売り切れていた。

「ムーブメント」という言葉があるが、当時のガンダムはまさにそれだった。既に再放送で見ていたこともあり、

 「今なら行ける!」

と上映中に、2階から1階へ飛び降りてパンフレットを買いに行ったのを覚えている。

ソロモンは無事にあり、「やらせはせん!」とドズル閣下も雄叫びを上げた。スレッガーは映画の方がよりかっこよすぎて、

 てか、今思い出した!ガンダムが好きだったのは、スレッガーが好きだったからだ!

セリフの全てがかっこよく、仕草や行動にも「大人の男の色気」があった。何て言うか、

 ブライトさん、相手が悪いよ

的な?

 ミライさん、男見る目あるわ

的な。

カムランとスレッガーじゃ、100:0間違いなしだもんな~。でもって死んじゃったからもうマイナスになりようがないし。「ソラで無くしたら大変だ」の「ソラ」が「宇宙」って脳内変換してたのも、僕だけじゃなかっただろうな~。「めぐりあい宇宙」と書いて「めぐりあいそら」と読めるのは、スレッガーが居たからだと言っても過言じゃないと思うわ。

そんな思いで、彼の死に様に胸を打たれつつ、物語は最終局面に。富野監督は昔からこういう「ダイジェストのような切り貼り」が得意だったと何かで読んだが、実際の原画は、映画のために描き下ろされたものが多くて、っていうか、

 映画のが遥かにかっこよくて、

何て言うか、シャアと池田秀一さんは、このIIIで永遠のイケメンになったと思う。何て言うか、そこまで僕の中のイケメンはV3風見四郎=宮内洋さんだったが、シャアに上書きされたというか、

 かっこよかったんだよなぁホントに。

一挙手一投足、全てが完璧で、、、

 書いていて、自分が「ガンプラじゃないガンダム」が凄く好きだったことが、改めて思い出されまくった。

ラスト、カツ、レツ、キッカに誘導され、爆発を抜け、みんなの待つランチへ向かうアムロのバックに流れる「めぐりあい」。

 最高過ぎて、言葉がなかったわ。

何て言うか、初めて聴いたときに感じた良さを「0」とするなら、クライマックスで聴いたときは「100」。全く同じ曲だとは到底思えない、震えが全身を貫いて、

 もう一回見たわ。

※当時の映画館は入れ替え制ではないので、見たければ朝イチからずっと居座り続けることが出来た。つまり、「席もほとんど空かなかった」

正直アムロはずっと好きじゃなかった。何つかかっこわるかったから。でもこのラストシーンのアムロはなんかかっこよくて、
※つまりは作画の力なんだけど
いろいろ受け入れたんだよな。

・・・

今劇場版ガンダムを見ても、そこまで楽しめない。特にモビルスーツ同士の戦いをかっこいいと受け入れられないし、あまりにも使い古されたフレーズや、古いアニメを感じさせるテンポの悪さに耐えられなかったりするから。

それでも当時の熱量は本当に爆発的で、それまで「ヤマトが日本のアニメの代表作」みたいな感じだったのを、一気に塗り替えた気がする。てか、冷静に考えても、ガンダムの話って、結構凝ってたんだよな。後発のZガンダムやエルガイムとかと比べてもだし、ヤマトや999と比べても。

 全てが小学生男子にフックしなくても、その一部だけで十分引っ張り上げるだけのトルクがあったと思う。

自分はあまりオリジンにピンと来なかった。安彦先生の原画は大好きだけど、「漫画家安彦良和」の絵はイマイチ好きになりきれなかったから。
※氏の魅力の多くは、その色彩感覚にあると思うから

今じゃプラモも作ってないし、「青い瞳のキャスバル」だっけ?スピンオフも結局見てない。でもだからと言って、ガンダムが駄作だったなんてことは微塵も感じないし、今「めぐりあい」を聴いても、しっかり当時の記憶が呼びさまされ、感情が揺さぶられるんだよな。

当時のガンダムは、間違いなく★★★★★だったわ。

| | コメント (2)

2017年7月20日 (木)

おじょじょじょ4巻

楽しみにしていた最新刊であり最終刊がついに発売。でもボーッとしてて買いに行くの忘れてた。歳取るってそゆこと。

ときどき思い出したように立ち読みしていたので、見覚えのある回が何回かあった。特に最終話を読んで、

 まぁこういう終わりになっちゃうか、、、4コマだしな、、、

と思っていたら、

 いろいろ嬉しい誤算が。

まず、「まんがライフに掲載された最終話」は、いわゆる「みんなのその後」みたいな感じで、かなりライトに近況報告するだけだったのだけど、

 その前の回がかなりドラマティックな告白シーン!

作者渾身の作画という感じで、イイ感じに盛り上がった。つかこれで終わりでよかったんじゃね?ってくらい勢いがあり、イマイチ不完全燃焼だった最終話にケリが付けられた感じ。

そして、掲載最終話のあとにさらに加筆でもう1話あり、「その先の話」が描かれていて、こちらも「僕好みの終わり」。やはり物語はハッピーエンドでなくてはならないと思うし、殊の外おじょにはそれが似合う。嫌なヤツが居ない、やわらかで暖かな物語の結末は、読後のさわやかな心地よさがよく似合う。

4巻の内容は概ね彼氏である川柳徒然くんの生い立ちやら葛藤やらが綴られているのだが、重苦しい場面はやはり少なく、凹んでもすぐに元に戻す感じは、「とてもらしくて好き」。美人の姉が地味にブラコン気味なのも、春の妹が相変わらず徒然大好きッ子なのも、あかねとクリス(※劇中登場人物)が、しっぽり収まったのも、

 、、、てか最後のはもう少し心の機微を掘り下げて欲しかった気もするけど、

普通にイイ感じ。全巻通して言えることだけど、「幹」となるエピソード以外の取るに足らないサイドストーリーが凄くイイ。話が話なら、一切時間を進めず、もっと言えば、

 何回高二やってんだよ!

って展開でも何ら問題なかったのだが、クール教信者先生はそれをよしとせず、しっかりケリを付ける道を選んだ。

 それもまたよし。

たかが4冊、されど5年間。氏にとって初の連載作品が長期連載になり、そこに思いが詰まってないわけがない。筆致は初期とは随分変わったが、本作の魅力は「ルックスだけじゃない」。各巻それぞれが面白くて楽しくて幸せがある。僕的には大傑作だった。

 おじょじょじょ、トータルで★★★★☆!

ちなみに一冊目はアマゾンのブックベネディクト
※ギャラクシーのデフォアプリで、毎月一冊タダでオンライン版がもらえるアプリ
でもらったのだけど、それ以降は本屋で買っていった。

 一冊目も超現物が欲しい。

でも凄まじい回数読み返していて、今から買うのもちょっとためらわれるし、かと言って連載が終わってしまえば店頭から消え去るのも時間の問題かとも思うし、、、。

 こんだけ好きなら買えばいいとは思うけどね。

あ、あと毎回楽しみな「表紙」だけど、てっきり「ウエディングドレス」かと思ってたら、ちょっと違ってた。

 でもこれでイイ。

2人が制服であることに意味があるのだ。

----------以下蛇足

ぶっちゃけ主人公の春や、妹の秋、徒然の姉の枕子、友達のあかりなど、女性陣はどれもとても魅力的で、かつキャラの描き分けが非常に出来ている。言ってしまえば当たり前なのだけど、完全に別カテゴリーの女性が複数登場するわけで、

 徒然がイケメンで社交性の高いキャラだったら、このままギャルゲーの主人公で通るレベル。

てか、エロとかなくても普通にゲーム化されていいようなコンテンツだったな。アニメ化はされてもされなくても原作通りになっちゃうだけだけど、ゲーム化となれば、さらなる追加エピソードてんこ盛りになるわけで、

 もし出るなら絶対新品で買うのにな~

って。まぁそこまでメジャーじゃないから出ないだろうけどさ。

ちなみに僕の評価は絶大だけど、娘のウケはそこまで良くはない。エロいわけじゃないんだけど、男性向けのラブコメだったのかも知れない。そう言う「嗅覚」は得意なつもりだったけど、ちょっと悔しい。つか「おじょじょじょ4巻」だけでこれだけのレビュー、それもネタバレをほとんどせずに綴ったのは、たぶん日本中で僕だけだろうな。

| | コメント (0)

2017年6月25日 (日)

ヒックとドラゴン2

以前から見たいと思いつつも、「凄く見たくなるまで溜めとこう」と思ってた作品。ちなみに「1」は大好き。

 でも2を見るに際し、いろいろ忘れてるかな、テンション上げようかな、と思い、

1と一緒に借りてきた。

 ・・・1やっぱ面白れぇ

ほとんど全編嫌なシーンがないというか、まぁあるっちゃあるんだけど、好きなシーンが圧倒的に多いというか、、、

・音楽がいい
・表情がいい
・セリフが好き
・トゥースがめちゃかわいい
・アスティのツンデレ具合が好き

何より好きなのが、

 ヒックが前向きなところ。

ジェイデン・スミスとは大違い。てか、「自分をわかってない」とも言えるけど、愚か者じゃないのがいい。バイキングだもの、そりゃ手柄を立てたいし死をも恐れない。

 賢いけど非力。そして志が「気高い」。

嫌なヤツも出ないし、キャストの個性付けも良く、

 今見ても最高に楽しい。

うろ覚えだけど、本作はあまりに面白くて、自分で見たあと、子供を連れて再度見に行ったような記憶もある。3D映えする映像でもあった。

そんな「膨れあがった期待」を背負ってしまった「2」を、果たして楽しめるのか。

・・・

話はちょっと脇道にそれる。本作はドリームワークスの作品である。つまりディズニーでもピクサーでもない。ドリームワークスのCGアニメ作品の代表作と言えば、

・シュレック
・カンフーパンダ

まずこの二つが頭に浮かぶ。個人的にはCGではないが「シンドバッド7つの海の伝説」も大好きだ。てか、

 ドリームワークスの方がピクサーより好きな作品がずっと多い。特に、

 続編に関しては圧倒的とすら言える。

モンスターユニバーシティもトイストーリーもカーズも、ピクサーの続編で溜飲が下がった作品は皆無。一方シュレックもカンフーパンダも、1作目は超えられないまでも、それなり以上に楽しむことが出来た。

 ヒック2も、きっとたぶんそんな感じなんじゃないなかな、と。

過度な期待は裏切られる。が、過度じゃない期待なら応えてくれるんじゃないか。

 ・・・本作はまさにそう言う映画だった。

とりあえずネタバレを(概ね)避けて言えば、本作は前作から数年後の世界である。キャラクターはそれぞれに歳を重ね、技術や生活もそれに合わせて変化した。その感覚からして既にちょっと愉快だが、問題は前作であれほどの「強大な敵」を倒してしまった状況で、果たしてそれに匹敵するカタルシス、ドラマを構築することが可能なのか。

 答えは人それぞれだとは思う。が、「がんばった」ってのが僕の感想。

「1」が大好きな作品というのは、なかなか「1」を超えられない。「2」が大好きな人は「3」や「4」が「2」を超える可能性はあるが、やはり一作目というのはいろんな意味で作者も視聴者も、思い入れが強く大きくなりがちだ。

 だからカンフーパンダ2がいくら面白くても、やはり1は超えられなかった。

 でも十分がんばってた。

ヒックも同じ。

構成するパーツはとても濃度が濃く、取って付けたような外伝という感じはない。たとえて言うなら、ハリーポッターの1と2の違いと言ってもいいくらい大きなドラマがあり、終わりもしっかりスッキリ出来る。

 クリス評価は★★★☆。

前作から「1、2点マイナスでも十分」という人が借りてくる分には、全く裏切られることはないと思うな。十分オススメ出来る。

---------以下ネタバレに入っていく。

アスティがかわいいのは前作譲り。ただ、

 既に「ヒックを好き」な状況から入ってるので、イマイチドラマとして弱い。

エロゲーのアフターのようにもっと「いちゃついて欲しかった」というのが本音の本音。「(女は)落ちたらそれで終わり」みたいな軽い扱いがなんか嫌だった。

 まぁ今回のメインはママン(&ダディ)だけども。

まぁキスシーン入れてくれたからそれで収めておきますって感じだったな。てかルックスはホントに前作のアスティが大人になった感じで、「デザイナーやるな」って思ったけど。これはヒックもそう思った。

とにもかくにも、ママの登場にビックリした。つか、

 天分の才能だったのかよ!

って感じで、ガッカリするような納得するような。前作の時点では「知識と勇気」でドラゴンと仲良くなったと思ってたのに、ただのDNAだって言われると、、、

 まぁそこまで露骨ではないまでも、、、。

ともかく、それによって話が一気に厚みを増し、ドラマティックになったのは間違いない。

あと、ウイングスーツで滑空するのもかっこいい。動力がないので、基本落ちるだけではあるのだけど、「こういう見せ方もあったのな!」って感じは、ちょっと嬉しかった。

トゥースに関しても、スイッチひとつで羽根が増えるとか、平成ガメラみたいに高火力の必殺技が使えるみたいな小技も、普通にニヤリと出来る好きなとこ。

ただ、

 (絶対そうなるとわかってたけど)トゥースをはねのけるシーンはスゲェ嫌。

あれは、入れなきゃいけなかったのかねぇって感じ。理性では彼は悪くないってわかってるはずで、ママのフォローも入るんだけど、

 そこまで浅い仲じゃないだろうに。

なんか「お約束」「テンプレート」で押し切られちゃった感じが嫌だった。まるで、

 ピクサーのような感じが嫌だった。

ただ、それをほぼ引きずらずに次のシーケンスに流れていくのはさすが。マイナスの溜めは一瞬だけ、基本前向きなのがヒックの最大の長所なのだ。

ともかく、気持ちいい飛行シーンがあり、大がかりな戦いがあり、驚きの展開と、お約束の展開の両輪で刻まれていく物語は、冒険譚のお手本のような仕上がり。見ていてワクワクとドキドキが止まらず、思わず中腰になったところもあった。
※ママが出た時はマジそうだった

あの小さなトゥースとヒックがそこにいる全てのドラゴンと人間から敬意を集めるラストはとても気持ちよく感動出来たし、「ふさわしい」と言う言葉を違和感なく受け入れられる状況を作り出したのは、やっぱりさすがだと思った。

気に入らなかった点としては、アスティのドラゴンにヒック以外の男性がタンデムするとこ。確かに彼女のドラゴンに乗るのが一番しっくり来るのはわかるけど、

 なんかジェラシー。「ヒックのアスティ」に触るな!みたいな?

それと、トゥース以外のドラゴンには一切名前が付いてなかったのも何かなぁって思った。ダブルジップとかデッドリーデンジャーとか、

 毎回フルネームで言わなくていいだろ、と。「ダブリィ」とか「デッド」とかじゃダメだったのか、と。

ちなみに本作は再来年2019年3月に三作目が公開予定。ただ、二作目同様日本での公開は見送られるだろうな。てか、

 これほど面白い作品が日本で劇場公開されないって、ある意味スゲェな。

まぁ僕みたいに「高いハードル」を感じてスルーしてしまう人が「相当数居る」と踏まれたと思えば、それはそれで納得と言えば納得かもだけどさ。

| | コメント (2)

2017年6月10日 (土)

ズートピア

勧められて見た映画が、最近ことごとくガッカリだったので、正直期待してなかったのだけど、、、

 と、こういう書き方だと、さも「良かった」みたいな感じになりそうなのだけど、、、

 と、こう繋げると、「なんだダメだったのかよ」とも思われそうなのだけど、、、

 ぶっちゃけ差し引き普通だった。

クリス評価は★★くらい。例えて言うなら、シュガーラッシュより全然良い。トイストーリーは嫌いなのであれより遥かに良い。モンスターユニバーシティはディズニー最低映画だと思ったので比較にならない。ニモは基本嫌いなのでこれまた比較にならない。

 マイナスの方の映画と比べたら全然良かった。

が、

 序盤から中盤に掛けて、ちょくちょく飛ばした。
※アイスを買うシーンとか。お金出した時点で見てられなくなった

ストレスがあるシーンを見てると性格が悪くなる気がしてイヤなんだよね。映画館でもないし、自分ひとりで見てるなら、

 「マイナスの溜め」はもう見ない。

不条理、愚か者、頭の悪いヤツが出てると、見ていてヘドが出る。それはわずか数秒でも耐えられない。そんな人にこの映画を見て欲しくない、見る資格がないって言う人もいそうだけど、

 自分でお金出して借りてきたのだから、何をどう見てどう感じたとしても、そんなのはデッケェお世話だって話。

で、ただそれだけだったとしたら、たぶん僕の感想は、

 高くて0点。

つまり、それに反して良いところもあったという話。てか、

 ぶっちゃけ「ドラゴン・タトゥーの女」が大人向けなら、本作は子供向け。

子供にまっすぐに育って欲しいという両親が2歳~7歳くらいまでの子供に見せるような内容だった。僕も大概子供だが、

 これはいくらなんでも子供過ぎる。というか、

主人公のウサギ、名前はもう忘れた。ニンジン?そんな名前だったか。

 彼女の性格がどうにもこうにも好きになれない。

なぜなら、

 ウソだから。

こんな子は現実には居ないから。説得力がないから。妄想だから。夢だから。

 子供に理想を見せ、現実を見せない親の作ったファンタジーだから。

「前向きで居続ける」ことはそんな簡単なことじゃない。だから映画で前向きなキャラを描く為には、それなりの「強烈な理由付け」が不可欠だと思うのだけど、

 彼女にはそのバックボーンがない。

なぜ正義を志すのか。そして同時に、凄まじい努力をしてついに警官になったあと、

 なぜそんな簡単に諦めてしまうのか。

そんな簡単に諦められるほど、警官になるための訓練が容易かったのか。容易かったはずはないはずなのに、あの安易な行動に、警官になるためのハードルすらも「偽り」だったと感じさせた。

生まれたときから天性のスーパーマンだったわけでもなく、努力と根性で登ってきたのなら、それを貫けるだけの「骨子」が出来ていたはずなのに、

 なんだありゃ。

節々での命令無視も、「子供向け」という感じがして、今の僕が見るとカチンと来てしまう。何つか、その前の段階でサクッと「駐車違反を取り締まれ」という命令で「片付けてる」のも腑に落ちない。優秀な成績で配属されたからには、優秀な仕事を任されて然るべきじゃないのか。もっと言えば、

 そうしない所長が無能である、頼りない、もっと言えば、、、

 「実は悪いヤツ」であることをアピールさせてた。

でも悪いヤツじゃない。

 なんじゃそりゃ。

パートナーとなるニックのキャラは悪くなかった。彼の幼少期から今に至るまでの「理由付け」にはしっかりと納得出来るバックボーンが感じられたし、所長がうさ子のバッジを取ろうとした際に、

 かなり溜めてたのも良かった。

あの長い溜めは、「彼の中の変化」が感じられたし、そこから先は物語に「概ね」前向きになれた。つってもうさ美が記者会見とかしてたとこはサクッと飛ばしたけど。

結局のところ、人間は自分が信じたいことしか信じない。楽しいと感じることしか楽しめない。主題歌は挿入歌でもあったが、とても雰囲気にマッチしていて良かった。後半のやりとりもスマートで良かった。オチも綺麗だったし、ライオン市長も(声優含め)好きだった。
※主人公の声優:上戸彩は微妙だったけど。ちなみに「声優上戸彩」を否定しているわけではないので念のため。何つか「前向きな声」としてはたぶん必要十分だったんだと思うのだけど、僕には「前向きなだけで薄っぺらさを感じる声」に聞こえちゃったんだよな。その点ニックの声のがずっとしっくり来た。

全体的にアクションが地味で、その点でジャングルブックのような気持ちよさは全然なかった。もしかしたら字幕で見ていれば印象はがらりと変わったのかも知れないけど、僕的には、

 そんな甘ったるいキャラ立てで、小学5年以降のオレを納得させられると思うなよ

ってのが僕の正直な感想かな。つか小2くらいでもちょっと危うかった気がする。てか、

 子供をバカにしてるような感じが鼻についたから、好きになれないんだろうな。

子供は大人が思う以上にバカだけど、本人はバカじゃないと思ってる。もちろん僕が子供と向き合うのと、この監督が子供と向き合うのとでは、全く思ってること、期待してることが違うのは当たり前のことなんだけど、

 僕が子供に向き合うときに意識すること、そして、僕自身が子供だったらどう感じただろうということ、その両方共に納得出来ない答えが提示されてた感じ。

やっぱ警官になる訓練のシーンの尺が短かったのが最大のマイナスだと思うわ。テンポの良さを重視する僕だけど、

 絶対はしょっちゃイケナイところもあると思うから。

あそこをもっと丁寧に「成長させていれば」、中盤以降サクッと諦めたりは絶対出来なかったはずだし、気持ちを乗せることが出来た。

 なんで一気に「勝てる」ようになるんだよ!?おかしいだろ。

でも主題歌は良かった。さっき書いたけど。あと、子供の頃いじめっ子だったキツネの大人になってからのキャラはとても良かった。やっぱ差し引き「僕にとっては」4点の映画だったと思う。念のために言うが、

 他の人の感想を汚すものでは断じてない。あくまで僕個人の感想だ。

あと、最終的に、

 キツネのウサギは結婚出来る世界なの?

ってのは思った。思っちゃったんだから仕方ない。てか、

 2人がチューして結婚する(図書館戦争2みたいな)結末を用意してくれるなら、続編があっても全然OKって思った。むしろ「ラブ要素がほぼゼロ」な点もまた子供向けだと思ったし、僕が物足りなく感じた理由のひとつだな。

| | コメント (0)

2017年5月19日 (金)

ゲド戦記

勧められた、というほどではないのだけど、「見てないのに否定するなよな」と言われて、「確かに」と思ったので見て見た。

 まぁ見なくてもよかったかな、と。

見始めて一番最初に感じたことは、

 「0.5秒長い」が頻出

ところによっては「0.7秒長い」と感じるシーンもあり、0.1秒でも長いだけでイラっとする僕としては、

 テンポが悪い。編集がタルい。無駄なシーンが多い。

実際見ていて「なんでこんなカットにこんなに時間掛けてるのか全く分からない」ところがかなりあって、違和感というか、完成度の低さ、才能の無さみたいなのが序盤から出まくり。それだけが吾朗のウィークポイントってことはないんだろうけど、カリオストロと比べると、

 100:0で悪い。

もちろんカリオストロと比べて「100:50」で悪いレベルの作品すらそこまで多くはないのだが。

そして、声優も違和感。もう名前も忘れた主人公の男の子と、ヒロインテルー。

 スゲェ嫌。

男の子の方はしばらくして慣れたけど、テルーは最後まで鼻につくというか、そもそも当時結構テレビに「歌手として」出てた手嶋ちゃんが、

 生理的に嫌いだったので、声とセリフも全く肯定出来なかった。

なんか、気持ち悪かった。ある意味声優として馴染みがないという点では、「君の名は」のヒロインの子にも通じるのだけど、あっちは全然良かったんだけど。

原案「シュナの旅」ということで、そっちが死ぬほど好きな自分としては、それを汚されるのがイヤで見なかった経緯があったのだけど、

 全く違う話だった。

どのくらい違うかと言えば、

 ドラえもんとエヴァンゲリオンくらい違う。

共通点は作者(監督)が日本人ということくらいで、あ、こじつけ的に言えば、

 主人公が情けないという点が似てる。そして、ゲド戦記とシュナの旅のどちらにも「ヤク:紺色の馬みたいな家畜」が出る。

そのくらいの共通点。てか、ドラえもんとエヴァほど似てないわ。

話自体よくわからないというか、

 あのドラゴンは一体何だったのか

 なぜあのじいさんは旅をしてるのか

 あのじいさんは「ゲド」って呼ばれてた気がするけど、「なぜその名前からゲド戦記」なのか

 女の子は何者なのか

 アクションシーンがほとんどなく地味過ぎる展開

 そもそもあの魔女がなぜ男の子を捜してたのかわからない。捜すんなら女の子の方じゃないの?

人間→ドラゴン、ドラゴン→人間もよくわからないし、本当の名前とか、、、千と千尋が大好きなワケじゃないけど、それにしても全然意味が分からない。教えたらどうなるのか、結果どうなったのか、なんでオヤジを殺したのか、なんで剣を盗んだのか、なんで王様が殺されたのに掴まらなかったのか、なんであんなに身軽で旅をしてこられたのか、魔法が使えるのは魔女だけなんてウワサが流れてるのに大賢者が存在するのも良くわからないし、

 見ていてしっくりするところがほぼなかった。

でも良かった点が二つある。

ひとつは、「最後まで眠らずに済んだ」こと。正直「早く終われ早く終われ」と思い続けながら見ていたけど、不思議と眠くはならなかった。そしてもうひとつ。劇中唯一好きなシーンが、

 テルーを影が抱きしめて、ほほを染めるシーン。

「いいね!」と思った。テルーが表には出さなかったけど、瞬間「デレる」感じがとても、「いいね!」と。キュンとしたわ。

てか王様殺しておいて普通に戻って来られるわきゃないと思うのだが、その辺もまるで「些細なこと」のように収めてたのも違和感出まくりだったな。王子様だから王様殺しても許されるとでも?なわけない。そもそも祖国が今どうなってるのか、

 臭いものにはフタ

って感じで一切触れてなかったからな。面倒だし、よどむから「触れなくて良かった」とは思うけど、でもスッキリはしない。そもそも原作からどの程度はしょられたりアレンジされたりしてこうなったのかもわからないけど、さすがにこのまんま「父殺しだけど普通にまた旅に出られる」ってことはないと思うんだけど。

クリス評価は前述のハグシーンが良かったので☆。他は全くダメだったな。でもある意味期待以上ではあったかも。期待値は0点だったからな。

| | コメント (4)

2017年1月14日 (土)

むすんでひらいて

数年前に1冊買ったか、アマゾンの無料で読んだかしたラブコメ、、、というかオムニバスラブストーリー。女性のマンガ家だけど、元々ネットマンガでアップされてたものらしく、特に女性向けという感じはない。と言うかむしろパンチラシーンが多いから男性向け。

一部を除き学園物で、登場人物はみなイケメンにかわいこちゃん揃い、、、は言い過ぎでも、特段ブサイクは居ない。「AはBを好きだけど、BはCを好きで、、、」みたいな横恋慕を中心としつつ、両思いや、幼なじみ、昔一度だけ会って、、、みたいな、言ってしまえばありがちな設定をキレイな筆致
※ちょっとだけ初恋限定っぽい
で描いている、

 普通の恋愛物。

ただ、ちょっと違うというか、僕好みなのは、

 ほぼハッピーエンド。

「片思い中心」なのにハッピーエンドに持っていくのはなかなか大変だろうなぁと思いつつ、嫌なヤツがほとんどいない&切ない度合いが結構強いラブストーリーなので、

 結構キュンキュンする。

・・・ゴメンウソ書いた。キュンキュンはしない。

 ニヤニヤする。

こっちがホント。昔っから好きなんだよね。とにかくこういう話が。いつも書いてる通り、案の定、これも、

 想いがクロスした時点で終~了~

なのがとてももどかしいのだけど、でもそのあとでほんの一コマだけだけど、エピローグがあるのは嫌いじゃない。つか、話の構成がちょっと変則的で、登場人物が10人居ても、それが順番に出て来るわけじゃない。AとBのエピソードのあと、CとD、EとFと続いたかと思えば、BとCだったり、再びAとBだったりして、

 普通に続きを読ませろよ!

って感じにかなりなったり。あと、男子目線と女子目線それぞれからそれぞれの気持ちで話が紡がれたりするのも新鮮かな。「みゆき」で、若松みゆきが考えてることは、結局ほとんど出てこないのだけど、本作ではしっかりそっちサイドからの機微も描いてくれているので、

 キャラクターそれぞれに対してかなり深い愛着と理解が出来る。

なので、「嫌なヤツが居ない」ことがそのまま「気持ちいい切なさ」に繋がる。一方では悪役のような役回りをしていても、当人の事情を知ると、「だよな、そんな悪いヤツじゃないと思ったよ」と、そっちサイドにもしっかり感情移入出来る。これは、常々僕が心がけている、

 ニュートラルな視点を持ちたい

という気持ちをとても汲んでくれる。唐突にゲームの話になるけど、作り手はユーザーにこう感じて欲しいとか、こう遊んで欲しいみたいな思いで作るわけじゃん?でもユーザーは、まずほとんどの場合自分の立場でしか感想を言えない。「もっとガシャの率を上げろ」とか「敵が強すぎる(もしくは弱すぎる)」とか、「(自分が新規じゃないのに))こんなんじゃ新規が付かない」等々。

 9割9分クソみたいな感想を書く。

でも自分はそうなりたくないと強く思う。作り手の気持ち、会社としての利益、先々へのロードマップ、全て考えて答えを出して行かなきゃならない立場の人間を、平気でバカにするヤツ、、、よく「35」という数字で非難することがあるのだけど、
※これは「偏差値35の大学卒」という意味らしい。

 貴様ら、高校も行けねぇ、中学でもぼっち&不登校、小学生未満の知能でバカにしてんじゃねぇよ。

もちろん僕にゲーム制作の経験はない。でもとりあえず社会に出て仕事して、苦情や感謝をそれなりに経験してる。

 クズどもが理解出来るとは思わないし、理解しろとも思わないけど、自分は理解したいと強く思う。

そう、相手の気持ちを理解したいと思う。ラブストーリーでも、どちらの気持ちも理解したいと思う前提で展開したとき、その機微に違和感があると、つまり、

 キャラが立ってないと、

凄く居心地が悪いというか、納得いかないものになってしまうのだけど、

 そうはならない。

そして、

 とにかく明智がイイ!

ぶっちゃけみんな好きなんだけど、明智のキャラが特に「今まで居そうで居なかった」、新鮮な男子で、ざっくり書くと、

女子の情報を逐一チェックしまくる変態。男子からはその情報をかなりあてにされつつ、幼なじみの女の子に毎度毎度罵倒されまくる、が当然その子は明智のことが好き、、、なのだけど、明智は別の子に気持ちが傾いていく、、、

文字にすると全然「かっこいい要素」が見えないのだけど、気持ちの線引きと、ジレンマがじわじわと流れ込んできて、(読んでる人みんなが好きになるとは思わないけど)

 僕はかなり好き。つか男子の中では一番かっこいいと思う。

女子もかなり魅力的。空手家ツンデレや、世間知らずのお嬢、前述の幼なじみは1年でバスケ部レギュラー候補になりつつクラスをまとめる元気娘、明智が好きになったのは内向的なマンガ家志望、、、みたいな。

初恋限定が大好きな僕だけど、あれよりもキャラの掘り下げがかなり深く、良い意味でも悪い意味でも軽さがない。でもだからこそ、各カップルのクライマックスは初恋限定と違ってしっかり「くっつく」ので、
※エロい意味じゃないよ?念のため。
とても気持ちよく読み終われるんだよな。

1巻~8巻で完結していて、メインストーリーは7巻で終わる。8巻はサブキャラのサイドストーリー的な物らしいけど、まだ読んでない。とりあえず7巻までの評価は★★★☆。女子より男子向きだけど、ハッピーエンドの片思い物が好きな人には、十分オススメ出来ると思うな。あ、ある意味桂正和の「I’S」とかが好きな人にもイケルと思う。あそこまでエロくないけど。

| | コメント (0)

2017年1月10日 (火)

初恋限定アフター妄想

※これは非常に「痛い」ネタです。あと読む前に必ず河下水希先生の「初恋限定」を読むなり動画で見るなりしてからにして下さい。ちなみにエロではないです。

 あの続きがどうにも気になって仕方なかったので、自分でちょっと書くことにした。

どんだけ好きなんだって話だけど、つまり二次創作ってのはそう言うもんなんだろうな、と。ほとんど初めてのことだけど、
※以前「ショーシャンクの空に」のラストシーンにセリフを振ったのが最初かな

 普通に楽しい。

ニーズがあると思って書いてるわけじゃないので、「寒っ」とか「キモ」とか思われても平気。つか直前まで遊んでた「辻堂さん」の影響がスゲェ出てる。

でも一応解説すると、

江ノ本慧(えのもとけい) 美人でスタイルがいいクラスのオピニオンリーダー的存在。劇中では金髪の巻き毛。3Kのイケメンに交際を申し込まれたこともあるが、共にする時間により、常々悪態をついていた楠田に惹かれるようになる。

楠田悦(くすだえつ) チビでブサイクなクラスのムードメーカー。江ノ本とは憎まれ口を言い合う悪友的な関係だったが、実は気持ちの裏返し。クライマックスでは他の男友達と3人で家出をし、海に向かって「江ノ本~大好きだ~!!」と叫ぶが、まんまとそれを本人に聞かれ、流れで江ノ本も気持ちを告白。晴れて両思いに。

 エロゲーじゃないので物語はここで終わるが、

巻末の作者コメントでは、楠田はその後背が伸びて、江ノ本はそんな楠田のことがますます好きになっていく、的なことが書かれており、

 ううっ、その頃の話も読みたかったぁ~!!

って感じで悶々としてたりもした。でも今回自分で書いて、なんかスゲェスッキリしたわ。脳内再生指数は7割くらいで完璧とは言わないけど、こういう展開がオレはスゲェ好きなんだなって思った。つかこういうの量産出来れば、「自分で自分の好きな話が作れる、自給自足体制」になるわけで、それはそれでちょっと魅力だよな。

-------------------

つきあい始めて1ヶ月。下校時刻のチャイムが鳴って、楠田が江ノ本に、

楠田「帰るぞ」

江ノ本「うん今行く」

楠田に向かって今日友達とどんな話をしたとか、授業がどうだった、テストがどうだったって話をまくしたてる江ノ本。楠田は上の空のように相づちを打つだけ。

江ノ本「んもう、楠田ったら、話聞いてるの?大体なんでそんなにつれないのよ!そもそも楠田は私のどこが好きになったのよぅ!」

楠田「そりゃあ、キレイでスタイルがいいトコだよ」

江ノ本の方を見ずに言う楠田。

江ノ本「え、、、あ、、、ありがと、、」

楠田「あ、あっとそこは、『見た目なのぉ』とか『エロガッパ』とかだろーが!何でテレてんだよ!」

江ノ本「え、だって好きな人がほめてくれたら、そんなの、、、そんなの、うれしいに決まってるじゃん、、、」

ほほを染めうつむく江ノ本。

楠田「あ、えっと、、、あ、でも見た目だけじゃねぇぞ!性格だってちょっとキツいっつーか、オレにだけキビしかったりしたけど、周りの連中から信頼されてて、面倒見もいいし、、、」

慌てる楠田、を急に抱きしめる江ノ本。

楠田「はぁ!な、何やってんだよ江ノ本!!こんなコーシューの面前で、オ、オマエ、、、」

パッと離れる江ノ本

江ノ本「ご、ごめん、あっと、えっと、、、私たちって、いつから両思いだったんだろうね~」

焦ってうつむきながら話を変える江ノ本。

楠田「んなこと知らねぇよ」

江ノ本「私ね、結構前から楠田のこと、好きになってたんだと思う。何て言うか、今思うと好きだからついつい気にしちゃって、それで、つい、、、」

楠田「(小声で)こっちは最初に会った時からだっての、、、」

江ノ本「え?何?よく聞こえなかった」

楠田「なんでもねぇよっ」

江ノ本「えー何ぃ?教えなさいよぉ!楠田のくせに」

楠田「なんでもねぇったら。そっちこそさっきはなんで急に抱きついてきたんだよ!」

江ノ本「え、・・・なんか、抱きしめたくなったんだもん、、、」

楠田「・・・ならしょうがねぇ、、の、、、か、、、?」

江ノ本「・・・」

楠田「なぁ江ノ本、」

江ノ本「なぁに?」

楠田「これから、、、よろしくな」

江ノ本「うん」

手を繋ごうとする江ノ本。手が触れた瞬間、

楠田「なんだよ急に!!」飛び退く楠田

江ノ本「だって今『よろしく』って言ったじゃない!」

楠田「言ったけど、それとこれとは別っつーか、、、」

江ノ本「なに、だったら楠田は私と手を繋ぎたくないの!?」

楠田「んなこと言ってねぇだろ!」

江ノ本「だったら、、、んもういい!楠田のバーカ」

そっぽ向く江ノ本。

そっと肩を抱こうとする楠田、、、だがバランスが悪くて変な感じに。

江ノ本「ぷっ、何楠田?もしかして、、、」

楠田「その『もしか』だよ、悪かったな!」

江ノ本「ごめん、あ、じゃぁ私少しかがむからさ、、、」

楠田「そんなこっぱずかしいこと出来るかっ!」

江ノ本「えーーだって今やろうとしたじゃん!ね、楠田!」

楠田「あーーーもう!どうせオレはチビでブサイクだよ!」

軽くキレてそっぽ向く楠田

江ノ本「ごめんってば、、、」

そっと楠田の肩を抱く江ノ本。

楠田「コレって、、、オレ、すっげぇ恥ずかしくないか?」

江ノ本「そんなこと、ないよ、、、楠田は恥ずかしくなんかない」

楠田「・・・」

江ノ本「・・・」

いつの間にか見つめ合い、目を閉じる江ノ本。

顔を真っ赤にして唇を近づける楠田だったが、途中で、

楠田「やっぱまだ早ぇぇ!あと江ノ本、おっぱい押しつけ過ぎ!」

走って逃げ出す。追う江ノ本。

江ノ本「何よもう!いい雰囲気だったのに台無しにして!このエロガッパ」

楠田「フケ顔に言われたくねぇよ」

江ノ本「いつまで私たちこうなのよぉ~(泣)」

・・・2年後

偶然同じ道を歩いてる時、楠田が、

楠田「あ、そうだ」

江ノ本「え、何?」

そっと肩を抱く楠田

江ノ本「え、何急に?」

でも全然嫌そうじゃなく、自然に身を任せる江ノ本。

楠田「なんか、急にしたくなったんだから仕方ねぇだろ」

江ノ本「だったら別にいいけど、、、」「!」

急に立ち止まる江ノ本。

楠田「なんだよ?」

江ノ本「楠田、、、キスして」

楠田「なんだよいきなり、、、」

目を閉じ、江ノ本より伸びた背を少しかがめて、キスをする楠田。

江ノ本「(満面の笑顔で)えへへ~」

楠田「なんだよ気持ち悪ぃな」

江ノ本「いーの!」

楠田「キスだって初めてじゃねぇのに」

江ノ本「ううん、この道で、楠田に肩を抱かれてからのキスは、これが初めてよ」

楠田「・・・」

江ノ本「・・・」

楠田「そう言や、そうだな」

楠田「てか慧、オレっていつまで楠田のままなんだよ?」

江ノ本「ええ!?だって、えっと、、、恥ずかしいじゃん。楠田は楠田なんだもん」

江ノ本「それともまた昔みたいに『エロガッパ』って言って欲しかった?」

楠田「なわけあるか!」

江ノ本「まぁそのうちね」

楠田「そのうちってなんだよ?」

江ノ本「そのうちはそのうちよぉ!もう!アンタも空気読みなさいよ!」

楠田「何をテメェ、、、、あ、、、」

・・・おしまい。▲▲▲。

| | コメント (2)

2016年12月29日 (木)

山田くんと7人の魔女~アニメ版~

エクスヴィアスのトラマラをする「お供」として、休日潰してちょうどよく楽しめる作品はないか、DTVのリストをめくる。

最初は洋画のシリーズ物(トランスポーターとか)にしようかと思ってたのだけど、たまにはアニメがいいかな、と。もっと言うと辻堂さんからの流れでラブコメがいいな、と。

で、「あの花」とか見たこと無かったし、それを探してたのだけど、見つかったのは劇場版だけ。で、次に目に飛び込んできたのが、

 以前ドラマ版をそれなりに楽しんだ「やまじょ」というわけ。

知らない人のために軽く説明すると、ヤンキーまがいの生活をしていた中学時代に決別すべく、自宅から離れた高校に通っていた高二の主人公の男の子が、「転校生」よろしく階段から一緒に転げ落ちた学年一位の美女が入れ替わる。しかしただ入れ替わっただけでなく、そのあと彼には特殊な能力が備わっていて、、、で、次から次へ出てくる7人の特殊な力を持つ女の子達やらその学園の最高権力を巡る争いやらをブレンドして、最後はハッピーエンドになる話。

 最後はハッピーエンドになる話。

特徴として、入れ替わるトリガーになるのが「キス」。元々は週刊少年マガジン連載だったみたいだけど、作者が女性ということもあって、

 男子×女子だけでなく、男子×男子のキスシーンがこれでもかと出てくる。

流れでBL臭も多分に含まれていて、野郎としては正直結構いたたまれなくなったりもするのだけど、

 ベースはモテ夫中心のラブコメ。

女の子それぞれに能力がある点も含め、以前見た「異能バトルは日常系の中で」に非常に設定が近く、
※主人公は中二病じゃないし、オリジナルがラノベとマンガの違いはあるけど

 まぁ普通にサクサク楽しんで見ることが出来た。

全部で12話。物語は見事に12話でキレイに完結するし、7人それぞれのエピソードもしっかりキッチリ描ききらなきゃいけないということで、

 話はめちゃめちゃテンポよく進んで行く。

正直ちょっと駆け足過ぎるかな、というくらいのテンポの良さなのだけど、それがむしろ余計なノイズ
※邪推みたいな
を差しこむ余地を消してくれて、「気持ちよく楽しい学園生活に身を委ねることが出来た」。

メインヒロインである白石うららは、優等生ながらもクラスメートからは孤立しており、イジメの対象になってる美人。感情を表に出すことが少ない、、、「けいおん!」で言えばムギちゃんのような口調&ルックスの子だったのだけど、

 この子の気持ちがほんの少しずつ主人公に近づいてるような気がしないでもない感じがまことに良く、

「異能バトル」のように最後の最後まで主人公の気持ちがハッキリしない&周りの女の子はみんな彼のことが好き、っていうのとは、ちょっと温度が違う。こっちは、

 両思いが成立してるから。

ただ、やっぱりラブコメの常として、「くっついて終わり」なのは正直残念。これがエロゲーだったら、このあと(エロシーンはともかく)アフターで、イチャラブな展開、バカップルなエピソードも見せてくれただろうにな~と。

作画のクオリティは極めて安定しており、特に崩れてるようなところはなかったと思う。製作はライデンフィルム。あんま聞いたことがないとこだったけど、テラフォーマーズとか最近だと「うどんの国の金色毛鞠」ってのも作ってたらしい。全然知らんけど。監督の宅野誠起はこっちの作品でも同様に監督なようなので、テイストがもし近いようなら、ちょっと見てみたいかな、と思った。

ちなみにドラマ版のヒロインは西内まりや。アニメとはかなり雰囲気が違う気もするけど、まぁこっちもキスシーンの多いドラマとしてなかなか楽しめた、、、ようなおぼろげな記憶がある。

12話で1話20分として4時間。オープニングやエンディングと絡めて展開するシーンとかもあったので、実際にはもっと長かったかな。

クリス評価は★★★☆。こういう話が見たかった自分にはとってもちょうどいい塩梅の作品でしたわ。つかドラマ版よりずっとスッキリ終わった気がするな~。

| | コメント (1)

2016年9月27日 (火)

言の葉の庭

新海監督の「君の名は」が良かったので、以前の作品も食わず嫌いだったのかも、と思って見ることにした。幸いDTVにあったというのもあるし、

 監督自身は今作(言の葉・・)もハッピーエンドだと捉えていたようだったし。

キャラクターは、君の・・と比べるとややクセがあり、訴求力が下がった感じ。でもだからと言って極端に悪いというほどでもない。背景描写も、比べるとかなり落ちるものの、「過渡期」だと思えば合点のいくクオリティで、書き加えるとするならこっちにはSF要素はない。ある意味ジブリにおける「耳をすませば」のような手触りと言えばわかりやすいかも。

 っていうか、スゲェ「耳を・・」っぽかった。

あっちはあっちで別の職人目指してた気もするし、
※あんまよく覚えてないけど

意図して似せたわけではないだろうが、印象としてはかなり似てた。

普通の高校生をしつつ靴職人を目指す主人公と、たまたま雨の公園で出会う年上の女性とのラブストーリー。コミカルな要素はなく、ともすればその「ウリ」は、新海監督の背景描写にあるのかなぁとすら思えたが、「君の・・」と比べて一番強く感じたのは、

 そこで終わりかよ!

という短さ。「君の・・」がラスト冗長に感じた真逆の感じというか、これがこうだったからあれがああなったのかなぁというくらい、最後が何か物足りないというか、「もうちょっとあっても」って感じだった。

 一応スタッフロールの後にワンシーケンス挟まるけども。

ただ、この映画のあと発表された小説版、漫画版では、物語はさらに進み、より明確なハッピーエンドまで描いているらしく、

 そっちが正解、、、だったのかなぁ

という感じ。っていうか、スゲェ下世話なことを書くけど、、、あと、ネタバレになるので興味がある人はここで読むのを止めて欲しいと思うけど、、、あ、

 クリス評価的には★★くらい。

そんなに悪くはないけど、君の・・と比べたら全然「全ての面で」物足りない。大江千里の「RAIN」を秦基博がカバーした主題歌も、悪くはないけどRADWINPSのインパクト、迫力には大きく劣るし、背景作画、人物描写、声優、物語、起承転結、テンポ、メリハリ、「全ての面」で「言の葉・・」が優っている点はなかった。

 なのでどうしてもこのくらいの点数になってしまう。

それを踏まえてなお「4点あるのか」と思い興味が沸くようなら、見てもいいと思う。ボリュームもかなり短めだし、、、
※君の・・が125分で、言の葉はわずか45分しかない。それを知らずに見始めたから余計にラストが寸足らずに感じてしまったのかも。つか構成的には「序破急」の構成だったと思うし。

で、ネタバレなのだけど、

 ラスト、抱きしめ合う二人は、あのまま部屋に戻って「言」ならぬ「コト」を致しちゃったんでしょうか?

というか、そうでなくとも、そこで「恋人同士」になったんでしょうかね。というか、

 そうじゃなきゃ先へ繋がらないんじゃないの?みたいな

 そんなことを、スタッフロール中に考えていたのだけど、、、

文字のキレイな最後の手紙を見て、「これはまだ恋人への手紙って感じじゃないよな、」って。どこか「先生と生徒の関係になってる感じ」がする。「男女の関係になってない感じ」がするな、と。

 感じだけだから分からないけども。

終盤いろんなことが明かされる学校のシーンとかでは、結構なマイナス、ストレスがあって、必要なシーンだと思いながらも、好きじゃないな、と。何をどう言えばとも思うけど、

 これでは売れないよな、と。

 僕好みではないな、と。

「見て損した」まではいかないながらも、オススメの度合いで言えば「君の名は」とは比べるべくもなく、描写のクオリティは確かに悪くはないけど、まぁ普通の作品だったって感じかな。

・・・

ちなみに「秒速5センチメートル」に関しては、「ハッピーエンドを望む人は見ない方がイイ」という感想を目にしたので、完全スルー体制です。っていうか、いつの世も、「障害のある恋」「叶わぬ恋」と、「ひかり輝く青春時代」ってのは、多くの人にとって魅力的なものであり、かつその結末は、今の世界ではキレイに気持ちよく幸せに終わって欲しいって思うもんなんだろうな、って思いましたわな。

ある意味ディズニーが常にハッピーエンドなのも、「それが望まれているから」だとも思いますしね。

もっとも、新海作品が「どのくらいの濃度でバッドエンド、ハッピーエンドなのか」は見る人に大きく依存するみたいではありますけども。

つかやっぱ15歳と27歳じゃ、肉体関係はないわな。これが20歳と32歳だったらたぶんいろいろ違ってくるとは思うけども。
※小説版のラストらしい。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧