アニメ・コミック

2019年8月24日 (土)

ソードアートオンラインアリシゼーション

既に本放送は終了してる。過去作はたぶん一通り見ているので、期待して見始めた放送当時。

 しかしストレスの大きさがマジパ無い。

せっかくキリトとアスナが出ているにも関わらず、二人の絡みはほぼほぼ無し。さらにキリトは記憶が中途半端に無くなっていたり、

 記憶があっても、アスナのことをほぼ思い出さない体たらく。

オマエ達の愛はそんな薄っぺらいもんだったのか!?と襟ぐり掴んで問いただしたくなる。

 ケンカになったら負けるけど。

結局は商業作品であり、続編を作るにしても過去を引きづり過ぎても困る。新しいシーズンには新しいキャラが居て、新しい物語を紡がねばならない。

 だったら主人公も変えちゃえよ、ガンゲイルオンラインみたいに。

とも思うが、まぁこれも商業作品故のしがらみというか、商売上の理由。

 キリトの方が数字が取れたんですね。

で、結局テレビは3話?4話?くらい見て放置してしまった。最初のウチは録画もしていたけど、
※ネットフリックスにもあったけど、そっちで続きがどうしても見たい!ってなったとき、テレビの方が先に見ることが出来たから
途中で、「無いな」と思い全て消去。

このまま永遠に続きを見ることはないかとも思っていたのだけど、ふと気付いた。

 別に飛ばしたってイイのだ。

つまんないところを飛ばして、面白くなってから見たっていい。僕の得意技であり、

 普通の人はまずやらないこと。

でもやる。面白いや楽しいの為には、躊躇っていては損なのだ。

と言うことで、唐突に6話から見始めた。

 何となく雰囲気が違う。

どうやら、いつの間にか騎士養成所みたいなところに入っていて、さらに

 スゲェわかりづらい固有名詞連発の置いてけぼり状態。

てか、こんなクソ長い固有名詞とか、、、

 ページや行を稼いでるだけだろ。

としか思えないのだけど、まぁいい。人気のあるシリーズは何をしてもユルされるのが現在の日本だ。

ともかく、話をまとめると、

・キリトと友人は、どこぞに囚われている幼馴染みを助ける

・囚われてる塔には、この世界で一番偉い悪いヤツが居るので、そいつをこらしめる

・アスナは、海の真ん中で半身不随になってるキリトを見守る

概ねこの三つ。相変わらず現実世界との行き来は出来ず、当然キリトとアスナ、キリアスのイチャラブも見られない。と言うか、

 ラブラブな展開は一切無し!

そこが非常に物足りない。というか、

 それ目的でSOAを見ていた人間としては、もはや無価値と言って差し支えない。

のだが、一応シリーズをマメに見てきたので、あと今回は2クール24話で終わるので、がんばって見ていれば最後には溜飲を下げてくれるでしょう、と。これまでも割とキレイにシーズンを終えてくれていたし。
※中途半端に続けるような終わり方じゃなかったのも、僕がSOAを評価した理由のひとつ。

休みの前の晩から、一気に視聴。途中やや眠くなったものの、飛ばしたくなる場面は「それほどは」無く、どうにかこうにか、クライマックスまでたどり着いた。

ラスト1話。進捗バーをちょいちょい確認する。

 このペースで果たして大団円を迎えられるのか!?

12分、約半分を過ぎた辺りで、一行はまだ全く現実世界に戻る気配がない。このまま進んでホントにアスナと再開してハグしてチューするのか!?

 刻々と時計の針が刻まれ、そして最後、、、

 「全く終わってねぇ!!!」

・・・ラブが無く、
・・・キリも付かず、、、
・・・作画も相当悪く、、、
・・・カタルシスらしいカタルシスもほとんど無い。

うーむ。見なきゃ良かった。

調べてみると10月から3rdシーズンが始まるらしい。つまりこの続きがほどなくして再開されるらしい。

 見るのか?

気にならないと言うほど気にならないわけじゃないのだけど、これはぶっちゃけ話が気になるというより、

 24話近く見て、最後一番美味しいであろうイチャラブMAXファイアー再開エモーションなパートを見ないのは、どうにもこうにももったいなすぎる。

つまり、「決着まで見ないと損」。楽しいや面白いを求める僕のスタンスに反するのだ。

ただ、現時点でのアリシゼーションの評価で言えば、

 ★☆くらい。

「言うほど悪くないじゃん」って感じかも知れないけど、まぁクライマックスの戦闘そのものは悪くなかったし、ヒロインもそこそこ魅力的。
※アスナの1000分の1くらいだけど
後半は嫌なヤツも出て来なかったし、冷静に考えれば0点ってこともないかな、と。

 ぶっちゃけ原作のあらすじとかを読んでしまいたくはなったけどね。

てか、

 1stシーズンを見直したくなったわ。

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2019年8月16日 (金)

ドラえもんの最終回

前回のドラえもんネタにやや絡みつつ、ウィキペで見つけて「へ~」と思った話をご紹介する。もちろん一切ニーズが無くてもご紹介する。

みなさんはドラえもんの最終回をご存じだろうか。僕基準で言えば、

 ドラえもんが未来へ帰ることになり、心配させまいとのび太がジャイアンにケンカで勝つ。
※正確にはジャイアンが諦めないのび太に根負けする
ラストシーンでは、ドラえもんの居なくなった部屋でのび太がじんわり涙しつつ心配しないで、、、みたいな。

僕はスタンドバイミードラえもんを見てないので、そこでどんな扱いがされたかわからないけど、僕の記憶にある「ドラえもんの最終回」とは、こんな話だったと思う。もちろんこのあとのエピソードで「ウソ800」を飲んでドラえもんはのび太の元へ帰ってくる事になるのだが、それにもいろんな事情が絡んでいた様子。

まず前述のエピソードが掲載される前に、ドラえもんは2度最終回を迎えている。

・1971年 小学四年生 3月号
・1972年 小学四年生 3月号

当時小学館の「小学○年生」に連載していたドラえもんは、4月から始まり、3月で一応の決着を付けるのが慣例となっていた。当時まだ「小学五年生・六年生」は刊行されておらず、単行本も発売されていなかった為、ドラえもんもまたその慣例に則って小学四年生の3月号で、最終回を迎えることになったと言う。

エピソードに関しては、ちょっぴり長いのでウィキペディアを見て貰う方が確実。ザックリ言えば、

未来からの「過去への時間旅行客や犯罪者」を取り締まる為に、法改正され、ドラえもんも戻らなければならなくなった、と言うもの。

とても印象的だったウィキペディアのラストシーンを引用する↓

・ドラえもんはセワシとともに未来の世界へ戻り、タイムマシンの出入り口も机の引き出しから消えた。勉強机に向かうのび太は、その引き出しを開けるたびにドラえもんのことを思い出し、そこに彼の影を見て静かに呟くのだった。

・「つくえの引き出しは、ただの引き出しにもどりました。でも……、ぼくは開けるたびにドラえもんを思い出すのです。」と。

・・・なんだか、スティーブン・キングのスタンドバイミーを思い出すような、しんみりとした、それでいて味のある終わり方。僕の知ってる終わりじゃないけど、これもまた有りだなって思える。

そして'72年の方は、あまりにドラえもんに頼りっきりののび太に自立を促す意味も込めて未来へ帰ることを決意し、セワシに協力してもらって「ドラえもんが故障したので未来で直さなければならなくなった」と別れを告げる。のび太はひとりで自転車に乗る練習を始め、ドラえもんは未来からそれを涙ぐみながら見つめるのだった、、、。

 つまりこれは、「日テレ版ドラえもん」の最終回。

細かな部分に差異はあるものの、日テレ版もF不二雄先生の意向を汲んだ最終回が描かれたということだった。

そして、、、

アニメ版終了と共に、ドラえもんの連載そのものが終了することになる。前述の最終回は、あくまでその年の4年生が進級し、また翌年4月から新たなドラえもんが始まるだけのことだったが、アニメ終了に伴って、ドラえもんの連載自体が終了し、「みきおとミキオ」にバトンタッチすべく、最終回が描かれることになった。

 それが、僕らの記憶にある「冒頭の最終回」。
 '74 小学三年生3月号

しかし、実際にはドラえもんは終わらなかった。当初の予定では終わる予定だったが、F不二雄先生が継続を切望し、同年の「四年生4月号」に「帰ってきたドラえもん」も掲載予定として最終回の号にも予告が載った。

 最終回として描かれたが、実際には終わらなかった最終回と言うところ。

ちなみに、老後ののび太が過去の自分にエールを送る「45年後・・・」というエピソードもあるらしいけど、初出は「9月号」で、最終回として描かれたわけではない様子。ただ、後年刊行された「ドラえもんプラス」の最終話扱いであったり、アニメ版第二期に放送されたりもしたらしいけど、全然記憶にないな。

・・・話は終わらない。

ドラえもんにはこれら公式エピソードとは全く別の、都市伝説的な最終回がある。

一つは僕らが高校生の頃一部で盛り上がった「のび太植物人間説」。つまりは夢落ちであり、ドラえもんなど実在してなかったという、ダークな話。ぶっちゃけ僕的には全く信じておらず、どこぞの誰かが適当に流布した「ウソ」だと思って歯牙にも掛けなかった。

がしかし、もう一つ、僕が昨日まで知らなかったエピソードは、なかなかに面白い。

こちらは、一介のファンが「自作であること」を明言した上で書いた、ある種同人的な話なのだが、ファンを自認する人の書いたものだけあって、

 凄く本編をリスペクトしていて、かつ実際にありそうな話。

コレも詳しくはウィキペを見て貰いたいけど、ザックリ言えば、、、

バッテリー切れが原因で動かなくなってしまったドラえもん。ドラミに相談すると、バッテリー交換をすると記憶がリセットされてしまう。本来ならバックアップデータは「耳」の部分に記憶されていたはずだったが、ドラえもんにはそれがなく、細かな仕様は極秘事項とされていた。悩み抜いた挙げ句のび太は、

 自ら猛勉強してロボット工学の専門家になる。

そしてついに、結婚したしずかちゃんと共に、記憶メモリーを維持したまま修理完了したドラえもんのスイッチを入れると、、、

「のび太くん、宿題は終わったのかい?」とドラえもんが。

仕様が極秘だったのは、のび太自身がドラえもんの開発者だったからだった。

・・・あれ?なんかどっかで聞いたことがあるような、、、

軽く記憶を掘り下げて見ると、

 これって、山崎貴監督の「ジュブナイル」の話じゃね?

ドラえもんではないものの、未来から来た友達ロボットが、機能停止。それを復活させるためにロボット工学を学び、そしてそれをついに実現する、、、。

 コレってパクリじゃないの?

パクリ(盗み)じゃないのである。

なぜなら、山崎監督は、「この話を公式に作者本人に了解を取って」作ったのだ。もちろん藤子プロにも了承を得ていて、つまりは、「オフィシャルなフォロワー」。ドラえもんのリスペクト作品のさらにリスペクトという意味で言えば、孫フォロワーとしてジュブナイルが作られていたのだ。

 そしてそんな山崎監督が、さらに膨らませて撮ったのが、「スタンドバイミードラえもん(スタドラ)」。

スタドラには、冒頭の「さようならドラえもん」「帰ってきたドラえもん」のエピソードも絡められているらしく、
※というかむしろ僕はそれの映画化だと思ってた

いかにドラえもんが彼らに愛されていたか、「ドラえもんが好きな僕の心にジュブナイルが訴求してきたか」が、一気に氷解する思いだったよ。▲▲。

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2019年8月14日 (水)

ペンギンハイウェイ考察~その2~

前回の考察で、自分なりにスッキリはした。だがしかし、肝心なところはスルーしてしまったとも言える。蛇足を承知で、ファンタジーに土足で踏み入ってみる。もちろんネタバレを含むので、まだ見てない人は読んじゃダメ。

●アオヤマ君はどうお姉さんを見つけるか

劇中最後には、前歯が生えそろっている彼が映る。永久歯が生えそろうには、2、3年掛かると言う話を、今ネットで調べた。実際は個人差があるだろうけど、お姉さんとの別離から、早くとも1年以上は経ってる「彼」が映っていたことになる。

その間も彼はお姉さんのことを考えていたわけだけど、具体的に何をどう研究していたのかは一切語られていない。対峙する謎があまりにも強大で、今の時点での彼には手に終えないと考えた結果、結局何もしてこなかった可能性も無くはないが、少なくともペンギンハイウェイでの彼のどん欲なまでの知識欲を鑑みるに、ずっと手をこまねいていたとは思いにくい。さらに言えば、

 彼のお姉さんへの思いは、そんな簡単に雲散霧消するとは到底思えない。

ならば、劇中の彼に倣って、僕がもし彼だったら、どうやってこの謎にぶつかっていっただろうと考えてみる。まず何をするか、何を考えるべきか、どこに紐解く鍵が隠れているのか。

ちなみにこの研究に関しては、たぶんハマモトさんやウチダ君は巻き込まなかったと想像する。やはり前回の事件はとても危険であったし、特にハマモトさんに関しては、父親に情報が流れてしまわないとも限らない。本人がいくら警戒し、注意しようとも、一緒に暮らしている小学生では、なかなか全てを秘密には出来まい。

そう言う意味では、ウチダ君はむしろ同じような距離感で一緒に研究を進めたかも知れない。ただ、物語後半、アオヤマ君が真剣に考えているところに、ウチダ君が挨拶をし、生返事を返しているシーンがある。ウチダ君はアオヤマ君にとって大切な友達ではあるが、お姉さんの研究に関しては、そこまで協力者を募りたいとは思っていないと思う。これは彼の個人的な気持ちを多分に含む研究であるし、思春期に踏み込む年齢として、まがりなりにも異性の研究を第三者に共有する恥ずかしさみたいなものも、きっと芽生えていったと思うので。

と言うことで、彼はひとりでこの謎にぶつかっていくことになると思うが、まず現時点でわかっていることを書きだしてみる。

・お姉さんは原っぱ(草原)の真ん中で消えた。消え方は僕ら視聴者には見えていないが彼には見えていた。

・お姉さんが消えた場所とたぶん全く同じ場所に「ペンギン号」が落ちていた。またその場所は、喫茶店から黒白のネコを見た場所と合致する。さらに言えば、そのネコはもしかしたら本当にペンギンだったかも知れない。

・原っぱから森を見ることは出来るが、当然その向こうにあるであろう海があった草原は見えない。位置関係的に、緯度や経度が同じだったのか、また、その位置から本当の海はどの程度離れていて、どの方角にあるのかなどは調べられる。

・お姉さんの個人情報に関しては、現時点で子供である彼がどうこう出来る可能性は低い。だがしかし、残された一枚の写真から得られる情報を駆使することで、最終的に「海辺の街」がどこであったのか、お姉さんの実家がどの家であったのかを特定することは不可能ではないと思う。特にアオヤマ君の洞察力は高く、

 お姉さんと一緒に乗った電車の行き先は、彼が当然記憶しているはずだ。

もっとも、お姉さんの性格を鑑みるに、「行き先は着いてのお楽しみってことで」などと、煙に巻いた可能性も相当高いとは思うけど。それでも切符を買うところなどで、横から覗いていただろうことは想像に難くない。さらに言えば、

 「こら少年!行き先がわかっちゃったら楽しくないでしょ?」

 「見てません」

 「見てた」

 「僕は見てません」

と言うくだりが、「いかにもありそう」であり、つまり実際はアオヤマ君は「電車の行き先を知っていた」と。

さらに言えば、

前回の僕の推論が仮に正しかった場合、お姉さんはいきなりお姉さんとしてこの世に存在したわけではなく、普通に幼少期海辺の街で過ごし、お父さんとお母さんが居て、アオヤマ君と出会うまでにも「人生を歩んできた」と考えられる。と言うことは、

 これは、「失踪事件」と言うことになる。

マンションには当然契約している会社もあり、保証人も両親に関するデータもあるはずで、そちらからのアプローチも、中学高校と成長していくアオヤマ君ならば、「間違いなく」チェックしたはずだ。そんなのは初歩の初歩とすら言える。

相当勇気は必要になるだろうが、「お姉さんのご両親」にも直接会いに行くだろう。彼の研究熱心な気持ちは、僕が彼女の父親であるなら、決して嫌な気持ちにはならない。あくまで「僕がそうなら」なので、物語の中で一切出てこなかった「本当の彼女の父親」がそう考えるかどうかはわからないが。

だがしかし、その頃の記憶は特筆して今回の事件と直結していたのだろうか。結論を急ぐ必要はないが、「海辺の街」「ペンギン」「本当の海」と「丸い海」、、、。この世界が現実世界の「理(ことわり)」と同じであるなら、物理的現実的な正解は、絶対に出てこない。

 問題はどう飛躍するのが、着地点として妥当であり、物語の整合性が取れるか、と言うこと。

僕はやはり「ネコ」そして「黒と白」「ペンギン」この三つのキーワードを掘り下げて行くと思う。あのネコは普通のネコだったのか、他に黒と白のネコを探し、あのネコとの違いはあるか、そもそもあのネコがどういう暮らしをしているのか、飼い猫なのか、普通のペンギンを何とかここに連れてくることは出来ないか、海があった場所は今どうなっているのか、そこにあのネコを連れて行くとどうなるのか、、、

前回の推論通りなら、お姉さんと並んで様になる年齢=25歳~28歳くらいだろう。彼の熱心さなら大学に入り、さらに大学院に進んで研究する可能性も非常に高い。父親を含め彼の生活水準は決して低く無いので、そこに金銭的な不安はない。

と言うことは、もし仮にネコが夢邪鬼であり、重要なファクターであることが事実であったとしても、「事件の時点で10歳だった彼が、25歳になるまで」つまり、15年間ネコは生きながらえる必要がある。長生きのネコなら十分視野に入る長さではあるが、

 ずっと歳を取らずに生き続ける、それも何も食べずに

と考えると、これまたしっくり来る。ネコはネコなので、気まぐれでつかみ所がないし、さらに言えば、

 (丸い)海が生まれたことで、ネコの方も「神懸かった覚醒」をした可能性がある。

つまり、海が消えてしまったら、ほぼほぼ普通のネコに戻ってしまう。でも普通のネコではない。となれば、、、

 人工的に海を作ることが出来れば、それがそのままネコの「再覚醒」に繋がり、お姉さんとのワームホールを開く鍵になるのではないか。

そこで、小学生の頃の海の研究が再度脚光を浴びる。言ってもハマモト教授達よりも海に関するデータは豊富であっただろうし、教授たちが科学的な検証をそれほど行う前に事件は起こってしまったっぽい。

「卵が先かニワトリが先か」。

海を作ることが出来るのか、ネコが覚醒するのが先か。海辺の街に飛ばされたアオヤマ君とお姉さんが見た世界の果ては、リアルな南極のような果てだったのか。「ペンギンと世界の果て」の関係、本物の海辺の街と、あの日見た海辺の街の違い、水が鯨や鳥になっていた理由。

とても賢いアオヤマ君が15年掛けてたどり着く答えに、高卒49歳の僕がたどり着けるわけもなかった。

でも、彼なら(物語の中とは言え)本当にタイムマシンを作ってしまうかも知れないと思うし、「時空をゆがめる存在」≒「丸い海」≒「タイムマシンの原理」の論法及び、15年という長さは、発見して実現するスパンとしては、なかなかにリアリティがある。「リアルではないが、本物っぽさがある」。

ただ、

それらを研究することで、子供の頃の記憶があまりにも非現実的で、幻だったんじゃないかと何度も何度も振り返ることになりそうな気はする。それでも彼のお姉さんを思う気持ちが優っていることを僕は期待せずには居られない。

 彼の信念が貫かれ、声変わりしたアオヤマ君がお姉さんと再会出来ますように。

「少年、随分がんばったね」

「お姉さん、、、」

「もう少年じゃないか」

「、、、はい。僕はオトナになりました」

・・・

「泣くな少年」

「僕は泣いてません。少年でも、、、ありません」

 END

▲▲。

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2019年8月12日 (月)

1973年のドラえもん

僕が面白いと感じたから書くだけで、読んだ人が、「そんなの常識でしょ」と思ったとしても、それは知ったこっちゃない。ごめんなさいだ。

たまたまウィキペで見かけたものなのだけど、自分の知らなかったことがいっぱいあって、楽しかったので、それをまんま?ご紹介する。

 もちろん、僕のブログなので、多少の脚色、、、つまりウソも入るかも知れない

まぁ本気で気になる人は、さっさと閉じてウィキペを見てこいって話だ。

「1973年のドラえもん」とは、現在テレ朝系で放映されているアニメとは別に、日テレで放映されていた「旧ドラえもん」。存在すら知らなかった人も居ると思うけど、思わず人に言いたくなる話がいっぱいなので、適当にウィキペから箇条書きにする。

コピペじゃないので、多少間違ったりウソ書いたりしてるかも知れないけど、その辺は気にするな。

・アニメ放送時は単行本が一冊も出てない状態で、話のストックも知れてたので、アニメは後半オリジナルのストーリーになっていった
※まだコロコロもなく、小学館の「小学一年生」とかに載ってただけ

・半年契約の2クールだった

・虫プロのメンバーが作っていた

・1話のドラえもんは富田耕生。声をイメージ出来る役は少ないが、マジンガーZのDr.ヘル、名探偵ホームズのワトソン、鉄腕アトムのヒゲオヤジなど、「ガチのおっさん」声だった。

・1クール目の人気は低迷したが、2クール目に富田を野沢雅子に交代。2クール目ではほぼ馴染みのないアヒル型ロボット「ガチャ子」がレギュラーに。

・数字も上向いて1年継続の予定もあったが、結局予定通り2クールで終了。理由は、制作会社の社長が拳銃密輸で逮捕され、アニメ会社の経営にも無関心だった為らしい。

・チーフディレクター上梨満雄は、一度も原作F不二雄と会ったことがない

・最終話は、ドラえもんが未来へ帰り、自転車が漕げなかったのび太が泣きながら練習するのを、未来から見守ると言う終わり。図らずも原作に似てると言えなくもない。

・外注先への支払いの為、売れるものを全て売り払い、社屋も引き払う憂き目にあったため、セル画や資料など、一部の個人所有を除いて全て焼却した。フィルムは、1995年当時16話分が発見されたが、著作権の関係で放映は出来ない状態

・日テレ版とテレ朝版ではスタッフが全く違うが、テレ朝版第一話が、日テレ版からの続編を意識した形が取られ、何らかの受け渡しがあったかも知れない

・当時の漫画界は、アニメ終了に合わせて連載も終わるのが常識であったが、F不二雄の思い入れや、2クール目の人気もあって、'74から刊行された単行本が大ヒットとなり、「みきおとミキオ」の2本立て連載をすることとなった。結果、「みきおと、、」は1年で打ちきられることになった。

・'79版のドラえもんが、つまり僕らの世代にもっとも馴染みのあるドラえもんだが、旧版が富山で再放送されたとき、小学館とテレ朝、F不二雄の意向で、放送は9回で打ちきられることになった。結果、それ以降放送されることはなかった。

・アニメのクオリティ自体は悪くなく、F不二雄自身と個々のスタッフとの関係は悪くなかった

・元々のプロットは「笑いと哀愁あふれる人情ドタバタ喜劇」。挿入歌のタイトルが「あいしゅうのドラえもん」というのも違和感凄い。

・最終回放送時、制作会社の日本テレビ動画は既に解散していた

・声優が大きく違う。ジャイアンは肝付兼太('79スネオ)、のび太のママが小原乃梨子('79のび太)はなかなか衝撃的。

・のび太の声をやってる太田淑子さんは、'79ではジャイ子とセワシの声をやっているが、タイムボカンシリーズ第一作タイムボカンと、ヤッターマンでは主役を演じ、悪玉ヒロインであるところのマージョ・ドロンジョ役の小原乃梨子('79のび太)と、奇しくも共演している。

ちなみに僕の中で記憶にあった彼女の声は、ジムボタンのジム(主題歌でも聞ける)、リボンの騎士のサファイアくらいしかない。

・野沢雅子は、テレ朝時代のどらえもんのうた、ドラえもん音頭のカバー音源で、ドラえもんの声を担当している。当時はカセットテープなどで「原作とは違う人が歌を歌って市販してる音源」が結構普通に売られてたんだよ。

・ドラえもん自身がトラブルメーカーで、道具は出すが失敗するパターンが多く、'79版以降とは全く違うキャラクター。

・原作5話のみに登場した前述のガチャ子は、しずかちゃんの家に居候し、ドラえもんが未来へ帰ったあとも居残る。さらにしずかちゃんの家には「ボタ子」というお手伝いさんが居る。

・のび太とジャイアンの普段着が赤

・セワシがメガネを掛けている

・「ひみつ道具」ではなく「秘密兵器」

・タケコプターがヘリトンボと言われてた

・ジャイアンのお父さんが小柄。てか'79版でも見覚え無いけど

・小池さんは出ない

・しずかちゃんの声優恵比寿まさ子さんの声は、ほぼ聞き覚えがある役がなかったけど、よくよく見たら「幻魔大戦の幼少期の東丈」が唯一今でも聞ける声かなって思った。

・スネオの声優故:八代駿さんは、くまのプーさんの代表的な声優。トムとジェリーのトムの声もやってたみたいだけど、彼の声が「僕らのトム」なのかどうかはわからない。

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ぜひ一度みんなが動いてしゃべってる動画を見てみたいと思うけど、これほどネットが普及した現在でもアップされてるって話は聞かない。もっとも、僕の調べ方が甘いのかも知れないけど。みんなは知ってたかな?このドラえもん。▲▲。

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2019年8月11日 (日)

ペンギンハイウェイ考察

★ムチャクチャネタバレしてるので、見てない人はスルー推奨。作品自体はアニメが嫌いじゃなければとてもオススメです★

今でもたまに思い返すのだけど、原作の森見さんは京大卒であり、他の作品を見る限り、かなり理屈っぽい人であることが伺える。本作でも、いろんなパーツが出て来るが、それらにはきっと何らかの意味があるんだろうなぁと思ったりもする。

考察サイトをしらみつぶしにチェックしたわけじゃないけど、軽く見て「なるほど」と感じたことなんかを織り交ぜつつ、ペンギンハイウェイの話をダラダラとしたいと思う。見てない人はぜひ見よう!

・・・

本作はラストでメインヒロインとも言える「お姉さん」との別れが訪れる。だがしかし、その後の主人公アオヤマ君は、特筆して悲観的にはならず、将来的に必ずまた出会うことを信じて終わる。「信念である」と言う言葉に軽く震えが来たが、それはつまり、

 絶対に叶えそうだな、この子は。

と言う安心感と、信頼感が僕にそう思わせたからだと思う。

 根拠などないのだけど。

ではどうやってお姉さんと出会うのか。そもそもお姉さんはどこに居るのか。いや、お姉さんは人間ではないというのなら、ではお姉さんは「何」なのか。

フィクションでありファンタジーである本作に、明確な理由付けは不要だと思うし、作者の都合で適当に紡いだだけだと言われても、別段文句があるわけじゃない。しかし、

 もしも「ソレっぽい理由」や「光明」が見えるなら、それはそれで楽しい。

もっと言えば「見えなくても」探すだけでもちょっと楽しいと思った。

・・・

考察サイトにあった話で、この作品のキーになっている点として、

 黒と白

が挙げられていた。言われてみれば、チェス、ペンギン、クジラ、昼間と闇、コウモリは黒だけど、ペンギンは白ってこともない。ジャバウォックが灰色なのにも意味が?黒白のネコをペンギンと見間違えたのは、ただの勘違いかも知れないけど、

 勘違いじゃないかも知れない。なぜなら、そこにペンギン号があったのは、偶然ではないと思うから。

あのペンギン号が凄く大きな意味があるように思う。なぜなら、

 あのペンギン号のライトは、まだ点滅していた。

そんなにバッテリーが長時間持つとは思えない。さらに、水が消えたあと、建物やら何やらに草やツルが生い茂っていた点も、無視出来ない気がする。

 アオヤマ君は、海を、「時空を超えた存在」と称するけど、

「時空」とはつまり、時間と空間である。一気に飛躍するが、

 この作品の本当のクライマックスは、

 アオヤマ君が大人になって、この謎を解明したときに出会うお姉さんは、「成長したアオヤマ君に相応しい年齢の、この当時のままのお姉さん」ではないか。

そう考えると、凄く面白く、気持ちいい。いろんな謎はわからないけど、少なくともなぜ「草が生い茂っていたのか」の説明にはなる。逆説的だけど、

 「時間を超えることが出来る」とすることで、お姉さんとアオヤマ君の年の差を無くすことが出来る。

物語はファンタジーだから、その理由もまたファンタジーであって構わないと思う。「白と黒」が重要であり、ラストシーンのネコが、

 実は「最後に少しだけ残った彼らの欠片」だったとしたら。

ペンギンと見間違えただけで、終えた物語だったけど、実はあのネコが「うる星やつらビューティフルドリーマーにおける夢邪鬼」のような役周りだったとしたら、喫茶店の窓から見えたペンギンは「本当にペンギン」だったかも知れないし、スッと姿を消したあのネコがまた現れ、「巻き取られたたこ糸」を持ってくるかも知れない。

荒唐無稽な空に浮かぶ街の景色は、つまりはこの物語が「サイエンスではないファンタジー」であることをアピールしたのではないか。だから、例えば劇中で人語を解さなかったネコだが、

 ペンギンたちはお姉さんの言うことを普通に理解し、行動していた。

あのネコが、そうした「人知を超越した存在」であっても、何らおかしくはない。

・・・

海が世界の穴で、それを修復するためにペンギンを召喚することが出来る存在としてお姉さんが存在したとしたら、お姉さんは誰に作られたのか。お姉さんの記憶や、窓から見える海辺の景色の写真は、いつ誰が撮って、アオヤマ君の手元にあるのか。

 あのネコとの出会いで、お姉さんにペンギンや海との関連性が付与されたとしたら、両親や海辺の街の記憶があってもおかしくない。

お姉さんは「いつからペンギンを出すことが出来るようになったのか」に関して明言していない。というより、そもそもアオヤマ君達がペンギンとのファーストコンタクトがあったのはそれほど昔の話でもないし、

 むしろあのネコと海がまず居て、そこからお姉さんが巻き込まれたと考えると、意外としっくりまとまる気がする。

この大がかりな物語には、強力な第三者の存在が不可欠だと思うのだ。

例えばハリウッドであるなら、宇宙人とか、ミュータントとか、古代文明とか、天変地異の類であるだろうし、中国や日本なら、昔話の神様の存在でもいい。凄く陳腐な想像になってしまうが、

 地球を飲み込んでしまう「海の穴」が生まれると、それに呼応して「神様のネコ」が呼び起こされる、、、

みたいな。伝承とか伝説でまとめてしまえばいい。

ともかく、

僕が一番スッキリしたかったことは、さっき書いた通りスッキリすることが出来た。

 アオヤマ君はなぜそれほど落ち込まなかったのか

 アオヤマ君は、将来お姉さんと再会出来るのか。

答えは、、、

 出来る。だから落ち込まない。

背が伸びて、お姉さんと並んでも様になる彼。きっと二人が向き合うチェス盤の向こうには、黒白のネコが大きなアクビをしているに違いない。▲▲▲△!

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2019年7月31日 (水)

森見登美彦

ペンギン・ハイウェイがあまりにも良かったのと、その話をした友人が、「原作者が好きなんだよね~」などと言ったので、おもむろに検索してみたところ、

 ネットフリックスに(ほぼ)全てあった。

・夜は短し歩けよ乙女 劇場版アニメ
・有頂天家族 2ndシーズンまで続いてるアニメ。ネットフリックスには1stのみ
・四畳半神話大系

「夜は、、」は友人いわく「私は良かった」。他の二つはアニメ未見で、原作は「途中でついていけなくなった」と。

ならば、まずは「ついていけなくなった」二つを、と。

●四畳半神話大系

マッドハウスだったので、クオリティは問題ないと思ったが、ノイタミナだったので、ちょっと怪しさも感じつつ。

ノイタミナって全体的に洒落臭いというか、外連味に欠けるというか、つまりは、好みとは乖離がある作品が多い気がする。何というか、

 かっこつけすぎ。

果たしてこれはどうか。

 ・・・まさにノイタミナ。

主人公は見た目こそ普通だが、中身はそうとう病んでいて、花の大学生活になる予定が、リア充達にロケット花火を打ちまくったり、彼女彼氏持ちにあらぬ噂を吹き込んで不仲にしたりという「最低野郎」の名を欲しいままにする男。

そんな彼にも心を寄せる女性が居たのだが、ある日おでんの屋台で「自称神様」と出会う。縁結びの彼が言うには、君と、君の友人のどちらかを、そのヒロインちゃんとくっつけるつもりだという。

「君の友人」は、見た目が妖怪。中身もまさに妖怪と言っていい、主人公以上に最悪なヤツ。そんなヤツと愛しの君を!?でも自分も自分で最低だし、、、

花火の夜、神様が「この先で彼女と会うから告れ」と言う。おどおどしながら近づく彼女。しかし結局告白出来ず、、、

そんな感じの話。

とにかく凄まじいのは、主人公の早口。化物語のアラララギ君を記憶している人は少なく無いと思うけど、

 彼の3倍くらい早口で話す。

これで普通のギャラだとしたら割に合わないなぁと、声優の台所事情を心配したくもなるが、

 ともかく、キャラは非常に濃い。

 絵面は至って普通、、と言うかキャラは黒線白無地がほとんどで、マンガから抜き出したようなシンプルさだが。

まぁキャラの濃さとバランス取るにはこのくらい希薄な見た目じゃなきゃ無理だったのかって感じもしつつ、、、

 クリス評価は★☆、、、かなぁ、、、

ヒロインがなかなかイイ感じなので、「がんばりたい」気もするけど、友人が凄くヒドイので、それでモチベが帳消しになってしまう感じ。

 ペンギン・ハイウェイと同じ作者とは、、、って書いたけど、主人公が理屈っぽいところはまさに同じ!さすが京大生。

続き、見るかなぁ、、、。

●有頂天家族

キャラデザインが久米田康治で、スタジオは「PA」というトコロ。監督も良く知らないが、雰囲気は四畳半ともペンギンとも全然違う。

開幕から、かなり突飛な展開と設定についていけなくなる。

主人公はタヌキ(♂)なのだけど、唐突に女子高生の姿に化けて、師匠(たぶん天狗)の世話を焼きに行くが、師匠は師匠で以前術を教えていた弁天(人間?)に未練タラタラで、主人公に弁天を連れてこい!と、、、

 え?

弁天のルックスは、弁天というより「九尾の狐」か「雪女」という感じで、キレイだけどほぼ妖怪。ある事件で空も飛べなくなった師匠とは逆に、人間なのに空を飛んだり天狗の術も使えるように。

 え、、、と、これは何を楽しむんでしょうか?

マイナスの溜めがあるわけじゃないし、嫌なヤツが出て来るわけでもテンポが悪いわけでもないのだけど、どうにもこうにもキャラの魅力がない。

タヌキが天狗に教えを請うのはまぁヨシとしよう。でもその天狗が既に天狗としての力を無くしているとか、

 なぜそれなのに世話を焼いているのかとか、

全然わからない。説明がない。

見続けていけばいろんなことが氷解するのだろうか。2ndまで作られてるくらいだから、それなりに支持はされてたんだと思うけども、、、。

現時点では☆くらいしかないかなぁ。

----------

結局現時点では、ペンギン・ハイウェイが「際だって特別に素晴らしかった」という残念な結論に。ただ、「口数の多い主人公」自体は魅力があるし、ヒロインの作り方も僕好みな気もするので、今後またグッと来る作品を送り出す可能性は高そう。てか僕が知らないだけで既に送り出されてるのかも知れないけど。

ヒマでしょうがなかったら続きも見るかな。あ、その前に「夜は短し歩けよ乙女」を見なきゃ。

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2019年7月20日 (土)

天気の子

※まずはネタバレなし、、、のつもり。警戒する人は読んじゃダメ

ネット予約解禁日を毎日チェックして、サントラまで予約&前日に届いたサントラの歌有り曲を相当聞き込み、あまつさえ日中は君の名はを再度視聴してテンションを高めると言う、

 監督が聞いたらむせび泣くのではないかというほどの気合いを入れて見に行ってきた。

 イオンシネマ7番スクリーンH16。

てか直前に確認したら、真ん真ん中はH列の場合は16じゃなく15だったかも知れない。よく見ると左右非対称なんだよね。あと、平日スタートだったこともあって、全然空いてた。これならG列のがよかったかなって。
→スクリーンは16:9で海外の映画にたまにあるような「さらに横長」じゃなかったから、H列では「視界一杯」という感じじゃなかった

予告は、ターミネーターと、引っ越しの時代劇、ドラクエ、山崎監督はドラクエだけじゃなく、戦争映画も。どんだけ撮ってるんだよこの人。

あと、三谷幸喜がなんか面白そうなの撮ってたみたいだけど、全然覚えてない。そして、、、

 (スッキリ忘れてた)ヱヴァの新作トレーラーも。

「2020年6月」と言われても、正直ピンと来ないというか、彼のやることだから、

 むしろ延期した方が質が上がっていいんじゃないの?

と言う気すらする。

天気の子は、既に周知とは思うが、君の名は。の新海監督3年ぶりの新作だ。あれからもう3年経ったの?って感じだけど、たぶん経ったんだろう。ちなみに僕は、

君の名は。→言の葉の庭→秒速5センチメートル→雲のむこう、約束の場所→天気の子

と言う順で見ている。全ての作品で美しい背景画が見られるし、定評があった雨や水の描写も当然「天気」を扱う作品なので、多々出てくる。

 丁度梅雨のシーズンだというのも、あながち無関係じゃないのかも

と思いつつ、そう言う「仕掛け作り」に関しても、新海監督っぽさみたいなのを感じた。

5作品見て感じたのは、監督が意外と「僕の感性」に近いと言うことだ。オタっぽい回想のセリフがあったり、凄く細かな描写をこだわり抜く価値観、一作も見る前の印象は、「アンハッピーエンドの監督」という印象があったけど、実際は「秒速・・」以外は普通にハッピーエンドと呼んでイイ終わり方。

目立った「嫌なヤツ」はほとんど出て来ないし、
※天気の子の話じゃないデス念のため
キャラクターデザインに関しても、特にオタ向けってこともない。さらに言えば、多少の芸能人声優は使ってるけど、駿監督ほど露骨じゃない。てか、

 違和感さえなければ、芸能人使っても構わないとも思う。

過去作で言えば、木村拓哉とかは全然しっくり来たし>ハウルの動く城。

まぁ好みもあるだろうけど。

ともかく、ネタバレを一切せずにこの作品の感想を書くとするなら、

 新海監督らしい美麗な「背景と雨描写」がこれでもかと有り、

 新海監督らしいJ-POPを巧みに活かした場面作りが凄く上手くて、

 深海監督らしいキャラが、深海監督らしい話作りで展開する映画

だった。

面白かったかと訊かれれば、答えは間違いなくYES。ただ、君の名は。より良かったかと訊かれたら、、、

 たぶん答えはNO。

でもこれは正直フェアじゃない。

君の名は。を見たときの僕は、新海監督の作品をひとつも見てなかった。監督の作品はどこかしら他の作品とリンクしていたり、雰囲気や、ジャンル
※SFとラブストーリーの繋がり方とか
が近い。それらをひっくるめて、

 (見飽きてるとは言わないけど)鮮度が薄れてしまっていた感が否めない。

もし君の名は。を見る前に、他の新海作品を見る前に、天気の子を見ていたとしたら、

 評価は逆になっていたかも知れない。

つまり、単体の映画としては、

 十分過ぎるくらい面白かった。

一秒飛ばしたいシーンもなく、先が気になる展開で、、、つってもやっぱ二番煎じじゃないけど、君の名は。を見たとき衝撃を受けた都市の背景描写は、本作では普通に流し見てしまってたからな。音楽の使い方とかも、、、。

ちなみに、背景描写で「過去作には無かったよな?」という演出がひとつあった。

 精緻な背景画の視点を回転させるシーンがいくつかあった。

たぶん、そこそこ多いポリゴンに緻密なテクスチャを貼って回してるのだと思うけど、

 コレを動かすのかっ!

って思った。多くの視聴者はピンと来ない細かなところだろうけど。

クリス評価は★★★★かな~。ホントは9点を期待して行ったので、ちょっぴり裏切られたというか、

 期待過剰になってしまってたのが申し訳なく思ったり。

まぁそれでも「8点」は相当高いけどね。他の年ならクリスアワードもあり得るレベルの内容だった。

・・・

以下ネタバレ入って行きます。

・・・

まだ見に行ってない人は、読んじゃダメ!

・・・

読んじゃダメよ?普通に数年に1本のアニメなのは間違いないから。

・・・

ブラックバックのスタッフロールの後にはシーン無し。「監督 新海誠」で終わりなので、急いでる人は席を立っても大丈夫。

・・・

以下ネタバレ箇条書き。

・キスシーン無し!まぁそれは雰囲気的に押し込めない感じだったからしょうがないけど、ちゃんとハッピーエンドになったのは凄く良かった。

・弟のキャラが素晴らしく良かった。そりゃモテるだろうなって思ったけど、重要なのは彼が「貧乏なのにモテる」と言うことだ。内面的なかっこよさがにじみ出てた。その、

 違和感がなかったことが凄いと思った。

ただ「モテる弟」と言うだけじゃなく、主人公から「先輩」と呼ばれることに違和感を感じない完成度の高さが良かった。凄くしっかりしてるし。ジョークもわかってる。てかコイツは、

 ガールフレンドにも「一緒にお風呂入る?」って言えるチャラ夫だろうな。

でもって最初は「えーーー!?ムリムリムリムリ」って言われて、「残念」とか言って、さらに彼女の気持ちをかき乱したりするんだろうな。

 オレ、49歳だけど、先輩って呼びたいわ。

・声優は、とにかく平泉成が違和感ありまくり。アクが強すぎてすぐわかっちゃった。他は、ほぼ問題無し。神木君と比べたら、今回の主人公は今一歩ではあったけど、それは神木君が天才だからで、しょうがないところ。三葉の上白石ちゃんと、今回の子は同じくらいよかった。小栗旬は、相変わらず問題無し。上手い。

・音楽の使い方は、ほぼ君の名は。と変わらないレベルで、正直既視感にも似た印象を持ったけど、事前に訊いてた中の「グランドエスケープ」が、

 本編での最大のカタルシスポイントで、最高だった。

震えたしちょっと涙も出ちゃったし。特に、家ではそこまでビッグボリュームで聴いてたわけじゃないから、劇場で「強めの圧」がブレンドされたときの迫力は、

 相当タマラナイものがあった。

もうそのシーンで終わってしまってもいいんじゃないの?ってくらい。そこから先のシーンは、例えば言の葉の庭で言えば、劇中で語られない、ノベライズでのみ触れられるエピローグみたいな感じで、

 「君の名前は?」

と訊く前作のクライマックスとは、ちょっと意味合いが違う感じだった。

確かに、言の葉の庭は、「あのあとの幸せな二人」が凄く気になったし、こうやって最後二人がしっかり再会するところまで描いてくれた方がスッキリすることは出来るんだけど、、、。

 指輪を出すタイミングがなかったのもなんだかちょっと残念だったし。

「こうすればさらに良かったのに」という、「自分なりの正解」があるわけじゃないから、これはこれで良かったと思う以外ないのだけど、

 この映画をさらに何度も見る為に通うかって言われたら、そこまでじゃないかなぁってのが本音なんだよね。

・水のシーンが多すぎる。確かにウリにしてるのもわかるし、決して同じものはないんだけど、ここまで出す必要性が果たしてあったのかって感じはした。何か、

 キレイなのはもうわかったから。

って思ってる自分が居たんだよね。テンポが崩れたわけじゃないから、「繋ぎ」としての役割だったのかも知れないけど。

・ヤンキーの処理が上手いと思った。主人公をぶん殴ってくる、本作数少ないヒールだけど、途中警官に追われるシーンで「見てる側の溜飲を下げてきて」、さらに終盤家族と一緒のシーンを映して、マイナスの印象を払拭してた。

 こういうとこ、新海監督めざといよな、って。

他の監督は絶対やらないフォローだと思う。嫌いじゃないです。

・圭ちゃんが娘とデートって言うのとか、娘のために晴れにして貰うとか、これがあったから、最後警官の邪魔をする彼の行動に納得出来るなって。まぁデートと順番は逆だけど。

あと、ナギ君(弟)が、圭ちゃんの娘と一緒にご飯食べるってのも、

 さすがパイセン!って思った。

一方では帆高に気を遣って二人きりにさせるのだけど、もう一方では、「女の子を楽しませる為に残った」感じ。年下だけど、先輩ならやりかねない。実際娘とのデートでも顔を出してたわけで、

 将来的に圭ちゃんの娘とナギ君が結婚する未来まで見えたわ。

てか、

言の葉の庭の先生が君の名は。に出てきたり、今回三葉と瀧君が出てきたりしたので、

 次回はまた今回の帆高と陽菜の未来も見せてくれるのかな、って期待してしまう。

結構強く楽しみ(^^。

・サントラの曲目で多少ネタバレがあった。ここは見た人しか読んでないと思うので書いてしまうけど、「消えゆく陽菜」「真夏の雪」「晴天と喪失」なんかは、かなり直球。さすがに僕みたいにサントラを聴き込んでから見る人は少数派だとは思うし、言うほど強く覚えてなかったっちゃ覚えてなかったけど、それでもネタバレには違いないかな、と。

・中盤の幸せなシーンが結構辛かった。幸せなシーンは大好きなのだけど、君の名は。も言の葉の庭も、秒速・・も、どれもこれも「幸せな時間は長くは続かない」的な展開があまりに多すぎて、

 もはや警戒警報しかない。

フラグと言ってもイイ。まぁ言うほどマイナスでもなかったかも知れないけど。

・生命感のある水を使った演出に、どことなしか「バケモノの子」を思い出させたり、巨大な竜に「千と千尋の神隠し」のハクを思い出したり。パクりってほどじゃないけど、鮮度は抑えられてしまったのは間違いない。

・今回はかなり早い段階で帆高が陽菜のことを好きだと認識してくれたのが良かった。何つか、「好きに決まってる」ってこっちが思ってるのに、それを執拗に否定するとか、

 ウザいだけだし。

てか、まさかの15歳だよな~。だから最後高校の制服だったんだろうけど、
※ここで高校の制服を着せるために15歳にしたんだろうな、と

 同い年じゃダメだったのかなぁ、、って。

「オレが一番年上」ってのは、言うほど効果があったとは思わないし。別に帆高が最年長じゃなくても、全然話は通ると思ったし。

---------

とりあえず君の名は。を見て面白かったって人は、裏切られるほど悪くはないと思うけど、でもやっぱり越えられなかったって人のが多いだろうな~とも思った。「面白かったけど」みたいな。

つか君の名は。の良かった点は、「まさかあそこまで大きな話になっていくとは思いも寄らなかった」という、「強烈な良い裏切り」だよな。男女が入れ替わってドタバタのコメディだけでも1本撮れるネタなのに、それが触りだったってのが、一番凄いとこだったと思う。そう言う意味では天気の子には裏切りがなかったからな。3ヶ月くらいはやってるカモ知れないけど、数字で越えるのは難しいだろうな。

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2019年7月16日 (火)

雲のむこう、約束の場所

見よう見ようと思っていたけど、スッカリ忘れ去ってた新海誠監督の少し前の作品。これで、「君の名は」「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」と併せて4作を見たことになる。あとは「ほしのこえ」か、、、。DTVにはあったけど、ネットフリックスにはないのが残念。

既にかなり前の作品なので、ネタバレも含めて書いていこうとは思うけど、まずその前にネタバレ無しの感想をいくつか。

あらすじは、、、

 ・・・何にも書けることがない。

主人公が高校生くらいに見えるけど中学生かも、とか、青い空と白い雲が印象的なイメージビジュアルとか、君の名はや言の葉の庭と違ってキャラデザインが田中将賀じゃないとか、、、。
※たぶん秒速5センチメートルと同じ人

相変わらず背景はキレイだったけど、最近の作品と比べると精緻さに欠けるとか、今回も音楽がかなりイイ感じに活かされてたけど、それでも他の3作品には負けるとか、およそ本筋と関係無い感想ならいくらでも書ける。主人公の声優が○○で、あまりにその人のイメージが強すぎて物語に入るのを阻害されてしまったとか、その友達の声優の方が違和感がなかったとか、、、。

僕が見たときの予備知識は本当にそれくらい少なくて、でもだからこそ完全にニュートラルで見ることが出来た。監督のウワサで、「アンハッピーエンドっぽい」と言う先入観がなかったとは言わないけど、それも含めて見始めたら予測が全く出来なくなったし、エンディングを誰が歌ってるとか、

 そもそもジャンルとしてどんな映画だったのかすらも知らなかった。

ただ、イメージビジュアルからして、秒速・・と被る印象があったのは事実。ただ漠然と、似たようなジュブナイル色のあるラブストーリーなのかな、って想像をしてた。

 ・・・以下ネタバレに入って行きますが、、、

ともかく、オススメ出来るかどうかで言えば、、

 まぁまぁオススメ出来る。

でも、だからと言って他の新海作品と比べて一般的かと言われたら、全然そうじゃない。キャラデザインや作画は拙さがあるし、独白部分の脚本は、どこか厨二臭い。男子の性格以上にヒロインの性格がファンタジックだし、
※非現実的という意味

 一言で言えば、ブラシュアップ前の君の名はを見てるよう。

シーンにおいてもそれは言えて、既視感すら覚えるところがあったり、荒唐無稽過ぎる設定や展開があったり。

 もっと歩み寄ればいいのに、みたいな。

物語も結構わかりにくく、近未来の日本、青森と北海道を舞台にして、天高くそびえる塔に、中学生の男子二人が飛行機を組み立て、いつかあそこまで行く計画を立てる。主人公の好きな女の子にもその話が伝わり、いつか一緒にあの塔まで飛ぼうと。

 そして、その約束をした次の日から3年間、彼女と音信不通に。

この辺も妙に君の名はっぽい。割とありがちな展開と言えなくもないけど、同じ監督作品だと思うと、リスペクトやパクりと言うより、既視感の方が強く感じられてしまう。

余談だけど、彼の他の作品のカップルはこんな感じの結末を迎えている。

・君の名は・・・最後再会してハッピーエンド

・言の葉の庭・・・最後別れるが文通での関係は良く、幸せな未来を予感させる

・秒速5センチメートル・・・別れた後大人になって踏みきりですれ違うが、彼女はそのまま行ってしまう

「雲のむこう」はどうか。

 ズバリハッピーエンドではある。

ただ、ハッピーエンドではあるのだけど、どこか僕好みのハッピーエンドとは微妙に違う手触りが残った。

 主人公ヒロキと、友達タイチ。彼女がどちらに思いを寄せていたのかが、中盤凄く濁らされてしまったから。

ずっと主人公のことを好きだったのなら、もう少しタイチとの会話にヒロキを出して欲しかった。何て言うか、

 「期待の寄せどころ」を見失ってしまったまま、最後唐突に好きだった気持ちがわかる感じ。

僕以外の人は、「そんなんずっと好きだったでしょ常考」と思うのかも知れないけど、僕はつまりはその一点に凄く集中して見ていたので、

 正直本当に「そう(彼女がずっとヒロキの事を好きだったと)」描かれていたのか、にわかには信じがたい。

それでも、ハッピーな終わりには変わりないから、後味的には悪くなかったけど。

・・・

以下感想箇条書き。凄く細かい部分も。

・マキさんはどうやってあそこから出して貰うつもりだったのか。結果的に別の研究員がカメラで見つけてはくれたけど、タイチがそれを誘導した感じもなく、無理があったような気がしないでもない。

・トロッコ状の滑車に乗って離陸した飛行機だけど、

 一体どうやって着陸するつもりだったのか!

これは凄く気になった。ランディングギアがあるようにも見えなかったけど、、、。あったのかな。見損ねただけ。てか、

 着陸失敗して二人仲良くおだぶつエンドはあまりにあまり。

・ヒロキが東京の学校で親しげに話してた女の子、あれ、要る?

・最後のエンディング曲の歌い手が、「川嶋あい」だと思って聞いてたけど、クレジットには「ハートマークだけ」の表示。ウィキペ見たらやっぱ川嶋あいだったけど、なんで隠したんだろ。僕は彼女の声や歌が大好きだけど、この曲自体は正直微妙だったかな。

・飛行機「ヴェラシーラ」のデザインがなかなかかっこいい。凄く飛びそうだけど、学生がデザイン出来るレベルの航空力学フォルムじゃない。この世界では割とポピュラーな形だったのか?

・ヒロインサユリをICUから連れ出すシーンで、

 どう考えても掛け布の下は裸だろ!

って感じからの、シレッと服着てた流れ。彼女は眠り姫だし、他に女性職員が居る感じはない。タイチが着せたのか!?おい!タイチが着せたのか!!って聞いている!!

 良かったな、彼女に記憶が無くて。

でも、マキさんは彼女がどんな格好で寝てたか知ってるし、マキさんとタイチがイイ仲になっていく流れで、「実はヒロキ君にどうしても言っておきたいことがあるんだけど・・・」と、裸のサユリにタイチが服を着せた可能性が高いことを暴露する、、、

 どんだけ下世話な見方してんだよ、、。日本中でオレだけだわ。

ほっといてもサユリはヒロキにゾッコンLOVEだから、タイチになびく可能性ないから、安心してよマキさん。てか、マキさん結構独占欲強そうな感じだったしな。

・・・言いたいことを書いてスッキリしたわ。笑

---------------

全体的に見たら、やっぱり絵はキレイで、話も面白く、君の名はに繋がるステップとして、イイ感じの作品だったのは間違いないけど、、、それでも、

 秒速5センチメートルの山崎まさよしの歌や、二人が雪の駅で出会うシーン、言の葉の庭のクライマックス数分の展開、君の名はの「コメディかと思ったら大がかりなSF大作」のいい意味での裏切り

とかと比べると、(冒頭で書いたけど)「拙さ」が残る作品だったかな。

最近見てたネットフリックス海外ドラマの「ストレンジャーシングス」では、10秒飛ばしを何度も何度もしながら見てたけど、

 一切そう言うシーンはなかった。

「あと0.1秒長かったら飛ばしたいかも」って思うようなシーンでも、瞬間に画面が切り替わったりしたし。

クリス評価は★★★かなぁ~。話がわかりづらかったので、友達や子供と一緒に見れるなら、その方が楽しめた感じはあるかな。

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2019年7月 9日 (火)

アニメの話~その2~

一昨日に引き続きアニメの話を少々。てか、続けて書いたけど、ネタ不足だし、そこそこ長くなったので、分けつつ追記した。てか追記のが長くなったけど。

●秒速5センチメートル

天気の子が公開されるので、おもむろに山崎まさよしの歌を聞き返す程度のつもりで視聴開始。てか「ほしのこえ」とか、「雲のむこう約束の場所」をまだ見てないので、そっち見た方がいいのかもだけど。

基本ハッピーエンドが好きなので、この終わりはやっぱ好きじゃない。好きじゃないと思いつつも、

 現実はこうだろうな、と思う自分も居る。

リアルであることが必ずしも物語、フィクションとして印象を良くするわけじゃない。好みであったり、性別であったり、経験であったりが大きく作用して、その作品の評価、印象に繋がる。

 男子受けが良く、女子受けが悪いと言うのも、強く納得してしまう。

果たして面白かったのかと問われたら、正直わからない。でも、見返してみて自分が思うのは、

 11時過ぎに着いた電車を、待合室で待ってた明里にグッと来る。

それが明かなファンタジーであること、現実には存在しない女子であることを百も承知で、その「つたなく、ほのかではあるけど、確実に存在する恋心」にキュンキュンしてしまうのだ。

同窓会の友達といろんなことを話してたけど、やっぱり女子は「現実的」で男子は「幻想的」。女子は上書き保存で、男子は別名保存だなぁと、この作品を見て再認識してしまった感じだったな。今見ても★★★くらいよかったけど。

天気の子は果たしてどうなのか。

ただ言えることは、君の名はの結末は、たとえファンタジーだろうと妄想だろうと、ハッピーエンドにしなければ、あそこまで売れなかっただろうなってこと。男性と女性、どちらがより多く通ったかは知らないけど、

 ハッピーエンドの方が総じてウケがいいのは間違いないって思うな。

・・・

ふと思い立って、天気の子のサントラが発売されてないかアマゾンをチェックしたら、

 7/19発売予定。ただいま絶賛予約受付中。

とのことだったので、勢いでオーダー。3240円は安くはないけど、僕の勘が正しければ、

 たぶん売り切れる。

でもって、今回も前回に優るとも劣らないくらい相当(音楽も)イイ。

出来たら映画に行く前にそれなりに聞き込んでから行った方が、接触時の印象を向上させられるかなぁと思ってたけど、、、

 とりあえず「7/18着予定」となっていたので、

前日に届いてくれたら、、て感じ。期待過剰かも知れないけどね~。

●プロメア応援上映

正しくは「応炎上映」。全国6つの映画館で実施されている、

 合いの手OKの特殊上映形態。

僕ではなく、僕が勧めた友人nori君が、

 たまたま行った先でそれを知り、その衝撃を目の当たりにしてしまったと言う悲劇。

一言で言えば、「門外漢お断り」「一見さんお断り」「初見お断り」。

 「内側」の女子向け上映。

名前やワザを叫んだり、かわいいだとかかっこいいだとか、サイリウム振り振り「ファン同士で盛り上がる」もの。

歴史は浅く、アナ雪の時にみんなで歌うことで、一体感とか盛り上がりを演出し、「普通は一回しか見ない映画に何度も足繁く通って貰う」映画館側の策略、、、なのだけど、

 何度も言うけど「内側」に居る人は普通に楽しい。

問題は、それを知らずに行ってしまう人が居ること。

野郎二人で行ったらしいが、あまりの毒気に気圧されて、あとウルサイ分だけ台詞も聞き逃したりして、100%では楽しめなかったという。

何とも、、、しょうがないけど申し訳なく思ったり。開始直後に僕が見に行っていればこんなこともなかっただろうに。

でも、、、

さしてメジャーとも言えない、オタ向けの監督作品で、話題作でも続編でもないアニメが、公開から1ヶ月以上経って、

 250席の内、上から8割が全て女子で空席無く埋め尽くされる

と言うのは、相当なもんだなぁと思った。「ワタシ7回目。でももう一回見たい!」とか、

 AKBのCDを何枚も買うのとあんま変わらない気がした。

「映画なんて、せいぜい2回見れば十分」などと言うのは、古い人間の理屈であって、別に面白ければ何回見に来たってイイ。何十回見たって、そのコストに見合う楽しさ、満足感、充実感が得られるなら、

 それは娯楽として必要十分に成立してる。むしろ、

 かなり羨ましい。

自分には7回も行きたいと思った映画はない。そもそも2回以上見た映画ですら、

 カリオストロの城と、たまたまその同時上映だったのび太の恐竜くらいだ。
 ※カリオストロは3回くらい見てるけど

7回ってのは、もはや映画としてではなく、価値観を共有出来るたくさんの「見ず知らずの友人」たちと、同じ時間、同じ空気を楽しむ別の娯楽という気がする。中にはコスプレをしてきてた人も居たとか。
※念のためエロいのではない。クレイのコスプレ。

笑うポイントも違うし、盛り上がるツボも違う。お金を出して見に行ってるのだから、こちら側だって100%で楽しむ権利があると思うし、事前にネットから「応援上映」であることを確認出来なかった不手際は感じるものの、

 なんだろ、どこかnori君には悪いけど、そっちの空気にも触れてみたい気がしたり。

まぁ僕が単に女の子が好きなだけかも知れないけど!

--------

今ネットフリックスをチェックしたら、「ほしのこえ」は見つからなかったけど、「雲のむこう約束の場所」は見つかった。

 バッドエンドかも知れない覚悟をしつつ、、、

今から見ようと思う。ハッピーエンドだったらいいな~、、、。

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2019年7月 7日 (日)

ゴブリンスレイヤーほか

アニメの話を少々。

●ゴブリンスレイヤー

 ネタバレあります。

2話まで見て、そこまで面白くないかなぁと放置。でもあまりにヒマだったので、続きを見ることにした。

 一気に最後まで、、、?

途中2度ほど寝オチしてしまったけど、まぁ一応最後まで視聴。

 特筆して盛り上がるでもなく、早送りしたくなるほどつまらないわけでもなく。

よく「普通にイイ」みたいな表現をする場合は、その真意として「とてもイイ」というニュアンスが含まれたりするものだが、

 本作は「普通に普通」。

作画は、メインとなるキャラに関しては及第点。でもだからと言ってとんでもなくいいわけでもなく、脇の手抜きさも、「まぁこんなもんかな」と言う感じ。

話は原作ありきなので、突拍子もないと言うこともなく、ゆるいラブ要素がありつつも、キスやハグまで行かないレベル。中盤ちょっぴりエロいとこがあったのは眼福なれど、そこを引っ張ったり伸ばしたりするわけでもなく、、、。

てか、「ゴブリン」スレイヤーの何が面白くて何が面白く無いかと言えば、つまりは、ゲームを相応にプレイしてる人にとって、

 ゴブリンはやっぱり弱い

と言う印象が凄く強いと言う点だ。劇中で「100匹・・・」とか、「ゴブリンチャンピオンだとっ!?」とか「ゴブリンの王、ゴブリンロード・・・」とか言われても、、、

 ゲーム中で100匹が1000匹でも、育ててるキャラであれば敵ではないし、言ってもゴブリンのチャンピオンよりアークデーモンやらドラゴンゾンビの方が「普通考えて」強い。

物語の中で、がんばってがんばって「ゴブリンの恐ろしさ」を謳うも、一方でどこか滑稽というか、「言ってもゴブリンだからなぁ」と言う気持ちがくすぶってしまう。100匹居ようと、ティルトウェイトやベギラゴンで一蹴だろ、と思ってしまう。ちなみに前者はウィザードリィの魔法だが、ゲーム中では、

 1パーティ9匹×4パーティ=36匹

くらいまでは同時に出現する。当然瞬殺だ。

だから、気持ち的にはむしろ主人公のゴブリンスレイヤーさんより、周囲の冒険者たちに同意というか、寄ってしまったりするわけで、

 まぁ「物語を楽しめない心のさもしい輩」と言ってしまえばそれまでなのかも知れないけども、、、。

てか、最後の依頼で、ギルド報酬が「1匹につき金貨一枚」も大概だなぁと思った。貨幣価値がどの程度かはわからないものの、

 通常10匹500円程度が、1匹1万円と言ってるようなものなんじゃないのかな、と。

そりゃ美味しい。美味しいのはわかるけど、そうすることで、

 主人公の為じゃない、全てお金のために手伝ってる感が増してしまったような気がした。

仕方ないのかも知れないけども、、、。

ヒロインが普通にかわいかったことと、嫌なヤツが中盤以降全然出てこなかったことは好印象だったけど、果たしてコレが誰かに勧められるかと問われたら、答えは「うーん」って感じ。クリス評価は★★ってところかな。

●彼方のアストラ

 ネタバレあります。読んでない人は、今すぐ買いに行くように。

ついにアニメがスタート。と、言っても知ったのは最近のことなのだけど。

第1話のみ1時間で、進行度としてはコミックス1巻分くらい?
※今貸し出し中で正確にはわからない

とにかく、キャラ作画のクオリティが素晴らしく高く、

 マンガそのまんま!

背景や細々した電子パネル関連の仕上げも及第点だし、声優も全く違和感なし。イメージした通り。主題歌は普通。BGMはちょっとイイくらい。

テンポは、、、少し違和感があるけど許せるかな、ってレベル。と言うか、1クールで終わるにしても、「引き延ばして1クール」なのか「端折って1クールなのか」が気になるところだったけど、

 どっちもある感じ。

アリエスを助けるところが、イイ感じにアレンジされてグッと来たり、星を繋いでいくルートが一発で見つかったり。

 どちらも悪くない。

とても原作の良さを大切にしつつ、アニメとして最低限のフォローをしてる感じが良く伝わってきて、

 かなりイイスタッフに恵まれたなぁ

と思う、、、一方で、

 ギャグが残念ながら上手く機能してない感。

マンガでは相当笑った、笑えたのに、アニメになって、(ネタを知ってるとは言え)ほとんど笑えないのがとても歯がゆい。と言うか、

 誰がどう作っても笑えないのかも知れないけども。

こういうのは難しいよなぁと思ったり。でも、

 当然来週も見る。てか最後まで見るけどね。

現時点での評価は、無難に★★☆。アニメから摂取してたらたぶん+2点。マンガからだとどうしてもマンガの評価が上になってしまう。初見ボーナスは致し方ない。

・・・

細かなところを言えば、キトリーの声がとてもいい。はやくフニと和解して欲しいって思ったな~。

スゲェどうでもいい余談だけど、メンバー9人の中で、特に好きなのは、、、

 キトリー、ウルガー、アリエス。

みんな好きだけど、やっぱキトリーのツンデレさには、ハートを射貫かれるわ。

●ワンパンマン 2nd最終話

ひどすぎる。原作準拠と言えばそれまでなのかも知れないけど、1st最終話と比べたら、2ndの最終話は、

 0点でも高すぎる。

それほどまでに1stのクライマックスは最高だったし、2ndのクライマックス、、、ってかクライマックスなど存在しなかったと言ってもいい。そもそも、

 なんでこんなところで区切るのか。

これだったら全24話構成の2クールにして、オロチと戦うところまで持っていってくれても、、、って、

 オロチがどんなキャラ(強さ)なのかも良く知らないのだけど。

相変わらずキングが強いってことになってるのも、なんだか興ざめだったし、

 ボロス様みたいなのを出せないから、カタルシスを作りようがない

のもわかるにはわかるけども、、、。こんなことならマンガ読んで「覚悟を決めておけばよかった」って感じ。ふぅ。

とりあえず期待して始まった2ndだけど、フタ開けて見れば☆くらいの内容だったな。加点要素は水龍を助けるところだけだったわ。

●フリクリ オルタナ

スゲェ眠い。1話を見続けられない。そんなに睡眠不足ってこともないはずなのだけど、、、。プロメア見たからがんばれるかと思ったけど、そんなことなかった。もしかしてもしかしたら楽しいのはプログレ2話だけなのか!?

・・・

2019夏アニメは、彼方のアストラ以外まだひとつも見てない。ダンまち2が15日にネットフリックススタートするらしいので、それは見るつもりだけど、、、。川柳少女みたいなのが見たいなぁ。

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