映画・テレビ

2023年11月13日 (月)

ブレインゲーム

ホントは何かゲームをしたい衝動に駆られているのだけど、特にきっかけもなく。ではまぁ映画でも見ようかと物色し、白羽の矢が立ったのがコレ。

キャストがアンソニー・ホプキンスとコリン・ファレル。あとは知らない人。監督も特にフックしなかったけど、いざ見始めたら、

 非常に面白い!

視聴後に調べたことは後述するかもだけど、見てる時の印象は、

 何かに似てるかも知れないけど、僕が面白いと感じたのならそれで問題ない。

未来や過去を見る超能力を持ったドクター(ホプキンス)と、同じような能力を持った殺人犯のサスペンス。

特筆すべきは、

 ヒロインが美人!そして巨乳!!

名前をアビー・コーニッシュという。調べたらロボコップやジオストームに出てたらしい。そっちでは全く記憶に残らなかったが、本作では、

 ニコール・キッドマンばりの美人で、胸を強調しまくった白いブラウスがパンパン!

監督&カメラマンもそれをわかってる撮り方で、もうこれだけで眼福、見て良かった!ってレベル。ただ、

 美人ではあるけど、かわいくはない。

グランドイリュージョンのメラニー・ロランのが、同じ金髪では全然かわいい。それはともかく。

メインキャストには他に、ジェフリー・ディーン・モーガンといういい感じのイケおじ。見覚えはあんまなかったロバートダウニージュニアみたいな俳優だったのだけど、この人の声が、

 デンゼル・ワシントン=大塚明夫!

映画の内容がサスペンスで、女性バディと殺人犯を捜す展開が、

 ボーンコレクターみたい。

しゃべり方もデンゼルっぽくて、初めて見る映画なのに既視感パなかった。

ホプキンスも好きだし、ヒロインも良く、声優にも隙がない。コリン・ファレルが全然出てこなくて、

 あれ?見間違いだったか?

と途中で不安になるレベルだったけど、終盤満を持して登場。

 めちゃ引っ張っただけあって、なかなかにイイ感じ!

あらすじとしては、未来や過去を断片的とは言え、人や遺品に触れることで見ることが出来るドクターに、二人の刑事が殺人事件を依頼。操作の際に目に飛び込んできたメモには、

 今この瞬間の時間が。

クリス評価は★★★。ヒロインの良さも加味されているので、ややオマケ気味ではあるけど、結構オススメ。何となく知らないサスペンスを見たいな、と言う気楽な気持ちで見始めるなら、「まことにちょうどいい」作品だった。てか、

 ○○に似てるからダメ

と言う人には向かないかも知れない。僕はあんま気にならなかったけど、、、

 以下ネタバレなので、興味が湧いた人はここで読むのを止めて、

 一旦映画を見始めよう!

・・・

この映画は、「セブン」「ボーンコレクター」「アトランティスの心」「羊たちの沈黙」などの映画に似たシーンや展開が多く、そう言う意味では既視感の塊かも知れない。

ただ、面白いのは殺人犯の心理で、

 未来を見る力はドクター以上で、かなり細かく、先々まで見通すことが出来る。

過去も然り。

そして彼なりの究極の慈愛として、

 不治の病で、地獄の苦しみを味わうのが明白な人たちを、痛みを感じるより先に殺して「あげる」ことにした。

ここで、「未来が見える」というのが活きてくる。思いこみやサイコパスではなく、本当に苦しむ未来がわかっているからこそ、その殺しに、何とも言えない説得力、ある種「正義」にも似た愛を感じてしまう。

だからこそ、殺すことにも当然苦しみが伴うし、それを知ったドクターにも、白血病で苦痛にあえぐ娘と対峙した過去がフラッシュバックする。

 安楽死の是非を問うと言うかなり重いテーマでもある。

ただ、「苦しくなる前に殺す」のと「苦しくなり始めてから殺す」のは大きな違いはあると思うし、「苦しい中にも幸せな瞬間はある」とも思う。殺すと言うことは、そこで全ての未来を奪い取るという独善的な凶行であることに違いはなく、

 見ているこちらも葛藤を抱かせる。

見終わったあと、そこまで気持ちよくスッキリとは行かないかも知れないけど、個人的にはグロさが際だってたセブンや、悪くないけどイマイチ納得し切れなかったアトランティスの心よりは、

 楽しめたと思うな。

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2023年11月12日 (日)

エンドオブキングダムほか

先に飛ばし飛ばし見た方の感想を少々、、。

●ザ・ウェイブ

知ってるキャストはひとりも居ない。評価もそこまで高くなかったのだけど、何かディザスターモノが見たくなって、

 最初から全部見るつもり無し、美味しいところだけ見るつもりで再生開始。

そもそもあらすじに「津波が届くまで10分!!」

 それ、つまりそれ以外のパートがめちゃ長いってことだよね?

事前に準備するでもなく、ある意味いきなり発生してワチャワチャしながら対応するのだろうな、と。

ただ、パソコンのスペックやらソフトやらが向上したことで、同じC級でも、

 かなりリアリティは上がっている。

てか、期待値★で、結果★☆くらいだったので、まぁ満足。90分くらいの映画で、見たのは20分ほどだったと思うけど。

フィヨルドを舞台に、氷山?岩盤?の滑落で津波が起こり、小さな町が壊滅的な被害を被る展開。定期的に調査する研究所とか、「センサーの故障だろ」とか、「本当に危険な時に避難しなくなったらどうする!」みたいな、

 ある意味鉄板な展開。

てか10分でどこまで逃げられるって話と、

 80mの津波があと、1分でここに到達する!

と言う状況で、みんな走って山を「道路に沿って」登っていく感じ。

 毎分何メートル登れると思っているのか。

まぁそんな軽い突っ込みも気にならないのが「飛ばし見」のメリットでもあるけどさ。

とりあえず「どうしてもディザスターが見たくて死にそう」という人以外にはオススメしません。

●エンドオブキングダム

キャストがイイ。と言うか贅沢。開始早々主役の名前が思い出せず、
※過去何度も思い出せなかった男
スゲェ悶々としながら、アーロン・エッカートやモーガン・フリーマンと言った贅沢なメンツに彩られた物語に入っていく。

あらすじとしては、イギリスだかフランスだかの偉い人が死んじゃったので、世界中のトップが弔問(葬儀)に訪れることに。当然これ以上ない厳重な警戒態勢の中、あれよあれよと、自爆テロを含め、先進国の首脳達が殺されていく。
※殺され方は、多少映えポイントなのでここでは触れず

で、残ったのがアメリカ大統領(アーロン・エッカート)と、そのSPである、

 ジェラルド・バトラー

ホント、この人の名前が絶妙に忘れやすい。ジオストーム、300(スリーハンドレッド)、ハンターキラー、グリーンランド、他にもエンドオブホワイトハウスや、キングオブエジプト、タイムライン、ヒックとドラゴンにも出てたらしい※もちろん声優だけど<ヒックの親父役。

身長188cmで結構いかつい感じがする一方で、優しい表情も出来る善玉俳優という感じ。スリーハンドレッドが出世作だったけど、ジオストームやハンターキラーなんかは、かっちり面白く、比較的ハズレは少ない。

 ちょっと出過ぎってくらいだけど。

ともかく、話としてはたぶんエンドオブホワイトハウスの続編って感じで、気持ちよく大統領を守る役周り。てかアーロン・エッカートも(ホワイトハウスダウンのジェイミー・フォックスもだけど)、大統領役というのは、どうしても「弱く、守られなきゃダメ」なわけで、
※例外はエアフォースワンのハリソン・フォードくらい
他の作品で「強めの」エッカートを知ってると、いささか違和感が無くもない。

 対比のバトラーが「さらに強め」なのでバランスが取れてる感じ。

ぶっちゃけホワイトハウスダウンの二人とかなり印象が近く、序盤でバンバン各国首脳が殺されていくパートを除いて、ほぼほぼ特筆するシーンはない。
※首脳が殺されるパートはそれだけパワーがあるとも言える

銃撃戦にしてもぶん殴られるところにしても、戦術的な流れにしても、どれもどこか新鮮味がなく、

 思えばエンドオブホワイトハウスも似たような印象だったかも、、、

と思ったり。特に悪役に魅力があるわけでもなく、圧倒的な強さを感じさせるでもない。なまじ「誰も信じられない」みたいなフリをしちゃった分、

 バトラー以外誰も信じられなくなりながら見てしまった

そこが何とも気持ち悪いというか、居心地悪いというか。

クリス評価は★★。てか爆発や破壊のシーンも、そこまで手放しで褒められるほど秀逸ではなかったし、モーガン・フリーマンは一切活躍無しの友情出演程度だったけど、過度な期待をしなければ、それなりにそれなりと言う感じの映画だったわ。

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2023年11月 4日 (土)

ゴジラ-1.0

「ゴジラマイナスワン」と読む。山崎貴監督の最新ゴジラ。公開初日のレイトショーで見に行ってきた。

価格が1300円になっててちょっと凹んだけど、まぁこのご時世だし仕方ない。てか言うほど凹んでもない。

時間は20:10からで、少し早く着いたのでガシャポンコーナーを物色。一通り回ったけど、

 ガンダム系が1つ。ゴジラとか特撮系はゼロ。

もう随分前からだけど、今はもうガシャポンは僕の手を離れてるんだな、と。価格も普通に300円とか500円とか。ガシャポンHG全盛期の200円は、

 今なら普通に500円。ヘタしたらもっと高いかも。

出来たらゴジラ前に景気づけになるようなゴジラガシャを回したかったんだけど、、残念。

予告は、エクスペンダブルズとか、ビートたけしの「首」とか、ほとんど刺さる作品なし。「何とかのラジャー」ってヤツはちょっと面白そうだったかな。

で、まずはネタバレ無しのザックリ感想、

 スンゲェーーーー面白かった!!!

満足感の高さは、マーヴェリックに匹敵するレベル。こういうの見ちゃうと、

 シン仮面ライダーとか、何だったのか、、、

って思わずには居られない。ファンの人には悪いけど。

 クリス評価は★★★★☆!

満点に行くにはあと一歩だけ足りないって感じで、それでも凄まじく満足出来た。価格的にも、「2500円分」くらい楽しめた気がする。正直、

 庵野監督のシンゴジラのあとで作る日本ゴジラ、大変だな

とか思ってたけど、全然さにあらず。

 これが山崎版ゴジラか!と。

庵野版ゴジラが「日本の特撮文化」「オタク文化」の集大成とするなら、山崎版は、

 「日本映画としてのゴジラ」

特撮でありながらも、どこか「昔の映画」
※舞台は1945年とかだから当然と言えば当然なのだけど
のような手触りがあり、同時に、

 物語もガッツリ書いてる。

山崎監督の強みは、たぶん庵野監督とは全く違う。庵野監督が「自分の好きな物を徹底的に掘り下げて突き進んだ果てにあるコアな世界」を作り上げて、そこに多少なり興味や共感を得るスタイルだとしたら、山崎監督は、「少しでも多くの人に楽しんで貰うには」と言うエンタメの基本、「自分の作りたい物ではなく、時代が求めている物」を、敏感かつ鋭敏に感じ取って、
※たぶんご本人だけじゃないだろうけど
それに大金を注ぎ込んで仕上げる感じ。

わかんないけど、シンゴジラとマイナスワンだったら、マイナスワンの方がお金は掛かってた気がする。実際のミニチュアや模型はほとんど使われなかったんじゃないかな、と思うけど、
※ほぼ全てCGだったと思う。思うだけだけど
それでも撮れ高は極めて高く、

 見ていて凄く「得した」感じがする。

とにかく絵作りが贅沢で、リアリティよりドラマティックを取ってる感じ。

 演出やカメラワークに関して、アニメメインでオタク街道を突き進んできた庵野監督とは違うバランス感覚を手に入れてる感じ。

だから同じゴジラでも全然手触りが違う。特に感じたのは、

 音の使い方。

もうね、「うるさい」レベル。スゲェ大音量で、隣の人が何かしゃべっていても、大声じゃなきゃ聞こえないんじゃないかってくらい。

 それがイイ!

もう音の大きさは、自宅ではちょっと遠慮してしまうんじゃないかってくらいで、

 映画館だからこその楽しさを大満喫。

あと、庵野ゴジラは序盤変なデザインの「形態」があったけど、今回はあんなのもないし、ウザい政治絡みのシーンもない。
※ドラマパートがないわけじゃないけど

見てる間に寝てしまった海外版「ゴジラ対コング」とは雲泥の差。

 まぁ映画館という「最強環境」で見る事が出来た強みも大きいとは思うけど。

総じてデザインは昨今の海外版ゴジラに近いと言えば近いけど、着ぐるみっぽさはほとんどないし、
※足の部分が少しそれっぽかったかな
カメラワークの上手さで、

 ちゃんとゴジラのかっこいいところを思う存分見せてくれたのも大評価。

↓これもネタバレじゃないと思うけど、今回の浜辺美波は、

 浜辺美波っぽくなくて凄く良かった。

1945年という、終戦間際の国民の生活は決して裕福ではないわけで、メイクにしてもヘアスタイルにしても、シン仮面ライダーの時とは全然違う。一言で言えば、

 全くかわいくない。

でもだからこそ演技の良さが計れるし、見ていて違和感や「悪目立ちしてる感じ」もなかった。

主演の神木君は、

 ちょっと太ってきたかな
※年齢的な骨格

と思ったけど、なかなかイイ感じ。僕の嫌いな「いざという時にヘタレる男」
※最序盤なのでネタバレじゃないと思う↑
だったけど、

 演技はホントちゃんとしてて、さすがは天才って感じ。

他は吉岡秀隆の「ハカセっぽさ」や、佐々木蔵之介の「時代を感じさせる言動」が多少のケレン味で、概ね笑い少なめなマジメ路線。小栗旬の「ボーダー」でイイ感じの相棒だった青木宗高も美味しい役で良かった。

とにかく急いで行かないと大きいスクリーンじゃなくなっちゃうと思うので、情報シャットアウトしてすぐに行くのをオススメしたい。さっきも書いたけど、

 マーヴェリックに匹敵するレベルに面白かったから!

・・・

以下ネタバレを含む感想。

見に行って欲しいので、見る前に読まないように。

絶対読まないように!

映画館で見なくて、配信とかで見た場合の感想ともまた違うと思う。あくまで映画館の感想でぶつかって欲しい。

いい?ちゃんと見てきた?

 BGM最高!最高過ぎるくらい最高!

伊福部昭のメインテーマをこれでもかと、それもイイ感じのアレンジを加えて超絶大音響で流しつつのクライマックス、

 これで最高じゃないとか、死んでるのか!?

「映画の感動の9割は音楽で決まる」まさにソレ。音が大きいことには触れたけど、それが、あのメインテーマ。それも今風の最強アレンジ。

 イイに決まってる。

展開の中でも、「日本にはほとんど戦闘機は残ってない、、、」というフリからのガレージのシーン。

 ま、まさか!?

 ここで出てきて唸るのは、、、

 あの、、、

 震電キターー!!!!

ヤバヤバのヤバ!歴史上「震電が映画に出てきて欲しいシーンランキング」があるとしたら、

 ここが1位。それが実現!

上手すぎるっ!「特攻する直前に爆発の点火レバーを引け」も、

 見てる人みんなが「脱出用じゃーん!!!」ってわかってるニヤリさ上手さ。

結果誰も死なない流れも最高に良かったし、最後典子さんが生きてたのも良かった。あれは、「普通死んでるよな」と思うシーンだったし、同時に「あれなら行方不明でも仕方ない」と思える演出も良かった。

子役の明子ちゃんも相当かわいかったし、昔の戦艦のかっこよさも十二分に味わうことが出来た。

 絵も、音も、話も、キャストも良かった!

まぁ序盤のマイナスの溜めがちょっと木になったと言えば気になったけど、あればっかりはしょうがないかな、と納得も出来たし。
※でないとタチバナが脱出レバーを付ける流れに説得力がなくなってしまう

最初暗すぎてゴジラがよくわからなかったのも、まぁある意味フリとして悪くなかったと思うし、
※中盤以降の「昼ゴジラ」と差別化したいわけだし

 破壊される建物の描写も最高だった。

ドローン視点も新鮮だったし、

 良かったな~!!めちゃ良かったわ!

まぁ欲を言えば、同好の士と一緒にしゃべりながら見れたらさらに良かったとは思うけど、今の映画館でそれは叶わぬ願い。もっとも見終わってすぐ友人Tに電話しちゃったけど。

てかまさかこんな形で、

 「史上最高のゴジラ」映画に出会えるとは思わなかったわ。

 

・・・追記

「マイナスワン」とは、つまりは「ゴジラの一作目より前」という話なのだけど、時代背景として、初代の1964年より20年近く前に「なぜゴジラを?」という疑問は、

 建物の低さ、戦争との絡み、ドラマの組み立て

など、いろんな理由があってのチョイスだったんだな、と。見終わった今納得したわ。

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2023年10月27日 (金)

インサイドマン

一日で3作見た映画の最後の一本。主演はデンゼル・ワシントン。助演がジョディ・フォスター、ウィレム・デフォーで、監督は名前だけ知ってるスパイク・リー。他にも見たことがある俳優が結構居た感じ。ただ、

 何とも言えない映画だった。

ジャンルとしてはサスペンスアクション、、だと思う。冒頭「半畳」ほどの狭い場所に居る男性が映り、そこから場面は大きくシフト。組織的な銀行強盗で、犯人グループが手際よく事を進めていく。

人質は20人以上。金庫や貸金庫にも侵入し、ふざけた人質
※大声で喚いたり、携帯を出せというのに持ってないとウソを付いたりした連中
はぶん殴ったりもする一方で、

 絶妙に人殺しはしないし、心疾患を持ってる人や、子供には優しかったり。

ちなみにこの犯人グループのリーダーが大塚明夫で、お馴染みデンゼルの山路和弘との掛け合いが、

 もう最高。

何つか「これぞ声優」という二人。上手いし、かっこいいし、しっくり来る。映画には字幕で見た方が楽しめる作品も少なくないけど、今作に関しては、

 吹き替えの方が楽しめると僕は思った。

つまり、キャストも声優も完璧で、シチュエーションも面白い。もちろん脚本も悪くないし、映画の善し悪しを決めるいくつかの要素で、かなり高得点をマークするような、そんな構成なのだけど、、、

 一言面白いとは言えない引っかかりがあったり。

何でこんなに「面白く無いんだろう」と思った。いや、決してつまらないわけではない。飽きさせないように工夫されているし、テンポもまんざら悪くない。ネタバレを控えつつストーリーに触れれば、結構いろんな伏線や、「臭わせ」があって、絶妙に興味を維持する、、、。

 ズバリ、「タイトルが変」。

決して意味が無いとか、根拠がないわけではない。ただ、この「インサイドマン」というタイトルは、

 例えばスターウォーズに「壁人間」と名付けるような

 例えばスーパーマンに「隕石」と名付けるような

 例えばエヴァンゲリオンに「生物?」と名付けるような

何とも言えない居心地の悪さを感じるものだったと思う。見てる時はほとんど思い出さなかったのだけど、最後の最後完全に終わってから、

 なんでこんなタイトルに?

ってスゲェ思ったから。ウソではないけど凄く弱い感じ。ちなみに原題がそうなので、日本人が付けた邦題が悪いわけでは無い念のため。

・・・

強くは勧められないけど、見て損したという感じでもない。クリス評価は★★って感じ。デンゼルの映画としては、「いつもとちょっと違う」感じ。てか、ちょっとネタバレに入っていくので、見る気になったらここで読むのを止めて見始めて欲しいのだけど、、、

 デンゼルは犯人との交渉役。でもこれもあんまりしっくりとは行かず、そもそも「せっかくデンゼルなのに」、最終的にほとんど「いいとこなし」だった。

それもイマイチスッキリしなかった部分。ただ、

 それとは別のベクトルで、しっくり来たところもあったり。

・変なタイトル

・主役が主役として機能してない

一方で、

・誰も死なない殺さない

・ほぼ誰も損しない

・ちょっぴりサービスカットがある

つまり、「営利目的の銀行強盗」の映画で、なおかつ主人公は警察側なのに、犯罪が成立して「気持ちよく逃げて終わり」。

 非常に、と言うか過去に例がない珍しい展開と結末。

もしかしたら後日談で捕まえるシークエンスが発生する可能性もゼロではないけど、たぶん捕まえない。もちろん犯行に及んだ連中はちゃんと利益を得ていて、同時にそれは「誰かの懐が痛んでる」わけなのだけど、

 どこか「それはしょうがないでしょ」と思ってしまう自分も居たりする。

ある意味「盗まれた側の贖罪」のような。だから、

 上手い側面ではちゃんと上手い。

でも、

 不満はやっぱり残る。

だから、

 何とも言えない映画だったな、と。

脚本を読んで出演を決めたとしたら、キャストはみんなこの脚本に納得し、唸ったと思う。それほど「良く出来てる部分は良く出来てる」。てかたぶん、、

 デンゼルがダサかったのが凄く不満なんだろうな、僕は。

「一番デンゼルがかっこ悪い映画」で、「タイトルが変」。でも「話は良く出来ててキャストは声優含めとても良く出来てる」。そんな映画だったわ。

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2023年10月26日 (木)

コンティニュー

UNEXTで見た映画。この日は1日で3本見ている。

 どんだけヒマなんだよ

とも思うが、まぁ良い。

主演こそ見たことがある俳優だったけど、出自はパッと思い出せず。監督も見覚えがない。見た理由は、UNEXTで「洋画」「アクション」「ランキング順」にしたとき、たまたまこれが一番上で、かつ、

 ほとんどが見たことがある中で、数少ない見たことがない映画だったから。

評価は4点(5点満点)。ぶっちゃけUNEXTの評価は、そこまであてには出来ないのだけど、あてに出来ないと思いながらも4.5以上をチェックしたりはする。

あらすじとしては、

主人公ロイが目覚めると、ベッドに突き立てられる大型のナイフ。そいつを躱しても窓の外のヘリからガトリングの嵐。窓の外へ飛び降りるとそこにはゴミ収集車のクッション。近くに居たマスタングの運転手を引きずり下ろし、行きつけのバーに行くと、なぜから殺し屋たちが次から次へ。

 殺されるとまたベッドで目覚めるところから。

それが何度目だったのかが表示され、無限地獄を繰り返す。「なんでこんなことに!?」と記憶を辿ると、前日、奥さんの研究所に行って話をし、留守電に「電話して」と残されていたこと、しかし電話しなかったことを思い出す。

・・・上手く説明出来ないなぁ。

ひとり息子がいて、息子はロイのことを好いてはいる。奥さんは若い頃のロイが強くかっこよかったことに期待して、「息子を守って」と言って殺されてしまう。その後ロイは毎日命を狙われ、殺されるように。

 ちなみに奥さんはそこそこ美人。スカーレット・ヨハンソンを30%くらい落とした感じ。

何十回と繰り返す中で、考えられる限りのことを試す。が、最後は死んでしまう。諦めようとしたこともあったけど、あることがきっかけで、、、的な。

ネタバレを書かないとこんな感想。クリス評価は★★★☆とかなり高く、特に後半の展開は、

 相当面白かった!

雰囲気的にはトムのオールユーニードイズキルとソックリで、例えばダークソウルのように、その世界で起きることを全て記憶し、対処すれば、無敵になれそうな気配があるのだけど、

 そこまで再現は徹底してない。

例えばバーに行かなくても殺し屋は向かってくるし、相手はひとりじゃない。

ゲームのような「これ何回目」や「現在進行中」のフォントや、息子の趣味が80年代のコンピュータゲーム
※タイトルは、ダブルドラゴン、獣王記、ストリートファイターが出て来るけど、正直なぜその3本だったのか全く理解出来ず。あとゲーセンというシチュで置かれているのが、ディフェンダーとかミサイルコマンドかな?とか。それ80年代じゃなくて70年代だろ、みたいな。ま、嫌いじゃないけど

が好きだとか、パパと2人でストIIをやったりとかは、(対戦内容には大いに疑問が残るが)結構グッと来る。てか、

 僕は普通にそう言う子供とのコミュニケを取った側の人間なので、別段「オレもそうすればよかった」とは思わないのだけど。

あ、そう言えばメル・ギブソンが出てたわ。敵方の黒幕(奥さんの会社の社長)として。でも全然大したことしなかったけど。

ともかく、タイムリープ的な話が好きなら、普通にオススメ。ただ、期待しすぎない方が良いかも知れない。僕は楽しめたけど。

以下ネタバレ。オススメなので見てない人は読まないように。

何度も繰り返せる過程で、数時間単位の「空き時間」を作ることが出来る。

殺し屋達をマッハで片付ければ、次の殺し屋まで間があるみたいな感じで。

それを使って子供と仲良くしたり、いろんな話をしたり。

でも最後は必ず世界の終わりが来てしまう。
※この装置の副作用的なことらしい。ただ、そのタイミングが刻々と早まったりはしない

途中で剣の達人に訓練を受けて強くなったり、発信器を見つけて相手の裏を掻いたりも気持ちいいのだけど、個人的に唯一気になったのは、

 最後の最後、奥さんともう少しいちゃいちゃしても良かったんじゃないの?

どのみち同じタイミングで世界は終わる。でも7時14分に殺されるはずだった奥さんを助けたのなら、そこからたぶん半日くらいは時間的な余裕があるはず。

 何も会ったその場で、成功するか失敗するか、二度と会えないかもしれないリスクに身を投じる必要はないんじゃないの?と思った。

子供と何度も何度も繰り返し会って話をして、ゲームをしたように、奥さんとも、
※奥さんも「強く戻った旦那」が大好きだし
イイ感じに遊びに行ったり、子供と会ったりしてもいいんじゃないの?

 旦那だけじゃなく、子供とももう会えなくなるかも知れない賭を、ほぼ安定して繰り返せる世界を棒に振ってチョイスすることに違和感を禁じ得ず。

もちろんロイは毎回奥さんを救うためのリスクと努力を払うわけだけど、それでも繰り返し繰り返しやってれば上手くもなるし、コツも覚える。無駄もなくなれば、よりスムーズにコトを運ぶことも出来るだろう。

 結果どうなったかは教えて貰えないわけだけど。

オチは、ロイがマシンに入るところで終わる。「戻ってこられないかも知れない」とは、つまりは「戻ってこられる可能性がある」と言う事なわけで、だからこそ奥さんはロイにその役目を任せたわけで。

 たぶん戻ってこられるのだろうな、と思いつつ、そしたらそしたで、

 ロイは社長とその部下(本来なら奥さんを殺した実行犯)を殺しちゃってるわけで。

この説明をどう付けるんだろ、とは思ったり。もちろん蛇足的邪推なんだけどさ。

ともかく、見た目もみなさんイイ感じにシックリで、息子も必要十分にかわいい。直接的なエロシーンはないけど、ちょっぴりはある。

前半と後半では全く印象が違うけど、普段僕が書いている「マイナスの溜め」というほど前半がキツいわけじゃない。たとえて言うなら、「RPGの経験値稼ぎ」みたいな手触り。後半は「ダーマの神殿後」みたいな爽快感。

印象としては、前述のオールユーニードイズキル以外で、「ハードコア」※全編一人称視点のアクションにも似てた。「何度も繰り返しまくる」というのは、題材として面白いと思うけど、意外と思い当たる映画がそれほど多くない、、、と書いてから、

 そう言えばサマータイムレンダがコレだったわ

って思い出した。

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2023年10月25日 (水)

レッド・ドラゴン

休日、僕がやることと言えば、

・デジラマ作り
・マンガを読む
・仁王2をやる
・アニメを見る

 それか、映画を見る。

何か熱量が高まってる事があるときは、それに傾注すればよい。だがそう言う時ばかりではない。でもそんな、ある意味「ヒマ」な時であっても、

 割と映画は裏切らない。

映画を作るのはお金が掛かる。昔はテレビバラエティにもお金が掛かっていた頃があるけど、単位時間当たりの有料コンテンツで、最もお金を掛けて作られているのが映画だと思う。
※CMは有料じゃないからね

今は僕が加入しているUNEXT以外にもいろいろ配信サービスがあるから、昔のように水曜ロードショーを楽しみにすることも無くなった。まぁその分多少の偏りはあるけども。

余談だけど、おもむろに「洋画」「アクション」で検索したら、ランキング順の上位50作くらいの中で、韓国映画とUNEXTのみのクセのあるものを除くと、

 ピカチュウとコンティニューの2本だけだった。
※コンティニューは続けて視聴

まぁ結構見てるって話だよね。

閑話休題。

レッド・ライジングは、ハンニバル・レクターシリーズの3作目。2作目までメインで出ていたヒロインクラリスは一切登場せず、タイミング的には1作目より前、レクター先生が警察に捕まるまでと、捕まってから別の連続殺人犯を捕らえるために、今回の主人公(♂)が前々作よろしく先生に助言を賜る流れ。

相変わらずグロいところはあるものの、前作ほどではない。と言うかむしろビジュアルでのグロさはほとんどなく、

 精神攻撃がそこそこある感じ。

年齢的には一作目より当然歳を取ってしまっているアンソニー・ホプキンスだけど、その辺は特に若作りメイクをしているということもなく、「そのまま」使ってる感じ。てか署長が相変わらず嫌な顔してたけど、この人全然歳取ったの感じなかったな。

今回の殺人鬼は、家族単位で全員殺す人。精神に問題があるのは殺人鬼なんだから当然なのだけど、劇中で「精神異常じゃない」みたいなフリがあったのは結構気になった。

 しっかり二重人格だろ。※ネタバレ

役者は名前知らないけど、「ヴォルデモート」や、007(最近)のMの人。いかにも人を殺しそうな顔は、むしろ役柄としてしっくり。てか、

 今回の主人公エドワード・ノートンは、正直微妙。

てか、これが今回のテーマと言ってもいい。

 エドワード・ノートンがベストアンサーだったのか。

彼はちょっと垂れ目で、柔和な印象。ただ、そこまで存在感があるわけじゃなく、どこかひ弱さ、みたいな感じもする。身長は183cmとそこそこ高く、一言で言えば、

 優男

って感じ。見たことがある作品は、インクレディブル・ハルクの主役以外にはどれも脇役で、ぶっちゃけそこまで強い印象はなかった。

今作は、言ってもハンニバル・レクターが真犯人ではない。一作目よりは「捕まえるシークエンス」がある分話に絡んでは来るものの、メインの犯罪とはあまり関係がなく、
※一作目の犯人のような先生との関係性もない

「レクターシリーズ三作目」と言っても、それは単に「その方が売りやすい」というだけの理由。

 そして、その為にレクター先生より強い主人公では困るのだろうな、と。

これがトムのアウトローだったら、話はガラリと変わる。てかトムが出ててトムが主役じゃないのは考えられないから、そりゃまぁ変わるのは当然なのだけど、

 役柄上はとっても重要な役なのに、印象は極力レクター先生に強めて貰いたい

そんなプロデューサーの「下心」が透けて見えるようだった。

同じ垂れ目俳優では、コリン・ファレルが浮かんだ。
※新しい方のトータルリコールの人

ファレルの方がノートンより少しキャラが強い。でもそれがベストだったのかとも思う。

クリス・プラットやクリス・パインではどうか。それだと一気に彼らの映画になってしまう。スタッフロールでもホプキンスが一番上に出ている以上、ギャラも確実に彼の方が上だろうし、

 だったら、前作同様女性でそこそこカワイイ子を当てればよかったのに

と思ってしまった。年式があるから難しいけど、ターミネータージェニシスの子とか、アバウトタイムの子とか。てか、本音を言えば、

 エマならもっとずっと面白くなったんじゃないの?とも思ったり。

もっとも今回の犯人は「女性がターゲット」だから、そうも行かなかったのか。

今回の犯人は、今までと比べてかなりキャラが立っていて、
※ヴォルデモートの人だからギャラも高そうってこともあるとは思う

 話はかなり良かった。

結末に向かう流れも良かったし、

 ぶっちゃけホプキンスは必要だったのか?

ってくらい良くできてた。

ただ、ホプキンスが出てなければ、レクター博士の三作目でなければ、僕はこの映画を見ようとは思わなかったのも事実で、これだけの犯人像を作り上げたのなら、

 主役のノートンはむしろ彼らの引き立て役でいいのかな、と。

クリス評価は★★★。てかヒロイン成分が薄すぎるのが残念ポイントではあったけけど、なるほど3作とも4.5点評価なのも納得とは思ったな。

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2023年10月23日 (月)

コンタクト

ロバート・ゼメキス監督、ジョディ・フォスター主演のSF映画。尺は長めの149分だったかな。

子供の頃から無線を使って遠くの人とやりとりをするのが大好きだった主人公。真面目で勤勉家だった彼女は、大人になって宇宙に目を向けるようになる。

・・・

最初ゼメキス監督の名前で見始めたら、なんだか見覚えのある女優。ちなみにパパも見覚えのある俳優。
※ザ・ロックの印象が強いかな

ポッと出の若い神父と、マッハでベッドインしたのにはちょっと失笑。でもよくよく見たら、

 マシュー・マコノヒー!

こんなところに出てたのか!

本作は1997年。僕が最初に彼を見たのが2015年頃のインターステラー。18年というのは、結構な年月。女性ほどの差はないにしても、

 むちゃイケメン!

そら速攻ベッドインしちゃうわ。

てかジョディ・フォスターは、ついこないだ羊たちの沈黙で見たばかりだったのだけど、
 スッカリ忘れてた。

年式的には1991年だから、6年ほど経過した感じ。

 もうFBIの訓練生という感じではない。

凛々しく、自分の意見や考えをしっかり持っていて、頭も良い。が、融通が効かないのと、自分の正しさを相手にも強制しがち。

 ちょっとイラっとする。

が、それ以上にイライラしまくったのは、その上司。

 主人公の意見ガン無視でプロジェクトを止めさせようとするくせに、いざ進展があるとその功績を全て自分のことにかすめ取る。

これが!

 スゲェイライラする。イライラしすぎて、

 この映画の評価は大きく下がった。

てかこれがなければ6点。でも、このクソ上司のせいで、

 クリス評価は★☆(3/10点)に。

字幕オンリーだったので、イライラシーンをスマホ見ながら流し見することも出来ず、見てる側が、期待する通りの展開にはなるものの、

 遅ぇよ。

まぁ言ってもゼメキス監督は、バックトゥザフューチャーでもビフみたいなクソ野郎を作って「マイナスの溜め」をガッツリ用意する監督なので、

 しょうがないと諦めるほか無い、、、のだけど、、、

それでもムカつく。てかいつも思うけど、見てる人は腹が立たないのかね。腹を立ててまで映画を観てることに違和感を感じないのか。腹を立てずに済むならその方がいいとは考えないのか。

 僕は嫌なヤツが出なくても満額楽しめる自信があるけど。

 嫌なヤツが出ることでカタルシスが増える部分なんて僅かだけど。

そう言う意味では、「アポロ13」とか「おかえりはやぶさ」みたいな、「悪いヤツが出ない」映画の方がずっとスッキリ気持ちよく見れる。

尺の大半は、異星人の文明があるのか無いのかわからない状態で、タイトルにある「コンタクト」を、例えば「未知との遭遇」のように解釈すると、結構肩すかしを食うかも。

とりあえずオススメ出来る人としては、、、

・嫌な上司が平気な人

・ジョディ・フォスターが好きな人

・一応ハッピーエンド

・SFが平気な人

全て満たす人にはオススメ出来る。以下ネタバレ。

正直、コンタクトするのは2時間過ぎてからくらいなので、ほぼほぼ物語は終盤。あと、割とラストもイラっとさせる展開があって、
※本当にコンタクトしたのか周囲の連中が疑ってるとことか
「一応は」ハッピーエンドだったけど、イマイチ気持ちよく終わったと言う感じでもない。

僕的にカタルシスがあったのは、自分の考えを曲げず、神を信じないと言うスタンスで代表を逃すシーンと、彼女を個人的に支援してくれるじいさんの存在。

前者は、それまで生きてきてずっと貫いて来たことと、ずっと目指して、夢見てきたことの衝突で、「夢より科学者としての自分」を取ったのが相当かっこよかった。

後者は、やや予想してた感はあるものの、じいさんの役周りはかなりステキで、こちらも見ていてホッとした。

 そう言うのだけでいいのに。

字幕で集中して、さらに長尺の映画だったので結構疲れた。翌日頭痛に見舞われたりして、ギャフンって感じではあるけど、見たことそのものを後悔するほど悪い映画ではなかったかな。

 上司はホントムカ付くけど!

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2023年10月22日 (日)

アメリカン・スナイパー

いかにもな戦争映画のバナーだったので、評価は4.5だったけどスルーしてた。そしたらインスタの友達が「見ようと思ってる」と言ったので、
※プラモの塗装の参考にするため
何となく見ることにした。

主演はブラッドリー・クーパー、、、知らん人。監督はクリント・イーストウッド。実在したアメリカ軍のエリートスナイパーの人生を描く感じ。

結論から言うと、

 別段面白い映画ではない。

以下ネタバレ全開。見なくていいけど、見る気なら読まずに見てね。

クリス評価は、、、「好み込」で、★☆。映画としてはたぶん6点くらいの出来だと思う。

・どんな子供時代だったか 厳格な父といじめられっ子の弟。正義感が強く力も強い

・他より遅れて入隊するが、持ち前の正義感の強さで、地獄の訓練(愛と青春の旅立ちみたいなヤツ)を乗り越える

・バーで知り合った美人と恋仲に。そのまま結婚

・シールズに配属され、スナイパーとしての初陣で、「対戦車手榴弾を持った子供」と「それを持たせた母親」を狙撃し、撃ち殺す

・ちょいちょい母国に戻っては、かみさんとイイ感じになったりケンカ腰になったり。「心も帰ってきてよ!」。まぁありがちな軍人に

・敵はイラクだったが、シリアのオリンピック金メダリストのスナイパーが登場。当然顔は合わせない

・ずっと一緒だった仲間がそいつに狙撃され、半死半生の状態で、「恋人に指輪を」と死亡フラグ。辛うじて生き延びて帰国し、主人公と話をするも、別れた翌日に死亡

・既に実績から部隊長に昇格した主人公。復讐に燃えつつ作戦の実行へ。ちなみにこの時のやりとりが劇中一番熱かった。と言うか唯一か

・1900m同士の狙撃合戦を制して倒す(殺す)も、周囲は敵だらけ

 ぶっちゃけどうやって生還出来たのか全くわからない。そして帰国するときはほとんどそんな流ればっかり。

「撤退!」で撤退出来れば世話はない。ゲームじゃあるまいし。

見ていて、ゲームっぽさ、前述の列挙のようなステロタイプな設定、展開、シーンが非常に多く、リアリティのある映像で、ありきたりな話を組み立てて、数字を稼ごうとしている、そんな映画だった。

笑う場面はほぼ無く、溜飲が下がるシーンも少ない。上に書かなかったけど、「退役軍人」たちとウダウダ話をするシーンも「お馴染み」という感じで、ある意味既視感の塊のような映画だった。

主人公は実在した「レジェンド」と称される人物と見た目も似ていて、演技も決して悪くない。途中何カ所かイラっとするところがあって、10秒飛ばしをしたけど、
※特に終盤。てか折り返しすぎる辺りで、興味はほぼほぼゼロに。スマホをいじりながら見る感じ。つまり、全く面白くなかった

 結論こう言う「半ノンフィクション」な戦争映画が好きな人には、結構刺さるように作られてると思った。

それほどお約束をしっかり守っていたし、驚きも一切無い。「そろそろ来そうだな」と思うところで狙撃されるし、アメリカより軍人が身近とは言えない日本人には、理解しづらい感覚でさえ「既視感」が伴う。

奥さんは普通。取り立てて魅力があるわけでも、「勘弁してくれ」と言うほどでもない。名前も知らない女優。

これを見るなら、マーク・ウォールバーグの「極大射程」の方が、遙かにエンタメしていて見ていて楽しいと思う。まぁ映画に何を期待しているかって話だけど。

・・・

ゲームライクなシーンが多い一方で、超長距離の狙撃シーンには大いに不満があった。

少しでもスナイピングのあるFPSをやったことがある人ならわかると思うけど、対象までの距離が伸びれば伸びるほど、当然のようにスコープはズレ易くなる。三脚で固定していてもそれは間違いないはずで、それが1900mともなれば、「0.1mmブレただけで、ターゲットの中は数m、ヘタしたら10m以上動いて然るべき」だろうと思った。

「ウォンテッド」のように、半魔法のような手法で命中させるならいざ知らず、映画としての演出とは言え、「それはやり過ぎ」もしくは、「それを当てることの凄さの演出不足」を強く感じた。あと、風の影響を考慮するシーンも全く無かったし。
※訓練中のセリフでは一瞬あった気もしないでもないけど

スナイパーなのにアサルトライフルを連射するシーンが多いのもゲンナリ。相手がスナイパーで長距離にいるのに、精度の落ちるアサルトライフル、それも移動しながら手持ちで撃って「当たるわけがない」。「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」を、一流のシールズがやってることに、滑稽さしか感じ無かった。実際、

 アサルトライフルでスナイパーは誰も倒せてないし。

あと、

 そもそも僕はマシンガン系の武器が嫌いだし。

・・・

ひとつだけ学んだことがあるとしたら、もうクリント・イーストウッドの戦争映画は見ないってことかな。好きな人の好みを否定するわけじゃないけど、少なくとも僕には全く合わなかったわ。

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2023年10月19日 (木)

羊たちの沈黙/ハンニバル

結構前の映画。ちなみにアンソニー・ホプキンスのイメージが強いシリーズだけど、今のところこれと「レッド・ドラゴン」には出てるけど、若いときの「ハンニバル・ライジング」には出てない。てか、

 昔はどうにも怖いイメージが強くて見れなかったのだけど、

歳を取って、結構平気になったのと、ホプキンスがかなり好きになったので、重い腰を上げる気になった次第。まぁミステリーが見たかったのも大きいけど。

●羊たちの沈黙

あらすじ的には、「人を食う」マッドなドクター、ハンニバル・レクターに、若いFBIの女性隊員が話を聞いて、別にいる連続殺人の犯人を捜す話。

ぶっちゃけ最後まで「なんでこれが羊たちの沈黙なのか」はわからずじまい。なんで?

相当前の映画だし、ネタバレを書いてもいいとは思うけど、ひとまずネタバレ無しで感想を書くなら、

・かなりグロい

・意外とレクターさんが紳士的

怖いと言う感情は、一言で顕せないいくつもの要素で構成されている。まるで自分が追い詰められているような精神的圧迫も怖いだし、エイリアンやジェイソンのような「殺されそう」なのも怖い。いきなり大きな音が鳴るのも怖いの一種だし、血みどろの内臓をぶちまける「グロさ」も怖いの一種だろう。

本作では、ほとんど大きな音が鳴る「こけおどし演出」はなく、特に自分が殺されそうな感じもない。というか真上でも書いたけど、

 レクターさんが食べたり殺したりするのは、基本悪いヤツ。
 ※もちろん例外もある

確かに「人を食う」のは悪いことだとは思う。たぶん法律には書かれてないとは思うけど、やったら怒られることだとも思うのだけど、それ以上に彼の言動や思考は論理的で美しく、見ていて、

 かなり魅力的。

たぶんそこがこの映画が大ヒットした最大の要因だったんじゃないかと思う。てか、主人公クラリス=ジョディ・フォスターだけが話をすることが出来たのは、彼女が魅力的であったこと、彼女が考える正義がレクター先生の正義と近かったこと、そして、「理解出来るひと」だったからだと思った。

 バカに何を言っても理解されないから。

とにかくグロいのは間違いないのだけど、先行していたイメージほどは全然怖くない。怖さの度合いで言えば「ドラゴンタトゥーの女」の方が怖かったと思うくらい。逆に言えば、アレが平気ならこっちも平気だろうと。

 まぁこっちのが古い映画だけど。

気軽にネタバレに入るけど、

 結構気持ちいい、爽快感のある映画でもあった。

絶対逃げられないと思える牢屋から脱獄する流れもスムーズだったし、スゲェ嫌なヤツは大概死ぬ。ホプキンスの行動には不自然なところはなかったと思うし、
※フォスターの方はちょこちょこ違和感あったけど。「近づくな」と言われたのに近づくし、平気でプライベートの話もするし。ただ「若さ故」と考えれば、ギリ許せなくもない

 クリス評価は★★☆ってところ。

ぶっちゃけ合格ラインである6点には届かないけど、見て後悔する感じでもなかった。古さの割りにテンポはまあまあ良かったし、オチも綺麗だったし。

ただ、逆に言えばそれだけとも言える。特に凄いどんでん返しやカタルシスがあったわけでもなく、

 終盤真犯人とのやりとりシーンだけは、引っ張りすぎてスゲェイライラした。

緊張したのではない。単純に「引っ張りすぎ。10秒とばそかな」と思うような演出。言い換えれば、

 そのシーンを除けば、ほとんどイライラもなかったとも言えるけど。

でもクライマックスよりむしろレクター先生とのやりとりの方が強い魅力を放っていたことも事実で、事実続編では、ほぼレクター先生のひとり舞台とも言える展開になった。

●ハンニバル

何が驚いたって、

 見終わって流れてきたスタッフロールで、

 クラリスが、ジョディ・フォスターではなく、ジュリアン・ムーアだったこと!!

見始めた時は、何にも違和感も疑問も感じ無かった。レクター先生がホプキンスから替わっていたらまた違ったのかも知れないけど、とりあえず「こっちが続投してるならあっちもだろ」と考えてしまったから。

ただ、冷静に考えれば、羊たちの沈黙の公開から10年経っているわけで、
※見始めた時はすっかり忘れていた

 レクター先生が全く変わってないのに、クラリスが激変していては話が違ってきてしまう。

要は、「10年経ったジョディフォスターより、ジョディフォスターっぽい女優」として、ジュリアンムーアに白羽の矢が立ったのだな、と。

話的には、前作で脱獄したレクター先生を捕まえるためにいろいろがんばる話。中にはレクター先生の犠牲者でありながら唯一の生存者の大富豪が居たり、クラリスが別件であらぬ責任を問われて実質謹慎処分を食らっていたり。

今回は監督がリドリー・スコット。てか、ここで僕はまた大きな勘違いをしてしまう。

 てっきりダヴィンチコードの監督だったと思い込んでしまった。
※ダヴィンチコードはロン・ハワード監督

ただ、逆に言えばそれほどまでに作風が似ていたというか、印象が近く、前作より「こなれている印象」で、

 ある面では上手いのだけど、ある面ではありがち。

クラリスの立場を悪くすることで、マイナスの溜めを作り、全身不随な大富豪のグロい見た目でこっそり撮れ高を稼ぐ。嫌なヤツを適宜配置しつつ、そいつらを最後までにちゃんと片付ける。

飛ばしたくなるところは無く、終盤露出の多いドレスをクラリスに着せるところとかも、それまでのストレスを払拭させるやり方として「ズルイけど上手い」。

オチも綺麗だったし、なるほどUNEXTで一作目と同じ9点(☆4.5個)というのもわからないでもない。

 クリス評価も★★★。

ただ、それは前作の終盤の引っ張りすぎによるマイナスと、今作のクラリスのドレスによるプラスがあったからの査定で、レクター先生の魅力という点だけで言えば、前作の方が勝っていた気もする。
※今作では実行犯でもあるので、その分彼の知的な魅力が拡散してしまっていた感じ

相変わらずグロさは相当なものなので、そこは覚悟が必要だけど、前作と今作は完全に話が繋がってるし、見て損したとは思わなかったので、

 グロいのが平気な人には、そこそこ勧められるかも

って感じかな。

レッドドラゴンはまだ見てない。なぜなら、ジョディ・フォスターもジュリアン・ムーアも出てないみたいだったから。僕にとってヒロインは重要なのだ。

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2023年10月17日 (火)

タイムマシンの話

シュタインズゲートの話を書いていて、ちょっと膨らんだので別ネタにする。

・・・

僕はタイムマシンの存在を肯定していない。と言うか、極端な物言いをすれば、

 本物にはあまり興味がない。

本当に誰かがタイムマシンで未来から来たとしたら、「未来のことがわかる」と思われる。でも実際は「未来から来たことで現在が変わり、別の世界線が生まれたことで彼の言う未来は訪れない」という、ある種へりくつのような逃げ道も生まれた。つまり、

 未来から来たことが仮に事実であっても、それを証明することは不可能だと言う論拠が生まれてしまった。

過去から現代に来た場合でも、なぜ当時タイムマシンが作られたことが話題にならなかったのかもわからないし、過去に作られたのなら、そこから「今に至るまでの過程」で、さらに別のタイムマシンが存在していても不思議は無い。歴史を改ざんすることのモラル的な脅威は当然あったにせよ、全ての関係者が、誠実に否定し続けられるほど、人間は成熟した種だとも思えない。
※ちょっと岡部に影響されてる物言いだな

今し方タイムマシンやジョン・タイターのウィキペを覗いて見た時出て来た、

 タイムトラベルをすると、その行き先では「地球の位置がかなり移動している」から、宇宙空間に投げ出されるのでは?

と言う見解にも凄く納得してしまった。そりゃ確かにそうだ。時を移動するということは、同時に「太陽の周りを高速で移動する地球の、ある特定の場所に移動する」ことも同時に行わなければ、タイムトラベルは実質的に成功しない。

言い換えればタイムマシンは、少なくとも太陽系レベルの移動を、少なくとも移動する人間が生きていられるに差し支えないレベルの短時間で行える技術が、「最低でも必要」ということにもなると思うし、装置の大小に強い縛りがある可能性はあるにせよ、

 気楽に、一瞬で宇宙旅行に行けるようになるような未来のさらにそのさきに、タイムマシンはあるのだろうと思う。

今の地球人は、そんな「未来の移動法」を発明していないし、モラル以前に、物理的な高速移動の発明だけなら、発表を隠したり、「ノーベル賞を取らなかったり」しないと思うのだ。

 てか、タイムマシン、タイムトラベルに関して、高卒の中年が想像するレベルの妄想が、どれだけ手垢にまみれてるかは、考えるまでもないとは思うけど。

まぁ子供の頃言われた、「もし未来から過去に行けるなら、誰か来てることに誰かは気付くだろ」ってのも、凄く的を射てるとも思うけどさ。

あと、もし仮にシュタゲの中のタイムリープのように、今の記憶をキープしたまま過去の自分に移動出来るとしても、僕はマッドサイエンティストでもなければ、人類の未来のための人柱になる勇気もない。どれほどの安全性が確保されたら、人はタイムリープなる「未知なる行為」が出来るのか。例えばそれが「わずか1分」であっても、

 僕には死ぬまで出来るようになる気はしない。

つまり、「どうにもならないことなんて、どうにでもなっていいこと」なわけだ。

どこかで誰かがタイムトラベルやタイムリープをしたところで、直接我が身にその影響が降り注いだ可能性は低い。もし降り注いでいたとしても、それを認識しなければ同じことだし、それを回避する術がなければ、それは甘受するしかない。

僕は辛うじて結婚することも出来、子供も2人居る。大学には行けなかったし、裕福と呼べる暮らしも出来てないけど、日々の生活が後悔と懺悔と不幸にまみれているとは思わない。

タイムトラベルをすることで、「何かが変わる」として、「何かを変えたいから」トラベルするというのであれば、僕は別段何も変わらなくていいと思っている。よくドラマやアニメで、「戻れるのならいつに戻りたいか」と問われるたりするけど、

 ぶっちゃけそんな「大きな変化」があるような昔に戻りたいとは思わない。

せいぜいビットコインが安かった頃に、「今の記憶」を維持しながら戻れたら「大金持ちになれるだろうな、と妄想する」程度。もちろんそれすらもやりたいとは思わない。今の記憶を維持することで何が起こるかわからないし、それが過去の自分にとって幸せかどうかも全くわからない。

 大金持ちになったら命の危機に瀕するかも知れないし。

確かなことは、変わることだけで、

 良くなるとも悪くなるともわからないと言う事だ。

僕はギャンブラーじゃないし、後悔がすこぶる嫌いな人間だ。

 タイムマシンは、物語の中だけでいい。

▲▲▲。

短いので少し足す。

●タイムパラドックス映画

適当にネットを見つつ、一言コメントも添えて。

・バックトゥザフューチャー

 親父さんがビフを殴るシーンから見返すのが僕の定番。そこまでは一回見ればもう見なくていい。つい最近見直したばかりだけど、クリストファー・ロイドの演技にめちゃ惹かれる。最後手紙を取り出すときの穏やかな表情が特に好き。

僕は「べき」と言う言葉が好きじゃないけど、今まで一度も映画を観たことがない人が、もし一生の間に一本だけ映画を観るとしたら、僕はこれを勧めるかも知れない。

ちなみに、油断するとスティーブン・スピルバーグ監督かと思ってしまうかもだけど、ロバート・ゼメキスなので要注意。

・ターミネーター

 そう言えばタイムパラドックスの塊のような映画だった。シリーズ全作見てると思うけど、個人的には一作目が特に好き。ただ、オススメかと言われるとそれはちょっと違うかも。作風が古いし、CGの無い時代の作品なので、どうしても人形がウソっぽい。「2」は手堅くて、派手で面白いけど、「1」の知識が無いと面白さ半減。今オススメするなら「ジェニシス」かな~。

・猿の惑星

 まぁタイムパラドックスというか、SFって感じ。ぶっちゃけ見なくていいけど、言われて見ればタイムトラベル物だったかもって程度。

・メンインブラック3

 これも言われて見ればって感じだけど、ジョシュ・ブローリンがウィル・スミスに負けてない。話も凄く面白く、なるほどタイムパラドックス。

シリーズ物は得てして1作目を超えられないことが多いけど、個人的にはこの3作目がシリーズで一番好き。SFXの質も高いし、多角的に面白い。オススメ。

・タイムライン

 ポールが出てたタイムトラベル物。ぶっちゃけ大半は普通の中世を舞台にした話って感じだったと思うけど、とにかくオチが好き。ネタバレになっちゃってるけど、事実なのだからしょうがない。ちょっとオススメ。

・ミッション8ミニッツ

 ジェイク・ギレンホールのリプレイ物。面白かった印象もあるけど、小粒だった印象の方が強い。サマータイムレンダに似てると言えば似てる?ちょっとオススメ。

・オールユーニードイズキル

 日本人原作のトム主演SF。相当面白かった印象と、でも話を全て覚えてない、つまり結末が尻つぼみだった印象がある。設定的にはかなり「気持ちいい」設定。序盤は結構ツライけど、軌道に乗ったらめちゃ楽しい。オススメ。

・インターステラー

 タイムパラドックスというか、時間と空間を飛び越える話。映画として極めて面白く、絵的な撮れ高も、アンとマシュー・マコノヒーのクオリティの高さで完璧。個人的にはノーラン監督の最高傑作だと思う。オススメ。

・ルーパー

 バットマンでロビンだったジョセフ・ゴードン・レヴィットが主演。ブルース・ウィリスの映画って印象が強いけど。ジョセフが主演だったと思う。

あまりメジャーな作品ではないし、終盤それまでとは一気に毛色が変わるのを是とするか非とするかで評価は変わるかも知れないけど、僕的にはかなり好きな映画。まぁまぁオススメ。

・13F

 スゲェ好きなタイムパラドックス映画。いつ見ても思ってた以上に楽しめてる傑作。予備知識抜きでぜひ!オススメ。

・デジャヴ

 デンゼルとポーラ・パットンのSFサスペンス。普通に超面白い。世間の評価が低い映画のひとつだと思う。オススメ。

・マイノリティリポート

 純粋なタイムパラドックスとは違うけど、未来を扱う話として。あと僕がかなり好きな映画として末席に加える。絵作りがしっかりしていて、撮れ高が高い。個人的には腐った牛乳を飲むシーンが好き。
・・・

アニメやドラマでも傑作はありそう。

全部ではないけど、タイムパラドックス物は「ネタバラシ」が一番のカタルシスなところがあるので、一回見ると二度目はそれほど楽しめなくなることが多い。ただ、歳を取って適当にインターバルを空けるだけで、「かなり楽しめるように戻ってる」ことも多い。これを書きながら、

 ルーパー、デジャヴ、13F、ミッション8ミニッツ

なんかは、また見直したくなったな~。

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