アニメ・コミック

2025年2月11日 (火)

アニソンのこと

思ったので書く話。

最近友達からのラインで、

岡田斗司夫曰く、アニソンの定義とは「その作品だけでしか通用しなくて、なおかつすごくかっこいい」

と言っていたそうな。

スレッズでも、「アニソンがアニソンじゃなくなった境目はいつ?」というポストがあって、キャッツアイがそこなんじゃないかって意見が結構多かったり。

僕的には、明確にそのタイミングがある。

 エルガイムの後期OPから、アニソンがアニソンに聞こえなくなった。

歌手で言えば、MIOと鮎川真弥が境目。というか、ぶっちゃけアニソンの明確な定義など必要もない。その人の年齢や環境でいくらでも変わるし、具体的にアニメのタイトルが含まれてなければダメってこともないだろう。例えば、

北斗の拳なんてどこにもケンシロウや北斗の拳という言葉は出てこないし、クリスタルキングが歌ってるからって歌謡曲って感じはあんましなかったと思う。誰が何を歌ってるかとかで区分けできるもんじゃない。

そのアニメだけでしか通用しないというのも、僕の中ではグレンラガンのしょこたんの歌は、そのアニメだけしか通用しないとも思わないし、ゴダイゴのTHE GALAXYEXPRESS 999
だって、特にアニメを意識しなきゃ聴けないわけでも、ましてやかっこわるいわけでもない。逆にタイガーマスクやゲゲゲの鬼太郎のエンディングとか、全然かっこよくはないけど、どう聴いてもアニソンだろって思うし。

スレッズの意見で興味深かったのは、「タイアップし始めてから」というのがあって、それはかなり納得出来ると思った。そのアニメのためだけに作られた曲じゃない、「アニメがついで」になってる曲は、正直僕の中のアニソンの定義からは外れる。具体的には、世間でいくら肯定されていても、

 スラムダンクとか、YAWARAとか、ワンピースとかは、

かなりキツい。特にワンピースの主題歌にハウンドドッグが使われていた時なんかは、

 え?ワンピースだったの!?

とかなり驚いたもんだ。

ただ、別にタイアップしちゃダメってわけじゃもちろんない。あくまで「アニソンであるか」というところで、違和感が残るのだ。

そう言う意味では、ディズニーの歌なんかは、「ガチのガチでアニソン」という感じがする。曲中に「アナ」とか「エルサ」って言葉は無くても、アナ雪の歌は、誰もがアニソンと認める「らしさ」があった気がする。昔ながらのメロディではなくても。

別に英語のバイファムのOPだって、100%アニソンだと思うし、こないだからハマってるグリッドマンのユニバースや、ユニオンもめちゃアニソンだと思う。僕の思うアニソンの定義は、

 その歌から、まず最初に作品(アニメ)が浮かぶ歌

それがアニソンだと思う。だから、スラムダンクだろうとワンピースだろうと、それをジャストミートでリアタイ視聴していた人には、間違いなくアニソンで問題ないし、

 聞く人によって変わるのがアニソンの定義

というのも、合わせて書いておきたい。ズルいかも知れないけど、そう思うんだからしょうがない。

つい最近のジークアクスも然り。僕にはアニソンっぽくないと思えても、聞く人によっては全然ピッタリ最高!と言う感想になるのだ。

で、、それはそれとして、、

アニソンの地位が昔を思うと随分向上したなぁと思う。

昔は、子供の見てる、言ってしまえば「子供だまし」の歌というカテゴライズだったのに、今は、

 ともすればアニメソングが普通のJPOPをアベレージで超えているとすら言えるのではないか。

民謡が、昭和歌謡とかになり、歌謡曲とフォーク、フォークからニューミュージック、バンドブームを経て、JPOPとして今に至る過程の中で、

 アニメソングが王道だった時代はない。

でもだがしかし、今日もふと水木一郎兄貴の歌を聴いていて、

 ここまで聞き次がれていく歌は、他にどれほどあるのか

アニソンだからダメだった時代。水木一郎、ささきいさお、堀江美都子、子門真人、大杉久美子の黎明期。なぜ彼らの歌ばかりだったのか。それは決して彼らの実力が際だっていたからじゃないはずだ。

 アニソンを歌いたがらなかったからじゃないのか。

たいらいさおやMIOの時代から、一度はJPOPタイアップ時代を経て、最近は最早、アニメに使われている前提、アニメの内容がしっかり歌にフィードバックされている、「純然たるアニソン」がかなりの支持を集め、人気を勝ち得ている。

 今アニソンが歌いたくないという歌手は、それほど多くないはずだ。

事実、アニソンのヒットはカラオケでも需要がある、、と思うし、短くても3ヶ月程度、12話がみんなの耳に届きやすいビジネスモデルというのは、すり込みの観点からも強力な武器だと思うし、昨今のアニメブームには、スポンサーの意向があまり重要視されない構造になっていると思う。

 クローバーがメインスポンサーだからガンダムをトリコロールカラーにする

何てことはない。DVDやブルーレイが売れるからとか、配信サービスに権利を買って貰うとか、アニソンが売れる背景にはそのクオリティアップも絶対に無関係じゃない。推しの子の「アイドル」なんて、

 あのアニメの主題歌以外の何物でもないのに、JPOPでもあり、歌からアニメをイメージさせるし、タイアップする必要が一切無い。

 アニメは今、日本だけじゃなく世界をも席巻した「一大音楽ジャンル」になりつつある。

だから逆に、水木一郎兄貴や串田アキラ翁、影山ヒロノブパイセンも、みんなアニソン以外に手を出さない。

 せっかくアニソンが歌える立場にあるのに、他に手を出す旨みも魅力もないからだと思う。

最早、アニソンが「子供だまし」だった時代とは真逆の時代になった。ずっと聴き続けられていく、スタンダードナンバー。永遠の名曲。使い捨てじゃなく、タイアップでもない。そのアニメが忘れられても、歌だけは生き残る。

 実際昔のアニメとか、話全く覚えてないけどアニソンは歌える作品の何と多いことか。

でも、歌を聴けばその映像が浮かぶ。それこそがアニソンだ。

999を聴けば、反射的にメーテルとのキスシーンが浮かぶし、

めぐりあいを聴けば、ポッドに向かって涙ぐむアムロが浮かぶ。

キャッツアイを聴けばレオタード姿の美女3人が浮かぶし、

エヴァを聴けば暴走したエヴァや、アスカが思い浮かんでしまう。

アニメじゃないけど、牙狼も戦隊ヒーローもきっとそうだと思う。そして、ずっとその存在は生き続ける。

僕は思うのだけど、

 アニソンはもう「懐メロではなくなる」。

ずっと聞き続けられていけば、懐かしがることはない。

・・・

そんな中、僕の中で特に違和感というか、不思議な立ち位置になっているのが、

 みゆき「想い出がいっぱい」だ。

これは、アニソンであるかと言われたら間違いなくアニソンであるのだけど、

 アニメが終わったあと、原作マンガの最終話でその歌詞が使われた。

アニメソングではあるのだけど、マンガでも使われている「イメージソング」の側面も凄く強い。

 想い出がいっぱいを聴くと、思い浮かぶのはアニメのみゆきじゃない。

大好きだけど!

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2025年1月28日 (火)

ジークアクス言いそびれ

まだ言いたいことがあった!てかどうしてもネタバレになるので、

 見てない人はこれを読むな!

もし見ずに読んだら、毎朝靴紐が靴の内側に潜り込む呪いに掛かるぞ!でもって外に出てからスマホを忘れたことに気付く呪いと、側溝の穴に鍵を落としそうになる呪いにも掛かるから、絶対見る前に読まないように!

 O澤氏に言ってるんだぞ!笑

ネットでの感想もめちゃ好意的で、読んでてニヤニヤする。

 これこそが今の時代のアニメの楽しみ方なんだなぁと思う。

以下適当に抜粋しつつ、僕の感想も、、、。

シャリア・ブルの同人誌が出るとか、

アムロが居ないからアルテイシアがガンダムパイロットなんだとか、

マチュの部屋の間取りがミサトさんと同じとか、

ホワイトベースの構造は、ショックアブソーバーとして機能する強襲揚陸艦だからああだったんだとか、

「ガンダムを見に行ったら、ガンダムが始まってビビった」

とかまさに至言。

ドズルはソロモンで死ぬ運命(さだめ)だったんだなぁとか、

クアックスに「歯」があるというセリフ!開口するのが楽しみ過ぎる!!

ホワイトベースを緑に塗って、ガンダムを赤く塗るセンス!

シャアの声優がスゲェがんばってる!池田秀一というとんでもないカードを、完全に払拭せず、それでもマネしてるダサさがない。凄いと思う。そう考えるとマ・クベが惜しいなぁ

てかホワイトベースの超合金魂が欲しくなったな~。いろいろギミック押し込んで欲しい!結構動くし!!てか艦橋壊されてもリペア出来るんだな
※オリジナルのキシリア様は、バズーカ一発でグワジンごと沈没しちゃったのに!

来場特典でカード貰えたけど、アレって全部同じ絵柄なんだろうか。もし違うならもう一回行ってもう一枚貰う選択肢もあるぞ!
→全2種類らしい。それはそれでハードル高いなぁ
→開けたらシークレットじゃない既に絵柄が明かされてる方だった。キラキラしてた

事前に「開始1秒でニヤニヤ」と言っていた意味が今更思い出されてわかりみ深っ!

庵野監督が「面白いから見てね」と言っていたらしい。面白いわ!

見る前は、「商品売る為のプロパガンダ的なヤツ?」と思ってたオレを殴りたい

序盤で出て来たニュータイプっぽいジムがまさかの顔も見せずに撃沈にビビった

とにかくテンポがいい、ということは、カット数が莫大に多い。つまり手間とコストがスゲェ掛かってる。要は「大作」だったわ

ファーストパートの効果音やBGMにニヤニヤが止まらない分、セカンド以降のBGMが物足りなくなってしまった

ザクの盾に描かれた「警察」の文字が、なんかAIが書いたみたいなアレンジされてた笑
ザクは戦闘モードになると赤い眼になる仕様。ロボット刑事Kかよ!
→せめて巨神ゴーグだろ
→宣材のクアックスをスペライに掛けたら、目がピンクにされて返ってきた笑

とにかくザクとドムのプラモが欲しい!HGひとつ3000円くらいかもだけど!

テレビ放送日は未だ未定

絵コンテに庵野秀明の名前も

「~とガンダムが言っている」が流行る!

開始前に聞こえていたポップコーンを食べる音が、数分で聞こえなくなった!

シャアがコックピットに入った後もいろいろしゃべるのが面白い。君、ひとりで永遠としゃべるじゃん

ネタバレ板用意してくれてありがとう!

戦闘可能にするユニットがどう見ても内蔵HDDな件

普通に学園モノを入れ込める余地があるのもイイ

シャリア・ブルさんがドラッグストアに寄るくだりもイイ

そう言えばエヴァやトップのBGMが一切使われてなかったな

久々にパンフ買えば良かったと思った
→都会では売り切れてたらしいけど

売店にあったアクリルブロック(7cm×5cm×厚み8mmくらいの透明板に、雑な宣材カードが入ってるだけのもの)が1100円はさすがに高いと思った。割と余ってるとウワサだったプラモも一切無かった→見たら欲しくなる人が爆増したと思われ

6年後の世界で赤いガンダムに乗っていた「シュウジ」は、池田「シュウイチ」を引き継ぐ者というパロディ?<これ気付いた人スゲェな

なるほど!キャラデザインは「ポケモンの人」だった!シャリア・ブルやムサシに感じた既視感は、ジムリーダーで似た人が居たからだったんだな~

テレビ放送日が決まってないのは何でなんだろって思ってたけど、「作るのに時間が掛かりすぎてる」説と、あと、

 劇場版の人気次第では、テレビ版の扱いを考えるってことなのかな~

何てことを思ったり。通常のメーカーや企画ではありえないと思うけど、そこはバンダイ。ガンダムのためなら「何でも出来る神様」なわけで、下手したら「劇場版2」もあるのかな、と思った。

・・・

ブルーレイあの場で売ってたらスゲェ売れそう。実際僕も買う。とにかくもう一回見直したいシーンがスゲェ多かった。ダンボールの愛媛みかんや黒潮なんとかとかも、たぶん元ネタがあるんだろうな~とか。

ファーストガンダムを通ってこなかった、もしくは完全に忘れてる層にどのくらい刺さるのか全くわからないけど、

 少なくとも、新規を狙ったあざとさではなく、初代世代のおっさんがメインターゲットという潔さが良かった!

やっぱもっかい見に行こうかなぁ。

 これは間違いなく「祭り」が始まったぞ!

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2025年1月19日 (日)

ガンダムジークアクス

 ※敬愛を込めて、名前は全て敬称略とさせて戴きます

2025/1/17から公開開始の劇場版ガンダム最新作。実際はテレビシリーズに先駆けて、最初の3話を再構成した「先出し」作品、、、という話は知っていた。

ガンダムのデザインはかなりクセが強く、デザイナーやエヴァと同じ山下いくと。結構酷評されてたけど、

 僕は別にどうでもよかった。

というか、

 スタジオカラーで、監督が鶴巻和哉なら、それが最重要な情報だろうと。

それ以外に何が優劣を決める事前情報になるものか。

 どれほどユニコーンガンダムがかっこよくても、アニメは2話見終えることが出来なかったし、閃光のハサウェイが思ったより良かったと言っても、それは別にクスィーガンダムが良かったわけじゃない。

 そんな「ポイント」をはき違えず、きっちり公開に合わせて見に行こうと決断出来る自分がめちゃ嬉しい。まぁ公開初日は体調を崩して行けなかったけど。

 二日目に予約してみてきた。

ちなみにイオンシネマ7番G16。いつもの席だ。価格はレイトショーでも1300円になってたけど、それはまぁしょうがない。ちなみにお客さんは5人くらいだったと思う。

何から話そうか。何を伝えて、何を伝えないでいようか。

まずネタバレはナシで伝えたいことは、

 僕が待っていたのは「コレ」だった!

ということ。「待っていたガンダム」という表現は使いたくない。なぜなら僕は基本ガンダムを信頼してないし、富野監督が嫌いだからだ。
※富野監督の最高傑作はザブングルだと思ってる。ガンダムが素晴らしいのは安彦先生と大河原先生の二人の力が9割だと思ってる

本作は、決して莫大な予算を投じて、10年掛かりで作った劇場版超大作ではない。もちろん劇場公開を見越して、通常のテレビアニメよりは大きなプロジェクトだったことは間違いないだろうが、例えばシンエヴァみたいに「○年待った!」って感じでは、少なくともなかったはずだ。

なのでこちらも、そこまで高い期待値で向き合ったりはしなかった。僕でさえ、

 なんか、良さそう。ソワソワする感じがする

くらいのスタンスでの享受だったのだけど、

 蓋を開けてみれば、クリス評価★★★★☆!

めちゃくちゃ高評価!何つか、

見ていて、

 スゲェメモを取りたい!感想忘れちゃうからメモさせて!!

と思ったし、普段なら「1秒長い」を連発する僕が、

 え!?今のシーン0.2秒短すぎない?

 え!?濃密過ぎて、そろそろ終わってもいいんですけど!?<たぶんまだ前半

 始まる前に「予告抜いたら正味80分くらいですか」と斜に構えていたオレをぶん殴りたい!

 こんなのが2時間だったら、倒れてしまったわ!

途中で休憩したくなったくらい。否!

 1話分見終えたら、一旦巻き戻して2、3回見てから、2話目に進みたくなったくらいだ!※マジで

待って待って!僕まだ追いつけてないんですけど!心の中で、

 誰に対して言ってるのかわからないけど!!

スレッズでみんなが大絶賛しつつも、

 ネタバレは避けるけど

と内容にほとんど触れてなかったのも深く頷ける。なんつか、

 最高に面白かったけど、それをひとりでも多くの人に体験してもらうには、内容には一切触れられないから!!

マジでソレ。思わず見終わった後友達に電話して、「少しでも早く見に行った方がイイ」と熱弁しちゃったわ。他から変なノイズが入る前に、

 この熱量が広まって、凄さが認知され、劇中で歓声や拍手が甘受されるような世界になってしまう前に、

 すぐに見に行かなければダメだ。

事前情報は、「テレビシリーズの3話までを再構成したもの」これだけで十分。つまりこの映画で物語は「始まる」。だから「映画では終わらない」。それだけは知らないとダメ。

 このままどうやって着地するつもりなの?

なんて気持ちで見てしまうと、ヴェノム3のように、

 ラスボスと戦わずに終わるとかアリなんだ・・・

ってなっちゃうから。

てか、当然ネタバレ感想も書きたくてしょうがないけど、

 絶対見ない方がいい。これは、「見るつもりの人は」と限定しない。

なぜなら、見るつもりがない人でも、見た方がいいからだ。だからこれから書いていく僕のネタバレ感想は、「見た人だけが」読んで欲しい。それは誰かって?

 僕だ。

ネタバレ感想は、紛れもない「僕のために僕が書く」感想だ。

そして、見終わった多くの人はきっと、

 僕になる。

誰かの感想が聞きたくなるし読みたくなる。スゲェ話がしたくなる。

もう一度言う。僕はガンダムが基本好きじゃない。だから、昨今のガンダムが大好きな人とは、袂を分かつ可能性が高い。そう言う人にとっては、僕がいくら絶賛していても、「受け入れられない」かも知れない。

 あくまで個人の感想です、というヤツだ。

ネタバレの感想に入っていくので、見てない人は一旦ページは閉じてくれ!



上手すぎる。

僕が見たかったのは「コレだ!」と心の中で叫んだ。

なんだあのネットフリックスのCGガンダムは。確かにメカ演出は良かった。でもそれだけだし、

 一年戦争を作り直してくれるって話じゃなかったのか?
※記憶のねつ造です念のため

一体いつになったら「楽しめるガンダム」が出てくるんだ。

僕はユニコーンも水星の魔女もククルスドアンも結果ダメだった。それは、

 戦争の悲惨さみたいな側面を「ガンダムらしさ」「ガンダムの魅力」とはき違えているからだ。

ジークアクスがそれらと決定的に違うのは、

 ガンダムらしさが重要なのではない。重要なのは「エンタメ」として楽しめるかどうかだ!

と内容全てからにじみ出まくってるからだ。

もちろんMS同士の戦闘で大破すればパイロットは死ぬ。でもその演出は一切無い。叫び声とともに「お母さーーーん」とか言わない。序盤で大量の戦艦がサクサク撃沈されるけど、そこに悲惨さはない。なんなら冒頭の「コロニー落とし」のシーンすら、

 セルフパロディとして、ファンサービスとして見せているに過ぎない

だがそれがイイ!それでイイ!!

モノアイがグモーンって鳴って光るシーンも、潜入シーケンスも、全てに「ニヤケ」が止まらない。

 そもそもアムロがいない違和感がめちゃくちゃ楽しい自分に気付く。

アムロはガンダムに要らなかったんだなぁとすら思う。あいつの身勝手なキャラの成長物語だと勘違いしてた。

 ストレスはアムロにあったのか!

ってなくらいシャアや、ドレンや、デニムのキャラがいい。ここは意図的に安彦タッチで描いてるのも、見ている僕らを楽しませようとしているエンタメ精神なのだ。効果音然り、ポーズ然りだ。

 てかシャリア・ブルがかっこよすぎ問題

見た目は、「ジャイアントロボジアニメーション」に登場しそうな、「居心地の良いキャラデザイン」で、そもそもがかっこいいのに、

 見せ方がまた上手い

何つか、撮れ高が高い!シャリア・ブルが出るだけでちょっとテンションが上がるほどのキャラになっていて、

 最初クアクス※ジークアクスは「ジーク」「アクス」ではなく「G」「クアクス」だった!ビックリだ!!

クアクスのパイロットもかっこよく、ここは応炎上映やったら女の子がキャーキャー言うところだろうな、

 だって僕も心の中でキャーキャー言ってたから!

暑苦しいだけのキャラデザインで「コレじゃないんだけど」と思ったククルスドアンとは大違いだ。

 また主人公のマチュがいい!

世界観がガラッと変わりすぎて、一瞬別のアニメになったのかと錯覚するけど、

 これこそトップ2の「ノノ」と同じベクトルで、鶴巻監督の真骨頂とも言える。

ガイナックス≒カラーは、決してメカだけでのし上がったスタジオじゃない。キャラあってのエヴァであり、ジークアクスなのだ。

 トップの時代と違うから、乳首も出ません。小さなお子さんも安心して見られますよ!

おっさんにはちょっと物足りませんけど!!

話が脱線したけど、一年戦争の展開もメチャクチャ面白かった。もうあれで「完」でもいいんじゃないの?と思ったほど。「ビグザムは量産されてた」し、ソロモンをグラナダに落とすのが連邦の作戦ってのも「相当キてる」。コロニー落としの意趣返しかよ!てか、
 ソロモン、動くんだ・・・

ザクタイプのデザインも、「山下ビルド」になっていて、今風と言えば今風。そこまでかっこよくはないかも知れないけど、

 初代ガンダムだって初代ザクだって、そんなに最初からかっこよくは目に写ってなかったからな!

てかカムラン出てきてちょっと嬉しかったりして。あとマ・クベの声優はやっぱブリブリざえもんのがイイ。個人の感想だけど。

 てか、そこから6年後!?マジで!?

一年戦争のあと、Zとか逆襲のシャアとかに流れていったのとは全く別の世界線。

 ここから本番か!

と思いつつも、そもそも一年戦争パートからして既に別の世界線だったりもしたわけで、

 なんててんこ盛りなんだよ!ついて行けねぇよ!楽しすぎるよ!

てかテレビシリーズが全何話で、いつから放送されるか知らないけど、

 1クール12話で終わってもいいよ。

こんな密度で続けられても体が持たん!てか週に1話でむしろちょうど良いかも知れん。まとめてみるとか、

 死人が出るぜ?

イヤなヤツは誰ひとり無いし、ロケット団のムサシのキャラも最高。イケメンニュータイプのシュートだっけ?あの子も人気出そうだし、

 キャラが多角的に良い。

ホント話が暗くなくて最高!ガンダムっぽくなくてめちゃ楽しい!

一点だけ残念だったのは、主題歌が米津玄師だったこと。米津玄師は嫌いじゃないし、シンウルトラマンの時にはメチャ良かったけど、

 本作はしっくりとは行かず。

ガイナックスアニメは音楽、BGMが際立って良いものばかりだったので、そこで1点減点して9点って感じだったかな。

でも総じてスゲェ良かった。見ていたときは言いたいことがもっとずっとあったハズ。ブラウ・ブロが変形してるように見えたとか、あのドムっぽいMS、死ぬほど人気出るだろうな、とか、ガンダムは白と赤でそれぞれ別に発売されるんだろうなとか、シャアは一体どうなったとか、声優がお亡くなりになられてるアルテイシアの声が気になるとか、ララァは出てくるのかとか、ハロがかわいいとか<絶対ニット付きのトイが発売されるヤツ!、テレビ版の主題歌って挿入歌だったやつ?とか、

 これでアニメがひとつ新しい扉を開けたような気すらした。

僕が言いたいのは、このジークアクスというガンダムが、

 とても僕好みのハイテンポで、濃密で、イヤなヤツが出てこない、明るく、楽しく、気持ち良く、それでいて懐かしく、心地よい、最高のアニメだったってことさ。

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2024年12月11日 (水)

僕のヒーローアカデミア

勧められたので見ることにした。これまで見なかった理由は、

・いかにも少年ジャンプっぽい

・主人公が弱そう

主にこの2点。つまりは、

・マイナスの溜めが多そう

・努力、友情、勝利が面倒くさい

という意味でもある。結果、

 ほとんど予想通り。

アニメを見たのだけど、アニメスタジオはボンズ。ボンズって割とよく耳にするとこだけど、一体何を作ってたトコロだっけ?と調べてみたら、、、

・エウレカセブン
・ラーゼフォン
・文豪ストレイドッグス
・モブサイコ100
・鋼の錬金術師
・ゴジラシンギュラポイント

など。ビックリである。何がビックリって、

 全てちょっと見て止めている!!

つまり、アニメスタジオからして「僕とはソリが合わない」とこだったんだなぁと。誰が監督かも知れないし、決して作画がヒド過ぎるというわけでもないのだけど、

 言っても0.5秒長いは散見される。

ヒロアカを4話ほど見たあと、たまたま僕の体調や気分が、アニメ向きではなかったのかも知れないと思い、

 チェンソーマンの1話を見てみた。

そしたら、、、

 ビックリするくらい「0.2秒長いが無い」!

つまり、見ていて「ここで切り替われ!」と言うタイミングでカットが切り替わる。これはつまり、監督のイメージする理想のテンポと、僕のそれとがガッチリシンクロしているということであり、

 命を無駄使いさせてない

ということ。

作画のクオリティも、正直使い回しが散見されたように思えたヒロアカと違い、かなり贅沢に丁寧に仕上げられていたと思う>チェンソーマン。僕が少年ジャンプアニメが嫌いになったのは、

 ドラゴンボールの水増しにウンザリしたからだ。

冒頭に前回までのあらすじをいけしゃあしゃあと入れてきたり、CM前後で直前のカットをリプレイしたり、「そのくらいいいじゃん」と擁護してくれる人に甘えた作りが、どうにもこうにも鼻に付く。

 鬼滅はその点相当がんばってたとは思うけど。

アニメの内容的には、やはりというかまんまとというか、

 主人公がいじめられっ子だったり、冴えなかったり、よく泣いたり、見た目がかっこ悪かったり、裏付けもなく蛮勇に走ったり、

 ヒーローに必要なものは勇気!

と僕が小学3年生くらいなら派手に食いついたであろう、手垢の付いた御旗を振りまくり。

もちろんそれが上手くしっくり収まることもあるのだけど、正直そこまでには至らなかった感じ。

では逆になぜ4話まで見たのか。確かに途中からはサクサク10秒飛ばしをするようになったけど、、、ちなみに10秒とか30秒飛ばすという行為を、作品を冒涜するとして揶揄する人が「普通に居る」と思うけど、

 例えば僕が10秒飛ばしたシーン。その後の展開で、その飛ばされたシーンが果たして非常に重要であったのか、重要であることを後悔させたのか、という話。

飛ばしたことで当然見てないシーンやセリフが存在しうるわけだけど、その後の展開に一切の違和感も疑問もないのであれば、

 そのシーンは即ち不要であったということ。

不要であるシーンを入れる、入れたということはつまりは、

 原作者や監督の価値観やセンスや力量が、僕の期待するソレとは違うということ。

あえて上から言わせて貰えば、僕が「飛ばしたいと思わないような作品」の多くは、世間一般から大きく評価される大ヒット作が多い。つまり、僕の感性がそこまでマイノリティに染まってるわけではないと思うのだ。

 誰か気の置けない友人知人と一緒に見てみたいものだと思う。

そして僕が飛ばしたとき、もしくは「飛ばしていい?」と聞いた時に、果たしてどれだけの人が、「本当に飛ばしたくない」と思うのか。

 「飛ばしながら見る」と言う行為の不自然さ、イレギュラーさを、みんなは知らず知らずのうちに甘受しているだけじゃないのか?

録画した番組のCMを飛ばす人は少なく無いだろう。それはなぜか。CMには驚きや興奮や、想定外で有益な情報が含まれていないと確信しているからだ。

 僕がくだらないパートを飛ばすのも同じだ。

この流れ、この監督、この空気で、本当に飛ばさないで見る価値がある10秒がこのあと流れるのか。

 否!

前回のフラッシュバックが始まった瞬間に10秒飛ばしたとする。そして再開したシーンがまだフラッシュバックだったとしたら、その10秒にどれほどの意味や価値があるのか。

もちろん一週間に一回のリアタイ視聴で、前回を見たのも録画じゃなく、今回まで一度も再視聴してないというのなら、百歩譲って忘れていることもあろう。

 だがそうじゃない。ついさっき見たばかりなのだ。こっちは。

てかなんだか妙に熱くなってしまったけど、ヒロアカはそこまで10秒飛ばしが多いというわけではない。その前に見てた「それがいる森」のひどさをスライドして書いてしまった感がある。失敬。

話を戻す。

なぜ4話まで見たのか。それは、トップヒーローであるオールマイトが、

 相当良かったから。

パッと見は、ワンパンマンに出て来るブラストみたいなキャラかなぁと思ったのだけど、

 普通にイイヤツ。

特訓に多少の無茶や無理があるのは折り込み済。ところどころ出て来るサブキャラも、「のちのちマブダチ的なとこに行きそう」なニオイがして悪くない。

てか、

 たぶんマンガの方から入ってたら、ガッツリ読んでたかも知れない。

結局アニメスタジオの「ソリの合わなさ」が、そのまま視聴し続けるモチベを削ってくる。てか、普通に思った。

・チェンソーマン
・ワンパンマン
・怪獣8号
・鬼滅の刃
・呪術廻戦

先々のことはともかく、初速という意味で、これら5作品よりもヒロアカが優れているとは、僕には思えなかった。もちろん好みもあるし、最終的にどうなるのかはわからないけど、

 辛かったり苦しかったり切なかったり重かったりと言った「負の感情」にアプローチする演出は、

 あんま要らない。

チェンソーマン一話を見返していて、主人公はかなり辛く苦しい立場なはずなのに、結構達観していて、開き直っている。そして、

 強い。

僕は「弱者が強くなる」という話より、

 「最初から強い者がさらに強くなる話」が好きなのだ。

もしくは、「序盤で一気に強くなる」話。

ドラゴンボールもはじめの一歩も、マッシュルも北斗の拳も、

 主人公が最初から才能があり、強い作品はいくらでもある。

※一歩とかホント一瞬で強くなるもんね

何つか、紐解いてしまえば、僕が子供の頃から結構大人びた考え方を持っていたのかも知れないとも思う。

 小学5年生ともなれば、残りの人生について考えて当然だろ、みたいな。

だから、子供が子供らしく「甘えて、愚かな行為をする」ことに、結構抵抗がある。

 子供はそんなにバカじゃないだろうと。

大人が決めつけた「子供像」に、勝手にフィットさせているだけじゃないのか、みたいな。

ヒロアカの主人公みたいな子供は、実際には居ない。当たり前。でもそれは他のフィクションでももちろん同じ。重要なのは、そのウソを、気持ちよく受け入れさせるか、させられないか。それはつまり、

 受け手側(つまり僕)の経験や価値観にも依存する。

楽しめる人を否定するわけじゃない。ただ、僕の過去は、ヒロアカを全面肯定するようには積み上げられてなかったな、と思った。

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2024年11月13日 (水)

とんでもスキルで異世界放浪メシ

既にキリが付いている12話のアニメ。まぁありがち。ありがちな中で多少補足するなら、

 今回のスキルは、「ネットショップ」。

現地のお金を「ホログラムのような画面にある投入口」に入れると、そのまま買える。通過は異世界側に補正されていて、

 わかりやすいところで言えば、胡椒とかが100倍の値段で異世界で売れる、みたいな。
※これはあくまで例

一応4人召喚された勇者のひとりで、他の3人は戦闘スキルを貰えたけど、彼だけはネットショップしか貰えず、みたいな。

 まぁありがち。

で、そのスキルをフル活用しつつ、

 気持ちいいインフレを堪能させてくれる感じ。

僕は異世界モノが好きなのではなく、

 インフレ展開が大好きなのだ!

最初弱くて、、というのではない。

 最初から強くて、そこからさらに強くなっていく

そう言うのが好きなのだ。なので、「盾の勇者の成り上がり」みたいな、ガッツリ初速が遅いのはまっぴらゴメンであり、「4000年ぶりに帰還した大魔道士」や「ゴッドオブブラックフィールド」が大好きなのだ。ワンパンマンやドラゴンボールが大好きなのと同じ。別に異世界である理由はほとんどない。

ともかく、メシが不味いのは異世界の定番であり、現代日本の調味料やら食材が、

 異世界じゃなくてもトップクラスに美味しい

のは、たぶん間違いない。だからこそ読んでいて「しっくり来る」し、ニヤリともしてしまう。「異世界居酒屋のぶ」も同じ。てか、飯関連の異世界モノは他にも読んだことはあるし、
※それもひとつやふたつじゃなく
どれもそれなりに好きだったりもする。てか、

 思わずピッコマで続きをチェックしちゃったほど。

ザックリ個性を言うとするなら、

主人公(♂)が最初に餌付けしたのが、伝説級の魔獣フェンリル。襲われて、とりあえず作ってた料理を振る舞い、食わせて食わせて、結果従魔の契約、みたいな。

多くを語るまでもなく、「既に未来が約束されてる感じ」がこの時点でプンプンするわけだけど、実際その通り、期待通りに展開していく。

 途中で色気を出して別ベクトルにシフトしたりしない。
※国を作ったり、ハーレムを作ったりしない

ただただ愚直にインフレしていく感じがまことに心地よい。

ただ、一点気になっているのは、中盤に仲間になるスライムの「声」。まぁそう言う声やしゃべり方も「あるかなぁ」とは思うのだけど、なんかこう、

 違和感が残ってしまう。

こればっかりは聞いて貰うしかないけど、そこでちょっとだけ失速。でも評価は★★★とかなり高めで、

 明日仕事なのに一晩で12話全部視聴しちゃった。

OPやEDを飛ばしやすいのはネットフリックスの利点だと思いつつ、

 ED後におまけがあるせいで、EDを飛ばすのは早送りするしかない

のは、いささか煩わしかったりはした。

・・・

異世界モノは、ホント掃いて捨てるほどある。でも、全部が全部自分に合うわけじゃない。実際リゼロはブチ切れて見るのを止めたし、無職転生も1st最後の終わり方が切なくて、2ndには食指が動かなかった。転スラも国を作ってから急速に興味が薄れたし、ダンジョン飯も、絵は好きで上手いと思うけど、何か「常に既視感がある感じ」で続けられず。

 ノゲノラとか大聖女様はひた隠すとか、極めて刺さるものもあるんだけどさ。

直前に「チ。」と言う今期アニメを見始めたのだけど、冒頭で、

 生爪を剥がすシーンがあって、即止めた。

そう言うのは全く要らない。「そう言うのを平気で冒頭に持ってくるような感性の人間の紡ぐ物語は、一切信用出来ない」。

だからこそ、

 この平和一辺倒の異世界放浪メシの世界に癒されたし、楽しめた。

マイナスの溜めは要らないんだよ!ハッピーでラッキーでオレ強ぇでいいのだよ。

 ちゃんとニーズあるからっ!

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2024年11月 3日 (日)

漁港の肉子ちゃん

結構前だけど、伊集院がラジオで絶賛していた劇場版アニメ。企画プロデュース明石家さんまで、アニメーションスタジオはスタジオ4℃。この名前は聞いたことはあったけど、実際に何を作ったところかは知らず。

で、調べたら、

 知ってる作品はあっても、見たことある作品は無し。

ただ、出自は、ジブリ×マッドハウスで、なるほどキャラに既視感があったのはその為か、と。

一方監督の渡辺歩は、サマータイムレンダ、宇宙兄弟(テレビ版)、恋は雨上がりのようになど、僕のツボに刺さる作品をいくつも撮っていて、

 スペック的には決して悪くない。

前情報としては、さんまさんプロデュースと、

 どこかに大竹しのぶが絡んでいたこと。

でも実際見終わるまで、

 肉子ちゃんの声優だとは思わなかったわ。

あらすじを書く前に、お伝えしておくこととして、

 半分寝てた。

始まって少し見て、気付いたら寝てた。一言で言えば物語は淡々と進み、メインの肉子ちゃんとその娘が、漁港にある焼き肉屋の世話になって生活してる話。

肉子ちゃんの年齢はたぶん45歳くらい?娘は中学生で、14歳くらいに見えたけど、実際はわからない。

肉子ちゃんは、何度も何度も男に騙されて、何度も何度も引っ越しして日本中を転々としてきた。

細かな部分は大いにネタバレになるのでここでは触れないけど、

 なるほど。

と言うのが正直な感想。

僕はぶっちゃけブサイクが嫌いだ。特にリアルな実写のブサイクも好きじゃないし、ゲームに出てくるキャラが、無駄にリアルな龍が如くのようなブサイクも嫌い。特にアニメやゲーム、マンガでは、

 ブサイクにする必要性は薄いはずだと思うから、

余計に嫌悪感を抱く。実写映画で「柄本時生」が出てきても、役柄やキャラクターで受け入れられるけど、アニメだと抵抗があったりする。何でと言われても答えに窮するけど。

 肉子ちゃんは相当なブサイクなのだ。

だからこそ、娘のキクリンのかわいさが際立つとも言える。

キクリンは、誤解を恐れずに言えばトトロに出てくるサツキだ。年齢的には少し上だと思うけど、しっかりしてる感じや、ボーイッシュなヘアスタイルなど、共通点は結構多い。胸も膨らんではいない。

 彼女のヒロイン性に引っ張られて、がんばって見てた、、、でも寝ちゃった

原作は別にあり、監督やさんまが脚本を書いているわけではたぶんない。特に触れてなかったから、ノンフィクションでもないだろうし、ファンタジックな演出が多少あるものの、それを中心に据えているわけでもない。
※猫がしゃべってるように見えたりする程度

決して不幸自慢でお涙頂戴のストーリーということもないし、僕の嫌いな「嫌なヤツ」も出てこない。さっき書いた通り、「生活している話」で、

 普通の話だ。

もっと言えば、結構ありそうな、そこまで突飛な話でもなく、ドラマティックでもなければ、カタルシスがあるわけでもない。

 その上半分くらい寝てたのだけど、
※全部で1時間半ちょいなのに

 クリス評価は★★★と、予想外に高かったりする。

あんま関係ないけど、この直前に「地面師たち」を一気に視聴した直後に見始めていて、

 そっちの感想を書く前に、こっちの感想を書いているのだ。

てか、世間的には、まず間違いなく地面師たちの評価の方が高いだろう。ネットやテレビでも、「あれが面白い」と目耳にしていたし、O澤氏にもオススメされた。

が、

 僕は漁港の肉子ちゃんの方が評価は高い。

半分寝てしまうようなアニメのどこが評価が高いのか。

 肉子ちゃんは寝てしまったけど、地面師たちは「結構飛ばした」。

イライラするシーンが多く、見ていて痛くてツライと思う場面がいっぱいあったし、音楽に関しては、

 間違いなく肉子ちゃんの方が良かった。

特に、中盤のフォークソングライクな挿入歌も味があって良かったし、

 エンディングなんて、「おおっ?」と思って、スマホカメラを片手に誰のなんて曲なのかチェックしようと身構えていたほどなのだ。
※Greeeenの「たけてん」という歌だった。さすがはGreeeenだと思ったわ

・・・

正直オススメ出来るかと言われたら、

 全くオススメは出来ない。

でも、見終わったあとの「読後感」みたいなものは、かなり良かったのも事実。てか、ネタバレを書いてしまうので少し改行する。



てか肉子ちゃんのルックスをあそこまで悪くしなきゃならないような話なんだよな~。わかっちゃいるけども。



以下ネタバレ二つ。

焼き肉屋の主人「さっさん」のキャラが良すぎる。何つか、

 スゲェ癒された。

ある意味「釜ジイ」みたいな役回りなのだろうけど。

そして、

 二宮の模型が良すぎる!

これはガチで震えたし、泣けた。本作の評価ポイントのひとつ。模型がお披露目される時、おもむろに見てる僕は想像する。

 船の模型なのかな?

 まさかガンプラ?

そんなことを考えていた僕の貧困なイメージを、大きく完全に覆した。

 やられたわ!

・キクリンのかわいさで1点
・さっさんの魅力で1点
・エンディングで2点
・模型で3点
・肉子ちゃんのブサイクさで-1点

そんな感じで6点の作品だったよ。あくまで僕にとっては、だけどさ。

ちょい追記。

今調べたら、主人公キクリンの声優cocomiは、

 まさかの木村拓哉×工藤静香の娘だった!

ちょっと素人臭さはあるものの、決して悪くないと思ってたから、かなりびっくりしたわ。

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2024年10月19日 (土)

機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム

ネットフリックス再開のトリガーとなった作品。最初聞いたときは「実写版」って話だった気がするけど、実際はCG版。CGに使われたアンリアルエンジン5は、2022年リリースなので、絵的には、

 ちょっと古くささを感じるゲーム画面

といった感じ。てかそんなことより何より、

 画面がスゲェ暗い!

感想の一番はコレしかない。他にもいーーーーっぱい言いたいことはあるけど、
※悪いことばかりじゃなく
一番は、

 圧倒的なまでの画面の暗さ。

ちょっぴりネタバレになるけど、

 全6話完結の中で、5話目まで夜か、夕暮れ。

ぶっちゃけ「これで連邦の白い悪魔」とは言えないでしょ、って言いたくなるほど。
※ほぼ暗い≒黒いから

最後の一話も、なんかモヤが掛かってるような、「気持ちよくない日中」って感じで、

 雨戸を閉めて真っ暗にして見ているのに、視認性が悪い

そんな感じだった。途中飯を食いながらのときだけ電気を点けたけど、

 ほとんど画面が見えないレベル。

※画面にはハゲのクソ中年が!(落涙

どのくらい暗いかと言えば、最近やってるブラッドボーン※かなり暗いダークファンタジーRPGよりも暗いし、このテレビを買って3、4年経つと思うけど、

 これまで見た映像作品、ゲーム全ての中で、「ダントツ一番」暗かった。

もし輝度を高めることが出来るなら、最初からMAXにしてもいいんじゃないの?ってくらい。

 まぁ僕の老化も否定はしないけど。

・・・

感想を箇条書きする前に、まず全体の感想、クリス評価をするなら、

 思ったより面白かった。

これは「思ってたよりめちゃ面白かった!」ではないし、「思ってたよりまぁ、良かったかな」でもない。

 3点を期待して5点(★★☆)だった感じ。

というか、ぶっちゃけ1話で少し寝た。そして、5話目までは3点くらいの感じだったけど、最終話で何とか盛り返した。

ただ、劇中で飛ばしたいと思った箇所は、少佐がウザかったところの30秒くらいで、他はほぼ(暗い以外の)ストレスはなく、ところどころで、

 これは笑いを取りに来てるよな?

というところが散見された感じ。
※「この戦争が終わったら、宇宙(そら)に帰るんだ」→即チュドーンとか、いきなり出て来た少将のキャラ(後述)とか

あらすじ的には、0079、つまりファーストガンダムの時代で、戦争が始まって11ヶ月経った頃のヨーロッパ戦線。全体的にはジオン側が善玉として描かれていて(視点もジオン)、アムロや、僕らの知っているRX78は登場しない。
※ガンダムは、陸戦ガンダムに近いデザイン

スレッズで指摘されたけど、もしジオンのコロニー落としから開戦した世界だったとしたら、ジオン側の「連邦に殺されたから」という復讐には一切説得力がない。が、それは今作では一切触れられなかったので、つまりは、

 コロニー落としの無い、「ジオンが連邦の搾取にブチ切れて始めた戦争」って体だった。

まぁ慣れ親しんだいつもの世界線でジオンサイドに掲げる正義は無いわけで、それはそれで全然受け入れられる。てか、

 僕は基本ガンダムが嫌い。

それは、戦争物がウザいから。簡単に人を殺すから。戦争というシビアな状況を描いているはずなのに、ガキ臭いことを平気で言う輩が多いからだ。ファーストだけ好きなのは、安彦先生の作画が素晴らしいから、あと時代だったから。ユニコーン、蒼い瞳のキャスバル、水星の魔女なんかは、1話くらいしか見てない。ハサウェイはラブな要素が居心地良かったし、メカ作画(CG)が良かったので楽しめたけど、ククルスドアンは途中飛ばしたし楽しめもしなかった。

 そう言う人の感想です。

以下箇条書き思うがままに。ネタバレはあんまないと思うけど、「それネタバレじゃん!」ってなったらゴメンナサイ。

●音楽がクソ

画面の暗さの次に来るのがコレ。全てのBGM、OPやEDの曲が全く心に残らない駄曲で、「映画の感動の9割は音楽で決まるbyスピルバーグ」の言葉通り、

 ほぼ一切感動らしい感動はない。

てか、あまりにBGMがクソ過ぎて、「こんな曲!?」と声に出したほど。コレ、サントラ欲しい人とは音楽の趣味が圧倒的に合わないと思う。

●主人公「だけが」まともなモデリング

ちょっとミラ・ジョボビッチっぽいかな、と思うような青い瞳の女性が主人公で、
※名前はイリアだったかな。ほぼ階級(大尉)で呼ばれるので記憶に残りづらい

彼女に関しては「PS5レベル」でしっかり作画しているのに、

 それ以外がぞんざい過ぎ。

「それはHD画質で見たからじゃない?」と突っ込まれるのがイヤで4Kで見たけど、

 正直PS4どころかPS3レベルのキャラがいっぱい!
※特にドクター。ひどすぎる!

何つか、「予算を掛けるところは掛ける!削れるところはとことん削る!」って感じで、アンリアルエンジンを使って作ってるところとかも、

 ゲームに使われる「デモではないプレイシーン」のような雑さをちょいちょい感じさせた。
※メインじゃないキャラとか車とか、炎や爆発のエフェクトとか

てか、キャラ作画(モデリング)は、最近のAI画像を見慣れてる自分からすると、

 なんでこんなに前時代的な遺物が!?

言いたくなるほど「不気味の谷」に落ちるレベルで、

 思ってたのの100倍ひどかった。

一方で、、、

●モビルスーツの作画や演出は相当イイ

ハサウェイを見たとき、その巨大さを感じさせるアングルに感心&惚れ惚れとしたものだけど、本作も、MSパートの見せ方が「最高に良かった」。

デザインに関しては好みがあるので、あくまで「見せ方」という点だけど、夜間戦闘が多いのも、「その方がMSの良さが際だつから」と言う理由だったのではないかと思うほど。特に、

 人間とMSを同じ画角に入れるシーンが多く、デジラマーな僕には相当ぶっささり。

思わず10秒巻き戻してスマホで画面を撮影してしまったほど。

引きも寄りも、俯瞰も仰角も、これでもかと出し惜しみせずにMSを見せてくるのは、さすがバンダイ経由の版権物。10月19日にはメインのMSキットが発売されるらしいけど、

 見たら欲しくなるようには作られてた。

※定価2090円で、amazonでは既にガンダムが7850円とか!でもザクはちょっと魅力的。買いたいほどじゃないけど

ちなみにデザイナーはハサウェイやドアンと同じ人らしい。

出てきたMS等は、

・本作オリジナルのガンダム

・本作オリジナルのジム

・ザク

・グフカスタム

・旧ザク※一瞬

・ザクタンク※本作オリジナルに近い

・ガンタンク※本作オリジナルだと思う

・マゼラトップ

・61式戦車

・ドップ

・ガウ

こんなところ。ホワイトベースやコアファイターは出てこなかったと思う。てかコアファイターは「それだと僕がわからなかっただけ」かも。

もしプラモで普通に買えるなら、ザクタンクが一番欲しいかな。ラインナップ的に、監督?のガンプラ愛を感じたわ。

デジラマアイで見ると、「これはそのままデジラマのようだな」というシーンが散見され、とても満足感の高い撮れ高だった。ビームサーベルのエフェクトデザインも、本作オリジナルでありつつも悪くなかったし、CG映画ならではな「鳥瞰」視点も良かった。

この部分で★☆分くらい稼いだかな。

●キャラ雑感

少佐がムカつく。少将がFF。

別にこういうキャラを出さなきゃ上司から怒られるわけじゃないだろうに、

 しっかり憎まれ役が出てくる。

まぁそう大した役でもないけど、本作で唯一飛ばしたくなった。てか、てっきり殺してくれるかと思ったら生き残ってビックリだわ。

途中からいきなり出てくる「制服の前をはだけた男性少将」が、

 FF12に出てきたヴェイン・ソリドールみたい

なんでこんなのが少将?誰得?って感じで、相当面食らった。前述の少佐同様「ガンダムにはこういうキャラいるよね?」って感じで押し込んできた感じ。

「ガンダムなので」、サクサク人も死んでいく。もう最初に出てきたチームなんて、

 出てきた瞬間から主人公以外全員死ぬなコレ

って感じで、案の定。

 これはネタバレではないと僕が勝手に思ってることなのであしからず。

てか「この戦争が終わったら、宇宙(そら)に帰るんだ」なんて、

 誰もこの人が生還するとは思わないだろ?

ヒゲのメカニックやドクター、鼻ピアスの女性兵とか、テンプレ通りみたいなキャラが目白押しで、ある意味落ち着く。まぁ一晩?で2機のザクをガラクタから完成させるのは、

 まぁそう言う話なんで。

って感じ。別にこれは叩いてるわけじゃない。でしょうね、って感じ。まぁ突貫作業なのに肩を赤く塗る時間はあるんだ、とは思ったけど。

※以下ネタバレです

最後の戦闘の流れは、ポケットの中の戦争を彷彿とさせたというか、既視感を感じたけど、

 ガンダムのパイロットが、ほとんど出てこなかった割りにキャラが立ってて良かった。

「もしかしてアムロ?」とワクワクしちゃったけど、たぶん違う。

声優は可もなく不可もなく。

脚本は、ヒネリも無ければ大きな違和感、ミスもない。ラストシーンで敬礼するんだろうな、というところで敬礼するし。

・・・

ほとんど飛ばしたいと思わなかったし、何回も画面写真撮ったし、クライマックスの展開も悪くなかった。

 ホント、思ってたよりよかった。

ただ、音楽だけはもっとがんばって欲しかったなぁ~。初代のBGMを少しでも使えば、「おっさんファンホイホイ」になっただろうに。

あ、ガンダムが「異常に素早い」のもちょっと笑ったかな。地上であんな早く移動出来るわきゃないだろ、、、って思ったけど、

 考えてみたら宇宙でも「考えられない速度で動いてた」わ。

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2024年10月16日 (水)

THE FIRST SLUMDUNK

むちゃくちゃヒットしてた劇場版。ついにDVDを借りてきた。

 かなりネタバレを含みます念のため。

正直凄く及び腰だった。理由はいろいろある。主人公がリョータに変わったという情報くらいしか知らなかったけど、

 それってどうなの?

とも思った。だって、リョータが主人公ってことは、桜木や流川達が出てこないってこと?って思ったし、中学時代なのか、はたまた高校卒業後なのかもわからなかったから。

あと、見た人の評判があまりに良すぎたのも抵抗をブーストした。

映画はやはり公開初日に見に行くに限るとシミジミ思ったほど。他の誰かがの感想は、ゼロに近づけられるなら、極力ゼロにしたい。ぶっちゃけ僕自身の感想ですら、結構なネタバレをシレッと書いたりするレベルなので、

 あんま他の人の感想とかも見たくないのだ。

というか、「泣いた」とか「感動した」ってレベルですら、入ってこない方がいいとすら言える。そもそも僕は泣かせに来る映画が好きじゃないし、感動したいわけでも笑いたいわけでもない。

 一言で言えば、「満足させて欲しい」。

で、とりあえずそこをクリア出来たかと言えば、

 ズバリ出来た。

けど、「大満足」だったかと言えば、答えはNOだ。なぜなら、、、

 あ、もしまだ見てない人が居たら、さっさと見ることをオススメします。ここからガッツリネタバレ書いていきますので。てか、

 見る気なら当然もう見てるとは思うけど。

さっきも書いた通り、僕は本作の情報が「主役がリョータ」しか得てなかった。だから、

 まさかいつものメンツだとも思わなかったし、それがほぼほぼ原作通りだとも知らなかったし、対山王戦のエピソード、つまり

 マンガのクライマックスが、「ファーストスラムダンク」という名前で映画化されていたなんて、思いも寄らなかった。

どこがどうファーストなのかは、今もって謎。これからこの続きが描かれるということなのだろうか。そもそも、この続きは存在するんだろうか。

あ、あと事前に知っていたことがもうひとつあった。

 監督井上雄彦。

つまり原作脚本監督が同じ。

これも結構不安視させた。

 マンガが上手い人が必ずしも監督の才能があるとは限らないと思ったからだ。

実際マンガ家が映画監督をやった例は極めて少ない。宮崎駿×ナウシカは、徳間書店から頼まれて描き始めた漫画版だったと記憶しているし、安彦良和×アリオンも、正直ピンと来なかった。もっとも安彦監督の場合は、テレビアニメ「巨神ゴーグ」で大満足させてもらったことと、

 逆にマンガ家としてはそこまで僕がピンと来てなかったってこともあるけど。

果たしてその結果は、ある意味正解だった。

僕はそこまで本作のことを掘り下げて調べたりしてないし、そもそも、

 僕はそこまでスラムダンクが大好きというわけじゃない。

もちろん連載は追っかけていたし、単行本も実家に全巻あるはずだし、氏の作品として「バガボンド」も好きだった。でも、

 アニメ版は一度も見たいと思わなかったし、

 インドア野郎でバスケそのものに興味を抱いたことはなかったし、

 そもそも映画化されることが嬉しいと思ったこともなかった。

マンガの良さが必ずしもアニメの良さとは限らないし、言ってしまえば、

 北斗の拳のアニメにもゲンナリしていた。

つまり、

 僕はジャンプのアニメ版に対して、全く信用が置けてなかった。

そんなこんなで先送りしていたのだけど、まぁヒマだったことが最大のトリガーとなって、
※あとつい一昨日までやってたゲームが一区切り付いてしまったことも大きい
借りてきたのだ。

閑話休題。

結果は、

 つまり井上雄彦というマンガ家が、「マンガの文法」で監督をした作品だった。

動画やモーション、作画や彩色などの技術的な側面は、徹底的に専門職に任せつつ、本人はあくまで「原作のポテンシャル」を再生することに尽力した感じ。

原作は好きだけど、原作を「原作者の意図を徹底的に汲んだアニメ」として形にしたものだとは思いも寄らなかった。

このやり方なら、確かに監督のスキルはほとんど必要ないだろうし、同時にファンの期待も裏切らず、最新技術で作画・彩色
※特に彩色は素晴らしい。最新のCG彩色が使われてる感じだった
し、

 「売れる仕様」にまとめ上げられていた。

確かに選手たちの動きは凄く本物っぽいし、丁寧だし、迫力も結構あった。でも、

 例えば、ワンパンマンのボロス戦のような、圧倒的迫力の原作戦闘シーンを、さらに大きく超えてくるような凄みはなかった。

あくまで原作に忠実で、それに命を吹き込んだに過ぎない感じ。もっと言えば、山王戦を描くのだから、

 面白くて当たり前なのだ。

要所要所で名セリフを折り込んだり、リョータに強めな光を当ててオリジナリティを演出したり、一切妥協のない原画は、さすがは原作兼監督。

 誰にも文句は言わせない「こだわりの具現化」だった。

だから、僕も普通に泣きまくったし、感動もしたし、クライマックスは相当盛り上がった。でも、

 知ってるし。このシーン。

例えば今原作を読み返しても、似たような高さの感動はしてしまう自信がある。つまり、

 予想通りのクオリティで、予想以上の驚きはほとんど無かった。

クリス評価は★★★。てか、ゴリの「このチームは最高だ」のセリフが無かったのが、残念と言えば唯一残念なところだったかな。

あと、テレビ版を見てなかったからか、音楽で全く感動が加速しなかったのも残念ポイント。OPもそうだけど、

 音楽次第で、今の10倍は感動が増したと思う。

・・・

当然僕以外の人が、スゲェ感動した、面白かった、10回見に行った、ブルーレイ速攻買ったわ、と言われても、それを否定するつもりはサラサラ無い。それは単に、摂取したタイミングであったり、環境や価値観が違うだけで、

 僕が良いと思ったトップガンマーヴェリックやゴジラマイナスワンより、スラムダンクのが遙かに良かったって人が居て「普通」だと思うから。

ちょっと怖いのは、「そう言う人」が、僕の感想を否定してくること。ほとんど読んでる人が居ないココだけど、そう言うところだけ突っかかってくる輩が居たりするんだよな。
ま、僕的には、なかなか重い腰が上がらなかったのは、まさに的中したって感じだったって話。

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2024年10月 9日 (水)

好きなCGアニメ

ここでは、一旦トゥーンレンダリングや、ドラえもんやGANTZなどの日本の作品はスルーする。

ズバリ、ピクサーとドリームワークスのCG映画で、どれが、どれのどこが好きかという話をする。

最後覚えてたらランク付けもする。

なぜこの話をしたくなったかと言えば、

 さっきヒックとドラゴンのことを書いてたから。

●ヒックとドラゴン

 さっき書いたばっかりなのであんま触れないけど、見返したときに飛ばしたくなるシーンが総じて少ない。

 とにかく音楽がいい!

音楽は映画の感動の9割を決めるとはスピルバーグの言葉だけど、本当にそう思うし、本作がどれほど素晴らしいかを語る上で、絶対外せない要素だと思う。

 見るたびにヒックの音楽の良さを実感しまくる。

子供向けな風体だけど、大人でも楽しめると思うし、マイナスの溜めが全く無いのも最高に好き。てか、子供に見せたい映画ナンバー1かも知れないぜ。

●カンフーパンダ

 思い出せるままに書いてるけど、これもヒック同様マイナスの溜めがなく、主人公ポーのキャラが骨太で良い。

各キャラが立ってるというより、

 僕が子供の頃慣れ親しんだカンフー映画の良いところを残しつつ、コミカルなアニメとしてキッチリ仕上げてるのが上手い。

カンフーパンダというド直球のタイトルもわかりやすいし、身近な人の誰もが絶賛してくれている。てか、山口達也の声優も悪くなかったけど、本人があんなんなっちゃったのが残念。

●塔の上のラプンツェル

 ちょっと前に3D版を買って、VRで見た印象が強いので、ちょっと間引いて考えなきゃかもだけど、

 相当良かった。

正直ちょっとマイナスの溜め(クソ婆)があるけど、全体としては、ラプンツェルのキャラの強さ、明るさに助けられ、心地よいウェイトが高い。

絵作りの上手さももちろんあって、ダイナミックなパートも意外と多い。ラブな展開も悪くないけど、心の機微という点では、「美女と野獣」には及ばなかったかな。
※今回はCG映画なのでそっちは選外だけど

●ウォーリーWALL/E

 最近見てないけど、スンゲェ好き。傑作だと思う。マイナスの溜めもなく、ほとんど言葉すらないような展開なのに、

 気持ち、感情がしっかり伝わる。

とにかく嫌なヤツが居ないのが最高で、イヴのキャラも終盤むちゃくちゃグッと来る。ラブよりも「愛」が溢れてる感じ。

ああまた見たくなってきた!てか、ピクサーの中ではかなりマイナー側だけど、僕的にはトップクラスだと思う。主人公のルックスが弱いからかな~。

●レミーのおいしいレストラン

 終盤しか見ないので、正しい評価じゃないけど、それでも終盤は幾度と無く見ている。たぶん今回の中でも屈指のリプレイ率。

マイナスの溜めが多く、中盤までは正直苦々しかったりもするし、

 実際ネズミが料理ってどうなの?

と言う物語の根幹部分に違和感が残ってしまう。それでも、

 イーゴが万年質を落とすシーンは、「CGアニメ全ての中で一番の名シーン」と言っても過言じゃないと思う。

●Mr.インクレディブル

 直近で見たのが随分前になってしまうけど、ピクサーにしては極めて珍しく「マイナスの溜めがない」作品。

とにかく主人公の善人さが際だっていて、結果回りのみんながそれに引っ張られていく感じ。続編も見たけど、

 全く覚えてない。

映画館で見たような気がするけど、かなり迫力のある絵作りだったし、なんならもう一回見るためだけに3Dブルーレイを買ってVRで見直したいくらいだ。

●モンスターズインク

これも善人が多くて、かなり癒される。正直爆笑問題田中のマイクは、クセが強すぎる気がしないでもないけど、

 そもそもそう言うキャラだったし。

女の子、、ブーだったかな、のキャラがめちゃかわいくて、そりゃもう好きになっちゃうよなって思うし、綺麗すぎるハッピーエンドにも癒される。てか初めて見たとき、

 思ってたのより遙かに面白くて驚いた。

もっとも、続編は思ってたのの1%も楽しめなかったクソ駄作だけど。

・・・

見たことがある、と言うだけなら、ダイナソー、アンツ、シュレック各種、カーズ、ニモ、怪盗グルーと月泥棒、、、

思い出せないだけで、もっとたくさんいっぱい見てると思う。ハッピーフィートとかみんな忘れてるだろうけど。

でも、総じて印象に残りにくい。

今回ここに挙げたもの以外は、ぶっちゃけあんま覚えてない。忘れてるだけで、いざ見たら楽しめるのかもだけど。

てかランキングを付けるほどのこともなかったわ。

 ヒックが一番で、ウォーリーが2番。

それ以外は並列。てかトイストーリーも3は良いらしいけど、2でガッカリし過ぎたんだよな。本当に面白いなら見たいけど、

 たぶん見たらケチョンケチョンにけなしちゃうんだろうな~。

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2024年10月 5日 (土)

ピッコマ

一ヶ月くらい前に「100%還元」で買った分のポイントがようやっと到着。今回はめちゃ欲しいマンガがあったので、ニヤニヤしながら購入。その分はほぼ使いきった。

ピッコマはちょいちょいそんなイベントをやるのだけど、良くある条件が、

・初購入に限り

・1000ポイント以上使った場合※状況次第で10000ポイント以上のこともある

・スマトゥーン限定※他の限定のことも多い

実際自分が買おうとしてるマンガが、ホントにポイント還元対象なのかは、買う時によく注意しなければならない。特に、「初購入限定」の場合、

 一冊ずつ買うと、2冊目には適用されなくなる。

買いたい分を「まとめ買い」する必要があるのだ。

僕は「プロピッコマー」略して「プロピ」なので、そう言うミスはしないけどね。

あともう一点としては、ポイントで買うとそのポイント還元は適用外になる。当然ではあるけど、漠然と「初購入作品」をポイントで買うことに抵抗が生まれたりもする。100%貰いやすいから。でも、実際は貰ったポイントで買うことでも扱いは同じようなものなので、開き直ってガッツリ使った。

・・・

●路傍のフジイ3

非常におとなしく、地味な話。主人公フジイがほとんど出てこない話も多いけど、根底に流れる穏やかさは変わらず、居心地がいい。僕が買いそうもない話だけど、結構好きなのだ。てか、3巻だからどうってことはない。

●いとなみいとなめず10※完結

9巻まで期間限定無料で読ませてもらったので、最後の1冊は買ってもいいかな、と。柔らかく魅力的なタッチのラブコメ。てか、言ってしまえば良くあるストーリーなのだけど、

 純粋過ぎる男女、男は28歳女は18歳くらいがいきなり結婚して、「いとなむ」までの話。

途中いくつかのハードルを越える感じもありがちで、正直幸せ一辺倒じゃないもどかしさはあるけど、最後は必ずハッピーエンドにしてくれそう。てかまだ10巻は読んでない。

●経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話6

UNEXTで買っていたけど、今は解約したので。正直言うほど面白くないのかもとも思いつつ、まだ見切りを付けてなかったので買ってしまった。後述のヤクザを買った方が良かったかなぁ。

●久保さんは僕を許さない10

9巻までほぼほぼ無料で読んでいたラブコメ。「からかい上手の高木さん」に似た読後感がある癒し系。ちゃんとラブな感じもいい。既刊はあと2冊ほど出ているけど、タイミング次第で「ポイントの使い道」にする感じかな。

●サーシャちゃんとオタクくん4

一冊1100円とかなりお高い。でも相当エロくて大好き。絵もめちゃ上手い。「後藤さんは振り向かせたい!」と同じ感じで「高いけどどうしても読みたい」作品。100%に絡めて買うなら大いに有りかな、と。★★★☆くらい好き。

●オッサン冒険者無敵になる

数話放置してたので購入。やっとドラゴントラウマ期を抜けてくれた。でも序盤の方が圧倒的に面白いのが残念。一応まだ追いかけるけど、今の評価は★くらい。

・・・

ここからは買ってないけど買う予定があるもの。

●おーい!トンボ

数冊買ってないと思う。UNEXTで買っていたのでどこまで買ったかチェックしないとわからないけど、ポイントが余ってたら買ってもいい作品のひとつ。個人的には、イガイガがモテる話が好き。

●MFゴースト

ついに出る最新刊!手持ちポイントが少し残ってるので、それを使い尽くしつつ買う予定。ちなみに一番ピッコマでお得に買うのは、「発売前日までに予約して120ポイントを貰いつつ、貰ったポイントで買う方法」。なぜこれが一番お得なのかというと、通常ポイントが貰える買い方は、課金ポイントしか適用されない。が、予約および当日購入の場合のみ、「貰ったポイント」も対象になるから。

 まぁヘビーユーザーだからあんま関係無いかもだけどさ。

●オフ会したらとんでもないやつが来た話

今の僕のイチオシ。簡単に言えば「オタクのヤクザ」の話なのだけど、

 普通に超面白い。

一日に読める1話が短いのがもどかしく、無料は一巻分だけなので、続刊は買う気十分。ただ、まだ無料分が読み終わってないので、それが終わったらの予定。てか次の100%還元で全部買う事も視野に入るレベル。★★★★。

・・・

他にもゴッドオブブラックフィールドは当然毎週買っているし、買うか迷ってる作品もあったと思うけど、
※「ベー革」とか

 結構忘れちゃう。

今回は思い出したものを書き出した感じかな。

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