アニメ・コミック

2025年6月26日 (木)

ジークアクス最終話と感想諸々

実家が徒歩10秒の距離にある幼なじみのnori君が、名古屋から1時間半掛けて「一緒に最終話を見るために」遊びに来てくれた。感謝。

 夜10時半から、二人でアニメを見る。

思えば彼とは、「ファーストガンダムの1話を一緒に並んで見た仲」。つっても僕は覚えてなかったけど。

友情が時を超える。BEYOND THE TIME.

 ネタバレあります。

てか、ネットの感想を見るとネガティブなのが多くて、

 正確には「ネガティブな感想をアップする人の動きが早くて」、結構ゲンナリ。

そんなに合わないのになんで見続けてるのか、命の浪費に気付かないのか。僕なら絶対見ない。

 だからユニコーンも水星の魔女も1話しか見てない。

合わないアニメや映画を見続ける意味が、、、まぁわからなくはないか。惰性だとか話題性だとか、

 文句を言いたくて見てるとか。

だが同意は出来ない。なぜなら僕はしこたま楽しんだから。

ニャアンが大量殺戮したのに平気で海水浴してるとか、

 ガンダムだから戦争の悲惨さをアピールしなきゃならないなんてことは微塵もない。

これはフィクションだし、リアリティを求めて見るわけじゃない。何が楽しくて、何が不要なのか。何が客受けが良くて、何がバンダイにマイナスなのか。

 僕はめちゃ楽しんだけど?

一話からずっと、毎回誰かが死んでるアニメだった。でも、それを深く掘り下げないし、引きずらない。引きずるガンダムが好きならそれを見ればいい。これは、

 富野監督のガンダムじゃない。

物語の中で殺し殺されがあったとしても、それが物語の中での真実であったとしても、それを僕らが「真に受ける必要はない」。ギャンがかっこよく、78にシビレて、作画や声優に震える。

 それ以上何が「楽しむ上で必要なのか」って話。

戦争映画に限らず、人が死ぬドラマや映画は多い。アニメもマンガも多い。でもそれをずっと引きずり続けなければ許されないわけじゃないし、

 フィクションの中でなら、親を殺された主人公は、いつだって笑うことが許されていると僕は思う。

娘を交通事故で失った「リアルな父親」の心情と、アニメのワンシーンを重ねること自体が馬鹿げていると思うし、

 僕とは合わないと思う。

僕はマーガリンを食べるし、味の素も食べるし、カップラーメンだって普通に食べる。長生きした人は全員豆ばかり食べていたわけじゃないだろうし、食生活を厳格に管理していなくても生きる人は90歳まで生きる。

 楽しく生きること以上に、重要なことなんて、そんなにはない。

※人に迷惑を掛けない範囲で、よ?

それらをまず踏まえつつ主張し、全てひっくるめて、、、

 最終話、惜しかった!!

てか、最大のマイナスは、

 なんでそこでPlazmaなんだよ!!

あそこまで行って主題歌とか、劇場版ガンダムIIIの最後に、めぐりあいの代わりに「翔べ!ガンダム」を掛けるようなものだ。
※それは言い過ぎ

何かの事情だったのかと邪推したくもなるけど、

 相当ガッカリした。

Plazmaは悪い歌じゃないし、それによって盛り上がったこともある。でも、このとんでもなく大きく広げた風呂敷を畳むのには、

 全くもって役不足!

「感動の9割は音楽で決まる」とはスピルバーグの言葉。事実、前回のBEYOND THE TIMEからの78登場に震えまくったのは僕だけじゃあるまい。てか、

 あの歌そのものがそこまで力のある楽曲だとは思ってないけど、あの場面、あのタイミングで掛けられては、盛り上がらないわけには行かない。

この一週間脳内ヘビロテ不可避だったわ>BEYOND THE TIME

だからこそ、最終話にはそれ以上の期待が掛かってしまった。nori君と二人で、

 「プラズマはねぇわ」

とガッカリ。ただ、、、

 それ以外は概ね震えた。

78が巨大化したときもニヤニヤ待ったなしだったし、そもそもあの78の威圧感が凄かった。
※nori君も「怖ぇぇよ!」連発

途中から、シャアが池田秀一に代わり、「え?え?池田秀一?」ってなって、そこからの、

 古谷徹!!

てか、潘恵子さんは、正直「ん?娘(潘めぐみ)?」って思っちゃったけど。

 あのオリジナル声優、ズル過ぎる!!※良い意味で!

いやいやそんなことより、

 ララァ怖すぎ!梅図かずおかよ!!

まぁ以前シンジもあんな感じに壊れた作画があったけども。でもシャリア・ブルとかの青い止め絵は相当かっこよかったし、

 メカ作画がほとんど「CGっぽくなかった」のがメチャクチャ良かった!

走ってるとことか、CG特有の味気なさがなく、アニメらしい「オーラがにじみ出てた」し、

 顔の変形も、(聞いてはいたけど)めちゃ良かった。

ああでも、最終話なんだから、もう一体新顔が欲しかったとは思ったけど>MS。
※ゾックみたいな友情出演じゃなく

ゲルググと78の戦いは、スタッフ(庵野監督か鶴巻監督?)にゲルググ好きが居たとしか思えない尺が取られてて、

 とにかく戦闘作画に熱が入りまくってた。

※個人的にはもっとキャラ周りを掘り下げて欲しかったけど。
→コモリとか事後のエグザベ君とか

僕的にはソドンの艦長が大好きで、何度も「うっす(薄)っ!」と叫んでしまったわ。あの薄いキャラが居るからこそ、全体を冷静に見られる感じすらする。あの人、名前も知らないけど、

 このまま行くと新生ジオン軍のトップとかになったりするの?

とも思ったり。シャリアはそんな感じじゃないし。

てか最後までシュウジが何者なのかわからなかったな。ニャアンもだけど、

 一体君たちは何をしたいんだい?

と訊きたくなった。でもマチュのキスは良かった!完全にヒロインは「彼女だけ」になったな。

あ、そう言えば「エルメス」って固有名詞出してくれて、

 スゲェ嬉しかった!笑

やっぱエルメスだろ!全オレが同意したわ。

・・・

絶対劇場版とかアナウンスがあると思ったけど無かったし、来週から何が始まるのかと思ったら、全くアニメと接点がないバラエティで肩すかし。

面白かったけど、満足感としては11話の方が遙かに上。

 ジークアクスをトータルすると、クリス評価は★★★★って感じ。

てか、「、、とガンダムが言っている」ってのは、アムロ≒赤いガンダムなのかな。まぁ詳しいことは僕にはよくわからないし、

 わからなくても楽しめればそれでいい。

てか、マチュ、お父さん居たんだな。

毎週の楽しみが無くなってしまうのが非常に残念。たぶんきっと間違いなく絶対に、ネットにはディスり感想が溢れると思うけど、

 そんなのはクソ食らえだ。

ただ、個人的に残念なのは、「イイ感じの最終話を感じさせるAI画像が生成出来ないまま」ってこと。

 そもそも、78は78だもんな。好きだけど。

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2025年5月18日 (日)

ガンダムジークアクス

「キシリア暗殺計画」まで見た。これが投下されるのがいつになるかわからないけど、どのみちネタバレを書いちゃうから気にしない。

いやはや、

 面白い!

というか、

 凄くよく出来てる

無駄なシーンが一切無く、どのシーンにも「何らかの意味がある」ような気配がする。てかたぶん実際に意味がある気がする。

ところどころで「庵野臭」を感じる電柱や電線の描写があったり、今回で言えばちょっとしたサービスカットが「ガイナックスっぽい」。あの程度で十分だとも思う。オッパイは地上波には要らない。

先週のドムは相当「売れ線」だと思ったけど、今回はほぼメカ無し。ただ、キケロガ≒ブラウブロが、以前から多少なり変わったんじゃないかと期待したり、

 来週まさかのサイコガンダム登場!
※クランバトルに大きさとかのレギュレーション無いのかよ!って思ったけど、もしかしたら、普通のMSサイズかも知れない!?

バスク・オムが出て来た時点で、「Zまで踏み込むのか!?」って感じでかなりのインパクトがあったけど、ぶっちゃけ彼が何をした人なのかは全く覚えてない。調べたらティターンズの人だったみたいだけど。

配下に出て来た金髪が、一瞬「シャアか!?」と思ったけど、どうやら違うらしい。てか、

 脳内でファースト世代の記憶とごっちゃになっていく感じがとても愉快。

相変わらずシャリア・ブルの扱いが良い。「思ってること」と「口に出してること」で会話が通じてるのも愉快。

サイコガンダムのパイロットの女の子、かなりポケモンのキャラっぽいと思った。サイコガンダムは細身で小柄な女の子しか動かせないんだろうか。あんまフォウっぽくはないけど。てか、

 顔が出て来てなかったから、もしかしたらマーク2かも>サイコガンダム

プラモが出たばかりだからそれも大いにありそうだけど、せっかく出すからには、

 マイナーチェンジで「ジークアクス仕様」を割高にして出しそうな気もする。

別に買わないから気にならないけど。

てか、ファーストしか買わないって言ってたO澤氏が普通にジークアクスのキットを買ってるのがちょっと楽しい。まぁこれはファーストみたいなもんか。

マチュのキャラが、アムロにメチャ被る。

 「ガンダムは僕が一番上手く操縦できるんだ!」

みたいな。でもどう見てもニャアンのがニュータイプの特性が高そう。この子は何者なんだろ。来週には和解して欲しい。嫉妬の三角関係とか疲れちゃうし。

何かにつけて「ガンダムが言っている」のシュウは、本当にガンダムが言っているのか、

 もしくは、そもそもシュウがガンダムなのか。

エヴァの中の「ユイ=初号機」的な感じで。

・・・

今回で6話。つまり折り返し。個人的には、12話でキレイに終わって欲しいと強く思うけど、バンダイ的にはもっと続けさせたいはず。まぁ今のバンダイは、

 アニメがどうだろうとプラモを売るノウハウがある

から、それなりに盛り上がればいいのかもだけど。てか、テレビが終わった後劇場版を数回やるかも知れないし。でもってそれは当然見に行くだろうし。

 何なら、全て終わった後で、シャアが出る劇場版をやる

なんてことされたりした日には、まさに話題騒然って感じだろうな。

見ていてシミジミ思ったのは、このアニメが特別だということ。何となく数話まとめて流し見する感じでは全く無い。毎週を楽しみにするし、
※リアタイではなかなか見られないけど。忘れてるし寝てるから。でも起きてすぐ見る

 「つまらなければ30秒飛ばす」僕が、一切本編を飛ばす気にならないし、予告が2秒(早送りしすぎて)見損ねただけで、巻き戻して見る
※この「前のめり感」は、グレンラガンや牙狼以来かも知れない。ゴーグとかもそうだった。純粋に「多幸感」のあるアニメ

意外なのは、一度見た回をもう一回見たいとは思わないこと。今は特に嫉妬絡みで重いからだけど、そうじゃなくても別段何度も見たい感じじゃない。思えばトップ2やトップ1も、序盤の数話は一回しか見なかったりした。

 その分最後の3話を何度も何度もヘビロテしてたりもしたけど。

インスタのAIネタにも何度かしてるけど、正直そっちは人気薄。海外での認知度の低さなのか、単純に出来が悪いからか。

今まで登場したMSは、

78、ガンキャノン、ガンタンク、ジム(ゼロワン)、ザク、シャアザク、ドム、ゲルググ、キケロガ、サイコガンダム

逆に出てないのは、水陸両用系4種、グフ、ギャン、ジオング、各種モビルアーマー、ボールなど。

今のガンプラブームなら、ソドンとか戦艦すら出せば売れる。でも、12週はあまりに短い。別に特別欲しいプラモがあるわけじゃないし、今のご時世めちゃ高い値段をふっかけられそうな不安もある。めっきりガンプラから足を洗ってる僕だけど、

 事に寄ったら復帰したくなる機体が出るかも知れないって思ってる。

「HGジークアクス版ジオング」とか。

・・・

スゲェ余談だけど、マチュよりニャアンのが好き。でもシュウはマチュの方が好きな気がする。てか、シュウはシャアとどんな関係なんだろ。「ャ」と「ュ」の違いとかにも意味があるんだろうか。

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ネットを見ると、かなり酷評も多い。驚くと言えば驚くけど、冷静に考えれば、

 僕が好きなガンダムの方が少数派

あと世代にも大きく依存すると思う。ファースト世代とユニコーン世代では、好みも変わろう。

ずっとガンダムを見続けている人や、特にWや水星が好きな人も居るだろうし、人の好みは千差万別。ある意味当然かも知れない。

私見でいろいろ書かれてる人のを読んでなるほどと思ったのは、

 毎回人が死んでいる。

なるほど。今回は刑事さん二人が死んでいた。スッカリ忘れてたけど。でも、

 スッカリ忘れてしまうような演出でもあった。

ただ、このまま行くとメインの何人かは死んじゃうんだろうなぁとも思う。特に怪しいのは、

 シュウか。

アムロ≒マチュなら、ララァ=シュウ。となれば結果は推して知るべし。そんな戯れ言を考えたくなるのは、僕が本心で本作を楽しんでるってことだろうな。

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2025年4月13日 (日)

ガンダムジークアクス第一話の感想

既に映画を見てから結構経っているので、

 ほとんど忘れてた。

とりあえず開幕でザクのモノアイから始まったので、

 ビギニングパートもやるの?

と一瞬期待したけど、それはさにあらず。まぁ女の子たちのキャッキャウフフな展開中心だった。

ただ、正直劇場版で「軽い疎外感を感じた」のは、昨夜のテレビでは感じなかった。何がどう変わっていたのか全然わからないけど、一言で言えば、

 わかりやすくなってたと思う。

「ガンダムが言っている」の人は一切出てこなくて、シャアも予告でワンカット出たかなって程度。そもそも、

 異常に濃密な劇場版の3分の1弱の時間

なわけで、見応えそのものはガッツリあった。

歌は、米津のプラズマと、もう一曲挿入歌があり、EDは別の歌が差し込まれていた。来週からどうなるのかわからないけど、

 今回は、「飛び出していけ!宇宙の彼方」というフレーズで、まさに宇宙に飛び出していくシーンだったりして、

 う、上手いじゃねぇか!!!

とぐうの音も出ない感じ。てか映画の時あんまピンと来なかったけど、あれからプラズマも聞きまくっていたから、

 まんまと乗せられた感は強い。

途中のCMは一回だけで、ガンプラや、ロボット魂のCMは、

 見ていてちょっと嬉しくなる。

 ここが本当に凄いところだと思う!

だって、CMが楽しいんだよ?本編を見るために渋々CMを見るんじゃない。てかバンダイの一社提供にして、全てガンダム関連にしてくれればさらに良いのにって思ったくらい。

MSの戦闘シーンも、ユニコーンと比べて「作画にコストが掛かって無さそう」な感じと、「その分センスが感じられる」原画が見え隠れして、キャラ作画も、セルではないのだろうけどセルの質感というか、

 イイ意味で手抜きされている感じ

が妙にしっくり来た。この辺りはさすがカラーというトコロなのかも知れない。

巨大感を煽るカット割りも非常に多く、この辺りはハサウェイの経験が生きてるのかなぁと思ったり、エンディングはトップ2の雰囲気を感じて、

 ああ鶴巻監督だなぁ

と思ったり。

赤いガンダムのデザインは、正直「顔がうるさい」と思った。シンプルな方が好みとかそう言う話ではなく、わかりづらい。「かっこよさが伝わりづらいデザイン」だな、と。逆にクアックスの方は、顔が変形する見せ場が、

 おおっ!

って感じで盛り上がったし、カタパルトから射出するところや、ビットと人間の対比でこんなにでかいのか!って見せたところなど、

 見せ場はテンコ盛りだったと思う。

・・・

くりぃむ上田のバラエティとの抱き合わせは、まぁいろんな事情があったんでしょって感じ。最初はカチンと来たけど、言ったところでどうなるもんでもない、

 腹を立てるエネルギーが惜しい

と思ってスッと沈静化した。ただ、番組スタートが、

 0時29分より後だったことは、伝えておきたい。

僕は1時間枠のバラエティ抱き合わせでタイマー録画をしつつ、開始と同時に、もう一枠で録画をするためにリアタイスタンバイしていたのだけど、0時28分から29分に切り替わった時点ではまだCMだったので、

 もし次回も同じ枠だったら、29分から録画を開始すれば十分だな、と思った。

あとこのガンダムは、既に配信が始まっているサービスもあるものの、多くは11日からの配信の予定のようで、
※UNEXTも

 それまでは録画したヤツを繰り返し見るかどうか

ってところだ。

・・・

一話の感想は★★★☆。忖度抜きだとそんな感じ。まぁこれだけ期待されていて、よくここまで持っていったなって感じ。

僕は正直ガンダムがそれほど好きじゃない。もちろんファーストは人並みに盛り上がったし、名ゼリフの10や20は言うことが出来るけど、

 今の価値観やトレンドを鑑みつつ、ユニコーン、ハサウェイ、ククルスドアン、水星の魔女、サンダーボルトなんかを見ても、

 「戦争物」である呪縛から解き放たれてない感じが、正直ウザい。

確かに初代も戦争物であり、一概に善と悪と言えない対立関係が新鮮ではあった。でも、それはあくまで当時だから価値があったのであって、枚挙にいとまがない昨今のアニメを鑑みると、

 自分という、確固たる主観において、ほとんどが「楽しめない」と声高に叫びたい。

楽しめる人は楽しめばいいし、それを「楽しめる方がおかしい」などと言うつもりは一切ない。がしかし、最近の子が、「ガンダム見てみようかな」とボソッとつぶやいたのに対して、

 あれもこれも、そしてそれも、絶対見た方がいい!

などとまくし立てるのは、ハッキリ言って「痛い」とすら思う。というか、今日昼飯の時に少し逆襲のシャアを流し見していたのだけど、

 ハッキリ言って全く面白く無い。

北爪弘幸作画は安定感があるし、池田秀一翁と古谷徹パイセンの声にも懐かしさを感じたりはするけど、昨今のアニメと比べて、

 何を言いたいのか、何が起こっているのか、何を楽しませようとしているのか、そもそもどんな話なのか、、、

 全く見えてこない。

起承転結の転から見せられてるような感覚。ガンダムというフィールドにあぐらを掻いた、「甘え」という印象だけが残った。

 見てる人は何十回と見てると聞くけど、果たして最初から「面白さ」を今でも感じられる作品なのか、これは。

と思った。どこかで記憶を美化しているのではないか、と。最近のアニメ、例えば俺だけレベルアップでもいいし、サイタマでも、パリィでもいいけど、

 何か、斜陽に入ったあとのシューティングゲームのような、

 一部のファンにだけ支えられもてはやされてたセガのような。

まぁそう言う意味で言えば、ぶっちゃけジークアクスも同じ穴の狢(むじな)と言えなくもないのだけど、少なくとも、

 戦争物のきな臭い、そして胡散臭い感じがないだけ、僕には「アリ」だと思わせたんだよな。

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2025年3月 4日 (火)

俺だけレベルアップな件

以前から気になってはいた。でも、どこかで、

 最初はマイナスの溜めが大きいのだろうな

と感じていて、結果敬遠していた。

でもふとしたところで、「続きのマンガを買おうか迷う」という書き込みを見て、

 何となくいけそう?

という気になってアニメを視聴開始。

序盤は案の定マイナスの溜め連発。へこたれそうになるも何とか踏みとどまって見続けたら、

 3話から4話くらいで「覚醒」!

てか、この作品、僕の評価は凄く曖昧というか、ある意味「バカにしてるのか?」って感じに見えるかも知れない。

 だって主人公がメチャクチャ変なんだもの。

なんで中学生くらいの背格好、顔立ちの男の子が、いきなり28歳くらいの身長と顔立ちになるのかの説明が全くわからないし、見た目以上に、

 性格や言葉遣い、キャラクターが全く別物になっている!

確かに特殊な状況下で、大きな変化があったことはわかる。でも、

 もはや完全に別人と言われても「やっぱりな~」と納得するレベル。

でももちろん大丈夫。

 なぜならこれはマンガで、アニメで、フィクションだから!

どれほど変なヤツになろうと、どれほど別人だろうと、それが本当に別人だろうと、もしくはそうじゃなかろうと、

 これはフィクションで、これはファンタジーで、これは作り物なのだから、何一つ問題はない。

ただ、「納得」とか「整合性」という言葉からは、

 著しく縁遠い世界であることは間違いない。

これは本当にそう。さらに言えば、中盤以降「またキャラ変わった?」って感じたことすらあるわけで、

 そういう「おかしなところ」も含めて楽しめる人向けという感じ。

例えるなら、ヒロアカの主人公が、司馬達也に変わった感じ※誇張無し

繰り返すけど、

 今作の主人公は性格が「不安定」!全くの別人に変わると言っても過言じゃない。

それを気持ちよく許せるかどうかかな。

・・・

舞台は現代で、素質のある者には、EからSの「ハンター適正」が与えられる。D以上であれば食っていける程度の役割や仕事もあるけど、Eランクはまともに敵を倒すことも出来ず、パーティではお荷物扱い。もちろん収入も乏しい。

 主人公は特殊な病気で寝たきりになった母と、高校生の妹を持つEランクのハンター。

そんな中、主人公のパーティは、本来の難度とは別次元のダンジョンに入り込んでしまう。次々に死ぬメンバー、逃げることに成功する者も居た中で、ひとり取り残された主人公は、、、

 みたいな。

てか主人公の名前「みずしの」というのもスゲェ聞き取りづらかった。かなり長い間「みずしま」だと思っていたし、ふと気付くと「みずしな」かな、と思ったり。最終的に「みずしの」であることに確信を得たのは、

 アニメ版を全て見終えてから、ピッコマを読んで初めてわかった。

てか、マンガ版を見てなるほどと合点が行った。

 これは韓国マンガっぽい。

縦スクロールで、タッチが微妙に「4000年ぶりに甦った大魔道士」に似てると言えなくもない。

ただ、韓国マンガっぽさは別段欠点ではなく、
※実際にそうかどうかはともかく

 読んでいて、とてもテンポ良く展開していく。

まぁ途中で2ブロックのヘアスタイルになったときには、

 それは日本ではあんまウケないぞ?

とは思ったけど。

序盤のヒロインから中盤でバトンタッチした女の子は相当魅力的で、ステロタイプの妹や、絵に描いたような「盛り上げ役」
※ハンターズ教会会長とかギルドマスターたちとか
も、わかりやすくてとても居心地が良い。

裏切りとかもあるけど、マイナスの溜めとしてストレスを感じたのは序盤だけで、あとは基本「俺だけ強い」状態なので、安心して見ていられる。

ただ、ところどころテンポが澱むところは無くはないけど。

既視感がかなり強い作風で、特に「強そうなキャラ」たちはどれも他のアニメやマンガで出て来たようなヤツばかり。それもまた平気で楽しめるのだけど、

 範馬勇次郎みたいなオヤジには、思わずにやけてしまった笑

ここまで似せてきちゃうの!?みたいな。

戦闘シーンのクオリティはかなり高く、時折差し込まれる劇画タッチの描写もいいカンフルになっている。

OP、EDは普通で、別段耳に残らない。というかネトフリなので飛ばしやすいんだよな。

アニメスタジオはA-1Pictures。てかビックリ!

 原作の作画担当が急逝してた!
※やっぱり韓国マンガだった

でも一応他の人が引き継いで完結はしてるし、さらにスピンオフも出ている様子。

現在アニメ2期が18話まで進んでいて、今度の日曜に19話。1期が12話だったので、2期は24話で終わるかな。そのさきはマンガ版を買ってもいいかも。

15話くらいから一気に面白さが膨らんで、既に後半は2周目も見ているほど。ただ、クリス評価は★★★で、やや抑えめ。

 だってやっぱりなんか変なんだもの。

ネタバレだけど、30億貰ってるはずなのに、妙にケチだったり、スゲェ小さなことを気にしてたり。

 最近出て来た「魔力2倍のアーティファクト」なんてホント違和感凄かった。

 上位のアーティファクトでも20~30%UPしかないのに、これは2倍!これならかなり高値で売れるだろう。しかし、Eランクの俺がこんなものを出品したら出所を探られるに違いない。やっぱやめよう

的な展開。そしてこの2倍アーティが、「Aランク」であるという違和感。

現状出回ってる全ての高級アイテムの上限が30%UPの中で、2倍の効果があるものが「Aランク」であることに作者は違和感を感じなかったんだろうか。

 普通考えたら、「30%UP」はDランクかEランク相当にならないか?

そして、「上位」ということは当然ひとつ「数億円」でも不思議は無いだろうし、それとは別次元の「2倍」という数字。

 ランクで言えば「EX-S」※これしか存在しない

 価格は、1兆円

このくらいが無難なんじゃなかろうかと思ってしまう。一体いくらで売るつもりだったんだろうか。ディアブロ3のオークションでも、10%UPと15%UPで、平気で価格は10倍くらいの差になる。「それが普通」「それが当たり前」なのだ。

「30%」が「2倍」になるとしたときの貨幣価値のバランス感覚が「なってない」。

 30%と100%は3倍の価格差じゃねぇぞ?

ぶっちゃけ「30%が1億円」だとしたら、「2倍がその1000倍の1兆円でも安すぎる」とすら思う。そして、

 そんなにインフレしちゃダメでしょ!

とも思う。別に50%でいいだろ、と。マンガなら2倍が面白くて据わりがいいと思ったのかも知れないけど、

 この武器は凄いぞ!通常質の良いライフルでも貫通できる鉄板はせいぜい3cm。でもこの武器は、

 地球も貫通しちゃうくらい強い!

そんな滑稽さにも似た違和感がある。

 だから凄く変!!

でも、受け入れる。変で甘いことは別段「もうわかってる」から。この話だって、「変だろ!」と突っ込みを入れてるだけで、怒ってるわけでも冷めてるわけでもバカにしてるわけでもない。

 あ-ーースッキリした!

いろいろ許せる人にはオススメです。

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2025年2月11日 (火)

アニソンのこと

思ったので書く話。

最近友達からのラインで、

岡田斗司夫曰く、アニソンの定義とは「その作品だけでしか通用しなくて、なおかつすごくかっこいい」

と言っていたそうな。

スレッズでも、「アニソンがアニソンじゃなくなった境目はいつ?」というポストがあって、キャッツアイがそこなんじゃないかって意見が結構多かったり。

僕的には、明確にそのタイミングがある。

 エルガイムの後期OPから、アニソンがアニソンに聞こえなくなった。

歌手で言えば、MIOと鮎川真弥が境目。というか、ぶっちゃけアニソンの明確な定義など必要もない。その人の年齢や環境でいくらでも変わるし、具体的にアニメのタイトルが含まれてなければダメってこともないだろう。例えば、

北斗の拳なんてどこにもケンシロウや北斗の拳という言葉は出てこないし、クリスタルキングが歌ってるからって歌謡曲って感じはあんましなかったと思う。誰が何を歌ってるかとかで区分けできるもんじゃない。

そのアニメだけでしか通用しないというのも、僕の中ではグレンラガンのしょこたんの歌は、そのアニメだけしか通用しないとも思わないし、ゴダイゴのTHE GALAXYEXPRESS 999
だって、特にアニメを意識しなきゃ聴けないわけでも、ましてやかっこわるいわけでもない。逆にタイガーマスクやゲゲゲの鬼太郎のエンディングとか、全然かっこよくはないけど、どう聴いてもアニソンだろって思うし。

スレッズの意見で興味深かったのは、「タイアップし始めてから」というのがあって、それはかなり納得出来ると思った。そのアニメのためだけに作られた曲じゃない、「アニメがついで」になってる曲は、正直僕の中のアニソンの定義からは外れる。具体的には、世間でいくら肯定されていても、

 スラムダンクとか、YAWARAとか、ワンピースとかは、

かなりキツい。特にワンピースの主題歌にハウンドドッグが使われていた時なんかは、

 え?ワンピースだったの!?

とかなり驚いたもんだ。

ただ、別にタイアップしちゃダメってわけじゃもちろんない。あくまで「アニソンであるか」というところで、違和感が残るのだ。

そう言う意味では、ディズニーの歌なんかは、「ガチのガチでアニソン」という感じがする。曲中に「アナ」とか「エルサ」って言葉は無くても、アナ雪の歌は、誰もがアニソンと認める「らしさ」があった気がする。昔ながらのメロディではなくても。

別に英語のバイファムのOPだって、100%アニソンだと思うし、こないだからハマってるグリッドマンのユニバースや、ユニオンもめちゃアニソンだと思う。僕の思うアニソンの定義は、

 その歌から、まず最初に作品(アニメ)が浮かぶ歌

それがアニソンだと思う。だから、スラムダンクだろうとワンピースだろうと、それをジャストミートでリアタイ視聴していた人には、間違いなくアニソンで問題ないし、

 聞く人によって変わるのがアニソンの定義

というのも、合わせて書いておきたい。ズルいかも知れないけど、そう思うんだからしょうがない。

つい最近のジークアクスも然り。僕にはアニソンっぽくないと思えても、聞く人によっては全然ピッタリ最高!と言う感想になるのだ。

で、、それはそれとして、、

アニソンの地位が昔を思うと随分向上したなぁと思う。

昔は、子供の見てる、言ってしまえば「子供だまし」の歌というカテゴライズだったのに、今は、

 ともすればアニメソングが普通のJPOPをアベレージで超えているとすら言えるのではないか。

民謡が、昭和歌謡とかになり、歌謡曲とフォーク、フォークからニューミュージック、バンドブームを経て、JPOPとして今に至る過程の中で、

 アニメソングが王道だった時代はない。

でもだがしかし、今日もふと水木一郎兄貴の歌を聴いていて、

 ここまで聞き次がれていく歌は、他にどれほどあるのか

アニソンだからダメだった時代。水木一郎、ささきいさお、堀江美都子、子門真人、大杉久美子の黎明期。なぜ彼らの歌ばかりだったのか。それは決して彼らの実力が際だっていたからじゃないはずだ。

 アニソンを歌いたがらなかったからじゃないのか。

たいらいさおやMIOの時代から、一度はJPOPタイアップ時代を経て、最近は最早、アニメに使われている前提、アニメの内容がしっかり歌にフィードバックされている、「純然たるアニソン」がかなりの支持を集め、人気を勝ち得ている。

 今アニソンが歌いたくないという歌手は、それほど多くないはずだ。

事実、アニソンのヒットはカラオケでも需要がある、、と思うし、短くても3ヶ月程度、12話がみんなの耳に届きやすいビジネスモデルというのは、すり込みの観点からも強力な武器だと思うし、昨今のアニメブームには、スポンサーの意向があまり重要視されない構造になっていると思う。

 クローバーがメインスポンサーだからガンダムをトリコロールカラーにする

何てことはない。DVDやブルーレイが売れるからとか、配信サービスに権利を買って貰うとか、アニソンが売れる背景にはそのクオリティアップも絶対に無関係じゃない。推しの子の「アイドル」なんて、

 あのアニメの主題歌以外の何物でもないのに、JPOPでもあり、歌からアニメをイメージさせるし、タイアップする必要が一切無い。

 アニメは今、日本だけじゃなく世界をも席巻した「一大音楽ジャンル」になりつつある。

だから逆に、水木一郎兄貴や串田アキラ翁、影山ヒロノブパイセンも、みんなアニソン以外に手を出さない。

 せっかくアニソンが歌える立場にあるのに、他に手を出す旨みも魅力もないからだと思う。

最早、アニソンが「子供だまし」だった時代とは真逆の時代になった。ずっと聴き続けられていく、スタンダードナンバー。永遠の名曲。使い捨てじゃなく、タイアップでもない。そのアニメが忘れられても、歌だけは生き残る。

 実際昔のアニメとか、話全く覚えてないけどアニソンは歌える作品の何と多いことか。

でも、歌を聴けばその映像が浮かぶ。それこそがアニソンだ。

999を聴けば、反射的にメーテルとのキスシーンが浮かぶし、

めぐりあいを聴けば、ポッドに向かって涙ぐむアムロが浮かぶ。

キャッツアイを聴けばレオタード姿の美女3人が浮かぶし、

エヴァを聴けば暴走したエヴァや、アスカが思い浮かんでしまう。

アニメじゃないけど、牙狼も戦隊ヒーローもきっとそうだと思う。そして、ずっとその存在は生き続ける。

僕は思うのだけど、

 アニソンはもう「懐メロではなくなる」。

ずっと聞き続けられていけば、懐かしがることはない。

・・・

そんな中、僕の中で特に違和感というか、不思議な立ち位置になっているのが、

 みゆき「想い出がいっぱい」だ。

これは、アニソンであるかと言われたら間違いなくアニソンであるのだけど、

 アニメが終わったあと、原作マンガの最終話でその歌詞が使われた。

アニメソングではあるのだけど、マンガでも使われている「イメージソング」の側面も凄く強い。

 想い出がいっぱいを聴くと、思い浮かぶのはアニメのみゆきじゃない。

大好きだけど!

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2025年1月28日 (火)

ジークアクス言いそびれ

まだ言いたいことがあった!てかどうしてもネタバレになるので、

 見てない人はこれを読むな!

もし見ずに読んだら、毎朝靴紐が靴の内側に潜り込む呪いに掛かるぞ!でもって外に出てからスマホを忘れたことに気付く呪いと、側溝の穴に鍵を落としそうになる呪いにも掛かるから、絶対見る前に読まないように!

 O澤氏に言ってるんだぞ!笑

ネットでの感想もめちゃ好意的で、読んでてニヤニヤする。

 これこそが今の時代のアニメの楽しみ方なんだなぁと思う。

以下適当に抜粋しつつ、僕の感想も、、、。

シャリア・ブルの同人誌が出るとか、

アムロが居ないからアルテイシアがガンダムパイロットなんだとか、

マチュの部屋の間取りがミサトさんと同じとか、

ホワイトベースの構造は、ショックアブソーバーとして機能する強襲揚陸艦だからああだったんだとか、

「ガンダムを見に行ったら、ガンダムが始まってビビった」

とかまさに至言。

ドズルはソロモンで死ぬ運命(さだめ)だったんだなぁとか、

クアックスに「歯」があるというセリフ!開口するのが楽しみ過ぎる!!

ホワイトベースを緑に塗って、ガンダムを赤く塗るセンス!

シャアの声優がスゲェがんばってる!池田秀一というとんでもないカードを、完全に払拭せず、それでもマネしてるダサさがない。凄いと思う。そう考えるとマ・クベが惜しいなぁ

てかホワイトベースの超合金魂が欲しくなったな~。いろいろギミック押し込んで欲しい!結構動くし!!てか艦橋壊されてもリペア出来るんだな
※オリジナルのキシリア様は、バズーカ一発でグワジンごと沈没しちゃったのに!

来場特典でカード貰えたけど、アレって全部同じ絵柄なんだろうか。もし違うならもう一回行ってもう一枚貰う選択肢もあるぞ!
→全2種類らしい。それはそれでハードル高いなぁ
→開けたらシークレットじゃない既に絵柄が明かされてる方だった。キラキラしてた

事前に「開始1秒でニヤニヤ」と言っていた意味が今更思い出されてわかりみ深っ!

庵野監督が「面白いから見てね」と言っていたらしい。面白いわ!

見る前は、「商品売る為のプロパガンダ的なヤツ?」と思ってたオレを殴りたい

序盤で出て来たニュータイプっぽいジムがまさかの顔も見せずに撃沈にビビった

とにかくテンポがいい、ということは、カット数が莫大に多い。つまり手間とコストがスゲェ掛かってる。要は「大作」だったわ

ファーストパートの効果音やBGMにニヤニヤが止まらない分、セカンド以降のBGMが物足りなくなってしまった

ザクの盾に描かれた「警察」の文字が、なんかAIが書いたみたいなアレンジされてた笑
ザクは戦闘モードになると赤い眼になる仕様。ロボット刑事Kかよ!
→せめて巨神ゴーグだろ
→宣材のクアックスをスペライに掛けたら、目がピンクにされて返ってきた笑

とにかくザクとドムのプラモが欲しい!HGひとつ3000円くらいかもだけど!

テレビ放送日は未だ未定

絵コンテに庵野秀明の名前も

「~とガンダムが言っている」が流行る!

開始前に聞こえていたポップコーンを食べる音が、数分で聞こえなくなった!

シャアがコックピットに入った後もいろいろしゃべるのが面白い。君、ひとりで永遠としゃべるじゃん

ネタバレ板用意してくれてありがとう!

戦闘可能にするユニットがどう見ても内蔵HDDな件

普通に学園モノを入れ込める余地があるのもイイ

シャリア・ブルさんがドラッグストアに寄るくだりもイイ

そう言えばエヴァやトップのBGMが一切使われてなかったな

久々にパンフ買えば良かったと思った
→都会では売り切れてたらしいけど

売店にあったアクリルブロック(7cm×5cm×厚み8mmくらいの透明板に、雑な宣材カードが入ってるだけのもの)が1100円はさすがに高いと思った。割と余ってるとウワサだったプラモも一切無かった→見たら欲しくなる人が爆増したと思われ

6年後の世界で赤いガンダムに乗っていた「シュウジ」は、池田「シュウイチ」を引き継ぐ者というパロディ?<これ気付いた人スゲェな

なるほど!キャラデザインは「ポケモンの人」だった!シャリア・ブルやムサシに感じた既視感は、ジムリーダーで似た人が居たからだったんだな~

テレビ放送日が決まってないのは何でなんだろって思ってたけど、「作るのに時間が掛かりすぎてる」説と、あと、

 劇場版の人気次第では、テレビ版の扱いを考えるってことなのかな~

何てことを思ったり。通常のメーカーや企画ではありえないと思うけど、そこはバンダイ。ガンダムのためなら「何でも出来る神様」なわけで、下手したら「劇場版2」もあるのかな、と思った。

・・・

ブルーレイあの場で売ってたらスゲェ売れそう。実際僕も買う。とにかくもう一回見直したいシーンがスゲェ多かった。ダンボールの愛媛みかんや黒潮なんとかとかも、たぶん元ネタがあるんだろうな~とか。

ファーストガンダムを通ってこなかった、もしくは完全に忘れてる層にどのくらい刺さるのか全くわからないけど、

 少なくとも、新規を狙ったあざとさではなく、初代世代のおっさんがメインターゲットという潔さが良かった!

やっぱもっかい見に行こうかなぁ。

 これは間違いなく「祭り」が始まったぞ!

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2025年1月19日 (日)

ガンダムジークアクス

 ※敬愛を込めて、名前は全て敬称略とさせて戴きます

2025/1/17から公開開始の劇場版ガンダム最新作。実際はテレビシリーズに先駆けて、最初の3話を再構成した「先出し」作品、、、という話は知っていた。

ガンダムのデザインはかなりクセが強く、デザイナーやエヴァと同じ山下いくと。結構酷評されてたけど、

 僕は別にどうでもよかった。

というか、

 スタジオカラーで、監督が鶴巻和哉なら、それが最重要な情報だろうと。

それ以外に何が優劣を決める事前情報になるものか。

 どれほどユニコーンガンダムがかっこよくても、アニメは2話見終えることが出来なかったし、閃光のハサウェイが思ったより良かったと言っても、それは別にクスィーガンダムが良かったわけじゃない。

 そんな「ポイント」をはき違えず、きっちり公開に合わせて見に行こうと決断出来る自分がめちゃ嬉しい。まぁ公開初日は体調を崩して行けなかったけど。

 二日目に予約してみてきた。

ちなみにイオンシネマ7番G16。いつもの席だ。価格はレイトショーでも1300円になってたけど、それはまぁしょうがない。ちなみにお客さんは5人くらいだったと思う。

何から話そうか。何を伝えて、何を伝えないでいようか。

まずネタバレはナシで伝えたいことは、

 僕が待っていたのは「コレ」だった!

ということ。「待っていたガンダム」という表現は使いたくない。なぜなら僕は基本ガンダムを信頼してないし、富野監督が嫌いだからだ。
※富野監督の最高傑作はザブングルだと思ってる。ガンダムが素晴らしいのは安彦先生と大河原先生の二人の力が9割だと思ってる

本作は、決して莫大な予算を投じて、10年掛かりで作った劇場版超大作ではない。もちろん劇場公開を見越して、通常のテレビアニメよりは大きなプロジェクトだったことは間違いないだろうが、例えばシンエヴァみたいに「○年待った!」って感じでは、少なくともなかったはずだ。

なのでこちらも、そこまで高い期待値で向き合ったりはしなかった。僕でさえ、

 なんか、良さそう。ソワソワする感じがする

くらいのスタンスでの享受だったのだけど、

 蓋を開けてみれば、クリス評価★★★★☆!

めちゃくちゃ高評価!何つか、

見ていて、

 スゲェメモを取りたい!感想忘れちゃうからメモさせて!!

と思ったし、普段なら「1秒長い」を連発する僕が、

 え!?今のシーン0.2秒短すぎない?

 え!?濃密過ぎて、そろそろ終わってもいいんですけど!?<たぶんまだ前半

 始まる前に「予告抜いたら正味80分くらいですか」と斜に構えていたオレをぶん殴りたい!

 こんなのが2時間だったら、倒れてしまったわ!

途中で休憩したくなったくらい。否!

 1話分見終えたら、一旦巻き戻して2、3回見てから、2話目に進みたくなったくらいだ!※マジで

待って待って!僕まだ追いつけてないんですけど!心の中で、

 誰に対して言ってるのかわからないけど!!

スレッズでみんなが大絶賛しつつも、

 ネタバレは避けるけど

と内容にほとんど触れてなかったのも深く頷ける。なんつか、

 最高に面白かったけど、それをひとりでも多くの人に体験してもらうには、内容には一切触れられないから!!

マジでソレ。思わず見終わった後友達に電話して、「少しでも早く見に行った方がイイ」と熱弁しちゃったわ。他から変なノイズが入る前に、

 この熱量が広まって、凄さが認知され、劇中で歓声や拍手が甘受されるような世界になってしまう前に、

 すぐに見に行かなければダメだ。

事前情報は、「テレビシリーズの3話までを再構成したもの」これだけで十分。つまりこの映画で物語は「始まる」。だから「映画では終わらない」。それだけは知らないとダメ。

 このままどうやって着地するつもりなの?

なんて気持ちで見てしまうと、ヴェノム3のように、

 ラスボスと戦わずに終わるとかアリなんだ・・・

ってなっちゃうから。

てか、当然ネタバレ感想も書きたくてしょうがないけど、

 絶対見ない方がいい。これは、「見るつもりの人は」と限定しない。

なぜなら、見るつもりがない人でも、見た方がいいからだ。だからこれから書いていく僕のネタバレ感想は、「見た人だけが」読んで欲しい。それは誰かって?

 僕だ。

ネタバレ感想は、紛れもない「僕のために僕が書く」感想だ。

そして、見終わった多くの人はきっと、

 僕になる。

誰かの感想が聞きたくなるし読みたくなる。スゲェ話がしたくなる。

もう一度言う。僕はガンダムが基本好きじゃない。だから、昨今のガンダムが大好きな人とは、袂を分かつ可能性が高い。そう言う人にとっては、僕がいくら絶賛していても、「受け入れられない」かも知れない。

 あくまで個人の感想です、というヤツだ。

ネタバレの感想に入っていくので、見てない人は一旦ページは閉じてくれ!



上手すぎる。

僕が見たかったのは「コレだ!」と心の中で叫んだ。

なんだあのネットフリックスのCGガンダムは。確かにメカ演出は良かった。でもそれだけだし、

 一年戦争を作り直してくれるって話じゃなかったのか?
※記憶のねつ造です念のため

一体いつになったら「楽しめるガンダム」が出てくるんだ。

僕はユニコーンも水星の魔女もククルスドアンも結果ダメだった。それは、

 戦争の悲惨さみたいな側面を「ガンダムらしさ」「ガンダムの魅力」とはき違えているからだ。

ジークアクスがそれらと決定的に違うのは、

 ガンダムらしさが重要なのではない。重要なのは「エンタメ」として楽しめるかどうかだ!

と内容全てからにじみ出まくってるからだ。

もちろんMS同士の戦闘で大破すればパイロットは死ぬ。でもその演出は一切無い。叫び声とともに「お母さーーーん」とか言わない。序盤で大量の戦艦がサクサク撃沈されるけど、そこに悲惨さはない。なんなら冒頭の「コロニー落とし」のシーンすら、

 セルフパロディとして、ファンサービスとして見せているに過ぎない

だがそれがイイ!それでイイ!!

モノアイがグモーンって鳴って光るシーンも、潜入シーケンスも、全てに「ニヤケ」が止まらない。

 そもそもアムロがいない違和感がめちゃくちゃ楽しい自分に気付く。

アムロはガンダムに要らなかったんだなぁとすら思う。あいつの身勝手なキャラの成長物語だと勘違いしてた。

 ストレスはアムロにあったのか!

ってなくらいシャアや、ドレンや、デニムのキャラがいい。ここは意図的に安彦タッチで描いてるのも、見ている僕らを楽しませようとしているエンタメ精神なのだ。効果音然り、ポーズ然りだ。

 てかシャリア・ブルがかっこよすぎ問題

見た目は、「ジャイアントロボジアニメーション」に登場しそうな、「居心地の良いキャラデザイン」で、そもそもがかっこいいのに、

 見せ方がまた上手い

何つか、撮れ高が高い!シャリア・ブルが出るだけでちょっとテンションが上がるほどのキャラになっていて、

 最初クアクス※ジークアクスは「ジーク」「アクス」ではなく「G」「クアクス」だった!ビックリだ!!

クアクスのパイロットもかっこよく、ここは応炎上映やったら女の子がキャーキャー言うところだろうな、

 だって僕も心の中でキャーキャー言ってたから!

暑苦しいだけのキャラデザインで「コレじゃないんだけど」と思ったククルスドアンとは大違いだ。

 また主人公のマチュがいい!

世界観がガラッと変わりすぎて、一瞬別のアニメになったのかと錯覚するけど、

 これこそトップ2の「ノノ」と同じベクトルで、鶴巻監督の真骨頂とも言える。

ガイナックス≒カラーは、決してメカだけでのし上がったスタジオじゃない。キャラあってのエヴァであり、ジークアクスなのだ。

 トップの時代と違うから、乳首も出ません。小さなお子さんも安心して見られますよ!

おっさんにはちょっと物足りませんけど!!

話が脱線したけど、一年戦争の展開もメチャクチャ面白かった。もうあれで「完」でもいいんじゃないの?と思ったほど。「ビグザムは量産されてた」し、ソロモンをグラナダに落とすのが連邦の作戦ってのも「相当キてる」。コロニー落としの意趣返しかよ!てか、
 ソロモン、動くんだ・・・

ザクタイプのデザインも、「山下ビルド」になっていて、今風と言えば今風。そこまでかっこよくはないかも知れないけど、

 初代ガンダムだって初代ザクだって、そんなに最初からかっこよくは目に写ってなかったからな!

てかカムラン出てきてちょっと嬉しかったりして。あとマ・クベの声優はやっぱブリブリざえもんのがイイ。個人の感想だけど。

 てか、そこから6年後!?マジで!?

一年戦争のあと、Zとか逆襲のシャアとかに流れていったのとは全く別の世界線。

 ここから本番か!

と思いつつも、そもそも一年戦争パートからして既に別の世界線だったりもしたわけで、

 なんててんこ盛りなんだよ!ついて行けねぇよ!楽しすぎるよ!

てかテレビシリーズが全何話で、いつから放送されるか知らないけど、

 1クール12話で終わってもいいよ。

こんな密度で続けられても体が持たん!てか週に1話でむしろちょうど良いかも知れん。まとめてみるとか、

 死人が出るぜ?

イヤなヤツは誰ひとり無いし、ロケット団のムサシのキャラも最高。イケメンニュータイプのシュートだっけ?あの子も人気出そうだし、

 キャラが多角的に良い。

ホント話が暗くなくて最高!ガンダムっぽくなくてめちゃ楽しい!

一点だけ残念だったのは、主題歌が米津玄師だったこと。米津玄師は嫌いじゃないし、シンウルトラマンの時にはメチャ良かったけど、

 本作はしっくりとは行かず。

ガイナックスアニメは音楽、BGMが際立って良いものばかりだったので、そこで1点減点して9点って感じだったかな。

でも総じてスゲェ良かった。見ていたときは言いたいことがもっとずっとあったハズ。ブラウ・ブロが変形してるように見えたとか、あのドムっぽいMS、死ぬほど人気出るだろうな、とか、ガンダムは白と赤でそれぞれ別に発売されるんだろうなとか、シャアは一体どうなったとか、声優がお亡くなりになられてるアルテイシアの声が気になるとか、ララァは出てくるのかとか、ハロがかわいいとか<絶対ニット付きのトイが発売されるヤツ!、テレビ版の主題歌って挿入歌だったやつ?とか、

 これでアニメがひとつ新しい扉を開けたような気すらした。

僕が言いたいのは、このジークアクスというガンダムが、

 とても僕好みのハイテンポで、濃密で、イヤなヤツが出てこない、明るく、楽しく、気持ち良く、それでいて懐かしく、心地よい、最高のアニメだったってことさ。

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2024年12月11日 (水)

僕のヒーローアカデミア

勧められたので見ることにした。これまで見なかった理由は、

・いかにも少年ジャンプっぽい

・主人公が弱そう

主にこの2点。つまりは、

・マイナスの溜めが多そう

・努力、友情、勝利が面倒くさい

という意味でもある。結果、

 ほとんど予想通り。

アニメを見たのだけど、アニメスタジオはボンズ。ボンズって割とよく耳にするとこだけど、一体何を作ってたトコロだっけ?と調べてみたら、、、

・エウレカセブン
・ラーゼフォン
・文豪ストレイドッグス
・モブサイコ100
・鋼の錬金術師
・ゴジラシンギュラポイント

など。ビックリである。何がビックリって、

 全てちょっと見て止めている!!

つまり、アニメスタジオからして「僕とはソリが合わない」とこだったんだなぁと。誰が監督かも知れないし、決して作画がヒド過ぎるというわけでもないのだけど、

 言っても0.5秒長いは散見される。

ヒロアカを4話ほど見たあと、たまたま僕の体調や気分が、アニメ向きではなかったのかも知れないと思い、

 チェンソーマンの1話を見てみた。

そしたら、、、

 ビックリするくらい「0.2秒長いが無い」!

つまり、見ていて「ここで切り替われ!」と言うタイミングでカットが切り替わる。これはつまり、監督のイメージする理想のテンポと、僕のそれとがガッチリシンクロしているということであり、

 命を無駄使いさせてない

ということ。

作画のクオリティも、正直使い回しが散見されたように思えたヒロアカと違い、かなり贅沢に丁寧に仕上げられていたと思う>チェンソーマン。僕が少年ジャンプアニメが嫌いになったのは、

 ドラゴンボールの水増しにウンザリしたからだ。

冒頭に前回までのあらすじをいけしゃあしゃあと入れてきたり、CM前後で直前のカットをリプレイしたり、「そのくらいいいじゃん」と擁護してくれる人に甘えた作りが、どうにもこうにも鼻に付く。

 鬼滅はその点相当がんばってたとは思うけど。

アニメの内容的には、やはりというかまんまとというか、

 主人公がいじめられっ子だったり、冴えなかったり、よく泣いたり、見た目がかっこ悪かったり、裏付けもなく蛮勇に走ったり、

 ヒーローに必要なものは勇気!

と僕が小学3年生くらいなら派手に食いついたであろう、手垢の付いた御旗を振りまくり。

もちろんそれが上手くしっくり収まることもあるのだけど、正直そこまでには至らなかった感じ。

では逆になぜ4話まで見たのか。確かに途中からはサクサク10秒飛ばしをするようになったけど、、、ちなみに10秒とか30秒飛ばすという行為を、作品を冒涜するとして揶揄する人が「普通に居る」と思うけど、

 例えば僕が10秒飛ばしたシーン。その後の展開で、その飛ばされたシーンが果たして非常に重要であったのか、重要であることを後悔させたのか、という話。

飛ばしたことで当然見てないシーンやセリフが存在しうるわけだけど、その後の展開に一切の違和感も疑問もないのであれば、

 そのシーンは即ち不要であったということ。

不要であるシーンを入れる、入れたということはつまりは、

 原作者や監督の価値観やセンスや力量が、僕の期待するソレとは違うということ。

あえて上から言わせて貰えば、僕が「飛ばしたいと思わないような作品」の多くは、世間一般から大きく評価される大ヒット作が多い。つまり、僕の感性がそこまでマイノリティに染まってるわけではないと思うのだ。

 誰か気の置けない友人知人と一緒に見てみたいものだと思う。

そして僕が飛ばしたとき、もしくは「飛ばしていい?」と聞いた時に、果たしてどれだけの人が、「本当に飛ばしたくない」と思うのか。

 「飛ばしながら見る」と言う行為の不自然さ、イレギュラーさを、みんなは知らず知らずのうちに甘受しているだけじゃないのか?

録画した番組のCMを飛ばす人は少なく無いだろう。それはなぜか。CMには驚きや興奮や、想定外で有益な情報が含まれていないと確信しているからだ。

 僕がくだらないパートを飛ばすのも同じだ。

この流れ、この監督、この空気で、本当に飛ばさないで見る価値がある10秒がこのあと流れるのか。

 否!

前回のフラッシュバックが始まった瞬間に10秒飛ばしたとする。そして再開したシーンがまだフラッシュバックだったとしたら、その10秒にどれほどの意味や価値があるのか。

もちろん一週間に一回のリアタイ視聴で、前回を見たのも録画じゃなく、今回まで一度も再視聴してないというのなら、百歩譲って忘れていることもあろう。

 だがそうじゃない。ついさっき見たばかりなのだ。こっちは。

てかなんだか妙に熱くなってしまったけど、ヒロアカはそこまで10秒飛ばしが多いというわけではない。その前に見てた「それがいる森」のひどさをスライドして書いてしまった感がある。失敬。

話を戻す。

なぜ4話まで見たのか。それは、トップヒーローであるオールマイトが、

 相当良かったから。

パッと見は、ワンパンマンに出て来るブラストみたいなキャラかなぁと思ったのだけど、

 普通にイイヤツ。

特訓に多少の無茶や無理があるのは折り込み済。ところどころ出て来るサブキャラも、「のちのちマブダチ的なとこに行きそう」なニオイがして悪くない。

てか、

 たぶんマンガの方から入ってたら、ガッツリ読んでたかも知れない。

結局アニメスタジオの「ソリの合わなさ」が、そのまま視聴し続けるモチベを削ってくる。てか、普通に思った。

・チェンソーマン
・ワンパンマン
・怪獣8号
・鬼滅の刃
・呪術廻戦

先々のことはともかく、初速という意味で、これら5作品よりもヒロアカが優れているとは、僕には思えなかった。もちろん好みもあるし、最終的にどうなるのかはわからないけど、

 辛かったり苦しかったり切なかったり重かったりと言った「負の感情」にアプローチする演出は、

 あんま要らない。

チェンソーマン一話を見返していて、主人公はかなり辛く苦しい立場なはずなのに、結構達観していて、開き直っている。そして、

 強い。

僕は「弱者が強くなる」という話より、

 「最初から強い者がさらに強くなる話」が好きなのだ。

もしくは、「序盤で一気に強くなる」話。

ドラゴンボールもはじめの一歩も、マッシュルも北斗の拳も、

 主人公が最初から才能があり、強い作品はいくらでもある。

※一歩とかホント一瞬で強くなるもんね

何つか、紐解いてしまえば、僕が子供の頃から結構大人びた考え方を持っていたのかも知れないとも思う。

 小学5年生ともなれば、残りの人生について考えて当然だろ、みたいな。

だから、子供が子供らしく「甘えて、愚かな行為をする」ことに、結構抵抗がある。

 子供はそんなにバカじゃないだろうと。

大人が決めつけた「子供像」に、勝手にフィットさせているだけじゃないのか、みたいな。

ヒロアカの主人公みたいな子供は、実際には居ない。当たり前。でもそれは他のフィクションでももちろん同じ。重要なのは、そのウソを、気持ちよく受け入れさせるか、させられないか。それはつまり、

 受け手側(つまり僕)の経験や価値観にも依存する。

楽しめる人を否定するわけじゃない。ただ、僕の過去は、ヒロアカを全面肯定するようには積み上げられてなかったな、と思った。

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2024年11月13日 (水)

とんでもスキルで異世界放浪メシ

既にキリが付いている12話のアニメ。まぁありがち。ありがちな中で多少補足するなら、

 今回のスキルは、「ネットショップ」。

現地のお金を「ホログラムのような画面にある投入口」に入れると、そのまま買える。通過は異世界側に補正されていて、

 わかりやすいところで言えば、胡椒とかが100倍の値段で異世界で売れる、みたいな。
※これはあくまで例

一応4人召喚された勇者のひとりで、他の3人は戦闘スキルを貰えたけど、彼だけはネットショップしか貰えず、みたいな。

 まぁありがち。

で、そのスキルをフル活用しつつ、

 気持ちいいインフレを堪能させてくれる感じ。

僕は異世界モノが好きなのではなく、

 インフレ展開が大好きなのだ!

最初弱くて、、というのではない。

 最初から強くて、そこからさらに強くなっていく

そう言うのが好きなのだ。なので、「盾の勇者の成り上がり」みたいな、ガッツリ初速が遅いのはまっぴらゴメンであり、「4000年ぶりに帰還した大魔道士」や「ゴッドオブブラックフィールド」が大好きなのだ。ワンパンマンやドラゴンボールが大好きなのと同じ。別に異世界である理由はほとんどない。

ともかく、メシが不味いのは異世界の定番であり、現代日本の調味料やら食材が、

 異世界じゃなくてもトップクラスに美味しい

のは、たぶん間違いない。だからこそ読んでいて「しっくり来る」し、ニヤリともしてしまう。「異世界居酒屋のぶ」も同じ。てか、飯関連の異世界モノは他にも読んだことはあるし、
※それもひとつやふたつじゃなく
どれもそれなりに好きだったりもする。てか、

 思わずピッコマで続きをチェックしちゃったほど。

ザックリ個性を言うとするなら、

主人公(♂)が最初に餌付けしたのが、伝説級の魔獣フェンリル。襲われて、とりあえず作ってた料理を振る舞い、食わせて食わせて、結果従魔の契約、みたいな。

多くを語るまでもなく、「既に未来が約束されてる感じ」がこの時点でプンプンするわけだけど、実際その通り、期待通りに展開していく。

 途中で色気を出して別ベクトルにシフトしたりしない。
※国を作ったり、ハーレムを作ったりしない

ただただ愚直にインフレしていく感じがまことに心地よい。

ただ、一点気になっているのは、中盤に仲間になるスライムの「声」。まぁそう言う声やしゃべり方も「あるかなぁ」とは思うのだけど、なんかこう、

 違和感が残ってしまう。

こればっかりは聞いて貰うしかないけど、そこでちょっとだけ失速。でも評価は★★★とかなり高めで、

 明日仕事なのに一晩で12話全部視聴しちゃった。

OPやEDを飛ばしやすいのはネットフリックスの利点だと思いつつ、

 ED後におまけがあるせいで、EDを飛ばすのは早送りするしかない

のは、いささか煩わしかったりはした。

・・・

異世界モノは、ホント掃いて捨てるほどある。でも、全部が全部自分に合うわけじゃない。実際リゼロはブチ切れて見るのを止めたし、無職転生も1st最後の終わり方が切なくて、2ndには食指が動かなかった。転スラも国を作ってから急速に興味が薄れたし、ダンジョン飯も、絵は好きで上手いと思うけど、何か「常に既視感がある感じ」で続けられず。

 ノゲノラとか大聖女様はひた隠すとか、極めて刺さるものもあるんだけどさ。

直前に「チ。」と言う今期アニメを見始めたのだけど、冒頭で、

 生爪を剥がすシーンがあって、即止めた。

そう言うのは全く要らない。「そう言うのを平気で冒頭に持ってくるような感性の人間の紡ぐ物語は、一切信用出来ない」。

だからこそ、

 この平和一辺倒の異世界放浪メシの世界に癒されたし、楽しめた。

マイナスの溜めは要らないんだよ!ハッピーでラッキーでオレ強ぇでいいのだよ。

 ちゃんとニーズあるからっ!

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2024年11月 3日 (日)

漁港の肉子ちゃん

結構前だけど、伊集院がラジオで絶賛していた劇場版アニメ。企画プロデュース明石家さんまで、アニメーションスタジオはスタジオ4℃。この名前は聞いたことはあったけど、実際に何を作ったところかは知らず。

で、調べたら、

 知ってる作品はあっても、見たことある作品は無し。

ただ、出自は、ジブリ×マッドハウスで、なるほどキャラに既視感があったのはその為か、と。

一方監督の渡辺歩は、サマータイムレンダ、宇宙兄弟(テレビ版)、恋は雨上がりのようになど、僕のツボに刺さる作品をいくつも撮っていて、

 スペック的には決して悪くない。

前情報としては、さんまさんプロデュースと、

 どこかに大竹しのぶが絡んでいたこと。

でも実際見終わるまで、

 肉子ちゃんの声優だとは思わなかったわ。

あらすじを書く前に、お伝えしておくこととして、

 半分寝てた。

始まって少し見て、気付いたら寝てた。一言で言えば物語は淡々と進み、メインの肉子ちゃんとその娘が、漁港にある焼き肉屋の世話になって生活してる話。

肉子ちゃんの年齢はたぶん45歳くらい?娘は中学生で、14歳くらいに見えたけど、実際はわからない。

肉子ちゃんは、何度も何度も男に騙されて、何度も何度も引っ越しして日本中を転々としてきた。

細かな部分は大いにネタバレになるのでここでは触れないけど、

 なるほど。

と言うのが正直な感想。

僕はぶっちゃけブサイクが嫌いだ。特にリアルな実写のブサイクも好きじゃないし、ゲームに出てくるキャラが、無駄にリアルな龍が如くのようなブサイクも嫌い。特にアニメやゲーム、マンガでは、

 ブサイクにする必要性は薄いはずだと思うから、

余計に嫌悪感を抱く。実写映画で「柄本時生」が出てきても、役柄やキャラクターで受け入れられるけど、アニメだと抵抗があったりする。何でと言われても答えに窮するけど。

 肉子ちゃんは相当なブサイクなのだ。

だからこそ、娘のキクリンのかわいさが際立つとも言える。

キクリンは、誤解を恐れずに言えばトトロに出てくるサツキだ。年齢的には少し上だと思うけど、しっかりしてる感じや、ボーイッシュなヘアスタイルなど、共通点は結構多い。胸も膨らんではいない。

 彼女のヒロイン性に引っ張られて、がんばって見てた、、、でも寝ちゃった

原作は別にあり、監督やさんまが脚本を書いているわけではたぶんない。特に触れてなかったから、ノンフィクションでもないだろうし、ファンタジックな演出が多少あるものの、それを中心に据えているわけでもない。
※猫がしゃべってるように見えたりする程度

決して不幸自慢でお涙頂戴のストーリーということもないし、僕の嫌いな「嫌なヤツ」も出てこない。さっき書いた通り、「生活している話」で、

 普通の話だ。

もっと言えば、結構ありそうな、そこまで突飛な話でもなく、ドラマティックでもなければ、カタルシスがあるわけでもない。

 その上半分くらい寝てたのだけど、
※全部で1時間半ちょいなのに

 クリス評価は★★★と、予想外に高かったりする。

あんま関係ないけど、この直前に「地面師たち」を一気に視聴した直後に見始めていて、

 そっちの感想を書く前に、こっちの感想を書いているのだ。

てか、世間的には、まず間違いなく地面師たちの評価の方が高いだろう。ネットやテレビでも、「あれが面白い」と目耳にしていたし、O澤氏にもオススメされた。

が、

 僕は漁港の肉子ちゃんの方が評価は高い。

半分寝てしまうようなアニメのどこが評価が高いのか。

 肉子ちゃんは寝てしまったけど、地面師たちは「結構飛ばした」。

イライラするシーンが多く、見ていて痛くてツライと思う場面がいっぱいあったし、音楽に関しては、

 間違いなく肉子ちゃんの方が良かった。

特に、中盤のフォークソングライクな挿入歌も味があって良かったし、

 エンディングなんて、「おおっ?」と思って、スマホカメラを片手に誰のなんて曲なのかチェックしようと身構えていたほどなのだ。
※Greeeenの「たけてん」という歌だった。さすがはGreeeenだと思ったわ

・・・

正直オススメ出来るかと言われたら、

 全くオススメは出来ない。

でも、見終わったあとの「読後感」みたいなものは、かなり良かったのも事実。てか、ネタバレを書いてしまうので少し改行する。



てか肉子ちゃんのルックスをあそこまで悪くしなきゃならないような話なんだよな~。わかっちゃいるけども。



以下ネタバレ二つ。

焼き肉屋の主人「さっさん」のキャラが良すぎる。何つか、

 スゲェ癒された。

ある意味「釜ジイ」みたいな役回りなのだろうけど。

そして、

 二宮の模型が良すぎる!

これはガチで震えたし、泣けた。本作の評価ポイントのひとつ。模型がお披露目される時、おもむろに見てる僕は想像する。

 船の模型なのかな?

 まさかガンプラ?

そんなことを考えていた僕の貧困なイメージを、大きく完全に覆した。

 やられたわ!

・キクリンのかわいさで1点
・さっさんの魅力で1点
・エンディングで2点
・模型で3点
・肉子ちゃんのブサイクさで-1点

そんな感じで6点の作品だったよ。あくまで僕にとっては、だけどさ。

ちょい追記。

今調べたら、主人公キクリンの声優cocomiは、

 まさかの木村拓哉×工藤静香の娘だった!

ちょっと素人臭さはあるものの、決して悪くないと思ってたから、かなりびっくりしたわ。

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