映画・テレビ

2024年4月 8日 (月)

沈黙のパレード

ガリレオシリーズは好き。たぶんテレビも劇場版も、本作以外は全て見ている。ただ、映画館に行くほどではなく、有料レンタルを借りるほどでもなかった。もっとも、「好きではあるけど大好きではない」くらいなので、その存在を忘れかけていた、ってこともあるけども。

たまたま番組表を見ていて目に付いたのでタイマー録画。今し方視聴終了。

 クリス評価は★★☆。

ネタバレを書く前に、多少補足。

本作はガリレオの劇場シリーズ最新作で、よくある「最新作の公開直前に、一作前をテレビ初披露」ということではない。言い換えれば、コレ以降まだガリレオはひとつも撮られてない。僕が知らないテレビシリーズの予定があるのかも知れないけど。

正直言って、僕の知識はとても希薄なので、どこからがネタバレになるのかはわからないけど、とりあえずこれを読むのなら、「本作を見ていた方がいい」とは思う。なぜなら、

 僕がこれを読む前に見たから。

・・・

以下非常に希薄なネタバレから入る。

ガリレオシリーズには、いくつかのスピンオフ的な作品がある。若い頃に焦点を当てた物もあれば、湯川准教授が登場しない作品もある。本作がどんな立ち位置なのか、全く知らずに見始めたので、

 最初は、福山雅治が出てこないヤツなのか?

と思った。柴咲コウと北村一輝がガッツリ出てきたので、「今回はこの2人の話なのか?」と。

 まぁ違ったわけだけど。てか、劇場版ガリレオで湯川先生が出ない選択肢は、考えてみたらありえなかったけど。

序盤のテンポが極めて遅く、正直中盤までは、30秒飛ばしたくなるシーンが散見。さらに実際に飛ばしちゃったところも4、5カ所。

 全く飛ばしたことを後悔しなかったので、つまりは冗長なパートが多かったということになる、、、と僕は思う。

テレビ録画で、その録画の尺は2時間半くらいだったので、実際の本編は110分くらいだったのかも知れないけど、あと10分は短くできると思うほどには、

 無駄が多い映画だった。

つか津田寛二のマスコミとか要る?って今でも思ってるし。

キャストは、まず吉高由里子じゃなくて柴咲コウなんだ、って思った。最近めっきり吉高の株が上がってたので、ちょっと残念。でも、

 柴コウがほとんど歳取ってないことにもビックリ。

北村一輝もガッツリ絡むエピソードだったけど、この頃の彼には「ヒールのイメージはほとんどない」。以前は悪そうな顔だったけど、明らかに善玉。無精髭の長さが絶妙で、湯川先生と好対照。

 てか、演技やセリフに違和感は無い。

他のキャストも見知った面々が多かったけど、椎名桔平に関しては、「謎解きはディナーのあとで」のダメ刑事が、僕の中でくすぶってしまって違和感が。「演技の幅が広がる」とは言え、不要なノイズが残るのはどうかと思ったり。

ずんの飯尾は、もはやお笑いであることが「なかったこと」のような安定感。名脇役と言っていい完成度。

 渡辺いっけいが出なかったのは、正直寂しかった。

物語的に、ガス抜き役の彼が「要らない」、シリアス寄りのものだったので、致し方ないとは思ったけど、理屈と感情は違う。

あらすじ的には、

将来歌手になることを夢見ていた町の食堂の娘が、頭蓋骨陥没を死因として発見された。その被疑者となった男は、15年前、別の殺人事件でも立件されたが、黙秘を続けて無罪釈放になっていた。そして今回も、、、

みたいな。

雰囲気的には、オリエント急行殺人事件のように、「疑わしい人が凄く多い」展開。僕は全く推理小説を読まないし、そもそも「推理しながら映画なりドラマなりを見ない」。多少は、「あいつ怪しい」とか「この人が犯人っぽい!間違いない!」みたいなことを考えはするけど、そこに深い根拠はない。強いて言えば、劇中でサラリと触れた伏線が、

 気になって気になって最後まで引きずり続けた結果、スルーされることがあったりすると、「ガッカリする」くらい。

今回は、そう言う意味では「ちゃんと回収してくれて」ホッとした。

冒頭に書いたけど、評価は5/10点。決して悪くは無い。悪くは無いのだけど、合格点である6点には一歩及ばなかった。

理由は、先ほど書いたように序盤のテンポが悪かったこと。そして、

 湯川先生のキャラが微妙にブレてるように感じたこと。

もっとクールでドライな男ではなかったのか。みんなと一緒に打ち上げに、それも喜んで参加するような人ではなかったはずだけど。

 物語の構成上仕方ないとは思いつつ、
※つまりこれが謎解きに関係するとは思わなかったけど

 イマイチスッキリは出来ず。

てか、言っちゃ何だけど、劇場版ガリレオはどれも「話が重すぎる」。見ていて疲れてしまうというか、「謎解きミステリー」ではなく、「シリアスな殺人事件のドラマ」って感じで、いつもの「めちゃめちゃ数式を書きまくる」シーンもなかったし、

 好みとは言い難い内容だったかな、と。

こういうのが好きな人も少なからず居るとは思うけどさ。

・・・

見て後悔したってことはないけど、途中のCMの尺が凄いランダムで、30秒飛ばしを繰り返して「がんばって見た」感じ。出来るなら、CMの入らない配信やレンタルで見た方が、「よりちゃんとした評価」は出来ただろうな、とは思った。

もっとも、それでも30秒飛ばしたくなるような「ダレたシーン」が相当あったことは事実だし、言い換えれば、「ここをもっと丁寧に掘り下げて欲しかった」と言うシーンも無かったので、

 そもそもそこまで長尺向けの原作ではなかったのかも知れないな、と思った。

余談だけど、劇中、夕暮れの食堂で、「掛け時計」の音だけが響くシーン。あれは、

 スゲェ良かった。

あと、湯川先生の「さっぱりわからない」は、たぶん日本中でみんなが心の中で「さっぱりわからない」とシンクロしただろうな、と。僕がそうだったから笑。

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2024年4月 6日 (土)

ワイルドスピード森川

「それって実際どうなの課」という深夜のバラエティ番組。それがこないだ最終回を迎えた。で、それに出演していた「森川葵」ちゃんが、

 まぁ凄かった。

前も触れたと思うけど、プラスチックのコップを積んで、片づけるタイムを競うスポーツスタッキング

コップの中にサイコロを入れ、それを巧みな操作で積み上げるダイススタッキング

自然石を絶妙なバランスで積むロックバランシング

フリスビー

ビリヤード

ダーツ

ヨーヨー

シャボン玉

けん玉

アーチェリー

シガーボックス※箱を使った大道芸

テーブルクロス引き

カード投げ

皿回し

デビルスティック※棒で棒を操る感じ?

フォーク曲げ

飴細工

スプレーアート

ステンシルアート

ブーメラン

僕が見ただけでもこのくらいあって、他にも、

石の水切り

ペン回し

ゴム鉄砲

バランス技

卓球トリックショット

ポイ

レインボーラテアート

レインボーオスプリング

マーブリング

などにも挑戦したらしい。というか、

 見なくなって久しかったけど、大半見てたんだな~と。

この女の子は、基本的に「凄い子」ではない。運動神経は悪くは無いだろうけど決して国体に出るアスリートではないし、反射神経や動体視力、記憶力や手先が器用ということを売りにしてのし上がったわけじゃない。ある意味、

 どこにでも居そうな普通の女優※主役じゃない感じの

もちろんブサイクではないし、スタイルだって普通。ただ、一点間違いなく突出している点があった。

 根性がパ無い。

これがこの子をワイルドスピード森川たらしめた点だと僕は思う。

もちろん理解力やセンスが良かったのは間違いない。その道のトップ選手が先生となって手取り足取り教えてくれるという状況下。「成功しさえすれば何時間かかってもイイ」という好条件、番組として収録の尺が伸びることに寛容で、
※もちろん上限はある。が、5時間とか6時間とか結構長い

 その間ほとんど休みもせずに集中力を途絶えさせないハートの強さ

これは芸人だろうとアイドルだろうと、なかなか真似できるレベルじゃなかったと思う。

もちろんそれを上手く乗せるスタッフや、教え方が上手く、リアクションが大変よろしい先生陣の良さもある。でも、ぶっちゃけ全く同じ環境で森川と同じことをやろうとした場合、最後にモノを言うのはその「根性」の部分だと思う。
※あと体力的、精神力的なこともある

ともかく、彼女は、

トッププロですら修得に数ヶ月、ヘタしたら数年要したようなスゴ技を、その日の収録でなんとか、例えば一回限りであっても、成功まで持って行ってしまう。

最初は、「スゲェなぁ」って感じで、そのセンスと理解力の高さに感嘆していたのだけど、最終回、過去成功出来なかった、

ダーツでバスケットボールの空気穴に刺す
※バスケの空気穴とダーツの針の幅はほぼ同じ。寸分狂い無く角度も合わせないと刺さらない。先生(達人)すらも200投以上してたまたま成功するレベル。技名「アルティメットブル」

紙やすりを外周に巻いたフリスビーで、固定された大型のマッチに火を点ける
※マッチの芯は2cmほど。ただぶつけると折れてしまうし、先生すら「成功したことがない」と言う意味のわからない大技

これを成し遂げて、番組の終了を飾りたいという企画。

 根性がその根底にあったことを痛感した。

自分に出来る、出来る、やれると言い聞かせたから出来ると言うものではない。もちろんハートの強さには、周囲のスタッフを巻き込んでいるという自覚や責任もあったとは思う。でも、

 なかなか1000投近く投げ続けるって大変よ?

まぁフリスビーの方は45分で成功しちゃったけど。

思えばこの番組は「森川で持ってた」と思う。以前は森川の回だけ録画を保存してたりしたし、他の企画はあんま覚えてない。でも、この番組だからこそ実現しえた企画だったとも思うし、

 見応えは十二分にあった。

てか、スポーツスタッキングのアジア大会(in韓国)で、個人種目銀、銅メダル、団体種目で金メダルはホント立派。
※ただ、先生の速さは本気で速かった!

僕はその回を見損ねてしまったけど、さぞかし熱かったんだろうなって思った。

昔はお正月の2日に「新春スター隠し芸大会」なる番組が人気を博していた。堺正章のテーブルクロス引きが有名なのは、その番組の影響だ。

 もし今もそう言う番組があったなら、森川は後生に語り継がれるような偉業を見せた「かも」知れない

てか、収録に時間が掛かるから「今向きじゃない」んだろうけど、企画としては面白いんだよな。完全な素人が次々に大技を成功させていく様は。

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2024年3月31日 (日)

高校先生クイズ選手権

ただのテレビ番組の話。

 でも相当面白かった!

いわゆる高校生クイズの先生版。全国で予選を勝ち抜いた4人一組が本戦に5チーム+芸能人の教員免許を持ってる、あばれる君、アキラ100%、カミナリ石田、清水ミチコが参戦。司会は今田耕司。

正直これはかなりがんばったと思う。

まず、先生であるから凄く難しい問題も答えられるかと言えば、存外そんなことはない。滝高校だろうとラサール高校だろうと、各々の得意分野は主に受験に特化されていて、世間一般で言う「クイズの知識」に長けているわけじゃない。

 かなり発想力を問われる、なぞなぞに近い設問もあれば、芸能関連の問題もある。

同時に、きちんと英数国理社をカバーした問題もあり、多方面の知識が問われる問題構成になっていた。

そもそも、クイズ番組であるからして短時間に大量の問題をいかに多く答えられるかが問われるわけじゃない。目の前に出された問題、それが自分の不得手な分野であっても、より速く理解し、答える力が問われる。

なので、基本これが強い人というのは、

 クイズが凄く強い人

ということになる。伊沢タクシと高校生クイズ2連覇したような先生や、クイズがとにかく強いと有名なクイズ部の顧問だったり。

てか、チーム戦の体を整えつつも、実際はほとんど個人戦。数合わせで来てるメンツと言う気もしないでもない。

 そんなことはどうでもいいのだけど。

ともかく、問題の質が総じて良かったと思う。数学であっても「計算力」や「定理」「定石」が詳しいことより、テレビを見てる視聴者にもわかるような、「手が届きそうな」問題構成。逆に言えば、それを研究してきてる人が強く、ただ有名大学進学率の高い高校の先生が強いわけじゃない。

スゲェ!と思ったのは、「3.14から始まる、、、」で、早押し「ファインマン・ポイント」は圧巻。円周率の中で「9」が6つ並ぶところを何と言うか、と言う問題。答えた先生は早押しだったけど、たぶん他の誰ひとり知らない感じだった。

あと、一光年の○○分の1の長さを理由に定められたものが「メートル」とか、嗚呼問題を覚えてないのがもどかしい!
※以下ウィキペより

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物理現象による長さの定義に改められた(1650763.73λKr。「ラムダクリプトン」と読み、クリプトン86元素が一定条件下で発する橙色の光の真空中波長のこと。更に1983年には“299 792 458分の1光秒(約3億分の1光秒)の到達距離

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 見ていて唸る問題も多かった。

中で唯一、出演者より早く僕が答えられたのは、四文字熟語を4文字同時に一画ずつ書き加えて行き、何の熟語になるかという問題。答えの勧善懲悪が、誰より早くわかってニンマリ。

 たぶん日本中にそう言う人がいっぱい居たと思う。

その類の問題だったから。

前半で下位3チームが脱落する流れの中、芸能人チームがまさかの決勝進出。これは、

 絶対的にヤラセじゃない感じ

がして凄く痛快だった。「空気読みませんからね」は本心だったと思う。さらにこの芸能人チームが決勝一問目も正解し、場は大いに盛り上がった。あばれる君がリーダーという感じだったけど、ちゃんと他のメンバーも仕事をした感じも良かった。

決勝の構成も凄く良かった。

早押し問題で、主要5教科全てで正解を出したチームが優勝。次の問題は正解したチームが選べる。つまり、Aチームが英数国理を正解していて、あとは社会を正解しさえすれば優勝という局面であっても、他のチーム、例えばBチームが社会を正解していた場合、Bチームは絶対社会は選ばない。つまり、Aチームは他の4教科で正解し、さらに次に社会を選択して連続正解しなければ優勝出来ないという、

 なかなか考え抜かれた構造。

先生チームは、社会科で集めたチームもあれば、各教科分散したチームもあったけど、最終的にはエースアタッカーの実力で雌雄を決した感じ。

 まぁそれはしょうがないとも思うけど。

途中応援に来ていた生徒がカメラで抜かれる際、何度も同じ女の子(まぁまぁかわいい)が抜かれまくってたのは、「高校生クイズっぽいな」と思った。

てか、これは生徒だけじゃなく、その高校へ入学させたいと思う親御さんにも影響があるかもとちょっとだけ思った。例えばその問題が、テレビを見ていた親御さんはわかったけど先生がパス!ってことになると、どうしても印象は下向きになる。てか、大谷翔平の母校とか、「僕は知らないけど」、知ってる人はスゲェ知ってることだろうし。

・・・

何気ないクイズ番組でも、そのクイズに掛ける情熱は本物だったし、問われた内容も硬軟取り混ぜて見応えがあった。2時間枠で、かなりの尺を各高校の紹介や、賞金300万円の使い道に取られていたから、実質クイズをやっていたのは1時間ほどだったと思う。それでも、もし数字が取れたら次回を考えられるようなレベルでの構成になっていたと思うし、事実見た僕も、「また次あるなら見たいな」と思うほどには良かった。

テラサやティーバーで見られるかはわからないけど、クリス評価は★★★って感じだったな~。

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2024年3月 7日 (木)

2:22

映画のタイトル。大好きな女優テリーサ・パーマーと、「アデライン100年目の恋」で超絶イケメンだったミキール・ハースマンのちょいラブSFサスペンス。

 撮れ高がパネェ。

メインになる二人がとにかく美人でかっこいいので、それだけでも絵が持ってしまう。他の要素も決して悪いわけじゃないのだけど、

 キャストの魅力ってのは映画の中でもかなりのウェイトを占めるなぁと。

そりゃ出演料も上がるわけだと。

あらすじ的には、航空管制官をしている主人公が、2:22に軽い目眩と違和感を抱き、離陸と着陸の飛行機にニアミスを引き起こしてしまう。

朝起きて、仕事をし、眠りに就く毎日の変わらないサイクル。変わらない毎日だと思っていたのに、何かがおかしい。

毎日2:22に何かしらのトラブルが発生する。これには何かわけが?ニューヨークグランドセントラル駅で、毎回同じような人たちを見る。新聞を読む人、抱き合う老夫婦、ボールを落とす子供、時計の前の妊婦、、、

ニアミスを起こしてしまった飛行機に乗っていたヒロインと、なんやかんやあって恋に落ちる。これらの事象は30年前に起きた殺人事件に端を発していた、、、

 みたいな?

ハッキリ言って、

 よくわからなかった!

なぜこの二人なのかもわからないし、なぜ時を超えて作用したのかとか、同じようなシチュになるのかとか、

 ほとんどわからないまま。

てか、よーく考えればもしかしたらスッキリ出来るのかも知れないけど、よく考えないと何にもわからない感じ。

とりあえずUNEXTでは吹き替えもあったし、見終わって損した感もなかった。飛ばしたいと思ったのは一瞬マイナスの溜めが入ったところだけで、それも短くて結果飛ばさなかったし、

 メイン2人が良すぎて、他のことは許せてしまった。

つってもクリス評価は★★☆って感じだけど。

以下ネタバレ考察。

過去のキーになった3人の死後、「生まれ変わった」3人が、死んでしまった3人の「想い」の強さによって、再び引き合わせた、、というのがまずプレーンな想像。
※上には書かなかったけど、ヒロインの元彼もメインに絡む。顔が悪いので印象は薄い

引き合わせるためにニアミスを引き起こしたとか、ペンダントが同じだったとか、ホログラム映像を元彼が作りたくなったとか。

てか、要は主人公が「あの時彼女を守れなかったこと」が全てのトリガーか。あそこで彼女を守り、何なら自分が死んでも彼女を生かす、と言う覚悟が出来なかった後悔を、生まれ変わって
※正確には3人とも生まれ変わらせて
晴らしたかったってことなのかも。

それでも過去の事件で銃を持っていたのは二人。なんで過去の主人公が銃を持っていたのかはよくわからない。まぁもし現世の主人公が銃を持ったままだったら、
※途中で警官から奪うも落としてしまう
元彼と一緒に警官に撃ち殺されていたかも知れないけど。

最後のシーンで、普段はラフな格好だった彼が制服を着ていたのは、過去の主人公がラフな格好だったことから脱却し、現在(いま)の自分として彼女と「自分の人生」を歩めるようになったってことかな。

 相変わらずひげ面だったけど。

・・・割とスッキリしたわ。

人によって「かっこいいと思う顔」は違うと思うけど、個人的にこのミキールは相当好きな顔。なんつか、テリーサ・パーマーほどの美人が、滞りなく恋仲に落ちるのに「必要十分なルックス」とでも言えばいいか。

 え?いくらなんでもコイツと恋に落ちないでしょ常考

というキャラではダメなのだ。特に若かりしハリソンやショーン・コネリーのように、内面やキャラがかっこいい「わけじゃない」。トムはかっこいいけど、それとも違う。まずは見た目なかっこよさが、彼の魅力であり、この役にピッタリだったと思う。

 そう言えばアデラインもそんな役だったわ。

ともかく、ひげ面のイケメンが好きな人には、相当な音頭でオススメ出来ると思う。ネタバレのあとで書くことじゃないけど。

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2024年2月21日 (水)

幸せの1ページ

キャストを確認せず、評価4.5点、「大冒険を繰り広げるハートフルアドベンチャー」というキャプション、あと、ロマンシングストーンやセンターオブジアースのようなバナーを見て見る気になった。年式とかも一切確認せず。てか、今「センターオブジアース」の名前が思い出せなくてブレンダン・フレイザーを検索したら、

 ありゃま随分お太りになられて&髪の毛も薄く、、、

通りで最近見かけなくなったわけだと合掌。

見始めてほどなく、

 あ、ジェラルド・バトラーだ

って感じ。あらすじとしては、

奥さんをくじらに呑まれて失った父親と娘が、そのくじらを探すために近くの島でふたり暮らし。月に一回物資を届ける船が来る以外は、島で自給自足。ただ、ソーラーパネルやインターネットの回線はある。ちなみに映画の年式は2008年。その頃にはもうこんなだっけ?

父親は微生物の研究や論文の発表する科学者で、娘の楽しみは友達(アシカ、トカゲ、ペリカン)と遊び、その遊びの中で学ぶこと。そして船で届けられる「冒険小説」の最新号。強く勇敢な冒険譚を語るアレックス・ローバーに、強いあこがれと尊敬を抱いていた。ちなみに親子の中はすこぶる良い。

そんな中、どうしても探しに行きたい微生物が居るので、父親が二日ほど家を空けると言う。当然一緒に行こうと誘うが、「ウミガメの産卵」と被るからと、娘は家に残ることになる。ちなみになんで家に残るのかと言えば、生まれたてのウミガメはカニたちの格好の食料になってしまい、去年は一匹しか海に帰せなかったのだ。

 そしてまんまと嵐。そしていかにも悪そうな海賊船っぽいクルーズ船が島に。

ここまではまぁネタバレと言うほどでもない序章の話。で、ネタバレを抑えて感想を続けると、、、

 主演の女の子、「絶対あの子だ!」と確信しながら見てたら、まんまとゾンビランドの妹役だったアビゲイル・ブレスリン。子役なのに一番上にネームロール。

実際相当演技も素晴らしく、10歳という設定に見合う見た目と、それに見合わない行動力。特に、

 トカゲのフレッド、アシカのセルキー、ペリカンのガリレオとの共演が素晴らしく、

見ていてメチャクチャ癒された。この時代なら既にCGだった可能性もあるけど、どうだったんだろ。

 動物とのコミュニケーションが好きな人には、それだけでも相当オススメ出来るレベル。

冒険小説の作者で、実は「潔癖症&外出恐怖症」の「女性作家」も、どっかで見たことあるなぁ、、と思いながらずっと見てたら、

 おいおい、ついこないだ見たばかりのジョディ・フォスターかよ!!

ホテルアルテミスの時とはあまりにも見た目が違いすぎてて、

 ホテルアルテミスは20018年。10年でここまでおばあちゃんになってしまうのか、、、

って結構愕然とした。てか、そもそもそんなに「老けてる印象」が無かったからな~。

・・・

つまり、場面は、娘、父親、作家の3人の視点でコロコロと変わりながら進んでいく。プロットとしては決して悪くないし、子役の女の子も必要十分に魅力的なので、決して見て損したってことはないのだけど、

 ぶっちゃけにぶっちゃけ、「全然大冒険じゃない!!」

これはネタバレかもだけど、

 主人公は子役の女の子。でも彼女はぶっちゃけ自分の島からほぼほぼ出たりしない。
※せいぜい近場の海くらい

そして、彼女が主役ということは、つまり、「大冒険をするのが父親や作家であったとしても」、微妙にキャプションとしてはおかしいと思うと言う話。

アクション物というほどアクションはなく、もちろんサスペンスでもミステリーでもない。その上で確かにハートフルだし、ラブ要素もほぼ無いからロマコメというジャンルでもない。

 まるで消去法のように「ハートフルアドベンチャー」とジャンル分けされたんだなぁと。

終わり方はとてもキレイだったし、自給自足の生活とは言っても電気も道具も普通に近代的。友達達はめちゃカワイイし、

 主人公と同世代の子供と一緒に見るなら、オススメ度は極めて高いと思う。

クリス評価は★★☆と合格点に一歩届かない感じ。

 なぜならずっと「大冒険する話」を期待してた時間が長かったから。

最初から「こういう映画」だとわかって見てたら、あと2点くらい加算されたかも知れないな。てか、

 動物が好きで、アウトドアな小学5年生くらいの子なら、9点くらいオススメ出来るかも知れない。

「秘密基地感」も相当ワクワク出来る。

ただ、一点大きなネタバレ↓



見る気になった人はここから読まない方が絶対いい。



まさか母親の話が完全に丸投げされるとは!ビックリだわ。

まぁ作家先生とパパが「いい仲」になるのに、「ノイズでしかない」んだけどさ。

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2024年2月20日 (火)

Mr.ホームズ名探偵最後の事件

ホームズに限らず、ミステリーが見たいときが結構ある。つまり、犯人が最後までわからないような、謎解きを楽しませてくれるような。

本作は、主演をイアン・マッケランが務め評価も4点と悪くなかったので、思わず見始めた。

あらすじ的には、既に現役を引退したホームズが、田舎で養蜂をしながら隠居暮らしをしている中で、どうしても過去の事件で自分が「思い出せない失態」を犯したことを文書に起こそうと苦悩する話。

その事件をきっかけにホームズは探偵家業を引退することになるのだが、それがなぜなのか、そしてその真相もわからないままモヤモヤと、家事手伝いの女性とその息子に世話をして貰いつつ、

 ボケ老人さながらの暮らしをしている。

その「ボケ老人度合い」が、

 あまりにもリアルすぎる。

これは褒めているわけではない。

イアン・マッケランは、言わずと知れたマグニートーであり、ガンダルフであり、僕が覚えてないだけで、他にもきっと見ている名優だが、劇中での年齢は93歳と、男性ではかなりの高齢で、

 見ていて不安になるレベル。

それは、「撮影中に死んじゃったりするリスク」を踏まえて撮ってるんだろうか、とか、シンプルに怪我とか病気とかにも心配になる、まさに、

 年寄りが年寄り過ぎる演技。

・・・てかホントに演技なの?と思うような場面が多発し、ある意味「演技が上手い」のだけど、でも、

 演技かどうかは一旦置いといて、見てるこちらが不安に感じているのはまぎれもない事実なんだよな~

って感じ。

なので、見ていて正直そこまで楽しいわけではなく、でもがんばって見る事が出来たのは、

 子役が相当かわいくて、イイ子!!

ある意味そのロジャーを見るために見てもいいかもと思うほどで、例えば他に身寄りもない、兄も、ジョン(ワトソン)も死んで、あとは自分も死を待つばかりという状況で、とても親身に、そしてフランクに接してくれるその子供が、

 ピュアで、かわいくて、そりゃジジイも大好きになるわ。

って感じ。

話的には、ぶっちゃけ「イアンのじいさんぶりが心配」で、正直ストーリーそっちのけって感じだった。一応ハッピーエンドにはなるので、スッキリは終われるのだけど、

 クリス評価は★※全てロジャーの点

って感じだったな~。

ちなみに、日本人で真田広之も出ている。普段は吹き替えで見ているので、字幕で彼の映画を見たのは初めてだったかも知れないけど、

 英語ちゃんと話せるんだな~凄いな~

と思った。

あと、過去の事件として登場する実質的なヒロインは、「まぁまぁイイ感じ」。美人でもかわいくもないけど、品があって、「ホームズの世界観にしっくりあってる」感じだった。

かわいい男の子が見たい人には、結構お勧め出来る。

・・・

勢いで、

●ミス・マープル

と言うアガサクリスティのポアロじゃない探偵物のテレビシリーズを見始めたのだけど、「50分程度」と見て、見る気になり、

 がんばれば終われるだろ

と耐えて耐えて見ていたのだけど
※作品は1984年

展開は遅いし、メリハリも薄いし、ぶっちゃけミスマープルさんの推理も一切出てこないまま、

 つづく。

ギャフン。まさか3話完結のエピソードだったとは、、、。てっきり昔のだから1話ずつキッチリ終わってくれると期待してしまった自分が悔しい。

続きを見るかどうかはかなり微妙なところ。

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2024年2月19日 (月)

すばらしき映画音楽たち

映画の体裁をしているドキュメンタリー。普段はあまり食指が動かないジャンルなのだけど、「ジョン・ウィリアムス」という名前を見てしまっては、見るほか無い。

てか、ぶっちゃけ途中で少し寝てしまった。

僕は映画を人並み以上に見ている方だと思うけど、こと映画音楽に関して言えば、そこまで詳しい方でもないし、さらに言えば、ジョン以外ほぼ知らないと言ってもいい。だから、「○○はレジェンドさ」と言われても、正直あまりピンと来なかったりもする。

それでも、例えばスターウォーズのメイキングでも音楽に関するパートがあるように、映画作りに音楽の力、音の力は欠かせない。ところどころで、「へ~」とか「ほほ~」と感心しながら、

 (途中で寝てしまったくせに)全体的にはそこそこ楽しませて貰えた。

ただ、最近見てる映画のほとんどに言えることなのだけど、

 コレもサクッと字幕。

字幕の映画が見られないわけじゃないけど、つまんないシーンでスマホを「いじりづらい」のと、絶対的な情報量が字幕の方が少ないことが多いのが難。そして、

 結構集中する分疲れる。

紹介される映画音楽はかなり多岐に渡っていて、当然僕が知らないものもあるけど、

 オープニングはロッキーから。

なるほどここからか、って感じ。てか、「人がしゃべるようになる前に、映画には音楽があった」と聞けば、ああなるほどそうかと。「無声映画」は「声がない」だけで、「無音映画」ではないのだ。
※チャップリンとかもそうかな

エポックメイキングのひとつに「キングコング」が挙げられたのも「へ~」だった。どう見ても作り物のキングコングを、音楽で「恐怖や迫力を演出する」。なるほど。

20世紀フォックスのファンファーレの話も興味深かったし、目的が明確なのも潔くていい。映画音楽は、音楽としてどうこうではなく、そのシーン、その映画を如何に盛り上げることが出来るかが全て。「映画音楽には一つしかルールがない。それはルールがないということだ」ってのも、ありきたりだけどもかっこいい。

メインキャストのひとり「ハンス・ジマー」。僕はその名前を覚えてなかったけど、彼の名前をUNEXTで検索すると、

 関連作品が75作もヒットした。

もちろん彼自身が全ての作曲をしたわけではないだろうが、当然そこには僕の知ってるタイトルもかなりあって、例えば、、、

・インターステラー
・トップガンマーヴェリック
・ミッションインポッシブル
・ダークナイトシリーズ
・デューン砂の惑星
・007
・カヴィルスーパーマン

ほか、そうそうたる顔ぶれだ。

スピルバーグやキャメロンのエピソードも良かった。未知との遭遇やET、タイタニックの音楽裏話は、聞きたくても簡単には聞けないからね。これ見ててロードオブザリングとかホビットを見たくなったりしたわ。

キャストが紹介される際には、セリフの字幕と同時に、そのキャストの名前と代表作も一緒に表示されるのだけど、理解が追いつかないことが多く、ちょっと残念。ただ、

 ま~見たことがある映画が多いこと!

ちょっと嬉しくなる。

映画のシーンもふんだんに使われ、007のテーマ、ピンクパンサー、夕陽のガンマンとか見たことないのに曲を知ってるもんな。

驚いたことのひとつには、映画音楽を奏でる演奏者たちは、

 事前に練習を一切しないでぶっつけ本番で収録するという。

もちろんリテイクがあることもあるだろうけど、渡された楽譜でいきなりいろんな曲を弾けてしまうと言うのが、

 プロってホントにスゲェって感じだ。

目指す形の為に世界中のスタジオを選ぶし、時には「本来横長に使ってるホールを縦長に使う」こともあると言う。スターウォーズエピソードIのメインテーマファントムメナスのコーラスは、縦長に使った最奥部に配されたからこその深みなのだとか。

見たことのないような楽器が出てくる一方で、おもちゃのピアノや、屋外に配された数十メートルの弦で鳴らすピアノまで。本当に目的のためには手段を選ばないのだなぁと。スターウォーズのメイキングで「リアルが最強」と映像にはCGより本物を重視する傾向があったのに対し、音楽にはそう言う縛りも全く無い。求める音さえ手に入れば、「何だって使う」のだ。

ジョン・ウィリアムスは元々ジャズピアニストで、ウエストサイド物語では彼のピアノを聴くことが出来ると聞くと、それだけでちょっと見たくなる。

スターウォーズのメインテーマが始まるだけで、寝ぼけていた僕は一瞬で、文字通り覚醒する。でも本当に凄いのは、あのメインテーマだけじゃなく、他の曲をいくつも覚えていることだ。夕暮れのタトゥイーンや、レイアとハンソロのキスシーンや、ダースベイダーや、、、。そんな映画音楽は、ジョン以外にはないかも知れない。

「 彼がいないとスーパーマンの力は半減する
  あのテーマ曲なしで飛ぼうとしても
  どこにも行けず落ちるだけ        」

リーヴの言葉にグッと来てしまう。

そんなに好きな映画じゃないのに、音楽と掛け合わされると「ET」にもトリハダが立つ。まさに、「(映画)音楽は感動の9割を占める」のだ。

ジュラシックパークでも、「永遠に残るメロディを奏でることが出来た」とスタジオミュージシャンが言う。

「 ウィリアムズが関わっていると 必ず 凄い経験ができる
  “いつもこうならいいのに”と思ってしまうよ      」

はマジで震える。さすがやで。

・・・

クリス評価は★★★。

もう一点絶対書き加えておきたいのは、本作のエンディングテーマが相当かっこよかったということ。この映画の為の曲なのか、他の映画の曲なのかはわからないけど、

 映画音楽を題材にする映画が、音楽をおざなりにするわけはない

そしてそのエンディングテーマのあとに、

 タイタニックのスケッチシーン(ピアノソロ)。

震えたわ。

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2024年2月18日 (日)

ホテルアルテミス

何かめぼしい映画はないかとUNEXTを物色。ふと、トムのマミーが目に止まる。

 そう言えばソフィア・ブテラ好きだわ

と思い出し、そちらで何かリストにないかとチェックしたらヒットしたのがこれ。

お目当てのソフィアは主役ではないものの、主役はジョディ・フォスターで、監督はアイアンマン3の人だったかな?他にも見覚えのある強面が冒頭から出てきたり、

 途中でジェフ・ゴールドブラムが出てきたり!

なんつー豪華キャストだよ、と。チェックし損ねちゃったけど、JJトレックのザカリー・クイントも出てて、これは期待も過剰になってしまうというもの。

あらすじ的には、

2028年のロサンゼルスにある、「犯罪者専門の病院」ホテルアルテミスを舞台に、ドクターのジョディ・フォスターとその助手がいろいろする話。

治安は非常に悪くなっていて、当然普通の病院では犯罪者は受け入れない。このアルテミスでも、銃を持ったまま入ること、患者間でのいざこざは御法度だし、会員以外は入ることすら出来ない厳格なルールがあったのだけど、、、

 みたいな。

良いところは、キャラの名前が地名になっていて、物覚えの悪い僕でも割と覚えられたところと、2028年という近未来感が、なかなかイイ感じだったこと。実際はもう少し先の時代って感じはしたけど。
※マイノリティリポートに近い感じ?

キャストは豪華だけど、舞台そのものはほぼほぼそのホテルだけで、設定からは似た印象を受けた「ジョン・ウィック」とはかなり違う。

てか、ジョディ・フォスターって誰だっけ?と思うほどに老けていて、

 ほとんどおばあちゃん。

ついこないだ羊たちの沈黙を見たばかりの僕には、

 随分老けちゃったなぁ、、

って感じだった。ただ、別段色恋沙汰に絡むわけじゃないので、彼女が老けていてもさほど問題もなく、さらに言えば、

 ソフィア・ブテラが十分キレイで、かつ見せ場もあったのがとても良かった。

彼女目当てで見始めた僕としては、ある意味十分満足。ちなみに、言っても僕が見てるのは、

・キングスマン
・マミー
・スタートレックビヨンド※異星人メイクなので全然わからず

くらいしか見てないのだけどさ。

要所要所でかっこいいセリフや所作もあり、全体的に丁寧な作りではあったと思うのだけど、設定的にどうしても舞台がこぢんまりと収まり過ぎてしまって、

 迫力や広がりがほとんど感じられなかったのが残念だった。

クリス評価は★★かな~。

多くを期待しなければ、キャストの力でそれなりに楽しめる佳作。名前は知らなかったけど、メインの黒人俳優もかっこいいし、

 ソフィアの殺陣が見られただけでも十分

って感じだ。

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2024年2月13日 (火)

グランツーリスモ

伊集院がラジオで面白いと言っていたので借りてきて見た。ちなみに、同じく絶賛していた「RRR」も一緒に借りてきて、先にそっちを見はじめたけど、

 序盤で挫折。

やっぱインド映画はクセが強くて自分には合わないと思った。

グランツーリスモは、言わずと知れたソニーのプレステゲームタイトル。映画も当然のようにコロンビアピクチャーズで、そこかしこでプレステのロゴと、ポリフォニーデジタルの文字を確認出来る。劇中で出てきた山内一典氏は本物だろうか。若いときの彼しか脳内に記憶がない。

あらすじとしては、「事実に基づいて作られたフィクション」で、実際に免許もない青年が、グランツーリスモを通じてトップレーサーに駆け上がっていくプロセスを映画化したもの。

僕はノンフィクションが嫌いだが、映画はそこまで忠実ではなく、エッセンスを取り入れているという感じ。ちなみに、そのドライバー本人も、カースタントのドライバーとして映画に参加している。
※顔はスタッフロールでしか出ない

主人公はヘアスタイルにややクセのある長身の若者で、他の作品で見たことは無かったが、父親役のジャイモン・フンスーより背が高くてビックリ。

 ジャイモン・フンスーも相当高いよ?

メーカーはニッサンで、イギリスのセールス担当である、「チームGT」のプロデューサーとも言える役にオーランド・ブルーム。久々見てもかっこいい。また、メカニックで、主人公のヤンを影陽向からサポートするのは、「ストレンジャーシングス」でイイ感じのオヤジ役だったデヴィッド・ハーバー。そして監督は、

 第9地区の監督ニール・ブロムカンプ

サラっとしたB級作品かと思いきや、キャストもスタッフも超一流で、コストも相当掛かっていそうな「豪華な映画」だった。
※「コストも掛かっていそう」とは言っても、さすがにワイルドスピードほどの垂れ流しではないけど

ゲーム映像がそもそもとても美麗なので、ともすれば実写映像と見間違えるのではないか、とすら思いながら見始めたけど、そこはやっぱり違う。空気感というか、質感というか。ただ、映画ではソレも踏まえて上手くブレンドするように使っていて、

 映画製作とは直接関係はないのかも知れないけど、パッと見から「ポリフォニーっぽい」絵を何度も見せてくれた。

てか見始めた当初は、これがエンタメではなくドキュメンタリーなの?と疑問を抱いたほど。

ただ実際は、「ハリウッドのテンプレ」に非常に則した作りで、序盤はマイナスの溜めをしこたま見せられるし、「ここらでアクシデントでも入れておくか」と言わんばかりのステロタイプな負の展開のオンパレード。ぶっちゃけ、

 見ていて気持ちいいシーンより、イラっとするシーンの方が遙かに多かったというのが僕の正直なところだ。

また、直前に僕がMFゴーストにハマっていたこともあって、あと、ゲームの経験も、結構な年齢に達してしまっていることもあって、

 追い抜くシーンの大半が、納得が出来ないものばかりだった。

「スリップストリームから加速する」と言う展開はごく一部で、ラインを変えただけでサクッと抜けるシーンや、直線で「なぜか追い抜く」場面も多発。特に同車種でのアカデミーの映像はそれが特に顕著で、

 なぜ追いつけるのか、なぜ追い抜けるのかの説明は、一切無し。

強いて言えば「映画だからさ」と言わんばかりで、「納得」という言葉とは縁のない展開で「見てる人を乗せよう」としまくってた。

 ハッキリ言って興醒めの極み。

大体ライバルの、悪意がある故意の接触行為に一切お咎めがなく、あまつさえそいつらが、こちらの過失のない事故をバッシングしてきたりとか。

 映画だからって何やっても許されると思うなよ

って感じで、ぶっちゃけ監督に対する怒りすら感じるほど。「嫌なキャラ」「バカな男」が大嫌いなのだ。ここで言うそれらとは、つまりは監督を指す。俳優でもキャラでもない。

ところどころでスマホに手を伸ばすほどストレスフルな展開だったのだけど、ぶっちゃけにぶっちゃけ、

 ラストはかなり良かった。

それまで多発したマイナスの展開がなく、かなりキレイにそして、

 音楽の力をフルに活かして場を盛り上げる。

これはソニーだからってわけじゃないかもしれないけど、

 音楽が相当イイ。

こないだのゴジラマイナスワンでもそうだったけど、「音の持つ力」をどれだけ映画にフィードバック出来るかで、映画の良さは何段階もアップする。

 悔しいけどラストはちょっとホロリと来てしまったほど。

てか、(元々好きな俳優だったけど)ジャイモン・フンスーがめちゃイイ!あとデヴィッド・ハーバーも美味しいし、彼女がそこそこ美人だったのもイイ。アカデミーのライバルとの確執を不自然に引っ張らなかったのも良かったし、

 最終的なクリス評価は★★★と、合格点に手が届くほどまで上がってしまった。
※7割くらいまでは1点くらいの映画だったけど。てか終盤の音楽が4点分くらいある

主人公は、シャイア・ラブーフを少しブサイクにして長身にした感じ。ある意味「ゲーマーっぽい」ルックスで、この作品にはピッタリな俳優だったのだけど、本編終了後に出てきたおまけ映像(字幕)で本人の声を聞いたら、

 ビックリするくらい太く低い声で、ビックリした!

これはホント声優のキャスティングした人を褒めたいと思ったわ。てか、リアルボイスの方が違和感てんこ盛りってあんま無いもんな。

あと些末な感想を書くとしたら、、、

・ライバルカーが黒とゴールドメッキのツートンカラーだったのがめちゃ好みだった

・主人公の車がニッサンGTRで、まさにMFゴーストで相場が乗ってるのと同じ車種だったので、結構見ていて思い入れも高まった。てか普通にかっこいいし

そんなもんかな。

オススメ出来るかと言われたら、「それほどでもない」って感じ。とにかく見え透いた展開が過ぎるし、不自然な追い抜きも相当興醒めだから。

でも、実写レースを扱った作品自体がかなり希少種だし、
※スタローンのドリヴンくらい?
グランツーリスモを経験したことがある人なら、「見て損するってことはないかな」って感じだったな。

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2024年2月11日 (日)

クラウディマウンテン

僕が映画のジャンルで「弱い」、つまり、そのジャンルを確認すると凄く見たくなってしまうのが、

 ディザスタームービー

本音を言えば「クリーチャーホラー」にも弱いのだけど、そっちはまずカテゴライズされてない。エイリアンだろうとジェイソンだろうと、ホラーで一括りにされてしまう。口惜しい。あ、ジェイソンはスプラッタか。

そんなディザスターの中でも、CGのクオリティが低い、20年くらい前の「C級」映画にはほぼ食指は動かない。一言で言えば興ざめ。二言で言えば、

 ローコストでディザスター映画を撮ろうなんて才能のある監督なら、とっくの昔にビッグになっている。

つまり、、、

本作は「お金が掛かっていそうなニオイのするディザスター」。

濃度の強めな中国製で、よくあるハリウッドとの共作ではない。つまり、言ってしまえば日本のディザスター映画、日本沈没や252や海猿の中国版をイメージすると、

 概ね間違いない。

今の中国は、ちょっと前のお金があった頃の日本にとても似ている。まぁキャストのルックス、特に女性キャストに関しては、

 結構キツい

時もあるけど、そこはそれ。

10年以上掛けて作っているトンネルの近くの岩盤に異常が発生し、このままでは橋やトンネルが崩れてしまう。ヘタしたら下流の町も土石流の餌食になってしまう!

 どうしよう!?

と言う映画。

逃げ惑う人達は、ゴジラに似た既視感を覚え、イケメン主人公とその親父のキャラも結構立っている。

親父に会ったヒロインが、「○○(主人公)の恋人です」と自己紹介したのは、些か日本人として違和感があったけど。
※「お付き合いさせて貰っています」か、百歩譲って「彼女です」が、日本語としては妥当では?

極端なブサイクではないけど、日本の映画では100%ヒロインにならないルックス。誰に近いかな~、、橋本愛のベクトルで、かわいさや綺麗さを20%くらいまで下げた感じ。

場面のメリハリも相当しっかりしていて、CGはそこまで多くなく、

 最初の地震発生から見始めた割には楽しめた。

・・・え?クリス最初から見てないの?

ごめんなさい見ていません。だって、

 絶対つまんないし、見なくても話わかるだろうし。

キャラの掘り下げとかイランし。実際見終わった時に、「最初から見れば良かった」とも思わなかったし、「なんで?」って疑問もわかなかったし。そう言う意味で言えば、最初から全部見てもわかんない映画はわかんないし、

 ディザスターにフリとかほぼほぼ要らないな、と。

そう言う意味では、デイアフタートゥモローと2012はホント素晴らしい。序盤からガンガン「見せてくれる」から。お金が無い映画は、そう言うとこ甘いというか、ケチるんだよな。

クリス評価は★★☆。

結構高いけど、合格ラインには届かず。とりあえずディザスタームービーが好きな人なら、そこまで見て後悔することはないと思う。ただ、

 中国映画が嫌いな人には全く勧められない。

そのくらいは中国濃度が濃く、出来も手放しで良いとは言えない。去年9月に見た「ジュラシック・アース」の方が全然楽しかったと思う。

ここまで読んで興味が沸いたなら見てみよう!

以下ネタバレを含む感想箇条書き。

・主人公かっこいい

・住民の命よりトンネルが優先みたいな空気、どうかしてる

・シミュレーション上のCGが今風

・実際の世界のCGのクオリティは悪くない

・親父の死に様、かっこええ!
※でも実際は大雨だし、スローモーションじゃないし、壁に掴まった直後だから、一切顔とか敬礼とか見てないと思った

・バスがなぜか一気に全部埋もれてた不思議

・バッテリーを気にせず洞窟の中で灯りを点けっぱなしにする神経を疑う。せめて、「時間を区切って消す」なり、点けるライトを減らすなり、何らかあっていいだろ。極限状態だぞ?

・雨の中岸壁をクライミングするよりは、もう少しリスクの低い方法があったのでは?と思った。

・5時間シミュレーションして見つからなかったのかその方法!という最終選択肢

・途中の歌はついて行けず。ちょっとMOTHERっぽい

・・・

日本人でも、山崎貴監督以外はコレ系の映画が撮れる人は居ないかも知れない。昔は深作欣二監督がそこに居た気もするけど。あと金子修介監督は、なんか残念な感じになっちゃったし。

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