映画・テレビ

2017年8月20日 (日)

PK(ピーケイ)

映画のタイトルである。友人nori君が「何も調べずに見てくれ!僕は凄く良かった!」と以前オススメしていたもので、最近ようやっと時間が出来たので借りてきた。ちなみに準新作。

予備知識がないことには功罪ある。その映画が見る人にガッチリとフィットしていれば、それは往々にしてプラスとなるが、

 そうじゃない場合は、結構マイナス面もある。

ちなみに「予備知識無し」にもレベルがあるが、ぶっちゃけ僕はこの映画が、

 日本映画か外国映画化もわからないレベルで見始めた。

もっとも見始めた瞬間にこれが、海外の、それもかなりマイナーなところの映画であることはすぐにわかった。なぜなら、

 予告からしてマイナーだったから。

準新作レベルでそれなりの大作なら、予告だって見慣れたタイトルが並んでいて普通である。が、本作はそうじゃなかった。

 ちょっとヤバイニオイがしてきた・・・

ちなみに、この時点で興味を持った人は少ないとは思うが、最終的にクリス評価は、

 ★★★

に落ち着いたので、それだけを信じて借りて来るのも、「アリと言えばアリ」かも知れない。

●ネタバレと言うレベルのネタバレはない、あらすじ的な紹介

まずこの項までは概ね読んでも大丈夫。というか、僕が「このくらいの知識はあってもよかったよ」という情報として、

 本作は、インド映画である

インドと言えば世界屈指の映画大国でありながら、独特のテイストが「グローバルになりきれない何か」をはらんでいる国でもある。

 ジャンルは、SF風味のごった煮だ。

社会風刺的な問題を扱ってると思えば、冒頭から出て来る主人公は宇宙人であったり、そうかと思えばイケメンと美女のラブラブチュッチュな蜜月シーンがあったと思えば、ディズニー映画バリのミュージカルなシーンがあったり。

 とにかくインド映画らしい「売れ線は全てぶっ込んだ」作品。

そう言えるかも知れない。時間は2時間33分と長尺で、ぶっちゃけ、歌のシーンがかなり長い。

 僕は歌はバッサリ飛ばしてイイと思うが、進めてくれたnori君は「歌もイイ」と言う感じだった。

合う人は歌も見ればいいというところか。多少は歌にもメッセージが込められているので、見た方がよりストーリーに入り込めるかも知れないが、

 オレに言わせれば誤差の範囲だとは思う。

ヒロインはかなり美人で、最初アンジー(アンジェリーナ・ジョリー)似かな、と思ったけど、nori君に言われてキャメロン・ディアスのが似てると納得。オッパイは大きく、揺れるシーンもあるが、下着や裸が見られるわけじゃない。キスシーンは一応あったかな程度で、

 ハッピーエンドと言えばハッピーエンド。

ただ、少なくともバッドエンドではないので、それを不安視する必要はない。あと、サスペンス要素も全くないので、「怖い映画」が嫌いな人も安心してみることが出来る。

あらすじ的には、宇宙船からひとり裸で降り立った主人公が、そうそうに「その宇宙船を呼ぶためのリモコン」を盗まれてしまう。途方に暮れつつ場面はもうひとりの主人公でありヒロインに移り、こちらは大恋愛の末恋人と別れ、地元に戻ってテレビの女子アナになってるエピソードが展開。のちにこの2人が出会い、なんとか自分の星に帰るためにがんばるわけだけど、、、

ネタバレ無しだとこんなところかな。ここまで読んだ段階では、あんまフックしづらいと思うので、決め手になり得るセールストークをひとつするとするなら、

 あくまで僕の感性、そして感想ではあるけど、

 前半8割は、イライラしたり、悶々としたりするシーンが多い。が、ラスト2割でそれらを綺麗に払拭して、清々しく気持ちいいエンディングを迎えられる。

つまり、「6点」の内訳は、「前半8割マイナス3点」「後半2割プラス9点」で、「差引6点」という感じ。

 ラストのカタルシスが好きな人なら、結構強めにオススメ出来る。

ちなみに前半マイナス3点と書いたけど、それはあくまで僕の感覚。歌が楽しめる人ならこれは十分加点要素になるだろうし、僕がイライラした「○○(後述)」をメインに扱った題材も、面白い、深いと感じる人もいると思う。

 さぁ借りて来る気になったかな?

●ネタバレ有り。見てない人は読まないように



読まないように。



 とにもかくにも、「宗教」を扱ってるのがしゃらくせぇ!

何つか、インドでは流行るんだろうよ、って感じ。「何が正しくて何が間違ってる」とか「神様がいっぱいいる」とか、みんな施したりする一方で、托鉢から平気でお金を取ったり、言葉とかの知識を一気に吸収したくせに、基本的なモラルとかが完全に抜け落ちてるとか、、、

 しゃらくさいったらない。

ミュージカルシーンもバカみたいに長くて、たとえて言うなら、

 今の10分の1の長さで十分。

もうそこだけでも早送りすればよかった。

 そこを早送りしてれば、むしろ評価は上がっただろうな

って感じ。僕には歌やダンスがマイナスにしかならず、もっと言うとインドテイストの曲そのものも好みじゃない。バンデラスの「デスペラード」で流れたマリアッチのメキシカンな曲のが遙かに好き。これは好みの領域だから仕方ないと思うけど、、、。

一方で、「兄貴」が最高に優しくてメチャメチャ惹かれた。もうこの映画は「兄貴の魅力に打たれる映画」と言ってもいいくらい兄貴がよかった。「優しさが人を支える」って思えるほどに。

親父も、導師の手を掴むところがよかったけど、最後の指笛がヘタクソなのが非常に残念。そこは「アテレコ」でもいいからもっと上手い人に吹かせた方がよかったのでは?って感じ。

主人公のPK、、、そもそも「PK」の意味がわからない。劇中で、「おまえはPKか!」みたいなセリフはあれど、「PKが何なのか」の説明はなく、「PK=酔っぱらい」みたいな扱いの中にも、微妙な違和感が残る。非常に怪しい僕の知識でも、

 PK=サイキック=念動力を使える人

という感じで、

 テレパシストとは別だと思ったし。
※劇中の主人公は両手を触れることで知識や記憶を共有することが出来る

うーむ。まぁさすがにサッカーのペナルティキックとは関係ないだろうとは思ったけど。

キャラ的には、非常に個性的なルックスであり、前半7割くらいまではどうにも違和感があったが、
※つまりはかっこよくなかったが、

 クライマックスで涙を流しながらほほえんだシーンはめちゃめちゃグッと来た。

てか、クライマックス2割ほどの展開はもうホント最高。そこまでのストレスを綺麗さっぱり吹っ飛ばす展開が続き、多少のツッコミどころがありつつも、

・なぜずっとラジカセを持っていたか
・なぜ彼氏は教会に来なかったのか
・脇を固めるディレクターやパキスタン大使館の交換の女性たちの「ピュアな表情」
・彼氏のかっこよさ
・最後の最後のオチ※PKは新たな恋を見つけるんだろうなと思わせた<ハッピーエンドの理由

全部ぶっ込んで、インドでウケる映画を撮った。それが他の国でもウケるかどうかなんざ、知ったこっちゃ無い。が、きっと「イイね」って言ってくれる人だって居るはずだ。

そんな監督の気持ちがよく伝わる映画。ルックスとか普通に彼氏とヒロイン彼女両方が、とてもかっこよくて、美人。日本人からしても「あんな彼氏欲しい!」「あんな彼女欲しい!」と納得出来る組み立てで、

 まことに上手い。

ただ、やっぱり歌と宗教は面倒でウザかったって話。基幹を担う部分でもあるので、はしょれ、とは言えないけど、僕の中では加点要素にはならなかったな、と。

・・・

トータルして、見て損したとは思わない。言っても6点は僕の中でそこまで低い点じゃないし。ただ、これがインド映画であること、かなり長いミュージカルシーンがあることは、知っていたら「飛ばしながら見た」だろうな、とは思った。でもってもっと評価が上がったかもな、と。

ここを読んでる人は、既に見た人か、永遠に見ない人だと思うけど、正直「オススメ出来る人」は凄く限られてる映画だとは思った。てか、

 既に見終わったあとnori君と2時間くらい電話でしゃべったから、本人にはイヤってほど伝えてるけどさ。

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2017年7月14日 (金)

ゴーンガール、ターザン

 全くこの2作に関係はない。

見たタイミングもそこそこ離れているが、どちらもそこまで長くならなかったので、ひとまとめにする感じ。

●ゴーンガール

ダニエル版ドラゴンタトゥーの女でファンになったデヴィッド・フィンチャー監督のサスペンス。主演はベン・アフレックと、女優のロザムンド・パイク。この人は、他でも何度か見覚えがあったが、調べてみたら、サロゲート、007ダイアナザーデイ、タイタンの戦い、DOOM、アウトローなど結構見てた。

恋に落ち、結婚した二人だったが、奥さんがいきなり失踪する。表面上は探しまくる夫:ベン・アフレックだったが、実際は結構嫌な奥さんで、旦那も浮気してた。奥さんの失踪には実は大きな裏があったのだ、、、

的な話。つかネタバレしちゃうと、

 夫にムカついためちゃ頭の切れる奥さんが、数え切れないくらい罠を張り巡らせて、夫を殺人犯に仕立て上げようとする話。

フィンチャー監督らしい緊張感のある展開と、テンポよく濃密に紡がれたストーリー。特に奥さん役のロザムンド・パイクの演技が超怖くて、オスカーノミネートほか各国の映画祭で主演女優賞を取ったりしてた。ちなみに制作費6100万ドルに対し3億ドル以上の興収を上げた「優等生」でもある。

最終的にどう決着が付くのか、2時間半ほどの長尺作品だったが、中盤からそればっか考えてた。何つか、

 とにかく奥さんが嫌なヤツというか、怖いヤツで、

例えて言うなら、「全ての積みを相手に着せるような女」。正直言って、「この女が死なないと溜飲は下がらねぇな」と思ってたけど、

 最終的にまんまと生き延びる。

個人的にはそこが「好きになれない」。面白いと見る人も居ると思うし、意外性に「いい意味でやられた!」という感想の人も居ると思うけど、

 スゲェ悪いヤツである以上、最後は痛い目を見て貰いたいという勧善懲悪大好きな僕の希望&期待。

 でも裏切られる。

正直、夫名義で注文した数々の浪費グッズが警察に見つかった時、

 指紋が一切付いてないだろ

とか、

 オーダーはともかく荷受け時のサインが夫ではなく全て奥さんになってるんじゃねぇの?

とか、

 警察もそこ、そんな簡単にジャッジしちゃうの?

みたいな感じで、「ほころび」を感じちゃったってのもマイナス要素。

敏腕弁護士が、(ヤツの能力なら十分真相を明らかにしつつ夫の立場を良く出来ただろうと思うのに)終盤サクッと身を引くところも気に入らない。最後ブラックな終わりにしたいがための詭弁に見えてしまった。

 映画としては受けがいいかもな終わりだけど、僕的には全くスッキリしないし、納得も出来ない。

 その「納得出来無さ」が、トータルの評価を下げてしまった感じ。

夫の浮気相手がそこそこかわいく、オッパイも見せてくれる「そういうフィンチャー節」は嫌いじゃないものの、あれほど悪事を働きつつ、人も殺していて平然と元サヤに収まってる奥さんにどうにもスッキリ出来なかったので、

 クリス評価★☆ってところかな。

この点数の低さは、単純に好みって感じ。「面白いかも知れないけど好きになれないので点は低い」みたいな。

●ターザン

主演の男性は知らなかったが、ヒロインは、

 またも登場マーゴット・ロビー

つっても3作程度ではあるものの、フォーカス、スーサイドスクワッドと、そこそこ大きめなタイトルを渡り歩いている分印象は深い。

 正直原住民の生活を「よし」とするルックスではなかったと思うけど。

物語は、ターザンである主人公が、文明社会で「貴族」として暮らしているところからはじまり、

 ああまたジャングルに戻ることになるんですね。しゃらくさいですね。

という雰囲気をまず感じさせ、声優も極めて×だったので、久々字幕にシフトして視聴。同時期にリリースした「ジャングルブック」と比べてどうなのかがある意味焦点ではあったのだけど、

 もう全然あっちのがイイ。

ターザンは「ターザンらしく」、グレイストークの時の「野人のような粗野な感じがするターザン」とは全く別モノ。何というか、気高さを感じる白人なのだけど、

 いかんせん髭が伸びなさすぎる。

髭の跡すらない、生えない設定ならともかく、結構濃いそり跡がありつつ、ずっとそのままなのが、

 ターザンなのに毎日欠かさずお手入れしてるのね

って感じがしちゃって、なんか萎えてしまった。特別強さを感じる場面もなかったし、「どこでかっこいいと思えばいいの?」って感じが結構した。特に「ジャングルの王者」って感じもしなかったし、まぁマーゴット・ロビーが「映える子」だから、その分ターザン本人の輝きが抑えめになっちゃったかなってのも無くはないけど。

悪役もイマイチオーラがなく、ある意味

 思った通りさほど面白くもなかった

一応飛ばさずに眠らずに最後まで見られたので、最低ってことはないけど、、、

 クリス評価は★ってところかな~。

「アーアアー」みたいなターザンの代名詞とも言える叫び声も、「本作ならでは」のものにアレンジされていて、

 そこはお約束の声で良くね?

って思ったりもした。

-------------

トリプルX再始動、ドクターストレンジ、キングコング髑髏島、声の形、ピーケイあたりが借りてこようか、発売はまだか、のタイトル。君の名はのブルーレイを買うかどうかは思案中。

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2017年7月 6日 (木)

ハリーポッターと賢者の石

経験値稼ぎのお供に、昔録画した第一作目を久々に見てみた。

 いろいろ思うことがあった。

まず一番は、

 ハリーがカワイイ。

あとロンもマルフォイもかわいい。ハーマイオニーは普通。昔はもっとオーラがあったと思ったけど、

 その分当時見まくってたから、今見てさほど感銘がなかったのかも、と。

でもハリーはホント、「さすがこれだけの大きな企画の主役を張るだけのことはある」と思えるかわいさ。今同じようにオーディションをやったとしても、当時のラドクリフほどの逸材は見つからないだろうと確信出来るほどの「ポッターさ加減」。

あとマルフォイがスゲェカワイイ。てか、「小さい」。将来サルのアーサーに殺されることになろうとは、夢にも思わなかっただろう子供。何歳かわからないけど、

 一桁じゃね?

ってくらい子供っぽく、僕がショタの中年女子だったら、彼だけでご飯三杯って感じだった。てか、僕自身「ハリーポッターという作品の見方」が随分変わったのかな、とも思ったけど。

一方で、スネイプ、ダンブルドア、マグゴナガル、ハグリットなんかはさほど変わらず。大人はメイクで10歳や20歳ごまかしきれるんだな~と。ちょっとホッとする。

ダドリー一家は相変わらず超嫌なヤツ、、、つまり僕的に大嫌いな連中なので、

 サクッと飛ばす。

最後痛い目を見るところだけ再生すればそれで十分スッキリ。ちなみにこのハリポタ賢者の石で飛ばしたのはそこだけ。他は、

 思っていた以上にストレスフルなシーンがなかった。

僕は基本ハリポタは「嫌い」だと「思う」。一応全作見ているものの、映画館で見たのは最初の3作くらいで、アズカバンを見て「もういいや」ってなった。とにかく、

 話が暗いのだ。

ドロドロというかピリピリというか、

 子供が主役なんだから、もっとさわやかに楽しいジュブナイルにしてくれよ、と。

もちろん彼らも成長するわけだから、いつまでもそう言うわけにはいかないのもわかる。

 わかるが、理解と好みは別物。

その点賢者の石は違う。

 普通にジュブナイル物として「楽しいばっかり」で紡がれている。

マルフォイに悪さされてもすぐリターンが来るし、とにもかくにも贅沢。次から次へと派手なVFX=魔法てんこ盛りのシーンが展開し、

 ゲームでも十分通じるほどの大冒険。

その密度感とクオリティに、今更ながら引き込まれ、ワクワクしてしまう。この感覚は僕が大好きな「魔法使いの弟子」にも通じるが、ハリポタはそれ以上の「お金のかけ方」がされてた。

ただ、作品として「魔法使いの・・」の方が遙かに好きなのは、

 ハリポタには色恋沙汰がない。

もともと児童文学だったからなのか、あれだけの大活躍をしたハリポタに「ウットリする女子」が出てこないのも違和感だし、そもそもあれだけかわいいハーマイオニーを用意しておいてハリーではなく最終的にロンとくっつけるというのも、

 個人的には気に入らない。

てかハリーはロンの妹とくっついたんだっけ?

 あんまかわいくないし。

てか、

 賢者の石の頃はそこそこかわいかったけど、「成長後」が微妙だったし。

まぁ未来は誰にも見えないんだけどさ。

気に入らないと言えば、最後のダンブルドア校長がグリフィンドールにどんどんポイント加算していくところも気に入らない。

 スリザリンのガッカリさたるや、筆舌に尽くしがたいだろ。

別に彼らはドーピングしたわけでもなければ、校長にワイロを送ったわけでもない。

 事前に言ってやれよ、と。

ハリポタ中心の「子供の目」からしたら、たぶんこれが正解なんだろうけど、僕的にはあまりに残酷に見えた。マルフォイの悪事に関しては既に罰則を受けているんだし。

 同点で進めて行って、ネヴィルに10ポイントだけで、グリフィンドールの勝ちで良くね?

って思った。何もあそこまで恥をかかさなくても、、、。

でもまぁ今見ても概ね楽しめたのは事実。ドラゴンの赤ちゃんとか、ケンタウロス、ユニコーン、ケルベロスに、序盤のニシキヘビとの会話、カギの虫、透明マントに、動く階段、クィディッチ、カエルチョコ、、、

 ホント枚挙にいとまがないとはこのこと。

一作目がこれだけのクオリティで成功したからこそ、ハリポタの劇場版は最後の幕引きまでしっかりお客さんを離さず、人気を保つことが出来たんだろうな、って思った。

・・・

ハリポタで使われた多くの小物も、たぶん世界中のどこかに存在する。賢者の石やニンバス2000、ハリーの杖なんかは、まさに「ファン垂涎の品」。サザビーズやクリスティーズに掛けられたら、いくらくらいまで伸びたんだろうって思う。てか僕が知らないだけで、普通にオクに掛けられてるのかも知れないけどさ。

 つか日本のモデラーとかなら、賢者の石くらい普通に作りそうだけどさ。

まぁレジンじゃあの重量感は出ないのかもだけど。

ハリーポッター賢者の石、今見てクリス評価★★★。子役がかわいくてよかった。

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2017年6月30日 (金)

テレビの話

ハードではなく番組の話を少々。

●池の水ぜんぶ抜く

僕の住んでいるところでは流れてないので、伊集院の深夜の馬鹿力は基本Youtubeのを視聴する形になるのだけど、たまたま聞いた回で紹介された「池の水抜いちゃいました」のバラエティがすこぶる面白そう。聞けば放送は6月25日だという。

 まさにその日だった。

一ヶ月以上前の放送だから、もしリアルタイムで聞いていたとしてもきっと忘れちゃう。たまたまタイミング良く聞くことが出来たからこそ、見ることが出来たのだけど、、、

 ってこういう話って、既に過去の番組だから、見たくても見られないし、キツいっちゃキツいよね。実際。

でもする。なぜならしたいから。

ともかく、テレ東のバラエティで、要は外来種に侵された長さ200m幅50m?くらいの池を綺麗にしたいと。以前同番組で池の水を抜いたのを見ていた市長が応募して、ぜひウチの池も掃除して欲しいというそういう話。

 かなりガチ。

で、集まったボランティアも200人くらいかな、めちゃめちゃ多くて、ぶっちゃけ伊集院も深夜のノリではなく、「ピクニックフェイス」。まぁそれはともかく、

毎分500リットルと毎分1000リットルの水を吸い出すポンプを使って半日掛けて池の水を空っぽにする。

 もうね、ずっと見ていたくなるの超わかる。

伊集院は近くのホテルで時間を潰していたのだけど、
※ラジオのネタ選びをしてた
もし仕事が休み取れて、近くに住んでたりなんかした日にゃ、絶対「詰めてた」と思う。

実際千葉県だかのそこそこ都会の池だから、ド田舎のため池とは違ってヘドロとかもあるはずなんだけど、少なくとも、

 大量の鯉によって汚染されたと思われるレベル

なので、「ヘドロというより泥」って感じ。黒くなくて茶色いんだよね。もちろんそれなりには臭いだろうし、口や目に入ったらパニックになるだろうことも疑いの余地無しなのだけど、

 もうね、大規模などろんこ遊び以外の何物でもないわけ。

それもさ、大小様々な魚とか亀とかが「無料で取り放題」なんだよ?

 楽しいに決まってる。

伊集院もラジオで「高校生とか、青春以外の何物でもない」って言ってたけど、まさにそんな感じ。てか、

 100kmとか離れてても行きたくなるんじゃね?

ってくらい。まぁそうは言っても、

 過去のロケ全ての中で「最高」に疲れたらしいけど。

結局デブだからみんなより沈むのが早く、抜くのが大変。歩くだけでも大汗かいちゃうんだよね。

 でもやっぱ楽しそうなんだよ。へとへとになったとしても。

結構深いところもあるから、そこまで小さな子とかは居なかったかも知れないけど、小6くらいだったら全然イケル。あそこでみんなと一緒に泥にまみれて、近くの銭湯に行って、そのあとバーベキューとか、

 プライスレスとはこのことかって感じ。

まぁ実際は疲れてそれどころじゃなかったのかもだけど。

ともかく、ざっくり外来種が1000匹とか。鯉も外来種、あと西日本から東日本に来た「国内外来種」とか、ブルーギル、ミドリガメ、クサガメ、アメリカザリガニ、ソウギョなどなど。ソウギョなんて、

 30kg120cmだって!

そんなのが目の前の泥の中でうごめいてたら、

 テンション振り切れるよな?

釣りキチ三平も真っ青なレベル。笑っちゃう。

ミドリガメも夜店の5cmが1年で20cmなんだって。ビックリする。家で飼っててもそら放流したくもなるよな。経験無いけど。

 でも泥の中から掘り出すのとか超楽しそう。やりてぇ!お金出してもいいからやりてぇ!

在来種だと、ニホンエビっつったかな、あとスッポンとか、名前忘れたけど鯉科の在来魚まぁそれが500匹くらい?全部で1500匹ほどの生き物たちを抜き取って、あとはわき水を入れるだけ。

 正直わき水入れても泥まで漁ったわけじゃないから、さほど綺麗にはなってないんだけどな。

まぁ外来種に死滅させられなかっただけいいって話か。

番組は他の企画とガッチャンされてて残念。個人的にはこればっか見たい感じだったな~。★★★。

●陸海空こんな時間に地球制服するなんて

7/2にゴールデン特番が決定している、深夜バラエティ。通常は火曜深夜23時15分からやってる。ナスDこと、友寄ディレクターの生き様を包み隠さず、
※全裸のシーンは一部モザイクにて!
お茶の間にお届けする、とんでもなくナイスな番組。

 てか番宣だわ。コレは。

・公式サイト
http://www.tv-asahi.co.jp/chikyu_seifuku/
※ほぼここに情報はないが

一介の番組ディレクターだが、子供の頃からの「アマゾン熱」が高じて同行。CMなどで黒く染まった彼を見かけた人も多いとは思うけど、

 彼は黒くなる前から「破天荒」という肩書きがこれ以上ないくらいしっくりくる男だった。

とにかく、原住民がからかい半分で「食え」と言ったモノは全部食う。「そんなの食べる人居ないよ」と追っかけで言われても結構平気。生の魚も食っちゃうし、
※ダメだって言われてるのに。それも現地の人に!
毒があるって言われても、茶色い水でも全然平気。「甘い!」とか「うまい!」とか言っちゃう。

裸で川に寝転んだり、みんなから荷物運びとしてこき使われたり、一方では「かわいそう」という理由で食べ物を恵んで貰ったり、タダ酒を振る舞われたり。

 どんな人生を歩んできたらこんなんなるんだろって感じ。

4日間不眠不休って、、、死んじゃわないか心配。てか、黒くなった直後は、「テレ朝クビになるんじゃないか」ってビク付いてたけど、

 なるわけない。それどころかゴールデンスペシャルまで進出!

本来のナビゲーターであるU字工事が跡形もなくなるレベル。しょうがない、

 体張ってるヤツが何だかんだ言って面白いんだから。

握手会とかあったらスゲェ行きたい。本とか書いてくれたら絶対買う。死ぬまであの黒いままでも、ナスDはずっと仕事があると思うな~。てか引っ張りだこだろ。ひな壇に彼が居るだけで、

 カメラは追わずには居られまい。

さんまさんとかも食いつきやすいだろうし、テレ朝の仕事としても全然あるだろうけど、フリーの芸能人としても食って行けると思う。

 早死にだけはして欲しくないけどさ。

みんなも是非見よう!

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2017年6月22日 (木)

リトル・フォレスト

DTVのオススメに入っていた邦画。「夏・秋」と「冬・春」があり、それぞれ別々に劇場公開。年式は2、3年前。夏で1時間秋で1時間、計4時間という尺で、マンガ原作からどのくらいアレンジされているかはわからないが、春で物語はキレイに終わる。

劇中では具体的な場所は明かされないが、東北の小さな山村に生まれた女の子が、成長して都会に出て、その後訳あって戻ってきて、お袋さんがいきなり失踪して、それでも何とか村の人と助け合いながら生きていく、みたいな話。夏には夏の、秋には秋の景色と食べ物があり、各シーズンにある7つのシーンは「1st Dish~」として食べ物と共に流れていく。

 が、別にグルメドラマというほどではない。

ヘタしたら「え?今の回ってなんか食べ物扱ってた?」みたいな時もあるレベル。

主演の橋本愛は、際だって美人というわけではないが、整った顔立ちで、正直こんな田舎に居るのは不自然ではあるものの、真摯に農業に向き合う姿に違和感はなく、悪くない。
舞台が舞台だけに、

 頭の中で「DASH村」「オオカミ子供の雨と雪」が何度も交錯する。

つか、メインの話はホントこの二つに近いシチュエーションなので、
※特に住んでる家とか

 基本は、ああいう雰囲気を期待して見ればいい。

ただ、僕的には余計なノイズとして、本人がこの暮らしを全面的に由としていないきらいがあり、特に冬から春に掛けては、(物語は結末に向かうとは言え)気持ちよく田舎暮らしや食べ物を楽しむというわけにはいかなかった。その点はとても残念。

ちなみに、幼なじみの女の子役に、僕の大好きな松岡茉優がキャスティングされていて、
※「松岡茉優」はちはやふるのしのぶちゃん役が有名

 とてもイイ。

この子は磨けば凄く光る可能性を持ちつつも「イイ感じに脇役」な「いい意味でのオーラの無さ」があり、広瀬すずや今回の橋本愛を上手くサポートしてくれている。彼女が出てるのを見てるだけで結構幸せだ。てか日本の女優では一番好きかも。

ともかく、年頃の女の子が母親に見放されるというのは、どうひいき目に見ても辛い。農家として虫とか草とか土とかと毎日のように格闘し、冬は雪とか霜とかにも気を配らなきゃならないし、ある程度は日雇いとかして現金も必要になる。

 だから、基本彼女は笑わない。

たとえば季節の物を料理し、食べて美味しかったとしても笑わないし、自ら「大好物」と言った「納豆の砂糖醤油モチ」を食べても、特に「美味しい」とか言わない。「ひとりだから」誰かに言う必要がないとも言えるが、

 割と無口だ。

一方でナレーションも彼女の独白なので、そっちではしっかりと状況説明、心情を吐露していく。でもやっぱ「孤独のグルメ」の吾朗さんのように饒舌というわけにはいかない。

ネットでの評判は概ね絶賛だが、対局で最低評価をする者も居る。当たり前の話田舎暮らしは共感しづらいし、このシチュエーションで何を持って楽しいと感じられるかは、なかなか難しいとも言える。

 表面的な憧れと現実的な嫌悪が同居する感じ。

電話も黒電話だったり、テレビも見あたらず、エアコンもない。

自然は綺麗だが、暮らしていくのに楽だとは到底思えず、それでもがんばっている姿は悪くない。

一切の共感は出来ないし、同情もするが、それでもグレたり自暴自棄になったりせずに日々生きていく「生き様」は、ちょっとかっこよかったりする。ちなみにお酒やたばこも嗜まない。
※甘酒的な「米サワー」を飲んだくらい

全体的に時間の流れは穏やかだが、一方で制作を「ROBOT」がやってるだけあって、CGを使った演出や、細かなカット割りが差し込まれ、テンポがよどまないように工夫はされている。「夏・秋」を普通に見ていて思った以上に面白かったので、「冬・春」に行く前に再度「夏・秋」を見返したら、

 速攻で寝オチした。

決して悪くはないのだが、
※作ってる食べ物の多くは、全く今の暮らしに馴染みのない、ある意味「新鮮な」物ばかりだし
じゃあ感動とか大満足とかかと言われるとそんなこともない。最終的なオチも、個人的にはあんま好きになれなかったし。

でもこないだ「ズートピア」で書いた「バックボーン」で言えば、彼女の行動には一切の不自然さがない。子供の頃からこの村で育ち、都会に出て、彼氏と別れ、出戻ってきて、母親に失踪され、ひとりでがんばり、、、。

結構評価に困る。生活ではなく、映画として好きか嫌いかで言えば、答えは「好き」。でもこの生活には一切憧れないし、オチに関しては好きとは言えない。

 ・・・★★★かな~。

かなり高め。でも人によって評価は大きく分かれそうな気がする。ちなみに猫もちょっと出て来るが、なかなかかわいい。ちなみに1点は松岡茉優分。

余談だけど、個人的に一番好きなシーンは、夜小さな灯りで本を読んでる時に、「我が家は森と沢に囲まれているので、、、」

 アゲハ、カブトムシ、そしてフクロウがやってきたりする。

本音としては「カーテンくらい閉めとけよ」とも思うが、屋根の上に止まってるフクロウってのは、生半可な田舎では見られない情景として、「いいな」と思った。もっとも、

 クマとかは勘弁して欲しいけど。

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2017年6月16日 (金)

ハウスオブカード~野望の階段~

ついこないだラストシップで「海外ドラマはやっぱダメだ」なんて話した舌の根も乾かぬうちに、その言葉をまんま反故にする作品に遭遇。

 要は面白ければ続き物だろうと1話完結だろうと関係ない

本作は、こないだ絶賛した「ドラゴン・タトゥーの女」のデヴィット・フィンチャー監督の連ドラ、、、なのだけど、初出はテレビではなくネットフリックスで、さらに「全話同時配信」という本作以前には例がなかった形態で人気を博した作品。つまり言い換えるなら、

 全13話という「長い長い映画」

まぁ内容は、アメリカ大統領を支持し、当選の暁には国務長官のポストを約束してくれていたのに、反故にされてブチ切れた院内幹事フランクが、手段を選ばずのし上がっていく話。

「ハウス」は、ホワイトハウスのハウスと、トランプのカードを組んで作る「壊れやすいハウス」のダブルミーニングだと思われ、

 ぶっちゃけ僕の好みとは真逆とも言える世界。

政治とかマジどうでもいいし、「シン・ゴジラ」でも政治のシーンが大嫌いだったし。

 ただ、これもまた「面白ければその限りではない」。

つまり、庵野監督の政治シーンは全く面白くなく、フィンチャー監督の政治を扱った話は、、、

 フィンチャー監督だけでなく、主演のケヴィン・スペイシーが極めて素晴らしい。

彼はユージュアルサスペクツでかなりかっこいい役所を演じていたが、

 本作ではフィンチャー監督と「ダブル制作総指揮」でクレジットされているだけあって、

自分の良さを100%フルに発揮してる感じ。具体的に言えば、

 フィンチャー監督のカット割りの早さ、テンポの良さ、演出の上手さと、

 スペイシーの饒舌かつ残酷なセリフ、回転の速いキャラクターの見事な演技

これがガッチリかみ合って、

 見ていてとても痛快。全く飽きさせず、イライラもしない。

「頭の良い男を敵に回すとどうなるか」というわかりやすくも単純なプロットを、ホワイトハウス、アメリカ議会を舞台に、最高の役者を使って仕上げた。

スペイシーは頭もハゲだし、年齢もそこそこ行ってるが、目力が強く、言葉に無駄がない。特に僕好みなのはその頭の良さで、

 問題の途中で答えを言うのが好きな人にはたまらない感じ?

監督が天才であることに気持ちよく身をゆだねられる感じ。

また、スペイシー以外にも、奥さんのロビン・ライトもまた強烈に頭が良くドライで、目的のためには手段を選ばないタイプ。

 カッケーーー!!

ともすればヒールなのだけど、でも2人とも不条理でも不義理でもない(残酷だけど)。きちんと筋が通って約束を守っていれば、彼らほど頼りがいのあるスタッフ(部下であり上司)は居ないと思わせるところが、

 今のネットコミュニティに僕が感じる溜飲をスッと下げてくれる。

味方と敵の線引きが徹底している点は、ある意味ドラゴン・タトゥのリスベットにも通じるが、今作では色恋沙汰はあくまで脇役の仕事で、メインの2人はあくまで「勝つために」行動する。

 ウットリーーー!!

たまたま横でプリンタを操作してた娘からも、

 カッコイーーー!!

と声が出るほど。

目的があり、そのための道筋がある。僕を含め誰しもがそう言う状況で選択と決断を繰り返していくが、常に「最適解」を選べるわけではない。下手したら選択肢の中に最適解がないなんてことも、ままある話だ。

しかし、フランク(スペイシー)のチョイスと行動は、常に最適解。それも劇中ではテンポ良く、迷い無くはじき出されていく。見てる僕らがとまどってる間にも、次々と追い詰め、懐柔し、のし上がっていく。時にはウソも付くし、残酷とも思える決断を平気でするが、

 やられたらやり返すという、少年マンガチックなかっこよさが、彼に対する嫌悪感を完全に払拭する。

政治の世界ではあるものの、やってることは、意趣返し。最高に頭のイイ男の復習劇なのだ。

情報をリークする若手女性新聞記者がどっかで見たことあるな、と思ったら、新しい方の「ファンタスティック4」のスー役。彼女もまた「目的のためには女の武器を使う」人。何つか、

 本作には「目的のためには手段を選ばない」人がたくさん出て来る。

その連中は必ずしも善ではない、、、というか、全て善ではないのだが、

 全てが勝者になってる。
※1巻を見おえた時点では

僕は「悪いヤツ」が嫌いなんじゃない。嫌いなのは「嫌なヤツ」だ。そして、もっと嫌いなのが「頭の悪いヤツ」。なぜそこでそんなチョイスをするのか!?結果自分がより不利になるに決まってるチョイスを平気でする、、、

 そんな脚本でムリを通すような監督や脚本家には心底ゲンナリする。

美しい物語とは、常に最善を選びつつも窮地に陥ってしまう「納得」がなくてはならない。(視聴者である)僕が、キャラクター以上の選択を「取れてしまってはならない」。
 同じか、僕の上を行って貰わないと。

ハウスオブカードは、まさに「みんなが僕の上を行ってくれる」。それが心地よく、痛快で、面白い。

 むしろ永遠にトップにならないで欲しいくらいだ。

以下余談

・ちょっとおっぱいがある

以上。

クリス評価はそれを含め★★★☆ってところだ。

物語の中で奥さんがフランクに、「あなたは絶対に謝らない人なはずよ?たとえ私にも」みたいなセリフがあったのだけど、

 謝らないということは、常に非がない、ミスがないってことだからな。

ホント、カッケーと思うわ。ある意味理想だ。

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2017年6月13日 (火)

エルフ~サンタの国からやってきた~ほか

●原題「ELF」

調べてみたら2003年と結構前の映画だった。大好きなジョン・ファブロー監督の比較的初期の作品。てか、アイアンマン1、2、ザスーラ、カウボーイ&エイリアン、シェフ、ジャングルブックと、監督してる作品はどれもハズレがなく、
※あくまで個人的に、だけど
※他の見てない監督作は2001年の「Made」という映画だけ

勢いでこれも借りてきたのだけど、

 マイナスの溜めが長くて凄く辛かった。でも、

 最後のカタルシスはマジパネェ。

ぶっちゃけ、

 結構号泣。

もちろん悲しい涙ではなく、さわやかな感動。

 ズルいなぁと思う。

タイトルが「サンタが街にやってきた」でも「サンタの国へやってきた」でもない「サンタの国からやってきた」ということで、最初意味が良くわからなかった。

 サンタの国から何がやってきたのか。サンタじゃないの?

この辺りはアメリカンな常識
※イースターエッグやハロウィン的な
なのだと思うのだけど、どうやら「エルフ」という存在は、「サンタの国」に住んでいて、プレゼントを作ったりお菓子を食べたりしているものらしい。

主人公は、赤ん坊の時に孤児院からたまたまサンタのプレゼント袋に紛れてこの国に来てしまい、そのまま30年エルフの子供として育てられた、

 子供の心を持ちまくった中年

見た目もかわいげは一切無く、でも中身はピュア。その雰囲気は昔見たトム・ハンクスの「ビッグ」を思い起こさせたが、
※子供の心のまま大人になってしまう話

 その主人公バディが、実の父を捜しにニューヨークに来て、結構切ない目を見てしまう。

そこがどうにもツライ。てかファブロー監督の作品って「そういうとこ」あるよな~と思いつつ、

 慎重に飛ばしながら見る。

ぶっちゃけ全部見ないとラストで感動出来ないでしょ?って人が大半だとは思うのだけど、

 十分感動出来るのである。

てかそんなにガッツリ飛ばさないし。

また本作は、ヒロインにあたるズーイー・デシャネルという子もとても魅力的。メグ・ライアンとテリーサ・パーマーを足して2で割ったようなブロンドのカワイコちゃんで、

 キスシーンがあるのも非常に良い。

てかここはゆずれないところ。バディの実の母親は死別していて、実の父は再婚して連れ子も居る。

 その子供もなかなかに良い。

てか、「こうなるだろう」という期待を思いっきり煽りながら、実際そうなる映画。だからほとんど裏切りはないし、ひねりもどんでん返しもない。ただただ、

 クライマックスの絵作りが素晴らしすぎて、もう泣くしかない感じに大感動してしまう感じ。

まさに「ファブロー節」という感じで、ザスーラやシェフ、ジャングルブックが好きな人なら、問題なくオススメ出来る。てか、

 ファブロー監督とは女性の趣味が凄く近いんだろうなぁと思う。

相変わらず本人もチョイ役で出演。ちょっと嬉しい。あと今ウィキペ見てたら、

 レイ・ハリーハウゼンも声優で出演

「どんな繋がりだよ!?」とも思うが、悪くない。

最近の僕の映画の感想と言えば、半分くらいが「全部見てない」ので、そんなヤツの感想を真に受けられないという人も多いだろうなと思ったりもするのだけど、逆に言えば、

・カワイイヒロイン
・キスシーンとさわやかなハッピーエンド

これを保証してさえくれれば、僕にとっては駄作になり得ない。そう言う人もきっと居ると思うんだよね。

 本作はまさにそう言う人向けの映画。

クリス評価は、マイナスの溜め部分を飛ばし飛ばし見てしまったことを含めつつ、★★☆。てか、ラスト10分の気持ちよさ清々しさだけならもっとずっと高い。Amazonの評価も5点満点で四捨五入5点と超高得点だし、

 アメリカナイズされたクリスマス物に抵抗がなければ、「見て損した」とは思わないと思うな。

てかズーイー・デシャネル、こんなにかわいいのに他に「そのかわいさをアピールする」作品を知らなかったのがとても悔やまれるわ。アレクサンドラ・ダダリオをスリムにしてエロを抑え、キュートさを上げた感じ。つまりはさっき書いた感じなんだけどさ。

●ラストシップ

海外ドラマ。DTVに1stシーズンが入り、以前からちょっとだけ見たかったので見た。

 ウイルスで全世界が滅亡寸前。頼みの綱は北極に病原体の抗体を探しに行ったたったひとつの戦艦だけ

テレビドラマだからってお金が掛かってないわけじゃないんだけど、
※マイケル・ベイが絡んでるし
出てくる俳優は誰一人知らない。

つか、やっぱ海外ドラマは苦手だなぁって感じた。

結局のところ海外ドラマって「結末がありきで作ってない」んだよね。最初から「1stシーズン」って謳ってるわけで、面白ければ2ndにも3rdにも進む。でも人気がなければバッサリと終了したり、路線変更だってする。

 要は安心して楽しめない。刹那的な面白さを受け入れないとダメな感じ。

確かに「テレビとしては」大がかりで、サバイバルホラー感も出てるとは思うけど、ずっと見てても基本「イベントの繰り返し」でメインストーリーはたぶん微速前進。特に1話目は、これからずっと見て貰う為に「より力が入ってる」のがわかるだけに、

 こっからは失速していくだけなんだろうな、と。

ハッピーエンドかどうかも決まってない、今後失速が見えている、刹那的なヒューマンドラマ。

もちろん全部見たら違うのかも知れないけど、少なくとも「1話完結」のシャーロックのような展開は望めまい。

 2話はもういいやってなっちゃったわ。1話は一切飛ばさなかったけど。クリス評価は★☆。2時間映画で見たかった素材だな~。

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2017年6月11日 (日)

アフターアース

僕が選ぶ情けない顔の出来る俳優№1と言えば、

 ジェイデン・スミス

を置いて他に居ない。何作か見てきているが、その全ての作品で、彼はのび太なんて目じゃないくらいカッコ悪く情けなく頼りなく、

 見苦しい。

なので、親子共演というウィル・スミスの親バカぶりを置いといてなお、全く見るつもりはなかったのだけど、

たまたま、ホントにたまたまスマホでDTVのオススメトレーラーを流していたら、

 自分の想像とは全く違う話だってことがわかって、俄然興味が沸き、おもむろに視聴してみた。

 結果、、、

 やっぱり猛烈に情けない。

が、設定は悪くなかった。というか、見る前の勝手な想像では、スミス親子が宇宙旅行をしていて、ほぼ人類が絶滅してしまった地球に戻ってきて二人仲良くがんばる、って話かと思っていたのだけど、

 割と違ってた。

見たことがない人も多いとは思うけど、あらすじを書くのはなかなか難しいので、箇条書きにしてみる。

・人類はエイリアンに襲われる

・エイリアンは人間の恐怖のニオイに反応して襲ってくるモンスターを地球に投下

・絶滅の危機に地球外へ脱出

・そこで「ゴースト」と呼ばれる、一切恐怖を感じない戦士が誕生

・その子供が主人公。でも戦士になる訓練には不合格。

・でもパパは割と冷たい

・でもたまには、と別の惑星への訓練に子供を同行させる

・その途中アステロイドで被弾

・二人を残して全滅しつつある惑星に不時着

・その惑星は危険度MAXの「地球」

・パパは両足を骨折。救難信号を出すビーコンは、100km先

・パパと通信しつつJr.が単身そこを目指す

・「アフターアース」には危険がいっぱい

・でも何とか乗り越えて助かる

そんな話。ネタバレも全部書いちゃったけど、まぁ10分も見てれば終わりが見える的な映画なので気にしない。てか今更僕のこの感想を読んでる人は、せいぜい常連さんくらいのモノだと思うし、

 そこまで見る価値がある映画でもなかったし。

クリス評価は★☆。

とにかくジェイデンの情けなさ、「甘さ」、ガキっぽさが際立っていて、見ていて大半はイライラ。あとパパの空気の読め無さ加減にもイライラ。てか、

 序盤宇宙船から吹っ飛ばされたのがパパじゃなかったのかよっ!

って感じに普通に不時着後一緒に居てビックリ。

 そう言う映画なんだ、と。

「100km」なんて言っちゃって大丈夫なの?って感じ。てかこれまた序盤にその「道程」を示す地図が表示されるのだけど、

 全然標高差が下なところに向かってる感じじゃないのに、凄まじい距離の落下をしたり、川下りをしたり。

見返したら違うんだろうか。

じゃあ何が加点要素だったのかと言えば、

 思ってた以上に「アフターアース」が丁寧に作られていたこと。

現存する地球上の生物が凶暴になってる体ではあるものの、そこそこメリハリがある相手と展開。クライマックスも「ベストキッドみたい」ではあったものの、まぁ悪くなく、

 そもそもこういう設定の映画が好きって話。

ぶっちゃけジェイデンより向いてる子役はいくらでもいたとは思うし、実質パパと共演してるパートもそれほど長くないので、「もっと良くなった可能性」がとてもあったとは思うけど、

 ほぼ早送りしたいと思うシーンもなかったし、0点だと思ってた映画が3点なら、個人的には十分って感じだったな。

ともかく、「情けない顔の男の子(中学生くらい)」が見たいという人以外には全くオススメはしない。逆に、そう言う子が見たい人には、

 100点でも足りない傑作と言えるだろうな。

情けない顔部門なら全宇宙イチの名優だと思うわ>ジェイデン・スミス。

 僕は嫌いだけど。

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2017年5月30日 (火)

ドラゴン・タトゥーの女

2011年のアメリカ映画。2009年の「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」と原作は同じだが、キャストも製作国も違う。ダニエル・クレイグが主演なのに、なんでパッケージが鼻ピアスの女なのかって思ったら、別の映画だった。僕が見たのはダニエルの方。見る人は気をつけて。

なんとなく興味はあるけどスルーしてた。DTVにも結構前から入っていて、マイクリップには入れてるものの、見てなかった。もしかしたら他にも僕みたいに「興味はなくはないけど、まだ見てないんだよね」という人が居るかも知れない。

 十分オススメ出来る。

ただ、内容はかなり「大人向け」。例えて言うなら、

 ゴルゴ13のエンターテイメント性を楽しめる年齢向け。

何というか、全体的に劇画調というか、007スペクターのような「子供も楽しめるアクション」という感じは全くない。尺も長く2時間半以上あり、かと言って「0.1秒長い」と感じさせるシーンは皆無。

 でも話はかなり複雑。

ジャンルとしては結構純度の高いミステリーで、ともすれば1980年代のパソコンアドベンチャーゲーム、キスオブマーダーとかマンハッタンレクイエムみたいなニオイのする、

 かっこいい男が難解な事件に挑む感じ。

てか、つい昨日座頭市を見てしみじみ「かっこよくないなぁ」と思った僕の感性としては、

 ダニエルのかっこよさがたまらなく居心地良かった。

誰も気にしてないと思うけど、

 冷蔵庫の上を転がる瓶をスッと受け止めて置くシーンとか、マジ最高。

全然何気ないシーンなのだけど、何気ないからこそ「普通は入れない」。ただでさえ長尺な映画なのに、なぜこれを入れる必要があったのか。それは、

 彼がかっこよかったから。

もしかしたらアドリブだったのかも知れないけど、その洗練された動きは、ある意味007のようなスマートかつ無駄がない「美しさ」がある。彼の役は、

 かっこよくなければ勤まらない。

そう感じさせた。

物語としては、雑誌のライターを務める主人公ミカエルが、ウソのニュースを掴まされ、立場を追われる。そんなところへ、ある金持ちのじいさんが「孫を殺した犯人を見つけてくれ」と依頼を持ちかけてくる。平行して精神に「少々」障害のある「とても個性的な23歳の少女」のエピソードが描かれ、それらが中盤で一つになる感じ。で、

 かなりエロい。

ぶっちゃけ「18禁」でもおかしくないくらいハードなシーンがあり、正直ちょっとピリピリするというか、でもやっぱ主人公がモテる分には全く問題ないというか、ヒロインのルーニー・マーラは、決して日本人受けする美人・カワイイ顔ではないし、役柄的にかなり危ない子なのだけど、

 スタイルがシルヴィア・クリステルっぽくて、とてもエロい。

でも、、、

 「ハッピーエンドとは言い難い終わり」。

もうこれが凄く辛かった。てか、僕のブログを読むということは、この部分には絶対的に触れる覚悟をしてもらいたいと思うのだけど、

 正直辛かったーーー

何つかめっちゃいろんな謎が思いっきりこれでもかとちりばめられて展開するので、途中何度も「???」って感じになったのだけど、ラストだけは、「幸せになりようがないんだろうな」と。それがメチャ切なかった。つか、

 リスベット(ヒロイン)ルートでハッピーエンドにさせてくれ!

って感じだったな。つかここを知ってたとしても、

 十分面白い作品なので、クリス評価は★★★★!でオススメ!
※でも男性向けかな。ダニエルが好きなら女性でもイケルけど

めちゃ高いです。とにかく謎解きの過程に甘さがなく、じいさんが40年費やして見つけられなかった真相を、ほんの半年ほどで見つける流れが秀逸。全然簡単じゃなく、でも見てる人も一緒に推理出来る上質なカット割り。一挙手一投足がかっこいいダニエルだからこそ、悩んでるシーンでも間が持つし、秘密道具やVFXがなくてもスリルや興奮は十分演出出来るという見本のような展開がとてもよかった。

 強いて言えば固有名詞がわかりづらくてほとんど覚えられなかった、、、

まぁこれは僕がアホウだからだろうけど。

ともかく、

・話が面白い
・キャストが素晴らしい
・演技も素晴らしい
・クライマックスの流れもいい
・やや過剰なくらいのエロも最高

 ただ、最後の最後だけは、切なかった。

そんな映画だったな~。つかダニエルはホントハズレがないというか、スゲェ役者だと思うわ。てかヒロインがマジエロかったから、スゲェ高評価だわ。てかヒロインだけじゃなくて全体的にハードコアな魅力満載だったわ。ちょっと自分がオトナになった気がしちゃったりもしちゃったよ。あと書き忘れてたことあった。全体的に、

 スゲェたばこを吸うシーンが多い。

「なんでそこまで?」ってくらい。14歳の女の子とか、「たばことライターを買う」→「1本吸って残りは捨てる」とか。トータルで30回くらいあったんじゃないかってくらい。

 監督がヘビースモーカーなのか、そもそも原作にあったのか。

ある意味この作品の雰囲気を「大人向け」にするのに一役買ってたとも言えるけどさ。

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既に気に入ったシーンは5回とか繰り返し見てる。レイプとかは嫌なので飛ばす。ガチで気に入ってる証拠。

●お気に入りのシーン

死ぬほどネタバレなので、見てない人は読まないように。ちなみにタイムスタンプはDTVのソレ。もしかしたらDVDとかとはズレがあるかも。

2:14頃。字幕だと「もっと触ってて」。吹き替えだと「手、また中に入れて」。エロさも多少あるんだけど、それ以上に「内側に入った人にはとことん懐いちゃうタイプなんだろうな」、強烈なツンデレなんだろうなって感じが凄く好き。

1:19 アシスタントとして雇いに来たシーン。「リスベット、リスベットでいいかな?」ってセリフも好き。初対面でファーストネーム。意外と馴れ馴れしい。でもそこがいい。

1:28:40 暗号化したパソコンを使ってるシーン。一気に距離が短くなってる感じがいい。目をつぶって、そしてミカエルの方を見る。この瞬間に彼が味方になってる。でもそのあとの猫が死んでるシーンはツライ。

1:38:30 濡れ場。エロい。つかこの濡れ場がよもや終盤もう一回来るとは思わなかった。そこも上手い。「あなたとの仕事好き」ってセリフも好き。間髪入れずに「僕もそうだよ」もいい。訳が「あなた」なのもとてもいい。てか、今回吹き替えも字幕も両方で見てるのだけど、どっちにもいいところがあって、どっちにも微妙なところがある。

娘が敬虔なクリスチャンであることが、謎解きに絡んでるのも、ありがちだが上手い。

メガネを掛けるシーンも、よくよく考えるとかっこいい。知的な紳士を演出する。メガネ好き女子をピンポイントでノックアウト。

2:29 「綺麗だ」というシーンでホントに一瞬ニヤッとするのがかわいい。でもそのあとがかわいそう。

冷蔵庫の上の瓶を拾うシーンが見つからない!てか、最初から見直そうかな。
→1:20過ぎに発見。やっぱり何度見てもかっこいい。てか、本作は前半は主に「溜め」※特にリスベットの方 で、後半2人が一緒になってからが好きなので、後半ばっか見返してるけど、クソ寒い家に引っ越してきたとことかも、独特の雰囲気があって結構好き。

ネット価格送料込み550円ブルーレイ。買っちゃおうかな。デヴィッド・フィンチャー監督の評価も高い。ゴーンガール、ソーシャルネットワーク、ファイトクラブ、あとエイリアン3もそうだった。

ヒロインルーニー・マーラは、他にも出てる作品が当然あるのだけど、本作ほどのオーラはないと思う。それほどまでに本作の彼女は魅力に溢れていて、僕自身は評価しないけど、アカデミー賞主演女優賞とか取って欲しかったな~って思った。
※ノミネートはされたみたいだけど

ネットで探すと「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」との違いなどを紹介してくれてるサイトとかもあるのだけど、読み解く限り「こちらの方がミカエルをかっこよく描いてる」感じがして、「かっこいいダニエル・クレイグ」が大好きな自分には「ミレニアムの方は見る間でもないかな」と思わせた。やっぱリスベットが好意を寄せるには、相応の魅力が不可欠だと思うしね。

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物語はあれで終わっているのだけど、原作は三部作になってるらしく、ちょっと調べてみたら、なかなか面白い話が出てきたので紹介する。

・原作「ミレニアム」の第一話(本作)は、スウェーデンで発売され、3年で290万部も売れたらしい。「290万部」がなぜ「も」なのかと言えば、

 スウェーデンの当時の人口が900万人しか居なかったから。

日本に置き換えたら、「1冊」で4000万部」とか。笑ってしまうほど売れたんだな。
・処女作にして絶筆。5部構成の3部まで書いた段階で、心筋梗塞に倒れてしまったのだそうな。作者は第一部の発売を待たずに死んじゃったとか。めちゃめちゃ売れたのにな~。

・メインヒロインである「リスベット」は、作者が15歳の頃「女性が輪姦されているのを目撃したけど何も出来なかった、翌日謝りに行ったが許してもらえなかった」ことがトラウマになっている実在の女性の名前なんだとか。

 そらあんな話にもなるわって感じ。

本作でのリスベットは本当に強く、そして弱い。

・第二部、第三部も映画化されているらしいが、ダニエル×ルーニー×デヴィッド・フィンチャーの組み合わせではない。ただ、登場人物は継続してミカエル&リスベットらしいので、ちょっと興味が沸いた。一作目の「ミレニアム版」と併せて借りてこようかな。

・・・

つーことで借りてきた。最初「2」から見ようかと思ってたけど、せっかくだから、一旦「ミレニアム側」のキャストにフィッティングして置いた方がいいかと思い、「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」から視聴開始。

同じ原作だけあって、大筋では同じような感じで始まるものの、細かなところではちょいちょい違う。ただ、そんなことより何より、

 キャストの魅力がなさ過ぎる。

一言で言って、

 見苦しい!

特に主人公ミカエル。

 なんで髪の毛が薄いの?

でもって不倫相手の編集長、

 なんで「おばあさん」なの?

もうちょっと何とかなんなかったのかと。

ヒロインリスベットを演じるナオミ・ラパス
※エイリアンの前日譚「プロメテウス」の主人公だったらしい。言われてもわからなかったけど
も、

 感情を表に出しまくりで、プロポーションも悪く、セリフや挙動にも違和感ありまくり。

これは「すり込み」みたいなもんで、一番最初に摂取したものを最良だと思ってしまうというのもあったかも知れないけど、

 序盤であっさり寝オチ。

で終盤目が醒めて、なんとなく見てたけど、全く魅力を感じない展開。強いて言えば「雇い主」のじいさんが悪くないかな、とか。あと、殺された孫娘ハリエットの当時の写真「だけは」美人だった。当の本人は、

 これまたおばあさんだったけど。

僕が「ドラゴン・タトゥーの女」で好きだったセリフとかもほとんどなく、
※「あたなとの仕事好き」とか
尺も3時間超えで長丁場。メインテーマが移民の歌じゃないのも、今思えば違和感。なんつか、

 ハリウッドじゃない=地元スウェーデンの、世界的にはマイナーな俳優で固めたのかな

って感じ。こっち先見てたら評価は★とかだったかも。下手したらもっと低かったかも。

で、あらためて気付いたのは、つまり「ドラゴン・タトゥーの女」は、

 ラブストーリーとして楽しんだ側面がとても強かったんだな、と。

メインの二人がかっこよくて魅力的。だからこの二人が出てるところの撮れ高が凄く高いし、かつ絡みも嬉しくてついつい何度も見返してしまう。最終的に事件は解決したのに、ハッピーエンドと思えなかったのも、結局二人の結末が、「事件より重要」だと感じたからなんだよね。

 ミレニアムの方は、「ラブストーリー感」がかなり希薄。

書きながら思ったことだけど、つまりこれは、

 コナン君で言うトコロの、工藤新一と毛利蘭がもっと親密になって欲しいという気持ちに似てる。

「終わっちゃう」からそうはならないんだけど、「それがイヤ」なんだよね。僕は。山岡四郎と栗田ゆう子みたいに、くっついて欲しい。まぁ美味しんぼに色気があったのかと言われると、それはそれで言葉に窮するけども。

・・・

結局映画だろうとマンガだろうと、見てる人が見たいように見ればいいと思う。感想だって千差万別で、「わがままでいい」と思うし、それをみんなに強要したり、さも総意のように書かなければ、概ね何を書いてもいいと僕は思う。だから、僕にとってのミレニアム版は「残念」だったし、クレイグ版は「最高」だったってことに、まぁなってしまうんだよな。

てか、映画の感想にしちゃかなり長くなったな。てかこの辺りは「見た人」しか読んでないとは思うけどさ。

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2017年5月28日 (日)

座頭市海を渡る

オフの友人nori君が「スゲェ面白い!でもオススメは出来ない」とオススメしてきたので、とりあえず見てみた。勝新太郎主演の50年くらい前の日本映画。

いわゆる「チャンバラ」で、CGどころか特殊効果、特殊撮影すらほとんど使われていない。「海を渡る」と言っても海外に行くわけでもなく、せいぜい本土から四国に渡るくらいのレベル。

正直言ってこれを勧められる人間は、僕のブログの読者には居ない。黒澤明の「七人の侍」や「隠し砦の三悪人」と比べれば、エンターテイメント性も薄いし、監督も知らない。言ってしまえば、

 ただの古い映画。

でも紹介してくれたnori君が絶賛するのもわからないでもない。無骨で目の見えない主人公座頭市は、人斬りではあるが、悪人ではないし、自分から進んで殺したりもしない。要所要所で圧倒的な強さを感じさせるシーンもあるが、言っても盲目。限界はある。

正直「海を渡る」というタイトルの意味が一番不明だったと言ってもいいが、要は悪いヤツに襲われてる村を助ける話である。てかほっとくとそれで終わってしまうのでもう少しだけ詳しく書けば、

 序盤いきなり襲われた座頭市。殺しに来る理由を尋ねるも相手は応えず、やむなく殺してしまう。

そいつが乗っていた馬に促されるままに付いた一件の農家。そこで若い女が座頭市に斬りかかる。殺したのは彼女の兄だった。

兄は金貸しに「殺しても殺されても借金をチャラにする」と言われ、座頭市に斬りかかってきたのだ。

最初は兄の敵と思っていたが、座頭市の誠意ある対応に胸を打たれ、次第に心を開いていくヒロインお吉(おきち)。

 てか、座頭市って何歳の設定なの?

 見た目だけなら30歳くらいにも60歳くらいにも通じるんですけど。

ともかくそんなこんなで村を乗っ取ろうとする金貸し兼山賊の藤八(とうはち)をやっつけるって流れ。

冒頭で北の国からで知られた田中邦衛や、お吉の友達の若者に「あばれはっちゃく」のオヤジ役(「父ちゃん情けなくて涙出てくらぁ!」の台詞が有名)だった東野英心が出てきた以外は、一切知ってる人は居なかったが、ヒロインお吉を演じた安田道代はなかなかの美人。ちなみにご存命で年齢は71歳。1965年の映画はデビュー2年目で、逆算すると当時まだ19歳。まだ駆け出しだったはずだが、その演技は素晴らしく、

 この子が居なかったら途中で見るのを止めてただろうなって感じ。

 ただ、逆に言えば僕にとってはその程度の映画だった。

古さ故に台詞は聞き取りにくいし、分かりやすい物語ではありつつも、

 とにかく座頭市のルックスと年齢不詳な感じがよろしくない。

若いなら若いでもうちっと
※多少は色気のある展開も無くはない
ラブラブにして欲しかった気もするし、そもそも勝新太郎は、

 男がかっこいいと思うルックスであって、女性受けするとは到底思えない。

脚本もかなり古さを感じる文言の連なりで、

 ぶっちゃけ何言ってるかよくわからなかったり。

あと、クライマックスのチャンバラシーンでも、半分くらいは逃げてばっかだったり。

 見えてるだろそれ、って感じだったり。

クリス評価は☆。その内ヒロイン分が☆。座頭市を含むそれ以外は別段0点。良さは一切感じなかった。強いて言えば点数には乗らないが悪玉の藤八がわかりやすくて好感が持てたくらい。あと馬が綺麗過ぎるなって思った。

 こんな綺麗なサラブレッド、時代劇には不似合いだろって。

自分的には「隠し砦の三悪人」の方が、ずっとヒロインが魅力的で話も面白かった気がするな~。

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古い映画でも、今見て楽しめる作品があるというのは「ローマの休日」で学んだので、全てが全てダメだとは思ってない。でもやっぱり合わないのは合わないし、楽しめないものは楽しめない。それを曲げて書く意味はないと思うので、時として、、というか概ね「バッサリ」って感じになってしまったりはするけど、それでも「古くても有名な作品」の中には、何かしらキラリと光るものがあるかもって思って見るんだよね。

今回のは、一言で言って、

 勝新太郎が嫌いだわ

ってことに尽きちゃうかも知れないな。アレがもっとイケメンで若ければ、お吉とラブシーンも絡めてもっとハイテンションで見ることが出来ただろうにな~って思った。僕にとっては、

 意地汚く飯を食らう、盲目のパンチパーマオヤジ。たまに人斬り

って感じだったからな。ぶっちゃけ僕はイケメンが好きなんだよ。

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