映画・テレビ

2017年4月29日 (土)

プリディスティネーション

「ミッションインポッシブル」の主人公イーサン・ハントと名前が似てるなぁと毎回思うイーサン・ホーク主演のSFサスペンス。以前DVDで予告を見て、借りたいリストに書き加えはしたものの、店頭でパッケージを見るたびに、

 イーサン・ホークってホント魅力がない顔だよなぁ

と思ってまた棚に戻すを繰り返してた。近未来SFっぽい、「13F」っぽい雰囲気のパッケージと、ダサさ爆発のポーズ。今でもやっぱり借りたい気にはさせない。

で、そんな作品だからか、DTVにもリストイン。てかこれも随分前から入ってるのは知ってたのだけど、やっぱりイマイチ見る気になれず先送りにしてた。

 そしたら「4/30まで」だと言う。

だったら見てみようかと。気乗りはしないが、もうすぐ(ほぼタダで)見られなくなってしまうんなら、見ておこうかと。

 結果、、、

 悪くはなかった。

クリス評価は★★☆かなぁ~。人によっては8点にも9点にもなる作品だったと思う。なんつか、

 ある意味「バタフライエフェクト」みたいな?

話自体は似て非なるものなのだけど、「好きな人はめっぽう好きなんじゃないの?」って感じのストーリー。ちなみにDTVの評価は3.6か3.8。結構高いし、だからこそ見る気になったのだけど。

映画の感想を読むというのは、大きく分けて二つの期待が掛かっている。

ひとつは「見る前にどんな映画なのかを知るため」。ネタバレを避けつつ、自分の好みに合う映画を探す場合。

そしてもうひとつは「見たあと自分と共感出来る感想を期待する」場合。自分は面白かったけど、みんなはどうなんだろ、超気になる、ってヤツ。

ネタバレのあるなしに分けて感想を少々書いてみる。今回はホントに「少々」だ。

●ネタバレ無し

バーテンダーの前にトレンチコートを着た男性が来て、「自分の人生は大概ひどかった」って話をする。もし本当にひどかったら酒をおごるよ、とバーテン。物語はその男の独白から始まる。

 「オレが少女だった頃・・・」

つかまぁ雰囲気的に「そうなのかな?」って感じは臭ってたので、それほどビックリはしない。ちなみに僕は本作の予備知識を「パッケージ写真から」しか得てなかったので、本作が「SFっぽい」こと以外は、
※トレーラーとか完全に忘れ去っていたし
一切入ってなかった。

この独白は結構な時間に渡っていて、「こんなに地味な絵の映画だったのか」って感じだったが、そのまま見続けていたら、

 これがなかなかに濃い展開に。

正直「借りて見る」場合は、その場で本作がどんな映画なのか、イヤでも情報が入ってしまう。ちなみに公式サイトでは、

 8割のネタバレをしてるらしい

ので、より見ちゃダメ。でもどうしてもこれだけは(ネタバレかも知れないけど)欠かざるを得ないキーワードがある。

 本作は、タイムパラドックス物。

僕はそれすら知らずに見て、結果そこそこ楽しめたので、「教えない」という選択肢もあったにはあったのだけど、

 これ伝えないと、みんな見る気にならないかな、と。

でも、

 タイムパラドックスなら見てもいいかな、と思う人も居るかな、と。

僕なんかそうだし。

そしてこれも重要(ネタバレじゃない)なこととして、

 あのパッケージは全く本編と関係ない。

もっと地味で、もっとじんわりとした、むしろヒューマンドラマの側面が濃い。もちろんそれでもSFでサスペンスなのだけど、バランスとしてアクション要素はほぼないし、バックトゥザフューチャーのような派手さもない。

 ただ、タイムパラドックス物として必要十分に面白い話ではあった。

僕の知る限り、同じプロットで組み立てられた物語はないし、新鮮さ、オリジナリティが高い、「未知なる体験」を与えてくれた作品だった。

 この辺のキーワードでフックしたなら、借りてくるのもいいと思う。

まぁイーサン・ホークだけじゃなく、他のキャストもさして魅力はないので、あくまで脚本に価値を見いだせるかって感じだけどね。

で、見る気がない人、見た人向けのネタバレへ、、、



●ネタバレ有り

よくわかんねぇ!なんつか、タイムパラドックスには大きな命題がある。

 同じ時間軸に同じ人が複数居るか居ないか。

これはフィクションの設定だけの話だけど、ある人がタイムトラベルで過去に行った場合、もしそこにいる過去の自分に接触し、未来を改編してしまったら、今の自分は居なくなってしまう。逆説的に、タイムトラベルをした瞬間に、(たとえ一時的であったとしても)過去の自分をその場から消し去らなければ、今の自分の存在を維持出来ない、という発想。未来に飛ぶのもまたしかり。自分の身の振り方次第で、どうとでも変わる未来像は、存在しないのと同義、みたいな。

もちろんパラレルワールド的にいくつもの世界が増えていくパターンもあるし、普通に同居し、未来も(あまり)変わらない場合もある。ドラえもんなんかはコレ。

本作は、「ほぼ1人しか出てこない」。
※あとは犯罪対策課の上司が居るくらい

 バーテンもトレンチコートの客も、同一人物。

トレンチコートの客が、過去女性だった頃に恋をした相手も自分。2人の間に出来た子供も自分。その赤ちゃんを病院から誘拐したのも自分だし、孤児院の玄関に置いてきたのも自分。物語の縦糸にある「爆弾魔」も自分。爆弾を防ごうとして大けがするのも自分。
※このときのケガが元で全然別の顔に整形される

最後に爆弾魔を射殺するのも自分、、、。

 まぁスゲェ設定だ。

ただ、あまりにも突飛過ぎてついて行けないというか、面白さを感じる前に、疑問に思う前に、自分が「何が分からないのかも分からなくなる感じ」だった。

特に爆弾魔のくだり。なんで爆弾魔になったのかが今でもよくわからない。度重なるタイムトラベルによって、身体機能に障害が出て来るという設定も無くはないが、

 だからと言ってなぜ爆弾魔?誰を爆破したかったの?

結局そこがスッキリしない分、高評価になりにくかった感じ。僕がボーッとして見過ごしてた可能性も低からずあるけども。バックトゥ・・がほぼほぼ全てのパーツをスッキリ結合してくれたのとは対照的。

 でもまぁまぁ面白かったのはホント。

今ネタバレを読んじゃったからには、「しばらく先」にしないとフルには楽しめないとは思うけど、決してつまらない映画じゃないから、見ずに読んでる人にもオススメ。

ただ、最後の最後まで圧倒的に僕の脳裏を駆け巡りまくっていたのは、

 「プリディスティネーション」ってどういう意味?

ってことだな。今でもよくわからない。これがわかれば、もっと映画の内容も素直に受け入れられたのかも知れない。

 DESTINATION:(人の)目的地、行き先

プリは、、、なんだっけ?プリインストールとかが「あらかじめインストール」だから、「あらかじめ定められた行き先」ってこと?「最初から決まってる結末」ってことかな。
 「変えられない未来」

とか?全然意味わかんねぇ。そこも微妙にマイナスかな。ちなみに邦題も原題と同じだったけど、だからと言って「これがいいんじゃない?」ってタイトルがあるわけでもないけど。

ネット探すと割と細かく時間軸とか説明してくれてるサイトとかが見つかったりもしたのだけど、読んでもあんまピンと来なかった。理解力に優れた人と一緒に見て、随時質問に答えて貰いながらとかだったら、まだ今よりはわかったのかもって感じだな~。

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2017年4月27日 (木)

映画とかダラダラと

ながらプレイなので、本気で見てないと言えば見てないのだけど、量を見てるので、一応サクサク書いておく。途中で見るの止めちゃったヤツも書くだけ書いておく。

●インディジョーンズ魔宮の伝説

久々見たけど、前回見たときと同じような感想。

 悪くはないけどテンポは悪い。

オープニングロールからして冗長で、セットやアクションの質は高いものの、それぞれの尺が長すぎてダレる。当時は必要十分ベストなチューンだったのが、時代と共に古びてしまった感じ。

ヒロインはヘアスタイルを除けば普通に魅力的で、ある意味ツンデレ。寝る寝ないのやりとりは今見ても楽しい。特に、時間過ぎてからインディが部屋に入ってきた時の「インディ、、、」の声が最高に好き。

 やっぱ好きなんじゃん

って言いたくなる険のない色っぽい声にニヤリとしてしまう。

ショーティ:キー・ホイ・クアンは今見てもめちゃ良くできた子役。この子はいつの時代に出てきても期待に添える縁起をするんだろうな~って感じ。さすが何千何万人からのグーニーズオーディションをひとりだけシードでパスしただけのことはある。つか、以前はインディが「ショーティ」と呼んでいたのが「ショート・ラウンド」って翻訳されてたのは気になったけど。いいじゃんショーティで。親しみがあって。もう!

ヘビ、ネズミ、アリと大量のクリーチャーを折り込むシリーズだけど、本作の虫が一番「来る」と思うのは僕だけじゃないと思う。ムカデが首筋に入り込んでいくシーンとか、

 マジゾクゾクする。

結局馴染みがないんだよな。大量のヘビやネズミは。アリもリアリティが薄いし、そもそもCGってバレバレだったし。

時代的にCGがないのもとても良い。確かにシーンによっては特撮の違和感が丸わかりになってしまうところもあるけど、それも含めて味があるし、リアリティってのはリアルじゃないからな。

オチも含めてしっかりキスシーンがあるのもとてもいいし、ウィットもあってスリルもあって、繰り返し使い回し的アイデアもなく、マシンガンもない。ていうか、

 今の時代、このレベルのセットで映画撮るのはむしろCGで作るよりお金が掛かるんだろうな、と思うと、これはこれで十分価値を見いだせると思った。

クリス評価は★★★。何回見てもゴムボートで飛行機から落ちるくだりは、ワクワクする。ハリソン以外にインディが出来る役者って居ないのかなぁ。

●幕が上がる

ももクロ主演の学園物。演劇部で大会に出るみたいな話で、以前伊集院がスゲェ良かったって言ってたので借りては来たのだけど、結局見ずに返してしまって、探してみたらDTVにあったので見始めた次第だったのだけど、、、

 マイナスの溜めが多すぎてダメだ。

やっぱそうなんだな、と。障害を用意しないと無理なんだな、と。そもそもガラスの仮面だってマイナスの溜めが多いしな~と。

 5分か10分で見るの止めちゃった。

あと単純に自分が「ももクロのメンバーを真ん中の子しか識別出来ない」のが良くないな、と。ある程度はファンムービーの側面もあって、「そこはわかってるでしょ」感が散見されたことが、逆に門外漢には疎外感になっちゃった。

ほぼ見てないので評価は出来ません。

●シャーロック 忌まわしき花嫁

ベネディクト・カンバーバッチ×マーティン・フリーマンのBBCシャーロックホームズの劇場版。舞台が「昔(1900年頃?)」になってるって予備知識から見始めたのだけど、

 いやいやどうして、結構アクロバットに現代と過去を行ったり来たりして、ジジイのCPUでは処理しきれず。

最後にトリックを明かしてくれるのはいいのだけど、それまでの流れが、、ひとことで言えば、

 わかりづらい。

面白くないワケじゃないんだけど、イマイチスッキリ楽しめたとは言い難い感じだったな~。マイクラフトが太ってたり、モリアーティがシレっと出てきたり、テレビドラマ→劇場版にありがちなファンサービス的ファクターが多かったのはしょうがないと思いながらも、、、。

「ながら見」ではなく、じっくり集中して見てれば違ったかも知れないけど、この感じだとテレビシリーズの方が面白いと思う。クリス評価は★★かなぁ。ちょっと厳しい目だけど、やっぱイマイチよく分からなかったから。僕がバカなだけだろうけど、、、

 なんで過去に意識だけ飛んでんの?

って感じだったもん。

●インフィニ

近未来SF。貧困層がファックスのように別の星へ転送されて、

 危険な仕事をする

みたいな。でも途中であまりに眠くて飛ばし飛ばし。どうやらゾンビ物っぽいってことはわかったけど、あらためてちゃんと見たくなるレベルじゃ全然なかった。

まともに見てないので評価は避けるけど、オススメ度はゼロだな。

●侠飯

生瀬勝久と柄本時生主演の、ヤクザ飯ドラマ。テレビ放送時に1話と2話見て、そっから録画が途切れてたので、DTV登場は嬉しかった。一気に全話視聴。

今はまさに「孤独のグルメ」シーズン6を放送していて、既に最新話を2回通り見終わったところだが、はっきり言って孤独のグルメのドラマパートは

 一ミリも面白くない。

松重さんの名誉のために言うが、演技が悪くて面白くないワケじゃなく、純粋に話がつまらない。

 でも飯を食ってる松重さんは最高。

侠飯はその点ドラマが面白い。飯はあり合わせで作る「男の料理」を少し丁寧にすることでかなり良くなるよって話で、自分でも出来そうな感じで悪くない。でもやっぱドラマがいい。

ヤクザの抗争現場に居合わせた就活中の学生柄本が、たまたま命を救われたものの、勢いで一人暮らしのアパートにヤクザ二人が居座ってしまう。そしてその組長である生瀬が料理好きという流れ。柄本のキャラを知ってる人ならわかると思うけど、

 何をやってもうまくいかなそうなブサイクを絵に描いたようなキャラ。

ある意味のび太をよりブサイクにしたキャラであり、どう考えても主人公にななれないタイプなのだが、大量の不幸をしょってる感を出すには適役。いつもはもっと「息を抜いた」感じのキャラが多い生瀬も、終始しかめっ面の強面ヤクザで、結構な緊張感をもって飯に入るのだけど、

 普通に美味そうに食べるシーンは嫌いじゃない。

てか、そんなことより何より、このドラマを最後まで見続けさせた最大のトリガーは、

 ヒロイン内田理央が最高だったから。

幼なじみの体は至ってありがちではあるものの、普通柄本と恋仲になったりはしない。それが現実だから。

 でも本作では結構違う。そこが同じブサイクとしてロマンを感じずにはいられない!

4話なんて永久保存版にしたくなるほどで、一瞬「コレってモテキだっけ?」と錯覚する展開は、

 ブサイクならみんな大満足することウケアイ。

原作がある作品ではあるものの、ドラマの最終回はかなり派手に展開してとっても気持ちよく終わる。生瀬のヤクザ絡みの抗争だけじゃなく、侠飯としても、ヒロインとの関係もなかなかキレイで、

 最後まで見て、クリス評価は★★★☆。

てか4話だけプラス1点って感じなのが本音。ブサイクがモテるドラマが好きな人には絶対オススメ。幕末高校生みたいにキスシーンがないのは極めて残念。
※別の子とのキスシーンはあるけど、こっちは全然盛り上がらない。気持ちが入ってないヤツだから

●逆転裁判

最初数分で「見てられない」感じになって止めた。同じカプコンでもバイオハザードとは大違いだなぁ。評価は出来ないけど、本音は「0点未満」。

●シャドウハンター

悪魔とか天使とかを題材にしてるサスペンスファンタジー。ただ、イケメンが露骨で、対象は女子向けって感じ。幼なじみのちょっぴり冴えないメガネと、いきなり出てきて命を助けてくれた上に守ってくれるイケメンの間で、主人公の女の子がサクッとイケメンとキスしちゃうあたり、

 ホント女子向き。

あらすじ的には「人間ではない特別な存在」である主人公の女の子の母親が、何か世界を支配出来るみたいな聖杯をどこかに隠したってんで、それを見つけてどうにかしなきゃ、みたいな。

悪かった印象はないし、最後まで眠らずに見ることが出来たのだけど、見たのが結構前なのもあってあんまよく覚えてない。とにかく、

 やっぱイケメンのが好きだよなぁ女子は

って思ったのと、全体的にVFXが丁寧で、こないだ見たラストウィッチハンターよりちょっと落ちるくらい。まぁ監督がマンガとかアニメが好きな人なんだろうなって感じが散見され、ゲイっぽいというか、女性的というか。

タイトル含め記憶に残る映画じゃないけど、まさに暇つぶしのお供にはちょうどいい映画だった。評価は★★。やや厳しめ。

●トランスポーターイグニッション

ステイサムとは別のハゲ(てか丸坊主)を主人公に迎えた新シリーズ。またしても運ぶのは女の子なのだけど、今回は実の父親を人質に取るとかそう言うので「言うとおりにしろ」的な話。

絵作りも丁寧で、話もそこそこ。展開も悪くないいつものトランスポーターなのだけど、

 いかんせん主人公とヒロインの魅力が「ない」。

なんつんだろ、新しい方のハリウッド版ゴジラの主役覚えてる?アイツみたいな。薄さというか、特別アクションのキレがある感じはなく、

 ニヒルさが足りない。

つまり、

 かっこよくない。

ステイサムは見ていて毎回「かっけぇ!」と思えるシーンがあるのだけど、彼にはそれがない。ヒロインもしかり。あと、結構味方が死ぬのも個人的には好きじゃない。

なんか「気配」を感じて借りずに来て、DTVで見ることになった本作だけど、なるほど僕が借りたくならなかったわけだと思った。なんかイマイチなオーラがあったんだろうな~。クリス評価★☆。

●第5惑星

結構昔の映画。監督はウォルフガング・ペーターゼン。エアフォースワンやアウトブレイク、ポセイドンなど、エンターテイメント寄りのちょっと安っぽいけどお金が掛かってる僕好みの映画を撮ってる監督。監督目当てで借りてきたが、主演のこれまた僕好みのデニス・クエイド。面白くないわけがないと思ったのだけど、、、

 あまりにもSFの純度が高すぎて、結構煙に巻かれた。

異星人との戦争中に、未開の惑星に不時着した主人公。乗ってきた宇宙船も爆発し、通信手段もないこの星で途方に暮れつつ探索していたら、まさに今自分の盟友を殺され、被弾させた敵方の異星人と遭遇する。ちなみにそっちもそっちでデニスの弾で被弾し、不時着してたので、ある意味同じ穴のムジナではあったのだが、、、。

ほぼ相手の姿が見たことがない、って振りから、もしかして、「実は全員美女ばっかなのでは?」と夢を見たりもしたが、

 まんまと半漁人ライクのガチな宇宙人。

もちろん話も通じないし、序盤は「友の敵!」って感じで敵対しまくるのだけど、話はどんどん変な?方へ転がっていき、

 本作ならではの非常に独創的な展開は、ある意味一見の価値あり。

古い映画なので、VFXはとてもチープで、なんだか深作欣二監督の「宇宙からのメッセージ」を見てるかのようなレベルだったり、デニス・クエイド自体超若くて、タイミング的にはインナースペースよりさらに数年古い1985年の作品。

なので、その辺が「ダサい」とか「ショボい」と感じてしまう人には勧められない。当然のように異星人はカブリものだし、出てくる原生生物もスターウォーズの足下にも及ばない。まぁこの辺はセンスの問題も大きいとは思うけど。

正直状況は極めてシビアである。未開惑星に敵方のエイリアンと二人ぼっち。助けも呼べないし、お互い言葉も分からない。空気や水は生きていく上で困らない程度であるものの、時折取って付けたように隕石の雨が降ってきたり、長期滞在で雪が降ってきたり。

 この話は最後どうなるんだろ

そんな気持ちで結構真剣に見てしまった。あまりネタバレするのもどうかと思うので、とりあえず、

・1985年頃の作品への理解
・ペーターゼン監督とデニス・クエイドが好き
・SFに耐性がある
・いろいろ許せる

そう言う人は、見てもいいと思う。クリス評価は、、、いろいろひっくるめて★★★。稀有なプロットであることを大きく評価した感じ。そこまで面白く楽しい映画ではないけど、稀有なだけあって見終わった後損した感じは全くしなかったな。こんな映画は他にないと思うので。
※あったらゴメン

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もう少し見たかも知れないけど、あんま覚えてない。つか一気にアップすべきじゃなかったか!?ネタ不足なのに!!

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2017年4月21日 (金)

DVD数本

エクスヴィアスの経験値稼ぎが期間限定で著しく効率アップしてるので、そのお供として数本。映画の方がそれを超えるくらい著しく面白い場合は、手を止めて集中するのだけど・・・

 そこまでじゃなかった。

●ラスト・ウィッチハンター

ヴィン・ディーゼル主演のファンタジーサスペンス。「ファンタジーアクション」というほど雰囲気が明るくない。てか、

 ヴィンってばいつ見ても同じ顔しててスゲェと思う。

今何歳くらいなのかわかんないけど、「ルックスの劣化」が全くって言うほど感じられない。相変わらずマッチョで、

 ある意味コブラっぽいニヒルなキャラクターは嫌いじゃない。

髪の毛はないけども。

ただ、そんな「コブラっぽさ」があるのに、ヒロインとキスシーンがないのは僕的にちょっとしっくり来ない。取り立ててオーラ(及び名前)のある女優さんではなかったけど、そこそこかわいくて、「イイ感じ」になってただけに、

 なんかもったいない

って思った。確かにストーリー上ヴィンは妻子持ちで、その二人はとっくの昔に「伝説の悪い魔女」とかに殺されてる体なのだけど、
※ヴィンはヴィンで、呪いを掛けられて800年生きてるという体

 もういいでしょ、と。

もう別の女の子と仲良くしても許されるでしょ、と。

てか、改めて言えば、「800年生きてる」ってことは、単純に考えて800歳。以前も書いたかも知れないけど、日本人の男性の一人称が、僕からオレになり、私になりそしてワシになるように、歳を取るということは、それだけで中身も変わっていく。世間に生きる80歳90歳の男性は、そうは言ってもそこまで性欲絶倫ってことはないわけで、

 800歳のヴィンが、いくらかわいいからってそうそうキスとかしねぇだろ

って言われれば、「まぁそうか」って感じにはなるけどさ。

あらすじ的には、世界を滅亡させる魔女を殺しに来たハンターが、魔女を殺すと共に死なない呪いを掛けられ、以来ずっとひとりぼっちで世界中に居る「悪い魔女」たちを殺し続けるって話。ハンターには普通の人間のサポーターが居て、代々唯一の友人であり仲間として彼を助けたりしてたが、そんな中、そのサポーター君(もう70歳とか80歳だが、ヴィンにとっては『若造』)が殺される。「仇は取る」って感じが、

 いつもながら安っぽい彼らしさを醸しだしているが、

そこは別に全く問題ない。ちなみにサポーター君はマイケル・ケイン
※キングスマン、インターステラー、グランドイリュージョン、ダークナイトとかにも出てるじいさん。若いときメチャイケメンだったって話は以前書いた

で、新たなサポーター役が「ロードオブザリング」のフロド以外あんま記憶にないイライジャ・ウッド。

キャスティングだけでなく、VFX関連にもかなりのコストが割かれており、撮れ高のアベレージはかなり高め。ある意味「魔法使いの弟子」のような、過去と未来を繋ぐファンタジーなのだが、最大の違いは「ウィットがない」こと。「魔法使い・・」は言ってもディズニーらしい安心感があったが、こちらはもっとドロっとしてる感じ。

 ああでもやっぱキスして欲しかったな、、、

クリス評価は★★。ちょっとおまけ気味。つかマイケル・ケインは随分歳取ったな。棺桶に片足突っ込んでる感じだ。

気楽に見る大がかりなファンタジーとしては十分オススメ出来るけどね。

●メカニック ワールドミッション

まさかシリーズ化されるとは思ってなかったジェイソン・ステイサムのアクション。主人公は凄腕の殺し屋で、今回取って付けたような美女:ジェシカ・アルバと恋仲になり、人質に取られ、「3つのインポッシボーな殺し」を請け負うハメに。

こう書いただけでも本作がどれほど「大忙し」なのかが伝わると思う。

・凄腕の殺し屋が見ず知らずの美人と本気で愛し合う

これだけでも結構な時間が要るのに、相手はジェシカ・アルバである。

 ビキニで泳ぐシーンとか「要る」んだよな、やっぱし

ぶっちゃけニッキーの「ネクスト」の時のジェシカ・ビール程度の役割、つまりただ美人なだけの役割しかなく、「彼女の使い方」としては正直物足りないことこの上ないが、絵的には全然OK。直前に見たラストウィッチハンターで得られなかったキスシーンも、本作ではしっかりみせてくれる。おっぱいは出ないけど乳首がわかるキャミのサービスカットもあるし(重要)。

その上で「不可能作戦」を3つもこなさなきゃならないのである。ましてや、

 その内の一人がトミー・リー・ジョーンズ。

どんだけ盛るんだよ、と。どんぶりどころか机からはみ出してるんじゃねぇの?ってレベルの特盛り状態なので、

 展開が早い早い。

「侵入するのは不可能」という刑務所にわずか1分で侵入してしまい、「あくまで事故に見せかけるんだ!」という難題を、「全く事故に見えない殺し方」で幕引きする、あまつさえ「うまくやった」ことになってる、、、

 まぁそれでいいんでしょけども。

加えて前作からの流れとして、「レコードを嗜む」「機械に詳しい<メカニックってタイトルだし」「普通のアクションシーンや銃撃シーンもある」わけで、、、

 まぁステイサムらしいと言えばステイサムらしい映画。

ただ、「ワイルドカード」「セイフ」みたいにどうしようもない駄作ではない。クリス評価は★★☆かな~。個人的にマシンガンをそこまで使わなかった点は高評価なんだけどな。あと、超高層ビルの最上階にあるプールで殺すとか。

 ラストにヒネリがなかった分高評価しづらい感じだったかな。

トミー・リー・ジョーンズもマイケル・ケイン同様「かなり歳食った」な、と。もうMIBの1や2の頃の「活きの良さ」は全く感じられない。それでも悪い役じゃなかったけど。

ぶっちゃけお金はここまで掛かってなかったけど、前作の方がオチが良かった分印象は上って感じだな。つかジェシカ・アルバに終始疑いが晴れず、
※二重スパイなんじゃないか、みたいな
最終的に何にも無いただの美人だったのもガッカリと言えばガッカリだった。やっぱ★★かな。

つか見てて思ったけど、結構「ゴルゴ13っぽい」ところがなくもないね。基本ミスをしないキャラだし。

●バンテージポイント

デニス・クエイド主演のサスペンス。結構前の作品で、映画の予告に「最新作」としてハンコックとかが出てきてちょっと愉快。

つか当時も借りて見ているのだけど、要はザッピングしていろんな人の視点から大統領暗殺計画の顛末を描いてる映画。

主人公は大統領のシークレットサービスで、もちろん彼の視点もあるが、公の場の聴衆の中にいた観光客がハンディカメラを回していたり、主犯に弟を人質に取られつつ実行犯をやったり、結構いろんな視点で「そこまでの5分」を見せてくれる、

 プロットだけならとっても面白そうな作品。

ただ、結末にあんまいい記憶がなく、プロットほどは満足感がなかったような記憶もあったので、あらためて借り直してみる事にした次第。

結構好きなフォレスト・ウィティカーや
※ウィキペ見ると結構な数の作品に出てる。ちなみに自分が見たことがある作品は8作。脇役だけだと思うとかなりの数だ。
シガニー・ウィーバーとかも出てて、キャストに不満はない。何つか、

 最後あんまスッキリしなかったのは、「ここが正念場」というクライマックスらしいクライマックスがなかった為という気がする。

一通りみんなの5分を紹介したあと、時間は動き出していくのだけど、前半の狙撃、爆弾テロ、犯人捜しの展開と比べると、どうにも地味というか、カーアクションは悪くないんだけど、、、うーんなんだろな。

 ★☆って感じ。

人に寄っては高評価な作品だろうと思うんだけどねぇ。

●セッション

あんまよく知らないJKシモンズと、新しいダメな方のファンタスティック4で主役だったマイルズ・テラー主演の音楽の映画。オススメされたので見始めたけど、、、

シモンズは「のだめ」で言う竹中直人の役回りで、マイルズはイマイチ冴えない音楽学校の学生。専攻はドラムス。で、開始早々シモンズが「明日の朝6時にスタジオへ来い」みたいな、マイルズとしては天にも昇る言葉だったにも関わらず、

 起きたら6時3分。

もうそこで再生を止めた。ざけるなと。物事に対して真剣な人間が、寝坊するのは全く許せない。それがどうでもいい相手のどうでもいい約束ならばいざ知らず、人生掛けてドラムやってきてんじゃねぇのかよ、と。

 こんなアマちゃんがこの先どんなことをしても、オレは許せない。

人間はミスをする生き物。だが、寝坊はミスじゃない。ただの怠慢だ。

さすがに数分しか見てないので評価は避ける。

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ネタ不足だから、風の旅ビトを買っちゃおうか思案中。でもエクスヴィアスの経験値稼ぎがスゲェやりたいのも事実なので、しばらくは買わない。

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2017年4月20日 (木)

ナショナルトレジャー

経験値稼ぎのお供に、DTVにあった2本を視聴。つか今し方ウィキペを流し読みしてて超ビックリ!

 本作に登場する主人公の親父役、ジョン・ヴォイト

有名なのはミッションインポッシブル。僕はアナコンダの賞金稼ぎの印象が強く、顔を見れば「ああこの人ね、見たことあるかも」という人も多いかも知れないのだけど、

 なんと!

 ビックリ!!

 この人は、、、

 アンジェリーナ・ジョリーの実の父親だった!

面白い!映画もそこそこ以上に面白い大好きな作品だけど、こんなところが文字通り繋がってたとは!

 つか全然似てねぇって思ったのは「似てると思って比べてない」からか。

まずそれが言いたかった話。

ちなみに今回は「2」→「1」の順で見たのだけど、「見てるはずだけど・・・」、2の記憶は一切なく、1はおぼろげに残ってる程度。

 ショーン・ビーンの悪役だけはスゲェ深く記憶に刻まれてた。

好きなんだよねぇ>ショーン・ビーン。よく見るとかっこいいし、いかにも悪そうな顔もイイ感じ。アーロン・エッカートより「裏表無い悪そうさ」がいい。彼が出てくるだけでちょっとテンションが上がる。ちなみに彼は別段誰かの父親ってことはない。

あらすじ的には、アメリカ合衆国の建国に関わるようなお宝をみんなで探す話。わかりやすすぎる例えをするなら、

 グーニーズの大人版。

これで100%そのまんま。ちょっとしたラブエッセンス、ド派手な侵入者避けの仕掛け、気持ちのいいラスト、(ほぼ)死なない悪役。
※2は死んじゃうけど、後味は悪くない

絵作りを見てるだけで、「ジェリー・ブラッカイマーだな!?」ってニオイのする展開は僕好みでかつテンポも良く、2で相応に歳を取ってはしまったものの、ヒロインダイアン・クルーガーも十分に魅力的。ちょっとフォーカス、スーサイドスクワッドのマーゴット・ロビーに似てる。もちろんキスシーンもあり、そこをこだわりたい僕も大満足。特に一作目の方は「出会いから恋に落ちる」展開で、ある意味インディジョーンズ魔宮の伝説を思い起こす。

ベースは「謎解き」で、要所要所の独り言が、「冴えないホームズ」に見えなくもないが、いい意味の子供向けディズニー仕様で、わかりやすさ、展開の早さを優先してる感じなのがいい。これがもしトム・ハンクスだったらこうは行かない。僕はわかりやすい映画が好きなのだ。ペイチェックとかワイルドスピードとか。

ニッキーの前髪が辛うじてあるように見えるのは「劣化前夜」なのか、はたまたズラなのかはわからないが、ゴーストライダーほどの違和感はないので、地毛だと信じたい。てか普通にかっこよくて、ヒロインが恋しちゃうのもわかる感じ。

魔宮の伝説におけるショーティにあたる役回りの若いイケメンもとてもイイ。気弱なようでいてコンピュータ関連のスキルが高く、空気も読めるし、それなりに欲もあり、こんな友達が居たらそりゃ、

 独立宣言書を盗んだり、大統領を誘拐したりもしちゃうよな?

って感じ。

 地球を二つに割ったり、日本を沈没させたりもしちゃうよな?

みたいな。

2の悪役も、これまた大好きなエド・ハリス。なんだろね、エド・ハリスってどうしてこうかっこいいの?って感じ。同じじいさんでもマイケル・ケインとはかなり違う「精悍さ」が色濃く残っていて、

 ケンカしても絶対勝てそうにないオーラがある。

特に好きなのはその性格が「悪に寄り過ぎてない」ところ。ザ・ロックでもそうだったけど、ギリギリでなんだろ、「根はいい人」が垣間見えるところがとても良い。

 まぁキャストによっては「悪まっしぐら」なのがイイ場合もあるけども。

キャストと言えば、2に登場した大統領役が、これまた僕の好きな「イケメンジジイ」であるクリストファー・パイク提督(スタートレック)だったのも良かった。
※名前はブルース・グリーンウッドというらしいが、名前を知らなきゃ好きって言っちゃダメってことはないと思うし

つまり、キャストが良く、テンポが良く、音楽やVFXも良く、ハッピーエンドも気持ちいい、僕の大好きな「ゴールデンラズベリー賞」っぽい傑作。
※事実ニッキーは2でラジー賞を主演男優で取ってたらしいし

あらためて口にすることでもないかも知れないが、

 アカデミー賞なんざクソ食らえだ。

安っぽく下世話なエンターテイメントが大好きなんだ。昔も面白かった映画が、今見ても十分面白く、楽しめる。それ以上何を望むって感じ。

 2作とも、クリス評価★★★☆。

本音を言えば続編もどんどん作って欲しいシリーズだったけど、ブラッカイマーもあんま最近名前聞かないし、ニッキーもクルーガーも歳には勝てない。抗って作ってインディクリスタルスカルみたいに「いたたまれない恋人同士」になっちゃうよりは、潔く後続にバトンタッチするなり、シリーズを終える方がいいのかも知れないな。

 映画としては本当に大好きなタイプの映画なんだけどな~。

グーニーズがまた見たくなったな~。つかこのタイプの映画でまだ見たことないヤツがあったら何でも何本でも見たいわ。大冒険活劇。アンチャーテッド買うか?

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2017年4月12日 (水)

DVDつぶやき

エクスヴィアスの経験値稼ぎコンペをやるにあたり、イイ感じの「お供」が欲しいと借りてきた作品などを少々。ちなみにゼルダに飽きてるわけでは断じてないのだけど、特に一緒に遊んでる人も居ないし、完全マイペースでやってる分には途中で少々(二日くらい)中座しても問題はないかな、と。てか、

 DVDトラマラはDVDトラマラでガッツリ稼げて楽しいし。

●シン・ゴジラ

映画館で見て以来だったけど、僕はまぁブルーレイを買うほどじゃないかな、と思って借りてきた。つか「買うほどじゃない」と言えば「キングスグレイブ」も全く買うほどじゃなかったのだが、まぁよい。

当時も少し書いたけど、本作は事前に二人の友人から情報を得てしまっていたのがよろしくなかった。別に「何も言うなよ!」というほど情報規制して向き合おうと思うほど入れ込んでもなかったし、事実そこまで僕的によかったわけでもなかったのだけど、

 見た人によって温度差がかなりある感じ。

で、あらためて見て、その当時の気持ちが間違いじゃなかった、人に影響されて自分の感想が揺らいだわけじゃなかったと再確認した。

 政治とかのシーンが超ウゼェ。

シン・ゴジラの感想の「一番」はコレだ。他のことは別段さほどでもない。在来線爆弾が愉快だとか、サカナみたいなゴジラがダサいとか、石原さとみの英語が変だとかそう言うのはさほどでもない。

ビルが破壊されるVFXが凄いとか、対策チームの面々が個性的で悪くないとか、BGMにしっかり伊福部昭を使っていて凄くしっくりするとか、意外とクライマックスが盛り上がらなかったとか、

 そんなこともまぁどうでもいい。

とにかく僕にとってのシン・ゴジラは、

 政治のシーンがウザイ映画だったって話。

総理が死んでからホントフットワークが軽くなったというか、実際問題あそこまで軽量化は出来るはず無かったとも思うのだけど、
※命令伝達の回数が6回くらいから1回になったからな。直接パイロットやドライバーに副長官がしゃべってるわけじゃないんだけど。

邪魔者が丸ごと居なくなって清々したのは間違いない。

あとは、、、劇場で見ててあんまピンと来なかったけど、モノレールの線路?のシーンがエヴァ破のソースになってたとこなんだろうな、って思ってちょっと嬉しかったとかそんなところかな。

それでも後半は嫌いじゃないので、今の評価も★★くらいはあるけれども。

●ジェイソン・ボーン

マット・デイモンが嫌いなら見なきゃいいのに、とも思いつつ、シリーズを全部見てるとやっぱり見てもイイかなと思ってしまう。ましてや経験値稼ぎのお供には、こんくらいの温度の作品がむしろちょうど良い。

 と、思って見始めたのだけど、、、

 ファンの人には悪いけど、ハッキリ言って、

 僕には超つまんねぇ!映画だった。

クリス評価は0点かな。

・展開が鈍い
・メリハリがない
・新鮮みがない
・キャラの名前がわかりづらい
・アクションにインパクトがない
・カーチェイスがとにかく眠い。てかここで寝オチした
・緊張感がない
・なんかずっとただのトラウマを追っかけてるだけの話って気がする
・美人のCIAがイマイチよくわからない

 つまり、全く面白くなかった。

なんつか、それなりの予算で作ってて、トミー・リー・ジョーンズまで引っ張り出してきた割には、ビックリするくらい肩すかし。特にカーチェイスのシーンがすこぶるつまらない。何つか、

 そこまで地味な展開だった分、ここで派手にアクションシーンですよみなさん!

と言いながら、ちっとも派手になってないというか、

 今日日、車壊したり逆走したり飛んだりだけじゃ全然盛り上がらない。

主人公もさして何が出来るってこともない。というか、特に本作ではイイトコ無し。最初にパンチ一発で「のした」以外、特にスナイプの能力があるわけでもなく、洞察力が高いわけでもなく、

 オマエ一体何が出来るんだよ?

って感じ。何つかCIAから狙われる意味が全く理解出来ない。

 コブラのが100倍強いわ。
※つまりジェイソン・ボーン100人対コブラ1人、、、ゴメン、コブラのが100万倍強かったわ。ジェイソン・ボーン100万人対コブラ1人でバランス取れるくらいだったわ。

イレイザーやザ・ウォーカーの時のデンゼル・ワシントンや、セガール全般、96時間の時のリーアム翁みたいな、「強さが流れ込んでくる演出」がほとんどなく、ヒールとなる殺し屋も、特段優れた能力があることを感じさせない。つまり、

 演出が全く物足りない。

図らずも昨日たまたま思い出した「マンガで盛り上がる時」。頭文字Dで池谷たちが、親父の代わりに出てきた拓海を叱咤する場面。ドラゴンボールのギニュー特戦隊と対峙する悟空、姫川亜弓に実力を認められた北島マヤ・・・。

 凄く強いライバルを作り、かつそれを易々と乗り越える。

 それでいて初めて主人公の強さを実感出来る。

ボーンレガシーもあんま記憶に残ってないけど、アルティメイタムと比べたら全然クソつまんなかったな。「なんとかグリーングラス」って監督だったと思うけど、意識して避けないとダメだなって思ったわ。

繰り返すけど、「楽しめた人の感性を否定するわけじゃない」ので念のため。僕には全く楽しめなかったって話だよ。

●ファイナルデッドブリッジ

新作ではない旧作。「惨殺版ピタゴラスイッチ」ことファイナルディスティネーションシリーズ5作目にして最終作。

見る前は、本作が最終作になってしまったということは、それだけ内容がしょぼかったってことなのかな、と思っていたのだけど、

 至って普通のシリーズ作だった。

強いて言えば「フリだけしていて使わないギミック」が結構多く、実際の「連鎖」だけで言えばそこまで凝ったものじゃない。個人的にはファイナルデッドサーキットが一番その辺りの作りが面白かった気がする。つかアレを一番最初に見てなかったら、シリーズ全部をコンプしようとは思わなかっただろうな、と。

まぁいつものパターンで検死官の黒人も出て来るし、最後の最後が一作目に繋がる終わりだったのも「最終作っぽい」感じだった。

キャストは誰も知らなかったけど、可もなく不可もない感じで、おっぱいはなし。回を重ねてそれなりにコンピューター関連の技術向上が進んだのと、予算も増えたのか、CGのクオリティも過去最良。

 至って普通のシリーズ作だった(二度目)。

クリス評価は★★。全然悪くはないが、
※特にレーシックのとこが新鮮かつ凄かったし
銃による射殺を折り込んだのはちょっぴり興ざめ。主人公がもちっとモテ系の展開でもよかった気がしたかなって感じかな。

まぁ古い作品だし、シリーズファンはとっくに見てるだろうけどさ。

●バイオハザード・ザ・ファイナルについて一言書きたくなったこと

誰が読んでるとも知らない独り言のようなブログだけど、とりあえず書きたいことは書いてしまう。「そんなのチラシの裏にでも書いとけよ」って話。ちなみにネタバレなので見てない人で見る予定の人は絶対読まないように。見ない人は読んでもいいけど、たぶんよくわからないと思う。

終盤レーザーの部屋が出て来るのだけど、そこで「編み目」にならなかったことが凄く不満だった。あの部屋は、最終的にレーザーが編み目になって「避けられない」状況になるのがロマンなのに、それなしでは「画竜点睛を欠く」。作品全体の評価にも(僕的には)影響したほどだった。

で、もしどうしたらスッとしたのかな、自分的にどうして欲しかったのかな、ってことを考えたら、、、

 レーザーが編み目になり、向かってくる

 アイザックス博士がアリスに掴まれ、「レーザー側」に立たされる。

 博士に触れる直前にレッドクイーンにカメラが移り、「アンブレラ社の社員は殺せない」を発動ギリギリで、レーザーが青から緑へ。
※これは抗ウイルス剤の色が緑であることとも絡める

 緑のレーザーは二人を問題なく透過していくが、

 最後博士の判定が終わると同時に青に切り替わり、劇中で切り落とされたアリスの指がそこで切り落とされるのとつじつまを合わせる。
※レッドクイーンがどんだけシビアなんだよって話になっちゃうかもだけど

ただ書いてから「そこまでレッドクイーンが徹底管理出来るんなら、もっとヤバかったところがあった気がするな」とも思った。どこって思い出せるわけじゃないけど。

 まぁ「編み目レーザー」はそれくらい(僕にとって)重要な要素だったって話

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2017年4月10日 (月)

オートマタ

エクスヴィアスの経験値稼ぎがてら、「適当にそこそこっぽい」映画を借りてきた。アントニオ・バンデラス主演、近未来SF。年式的には2044年だったかな。

太陽の異変だとか核爆弾だとかで人類の大半が死滅し、残り2100万人。開発された機械人形には二つの不可侵のルールがあった。

 生き物を傷つけない

 自らを改造しない

その昔聞いた「ロボット三原則」では、人間を傷つけない、人間に従う、とあと何だっけ?・・・調べたら「自らの存在を守る」だった。ちょっと違ってるのが面白い。確かにペットを殺されては敵わないし、魚や家畜を乱獲されるのも困る。そして、

 自らで自らを進化させてもらっても、大いに困る。

ターミネーターのような未来にならないよう、あらかじめ釘を刺しておく、というところか。

 上手いルールだ。

実際は人間の命令は絶対だし、「自らの存在を守らない」ことは、すなわち「自らの破壊」敷いては「破壊という改変」であるわけで、「改造しない」の中には「存在を守る」も含まれる。まぁ言ってしまえば

 「数は減ったがカバー範囲は広げたルール」というところ。

主人公ジャックはロボットの開発会社の保険担当であり、ロボが故障及びその他の理由で人間に危害を加えた、という「事故」の処理及び調査をする役周り。冒頭絶対傷つけないはずのロボが、愛犬を殺したから保険料を払え!という申し出に、

 あり得ないことを証明したりし、

いかに二つのルールがロボットにとって絶対なのか、そしてそのルールが変わることがどれほど希有なことなのかを切々と説いてくれる。

CGの質もデザインワークもかなりこなれていて、それなりの予算が掛かってることも感じさせる。バンデラス以外に目立ったキャストはおらず、序盤から中盤に掛けて、「ブレードランナーが大好きな監督がリスペクトして作ったんだろうな」という展開だったが、
※雨とか多いし暗いし
途中で、「クリオ」と言う「女性型に改造されたロボット」が出てきてから、話はグッと面白くなっていく。

女性型と言っても、「ニーアオートマタ」に出てくる「女の子」とは全然違う、かなり無骨にしてドライなフォルム&トーク。ここまで完成度の高い自立型のロボットが開発出来る未来なら、もっと「人間っぽい言葉遣い」をしてもおかしくないとは思うが、そうすると結果「むしろ変」に映ってしまうんだろうな、とも思った。「ワタシハ、ロボット、デス」みたいな部分は、あながち軽視出来ないんだろうな、と。

要は会社としては、そんな違法改造をした技師を見つけ出して抹殺しろ、なかったことにしろというわけなのだが、ジャックが調べても一向にそんな技師は現れない。しかし事実は紛れもなく存在してしまう。会社はジャックを首謀者として隠滅を計るが、、、

みたいな感じ。

まぁ大方の想像通りの展開になっていくのだが、最後がどうなるのかだけは、全然見えず、結構期待してクライマックスを迎えたのだけど、、、

 うーんちょっと残念かな。

何というか、「なぜそうなったのか」「今後どうなるのか」という二つの重要な疑問に対する答えが出されないまま終わってしまった感じがする。

僕の理解力の乏しさや、創造力の貧困さが原因かも知れないので、見た人によっては「そんなの○○だからに決まってるだろ」ってリアクションが返ってくるのかも知れないけど、

 なんか今ひとつスッキリしきれない感じではあった。

クリス評価としては、★★かなぁ、、、ところどころで「0.5秒長い」があったり、前述の通りスッキリしきれない部分があったりもしたけど、クリオを含め、インダストリアルデザイン全般の質が高く、バンデラスの演技もなかなか。近未来SFと言えば、前述のブレードランナー以外に、トータルリコール、オブリビオン、第9地区などが頭に浮かんだりもしたけど、

 いいとこ取りというほど良く出来てはいないまでも、そう言う映画が好きな人が見たら、「損したとまでは思わない程度には良く出来てる」映画だったな。

ラストのクリオの所作は、いろいろ考えさせられて嫌いじゃない。ネタバレなので以下反転する↓

「 ラスト自らマスクを取るのだけど、マスクを取ることで瞬きや、「ドールアイのような綺麗な瞳」は失われる。同胞はそれより少し前に同じようにマスクを取ったのだけど、この同胞の意図としては、「人間の束縛から離れる」という意味であったのに対し、

 クリオのそれは、「(ジャックへの)想いがふくらみ始めていることを自ら感じ取った」失恋と決別の所作

だったのかな、と思ってちょっと良かった。

オートマタはアンドロイドじゃないし、ヒューマノイドでもない。どう違うのかもよくわからないが、それでもラストのマスクを取るシーンは、

 とても人間的で、無骨なデザインの中に「生命」を感じさせるものだった。

まぁそれでも評価は4点止まりなんだけどさ。何つかやっぱもっとスタートを掘り下げて欲しかったってのが一番だな。「何となく生まれた」で押し通しちゃうってのは、結構大きなマイナスだったと思う。しっかり納得いく形で「スタートとゴール」を説いてくれてれば、評価は+2点あったかなって思ったな 」

 悪くはない映画だったけど。

てか、期待はかなり低かったので、ある意味「期待以上」の内容だったけどね。

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2017年3月31日 (金)

バイオハザード ザ・ファイナル

同じ監督(ポールWSアンダーソン)とは思えない面白さだった。ある意味一作目を思わせる丁寧な作り。というか、2~5作に関しては、「続きから続き」であるが故のしがらみというか、煩わしさもあったと思うけど、一作目とこの最終作に関しては、「それで終わるかも知れない」という「キリのよさ」が、作品全体を支配して、見ていてとても安心感があった。

また、長いシリーズにけじめを付ける意味合いとして、懐かしいシーンやキャストも登場し、
※「この子ローラに似てるなぁ」と思ったらマジでローラだったのにはビックリしたけど。
ファンムービーとしてもイイ感じ。集大成って表現はどこかマイナスのイメージも感じさせかねないと思うけど、本作はまさに「劇場版バイオの集大成」的な内容だった。つか足りなかったのは、

 ミラのオッパイだけ。

そう言っても過言ではない。

あそこまで広がった話を綺麗に収束させるためには、ちょっとやそっとのアクロバットでは無理だろって感じだったし、実際見てる僕も「完璧に綺麗な終わり」は期待してない。望むのは、「それっぽい終わり」と「満足感」。そう言う意味では、

 本作はかなり期待に添う出来だった、というか期待以上だった。

クリス評価は★★★☆。過度な期待をしてなかったってのはあるけど、このクオリティだったら映画館に行ってもよかったな、ってレベルではあった。

実際かなりトンデモな展開のシリーズだけに、全部付き合ってる人はそこまで多くないかも知れないけど、これまでの流れとしては、

 Tウイルスの影響で全世界の人口は5000人足らずまで減ってる

5000人なんて、吹けば飛ぶような人数だ。つかそもそもその中の何人がアンブレラの社員なのか、とも思うけど、てか今思ったけど、黒幕的なウェスカーとアイザックス博士も、ここまで減らしてどうするつもりなんだろって感じだよな。

 もう少し早めに手を打ってもよかったんじゃないの?的な。

まぁ細かいことはいいわ。ひとまず目の前の映像が面白ければそれでいい。求めているのは整合性ではなくドラマ性。てか、

 シンゴジラみたいに精度の高い政治シーンみたいなのは、全く望んでない。

だから、

 これでいい。

モンスターが出てきたり、スゲェ戦車が出てきたり、ゾンビ犬が大量に出てきたり、普通のゾンビも出てきたり、悪玉がめちゃ強くて殺陣の質が高かったり、
※これはホントそう思う。好みの範疇かも知れないけど、「ジェイソンボーン」の殺陣と本作の殺陣だったら、圧倒的絶対的に本作の殺陣の方が見ていてワクワクしたし、楽しめた。「そりゃ普通の人じゃないし、、、」みたいな感想もあるかも知れないけど、言ってもジェイソンボーンだって普通の人ではなかったわけで、、、

 盛りだくさんの内容を、なかば強引なまでに詰め込んで、それなりに体裁を整えたのはさすがというか、お疲れ様と言いたい。

「あの距離をそんな短時間で移動出来るわけない」とか、「この時代にガソリンがここまで一箇所に大量に残ってるわけない」とか、「抗ウイルス剤が1個しかない、それで全世界をカバーするなんて滑稽だ」とか、「そもそも一作目に出てきた抗ウイルス剤と何が違うのかわからない」とか、

 細かいことはいいんだよ!言っちゃダメ!

しかしミラの体格がこの数年で全然様変わりしたというか、

 エイリアンと戦ったシガニー・ウィーバーを思わせる。

「ブルー・ラグーン」の時のロリっぽさは皆無だったな。当たり前だけど。

一応ここまでネタバレらしいネタバレはしなかったけど、これだけは書いてしまう。今から見る人はここで読むのを止めるのもいい。あんま気にしてない人は読んでもいいと思うけど。

・・・

 ウェスカーの死に様、あれでよかったの!?

いや、僕はいいと思いますよ?ただ、3か4辺りで、「スゲエ超人」だった人ですよね?この人。それがあそこまで・・・。まぁ今回は博士がメインのヴィランだから、そこまでウェスカーを立たせるわけにはいかなかったのかも知れないけど、

 それにしても、、それにしてもだろ

ってちょっと思った。てか、

 尺が足りなくなったんだろうな、と。

あまりに言わなきゃならないことが多すぎて、ウェスカーの処理まで手が回らなかったんだろうな、と。

ストーリーに関しては、「なるほどねぇ」って感じで、よもやここまで「アリス」という存在が大きなモノだったことにまずビックリした。

 アンブレラ社の株の50%を持ってるなんて、一作目では微塵も感じさせなかったからな。

てか、

 5作目までなかった設定だと思うケド!!

でもそれでも強引に「そうだから!」と押し進めてしまうところが、「らしさ」でもあり、面白さでもあったと思う。てか、

 なるほどクローンがたくさん作れるわけだよ、と。

もうイッコ言うと、レッドクイーンが幼少期の彼女であるって設定に関しても、まぁ上手いと思った。主役のアリスが子供の頃の記憶がないという設定を逆手にとって、自分の子供の頃の姿も知らない=レッドクイーンの正体も知らないというつじつま合わせ。最後記憶のリライト=上書きもイイ感じだったし、

 ストーリーに関しては、ある意味シリーズ中一番面白かったとも思う。

まぁだから7点だったんだけど。てかなんでそんな面白かったのに7点なのかと言えば、、、

 ミラの魅力がイマイチだったから。あと、レーザー部屋が手抜き仕事だったから。

なんで「編み目」にならなかったのか!逃げ道がないのがあの部屋の真骨頂なのに、まぁそれやっちゃうと死んじゃうジャン!って言われたらそれまでなんだけど、それでもそこをなんとかどんな強引な手段でもいいから、「意外な抜け道」を見せて欲しかったな、と。

正直まだ作ろうと思えばもう一、二作くらい作れなくもないと思うし、出たら出たでまた借りる、もしくは見に行くって人も少なくないと思う。別に「ザ・ファイナル」だろうと、続編を作っちゃダメって法律はないわけで。
※X-MENもR-TYPEもファイナルのあとリリースされたし。まぁR-TYPEは焼き直しだけど。

この内容ならむしろ「既に制作開始してる」可能性すらあるかなって思ったわ。そのくらい良かった。繰り返しになるけど、殺陣が特に良かった。見応えのあるカーチェイスを作るのは「ワイルドスピードメガマックス」以降かなり難しくなったと思うけど、殺陣に関してはまだまだ余地はあるなって思ったな。てかアクション監督が誰だったのか気になるレベルだよ。

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2017年3月13日 (月)

ロスト・バケーション

キムタク主演のドラマ、、はロングバケーション。こっちは洋画。スタートレックビヨンドがリリースされたので、ついでに何か、、、と借りてきた。完全にジャケ借りというか、正確には裏面に書かれた「サメ」の文字と、

 C級CG映画ではあり得ない本数。

基本ツタヤでは、「面白いと思われる映画」に比例して多くの本数を置く。本当に面白いか、「僕にとって面白いか」は、借りて見てみるまで分からないが、数本貸し出されていたし、

 一位のキングオブエジプトより、こっちにフックした。

賢明にして聡明な読者様なら、本作が僕にとってどんな位置づけであるのか、既に察しが付いているかも知れない。

 僕は「駄作」をタイトルに書かない。

見たと言っても半分は早送りとか、大して書くことはないって作品は、大抵十把一絡げ的にまとめてアップするすなわち、

 本作は1本で紹介したくなるだけの作品だった!

世にサメの映画は数々あれど、本当に面白い作品はそれほど多くない。ジョーズは正直僕にとって古典でしかなく、今見てもそこまで楽しめるとは言い難い。ディープブルーは今も楽しめる傑作ではあるが、CGのクオリティはやはり時代を感じさせてしまう面がある。個人的には「サメよりワニ」の方が、地上まで移動出来る分怖いし、映画としては好きなのだが、、、

 本作、ディープブルーとは別ベクトルの傑作であった。

あそこまでエンターテイメントではない。どちらかというと「ガチ」なサバイバルホラーで、SONY&コロンビアピクチャ-が作ってるだけあって、

 波とかカメラワークとかのクオリティがすこぶる高い。

つまり、絵的な満足感を高めつつ、クリーチャーホラー特有の緊張感
※いきなり大きな音が鳴る演出も多い、、、が本作ではそれほど嫌じゃない
と、穏やかなインターバルの繰り返し。

特に素晴らしいのはそのプロットで、主人公の女の子が遊びに来た「秘密の海岸」は、文字通り穴場中の穴場で、いつもならサメなど当然居ない。ここに来るまでもたまたま方向が同じだったというおっちゃんに乗せてきて貰っていて、一緒に来るはずだった友達は二日酔いでホテル。その後知り合った彼としけ込むというメールが。

文字通り完全に孤立した状況は、「一方その頃・・・」を一切介さず、場面はほぼ全てこの「秘密の海岸」で流れていく。その感じは、ジェームズ・フランコの「127時間」を彷彿とさせ、
※似たシーンもあるし

 先が見えない怖さとドキドキ感に満ちている。

足にケガ、誰もいない浜辺、近くを回遊するサメ、岸まで200m、、、

 どないせぇっちゅうじゃ!

と全くそっちで育ったことがないのに思わずこぼれる関西弁。

正直主人公は美人どは言えないし、ビキニでもスタイルが良いとか、あとC級ホラーにありがちな「序盤おっぱい見せつつ仲良く食われるカップル」とかも居ない。優れたプロットを活かすだけの脚本とメリハリがあり、何度も「上手い!」と「怖すぎだろ!」と声に出してしまった。

ディープブルーを「面白さ:怖さ=8:2」くらいとするなら、本作のそれは「2:8」。真逆に怖さが優り、犠牲者の人数の割りに「サメが出し惜しみされない」のも凄くいい。とことんまで綺麗な南国の海。それとは不似合いなサメもまた、オリジナリティのある「新たなサメ映画」に貢献しているし、書き忘れていたけど、

 CGのクオリティも素晴らしく良い。

サメ映画と言うと、「正直CGは微妙。でもしょうがないよ」という作品が大半だと思うのだけど、

 本作のサメには、CGらしさも作り物っぽさも一切無い。

大きく怖くリアルで、ちょっと美しい。たぶん鳥とか波とかも結構CGだったんじゃないかと思ったりもするのだけど、それは全くわからなかったし、

 安っぽい映画にありがちなごまかしも一切無かった。

しっかり見せるところはしっかり見せて、それでいて白けさせない品質まで高めている感じ。

「やるなぁ」と。「スゲェなぁ」と。

先日「オーロラの彼方へ」を見た時、「こんな映画がまだ残ってるんだから、世界は広いよなぁ」と思った。当たり前ではあるものの、自分が見たことがない映画、知らない映画でも傑作はまだまだある。

 本作もまた、そのひとつだった。

クリス評価は★★★★。全く早送りしたくならなかったし、ちょっとだけ忍び寄ってきた眠気は吹き飛んだ。てかDVDでもここまで精緻な映像表現が出来ることにちょっと驚いたし、これがブルーレイになったらどうなるんだろ、とも思ったな。

ほぼネタバレを書いてないつもりだし、これもネタバレではないと思うが、

 オチもとても良かった。

ちなみに僕は基本ハッピーエンドが好きな人間だが、クリーチャーホラーに関しては、特にハッピーであれば良いという考えはない。最後生き残ったはずの人が実は、、、とか、そう言うのは全然有りだと思う。

 そう言う意味でネタバレではないと言ってるわけだが、

とにかく、サメ映画が好きな人はぜひ見て欲しい。正直これ見た後「ジョーズのがイイ」って言う人が居たら、僕とは価値観が全く違う、異世界の住人だと思ってしまうほどに、

 本作の評価は高いぞよ?

ちなみに原題の「SHALLOWS」とは、「浅瀬」という意味だった。てっきり「ジョーズ」みたいな、サメの体の一部を表すような単語かと思ってたけど、割と普通だったな。てか、

 ロスト・バケーションってタイトルよりは、そっちのが良かった気もするけどな。

監督のジャウマ・コレット・セラという人は、リーアム翁の「フライトゲーム」「アンノウン」「ランオールナイト」の監督で、結構なバジェットの作品を「撮れる」人だった。元はホラー監督だったみたいで、その筋のウェイトが高いのも頷けたな。

ヒロインのブレイク・ライブリーは、ライアン・レイノルズのグリーンランタンに出てたらしい以外、特に知ってる作品はなかった。まぁそこまでオーラのある子じゃなかったし、時代がフィットしてたらサンドラ・ブロックがしっくり来そうな役柄ではあったかな。もちろん8点を付けてるくらいだから全く悪くはなかったけどね。

てかさっき「127時間みたい」って書いたけど、ある意味「ワールドウォーZみたい」だったかも。WWZも、普通スモールバジェット作品の代名詞的素材である「ゾンビ」にお金注いで仕上げた佳作だけど、本作もそれと似た印象を受けたからな。

 あ~面白かった!!怖かった!!ラスト超良かったーーーー!!!!

みんなも見よう!

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2017年2月24日 (金)

映画数本~コララインとボタンの魔女ほか

●コララインとボタンの魔女

以前からずっと気になっていたのだけど、借りに行った時には忘れてるという一本。ちなみにそういう立ち位置の映画に「ポーラーエクスプレス」もあるけど、いつかはDTVに出る日も来るでしょう。今日の3本はどれもDTVから。

2009年アメリカの3Dポリゴン系アニメ。監督はナイトメアビフォアクリスマスの人。DTVでは字幕のみだったのでそれで見たけど、日本語吹き替えには榮倉奈々や劇団ひとりなど、「客寄せパンダ」が名を連ね、嫌が応にも不安をかき立てまくる。

特徴的なのはそのルックスで、いわゆるピクサーやドリームワークスの「丸くて柔らかな」感じとは一線を画す「針金のような細い手足」と「写実的な人形(ドール)を思わせる光源処理」、これはたまたまDTVの性能かも知れないけど、ストップモーションアニメ
※ハリーハウゼンとかウォレスとグルミットみたいな
を思わせる「動画枚数の少なさ」も、ある意味演出だったと思う。

あらすじは、

両親と田舎に引っ越してきたコララインは、両親を含めいろんなことに不満タラタラ。そんな中、古い家を探検中に小さなドアを見つける。その先には「目がボタン」の、それでいてめちゃ優しい「別の両親」や、楽しい世界が待っていた。

こんな感じ。つかウィキペのあらすじも読んだけど、

 ちょっとネタバレしすぎじゃねぇの?

って感じで僕的にはオススメしない。僕の書いたあらすじが最高だというつもりはさらさらないけど。

動画枚数の少なさもそうだけど、画面サイズもフルスクリーンにはならず、画質も素晴らしいとは言い難いものだったため、あと字幕だったことも手伝って、、

 全体的に情報量が少ない状態での視聴になった

それがかなり疲れた。何て言うか、要所要所を脳内で補完しながら見る感じというと伝わるかな。若くていろんな性能がフルに発揮されていれば、こういう映画でも難なく楽しめるのだろうけど、今の僕には、

 たぶん本来のスペックの40%くらいしか楽しめなかった気がする。

キャラクターは良くも悪くも個性的で、
※少なくともかわいくも美しくもない。どちらかというとグロい
ある程度先が読める展開ではあるものの、映像の個性が「ありがち感」を薄める感じ。

ベースが児童文学なので、どこか絵本のような展開になっているのも、良くも悪くも個性。何て言うか、そうだなぁ、、、

 たぶん小学生くらいの時に出会っていたら、今の何倍も楽しめただろうなって作品。

つまり今の僕には「時既に遅し」って感じでちょっともったいなかったな。クリス評価は★☆かな~。クライマックスの映像表現は結構好きだったけど。

●ザ・ブリザード

 ※そこそこネタバレしてるので注意

スタートレックのクリス・パイン主演の実際にあった話を元にしたディザスター映画。舞台は1950年代のアメリカ?で、沿岸警備隊の主人公バーニィ・ウェーバーは、融通の利かないくそまじめな男。その日海は大時化(おおしけ)で、2隻の大型タンカーが餌食に合う。「こんな日に出ていくなんて死にに行くようなもんだ」と仲間に言われつつ、上司の命令に従い救助に向かうバーニィ。その心には数年前助けられなかった事故の傷跡があった、、、

 的なヤツ。

大抵の場合「事実を元にした」話はつまんない。「事実は小説より味気ない」というのが僕の持論なのだが、本作はかなり気合いの入ったCGでその「味気なさ」を上手くもみ消し、かなりの濃度で緊張感を演出してくれた。

助けに行くバーニィの船は小型船で、途中コンパスを無くし、「ジャンプしたり」※船が、「水中に潜ったり」※船が するレベルのとんでもない荒波を超えていくメンツ。

タンカーはタンカーで、「訳あって」大変な状態。これを明かしちゃうと結構なネタバレになっちゃうのでとりあえず避けるけど、

 ぶっちゃけ結構死んでる。

で、残ったメンツが生き残ろうと必死。このメンツ。

そして岸に残されたバーニィの婚約者が、上司に「戻して下さい!近々結婚しちゃう予定なのよ!」的なメンツ。ちなみに上司は感情が薄い感じを上手く出していて、誰だろうこれ、誰だろう声優も誰だろうって感じだったけど、

 どうやらハルクやってた人らしい。エリック・バナという。
※「いつのハルク」かはよく覚えてない。一作目かな<いつが一作目なのって話

ともかく、その三つの場面をテンポ良く繋いで、全体的に間延びしないように「エンターテイメントに」仕上げようとしてる点は好感触。時代が昔な分、いろんなところでそれを感じさせる演出があり、まぁ悪くない。てか正直「奇跡に助けられた」側面が強いのだけど、

 実際にあったというのならまぁしょうがないって感じ。

ただ、見てるこっちとしては、

 「海外版海猿」

もうこれしか言いようがない。岸に恋人が居て、自分は助ける側。沈没間際のタンカーでもドラマがあり、最後は一応ハッピーエンド。
※これは海猿とちょっと違うとも言えるけど。

 まぁディズニーだしね。

クリス評価は★★くらいかな~。特別悪いところがあったわけじゃないんだけど、やっぱり「いくらなんでも無理があるだろ!マンガでも無茶だわ」と言いたくなる、

 夜の海でコンパスも海図もない状態で、明かりの消えたタンカーを見つける

さすが実際にあった話。フィクションでは通じない無茶も押し通す。てかこれは褒め言葉。

 実際にあったからこそ「使うことが許される奇跡」を上手く使ってる。

でなければ、鼻で笑われちゃう話。行きはあれほど凄まじい波だったのが、帰りはほとんど凪ってのも、

 んなわけあるか!>あるんです実際に!!

な感じで、まぁ正直「変な感じ」はしたかな。

いつもの軽いクリス・パインではないので、ちょっと肩すかしというか、残念な感じではあったものの、「昔の美女」っぽいヒロインと最後しっかりキスしてくれた点は合格。やっぱりそうでなくてはな、って感じ。

 正直ちょっと太り気味のヒロインは、実際のヒロインに似せてたんだな、とか。
※エンドロールで比較映像が出る。顔は似てないが雰囲気は似てる感じ

ディザスターが好きなら見てもいいかなってレベル。オススメするほどではないけど、同じく実話を元にした「パーフェクトストーム」よりは、遥かに終わりがいいので、その点は安心できるかな。
※パーフェクトストームは、つまりは恋人の元に戻って来れずに大波に飲まれて終わる、、、だったと思う。違う映画と勘違いしてたらゴメン。

●牙狼 蒼哭ノ魔竜

劇場版第二作。主人公は冴島鋼牙。つまり小西遼生君。

 こっちの牙狼のが圧倒的に好き。

しかし本作は、そんな牙狼シリーズの中にあって、

 かなりクセの強い、言い換えれば「変な」作品だった。

てか、内容をたとえるのは至って容易。

 ネバーエンディングストーリーや、オズの魔法使いのような、異世界冒険譚である。

なんか大事な物を探しに異世界に飛び込むところからはじまり、出て来るのはブリキの兵隊や肌の青い妖精、カカシやら訳の分からない人形やら。

「人間が作った物」が飽きられ,捨てられた世界という設定らしく、まぁデザインが「ネバーエンディングストーリーっぽい」。でも主人公は鋼牙なので、

 無骨に展開。

鎧も剣も「物に命が宿る」この世界で、それぞれにどっか行っちゃって、かつ「ザルバ」までもかなりの時を隔てつつ、別の場所へ。

正直いつもの牙狼のつもりで見ると、

 実写とアニメくらい違う

ので、素直に楽しめるかどうかは微妙だとも思うけど、

 「体」を得たザルバや、クライマックスの「強化された轟天」は、一見の価値有り

オチも凄く良くて、なんだかんだ言ってちょっと泣けちゃったりもしたからな。

全体通すと評価は★★くらいだけど、終盤だけなら7点くらいあげたい感じ。一応最初のテレビシリーズで登場したメンツが
※蛍雪次郎さんは声だけだったけど
ちょこちょこ顔を出し、ちょっとした同窓会気分で楽しめたかな。

あ、でも「歌詞付の主題歌」が流れなかったのは凄く残念。クライマックスでは流れて欲しかったな。凄く。

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2017年2月22日 (水)

スーサイドスクワッド

★死ぬほどネタバレしてるので読む人は覚悟して読んでね。

ウィル・スミスとマーゴット・ロビーの「フォーカス」カップルが主役の、DCコミック系スーパーヒーロー物。正確にはその中のヴィラン=悪役が主人公なヤツ。

レンタル開始は結構前なのだけど、何かこうイマイチテンションが上がらず先送り。最近は新作4本1080円にも抵抗がなくなってきたが、、、つってもまだ準新作だから安いわけでもないのだが。

あらすじ的には、スーパーマンみたいなのがもし悪玉だった場合、そいつを倒す為にこっちも悪くて強いヤツを用意しましょうという話。結果的にそのメンツの一人が、

 悪すぎて、かつ強すぎて、

その尻ぬぐいをするハメに。

DCコミック系の常として、雰囲気が全体的に暗く、マーヴルほど展開も軽くない。そして、テンポも良くない。ところどころでブレーキが掛かるような印象を受け、
※スローモーションの時間が長いとか
かつ正直な話、

 マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインちゃんの魅力で持ってると言っても過言じゃない。

笑顔がキュートで(吹き替えで見たのだけど)セリフも軽く、スタイル抜群な上に、露出度が高い、

 ぶっちゃけビキニのようなパンツをはいている。

僕は尻フェチではないが、彼女のは許せる。てか、

 彼女の尻を見るために見るような映画だと言っても過言じゃない。

流れとしては、前述の悪いヤツ=魔女が乗り移った考古学者?と、軍隊の兵士が恋に落ち、弱点である「魔女の心臓」も手に入れた操れると踏んだ上層部が、バットマンに捉えられた悪人たちと一緒にチームを組ませるはずが、

 魔女がまんまと逃げ出して、心臓も盗まれてしまう。

まぁアホウと言えばアホウな展開なのだけど、

 っていうか、アホウな展開がとても多かった!

納得出来ないというか、スッキリ出来ないというか、
※以下ネタバレ

 そんな6000年以上生きてる魔女が、「我々メタヒューマンが、、、」とか「世界を支配する、、」とか、

 言うなやって感じ。

「俺たちは仲間だ!」とか、「あんたホントに邪悪だ!」とか。言ってて恥ずかしくないのかよ、と。極悪人らしさがあまりにも薄くて、

 むしろバットマンVSスーパーマンの時のバットマンの方が、遥かに悪者っぽかった。

頼みの綱のハーレイちゃんも、なんだか別にそんなキチガイってわけじゃないし、

 普通にイイ子。

まぁ彼氏のジョーカーの方はそこそこ狂ってるのだけど、この子は「このメンツ」に入ってないし、

 うーむなんだかなぁって感じ。

例えて言うなら、アメリカンキッズ(小学校低学年くらい)に、「悪い人でも根はまじめ」みたいなのを教育するエデュテイメントな作りだった。
※そのくせ、一般兵が爆弾とともに自害したりするし。あいつが一番不幸だと思ったわ。つか、そもそもワニ男は「そのために」一緒に潜っていったんじゃねぇのかよ、と<魔女の弟を殺すために、水没した地下に残された爆弾を起動しに、一般兵とメンバーのワニ男が一緒に向かうが、ワニ男は雑魚敵に絡まれ、一般兵が爆弾起動して死ぬって展開

かっこよかったのは2箇所。

ひとつは、ウィル・スミスが、チームリーダーの軍人さんから娘の手紙をもらい&爆破装置を破壊して貰ったお礼に寝返った時。

 これは聖書に書かれるような大事件だ

 俺たちのことも記される

 俺の娘は、それを読んで知るだろう

 オヤジがクズじゃなかったと、、、

カッッケーーーーー!!!!惚れた!てか、相変わらずハリウッドは「父と子」の繋がりが大好きなんだな~って感じではあるものの、

 非常に僕好みの言い回し。

そしてもう一つは、炎を自在に操る男ディアブロが、

 まさかの(ゲームの)ディアブロみたいな姿に変身した時!

カッッッケーーーー!!!てか、

 オマエもはや人間じゃ無さ過ぎ!

正直ワニ男とブーメラン使い(ダイハードラストデイで息子役だった人。ターミネータージェニシスでカイル・リース役だった人。名前は知らない)は、

 ほとんどイイトコ無し。

ハーレイちゃんのサービスカットが9割、あとはウィルのかっこいいセリフと、ディアブロの変身が各1割って感じだったな~。クリス評価は★★ってとこ?

でもオチは嫌いじゃなかったな。下水道にケーブルテレビ引いて貰ってくつろいでるワニ男とか。ハーレイがエスプレッソ飲みながらハーレイクインロマス読んでるトコとか。

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