映画・テレビ

2017年6月22日 (木)

リトル・フォレスト

DTVのオススメに入っていた邦画。「夏・秋」と「冬・春」があり、それぞれ別々に劇場公開。年式は2、3年前。夏で1時間秋で1時間、計4時間という尺で、マンガ原作からどのくらいアレンジされているかはわからないが、春で物語はキレイに終わる。

劇中では具体的な場所は明かされないが、東北の小さな山村に生まれた女の子が、成長して都会に出て、その後訳あって戻ってきて、お袋さんがいきなり失踪して、それでも何とか村の人と助け合いながら生きていく、みたいな話。夏には夏の、秋には秋の景色と食べ物があり、各シーズンにある7つのシーンは「1st Dish~」として食べ物と共に流れていく。

 が、別にグルメドラマというほどではない。

ヘタしたら「え?今の回ってなんか食べ物扱ってた?」みたいな時もあるレベル。

主演の橋本愛は、際だって美人というわけではないが、整った顔立ちで、正直こんな田舎に居るのは不自然ではあるものの、真摯に農業に向き合う姿に違和感はなく、悪くない。
舞台が舞台だけに、

 頭の中で「DASH村」「オオカミ子供の雨と雪」が何度も交錯する。

つか、メインの話はホントこの二つに近いシチュエーションなので、
※特に住んでる家とか

 基本は、ああいう雰囲気を期待して見ればいい。

ただ、僕的には余計なノイズとして、本人がこの暮らしを全面的に由としていないきらいがあり、特に冬から春に掛けては、(物語は結末に向かうとは言え)気持ちよく田舎暮らしや食べ物を楽しむというわけにはいかなかった。その点はとても残念。

ちなみに、幼なじみの女の子役に、僕の大好きな松岡茉優がキャスティングされていて、
※「松岡茉優」はちはやふるのしのぶちゃん役が有名

 とてもイイ。

この子は磨けば凄く光る可能性を持ちつつも「イイ感じに脇役」な「いい意味でのオーラの無さ」があり、広瀬すずや今回の橋本愛を上手くサポートしてくれている。彼女が出てるのを見てるだけで結構幸せだ。てか日本の女優では一番好きかも。

ともかく、年頃の女の子が母親に見放されるというのは、どうひいき目に見ても辛い。農家として虫とか草とか土とかと毎日のように格闘し、冬は雪とか霜とかにも気を配らなきゃならないし、ある程度は日雇いとかして現金も必要になる。

 だから、基本彼女は笑わない。

たとえば季節の物を料理し、食べて美味しかったとしても笑わないし、自ら「大好物」と言った「納豆の砂糖醤油モチ」を食べても、特に「美味しい」とか言わない。「ひとりだから」誰かに言う必要がないとも言えるが、

 割と無口だ。

一方でナレーションも彼女の独白なので、そっちではしっかりと状況説明、心情を吐露していく。でもやっぱ「孤独のグルメ」の吾朗さんのように饒舌というわけにはいかない。

ネットでの評判は概ね絶賛だが、対局で最低評価をする者も居る。当たり前の話田舎暮らしは共感しづらいし、このシチュエーションで何を持って楽しいと感じられるかは、なかなか難しいとも言える。

 表面的な憧れと現実的な嫌悪が同居する感じ。

電話も黒電話だったり、テレビも見あたらず、エアコンもない。

自然は綺麗だが、暮らしていくのに楽だとは到底思えず、それでもがんばっている姿は悪くない。

一切の共感は出来ないし、同情もするが、それでもグレたり自暴自棄になったりせずに日々生きていく「生き様」は、ちょっとかっこよかったりする。ちなみにお酒やたばこも嗜まない。
※甘酒的な「米サワー」を飲んだくらい

全体的に時間の流れは穏やかだが、一方で制作を「ROBOT」がやってるだけあって、CGを使った演出や、細かなカット割りが差し込まれ、テンポがよどまないように工夫はされている。「夏・秋」を普通に見ていて思った以上に面白かったので、「冬・春」に行く前に再度「夏・秋」を見返したら、

 速攻で寝オチした。

決して悪くはないのだが、
※作ってる食べ物の多くは、全く今の暮らしに馴染みのない、ある意味「新鮮な」物ばかりだし
じゃあ感動とか大満足とかかと言われるとそんなこともない。最終的なオチも、個人的にはあんま好きになれなかったし。

でもこないだ「ズートピア」で書いた「バックボーン」で言えば、彼女の行動には一切の不自然さがない。子供の頃からこの村で育ち、都会に出て、彼氏と別れ、出戻ってきて、母親に失踪され、ひとりでがんばり、、、。

結構評価に困る。生活ではなく、映画として好きか嫌いかで言えば、答えは「好き」。でもこの生活には一切憧れないし、オチに関しては好きとは言えない。

 ・・・★★★かな~。

かなり高め。でも人によって評価は大きく分かれそうな気がする。ちなみに猫もちょっと出て来るが、なかなかかわいい。ちなみに1点は松岡茉優分。

余談だけど、個人的に一番好きなシーンは、夜小さな灯りで本を読んでる時に、「我が家は森と沢に囲まれているので、、、」

 アゲハ、カブトムシ、そしてフクロウがやってきたりする。

本音としては「カーテンくらい閉めとけよ」とも思うが、屋根の上に止まってるフクロウってのは、生半可な田舎では見られない情景として、「いいな」と思った。もっとも、

 クマとかは勘弁して欲しいけど。

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2017年6月16日 (金)

ハウスオブカード~野望の階段~

ついこないだラストシップで「海外ドラマはやっぱダメだ」なんて話した舌の根も乾かぬうちに、その言葉をまんま反故にする作品に遭遇。

 要は面白ければ続き物だろうと1話完結だろうと関係ない

本作は、こないだ絶賛した「ドラゴン・タトゥーの女」のデヴィット・フィンチャー監督の連ドラ、、、なのだけど、初出はテレビではなくネットフリックスで、さらに「全話同時配信」という本作以前には例がなかった形態で人気を博した作品。つまり言い換えるなら、

 全13話という「長い長い映画」

まぁ内容は、アメリカ大統領を支持し、当選の暁には国務長官のポストを約束してくれていたのに、反故にされてブチ切れた院内幹事フランクが、手段を選ばずのし上がっていく話。

「ハウス」は、ホワイトハウスのハウスと、トランプのカードを組んで作る「壊れやすいハウス」のダブルミーニングだと思われ、

 ぶっちゃけ僕の好みとは真逆とも言える世界。

政治とかマジどうでもいいし、「シン・ゴジラ」でも政治のシーンが大嫌いだったし。

 ただ、これもまた「面白ければその限りではない」。

つまり、庵野監督の政治シーンは全く面白くなく、フィンチャー監督の政治を扱った話は、、、

 フィンチャー監督だけでなく、主演のケヴィン・スペイシーが極めて素晴らしい。

彼はユージュアルサスペクツでかなりかっこいい役所を演じていたが、

 本作ではフィンチャー監督と「ダブル制作総指揮」でクレジットされているだけあって、

自分の良さを100%フルに発揮してる感じ。具体的に言えば、

 フィンチャー監督のカット割りの早さ、テンポの良さ、演出の上手さと、

 スペイシーの饒舌かつ残酷なセリフ、回転の速いキャラクターの見事な演技

これがガッチリかみ合って、

 見ていてとても痛快。全く飽きさせず、イライラもしない。

「頭の良い男を敵に回すとどうなるか」というわかりやすくも単純なプロットを、ホワイトハウス、アメリカ議会を舞台に、最高の役者を使って仕上げた。

スペイシーは頭もハゲだし、年齢もそこそこ行ってるが、目力が強く、言葉に無駄がない。特に僕好みなのはその頭の良さで、

 問題の途中で答えを言うのが好きな人にはたまらない感じ?

監督が天才であることに気持ちよく身をゆだねられる感じ。

また、スペイシー以外にも、奥さんのロビン・ライトもまた強烈に頭が良くドライで、目的のためには手段を選ばないタイプ。

 カッケーーー!!

ともすればヒールなのだけど、でも2人とも不条理でも不義理でもない(残酷だけど)。きちんと筋が通って約束を守っていれば、彼らほど頼りがいのあるスタッフ(部下であり上司)は居ないと思わせるところが、

 今のネットコミュニティに僕が感じる溜飲をスッと下げてくれる。

味方と敵の線引きが徹底している点は、ある意味ドラゴン・タトゥのリスベットにも通じるが、今作では色恋沙汰はあくまで脇役の仕事で、メインの2人はあくまで「勝つために」行動する。

 ウットリーーー!!

たまたま横でプリンタを操作してた娘からも、

 カッコイーーー!!

と声が出るほど。

目的があり、そのための道筋がある。僕を含め誰しもがそう言う状況で選択と決断を繰り返していくが、常に「最適解」を選べるわけではない。下手したら選択肢の中に最適解がないなんてことも、ままある話だ。

しかし、フランク(スペイシー)のチョイスと行動は、常に最適解。それも劇中ではテンポ良く、迷い無くはじき出されていく。見てる僕らがとまどってる間にも、次々と追い詰め、懐柔し、のし上がっていく。時にはウソも付くし、残酷とも思える決断を平気でするが、

 やられたらやり返すという、少年マンガチックなかっこよさが、彼に対する嫌悪感を完全に払拭する。

政治の世界ではあるものの、やってることは、意趣返し。最高に頭のイイ男の復習劇なのだ。

情報をリークする若手女性新聞記者がどっかで見たことあるな、と思ったら、新しい方の「ファンタスティック4」のスー役。彼女もまた「目的のためには女の武器を使う」人。何つか、

 本作には「目的のためには手段を選ばない」人がたくさん出て来る。

その連中は必ずしも善ではない、、、というか、全て善ではないのだが、

 全てが勝者になってる。
※1巻を見おえた時点では

僕は「悪いヤツ」が嫌いなんじゃない。嫌いなのは「嫌なヤツ」だ。そして、もっと嫌いなのが「頭の悪いヤツ」。なぜそこでそんなチョイスをするのか!?結果自分がより不利になるに決まってるチョイスを平気でする、、、

 そんな脚本でムリを通すような監督や脚本家には心底ゲンナリする。

美しい物語とは、常に最善を選びつつも窮地に陥ってしまう「納得」がなくてはならない。(視聴者である)僕が、キャラクター以上の選択を「取れてしまってはならない」。
 同じか、僕の上を行って貰わないと。

ハウスオブカードは、まさに「みんなが僕の上を行ってくれる」。それが心地よく、痛快で、面白い。

 むしろ永遠にトップにならないで欲しいくらいだ。

以下余談

・ちょっとおっぱいがある

以上。

クリス評価はそれを含め★★★☆ってところだ。

物語の中で奥さんがフランクに、「あなたは絶対に謝らない人なはずよ?たとえ私にも」みたいなセリフがあったのだけど、

 謝らないということは、常に非がない、ミスがないってことだからな。

ホント、カッケーと思うわ。ある意味理想だ。

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2017年6月13日 (火)

エルフ~サンタの国からやってきた~ほか

●原題「ELF」

調べてみたら2003年と結構前の映画だった。大好きなジョン・ファブロー監督の比較的初期の作品。てか、アイアンマン1、2、ザスーラ、カウボーイ&エイリアン、シェフ、ジャングルブックと、監督してる作品はどれもハズレがなく、
※あくまで個人的に、だけど
※他の見てない監督作は2001年の「Made」という映画だけ

勢いでこれも借りてきたのだけど、

 マイナスの溜めが長くて凄く辛かった。でも、

 最後のカタルシスはマジパネェ。

ぶっちゃけ、

 結構号泣。

もちろん悲しい涙ではなく、さわやかな感動。

 ズルいなぁと思う。

タイトルが「サンタが街にやってきた」でも「サンタの国へやってきた」でもない「サンタの国からやってきた」ということで、最初意味が良くわからなかった。

 サンタの国から何がやってきたのか。サンタじゃないの?

この辺りはアメリカンな常識
※イースターエッグやハロウィン的な
なのだと思うのだけど、どうやら「エルフ」という存在は、「サンタの国」に住んでいて、プレゼントを作ったりお菓子を食べたりしているものらしい。

主人公は、赤ん坊の時に孤児院からたまたまサンタのプレゼント袋に紛れてこの国に来てしまい、そのまま30年エルフの子供として育てられた、

 子供の心を持ちまくった中年

見た目もかわいげは一切無く、でも中身はピュア。その雰囲気は昔見たトム・ハンクスの「ビッグ」を思い起こさせたが、
※子供の心のまま大人になってしまう話

 その主人公バディが、実の父を捜しにニューヨークに来て、結構切ない目を見てしまう。

そこがどうにもツライ。てかファブロー監督の作品って「そういうとこ」あるよな~と思いつつ、

 慎重に飛ばしながら見る。

ぶっちゃけ全部見ないとラストで感動出来ないでしょ?って人が大半だとは思うのだけど、

 十分感動出来るのである。

てかそんなにガッツリ飛ばさないし。

また本作は、ヒロインにあたるズーイー・デシャネルという子もとても魅力的。メグ・ライアンとテリーサ・パーマーを足して2で割ったようなブロンドのカワイコちゃんで、

 キスシーンがあるのも非常に良い。

てかここはゆずれないところ。バディの実の母親は死別していて、実の父は再婚して連れ子も居る。

 その子供もなかなかに良い。

てか、「こうなるだろう」という期待を思いっきり煽りながら、実際そうなる映画。だからほとんど裏切りはないし、ひねりもどんでん返しもない。ただただ、

 クライマックスの絵作りが素晴らしすぎて、もう泣くしかない感じに大感動してしまう感じ。

まさに「ファブロー節」という感じで、ザスーラやシェフ、ジャングルブックが好きな人なら、問題なくオススメ出来る。てか、

 ファブロー監督とは女性の趣味が凄く近いんだろうなぁと思う。

相変わらず本人もチョイ役で出演。ちょっと嬉しい。あと今ウィキペ見てたら、

 レイ・ハリーハウゼンも声優で出演

「どんな繋がりだよ!?」とも思うが、悪くない。

最近の僕の映画の感想と言えば、半分くらいが「全部見てない」ので、そんなヤツの感想を真に受けられないという人も多いだろうなと思ったりもするのだけど、逆に言えば、

・カワイイヒロイン
・キスシーンとさわやかなハッピーエンド

これを保証してさえくれれば、僕にとっては駄作になり得ない。そう言う人もきっと居ると思うんだよね。

 本作はまさにそう言う人向けの映画。

クリス評価は、マイナスの溜め部分を飛ばし飛ばし見てしまったことを含めつつ、★★☆。てか、ラスト10分の気持ちよさ清々しさだけならもっとずっと高い。Amazonの評価も5点満点で四捨五入5点と超高得点だし、

 アメリカナイズされたクリスマス物に抵抗がなければ、「見て損した」とは思わないと思うな。

てかズーイー・デシャネル、こんなにかわいいのに他に「そのかわいさをアピールする」作品を知らなかったのがとても悔やまれるわ。アレクサンドラ・ダダリオをスリムにしてエロを抑え、キュートさを上げた感じ。つまりはさっき書いた感じなんだけどさ。

●ラストシップ

海外ドラマ。DTVに1stシーズンが入り、以前からちょっとだけ見たかったので見た。

 ウイルスで全世界が滅亡寸前。頼みの綱は北極に病原体の抗体を探しに行ったたったひとつの戦艦だけ

テレビドラマだからってお金が掛かってないわけじゃないんだけど、
※マイケル・ベイが絡んでるし
出てくる俳優は誰一人知らない。

つか、やっぱ海外ドラマは苦手だなぁって感じた。

結局のところ海外ドラマって「結末がありきで作ってない」んだよね。最初から「1stシーズン」って謳ってるわけで、面白ければ2ndにも3rdにも進む。でも人気がなければバッサリと終了したり、路線変更だってする。

 要は安心して楽しめない。刹那的な面白さを受け入れないとダメな感じ。

確かに「テレビとしては」大がかりで、サバイバルホラー感も出てるとは思うけど、ずっと見てても基本「イベントの繰り返し」でメインストーリーはたぶん微速前進。特に1話目は、これからずっと見て貰う為に「より力が入ってる」のがわかるだけに、

 こっからは失速していくだけなんだろうな、と。

ハッピーエンドかどうかも決まってない、今後失速が見えている、刹那的なヒューマンドラマ。

もちろん全部見たら違うのかも知れないけど、少なくとも「1話完結」のシャーロックのような展開は望めまい。

 2話はもういいやってなっちゃったわ。1話は一切飛ばさなかったけど。クリス評価は★☆。2時間映画で見たかった素材だな~。

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2017年6月11日 (日)

アフターアース

僕が選ぶ情けない顔の出来る俳優№1と言えば、

 ジェイデン・スミス

を置いて他に居ない。何作か見てきているが、その全ての作品で、彼はのび太なんて目じゃないくらいカッコ悪く情けなく頼りなく、

 見苦しい。

なので、親子共演というウィル・スミスの親バカぶりを置いといてなお、全く見るつもりはなかったのだけど、

たまたま、ホントにたまたまスマホでDTVのオススメトレーラーを流していたら、

 自分の想像とは全く違う話だってことがわかって、俄然興味が沸き、おもむろに視聴してみた。

 結果、、、

 やっぱり猛烈に情けない。

が、設定は悪くなかった。というか、見る前の勝手な想像では、スミス親子が宇宙旅行をしていて、ほぼ人類が絶滅してしまった地球に戻ってきて二人仲良くがんばる、って話かと思っていたのだけど、

 割と違ってた。

見たことがない人も多いとは思うけど、あらすじを書くのはなかなか難しいので、箇条書きにしてみる。

・人類はエイリアンに襲われる

・エイリアンは人間の恐怖のニオイに反応して襲ってくるモンスターを地球に投下

・絶滅の危機に地球外へ脱出

・そこで「ゴースト」と呼ばれる、一切恐怖を感じない戦士が誕生

・その子供が主人公。でも戦士になる訓練には不合格。

・でもパパは割と冷たい

・でもたまには、と別の惑星への訓練に子供を同行させる

・その途中アステロイドで被弾

・二人を残して全滅しつつある惑星に不時着

・その惑星は危険度MAXの「地球」

・パパは両足を骨折。救難信号を出すビーコンは、100km先

・パパと通信しつつJr.が単身そこを目指す

・「アフターアース」には危険がいっぱい

・でも何とか乗り越えて助かる

そんな話。ネタバレも全部書いちゃったけど、まぁ10分も見てれば終わりが見える的な映画なので気にしない。てか今更僕のこの感想を読んでる人は、せいぜい常連さんくらいのモノだと思うし、

 そこまで見る価値がある映画でもなかったし。

クリス評価は★☆。

とにかくジェイデンの情けなさ、「甘さ」、ガキっぽさが際立っていて、見ていて大半はイライラ。あとパパの空気の読め無さ加減にもイライラ。てか、

 序盤宇宙船から吹っ飛ばされたのがパパじゃなかったのかよっ!

って感じに普通に不時着後一緒に居てビックリ。

 そう言う映画なんだ、と。

「100km」なんて言っちゃって大丈夫なの?って感じ。てかこれまた序盤にその「道程」を示す地図が表示されるのだけど、

 全然標高差が下なところに向かってる感じじゃないのに、凄まじい距離の落下をしたり、川下りをしたり。

見返したら違うんだろうか。

じゃあ何が加点要素だったのかと言えば、

 思ってた以上に「アフターアース」が丁寧に作られていたこと。

現存する地球上の生物が凶暴になってる体ではあるものの、そこそこメリハリがある相手と展開。クライマックスも「ベストキッドみたい」ではあったものの、まぁ悪くなく、

 そもそもこういう設定の映画が好きって話。

ぶっちゃけジェイデンより向いてる子役はいくらでもいたとは思うし、実質パパと共演してるパートもそれほど長くないので、「もっと良くなった可能性」がとてもあったとは思うけど、

 ほぼ早送りしたいと思うシーンもなかったし、0点だと思ってた映画が3点なら、個人的には十分って感じだったな。

ともかく、「情けない顔の男の子(中学生くらい)」が見たいという人以外には全くオススメはしない。逆に、そう言う子が見たい人には、

 100点でも足りない傑作と言えるだろうな。

情けない顔部門なら全宇宙イチの名優だと思うわ>ジェイデン・スミス。

 僕は嫌いだけど。

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2017年5月30日 (火)

ドラゴン・タトゥーの女

2011年のアメリカ映画。2009年の「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」と原作は同じだが、キャストも製作国も違う。ダニエル・クレイグが主演なのに、なんでパッケージが鼻ピアスの女なのかって思ったら、別の映画だった。僕が見たのはダニエルの方。見る人は気をつけて。

なんとなく興味はあるけどスルーしてた。DTVにも結構前から入っていて、マイクリップには入れてるものの、見てなかった。もしかしたら他にも僕みたいに「興味はなくはないけど、まだ見てないんだよね」という人が居るかも知れない。

 十分オススメ出来る。

ただ、内容はかなり「大人向け」。例えて言うなら、

 ゴルゴ13のエンターテイメント性を楽しめる年齢向け。

何というか、全体的に劇画調というか、007スペクターのような「子供も楽しめるアクション」という感じは全くない。尺も長く2時間半以上あり、かと言って「0.1秒長い」と感じさせるシーンは皆無。

 でも話はかなり複雑。

ジャンルとしては結構純度の高いミステリーで、ともすれば1980年代のパソコンアドベンチャーゲーム、キスオブマーダーとかマンハッタンレクイエムみたいなニオイのする、

 かっこいい男が難解な事件に挑む感じ。

てか、つい昨日座頭市を見てしみじみ「かっこよくないなぁ」と思った僕の感性としては、

 ダニエルのかっこよさがたまらなく居心地良かった。

誰も気にしてないと思うけど、

 冷蔵庫の上を転がる瓶をスッと受け止めて置くシーンとか、マジ最高。

全然何気ないシーンなのだけど、何気ないからこそ「普通は入れない」。ただでさえ長尺な映画なのに、なぜこれを入れる必要があったのか。それは、

 彼がかっこよかったから。

もしかしたらアドリブだったのかも知れないけど、その洗練された動きは、ある意味007のようなスマートかつ無駄がない「美しさ」がある。彼の役は、

 かっこよくなければ勤まらない。

そう感じさせた。

物語としては、雑誌のライターを務める主人公ミカエルが、ウソのニュースを掴まされ、立場を追われる。そんなところへ、ある金持ちのじいさんが「孫を殺した犯人を見つけてくれ」と依頼を持ちかけてくる。平行して精神に「少々」障害のある「とても個性的な23歳の少女」のエピソードが描かれ、それらが中盤で一つになる感じ。で、

 かなりエロい。

ぶっちゃけ「18禁」でもおかしくないくらいハードなシーンがあり、正直ちょっとピリピリするというか、でもやっぱ主人公がモテる分には全く問題ないというか、ヒロインのルーニー・マーラは、決して日本人受けする美人・カワイイ顔ではないし、役柄的にかなり危ない子なのだけど、

 スタイルがシルヴィア・クリステルっぽくて、とてもエロい。

でも、、、

 「ハッピーエンドとは言い難い終わり」。

もうこれが凄く辛かった。てか、僕のブログを読むということは、この部分には絶対的に触れる覚悟をしてもらいたいと思うのだけど、

 正直辛かったーーー

何つかめっちゃいろんな謎が思いっきりこれでもかとちりばめられて展開するので、途中何度も「???」って感じになったのだけど、ラストだけは、「幸せになりようがないんだろうな」と。それがメチャ切なかった。つか、

 リスベット(ヒロイン)ルートでハッピーエンドにさせてくれ!

って感じだったな。つかここを知ってたとしても、

 十分面白い作品なので、クリス評価は★★★★!でオススメ!
※でも男性向けかな。ダニエルが好きなら女性でもイケルけど

めちゃ高いです。とにかく謎解きの過程に甘さがなく、じいさんが40年費やして見つけられなかった真相を、ほんの半年ほどで見つける流れが秀逸。全然簡単じゃなく、でも見てる人も一緒に推理出来る上質なカット割り。一挙手一投足がかっこいいダニエルだからこそ、悩んでるシーンでも間が持つし、秘密道具やVFXがなくてもスリルや興奮は十分演出出来るという見本のような展開がとてもよかった。

 強いて言えば固有名詞がわかりづらくてほとんど覚えられなかった、、、

まぁこれは僕がアホウだからだろうけど。

ともかく、

・話が面白い
・キャストが素晴らしい
・演技も素晴らしい
・クライマックスの流れもいい
・やや過剰なくらいのエロも最高

 ただ、最後の最後だけは、切なかった。

そんな映画だったな~。つかダニエルはホントハズレがないというか、スゲェ役者だと思うわ。てかヒロインがマジエロかったから、スゲェ高評価だわ。てかヒロインだけじゃなくて全体的にハードコアな魅力満載だったわ。ちょっと自分がオトナになった気がしちゃったりもしちゃったよ。あと書き忘れてたことあった。全体的に、

 スゲェたばこを吸うシーンが多い。

「なんでそこまで?」ってくらい。14歳の女の子とか、「たばことライターを買う」→「1本吸って残りは捨てる」とか。トータルで30回くらいあったんじゃないかってくらい。

 監督がヘビースモーカーなのか、そもそも原作にあったのか。

ある意味この作品の雰囲気を「大人向け」にするのに一役買ってたとも言えるけどさ。

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既に気に入ったシーンは5回とか繰り返し見てる。レイプとかは嫌なので飛ばす。ガチで気に入ってる証拠。

●お気に入りのシーン

死ぬほどネタバレなので、見てない人は読まないように。ちなみにタイムスタンプはDTVのソレ。もしかしたらDVDとかとはズレがあるかも。

2:14頃。字幕だと「もっと触ってて」。吹き替えだと「手、また中に入れて」。エロさも多少あるんだけど、それ以上に「内側に入った人にはとことん懐いちゃうタイプなんだろうな」、強烈なツンデレなんだろうなって感じが凄く好き。

1:19 アシスタントとして雇いに来たシーン。「リスベット、リスベットでいいかな?」ってセリフも好き。初対面でファーストネーム。意外と馴れ馴れしい。でもそこがいい。

1:28:40 暗号化したパソコンを使ってるシーン。一気に距離が短くなってる感じがいい。目をつぶって、そしてミカエルの方を見る。この瞬間に彼が味方になってる。でもそのあとの猫が死んでるシーンはツライ。

1:38:30 濡れ場。エロい。つかこの濡れ場がよもや終盤もう一回来るとは思わなかった。そこも上手い。「あなたとの仕事好き」ってセリフも好き。間髪入れずに「僕もそうだよ」もいい。訳が「あなた」なのもとてもいい。てか、今回吹き替えも字幕も両方で見てるのだけど、どっちにもいいところがあって、どっちにも微妙なところがある。

娘が敬虔なクリスチャンであることが、謎解きに絡んでるのも、ありがちだが上手い。

メガネを掛けるシーンも、よくよく考えるとかっこいい。知的な紳士を演出する。メガネ好き女子をピンポイントでノックアウト。

2:29 「綺麗だ」というシーンでホントに一瞬ニヤッとするのがかわいい。でもそのあとがかわいそう。

冷蔵庫の上の瓶を拾うシーンが見つからない!てか、最初から見直そうかな。
→1:20過ぎに発見。やっぱり何度見てもかっこいい。てか、本作は前半は主に「溜め」※特にリスベットの方 で、後半2人が一緒になってからが好きなので、後半ばっか見返してるけど、クソ寒い家に引っ越してきたとことかも、独特の雰囲気があって結構好き。

ネット価格送料込み550円ブルーレイ。買っちゃおうかな。デヴィッド・フィンチャー監督の評価も高い。ゴーンガール、ソーシャルネットワーク、ファイトクラブ、あとエイリアン3もそうだった。

ヒロインルーニー・マーラは、他にも出てる作品が当然あるのだけど、本作ほどのオーラはないと思う。それほどまでに本作の彼女は魅力に溢れていて、僕自身は評価しないけど、アカデミー賞主演女優賞とか取って欲しかったな~って思った。
※ノミネートはされたみたいだけど

ネットで探すと「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」との違いなどを紹介してくれてるサイトとかもあるのだけど、読み解く限り「こちらの方がミカエルをかっこよく描いてる」感じがして、「かっこいいダニエル・クレイグ」が大好きな自分には「ミレニアムの方は見る間でもないかな」と思わせた。やっぱリスベットが好意を寄せるには、相応の魅力が不可欠だと思うしね。

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物語はあれで終わっているのだけど、原作は三部作になってるらしく、ちょっと調べてみたら、なかなか面白い話が出てきたので紹介する。

・原作「ミレニアム」の第一話(本作)は、スウェーデンで発売され、3年で290万部も売れたらしい。「290万部」がなぜ「も」なのかと言えば、

 スウェーデンの当時の人口が900万人しか居なかったから。

日本に置き換えたら、「1冊」で4000万部」とか。笑ってしまうほど売れたんだな。
・処女作にして絶筆。5部構成の3部まで書いた段階で、心筋梗塞に倒れてしまったのだそうな。作者は第一部の発売を待たずに死んじゃったとか。めちゃめちゃ売れたのにな~。

・メインヒロインである「リスベット」は、作者が15歳の頃「女性が輪姦されているのを目撃したけど何も出来なかった、翌日謝りに行ったが許してもらえなかった」ことがトラウマになっている実在の女性の名前なんだとか。

 そらあんな話にもなるわって感じ。

本作でのリスベットは本当に強く、そして弱い。

・第二部、第三部も映画化されているらしいが、ダニエル×ルーニー×デヴィッド・フィンチャーの組み合わせではない。ただ、登場人物は継続してミカエル&リスベットらしいので、ちょっと興味が沸いた。一作目の「ミレニアム版」と併せて借りてこようかな。

・・・

つーことで借りてきた。最初「2」から見ようかと思ってたけど、せっかくだから、一旦「ミレニアム側」のキャストにフィッティングして置いた方がいいかと思い、「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」から視聴開始。

同じ原作だけあって、大筋では同じような感じで始まるものの、細かなところではちょいちょい違う。ただ、そんなことより何より、

 キャストの魅力がなさ過ぎる。

一言で言って、

 見苦しい!

特に主人公ミカエル。

 なんで髪の毛が薄いの?

でもって不倫相手の編集長、

 なんで「おばあさん」なの?

もうちょっと何とかなんなかったのかと。

ヒロインリスベットを演じるナオミ・ラパス
※エイリアンの前日譚「プロメテウス」の主人公だったらしい。言われてもわからなかったけど
も、

 感情を表に出しまくりで、プロポーションも悪く、セリフや挙動にも違和感ありまくり。

これは「すり込み」みたいなもんで、一番最初に摂取したものを最良だと思ってしまうというのもあったかも知れないけど、

 序盤であっさり寝オチ。

で終盤目が醒めて、なんとなく見てたけど、全く魅力を感じない展開。強いて言えば「雇い主」のじいさんが悪くないかな、とか。あと、殺された孫娘ハリエットの当時の写真「だけは」美人だった。当の本人は、

 これまたおばあさんだったけど。

僕が「ドラゴン・タトゥーの女」で好きだったセリフとかもほとんどなく、
※「あたなとの仕事好き」とか
尺も3時間超えで長丁場。メインテーマが移民の歌じゃないのも、今思えば違和感。なんつか、

 ハリウッドじゃない=地元スウェーデンの、世界的にはマイナーな俳優で固めたのかな

って感じ。こっち先見てたら評価は★とかだったかも。下手したらもっと低かったかも。

で、あらためて気付いたのは、つまり「ドラゴン・タトゥーの女」は、

 ラブストーリーとして楽しんだ側面がとても強かったんだな、と。

メインの二人がかっこよくて魅力的。だからこの二人が出てるところの撮れ高が凄く高いし、かつ絡みも嬉しくてついつい何度も見返してしまう。最終的に事件は解決したのに、ハッピーエンドと思えなかったのも、結局二人の結末が、「事件より重要」だと感じたからなんだよね。

 ミレニアムの方は、「ラブストーリー感」がかなり希薄。

書きながら思ったことだけど、つまりこれは、

 コナン君で言うトコロの、工藤新一と毛利蘭がもっと親密になって欲しいという気持ちに似てる。

「終わっちゃう」からそうはならないんだけど、「それがイヤ」なんだよね。僕は。山岡四郎と栗田ゆう子みたいに、くっついて欲しい。まぁ美味しんぼに色気があったのかと言われると、それはそれで言葉に窮するけども。

・・・

結局映画だろうとマンガだろうと、見てる人が見たいように見ればいいと思う。感想だって千差万別で、「わがままでいい」と思うし、それをみんなに強要したり、さも総意のように書かなければ、概ね何を書いてもいいと僕は思う。だから、僕にとってのミレニアム版は「残念」だったし、クレイグ版は「最高」だったってことに、まぁなってしまうんだよな。

てか、映画の感想にしちゃかなり長くなったな。てかこの辺りは「見た人」しか読んでないとは思うけどさ。

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2017年5月28日 (日)

座頭市海を渡る

オフの友人nori君が「スゲェ面白い!でもオススメは出来ない」とオススメしてきたので、とりあえず見てみた。勝新太郎主演の50年くらい前の日本映画。

いわゆる「チャンバラ」で、CGどころか特殊効果、特殊撮影すらほとんど使われていない。「海を渡る」と言っても海外に行くわけでもなく、せいぜい本土から四国に渡るくらいのレベル。

正直言ってこれを勧められる人間は、僕のブログの読者には居ない。黒澤明の「七人の侍」や「隠し砦の三悪人」と比べれば、エンターテイメント性も薄いし、監督も知らない。言ってしまえば、

 ただの古い映画。

でも紹介してくれたnori君が絶賛するのもわからないでもない。無骨で目の見えない主人公座頭市は、人斬りではあるが、悪人ではないし、自分から進んで殺したりもしない。要所要所で圧倒的な強さを感じさせるシーンもあるが、言っても盲目。限界はある。

正直「海を渡る」というタイトルの意味が一番不明だったと言ってもいいが、要は悪いヤツに襲われてる村を助ける話である。てかほっとくとそれで終わってしまうのでもう少しだけ詳しく書けば、

 序盤いきなり襲われた座頭市。殺しに来る理由を尋ねるも相手は応えず、やむなく殺してしまう。

そいつが乗っていた馬に促されるままに付いた一件の農家。そこで若い女が座頭市に斬りかかる。殺したのは彼女の兄だった。

兄は金貸しに「殺しても殺されても借金をチャラにする」と言われ、座頭市に斬りかかってきたのだ。

最初は兄の敵と思っていたが、座頭市の誠意ある対応に胸を打たれ、次第に心を開いていくヒロインお吉(おきち)。

 てか、座頭市って何歳の設定なの?

 見た目だけなら30歳くらいにも60歳くらいにも通じるんですけど。

ともかくそんなこんなで村を乗っ取ろうとする金貸し兼山賊の藤八(とうはち)をやっつけるって流れ。

冒頭で北の国からで知られた田中邦衛や、お吉の友達の若者に「あばれはっちゃく」のオヤジ役(「父ちゃん情けなくて涙出てくらぁ!」の台詞が有名)だった東野英心が出てきた以外は、一切知ってる人は居なかったが、ヒロインお吉を演じた安田道代はなかなかの美人。ちなみにご存命で年齢は71歳。1965年の映画はデビュー2年目で、逆算すると当時まだ19歳。まだ駆け出しだったはずだが、その演技は素晴らしく、

 この子が居なかったら途中で見るのを止めてただろうなって感じ。

 ただ、逆に言えば僕にとってはその程度の映画だった。

古さ故に台詞は聞き取りにくいし、分かりやすい物語ではありつつも、

 とにかく座頭市のルックスと年齢不詳な感じがよろしくない。

若いなら若いでもうちっと
※多少は色気のある展開も無くはない
ラブラブにして欲しかった気もするし、そもそも勝新太郎は、

 男がかっこいいと思うルックスであって、女性受けするとは到底思えない。

脚本もかなり古さを感じる文言の連なりで、

 ぶっちゃけ何言ってるかよくわからなかったり。

あと、クライマックスのチャンバラシーンでも、半分くらいは逃げてばっかだったり。

 見えてるだろそれ、って感じだったり。

クリス評価は☆。その内ヒロイン分が☆。座頭市を含むそれ以外は別段0点。良さは一切感じなかった。強いて言えば点数には乗らないが悪玉の藤八がわかりやすくて好感が持てたくらい。あと馬が綺麗過ぎるなって思った。

 こんな綺麗なサラブレッド、時代劇には不似合いだろって。

自分的には「隠し砦の三悪人」の方が、ずっとヒロインが魅力的で話も面白かった気がするな~。

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古い映画でも、今見て楽しめる作品があるというのは「ローマの休日」で学んだので、全てが全てダメだとは思ってない。でもやっぱり合わないのは合わないし、楽しめないものは楽しめない。それを曲げて書く意味はないと思うので、時として、、というか概ね「バッサリ」って感じになってしまったりはするけど、それでも「古くても有名な作品」の中には、何かしらキラリと光るものがあるかもって思って見るんだよね。

今回のは、一言で言って、

 勝新太郎が嫌いだわ

ってことに尽きちゃうかも知れないな。アレがもっとイケメンで若ければ、お吉とラブシーンも絡めてもっとハイテンションで見ることが出来ただろうにな~って思った。僕にとっては、

 意地汚く飯を食らう、盲目のパンチパーマオヤジ。たまに人斬り

って感じだったからな。ぶっちゃけ僕はイケメンが好きなんだよ。

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2017年5月23日 (火)

DTVで映画数本

またもゲームのお供に数本。

●マーキュリーライジング

ブルース・ウィリス主演のサスペンス。自閉症だが天才的な知能を持つ9歳の少年が、国家的な暗号「マーキュリー」を解読してしまい、狙われることになるのを守る話。

当たらずとも遠からずなあらすじを読んで「面白そうかも」と思って視聴開始。画面比率が4:3だったので、結構昔の作品かもブルースの髪も毛も多少あるし。

特筆すべきは子供が「自閉症」であるという点。守ろうにもまともなコミュニケーションは取れず、一方でかなり不幸に見舞われても悲しんだりしない。

 そのギャップに胸を締め付けられる。

本来なら僕の好みとはかけ離れた雰囲気なのだけど、

 子役の演技がとても素晴らしく、再生を止められなかった。

展開的には際だった個性もなく、アクションもさほどでもない。ブルースの声優は野沢那智ではなく、多少違和感があったものの、共に彼を守ることになる女性も必要十分に魅力的で、

 何よりオチがとても良かった。

「たぶんこうなるだろう」という予想を綺麗に裏切ってくれた後味は、とても清々しく、ちょっぴりホロリと来た。

クリス評価は★★☆。好みではないテイストの割りには高評価。見てる最中は正直子供がかわいそう過ぎると思ったけど、オチに凄く救われたなー。

サスペンス:ヒューマンドラマ比が6:4くらいの話だったな。

●レギオン

なんかよくわからないけど、天使達が人間を滅ぼそうとしてるのを、翼を自ら捨てた天使のミカエルが寝返って手助けしますよ、みたいな話。

主人公、、、と言うか、ミカエルはツーリストやトランセンデンスでイイ感じの脇役だったポール・ベタニー。前書いたかも知れないけど、アイアンマンのジャービスの声優でもあるらしい。いつも吹き替えで見てたからよくわからないけど。

他にもデニス・クエイドや、ワイルドスピードのタイリース・ギブソン、ウルヴァリンでデブのプロレスラーだったケヴィン・デュランド(ガブリエル役。実質悪い天使はこの人だけ)など見た顔が結構出て来る。人間側のメインはルーカス・ブラックって子で、見覚えはあるんだけどなぁと思って今調べたら、ワイルドスピード3の主役だった子だった。

ぶっちゃけ舞台となるのは荒野の真ん中にある食堂で、攻めてくるのはゾンビ。感染したらおしまいみたいなありがち設定と、なんだか妙に安っぽい天使の造形。妊娠してるヒロインも特段美人というほどのこともなく、「この子が人類を救うカギになる」とか言われてもって感じ。

半分くらい見たところで、「これ、昔見たことあるわ」ってことに気付くも、惰性で最後まで見てしまった感じ。クリス評価は☆。どうしてもデニス・クエイドの出演作が全て見たいとか、ポール・ベタニーの大ファンなんだよね、という人以外にはオススメしない。てか、

 タイトルからくる「ソリッドなクリーチャー」的イメージは、完全に裏切られる。

つまり僕の中で「レギオン」と言えば「ガメラ対レギオン」のレギオンだったわけだけど、全く共通点はない。

●ジョン・カーター

映画館でも見て、DVDがリリースされたときにも何となく借りて、DTVに出たばかりの時にも一度は再生仕掛けたのだけど、、、

 序盤があまりにもタルいので、そこで見るのを止めてた。

でもせっかくだし、と続きを見てみたら、、、

 普通以上に面白かった。

あらすじ的には、騎兵隊員ジョン・カーターがひょんなことから火星に飛ばされる。そこにはエイリアンのようなルックスの火星人と、人間にそっくりな種族が暮らしていて、重力が地球より小さいことでジョンはとんでもない跳躍力を発揮する。なんだかスゲェ説明しづらいけど、要は地球人のイケメンが火星の王女様と結婚する話だ。我ながら端的かつ素晴らしい説明。さすがディズニー映画。

VFXがかなり凝っていて、お金を掛けすぎるくらい掛けているので、結構な赤字が出てしまったんじゃないかと想像したが、実際はギリ黒字だった模様。監督はウォーリーの監督で、ヒロインは、ウルヴァリンで奥さん役だった人。あっちではちっとも綺麗じゃなかったが、こっちでは、

 他に例を見ないほどの青い瞳が美しい褐色の美女に。
 ※特殊効果だろうけど

エロさはないが。

主人公はテイラー・キッチュ。この当時はバトルシップや、ウルヴァリンでのガンビットなど立て続けに「見かけた」イケメンだったが、あっさり居なくなっちゃったな。雰囲気的にはポール・ウォーカーに似た善玉の顔立ちだから、需要自体はあると思うのだけど。

タルいのは、王女様と敵対する国のトップが、

 全く魅力がないこと。

なんだかよく分からない転送技術を持った魔法使いみたいなヤツが、悪いヤツにその技術を貸し与えたり、地球になぜか来てジョンを転送したり。

逆に魅力的なのは、主人公ジョンのスーパーマンさ加減と、ヒロインがみるみる主人公に心を奪われていくのが分かる感じ。

 とても良い。

映画館で見たときにも書いた気がするけど、(そして非常にネタバレだけど)クライマックスで、ジョンが王女に結婚を申し込む場面。

 食い気味に「いいわ ※英語だとYES」というところ。

このワンシーンだけ何回も繰り返し見たくなるくらいいい。もう待ちきれなかった感じが凄く出てて、「早く結婚してって言って欲しくてしょうがなかった」王女さまのかわいさが、それまでの気高い感じとのギャップもあって◎。きちんと気持ちが傾いていく過程も描いているので、その心境にも違和感がないし。てか、ジョン、

 かっこよすぎだし。

エイリアン然としたサーク族の薬によってあっさりと言語を理解するようになる流れも嫌いじゃない。面倒なところははしょればいいと思うし。あとそのサーク族のキャラもかなりしっかり立ててあって安定感があるし。この辺りはウォーリーでのキャラ立てが上手かった監督らしい。

序盤のタルさを除けば評価は★★★と無難に高い。オチも綺麗だし、らしいと言えばディズニーらしい実写映画だったな。

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2017年5月16日 (火)

イーグルアイ

このブログで取り上げるのはたぶん3回目くらいだと思う。たまに凄く見たくなって借りてくる。てかもう買えばいいのに、と思うが、まぁよい。こういう見方も嫌いじゃない。

監督はDJカールソーという人で、全然記憶になかったが、
※これは前回も書いていそうだけど
「アイアムナンバー4」「ディスタービア」の監督で、どちらもかなり好きな作品。ちなみにアイアムナンバー4はイケメン超能力者の「アメコミっぽい」話。ディスタービアは、本作同様シャイア主演のカップル向けサスペンス。ちなみにかなり怖い。

調べてみたら、これらの作品から結構なインターバルがあったが、今年文字通り再始動し、「トリプルX再起動」を撮ったご様子。トリプルXは一作目がヴィン・ディーゼル主演の傑作だったが、二作目に主人公を変えて大いに失速。急停止どころかバックしてしまったくらいだったが、三作目再度ヴィンを起用し、

 監督がDJカールソーなら、映画館に行ってもよかったかな

とちょっと思ったくらい。DVDも出てるのかな?
→7/5発売とのこと

ともかくイーグルアイである。世間での評価はわからないが、どうやら僕はこの映画が「大好き」だということを改めて実感した。まだ見てないと言う人は居ないと思うのでガンガンネタバレを書いていくが、本作は要は「コンピュータがテロを企てる話」である。軍事的に最重要な決定事項に関して、「オススメか否か」を提案する。合衆国及びその国民に対しての安全を守るために。

 しかし、「オススメじゃない」って言ってンのに、大統領が実行の下し、報復テロで多数のアメリカ人を危険にさらしてしまう。「あれほど言ったのに、、、」

 「じゃあ大統領とか死んで貰うわ」

全てのコンピュータ、カメラ、無線操作可能な乗り物等にアクセス出来るという「魔法」は、いつ見ても痛快。以前も書いたけど、寺沢武一のゴクウの右目だか左目みたいな感じで、

 本当に何でも出来る。

まずその「何でも出来る感」が強烈かつ痛快で、実質的悪役ではあるのだけど、

 とてもかっこいい。

以前はこの「かっこいい」という形容詞を思い浮かべなかったのだけど、今回見てシミジミ思った。

 この強さは、つまりはかっこよさなんだ、と。

フリーザであれピッコロであれ、いかに強い悪役を作り上げるかは、下手したら主人公の強さをアピールする以上に重要だ。最後ハッピーエンドに終わるとしても、トラブルは大きければ大きいほどいい。デイアフタートゥモローでもバイオハザードでもそう。てか、
 天災ではない人災なのに、でもってSFチックではあるけどSFではない「リアルタッチ」の話なのに、ここまで「新鮮で強い悪役」が用意出来たと言うことがとにかく素晴らしい。

過去にもコンピュータが氾濫する作品は数々ある。代表的なところでターミネーターだってそうなのだけど、あれは「そうは言ってもロボットが敵」だから、「強いと言ってもその手の届く範囲」って感じなのに対し、
※まぁ最終的に核戦争とかにはしちゃうけど

 イーグルアイの隙の無さ、そして「頭の良さ」はカクベツ。

僕は常々「頭の悪いヤツ」が出て来る映画が嫌いだと書いてるが、まぁ頭がいい。てか、正確に言えば、

 そりゃ無茶だろ、結果オーライだけども!

と言いたくなる場面も多々あるのだけど、
※「銃を持ってる相手からアタッシュケースを奪え」とか「ここから飛び降りろ」とか

 でも結果オーライってことは、「そうなることも計算されていた」と思えてしまう。

さすがコンピュータ、計算はめっぽう得意な分野だ。

そしてこれも毎度書いているけど、

 カーアクションシーンが好き。

「飛んだり逆走したり」のジェイソン・ボーンでは眠くなったカーアクション。昨今CGでいくらでも派手な映像を作ることが出来る様になったのに、なぜかあまり盛り上がらないカーアクションなのだけど、これは僕が単純に「慣れてしまった」「飽きてしまった」からだと思っていた。が、

 さにあらず。

イーグルアイのアクションシーンは、

 何度見ても楽しめる。

 何度見ても「うぉっ!」と思う。

高級車を爆発させてるわけでも、大量の車を使いまくってるわけでもないし、尺自体短すぎるでも長すぎるでもないのに、全く飽きさせない。同じシーンにうぉっ!と思ってしまう。

 なぜなのか。

これは、「予測させない構成」だからだと思った。速いテンポでカットを切り替えると、ともすれば「さっき走ってた場所と違う」とか「不自然じゃないか?」と思えるような状況に容易になってしまう。「流れ」がブツ切りになるからだ。なぜここでこの車がぶつかってるのか、普通なら、普通の演出なら、「このまま進むとマズいですよ」というフリを作りつつぶつかるか避けるかの「流れ」を作るのだけど、

 本作はその「溜め」がほとんどない。もういきなりガンガンにぶつかって壊れる。

そしてその破壊演出が素晴らしい。「カメラが近い」ので、単純に迫力があるし、その「ブレ」の度合いが、

 ギリギリ攻めてる。

これ以上ブレたらむしろ何が何だかわからなくなるギリギリのライン「迫力と破綻」の境目ギリを攻めてる。その上で、

 コンピュータが信号機の色を自在に操り、クレーンで後続車を「掴み上げ」たりする。

全てのテンポが早く、いい意味での唐突さは「慣れ」より「爽快感」を刺激する。僕がよく言う「0.5秒長い」どころか、「0.2秒短い」で構成されたテンポは、つまりはとても贅沢で、そして濃密。

 もっと見ていたいと思わせるくらいがまたニクい。

要は、「遊びのシーン」が全く無いんだよね。カーチェイスシーンだけで言えば決して短くないのに、

・信号機が次々に青に
・ガンガンド派手にぶつかる>結構死ねるレベルに
・クレーンで持ってかれたり
・あまつさえドローンのターゲットにも
・そのドローンも追撃する戦闘機のパイロットを即座に射出
・トンネルにも入っちゃうし、
・ドローンのブッ壊し方もサクサク

それらにほとんど溜めがない。

キャストも十分魅力的だし、トリックも凝りに凝ってる、でもわかりやすい。場面もどんどん変わるし、イーグルアイそのもののデザインも素晴らしい。

 思い返してみても、欠点らしい欠点が一切ない。少なくとも僕の感性では。

冗談でも何でもなく、最高だな、と。いつ見ても面白いのは、これが「最高の映画」だからなんだな、と。

クリス評価は★★★★。いつ見ても高い。てかカーアクションシーンがホント好き。もっと撮ればいいのになぁ>カールソー監督。

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2017年5月14日 (日)

ジャックリーチャー

トム・クルーズ主演「アウトロー」の続編。主人公の名前が2作目以降にタイトルになるのは、なんかジンクスみたいなのがあるんだろうか。レイダース→インディ、ボーンアイデンティティ→ジェイソン・ボーン、ピッチブラック→リディック、、、探せば他にもありそう。エージェント・ライアンもそうか。ジャック・ライアンシリーズの。
※ちなみに原題はアウトローこそがジャックリーチャーで、本作はサブタイトルに「NEVER GO BACK」と付いている。

ぶっちゃけアウトローは映画館に見に行って、まぁそれなりだった。何つか予告からすると、「オレが法律だ!」みたいな?ジャマするヤツは容赦しねぇぶっとばす!みたいな?アクション満載頭空っぽで楽しんで下さいみたいな映画かと思いきや、

 割と丁寧なサスペンス。てかミステリーか。

もちろんアクションシーンもあるものの、縦糸は巧妙な暗殺の解明みたいな感じで、そこまでスカッと爽やかYESコーク!って感じじゃなかった。

 今作は割とその辺が分かりやすくなった。

監督も替わり、ある意味「普通のトムのアクション映画」という感じになった。ヒロイン的役所は、パッと見「アベンジャーズでニック・フューリーのサポートをしていた女の子かな?」と思ったら案の定。キスシーンやオッパイは出ないが、体のラインがわかるTシャツと下着姿(全く色気がない)を披露。てか、

 撮影当時と同じくらいの年齢の役で、滝川クリステルっぽい美人なので、

普通に見栄えがするというか、「普通のトムのアクション映画」で、普通にしっくりくる美人が相方。特に目新しいことはなく、娘役も絶妙にかわいくない。ある意味前田敦子的な顔であり、
※ちなみにあっちゃんのがかわいいが。
敵対するヒットマンも見覚えのない子。ジェームズ・カヴィーゼルみたいなオーラもない。悪くはなかったが。

シーンがよどむ「ここであと0.1秒長かったら冗長だぞ!?」というシーンが、

 僕のイメージジャストで切り替わっていく感じは、まことに気持ちいい。

つまり、あくまで僕基準で言えば、「とてもしっくりくる」展開で流れていき、行動理由にも違和感がない。とてもわかりやすく、素直。

その分突出したオリジナリティは皆無で、アクションシーンもありきたりと言えばありきたり。ある意味目立った良さはなかったとも言えるが、

 メインキャスト二人がとても魅力的なので、全く不満がない。

強いて言えば、終盤のネタバラし的シーンで、ちょっと主人公側の旗色が悪くなるそのわずかなシーンだけ。
※ほんのちょっとのストレスもダメなのかよって言われそうだけど、まぁしょうがないそう言うのが嫌いなんだもの

他は、ホントにお手本通り、教科書通り。お客さんが喜んでくれるツボがわかってる展開は、見ていて安心出来る。それこそがトムクオリティであり、僕が望むトム・クルーズなので、

 ホントに問題はない。

ただ、評価は★★★止まりになってしまう。十分面白かったし、また見たいと思えるくらい相方の女優コビー・スマルダーズは魅力的だったが、

 あとには何も残らなかった。

何ツンだろ、新しいことが一切無い感じ?驚きや感動がない、ただ楽しく気持ちよく過ぎていくだけの、全く眠くならないかわりに、叫び声も拍手もない。「Mr.及第点」な展開。好き嫌いで言えばMI3や、ローグネイションより好きだし、面白さで言っても「スパイ」※女のデブが活躍する映画や、「スパイレジェンド」※ブロスナンのスパイ映画より面白かったとは思うのだけど、、、

 やっぱもう少し印象的なシーンが欲しかったかな、と。

以下ちょっとだけネタバレ。たぶん忘れちゃうくらい小さな事なのでそのまま書くけど、

 一番好きなシーンは、エピローグ中、負傷した黒人の軍人の口元がニヤっとしたところ。

他ずっとムスッとしてたんだけど、最後だけ、ホントに一瞬だけ笑うんだよね。そこはとてもよかった。彼の役は美味しかったな。

他はカーアクションもステゴロも銃撃戦も全てありきたり。テンポがいいので冗長さは感じなかったが、面白くもないしワクワクもしない。てか、

 (トムの娘役の子は)もちっと綺麗な子でもよかったんじゃないの?

って思った。出来たらマクレーンの娘をやったメアリー・エリザベス・ウィンステッドや、96時間リベンジで大活躍したリーアムの娘役マギー・グレイスくらいの子がよかったかな、と。さすがにカリフォルニア・ダウンでドウェイン・ジョンソンの娘を演じたアレクサンドラ・ダダリオでは、娘としては破壊力がありすぎるとは思うけど。魅力的過ぎても魅力がなさ過ぎてもダメというヤツですな。つまりダダリオは魅力的過ぎるって話だけど。なんかジェイソンボーンのヒロインの子に通じる地味さだったもんな。

・・・

正直アウトローがそこまで面白くなかったので、
※ミステリーゆえの展開の遅さと、終盤取って付けたようなアクションシーンとのギャップが滑稽だった感じ?
全然期待してなかったけど、やっぱ監督が替われば中身も変わるんだなぁと思った。あと、

 トムも歳取って来たなぁと。

54歳相応なのかも知れないけど、個人的には永遠に若々しいトムで居て欲しいなと思った。

つか映画の内容に触れるような感想が全くないが、ぶっちゃけ取るに足らない内容なので、書く必要はない。好きな人が借りて見る分には、何にも損はない、普通の娯楽作品だ。てか何回「普通」って言えば気が済むんだって話だけどさ。

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2017年5月10日 (水)

ながら見映画数本

軽い感想でいくつか。

●レジェンドオブメキシコ

アントニオ・バンデラス×ロバート・ロドリゲス監督のマリアッチシリーズ最終作。つっても前作からは結構期間が開いていて、本作は2003年とかの作品だったと思う。

 ある意味バンデラスが「まだかっこよかった頃」の最後の作品。

結局バンデラスは背が低いんだよね。映画では大きく見えるように撮ってるけど、実際は174cm!まぁ167しかない僕が小さいというのもおこがましいけど、並み居るハリウッド俳優の中では確実に小柄。事実エクスペンダブルズに出た時の彼は、「チビ扱い」だったし。
※それでもジェット・リー168cmよりは大きいけど
ちなみにダイハードでさほど大きいイメージのないブルース・ウィリスでさえ183cm。

ミラ・ジョボビッチもたしか174cmなんだけど、男性と女性では全然イメージが違うね。女性のヒールは高いから。てか、バンデラスもシークレットブーツ履いてた可能性はあるけど。

一応シリーズ完結ということで、前作の超美人ヒロインであるところのサルマ・ハエックも登場するにはするのだけど、

 ネタバレ→もう死んでた

今作はその復習劇的な話。娘も殺されちゃってて、何つか、

 明るくしようがない。ラテン系の映画なのに。

登場人物は割と前作から引き続きも多いが、
※バーテンとか友達とか
監督にお金が入ったのか、

 ジョニー・デップ、ミッキー・ローク、ウィレム・デフォーと、

なかなかのメンツが参戦。つか、

 この監督は今ひとつお金の使い方がわかってないのかな~って感じの使われ方ではあったけども。

相変わらず無駄に火薬使うし<これは悪くはないけど、妙に色気のあるバンデラスの撮り方は健在。相変わらずダニー・トレホも出演。つか調べたら監督のいとこなのな。なるほど出すわけだよ、と。相変わらず目立たない役所だったけど。

ともかく、一言で言えば「ギターの弾ける殺し屋が、友達と復習劇をするラテン系の話」これで説明の1200%フォローされてる。それ以上でもそれ以下でもない。美人のヒロインとのおちゃらけたシーンもなく、ガス抜きと呼べるシーンもほぼない。強いて言えばジョニー・デップがよく分からない役ながらもかっこよかったかも?くらい。

声優もいつも通り。ジョニデの声優はツーリストと同じでしっくり。まぁぶっちゃけ話が暗すぎて好みじゃないって感じ。コレを見るなら前作デスペラードの方が遙かにオススメだし、もっと言えばレジェンドオブゾロ、そのまた上にマスクオブゾロがある感じかな。
本作評価は★☆。主題歌もデスペラードのが好き。

●アナコンダ

ジェニファー・ロペス主演、こないだちょっと出たアンジーの父親ジョン・ヴォイトを初めて意識したヘビ映画の金字塔。他には「トリプルXネクストレベル」でヴィン・ディーゼルの代わりに主人公に抜擢されて、ケチョンケチョンにかっこわるかったアイス・キューブも出てる。久々見たくなって借りてきた。ちなみに1997年作品で、CG演出はそこそこメジャー=安価になりつつある頃の作品。

さっき「ヘビ映画の金字塔」と書いたのは、ズバリ本作が傑作だったから。ワニ映画と言えば「アリゲーター」であるように、たぶんヘビ映画では未来永劫このアナコンダ1作目を超えることは出来ないだろうなぁと。

ジェニファー・ロペスは美人な上にエロい体で、かつ薄着。ジョン・ヴォイトのヒールさ加減も素晴らしく、「嫌なヤツじゃない純度の高い悪いヤツ」で、かつ賢いのがまた良い。例によって例のごとくクルーは次々に死んでいくが、その死に様は全て一辺倒ではなく、CGのクオリティ含めとても変化に富んで死んでくれる。これはクリーチャー映画ではとても重要なポイント。

 オッパイは、着衣のみだけどある。重要なポイント。

倒し方が派手なのもいいし、ヘビがアップになったときの「本物っぽさ」が特に素晴らしい。アリゲーターにも言えることだけど、ここが手抜きだと一気に「C級」「D級」の出来になってしまう。やはりクリーチャーのアップにはリアリティが不可欠だと思う。その点が、次に紹介するリヴァイアサンとは大違いなのではあるが、

 言ってもそこそこ昔の作品だけあって、序盤の展開は遅め。

そこが惜しいというか、残念というか。でも今見ても十分過ぎるほど楽しめたのは間違いない。見たことがある人も多いとは思うけど、改めて見ると、エイリアンやターミネーターとは違った「名作感」がある作品だったんだな、と思うと思うな。

結局本作はダメじゃなかったんだけど、続編以降どんどん手抜きになっていったのがマズかった。監督も替わってるしキャストも誰一人知らないローコスト仕様。

 もったいない。せっかくの逸材だったのに。

でも本作が面白いのは本当なので、クリス評価は★★★を付けておく。序盤のテンポがよければもう1点あったのにって感じ。個人的にはキャスターの死に方が一番好き。滝の上から、(追ってきた蛇から逃げるために)意を決して飛び降りたら、

 落下中にすくい上げられてガブリ。

イカス!

●リヴァイアサン

打って変わってこちらは「安っぽさ満開」の作品。主人公の「元夫婦」は中年で、奥さんも結構な歳。旦那はなかなかのイケメンだがデリカシーに欠け、キャストは総じて魅力薄。

ただ、もう序盤からサクサク「リヴァイアサン」こと「殺人ウナギ」が登場し、次々に殺していく様は、わかりやすくて、これはこれで許せる。てか、

 リヴァイアサンって、海の王みたいなイメージがあったけど、本作でのそいつは、

 陸上も高速移動出来るようになった「ハイブリッドリュウグウノツカイ」。

つってもリュウグウノツカイみたいに12mもあるわけじゃなく、せいぜい4、5m。一応「ウナギ」としてはバカデカイのだが、

 だからって人間をガブガブ食べるってことはねぇだろうよ、って感じ。

過度な期待は一切せずに、お気楽に安っぽいD級クリーチャーが見たいという人にはオススメ出来る。クリス評価は★。最初から「安っぽいCG」だとわかって見始めたので、何一つ裏切られることはなかった。つまり、

 最初から「2/10点」を期待して見て、期待通りだったという映画。

残念ながらおっぱいはないが、巨乳メガネッ子のキスシーンは悪くない。てか、こんな生物がホントに居たら、普通は軍隊とか要請するレベルだよなって思った。銃がほぼ効かない、麻酔も避ける、水陸両用で、ワニより高速地上移動。

 そして、数も多い。

てか、こういう映画の中じゃ悪くないと思うわ。マジで。

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