映画・テレビ

2019年12月14日 (土)

MIBインターナショナル

メインキャスト一新。主演はクリス・ヘムズワースと、ヒロインはテッサ・トンプソンという黒人女優。こっちは出演作を見た限りマイティソーバトルロイヤルなどのヴァルキリーという役で出てたみたいだけど、

 記憶にはない。

あとは、リーアム・ニーソンとかエマ・トンプソンとか。監督はワイルドスピードアイスブレイクのゲイリー・グレイ。アイスブレイクの印象はあんま良くなかったので、もし知ってたら多少間引いて見ることが出来たかなって程度。

ウィル・スミスやトミー・リー・ジョーンズは出て来ないものの、世界は統一されていて、「過去の英雄」的扱い。「インターナショナル」というサブタイトルにどんな意味があったのか、甚だ疑問ではあるけど、とりあえず今回の舞台はニューヨークじゃない。

吹き替えで見たのだけど、ヒロイン役の声優:今田美桜の質は決して高いとは言えず、ヘムズワースもいつもの人と違ってて違和感が残る出だし。てかヘムズワースはエンドゲームでの「デブチン」の印象があまりに強く、

 や、痩せてる・・・

まぁ特殊メイクだろうとは思ったけど、一方で「映像の印象ってのは怖いなぁ」とも。

話的には、別段特筆することは何も無い。強いて言えば、一般人からMIBになったヒロイン「M」がポイントと言えばポイントなのだろうけど、、、

 って今気付いたけど、Mは黒人。ウィル・スミスも黒人。トミーリージョーンズとヘムズワースは白人でバランス取ってたのかも。

ヘムズワースは概ね安定。アベンジャーズ世代のクリス・エヴァンスやロバートダウニーJrと比べ、特に演技の上手い下手を言う感じじゃなく、

 爽やかで軽口を叩く感じは、ある意味「コブラ(C寺沢武一)」のよう。

コブラはもっと鼻が大きく、二枚目か三枚目かと言われれば後者寄りではあるけど、キャラとしては結構近い。まぁコブラほど無敵の男って感じでもなかったけど。

リーアム翁は、「ハイT」と言うこれまで見たことがない「ハイクラス」のイニシャルを与えられたリーダー格で、実務にはあまり絡んでこない。てか、

 ぶっちゃけ4作中では最低レベル。

決して眠かったとか寝オチしたとかしょっちゅう飛ばしまくったとか言うほどクソな出来じゃなかったけど、

・特別カッコイイ乗り物が出てきたわけでもなく

・画面を見ながら「上手いなぁ」と唸らされたわけでもなく

・新手のエイリアンに驚かされたり感心させられたわけでもなく

・話にどんでん返しや絶妙な伏線回収があったわけでもなく

・音楽は今まで通りだったけどそれによって加点されることもなく

・ヒロインににじみ出るようなオーラがあったわけでもなく

・ヘムズワースがウィル・スミスより適材だと感じたことも無く

ほぼほぼ全編通して「ありきたり」な内容だった。

特に前作3が極めて面白かっただけに、「あの後」では、どうしてもハードルも上がるし、新体制で超えるのは難しかったんだろうなぁとも思うけど、

 もう少し何とかならなかったのかなぁ、と。

せっかくなかなか強力なツインズのヒールを用意してくれたのに、特筆したキャラが乗っけられたわけでもなく、

 全体的に緩い仕上げ。

実績だけが全てじゃないけど、ヒロインのテッサ・トンプソンは、正直この役は荷が重すぎたんじゃないの?って感じだった。歳は違うけどポーラ・パットンのが黒人女優としては全然好きだし魅力があった気がする。

別段ネタバレを書くほどの内容でもないけど、あえて一つだけ触れるなら、


・ 一応見て無くて見る予定の人は読まないように

スンゲェ強い武器が出てきて、出力0.001%で「ワンパンマンのパンチ並」な威力をアピールしたあと、100%が、

 「あんま変わらない感じ」だったのは、大いに不満。

もっと相当凄いかと思ったのに。

まぁレンタルで借りて暇つぶしに見る分には十分な内容。クリス評価は★☆か、おまけして★★ってところだけど。

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2019年12月13日 (金)

ライオンキング

普通だったら絶対借りない。ただ一点、

 監督が(ジョン・)ファブローだったから。

僕はファブロー監督が大好きなのだ。それはもうしょうがない。

 結果裏切られたとしても。

つか、アニメ版もそこまで傑作ってこともなく、

 サントラはそう言えば借りて聴いてたかなぁ

とか、

 里中満智子が「ジャングル大帝のパクリじゃん!」と異議申し立てしてた

とかそんな記憶。

ともかく、ファブローの映画である以上、見ないという選択肢がなかった。結果裏切られたとしても、ファンとしては見ざるを得ない。(ローランド・)エメリッヒ監督が好きなら、紀元前3000年も見ざるを得ないのだ。

 結果は、、、

 ・・・

 ・・

 ・

 超ーーーーーーフツーーーー!!

クリス評価は★☆。

面白かったかと言われたら、

 面白くなかった!

てか、ディズニーの圧力なのか、アニメ版のしがらみなのか縛りなのか、

 ジャングルブックの時のような新鮮さや面白さが全然無かった。
 ※ジャングルブックもファブロー監督

ネタバレに関しては、、、

 シンバというライオンの王子様が、ずる賢い王の弟の策謀によって国を追われ、親殺しの汚名を着せられるが、成長してカタキを取る。

これであらすじ含め全て。これ以外は全て枝葉末節味付けレベルの話。

以下適当に思ったことを箇条書き。

・CGの質が最上レベル。動物を描いたCGでは、たぶんこれ以上リアルな作品はないと思う。これはジャングルブックの時よりさらにハイレベルで、

 もう子供の頃のシンバとか、「かわいい子ライオンにしか見えない」。


・クライマックスがライオンVSライオン、さらに夜間の戦いなので、

 どっちがどっちか全然わからない、、、

応援のしようもないぞ?せめて悪い方(スカー)をまっ黒にするとか、まだらにするとか出来なかったんだろうか。日中だと多少色が褪せてて「区別がつかなくもない」けど。

・佐藤二郎演じる、イノシシの友達がなかなか良かった。てか、それとコンビを組んでるプレーリードッグ?もよかったけど、声優がわからなかったな~。あ、今出た、

 亜生(ミキ)、、、誰?

てかスカーは江口洋介だったのか。相当上手かったな。江口洋介にそんな才能があったとはって感じ。シンバ(大人)は賀来賢人。未だにこの人の名前が読めないわ。ムファサ(シンバの親父)は大和田伸也か。わからなかったけど良かったな。てか、

 いかにも芸能人声優を使いそうな映画ではあり、実際使っては居たけど、そのクオリティがかなり高くて違和感がなかったのは良かった。

・最後なぜ火事が!?火事になるようなフリがあった?

・てかあの杖は唐突に出てきたけど何?てか武器なの?

・開始1時間半くらい、「ナナ」なのか「ラナ」なのか「ナラ」なのかわからなかった。

 まさか「ナラ」が正解だったとは。

ヒロインっぽくない名前だこと。

・そもそも、ジャングルに行ったシンバが、あれだけ大きくなるためにどんだけ虫を食べ続けたのか!てか、

 シンバがジャングルで面白おかしく過ごしてる間、、、たぶん5年とかだと思うけど、ずっとナラたちは虐げられ続けたのか、、、って思うと、

 結構シンバに対してイラっとしたと思うわ。

それに、それだけ長い間、ずっと鳥にしてもマンドリル?のじいさんにしても、普通に生き延びてたんだな~って。

 スカーに食われなかった理由がよくわからない。

・子供の頃まんまと「闇の部分」に行ってしまうシンバにイラっとした。「頭の良さではオレのが上」はスカーのセリフだけど、

 それに関しては激しく同意だわ

てか、スゲェ言いたくて、それで忘れてたことを今思い出した。これがこの作品に対してクリスが言いたかった一番のこと、、、

 ハイエナを悪く描きすぎ!!

僕が大人になる過程で、「ハイエナは実は家族思いで決して悪役になるような動物じゃない」ことを学んでしまっているが故に、

 ただルックスが悪いってだけで、悪者扱いするのが、なんともいたたまれない。

 「とにかくハイエナがかわいそうな映画」だったわ。

まぁしょうがないのかも知れないけど。あとそれに感じてハイエナのリーダ格のメスを最後まで殺さなかったのは良かったなって思ったけど。

・・・

途中何度か止めちゃおうかとも思ったけど、どうにかこうにか最後まで見通すことが出来たのは良かった。どんな事情があるか知らないけど、たぶんアニメ版に凄く近い話だったんじゃないかと思うし、

 ファブロー監督の良さが全く出てない話だった。

確かにハッピーエンドではあったけど、
※僕の知る限りファブロー監督作品は全てハッピーエンド

 なんだか「枷を付けられてた」感じが拭いきれない「もどかしい作品」だったな。

もっと自由に撮らせてやれよって思ったわ。まぁ僕が知らないだけで、十分自由に撮らせて貰ってコレだったのかも知れないけど。

-----------

余談だけど、予告でトイストーリー4のトレーラーが流れた。

 全く興味がなかったのをさらにマイナスにするレベルだったわ。

ディズニーの続編に面白い作品はひとつもない。と言うか、

 見たことを後悔しなかった作品がひとつもない。

カーズ、トイストーリー、モンスターユニバーシティくらいしか無いけど。ファインディングドリーの時には、

 二モがそもそも嫌い、てかディズニーがほとんど嫌いになってたから、見る気にもならなかったけど。

てかファブロー監督を使ってもこんなんなっちゃうかと思うと、いよいよディズニーのアニメ焼き直しは「無理がある」感じだな。アラジンと美女と野獣を永遠にリメイクし続けるしかないかも知れない。
※それは僕が好きな作品がそれくらいしかないって話なだけ
 →ウォーリーとかレミーの美味しいレストランとか好きだけどさ

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2019年12月 8日 (日)

YESTERDAY

映画ってのは出会いだなと思う。わずか2時間程度の間に、出会って、別れる。きっかけはいろいろだけど、人と出会うのと同じで、自分から動かないとチャンスは巡ってこない。

最近言ってる「楽な道より楽しい道を」。夕方たまたまLINEをチェックしたら、
※ちなみに僕は熱しやすく冷めやすいので、今はほとんどLINEをやらないのだ。やってたときは数時間ぶっ通しで話しまくったりしてたのに。今日はホントたまたま仕事のLINEがあったのでチェック

 「天気の子」リベンジしねぇ?

友達が誘ってきた。仕事終わりのレイトショー1100円コース。そう言えば上映スタートの頃「もっかい見てもいいかも」って話をしてたのを思い出した。人が居なければ、ダラダラと話をしながらとかでも見られるかも知れないし。

 もしクリスが行かないんならイエスタデイにするけど。

ふむ?イエスタデイとな?知らんがな。ちょっとだけ調べてみるか、、、。

 売れないシンガーソングライターの主人公が、ある日世界規模の停電に遭う。そしてその停電の最中に交通事故に遭い、目が醒めると、

 世界は「ビートルズ」を失っていた。

みんなの前で歌ったYESTERDAYは、誰も知らず「いい曲ね」と言う。ビートルズの名前をいくらネットで検索しても「カブトムシ」か「クワガタ」しか出て来ない。名前で検索してもしかり。

 ローリングストーンズは居た。

でも、

 コカコーラは無くなってた!

何が起きたかわからないままに、主人公ジャックはビートルズの歌を歌って、世界中で大人気になっていく、、、。

 みたいな話だった。

・・・面白そう!

 天気の子よりYESTERDAYのがいいんだけど?

 OK。

そんなやりとりをして、ロビーで待ち合わせ。昨日まで存在すら知らなかった映画を観ることに。ちなみに洋画の字幕。てか、

 久々字幕以外あり得ない映画だったわ。

とかく吹き替えの方が情報量が多く、機微の把握もしやすいと言うのが最近の僕の見解なのだけど、

 さすがにこれを日本語で歌われては、興ざめどころの騒ぎじゃない。

「♪昨日~」

いくらなんでもYESTERDAYを「昨日~」とは歌わないだろうが。

ジャックには幼馴染みで、マネージャー兼ドライバーをしてもらってる女友達が居て、彼女は数学教師の傍ら、ジャックの面倒もみてた。

 ナタリー・ポートマンとレイチェル・マクアダムスを足して割ったようなキレイ、、、だけどちょっとだけクセがあるヒロイン。

 合格!

ただ、主人公は、、、最初スゲェヒゲモジャで、正直「ムサい」。かっこいいとはとてもじゃないけど言えない感じで、

 髭を剃ったら平井堅みたい。

まぁひげ面よりマシか。

お互いがお互いを少なからず意識はするものの、一歩踏み込めない「友達以上のマネージャー」って感じ。

 ハッピーエンドになってくれ!

もう僕的にはそれ一点。ビートルズの歌が要所要所で差しこまれたり、ちょいちょいガス抜きでご両親が出てきたり、悪友のロッキーが「ウザいけど最後は美味しい役やりそう感」に満ちあふれてたり、、、

 いろんなところが「お約束」で体裁を整えられてたけど、

 最後どうなるかだけはわからない。

監督のダニー・ボイルは、聞いたことはあったけどあまり馴染みがなかった。見終わるまで思い出せなかったけど、
※「スラムドッグミリオネア」の監督という記憶はあったけど、僕はそれを見てない
調べたら、ジェームズ・フランコが右手を切り落とす「127時間」の監督だった。

 結構好きな映画ではあるけど、1作で評価を下せるわけもない。

つまり、主人公もヒロインも監督も知らないような「いきなり」の作品。ファブロー監督なら十中八九ハッピーエンドにしてくれる安心感があるけど、ダニー監督はそう言う実績が全く無い。

 だから結構ヒヤヒヤしながら見てたけど、、、

・・・思った以上にスゲェ良かった!!

公開は12/12までなので、もう間がない。てかもうすぐ終わっちゃうので、見に行くなら急いで行かなきゃダメだけど、

 さっき書いたあらすじに抵抗がなく、ビートルズの歌を4、5曲聴いたことがある程度の知識で十分楽しめる良作だった。

ともすれば、ステロタイプのフォーマットの上に作られた「商業作品」っぽさが見え隠れはした。カワイイヒロインにむさい主人公、おちゃらけた悪友と、評価してくれたアーティスト、スゲェ怖い新しい女マネージャー"デブラ"。てかデブラ最高!マレフィセントの時のアンジーみたいだった。

伏線やお約束の組み方も、悪く言えば普通。よく言えば安心して見られる感じで、その上でビートルズという最強のサウンドが彩ってたから、

 悪くなるわけなかった。

僕は売れ筋のミーハー映画が大好きなのだ。変に人種差別とか人権問題とか言われちゃうと面倒臭いと思ってしまう人間なのだ。

 多少強引だろうと、気持ちよく見れればそれが最高なのだ。

クリス評価は★★★★。一緒に見に行ったヤツも同じツボで声出して笑ってたのが居心地良かった。

以下ネタバレ少々。見てない人は読まない方がイイ。

ちなみに最近ハヤリの「SFエッセンスをラブストーリーやヒューマンドラマに混ぜるタイプ」の映画なので、ある意味「君の名は」っぽいとも言える。SFは、スターウォーズやエイリアン、ターミネーターみたいな「ガチ」の物も嫌いじゃないけど、こうした「身近なもの」にブレンドするのは、厚みが出るし、個人的にも凄く好み。「タイムパラドックスラブストーリー」が鉄板だと思ってたけど、こういうアレンジもいいなって思った。

 主人公がイイ人なのがスゲェ良かった!

ヒロインも魅力的だったし、でもやっぱ主人公が善人であることがこの映画のキモだったと思う。ほとんど最初から最後まで自分に自信が無く、自分自身の気持ちにすら自信を持てない「ヘタレ」野郎だったけど、ビートルズを心から尊敬してることがよく伝わってきたし、

 ジョンと会うところとかマジ最高だった。

何て言うか、そう言うシーンもあるだろうと思える人も居るだろうけど、僕は出来なくて、だからこそ「78歳のジョン・レノン」が居ることを喜べる気持ちが素直に共感出来た。世界からビートルズが消えてしまった、、ってことは、彼らは当然「ビートルズではない普通の人」として生きて、そして死んでいくわけで、

 何もかもが悪いばかりじゃないんだよな、って思えた。

絵的にも、彼女と二人で夜のトンネルを歩くシーンとか、

 スゲェ最高。

全く同じ事をしたわけじゃないんだけど、自分の記憶、中高生くらいの頃の記憶に、好きな子とする「ああいう行為」が楽しすぎることが刻まれてて、

 いいシーンだな~って。

ヒロインに妹が居る設定も、別の男性と一度くっついちゃう流れも、そいつがスゲェいい男で自分から身を引きつつ、エンディングでちゃっかり妹とくっついてる流れも、

 キレイにトゲを無くしてくれていて、素直に嬉しい。

多少の強引さはあっても、僕はやっぱりハッピーエンドが大好きだし、

 善人が報われるストーリーが大好きなのだ。

調べたらヒロインは「シンデレラ」のシンデレラや、「ベイビードライバー」のヒロインもやってた。ベイビードライバーの時はほとんどお人形だったけど、普通にかわいくて、イイ感じだったな。

・・・

思い返してみると、一人も嫌なヤツが居なかった。早送りしたくなるシーンも飛ばしたくなる展開もなかったし、
※映画だからそもそも出来ないんだけど!

 また見たくなる映画かも知れない。

二人がトンネルでダンスするシーンがまた見たい。

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2019年11月30日 (土)

ARROW

※アップした気になって忘れてた。失敬。なのでほぼ連投

既にシーズン6まで進んでる海外ドラマの感想を今更聞かされてもとも思うけど、まぁしょうがない。僕が摂取したのが今日の話なのだから。そしてこれは僕のブログなのだから。あと、

 日本中の全ての人が視聴済みなわけでもないと思うし。

パッと見緑のフードにアイメイクして、正義の弓矢で悪を討つ、、、的な雰囲気から、

 アメコミ?マーベル?

何てことを思ったりもしたけど、どうやら違うらしい。てか、

 それ、グリーンランタンと勘違いしてね?

確かに。でももちろん気にしない。そもそも、何で今更見ようと言う気になったのかと言えば、

 何となく。

エクスヴィアスも一段落して、ポケモンに戻るでもなく、かと言って特に遊びたいゲームや読みたいマンガがあるわけでもない。

 何となく動画が見たくてネットフリックスを漁ってた。

で、まず目に止まって見たのは「慎重勇者」。既に数話視聴済みだったけど、続きも全部見た。

 思った以上に面白く、木曜の更新が楽しみに。

で、ともかく全部見ちゃったので他にはないかと物色してて目に止まったのがコレ。

あらすじとしては、、、

大富豪が息子と二人でクルーザー旅行中に嵐に遭い、転覆。息子ひとりだけが絶海の孤島で生き延び、生還するが、息子には父から託された遺言があった。

 悪いヤツらを懲らしめろ!<意訳

要はそう言う映画。文字にするとバットマンみたいだし、実際特殊な人体改造をしたわけじゃない「普通の人間」が戦う点においては類似点も多いのだけど、もちろん相違点もある。

・特別な乗り物とかがあるわけじゃない

・武器はほぼ弓と体術のみ

・事情を知る人がひとりもいない(2話まで)

・大金持ちではあるけど自分が家主ではない(家主はママ)

・ジョーカーやペンギンみたいな「悪役でございま~す!」な人が出てくるわけじゃない
・元恋人が弁護士で、そのパパが警察官。これは微妙にスパイディみたい

・謎がある

最後の「謎」とは、つまりいろんな謀略というか、物語の縦糸がある感じ。バットマンにはあんまそう言うの無かったと思う。島での5年間の暮らしとか、ママが時折見せるダークサイドとか、元恋人が親友と肉体関係があったりとか。

 まぁそんな縦糸を抜きにしても、思った以上に面白かった。

ざっくり良かった点を書くとすれば、、、

・SASUKEそのままの訓練シーンにニヤリ

・体つきがマジで強そうでキレイな筋肉

・話自体なかなか面白い

・尺が45分くらいでまことに丁度いい※シャーロックとか長すぎるんだよ

・ヒロインがイイ感じにキレイ。アナ・ケンドリックとドリュー・バリモアを足して割った様な顔

・勧善懲悪で基本ハッピーエンド

そして何より、

 武器が弓矢というのがイイ。

こないだのダークタワーもそうだったけど、やはり主人公たるもの、マシンガンの乱射では「絵にならない」。リボルバーを使いこなすイドリスもかっこよかったけど、こちらの主人公もなかなか。

ちなみに過去僕が知る弓使いと言えば、、、

・ロビンフッドのケヴィン・コスナー
・グレートウォールのマット・デイモン
・アベンジャーズのジェレミー・レナー

この3人がパッと思い浮かんだのだけど、

 マット・デイモンほどのデモンストレーションはないが、ジェレミー・レナーほどCGっぽくなく、ケヴィン・コスナーより出し惜しみもしない

タイトルがタイトルだけに、結構頻繁に弓を射ってくれる。

 でも基本善人なのか全然殺さないらしい。

殺してるみたいに見えて実は殺してない。

 ここもバットマンと似た感じ。

てかさっさとボディガードの黒人に真相を明かして仲間になっちゃって欲しい感じ。あいつかっこいいし。てか、他にも何人か見覚えのある俳優も居たけど、名前と繋がる人はひとりも居ない。

 ともかく、クリス評価は★★★と、海外ドラマとしては相当高い。

続きも全然見るつもり。てか、

 既に飽きて見るのを止めてる人とかも居そうだけど!

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2019年11月24日 (日)

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています

実写劇場版。ネットフリックスの「もうすぐ」に入っていた頃からチェックしていて、今日、ポケモンが忙しいのに、ついつい再生開始。

 面白かった!

マンガは「試し読み」か何かで最初の数ページ読んだ程度。ああこれは奥さんが死んだふりをしてるマンガなんだな、と思ってた。

で、実際始まってみると、そのエピソードは開始5分ほどで終わってしまい、

 残り1時間50分、どうやって埋める気なの!?全部コレって無理があるよね?

そんな面持ちで見てたら、、、

 思った以上に「いい映画」だった。

たぶん原作通りなのだろうけど、予想とは全然違っていて、何て言うか、

 コメディじゃなかった。

ともすれば重すぎるかなぁと思える部分も無いではないけど、終盤のまとめ方が素晴らしくて、

 気持ちのいい涙が止まらない。

涙には何種類もあるけど、無理矢理泣かされるのは僕的にあんま好きじゃない。「気持ちいい涙」とは、そんな無理矢理感ではなくて、なんだろ、気持ちが高揚して、じんわりと、でもしっかりと溢れてしまう感じ。

全編通して「良いばっかり」ではないので、評価は★★★☆(7/10点)くらいだけど、見る前は4点くらいの期待値だったので、

 良い意味で大きく裏切ってくれたな、と。

主人公はバツイチの39歳。再婚相手の妻はたぶん26~30歳くらいかな。結婚して3年過ぎると、離婚する夫婦が多いと言う話を思い描きながら、もうすぐ3度目の結婚記念日だなぁと帰宅すると、

 妻が口から血を流して倒れている。

揺すっても動かない妻。慌てて117に電話しようとすると、むくっと起き出し、笑顔で、

 「ごはんにしますね!」

呆れるやら疲れるやら。

主人公は、同僚に相談しつつも、妻が自分に不満を抱いているのだと思い、いろいろ手を打つが、、。

みたいな話。

さっきも書いたけど、展開がまず素晴らしく良かったけど、それに負けないくらい、

 キャストが最高だった。

ヒロイン妻ちえを榮倉奈々。主人公じゅんを安田顕。安田はやや歳が行きすぎかな、とも思ったけど、バツイチを演出しつつバランスが取れる配役としては、なかなか。てか、

 何より榮倉奈々が最高過ぎる。

原作の持ち味をここまでキッチリ再現出来る子は、たぶん他には居ない。ぶっちゃけ原作では、旦那さんと奥さんの身長差が結構あるのに、映画ではほぼ同じ。榮倉奈々はかなり長身なのでバランス取りづらいよなぁと思ってたのだけど、

 キャラクターのシンクロ率がそれを補って余りあるレベルだった。

脇役全般もマンガをそのまま実写化したかのようで、特筆すべきは、

 幼少期のちえ

もうかわいすぎる。

 か わ い す ぎ る !!

ぶっちゃけルックスだけじゃないと思う。纏ってる感じ、笑顔、言葉、物語の終盤にちょっと出てくるだけなのだけど、

 あれで一気に全体のクオリティが上がった。

文字通り胸を打たれてしまった。

時折重くて「10秒だけ飛ばしたい」ってところも無くはなかったけど、ガマンして全部見た。スタッフロールも、原作のイラストがあってそれと比較出来る楽しさがあり、

 いやいや、素晴らしい映画だった。

こういう普通に生きてたら映画化されたことも知らなかった、ましてや邦画だから、レンタルに行っても棚も見ない。それを、ある意味向こうからプッシュしてもらって、チェックすることが出来て、普通の画質でCMもなく、休日の昼間に見て、

 涙を吸ったティッシュが小さく丸くなる感じ。

悪くない。いや、むしろ最高だなって思う。

未婚者より既婚者に訴求する話だったかなぁとは思うけど、こんな奥さん、最高だよな~とも思う。いやはや、ホント良かった。面白かったとか楽しかったって形容詞ではなくて、「良かった」ってのがしっくり来る作品だったな!てか榮倉奈々はやっぱ演技が上手いわ。似た顔立ちだけど本田翼とは全然別だ。ばっさーも顔は好きだけど!<聞いてない。

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2019年11月14日 (木)

アクアマン

僕は昔から大げさな映画が好きだ。いわゆるブロックバスターとか、ビッグバジェットとか言われる、ハリウッド超大作みたいな映画が大好きだ。同じ映画なら少しでも大きなスクリーンで見たいし、同じ時間ならより濃密に過ごしたい。貧乏性だけど、お金を掛けてる映画と掛けてない映画なら、掛けてる映画の方が「得した気がする」。

アクアマンはDCユニバースのヒーローだ。マーベルと双璧を成す、、、とまでは今のところ行けてない気がしないでもないDC陣営。正直その最大の理由は、

 スーパーマンの魅力が弱いからではないか。

と思ったりもするが、まぁそれはともかく。

アクアマンはそんなDCヒーローの顔見せ的作品「ジャスティスリーグ」で招集された新顔の一人。作品では特に細かなエピソードまで掘り下げることも出来なかったから、

 ただの毛むくじゃらのオヤジ

くらいの印象しかなかったが、本作を見ていろいろ氷解&理解。

 なかなか大きなバックボーンを背負ってる人だった。

まず一番驚いたのが、

 最後のスタッフロールで、プロデューサーが「ロブ・コーエン」だったこと。

監督のジェイソン・ウォン?だっけ?は知らないし、主演のジェイソン・モモアも、アクアマン以外知らない。サラッとウィレム・デフォーやニコール・キッドマンを使って来た辺り、それなりの本気は感じたものの、

 特に見知ったスタッフでもないのに、思いの外面白かった理由が、「ロブ・コーエン」の文字で全てスッキリした。

僕は氏の作品が大好きなのだ。お金を湯水のように使って、派手な絵作りをし、細かなつじつま合わせは「まぁいいじゃないか」と言わんばかりのご都合主義。

ご都合主義にもいろいろあるけど、僕的には、氏のさじ加減が丁度いいのだ。

 なるほど面白かったわけだ、と。

他にもいいところは一杯あった。

・ヒロインがそこそこキレイ

・ヒロインと恋仲になる

・ヒロインも強い

・ヒロインの谷間を強調しすぎ

・ヒロインの出番が多い

・・・「ヒロイン」って言いたいだけじゃん、、、。まぁそう。

主人公は「アーサー」という。そんな名前だったのかよって感じだけど、それについてはちょっとした伏線というか、、、

 もうそれだけでネタバレになってるんだよな。ぶっちゃけ。

もう公開して、レンタル開始して、さらにネットフリックスに入ってしばらくたつから、ネタバレに関しては許して欲しいとも思うけど、

 特に他のDCヒーローと絡めなかったのが凄くいい。

僕がぶっちゃけマーベルを「あんま好きじゃなくなった」のは、あまりにも続き物的アピールで、「一見さんお断り」なテイストを打ち出したからだ。シリーズ物はファンにはより楽しめるが、いきなり見た人には強い疎外感を抱かせる。ゲームでもそう。導入部で初心者を蔑ろにしたゲームに名作は少ない。
※本音では「ない」と言いたいところだが

ジャスティスリーグのあとの作品なので、ちょっとでも気を抜けばワンカットでも他のヒーローのニオイを「入れたくなった」と思う。でもあえてそれをせず、しっかり本作だけ、アクアマンだけで仕上げたのはホントに良かった。それによって物語に集中出来たし、アクアマン=アーサーの魅力を強く打ち出せたと思う。

 とは言え、彼(ジェイソン・モモア)のあの「瞳と瞳の間の距離」はどうにも戴けない。

世間一般でどういう言い方が一番通じるのかわからないけど、「離れ過ぎ」。今ひとつ感情が伝わりづらいというか、「目力を感じにくい」。

たぶん意識すればそう見せないことも出来たのだろうけど、ちょいちょい「離れてるな~」って感じてしまって、「映画の外にはじき出されてしまった」気がする。

 でもまぁそれ以外は、普通にイイ人。

ジャスティスリーグでは、「アベンジャーズエンドゲーム」の時のソーみたいな「無頼漢で我関せず」なキャラだった記憶があるけど、

 本作では正義感に溢れ、人命を尊重し、責任感も強い。

やっぱ彼だけでメインを張る以上、不都合なマイナスは不要ということかも。

SFXも相当凄い。時にアバターのようで、時にマトリックス、時にスターウォーズのようなSFXは、もはや全編通して使われていないシーンは無いのではないかと言うレベルで怒濤のエフェクトまみれ。ただ、

 では(過去の作品である)スターウォーズエピソードIより映像が素晴らしかったかと言われたら、それはそれで違う。

なんだろ、物量は凄いけど、ソコに至までの「ブラシュアップ」がSWとは全然違う。

 SWにあんなクソダサイ兵隊は出て来ないし、ブラックマンタだっけ?ダークマンタ?あのデザインもひどすぎる。

戦艦一つ、乗り物一つ、魚やタツノオトシゴに付けた装具一つ取っても、「徹底的なセンスの磨き方」がされてる感じじゃない。

 雑多であり、混沌であり、贅沢ではあるけど、美しさに欠ける。

もっともそれが良い意味でのケレン味であり、ロブ・コーエンの気楽さ、居心地の良さでもある。

 実際、SWはそう何度も見たいと思わないけど、ステルスは何回も何回も見てしまう。

映画は芸術作品であっても構わないが、芸術作品でなければならないなんてことはない。エンターテイメント、民衆の娯楽作品があっても全然問題無い。

海が舞台の作品で、「映画が青いなぁ」と思ったら砂漠のシーン。「え?どうして?」と思いながらも「海中で溶岩や爆発の赤」。街中の格闘シーンもあえて青みの少ないところを選んでるんだろう。

 それで何にも問題はないのだ。

ライバルのマスクデザインが地味にカッコ良く、「銀は脇役の色だよなぁ」と思いつつも嫌いじゃない。

ウィレム・デフォーは味方なのか敵なのかよくわからない感じだったけど、まぁ当たり障りのない役で、ちょっぴり物足りない。

主人公の子役時代の男の子が爽やかでかわいく、好印象。

ママがあまりに歳を取らなすぎてビックリ。ヒロインのパパがどっかで見たことがあるけどなぁと思ったら、まさかのドルフ・ラングレンでもっとビックリ。あんな顔だっけ?

怪物がイイ感じにでかくて強くて良かったし、長尺の割りにメリハリに富んでて、飽きさせない工夫が随所に見られた。とんでもない傑作ではないけど、見て損したと思うこともない、イイ感じの大作。クリス評価は★★★☆。紙一重で6点より上かな、って感じ。

 ヒロインが良かったからな。

-------------

以下蛇足。

見終わって、ブログを書き終わって、しばらくしたら、悪い癖が浮上。

 何となく妄想してみた。

 ヒロイン:メラは、何を考えたんだろう。

途中まではライバルであり、次男であるオームの婚約者として、政略結婚を強いられる立場だったが、それに関しては特に不満があるようでもなかった。その世界ではそれが当たり前という「文化」だったからだ。

しかし、長男であり、アトランティスの真の王位継承者であるアーサーが出てきて、さらにこいつは全ての海の統治者であるマスターオーシャンに最も近い男。さらに善人と来ている。

 善人はともすれば女性に対してマイナスの印象を抱かせかねないが、メラはそこまでスレてるわけでもない。

徐々にアーサーに惹かれ、ついには自分からキスしちゃう。つまりは愛の告白である。てか、

 もしオームが人間達と戦争を起こそうなどとよこしまな考えに至らなければ、たぶん彼女はそのままオームと結婚し、子を授かって、それなりに幸せな家庭を築いたに違いない。

だがしかし、新鮮で魅力的な地上の世界に現れた毛むくじゃらな男に、メラはついつい心を奪われてしまう。

 「こっちのがいいわ」

もちろんそんな言葉ではないだろうが、どこかで取捨選択をしたからこそのキスではあっただろう。

 「このままオームを亡き者にしちゃってくれれば、ワタシ的にはスムーズに相方をバトンタッチしてもらえるわね」

もちろんそんな言葉ではないだろうが、事実はそうだ。政略結婚とは言え、一度は結婚の約束をした男性から、別の男性に心変わりするなど、普通どの世界でもあまりよろしいことではあるまい。「状況が状況だから・・・」と、自分に言い聞かせた面もあるかも知れない。

 「でも、女王様、オームをお許しになっちゃったわ」

 「ってことは、、、ワタシ、ちょっとヤバくない?」。

あ、でも今はもう裏切り者=アーサー寄りだから大丈夫かな。大体女王様もワタシのこと助けてくれたわけだし、「息子の嫁の本命」は間違いなくワタシよね?

 まぁブロンドイケメンのオームも悪くはなかったけど、、、

 でも個人的にひげ面が好みなのよね。

別にアーサーが王様じゃなくても、ワタシ的にはちょっとアリって言うか、がんばって!って言うか、、、好きになっちゃったって言うか、、、

あ、でも、もしオームが改心して言い寄ってきたらどうしよ、、、二人の間でワタシ、揺れちゃうかも、、、。あ、でもその前にまずは子供よね!アーサーとの間に子供!てか、

 それってクオーターよね!能力とかどうなんだろ。

ちゃんとトライデント継承出来るかしら、、、。ちょっぴり不安だわ。でもワタシだってまんざら弱いわけじゃないし、王族なんだから、血統的にはバッチリよね。でもアーサーのお父様って普通の人間でしょ?隔世遺伝で「人間っぽいアトランティス人」になっちゃったらどうしよ、、、まぁその時考えればいいか。

いや、、、むしろ、ワタシ的に、人間界でアーサーのご両親と一緒に暮らすってのも悪くないわよね、、、。まだまだいろんな美味しい物がありそうだし、キレイなところとか、アーサーが言ってた「小さな海」にも行ってみたい。

 やっぱアーサーを選んで正解だったわ。

さすがワタシ、見る目があるわね。あ!もし子供が女の子だったらどうしましょ。でもって人間の男性に心を奪われちゃったりしたら、、、

 ガールズトークが楽しそうでいいわね!

何にしてもひとまず一件落着してよかった。これからしばらくは彼とラブラブ新婚生活ね!彼のお父様にもご挨拶しないと。あ、胸元はもう少し隠した方がいいかしら。

 「ねぇダーリンどう思う?」

おしまい。▲▲▲。

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2019年11月11日 (月)

ターミネーター ニューフェイト

カレンダーにメモしてあった開始日は昨日。2日目の今日(11/9)見に行ってきた。場所は、いつも通りイオンシネマ7番スクリーンG16。

 原題は「DARK FATE」。紛らわしい。そのまま「ダークフェイト」でいいだろうに。

外の気温が16度で肌寒かったけど、館内は暖房が効いててやや暑く。上着を脱いで見始めた。予告はシンカリオン、ムーラン、あと何だっけ?なんだか子供向けのものが多かったような。あ、スターウォーズ最終作スカイウォーカーの夜明けの予告も初めて見た。

 これは見に来ないとな!

って感じ。シンカリオンはヱヴァと同時上映?よくわからない。紛らわしかった。

本作は、前作「ジェニシス」とは直接的な繋がりはなく、むしろ「T2」の続編として作られた作品。つまり、

・核戦争後にジョンと彼女だけ助かる「3」

とか、

・全面的にジョンとスカイネットとの戦いに終始した「4」

とは全く別の未来。CMではおばあちゃんになったリンダ・ハミルトンと、おじいちゃんになって久しいシュワルツネッガーが主演で、あとは見覚え名の無いキャラと俳優。

 一体どんな話なのか。

ジェニシスは、つまりは「1」のアレンジ版という感じで、全く別のパラレルな世界だったけど、各役柄のキャラ付けが大きく初代と変わっていて、

 凄く明るく爽やかな仕上がり。

あんな世界なのに「ハッピーエンド」と呼べる後味があるのは、たぶんジェニシスだけだったと思う。

 それと比べると、以前のテイストにかなり引き戻された手触り。

いつものテーマ曲がよく似合う、シリアスでサスペンスタッチのSFアクション。笑顔はほとんど無く、しょっちゅう人が死ぬ。

 完全にネタバレ無しで言うのは難しいけど、「ターミネーターを見に行く」人の10割が、「ターミネーターだわ」と感じるような映画だった。

良くも悪くも「ターミネーターらしい」内容で、特に前作のような冒険はしてない。リンダ・ハミルトン=サラ・コナーがあまりにおばあちゃんなことに抵抗が否めないとか、

 なかなか過去を超えるのは難しいよね~

と思うことはあるけど、シリーズ作が好きなら、映画館で見て後悔するような映画じゃなかったと思う。クリス評価は★★★。無難な及第点って感じ。

ともかく、T1やT2を見てるのは前提になるけど、言ってしまえば、

 人類が発明した人工知能の暴走によって核戦争が引き起こされ、未来はマシーン達に支配され、生き延びた僅かな人類もむなしい抵抗を続けてるだけだった。がしかし、ある日人類の中にひとりの英雄が生まれ、マシーン達を駆逐、人類に勝利をもたらした。ターミネーターはそんな未来から、「英雄を生む前の母親」を殺しにやって来た。

 それが1。

で、2では子供が生まれたが、再度未来から子供を抹殺するために新たなターミネーターと、その子供を守るために別のターミネーターが送り込まれて来た。何とか無事に悪い方をやっつけつつ、善玉ターミーも溶鉱炉の中へ、、、。

 本作はその続き。

冒頭未来から二人の「何者か」が現代にやってくる。一人は裸の女性:グレイスで、もう一人はT1000に似たタイプ、つまりいろんな姿に形を変えることが出来るターミネーター。グレイスもまた、初代同様ひとりの女性を守るためにやってきたのだが、、、。

 みたいなあらすじ。

まぁあとは概ね予想を外さない展開。ネタバレなので詳しくは書かないけど、

 こういう終わりになるよね。この登場人物なら。

って感じ。意外性はほぼ無いので、ストーリーが面白かったってことは無いと思う。

 まぁ雰囲気と絵作りはさすがにお金掛けてる感じだったけど。

でも、(本作の話じゃないけど)T1000タイプのターミネーターは、もうどうしようもないと思うよね。基本強すぎる設定。撃っても斬っても焼いても凍らせても壊れないんだから、あとは「2」みたいに溶かしちゃうくらいしか倒し方は思い浮かばない。てか、

 こんなとんでもないタイプが量産されたら、未来とか人類全滅だろ常考

って感じ。ジョンだろうと今回のヒロインだろうと、どうもこうもないだろって思うのだけど、

 まぁそこは大人の事情ってところか。

てか強いこともそうだけど、「映画として新しいインパクトを創造するのが極めて難しい」ってことも言えると思う。ジェニシスでも同タイプが出てきたけど、ぶっちゃけ初めてT2を見たときの衝撃を10とするなら、「1か2」くらいしか驚けなかったもんな。

 本作もそう言う意味では同様。

何て言うか、「ひねり」もあるにはあるけど、正直自分がターミネーターだったら、

 ここでこうすれば殺せちゃうよね。

って場面がどうしても出てきてしまう。何て言うか、「重要なところで弱い」みたいな。

 だからT1000が強すぎたんだって。

あんなの出しちゃったら、視聴者はいろんな妄想というか、シミュレーション的なことを考えちゃって、「詰み」になっちゃうと思う。

 なので、要はがんばって「見ないフリ」をしないとダメ。

「ここでこうすれば殺せちゃう」という発想をグッと堪えて、「どう楽しませてくれるか」に身を委ねないと。

 そう言うスタンスで見る分には、本作は結構がんばってたと思う。

まぁだからこその6点なのだけど。

・・・

以下適当にネタバレ。つってもそう多く語るような映画でもないけど。

あ、一応見るつもりの人は読まない方がイイかも。

つまんないかどうかは人それぞれだけど、お金が掛かってる「大作」であることは間違いないと思うので、そう言う映画が好きな人は、ネタバレを読む前に見てきた方がイイと思いますです。

・・・

 ジョンを殺しちゃったヤツが、まさか改心するとは、度肝を抜かれたわ。

これが一番驚いた。てか、しばらく理解出来なかった。てっきり「善玉が別に送り込まれた設定」をまた使ってるのかと思ったら、

 まさかの当人。

そりゃサラも怒髪天を衝くわ。ぶっ殺さない方がむしろ違和感。てか、

 それ(人類の未来のため)で押し切るのがマジいい度胸してると思った。

まぁ20年以上経って怒りや憎しみも風化した、、、割りにはターミネーターを殺し続ける暮らしをしてるわけで。

 てか毎回殺してるのに、今回だけ妙に手強いってのも、正直違和感が拭えなかったり。

それ以外はまぁ普通。水から出てきたグレイスが「え?そいつってターミネーターじゃないの?」って思ったら全然本人だったとか、「え?どう考えても泳げないよねシュワ氏」と思いつつ、普通に陸に上がってたり、ダムの先の川って、簡単に水面まで泳いでいけるくらいの水深なんだ、とか、壊れかけとは言え、一番死んじゃダメな子がタミーに肉弾戦挑んじゃうんだ、とか。

 まぁいろいろ違和感はあったけど、別段許せる。てか、ジョンを殺したシュワ氏とタッグを組むのが許せるなら、他も全て許せるわって感じ。

新しいタミーは、黒い液体タイプで、前作のジェイソン・クラークのヤツに似てると言えば似てる。ただあっちのが未来っぽいかな。

分身作れちゃう設定は面白いとは思ったけど、

 容積を変えられるってことにしちゃっていいなら、とんでもなく長い槍とかを伸ばして殺せちゃうよね?

って疑問には応えて貰えず。分身1体作るのも2体作るのも同じなんじゃないの?と思いつつ1体までと言う制限があったらしい。

 もちっと分身との連係プレイを楽しませて欲しかった気もするけど。

あ、あと全体的に画面が暗くて、状況把握がしづらい感じはあった。「ブラックパンサー」の悪い印象に近いというか、

 フレームレートが低い感じというか。

16コマ/秒なのか24コマ/秒なのかわからないけど、例えばポリゴンのゲームのアクションシーンだったら、スペックのあるハードで60コマ/秒で表示出来たりすることを鑑みると、

 どうしてもコマ送りな印象が残ってしまう。

そこがちょっと惜しかったと言えば惜しかったかな。

そうそう、書き忘れてたけど、今回ヒロインを守る為にやってきた女性戦士、

 相当良かった。

身長は、たぶん180cm以上。老化が進むシュワ氏より大きいくらいで、キレイな筋肉質。顔はロビン・ライトを「若く、そして熱くした感じ」。ヘアスタイルがロビン・ライトっぽい金髪ショートだったからイメージに引きずられたかも。

彼女は人間なので、普通に食べるし飲む。たぶんトイレも行くでしょう。そう言うシーンはなかったけど。てか、ただ強化人間に改造されたってだけじゃないポテンシャルの高さみたいなのも感じさせたけど、訓練シーンとかは無かったね。

 死んじゃって超残念だけど、話の持っていき方次第で「また登場させる」ことも出来るかもって思った。

てかよくこんな魅力的な女優が残ってたなぁって思ったけど、、、調べてみたら、名前はマッケンジー・デイビス。マット・デイモンの「オデッセイ」や、ブレードランナー2049にも出てたらしい。そっちでの印象は全く残ってないけど、

 今回の役は相当よかったと思う。

マーベルで「誰か」やりそうなくらい。

ちなみに身長は178cmだって。ヒール履いてたのかな。
※シュワ氏の身長は188cm

・・・

思えばターミネーターシリーズも「3」以外全部映画館で見てるんだよな。てか「3」も見たような気がしないでもない程度で記憶が曖昧なだけ。シリーズで作られてる大作映画は少なくない。エイリアン、ミッションインポッシブル、ワイルドスピード、ジュラシックパーク、、、。でも、割と「普通にすぐ見に行く」のは、案外これくらいかも知れない。ありきたりのストーリーではあるけど、だからこそ安心して楽しめるってこともあるもんね。

 てか次もこの続きになるとしたら、リンダが生きてる間に撮らなきゃだね。

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2019年11月 8日 (金)

ダークタワー

ネットフリックスで見た映画。だけど専売じゃない。バナーには結構好きな黒人俳優イドリス・エルバ。始まってすぐ、

 SONYのロゴ。

すなわちコロンビアピクチャーズ。

監督や俳優で映画の善し悪しを計る事は少なくない。でも、会社で計るケースはそれほど多くはない。

 コロンビアピクチャーズは、数少ないひとつ。

単に好みだというだけかも知れないけど、ロストバケーションの時にも同じ事を思った。
てか、そもそもコロンビアの映画自体それほど多くないので、たまに見かけるとテンションがちょっとだけ上がる。

 なかなか期待通りの映画だった。

特に話が凝ってるとか、歴史に残る、名を刻むと言うタイプの映画じゃない。でも、主演のイドリスと、敵方のマシュー・マコノヒーは、名前だけで十分人が呼べる役者だし、子役(と言っても11歳)の男の子も、なかなか悪くない演技だった。

あらすじは、

現代社会で異世界の不思議な夢に悩まされる少年。両親はこれを精神病だと思い、施設に入れようとするが、実はその少年には特別な力があり、異世界、、、たぶん未来の地球では、彼の力を使って世界を破滅させようとする魔術師が居た、、

 そんな感じ。

てか上のあらすじではイドリス=ガンスリンガーと呼ばれる正義のハンターが出てこないけど、まぁ二人で魔術師の野望を打ち砕こう、みたいな。

 てか文字にしたら凄く陳腐だけど、映像的にはもっとダークで、どちらかと言えば「ターミネーター4」みたいな温度。

特に笑いの要素はなく、サスペンスもミステリーもラブもない。

 そこそこ贅沢なSFアクション映画。

クリス評価は★★★。正直話は大したことないので、どうしても高評価には繋がりにくいジレンマはあるものの、

 個人的にとても大きく評価するポイントがあったので。

以下ネタバレに入って行くので、興味が沸いた人はここで読むのを止めて、借りるなりネットフリックスを起動するなりしよう。とりあえず、

・マトリックス
・ターミネーター
・ウォンテッド

みたいな映画を「ややクオリティダウンした」と思えば、大きくは外さないと思う。期待過剰はダメダメだからね。

・・・

ガンスリンガーとは、つまりは「ガンマン」のこと。特にマシンガンとかライフルではなく、ハンドガン、、、マグナムやリボルバー、拳銃使いのことを指す。

 嫌いではない。

拳銃とマシンガンの違いは、拳銃は「狙わないと当たらない」こと。そしてマシンガンは「大量の敵を倒すことが出来ること」だと思うのだけど、

 本作の彼は、「拳銃で大量の敵を倒す」。

「弾はどうなってんの?」。確かに。その疑問は大いにある。もちろん持てる弾数にも弾倉にも限りはあるし、何より、リロードしなければ撃ち続けることは出来ない。マシンガンであれば、その性質上「いくらでも撃てて不思議はない」と思わせるが、拳銃の場合はそうは行かない。

 だからこそ、リロードシーンが絵になる。

最初に出てきたリロードシーンからして相当ステキだった。

 右手に持った銃に、左手で6発の弾を装填する。

ただそれだけのシーンなのだけど、

 そのスムーズさ足るや、筆舌に尽くしがたい速度。

そこだけでもある種エポックメイキングであり、ウットリしてしまう。CGなのかな?とも今なら思うけど、見てる時はそうは思わない。思うのは、

 かっこいいなぁオイ!

って感じ。そこからもちょいちょい「ステキな銃捌き」を何度も見せてくれて、終盤からクライマックスはなかなか。
※まぁ最後の最後はやや微妙だったけど

 ホルターに入ってる弾薬が全然減っていかないことに関しては、まぁ許してやれよって話。

僕がこのタイトルを知らなかっただけで、作品とは「超大作」「ビッグバジェット」に属する映画だったんだなぁと思うレベルの「美しさ」と「派手さ」を兼ね備えた銃撃戦。

 使ってるのがマシンガンじゃないだけで、十分絵になる。

てか、見てる時は「いいなぁ」くらいだったけど、冷静に考えてみると、

 僕がこれまで見た全ての映画の中で、最も素晴らしい銃撃戦だったかも知れない。

それほどまでにイドリスのガン捌きは素晴らしく、「ガンスリンガー」という肩書きに見合うものだった。

ウィキペを見ると、原作がスティーブンキングで、さらにこれは続き物だという。いかにもラストで続きそうな終わりだったし、世界感自体かなりしっかりと作られている。

 続きがあるなら、映画館に行ってもいいレベルの佳作だった。

・・・

まぁ気になったところも無いではない。

・お袋さん殺されちゃった割りには割と立ち直りが早い

・機械ひとつ壊しただけで基地全部が吹っ飛ぶのはやり過ぎ

そして、、、

 そもそもダークタワーってなんぞ?

これが一番大きい。あれが壊されたら世界は終わる、、、と言われても、そもそもダークタワーに人が居るのかとか、ダークタワーが「何をしてくれているのか」とか一切描かれなかった。

続き物だから、次回作以降に明かされる可能性は低からずあるにしても、もう少し「壊されちゃマズイでしょ常考」と言いたくなるエピソードがあっても良かった気がしたな。

ノーマークだったけど、相当良かった。大満足。てかやっぱ★★★☆でもいいかな。

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2019年11月 1日 (金)

上海要塞

ネットフリックスオンリーだったような気もするけど、あんまよく覚えてない。異星人からの攻撃で、地球上の主だった都市は壊滅。上海を残すのみとなった。

 まるでちょっと昔の日本のSFのよう。

まぁ別にその点は今の中国を見てれば「当然」とも思うけど。

主人公は、若い技師から、戦闘機のパイロット候補生、果ては最高司令官にまで上り詰めてしまう若者。

 いかんせん華奢過ぎる。

顔も甘いマスク過ぎるというか、ジャニーズというより「ジャニーズジュニア」って感じ。背も低く、ヘアスタイルもマッシュルームのよう。

 よくこれで合格したな

って感じで、その違和感が最初から最後まで拭いきれなかった。キムタクのヤマトも、ある意味華奢だったとは思うけど、

 ここまでじゃなかったでしょ、って感じ。

ヒロインは二人。一人は入隊時の司令官で、

 どっかで見たことがあるような、、、あ!「クローサー夕陽天使」の人だ。

他にも何度か目にしてた。てかこの人結構お歳を召されてるんじゃないの?

 最後に名前見て「そうそうこんな名前だったわ」と、

 スー・チー(43歳)

凄い!なんとウィキペディアにこの作品が載ってない!
※作品でもスーチーの出演作でも

マイナーなのか新しいのか、、、。

お金のあることをこれでもかとアピールするCGのオンパレードで、

・マザーシップ
・戦闘機
・敵プレデター(大小)
・ドローン(味方)
・大型キャノン

など、なかなかに気合いの入ったメカが多数登場。メカ好きがそれ目的で見るなら、「有りと言えば有り」。個人的にはドローンのデザインがかなりかっこよく、もっと活躍して欲しかったのと、物語中鳴り物入りで登場した戦闘機が、

 非常にカッコ悪かった

のが残念だった。雰囲気的にかなり盛り上げてたから、

 てっきり人型のバルキリーみたいなのが出てくるかと思いきや、、、

スノースピーダーをダサくしたような戦闘機だったわ。

あらすじとしては、

宇宙の特殊な物質でエネルギー問題が解決に向かったが、その物質を求めてエイリアンも襲来するようになってしまった。上海の地下にはそのエネルギーを抽出してシールドを発生する装置があったが、そのエネルギーは、「上海キャノン」と呼ばれるエネルギー兵器にも使われていた。キャノンを撃てばシールドは無くなってしまう、、、みたいな。

主人公の仲間は彼を入れて4人。中には恋仲の男女も居たが、

 中途半端な雰囲気作りで、「彼女は主人公の方が好きなわけ?」と誤解してしまうところも。

まぁ僕の読解力が低いだけなのかも知れないけど。

ともかく、「友情」「成り上がり」「メカ」「美人」「SF」と、いわゆる男子が好きそうなエッセンスをこれでもかとちりばめた娯楽作品。

 誰も見ないと思うけど、以下ネタバレ。

 クリス評価は★☆。

 途中よく眠らなかったなぁって感じ。

 メカはそこそこかっこよく、雰囲気もよかったけど、、、

 あと制服が「科学特捜隊」つまり、初代ウルトラマンの制服みたいだった。

 あと、ちょいちょい理由がよくわからないシーンもあった。

 なぜ全く敵に効果がない武器で攻撃し続けるのか、とか、

 なぜマザーシップが目視できるまで気付かないのか、とか

 なぜ簡単にプレデターの進入を許しまくっちゃうのか、とか

以下ネタバレ。

 死にすぎ。

主人公以外のレギュラーは全員死んだ。てか、主人公も自己犠牲で突っ込んで行ったくせに、

 なぜあの状況で脱出出来たのか甚だ疑問。

全長が30kmくらいありそうなマザーシップの中心に向けて特攻。赤外線センサーで

「僕を狙って下さい!!」

「あいわかった!」

「(キャノン)ズドーン」

「(母船)ドカーン!」

なのに生きてる。オーイって感じ。ただ、意中の司令官の最後の遺品が主人公が送った花だったのはちょっと「上手いね」と思ったけど。

 まぁ古代進こと木村拓哉も死んでしまったわけで。

こういうSFは誰かを殺さないと終われないのかなぁとも思ったりもしたけど。

キスシーンもなく、無理矢理昔を懐かしむような作りも「それっぽい」でも「あざとい」って感じ。でもやっぱ最初に書いた通り、

 主人公が華奢過ぎる。

いや、

 貧弱過ぎる。

背も低いし、
※たぶんスーチーより低い

 ここだけはミスキャストなんじゃないのかねぇ、、、って感じだった。

つか予算的にはかなり掛かってたと思うけど、今のところはまだ中国人に日本人やハリウッドを超える「日本人向けの作品」は作れないなって思った。

 中国人からしたら、「とっくに日本映画は超えてるけど?」って思うのかも知れないけどさ。

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2019年10月31日 (木)

三度目の殺人

久々、ホント久々に録画した映画を観た。前回がいつか思い出せない。

 CM多いな~。

福山雅治、役所広司、広瀬すずの推理サスペンス。

「サスペンス」と「ミステリー」の違いは、前者は犯人がわかっていて、後者はわかっていない、そう認識しているのだけど、

 本作は冒頭、役所広司の殺害シーンから始まる。

そして主人公福山は弁護士の役柄。

あらすじは、、、上手く話すのが難しいけど、

自分を首にした会社の社長を殺害し、財布を盗み、焼いた罪で起訴されていた役所を、福山が弁護する。「死刑を無期懲役に出来れば御の字」「強盗殺人」を「殺人+窃盗」に持っていきたい。もしくは「怨恨」や、社長夫人からの「保険金殺人の共謀」と言う可能性、、、。

弁護士は、依頼人の罪が少しでも軽くなるように尽力する。そこには真か偽か、正義か悪かは存在しない。人柄も、事実も、理由も重要じゃない。

 福山雅治と言えば、自分の中ではガリレオのイメージが圧倒的に強い。天才的で独善的、知的でスマート。

本作を見ていてチラ付いたのは、むしろ、

 木村拓哉向きの役じゃないの?

二人のイメージは意外と近い。二枚目で知的。しゃべり方もどことなしか似た脚本が充てられがち。違うのは身長と、

 熱量。

福山より木村の方が情熱的で、感情的な役が似合う、、、僕はそう思って、本作も最初は理性的な展開で、「福山っぽいなぁ」と思っていたけど、途中からどんどん熱くなっていって、

 ちょいちょい木村がしゃべってるかのような既視感がまとわりつく。

まぁこれはそもそも役柄が「実は感情的」だっただけみたいだけど。

正直言って、こういう法廷が絡む推理・心理サスペンスは、僕の中の経験値が乏しく、

 誰が悪いのか、何がどう関係してるのかが良くわからなくなってしまった。

いや、相当丁寧に綴っているし、カメラや光に使い方も「上手いな~」と思うことも多々あった。検察側の市川実日子も、

 らし過ぎるくらいらしい役作り。

ちょっとやつれた斉藤由貴も妙にしっくり来るし、なるほど日本アカデミー賞とか「取りそうだな」ってくらい良く出来てたとは思うけど、、、

 え?三度目の殺人って?

見終わる直前までずっと引きずってた。「殺人」を辞書で引くと、「人を殺すこと」とある。

 誰かが誰かを殺す。

一体誰が?

頭の中で???が舞い踊っていたのだけど、見終わって何とかその嵐も収まった。とりあえずクリス評価は★★★。イイ感じの雰囲気と、慣れない法廷関連のシーン、魅力的な俳優とカメラワークに、僕には少々分不相応なシナリオ。

 ここまで読んで興味が沸いたなら、見てもいいかもねって感じ。

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以下ネタバレというか、想像というか。

ネットで考察のネタを一つ読んで、なるほどと思いつつ、かなり概ねスッキリ。

てか、役所広司は、つまりは誰も殺してないんだろうな、と。

「器」という言葉が妙に強く印象づけられるラストシーンだけど、結局彼自身は「何も」思う事がない。意志がない人だったのかな、と。

 そう、カナリアを一匹逃がしたことですら。

広瀬すずが、親しみを持って接触したことすら、広瀬がそうあることを期待したからで、弁護士や警察、検察に犯人に祭り上げられたことも、彼らの意志に染まってしまったから。

「殺してない」という吐露のシーンも、「彼自身の悪意」で行動したわけじゃなく、でも実際は殺している。「(自分の意志で)殺してない」。と言う、ちょっぴりズルい言い訳。

福山が、役所の意を汲み、そしてそれを理解したからこそ、わざわざ自分の死刑が確定するような言動に及ぶ。それもまた自らの決断や選択ではない。

「誰も本当のことを言わない」と広瀬が言うのは、つまりは、「本当のこと」があまりに荒唐無稽というか、言っても信じて貰えない、言う意味がないって諦めみたいなことなのかなぁと。

 てか、足をケガしたのが、「事実ではなく、ただの本人の幻想」であるとするなら、広瀬もまた、役所と同じような「感化される特殊技能」を持ってたのかも?

そう考えると、福山が冒頭で「真実かどうかなんてどうでもいい」的な話をするのもしっくり来る。

 メインの3人は3人とも、自分の意志以上に周りの人間の影響を受けやすい3人だったのかな、と。

だからこそ裁判官ではなく弁護士になったし、北海道の大学に行きたいと思ったのだし、

 二度の殺人を犯してしまったのかな、と。

・・・

まぁ凝った物語だったけど、ぶっちゃけかなり疲れた。つまんなかったわけじゃないけど、合う合わないで言えば、あんま僕向きの話じゃなかったかな~。

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