映画・テレビ

2024年8月31日 (土)

竜とそばかすの姫

※2回目なのでネタバレ全開です

DVDを借りてきた。僕はアマプラに入ってないので、あっちで配信になったときも見てない。映画館で一回観たきり
※ちな初日
で、2回目の視聴だったのだけど、

 途中でダレて少しだけスマホ見た。

こういうのって言わなくていいことだとも思うのだけど、
※むしろ書いてる人間の品格を疑われるだけだと思うから

 誰も読んでないなら、僕がそれを読み返す時のために書いておく。

てか忘れてるね~。自分でも忘れてると思ってたけど、まんまと相当忘れてる。

覚えていたことは、

・「U」という歌が相当良かったこと

・それ以外の歌はあんま記憶にないこと

・男友達と学園のマドンナがくっつくシーンが最高だったこと

・竜と鈴がくっつくのかくっつかないのかモヤモヤしたこと

・エンディングはほぼ覚えてないこと※印象に残らないものだったことを覚えてた

そのくらい。あと、イケメン幼なじみが、とことんかっこよかったことも覚えてるかな。
 「かっこいい男の子が、イマイチ冴えない女の子のことを好き」は、性別が逆でも十分成立する「ラブコメの鉄板シチュ」であり、そこで女性層を狙ってるのが見え見え。

 でもそれが好きなので問題はない。

実際はあそこまでイケメンなら、幼なじみに縛られ続けたりは絶対しないとは思うけど。

今見た感想としては、

 クリス評価★★★かな~

もうちょっと低くてもいいかもと思いつつ、それはDVD画質によるマイナスだった気もするから。

 ブルーレイのが良かっただろうとは思う。
※もしくは4K配信

序盤は、サマーウォーズよろしく仮想世界のディティールが多く、学園モノっぽいシチュにも既視感が伴う。別段それが悪いわけじゃないけど、主人公の境遇が結構暗くて、

 あんまそう言うのは好きじゃない。

お母さんが見ず知らずの子の為に飛び込んだ理由、自分の娘を置いて先立ってしまった理由は、正直最後までしっくり納得出来る説明はなかったと思う。確かに、築き上げてきたモノを全て棒に振る覚悟で「身バレ」することには勇気も伴ったとは思うけど、言ってもそれは生き死にとは無関係。同尺度では絶対語れないと思った。

 川に飛び込むお母さんを追いかけて、鈴も川に飛び込んだらどうなっただろうか

とも思ったし、そもそも取り残された女の子の家族はどう思ってたのか、どこにいたのかの説明が無いことにも、

 フィクションのご都合主義とは思いつつ、

スッキリ出来なかった理由のひとつかも。

竜を抹殺しようとしてくる衛兵体が、あの性格や言動、行動で多数のスポンサーが居たことにも違和感が拭えないし、そもそもあれほどの権限(私的感情でアンベイル出来る)を、一個人に与えるレベルの「試験」を、あの性格でクリア出来るという「Uの至らなさ」みたいなことも感じた。何億人という参加者が居る中で、

 あれはあまりにも杜撰だろうと。

そう言う意味では、サマーウォーズのラブマシーンの方が、まだ「コンピュータが生み出したテロリスト」として説得力があった気がする。何つか、

 茶番のような感じがスゲェした>あのリーダーの人に

一回目に見た時は結構気になった気がする、ベルが有名になる前のメジャーアイドル?の子が、とにかく存在感希薄で、

 一体何だったんだろ

と思ったり、あの性格ブスのおばさんも、あんまピンと来なかったり。

アナと雪の女王を模したヒロインのモデリングや、美女と野獣ライクな展開
※名称も「竜」と「野獣」、「美女」と「ベル」と、確信犯的に近似値。てかベルなんて名前そのままだし
に関しては、

 何となく日本アニメの質を落としては居ないか、と思ってしまった。

まるで質の悪かった頃の中国の「モノマネ感」みたいな感じに成り下がってしまってないかなぁとか。

 そう言うの抜きにしたら、あのベルのモデリングは、世界にフィットしてて良いとは思うけど。

てかあそこまで「心を寄せた相手」と恋仲にならないというのは、正直どうなんだ?って感じだった。竜のオリジンである男の子が年齢不詳で、

 ザックリと年下であることは感じさせつつも、身長は鈴と同じくらいというのも「要らない設定」という気がした。

身長はもう少し低くて良かったんじゃないの?みたいな。まぁシノブ君の背が高すぎるから、対比としてあのくらいでちょうど良いのかも知れないけども。

身バレしたあとの鈴が、学校でどうなってしまうのかは、「触れぬが花」なのかも知れないけど、彼女はベルなんだし、シノブ君の意中の相手であり、かつマドンナとほぼ親友状態になったという、

 大フィーバー状態

を鑑みると、もう一エピソードくらいは、匂わせてくれても良かったんじゃないかなぁと。

 リアルでもベルのように歌う文化祭のステージとか
※実際あったらウザいんだろうか

なんかマイナスばっか書いてるように見えるけど、見終わった後は特にそんな悪い印象もなかったし、あの二人の親父が精神異常で病院送りになるだろうことを予見させた分は、しっかり溜飲が下がった。まぁ東京は遠いから、ほとんど実際に会いに行ったりとかは無いんだろうけど。

てか鈴は鈴で、マドンナちゃんに徹底的にメイクとかして貰って、高いヒールとか履いたら、シノブ君の横に立っても全然見劣りしないようなルックスだった、みたいなオチが欲しいと思うのは、

 僕が男だからなのかなぁ。

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2024年8月21日 (水)

オペレーションフォーチュン

UNEXTを解約したので、映画が見たい場合は、実際に行く、テレビを録画する、レンタルする、みたいな選択肢となった。で、久々に数本借りてきて見ているところ。その最初の一本がコレ。

主演はジェイソン・ステイサム。他のキャストは誰も名前を知らない。見覚えがある俳優も少なくないけど、名前と繋がる人は居ない。

監督は、見終わったあとガイ・リッチーだったことがわかった。ガイ・リッチー監督で有名なのは、ロバートダウニーJRのシャーロック・ホームズとその続編。あとコードネームアンクル、アラジン、キャッシュトラックと、意外と見ていた。

スタイリッシュな作風をアピールする感覚は、オーシャンズ11のスティーブン・ソダーバーグ監督に似ていると思うけど、あっちほどしゃらくさくない。というか、

 シンプルにこっちのが好み。

あらすじとしては、

100億ドルのクソデカイ取り引きがヤバそうなので、それが何なのか調べて、場合によってはかっぱらってこい的な指令を受けたステイサムが、仲間と一緒にアクション映画をやります、と言う感じ。

ありきたりと言えばありきたりなプロットだけど、

 僕はそう言う映画が大好きなので、全く問題はない。

ここで、プロパガンダとか人類愛とかを持ち出されるよりずっと気楽で良い。まぁそれが上手く作用することもなくはないけど。
※ワイルドスピードのポールとヴィンの関係みたいな

前半がとにかくタルくて、正直スマホに手が伸びたほど。何というか、間延びしていて、展開が淀んでいた。

ただ、中盤以降その印象は一変する。

・・・

以下不用意なネタバレが含まれます。興味がある人は配信サービスで探すなり、借りてくるなりしましょう。クリス評価は★★★です。ちょっとおまけ気味だけど。

・・・

前半がんばって立てていたキャラたちの魅力が爆発し、
※ちなみにマイナスの溜めがあったわけではない

 もう脇役が好きで好きでしょうがないほどに!

主人公オーソン・フォーチュンをボスと呼ぶ黒人の右腕JJは、何から何までそつなくこなし、ミスもないクールガイ。知らない俳優だったけど、ムチャクチャかっこいい。特に、

オーソン「ヤツがマイク(嫌な悪役)だったら言うな!」

JJ「わかりました言いません」

オーソン「で、誰なんだ!?」

JJ「言うなと言われたので」

・・・イカス!

ありきたりに見えて、心地よいやりとりは、コードネームアンクルの時にも散見された。
主にスナイパーとしてサポートするのだけど、嫌味がなく、出しゃばらない。ある意味次元のような「信頼出来る仲間」という感じ。

ヒロインサラは、もうひとりの仲間。ハッキングなどの裏方メインだけど、色香で「大物武器商人グレッグ・シモンズ」を惑わせたりもする。

また、グレッグは大金持ちで、ちょっとやそっとでは会ってくれないということで召喚された、

 劇中での超人気俳優ダニー・フランチェスカと、そのグレッグ・シモンズの絡みが、

 もう最高!!!

普通武器商人と言えば、根っからの悪役であることが多いし、実際そう言う側面もあるにはあるのだけど、節々に見える「ダニー愛」と、

 むちゃくちゃ賢くスマートな所作!

正直言って、

 ステイサムをガッツリ食うほどの魅力的なキャラ&演技だった!

演じるヒュー・グラントは、歳は取っているもののかなりのイケオジで、見ていてストレスを感じることも全く無かった。もしウチの娘が見たら、

 グレッグ(ヒュー・グラント)が良かったよね!

と同意してくれるに違いない。

相方のダニーも、イイ感じに情けないところを出しつつ、それが鼻につくと言うこともないし、

 確かに大金持ちのグレッグが好きになるのは、こういう人なのかも知れない

と妙に納得してしまうほどだった。

強いて言えば悪役が弱いとも言えたけど、中盤までの眠さが一気に払拭された後半の楽しさ、気持ちよさで、最終評価は一気に上がった感じ。

 途中で見るのを止めなくてよかった!笑

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2024年7月26日 (金)

27時間テレビのかくれんぼ

何となく面白そうだと思って録画。今朝仕事の前に見たのだけど、、、

 相当面白かった!

てか、その企画のスタートから録画し始めたのだけど、

 まさかそこから5時間以上番組が続くとは、、、。

見たら消すつもりだったけど、殊の外「良くて」消すのが忍びない。でもそんなクソデカイ番組をキープするのがもどかしい。そんな感じに。

企画としては、2600人の在校生が居る横浜高校を舞台に、芸能人8人がガチのかくれんぼ。10分+10分の20分間に8人全員見つけることが出来たら学校に?賞金100万円。

 ぶっちゃけ100万円自体はおまけでしかない。

なぜなら、隠れるための仕掛け作りに(たぶん)数百万円掛けてる。そのくらい凝った仕掛けが多く、

 番組構成上もとても見応えとメリハリがあった。

出演は、チョコプラがMCで、ハナコ※27時間テレビの総合司会、霜降り明星、やす子、そしてsnowman目黒蓮が参戦。隠れるのは、ハナコ三人、霜降りの二人と、チョコプラ松尾、やす子、目黒の8人。

まぁわかりやすいものもあれば、わかりにくいものもあるのは当然なのだけど、

 これはディレクターがスゲェセンスある人なんだろうな、と。

とにかく、2600人の高校生が、活き活きとしていて、

 まぶしすぎる!

今時の子だから、男の子も女の子もキラキラしていて、

 てかめちゃカワイイ子が何回もカメラで抜かれてたのは、「仕込み」かと思ったけど、
※事務所に入ってそう

ぶっちゃけ全て仕込みだとしても何にも問題はない。気持ちよく楽しませて貰って、騙してくれれば、それはエンタメとして十分合格なのだ。

普段から見慣れた学校でも、2600人のマンモス校
※僕の常識では。ちな僕の母校も今よりかなり在校中は多くて、たぶん1500人弱だったけど、それより子供の数が減っている現在でこの数は、相当多いと思った

なので、敷地面積や施設もかなりある。てか、

 そもそもよくこの立地を見つけてきたな、と。

学校だけじゃなく、PTAとかも、みんながガンガンテレビに映ることに了承を貰わなきゃならないはずだし、ある意味学校を丸裸にする
※どこに何があるとか

 まぁそんなうがった見方をするのは、僕の心がささくれているからなのだろうけど、

それを差し引いても、

 とにかく楽しそう!

「見つからねぇ!」「めめは私が見つける!」「秋山~」「粗品大好き~!」とか言いながら、みんなで同じ目標に向けて学校中を探し回る感じ。

 青春以外の何物でもない。

スタッフもキャストも、そして見てる僕らも、みんなが幸せになる番組だった。
※中にはコロナや風邪で休んだ子とかも居るだろうけど、これはホント悲しいだろうと思った。もちろんこういったお祭り騒ぎが嫌いな子も居るかもだけど

隠れた場所は、「腰より低い赤本ケースの中」が一番見つかりにくいと思ったけど、まんまと発見。てか本を抜いた先に顔が見えたらガチでビビるわ。

天井や屋外もあり、最大のターゲットとも言える目黒は、「手前に偽物を配置」して、それで安心させる作戦。しかしそこを過去の番組を見ていた女生徒が察して、終了1分前に発見。

 見つけたのが女子で良かった笑。

やす子は120万円掛けて作った畳の下の仕掛けに、せいやはマジックミラーの後ろで、室内灯を消すと浮かび上がる仕掛け。粗品は自習室の机の「中」?これも相当お金掛かってそうと思った。

最終的に、秋山が見つからなかったのだけど、隠れていたのが、、、

 生徒の格好で、みんなと一緒にずっと探し続けていた!

というのも、番組としてめちゃくちゃ美味しかった!27時間テレビの司会をやるまでになったハナコだけど、ヘアスタイルとメガネ程度の変装で、ずっと見つからないとか、、

 どんだけ芸能人オーラがないんだよ!

って話と併せてニヤニヤしまくった。てか一緒に探してた子は仕込みだったのかな。
※最初から見てないのでわかんない

とにかく、現役の高校生がキラキラしていて、隠れている芸能人たちもめちゃ楽しそうで、最終的に最後のひとりが見つからず、
※終了直後に見つかったけど、これはそう動いたからかも

 時間設定に対するバランスが凄すぎる。

何度も言うけど、ヤラセでも何ら問題はない。僕はこれを楽しいと思ったし、

 ★★★☆くらい満足させて貰ったから!

てか、目黒を見つけた瞬間ヤバかっただろうな~。ホント至近距離で20cmくらいだもの。みんなの一生の思い出になったと思う。

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2024年7月21日 (日)

アトラクション-制圧ー&-侵略-

制圧が一作目で2017年作。侵略が二作目で2020年のロシア映画。

正直ロシアという国に対する印象は、この数年の間に著しく悪くなった。が、10人の人が居て、その全員が同じ思想、同じ価値観ではないように、ロシアの人や作品全てが悪いわけじゃないし、さらに言えば、僕は部外者で、当人達の選択や行動が、果たして僕から見てどちらに正義や真実があるのかもわからない。少なくともこれに関して、胸を張って僕の考え方が正しいと、真実であると言えるだけの手札は持ち合わせていない。なので、ロシアの映画であるというだけで、その作品の価値を下げることはしまいと思いながら見始めた。

 まぁ大なり小なりの皮肉は込められていたと思うけど。

ともかく、久々にUNEXTで映画が見たくなり、評価3.5という、SF洋画ではまあまあな評価の本作を見る事にした。年式的に最新というわけではないものの、SFXやVFXの出来は、在りし日の3流ディザスターよりはいいだろう。もし同等なら、評価3.5はあり得ない。

 ズバリ、、、、相当良かった!

見て良かったと思うし、評価的にこういった続編物は得てして一作目が一番良く、そこから順に悪くなるパターンが定説であり普通なのだけど、

クリス評価、一作目★★★、二作目★★★★!

ちょっとおまけした感はなきにしもあらずだけど、これは本気で、特に二作目は映画館で見たかったなぁと思うほどの大作であり傑作だった。

あらすじ的には、地球を調査しにきた他の星の宇宙船が、隕石雨に被弾してカモフラージュ機能を失い、地球人に攻撃され、撃墜されてしまう。

大学生の主人公ユリアは、男友達数人でその墜落地点をこっそり探検。もぬけの空になったエイリアンの宇宙服と、落とし物とおぼしきオブジェ(大きさは1m四方×40cmほどの楕円形)を見つける。

ユリアは、ひとりだけ「乗っていた彼」を見つけ、命を救い救われる。その中の宇宙人は、地球人と酷似した見た目を持っていた。

割と序盤の話。

ユリアのパパは、作戦の決定権を全権委任されるレベルのお偉いさんで、菅生隆之さんの声が似合いそうな(実際は違う)キャラ。ちなみに、見ていて「第9地区レベルだなぁ」と思ったら、まんまと同じVFXスタッフの作品だと「今知って」ビックリ。

キャラの立て方も素晴らしく、展開も徐々に熱量を帯びていく感じがかなり上手い。ところどころでロシア語で字幕が出ない時にもどかしさを感じたりはしたものの、

・俳優
・声優
・脚本
・VFX
・デザイン
・ストーリー
・BGM※邪魔にならない
・テンポ

など、多角的に完成度が高い作品だった。てか、当然のように二作目のが失速すると思い込んでいたので、見始める前に30分ほど躊躇ったけど、

 いざ見始めたら、二作目の方がより満足度の高い内容だった。

主人公ユリアを演じたのは、イリーナ・シュタルシェンンバウムという、たぶんロシアの女優。ぶっちゃけ、

 メアリー・エリザベス・ウィンステッドの役回りであり、ルックスの印象も近い。
※顔立ちが似てるわけじゃないけど、必要十分に美人。これがブサイクだと話に身も入らない

二作目は一作目の倍の予算で作られたと言うだけあって、迫力ある映像は、

 これだけ映画を見てきた僕でも結構唸るレベル。

新鮮みという意味でもなかなかで、その意味でも映画館で見たかった。

唯一一点だけ、スゲェ気になって気になって仕方なかったのは、

 ネタバレなので、ここまで読んで興味が湧いた人は、是非一作目から一気に見ちゃおう!スタッフロールや、二作目の冒頭にある一作目ダイジェストシーンが長いので、その辺はガッツリ飛ばしちゃって大丈夫。

条件的には、「迫力あるSFディザスター映画」が嫌いじゃなければ、少なくとも見て損したとは思わないと思う。いやマジで。

・・・

ネタバレ開始

とりま一作目の最後に死んだと思ってた彼氏が生きていたことに関しては、まぁいいでしょう。命を分け与えた、とか言いつつも「少し残ってた」ってことで。

それよりとにかく気になったのは、二作目に出てきたイワン。あれほどスマホや携帯電話を使うなと言われていたのに、結局使って、

 奥さんと子供が、ユリアに殺されかけ、あまつさえ子供は死んでしまった、、、という「ウソの情報」を掴まされる。

で、ユリアに対して殺意を抱くのだけど、

 最後そのフォローが一切無い。

奥さんと子供が死んだシーンはなく、
※ただ、死んだ可能性はある
その誤解を解いてくれないと、「スゲェスッキリしない」と思いながらずっと見ていたのに、

 最後の最後までその誤解は解かれず、イワン自体生死不明なほったらかしエンド。

うーむもどかしい。

キャラ的にはロシア風のイケメン軍人って感じで、めちゃかっこよかっただけに、その点だけがどうにも気に入らなかったかな。

逆に言えば、それ以外はほぼほぼ良かった。友達のグーグルも良かったし、元彼であり、脳卒中になった演技もめちゃ良くできてた男も良かった。
※名前は覚えにくい名前

彼氏も総じてかっこよく、パパも最高だった。

既にココを読んでる人は見たあとだったと思うけど、2作で4時間は、無駄じゃなかったと僕は思ったな!

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2024年4月 8日 (月)

沈黙のパレード

ガリレオシリーズは好き。たぶんテレビも劇場版も、本作以外は全て見ている。ただ、映画館に行くほどではなく、有料レンタルを借りるほどでもなかった。もっとも、「好きではあるけど大好きではない」くらいなので、その存在を忘れかけていた、ってこともあるけども。

たまたま番組表を見ていて目に付いたのでタイマー録画。今し方視聴終了。

 クリス評価は★★☆。

ネタバレを書く前に、多少補足。

本作はガリレオの劇場シリーズ最新作で、よくある「最新作の公開直前に、一作前をテレビ初披露」ということではない。言い換えれば、コレ以降まだガリレオはひとつも撮られてない。僕が知らないテレビシリーズの予定があるのかも知れないけど。

正直言って、僕の知識はとても希薄なので、どこからがネタバレになるのかはわからないけど、とりあえずこれを読むのなら、「本作を見ていた方がいい」とは思う。なぜなら、

 僕がこれを読む前に見たから。

・・・

以下非常に希薄なネタバレから入る。

ガリレオシリーズには、いくつかのスピンオフ的な作品がある。若い頃に焦点を当てた物もあれば、湯川准教授が登場しない作品もある。本作がどんな立ち位置なのか、全く知らずに見始めたので、

 最初は、福山雅治が出てこないヤツなのか?

と思った。柴咲コウと北村一輝がガッツリ出てきたので、「今回はこの2人の話なのか?」と。

 まぁ違ったわけだけど。てか、劇場版ガリレオで湯川先生が出ない選択肢は、考えてみたらありえなかったけど。

序盤のテンポが極めて遅く、正直中盤までは、30秒飛ばしたくなるシーンが散見。さらに実際に飛ばしちゃったところも4、5カ所。

 全く飛ばしたことを後悔しなかったので、つまりは冗長なパートが多かったということになる、、、と僕は思う。

テレビ録画で、その録画の尺は2時間半くらいだったので、実際の本編は110分くらいだったのかも知れないけど、あと10分は短くできると思うほどには、

 無駄が多い映画だった。

つか津田寛二のマスコミとか要る?って今でも思ってるし。

キャストは、まず吉高由里子じゃなくて柴咲コウなんだ、って思った。最近めっきり吉高の株が上がってたので、ちょっと残念。でも、

 柴コウがほとんど歳取ってないことにもビックリ。

北村一輝もガッツリ絡むエピソードだったけど、この頃の彼には「ヒールのイメージはほとんどない」。以前は悪そうな顔だったけど、明らかに善玉。無精髭の長さが絶妙で、湯川先生と好対照。

 てか、演技やセリフに違和感は無い。

他のキャストも見知った面々が多かったけど、椎名桔平に関しては、「謎解きはディナーのあとで」のダメ刑事が、僕の中でくすぶってしまって違和感が。「演技の幅が広がる」とは言え、不要なノイズが残るのはどうかと思ったり。

ずんの飯尾は、もはやお笑いであることが「なかったこと」のような安定感。名脇役と言っていい完成度。

 渡辺いっけいが出なかったのは、正直寂しかった。

物語的に、ガス抜き役の彼が「要らない」、シリアス寄りのものだったので、致し方ないとは思ったけど、理屈と感情は違う。

あらすじ的には、

将来歌手になることを夢見ていた町の食堂の娘が、頭蓋骨陥没を死因として発見された。その被疑者となった男は、15年前、別の殺人事件でも立件されたが、黙秘を続けて無罪釈放になっていた。そして今回も、、、

みたいな。

雰囲気的には、オリエント急行殺人事件のように、「疑わしい人が凄く多い」展開。僕は全く推理小説を読まないし、そもそも「推理しながら映画なりドラマなりを見ない」。多少は、「あいつ怪しい」とか「この人が犯人っぽい!間違いない!」みたいなことを考えはするけど、そこに深い根拠はない。強いて言えば、劇中でサラリと触れた伏線が、

 気になって気になって最後まで引きずり続けた結果、スルーされることがあったりすると、「ガッカリする」くらい。

今回は、そう言う意味では「ちゃんと回収してくれて」ホッとした。

冒頭に書いたけど、評価は5/10点。決して悪くは無い。悪くは無いのだけど、合格点である6点には一歩及ばなかった。

理由は、先ほど書いたように序盤のテンポが悪かったこと。そして、

 湯川先生のキャラが微妙にブレてるように感じたこと。

もっとクールでドライな男ではなかったのか。みんなと一緒に打ち上げに、それも喜んで参加するような人ではなかったはずだけど。

 物語の構成上仕方ないとは思いつつ、
※つまりこれが謎解きに関係するとは思わなかったけど

 イマイチスッキリは出来ず。

てか、言っちゃ何だけど、劇場版ガリレオはどれも「話が重すぎる」。見ていて疲れてしまうというか、「謎解きミステリー」ではなく、「シリアスな殺人事件のドラマ」って感じで、いつもの「めちゃめちゃ数式を書きまくる」シーンもなかったし、

 好みとは言い難い内容だったかな、と。

こういうのが好きな人も少なからず居るとは思うけどさ。

・・・

見て後悔したってことはないけど、途中のCMの尺が凄いランダムで、30秒飛ばしを繰り返して「がんばって見た」感じ。出来るなら、CMの入らない配信やレンタルで見た方が、「よりちゃんとした評価」は出来ただろうな、とは思った。

もっとも、それでも30秒飛ばしたくなるような「ダレたシーン」が相当あったことは事実だし、言い換えれば、「ここをもっと丁寧に掘り下げて欲しかった」と言うシーンも無かったので、

 そもそもそこまで長尺向けの原作ではなかったのかも知れないな、と思った。

余談だけど、劇中、夕暮れの食堂で、「掛け時計」の音だけが響くシーン。あれは、

 スゲェ良かった。

あと、湯川先生の「さっぱりわからない」は、たぶん日本中でみんなが心の中で「さっぱりわからない」とシンクロしただろうな、と。僕がそうだったから笑。

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2024年4月 6日 (土)

ワイルドスピード森川

「それって実際どうなの課」という深夜のバラエティ番組。それがこないだ最終回を迎えた。で、それに出演していた「森川葵」ちゃんが、

 まぁ凄かった。

前も触れたと思うけど、プラスチックのコップを積んで、片づけるタイムを競うスポーツスタッキング

コップの中にサイコロを入れ、それを巧みな操作で積み上げるダイススタッキング

自然石を絶妙なバランスで積むロックバランシング

フリスビー

ビリヤード

ダーツ

ヨーヨー

シャボン玉

けん玉

アーチェリー

シガーボックス※箱を使った大道芸

テーブルクロス引き

カード投げ

皿回し

デビルスティック※棒で棒を操る感じ?

フォーク曲げ

飴細工

スプレーアート

ステンシルアート

ブーメラン

僕が見ただけでもこのくらいあって、他にも、

石の水切り

ペン回し

ゴム鉄砲

バランス技

卓球トリックショット

ポイ

レインボーラテアート

レインボーオスプリング

マーブリング

などにも挑戦したらしい。というか、

 見なくなって久しかったけど、大半見てたんだな~と。

この女の子は、基本的に「凄い子」ではない。運動神経は悪くは無いだろうけど決して国体に出るアスリートではないし、反射神経や動体視力、記憶力や手先が器用ということを売りにしてのし上がったわけじゃない。ある意味、

 どこにでも居そうな普通の女優※主役じゃない感じの

もちろんブサイクではないし、スタイルだって普通。ただ、一点間違いなく突出している点があった。

 根性がパ無い。

これがこの子をワイルドスピード森川たらしめた点だと僕は思う。

もちろん理解力やセンスが良かったのは間違いない。その道のトップ選手が先生となって手取り足取り教えてくれるという状況下。「成功しさえすれば何時間かかってもイイ」という好条件、番組として収録の尺が伸びることに寛容で、
※もちろん上限はある。が、5時間とか6時間とか結構長い

 その間ほとんど休みもせずに集中力を途絶えさせないハートの強さ

これは芸人だろうとアイドルだろうと、なかなか真似できるレベルじゃなかったと思う。

もちろんそれを上手く乗せるスタッフや、教え方が上手く、リアクションが大変よろしい先生陣の良さもある。でも、ぶっちゃけ全く同じ環境で森川と同じことをやろうとした場合、最後にモノを言うのはその「根性」の部分だと思う。
※あと体力的、精神力的なこともある

ともかく、彼女は、

トッププロですら修得に数ヶ月、ヘタしたら数年要したようなスゴ技を、その日の収録でなんとか、例えば一回限りであっても、成功まで持って行ってしまう。

最初は、「スゲェなぁ」って感じで、そのセンスと理解力の高さに感嘆していたのだけど、最終回、過去成功出来なかった、

ダーツでバスケットボールの空気穴に刺す
※バスケの空気穴とダーツの針の幅はほぼ同じ。寸分狂い無く角度も合わせないと刺さらない。先生(達人)すらも200投以上してたまたま成功するレベル。技名「アルティメットブル」

紙やすりを外周に巻いたフリスビーで、固定された大型のマッチに火を点ける
※マッチの芯は2cmほど。ただぶつけると折れてしまうし、先生すら「成功したことがない」と言う意味のわからない大技

これを成し遂げて、番組の終了を飾りたいという企画。

 根性がその根底にあったことを痛感した。

自分に出来る、出来る、やれると言い聞かせたから出来ると言うものではない。もちろんハートの強さには、周囲のスタッフを巻き込んでいるという自覚や責任もあったとは思う。でも、

 なかなか1000投近く投げ続けるって大変よ?

まぁフリスビーの方は45分で成功しちゃったけど。

思えばこの番組は「森川で持ってた」と思う。以前は森川の回だけ録画を保存してたりしたし、他の企画はあんま覚えてない。でも、この番組だからこそ実現しえた企画だったとも思うし、

 見応えは十二分にあった。

てか、スポーツスタッキングのアジア大会(in韓国)で、個人種目銀、銅メダル、団体種目で金メダルはホント立派。
※ただ、先生の速さは本気で速かった!

僕はその回を見損ねてしまったけど、さぞかし熱かったんだろうなって思った。

昔はお正月の2日に「新春スター隠し芸大会」なる番組が人気を博していた。堺正章のテーブルクロス引きが有名なのは、その番組の影響だ。

 もし今もそう言う番組があったなら、森川は後生に語り継がれるような偉業を見せた「かも」知れない

てか、収録に時間が掛かるから「今向きじゃない」んだろうけど、企画としては面白いんだよな。完全な素人が次々に大技を成功させていく様は。

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2024年3月31日 (日)

高校先生クイズ選手権

ただのテレビ番組の話。

 でも相当面白かった!

いわゆる高校生クイズの先生版。全国で予選を勝ち抜いた4人一組が本戦に5チーム+芸能人の教員免許を持ってる、あばれる君、アキラ100%、カミナリ石田、清水ミチコが参戦。司会は今田耕司。

正直これはかなりがんばったと思う。

まず、先生であるから凄く難しい問題も答えられるかと言えば、存外そんなことはない。滝高校だろうとラサール高校だろうと、各々の得意分野は主に受験に特化されていて、世間一般で言う「クイズの知識」に長けているわけじゃない。

 かなり発想力を問われる、なぞなぞに近い設問もあれば、芸能関連の問題もある。

同時に、きちんと英数国理社をカバーした問題もあり、多方面の知識が問われる問題構成になっていた。

そもそも、クイズ番組であるからして短時間に大量の問題をいかに多く答えられるかが問われるわけじゃない。目の前に出された問題、それが自分の不得手な分野であっても、より速く理解し、答える力が問われる。

なので、基本これが強い人というのは、

 クイズが凄く強い人

ということになる。伊沢タクシと高校生クイズ2連覇したような先生や、クイズがとにかく強いと有名なクイズ部の顧問だったり。

てか、チーム戦の体を整えつつも、実際はほとんど個人戦。数合わせで来てるメンツと言う気もしないでもない。

 そんなことはどうでもいいのだけど。

ともかく、問題の質が総じて良かったと思う。数学であっても「計算力」や「定理」「定石」が詳しいことより、テレビを見てる視聴者にもわかるような、「手が届きそうな」問題構成。逆に言えば、それを研究してきてる人が強く、ただ有名大学進学率の高い高校の先生が強いわけじゃない。

スゲェ!と思ったのは、「3.14から始まる、、、」で、早押し「ファインマン・ポイント」は圧巻。円周率の中で「9」が6つ並ぶところを何と言うか、と言う問題。答えた先生は早押しだったけど、たぶん他の誰ひとり知らない感じだった。

あと、一光年の○○分の1の長さを理由に定められたものが「メートル」とか、嗚呼問題を覚えてないのがもどかしい!
※以下ウィキペより

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物理現象による長さの定義に改められた(1650763.73λKr。「ラムダクリプトン」と読み、クリプトン86元素が一定条件下で発する橙色の光の真空中波長のこと。更に1983年には“299 792 458分の1光秒(約3億分の1光秒)の到達距離

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 見ていて唸る問題も多かった。

中で唯一、出演者より早く僕が答えられたのは、四文字熟語を4文字同時に一画ずつ書き加えて行き、何の熟語になるかという問題。答えの勧善懲悪が、誰より早くわかってニンマリ。

 たぶん日本中にそう言う人がいっぱい居たと思う。

その類の問題だったから。

前半で下位3チームが脱落する流れの中、芸能人チームがまさかの決勝進出。これは、

 絶対的にヤラセじゃない感じ

がして凄く痛快だった。「空気読みませんからね」は本心だったと思う。さらにこの芸能人チームが決勝一問目も正解し、場は大いに盛り上がった。あばれる君がリーダーという感じだったけど、ちゃんと他のメンバーも仕事をした感じも良かった。

決勝の構成も凄く良かった。

早押し問題で、主要5教科全てで正解を出したチームが優勝。次の問題は正解したチームが選べる。つまり、Aチームが英数国理を正解していて、あとは社会を正解しさえすれば優勝という局面であっても、他のチーム、例えばBチームが社会を正解していた場合、Bチームは絶対社会は選ばない。つまり、Aチームは他の4教科で正解し、さらに次に社会を選択して連続正解しなければ優勝出来ないという、

 なかなか考え抜かれた構造。

先生チームは、社会科で集めたチームもあれば、各教科分散したチームもあったけど、最終的にはエースアタッカーの実力で雌雄を決した感じ。

 まぁそれはしょうがないとも思うけど。

途中応援に来ていた生徒がカメラで抜かれる際、何度も同じ女の子(まぁまぁかわいい)が抜かれまくってたのは、「高校生クイズっぽいな」と思った。

てか、これは生徒だけじゃなく、その高校へ入学させたいと思う親御さんにも影響があるかもとちょっとだけ思った。例えばその問題が、テレビを見ていた親御さんはわかったけど先生がパス!ってことになると、どうしても印象は下向きになる。てか、大谷翔平の母校とか、「僕は知らないけど」、知ってる人はスゲェ知ってることだろうし。

・・・

何気ないクイズ番組でも、そのクイズに掛ける情熱は本物だったし、問われた内容も硬軟取り混ぜて見応えがあった。2時間枠で、かなりの尺を各高校の紹介や、賞金300万円の使い道に取られていたから、実質クイズをやっていたのは1時間ほどだったと思う。それでも、もし数字が取れたら次回を考えられるようなレベルでの構成になっていたと思うし、事実見た僕も、「また次あるなら見たいな」と思うほどには良かった。

テラサやティーバーで見られるかはわからないけど、クリス評価は★★★って感じだったな~。

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2024年3月 7日 (木)

2:22

映画のタイトル。大好きな女優テリーサ・パーマーと、「アデライン100年目の恋」で超絶イケメンだったミキール・ハースマンのちょいラブSFサスペンス。

 撮れ高がパネェ。

メインになる二人がとにかく美人でかっこいいので、それだけでも絵が持ってしまう。他の要素も決して悪いわけじゃないのだけど、

 キャストの魅力ってのは映画の中でもかなりのウェイトを占めるなぁと。

そりゃ出演料も上がるわけだと。

あらすじ的には、航空管制官をしている主人公が、2:22に軽い目眩と違和感を抱き、離陸と着陸の飛行機にニアミスを引き起こしてしまう。

朝起きて、仕事をし、眠りに就く毎日の変わらないサイクル。変わらない毎日だと思っていたのに、何かがおかしい。

毎日2:22に何かしらのトラブルが発生する。これには何かわけが?ニューヨークグランドセントラル駅で、毎回同じような人たちを見る。新聞を読む人、抱き合う老夫婦、ボールを落とす子供、時計の前の妊婦、、、

ニアミスを起こしてしまった飛行機に乗っていたヒロインと、なんやかんやあって恋に落ちる。これらの事象は30年前に起きた殺人事件に端を発していた、、、

 みたいな?

ハッキリ言って、

 よくわからなかった!

なぜこの二人なのかもわからないし、なぜ時を超えて作用したのかとか、同じようなシチュになるのかとか、

 ほとんどわからないまま。

てか、よーく考えればもしかしたらスッキリ出来るのかも知れないけど、よく考えないと何にもわからない感じ。

とりあえずUNEXTでは吹き替えもあったし、見終わって損した感もなかった。飛ばしたいと思ったのは一瞬マイナスの溜めが入ったところだけで、それも短くて結果飛ばさなかったし、

 メイン2人が良すぎて、他のことは許せてしまった。

つってもクリス評価は★★☆って感じだけど。

以下ネタバレ考察。

過去のキーになった3人の死後、「生まれ変わった」3人が、死んでしまった3人の「想い」の強さによって、再び引き合わせた、、というのがまずプレーンな想像。
※上には書かなかったけど、ヒロインの元彼もメインに絡む。顔が悪いので印象は薄い

引き合わせるためにニアミスを引き起こしたとか、ペンダントが同じだったとか、ホログラム映像を元彼が作りたくなったとか。

てか、要は主人公が「あの時彼女を守れなかったこと」が全てのトリガーか。あそこで彼女を守り、何なら自分が死んでも彼女を生かす、と言う覚悟が出来なかった後悔を、生まれ変わって
※正確には3人とも生まれ変わらせて
晴らしたかったってことなのかも。

それでも過去の事件で銃を持っていたのは二人。なんで過去の主人公が銃を持っていたのかはよくわからない。まぁもし現世の主人公が銃を持ったままだったら、
※途中で警官から奪うも落としてしまう
元彼と一緒に警官に撃ち殺されていたかも知れないけど。

最後のシーンで、普段はラフな格好だった彼が制服を着ていたのは、過去の主人公がラフな格好だったことから脱却し、現在(いま)の自分として彼女と「自分の人生」を歩めるようになったってことかな。

 相変わらずひげ面だったけど。

・・・割とスッキリしたわ。

人によって「かっこいいと思う顔」は違うと思うけど、個人的にこのミキールは相当好きな顔。なんつか、テリーサ・パーマーほどの美人が、滞りなく恋仲に落ちるのに「必要十分なルックス」とでも言えばいいか。

 え?いくらなんでもコイツと恋に落ちないでしょ常考

というキャラではダメなのだ。特に若かりしハリソンやショーン・コネリーのように、内面やキャラがかっこいい「わけじゃない」。トムはかっこいいけど、それとも違う。まずは見た目なかっこよさが、彼の魅力であり、この役にピッタリだったと思う。

 そう言えばアデラインもそんな役だったわ。

ともかく、ひげ面のイケメンが好きな人には、相当な音頭でオススメ出来ると思う。ネタバレのあとで書くことじゃないけど。

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2024年2月21日 (水)

幸せの1ページ

キャストを確認せず、評価4.5点、「大冒険を繰り広げるハートフルアドベンチャー」というキャプション、あと、ロマンシングストーンやセンターオブジアースのようなバナーを見て見る気になった。年式とかも一切確認せず。てか、今「センターオブジアース」の名前が思い出せなくてブレンダン・フレイザーを検索したら、

 ありゃま随分お太りになられて&髪の毛も薄く、、、

通りで最近見かけなくなったわけだと合掌。

見始めてほどなく、

 あ、ジェラルド・バトラーだ

って感じ。あらすじとしては、

奥さんをくじらに呑まれて失った父親と娘が、そのくじらを探すために近くの島でふたり暮らし。月に一回物資を届ける船が来る以外は、島で自給自足。ただ、ソーラーパネルやインターネットの回線はある。ちなみに映画の年式は2008年。その頃にはもうこんなだっけ?

父親は微生物の研究や論文の発表する科学者で、娘の楽しみは友達(アシカ、トカゲ、ペリカン)と遊び、その遊びの中で学ぶこと。そして船で届けられる「冒険小説」の最新号。強く勇敢な冒険譚を語るアレックス・ローバーに、強いあこがれと尊敬を抱いていた。ちなみに親子の中はすこぶる良い。

そんな中、どうしても探しに行きたい微生物が居るので、父親が二日ほど家を空けると言う。当然一緒に行こうと誘うが、「ウミガメの産卵」と被るからと、娘は家に残ることになる。ちなみになんで家に残るのかと言えば、生まれたてのウミガメはカニたちの格好の食料になってしまい、去年は一匹しか海に帰せなかったのだ。

 そしてまんまと嵐。そしていかにも悪そうな海賊船っぽいクルーズ船が島に。

ここまではまぁネタバレと言うほどでもない序章の話。で、ネタバレを抑えて感想を続けると、、、

 主演の女の子、「絶対あの子だ!」と確信しながら見てたら、まんまとゾンビランドの妹役だったアビゲイル・ブレスリン。子役なのに一番上にネームロール。

実際相当演技も素晴らしく、10歳という設定に見合う見た目と、それに見合わない行動力。特に、

 トカゲのフレッド、アシカのセルキー、ペリカンのガリレオとの共演が素晴らしく、

見ていてメチャクチャ癒された。この時代なら既にCGだった可能性もあるけど、どうだったんだろ。

 動物とのコミュニケーションが好きな人には、それだけでも相当オススメ出来るレベル。

冒険小説の作者で、実は「潔癖症&外出恐怖症」の「女性作家」も、どっかで見たことあるなぁ、、と思いながらずっと見てたら、

 おいおい、ついこないだ見たばかりのジョディ・フォスターかよ!!

ホテルアルテミスの時とはあまりにも見た目が違いすぎてて、

 ホテルアルテミスは20018年。10年でここまでおばあちゃんになってしまうのか、、、

って結構愕然とした。てか、そもそもそんなに「老けてる印象」が無かったからな~。

・・・

つまり、場面は、娘、父親、作家の3人の視点でコロコロと変わりながら進んでいく。プロットとしては決して悪くないし、子役の女の子も必要十分に魅力的なので、決して見て損したってことはないのだけど、

 ぶっちゃけにぶっちゃけ、「全然大冒険じゃない!!」

これはネタバレかもだけど、

 主人公は子役の女の子。でも彼女はぶっちゃけ自分の島からほぼほぼ出たりしない。
※せいぜい近場の海くらい

そして、彼女が主役ということは、つまり、「大冒険をするのが父親や作家であったとしても」、微妙にキャプションとしてはおかしいと思うと言う話。

アクション物というほどアクションはなく、もちろんサスペンスでもミステリーでもない。その上で確かにハートフルだし、ラブ要素もほぼ無いからロマコメというジャンルでもない。

 まるで消去法のように「ハートフルアドベンチャー」とジャンル分けされたんだなぁと。

終わり方はとてもキレイだったし、自給自足の生活とは言っても電気も道具も普通に近代的。友達達はめちゃカワイイし、

 主人公と同世代の子供と一緒に見るなら、オススメ度は極めて高いと思う。

クリス評価は★★☆と合格点に一歩届かない感じ。

 なぜならずっと「大冒険する話」を期待してた時間が長かったから。

最初から「こういう映画」だとわかって見てたら、あと2点くらい加算されたかも知れないな。てか、

 動物が好きで、アウトドアな小学5年生くらいの子なら、9点くらいオススメ出来るかも知れない。

「秘密基地感」も相当ワクワク出来る。

ただ、一点大きなネタバレ↓



見る気になった人はここから読まない方が絶対いい。



まさか母親の話が完全に丸投げされるとは!ビックリだわ。

まぁ作家先生とパパが「いい仲」になるのに、「ノイズでしかない」んだけどさ。

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2024年2月20日 (火)

Mr.ホームズ名探偵最後の事件

ホームズに限らず、ミステリーが見たいときが結構ある。つまり、犯人が最後までわからないような、謎解きを楽しませてくれるような。

本作は、主演をイアン・マッケランが務め評価も4点と悪くなかったので、思わず見始めた。

あらすじ的には、既に現役を引退したホームズが、田舎で養蜂をしながら隠居暮らしをしている中で、どうしても過去の事件で自分が「思い出せない失態」を犯したことを文書に起こそうと苦悩する話。

その事件をきっかけにホームズは探偵家業を引退することになるのだが、それがなぜなのか、そしてその真相もわからないままモヤモヤと、家事手伝いの女性とその息子に世話をして貰いつつ、

 ボケ老人さながらの暮らしをしている。

その「ボケ老人度合い」が、

 あまりにもリアルすぎる。

これは褒めているわけではない。

イアン・マッケランは、言わずと知れたマグニートーであり、ガンダルフであり、僕が覚えてないだけで、他にもきっと見ている名優だが、劇中での年齢は93歳と、男性ではかなりの高齢で、

 見ていて不安になるレベル。

それは、「撮影中に死んじゃったりするリスク」を踏まえて撮ってるんだろうか、とか、シンプルに怪我とか病気とかにも心配になる、まさに、

 年寄りが年寄り過ぎる演技。

・・・てかホントに演技なの?と思うような場面が多発し、ある意味「演技が上手い」のだけど、でも、

 演技かどうかは一旦置いといて、見てるこちらが不安に感じているのはまぎれもない事実なんだよな~

って感じ。

なので、見ていて正直そこまで楽しいわけではなく、でもがんばって見る事が出来たのは、

 子役が相当かわいくて、イイ子!!

ある意味そのロジャーを見るために見てもいいかもと思うほどで、例えば他に身寄りもない、兄も、ジョン(ワトソン)も死んで、あとは自分も死を待つばかりという状況で、とても親身に、そしてフランクに接してくれるその子供が、

 ピュアで、かわいくて、そりゃジジイも大好きになるわ。

って感じ。

話的には、ぶっちゃけ「イアンのじいさんぶりが心配」で、正直ストーリーそっちのけって感じだった。一応ハッピーエンドにはなるので、スッキリは終われるのだけど、

 クリス評価は★※全てロジャーの点

って感じだったな~。

ちなみに、日本人で真田広之も出ている。普段は吹き替えで見ているので、字幕で彼の映画を見たのは初めてだったかも知れないけど、

 英語ちゃんと話せるんだな~凄いな~

と思った。

あと、過去の事件として登場する実質的なヒロインは、「まぁまぁイイ感じ」。美人でもかわいくもないけど、品があって、「ホームズの世界観にしっくりあってる」感じだった。

かわいい男の子が見たい人には、結構お勧め出来る。

・・・

勢いで、

●ミス・マープル

と言うアガサクリスティのポアロじゃない探偵物のテレビシリーズを見始めたのだけど、「50分程度」と見て、見る気になり、

 がんばれば終われるだろ

と耐えて耐えて見ていたのだけど
※作品は1984年

展開は遅いし、メリハリも薄いし、ぶっちゃけミスマープルさんの推理も一切出てこないまま、

 つづく。

ギャフン。まさか3話完結のエピソードだったとは、、、。てっきり昔のだから1話ずつキッチリ終わってくれると期待してしまった自分が悔しい。

続きを見るかどうかはかなり微妙なところ。

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