リプレイ
以前あれほど小説のことを書くのはどうかという話をしたのにまたそんなことを、、、と思われるかも知れないがまぁ今回の話は至ってライトな、原作なんざ知らなくても全く問題ない話。
※僕の記憶だけで書いてるから結構適当。間違いがあるとは思うけどまぁ致命的じゃなかったらスルーしてくり。
要するにある男がいてその男がある年齢のある月ある日ある時刻に唐突に過去に戻ってしまう。肉体は赤ちゃんに、でも記憶と精神はその時のままで・・・。
男はとんでもないことになったと思いつつあらん限りの記憶を頼りにギャンブルで大もうけしたり、愛と官能の日々を過ごしたりする。とにかく全ては一度見ていることなのだ。
しかし、大金持ちになって何もかも満たされる毎日は唐突に終わりを告げる。そう前回自分が自分でなくなった時刻に再び過去へと戻ってしまう。しかし今度は前回と違って赤ちゃんじゃない、小学生の頃だ。
次の人生では男はがむしゃらに勉強してこの不可思議な現象を解明しようとする。既に丸々3人分の知識がある男は飛び級で大学に入ったりもする。八方手を尽くし医者にも厳戒態勢で健康を管理させるが、結局「その時」が来たら男は再び過去へと巻き戻されてしまう。
ある時今までの世界とほんの少しだけ違う箇所を見つける(例えばスターウォーズの監督が別の人とかそういうの)。男はひどく狼狽すると共に、その原因に出会ってみたくなった。するとそこには同じ境遇の人間がいた。
とまぁこんなストーリーなわけですが、あれほど小説嫌いだった僕が最後まで一気に読んだ数少ない作品であると同時に、今でも時々頭をかすめる「夢物語」であったりもします。
僕は小学生の時の将来の夢に「超能力者になりたい。無理だけど」と書くほど夢見がちかつ現実的な子供でした(まぁ小五でヒゲも生えてきたしメガネも掛けてたし、小六で「俺たちももう若くないんだし・・・」なんて友達に愚痴をこぼすような子供でしたけど)。とにかくもし超能力があったらあんなことをしたいこんなことをしたいというのがいっぱいあったのです。まぁその裏にはドラえもんの影響は無視できませんけど。
で、その流れはそのままリプレイにも繋がります。
「もし今自分が昔に戻ったとしたら・・・」
まず当然のように金策に走るでしょうがいつどのように、と考えると意外とすんなりとは行きません。まぁここで競馬なり競艇なりといった賭け事に勤しんでらっしゃるような方なら、「○○年のダービーだけは親の顔を忘れても忘れられない!」ということもあるのでしょうが、自分には生憎そんな記憶はない。じゃああそこで無駄遣いしたのを抑えようとか、なんだかとっても地味な自分に気付いたりもします。
そして次に浮かぶのは破れた恋の話でしょう。何とか自分自身を鍛え、何とか今よりいい男としての人生を歩みたい。曖昧な気持ちの期間をすっ飛ばして最初から真摯かつ情熱的にアタックし続ければやがて白でも黒になるのでは、とも思ったり。あの日あの時の自分に生き方を変えるチャンスを与えたい。
タイムパラドックスというのはリプレイに限らずたくさんの作品として世に送り出されています。一番有名な映画は「バックトゥザフューチャー」でしょうけど、他にも「ペイチェック」や「バタフライエフェクト」「タイムライン」など、因果応報の妙味か面白い作品が多いような気もします。古くはウェルズの「タイムマシン」もありましたね。
今の自分に100%の満足があるという人はたぶんこの世にいないでしょう。アラブの石油王だってもしかしたら「ぢ」の痛みに悩まされてるかもしれないし、叶姉妹だって絶対永遠に続かない自分たちの美貌に畏れがないはずはないと思います。だからいくら過去に戻れるからと言ってその人生が幸せになるとは限らない。大金持ちになったら幸せってことはないと思うんですよ。小室哲哉とかいるし。
重要なのはこれからの人生における自らの選択。もし今の自分が「覚えてはいないけど未来から巻き戻された自分」だったとしたらどうでしょうか。今後の自分の決断した他愛ない答えが、未来の自分を大きく歪ませる事もあるかも知れない。
リプレイの主人公はどんどん巻戻る年齢が近くなっていき、最終的には数日、数時間、数分、数秒・・・。大きな衝撃とともに時計は新たな時を刻み始めました。その時の高揚感たるや・・・。僕らももっと毎日をワクワクして生きていきたいですよね!
※上で挙げた映画の話を少々・・・。
「ペイチェック」はジョン・ウー監督のお気楽アクション映画。パールハーバーのベン・アフレックとキルビルのユマ・サーマン主演。未来を見ることが出来る機械開発した主人公はその開発を依頼した依頼主との当初の契約通り、情報漏洩を防ぐために記憶を消されるのですが、いざ戻ってみるとどうもおかしい。振り込まれているはずの金の代わりになんだか意味のわからないガラクタのような物が数点自分宛に送られていただけ。そしてなぜだか命まで狙われるように・・・。
しかしその限られた手がかりを手に追っ手から逃れていると、どうもそのガラクタがただのガラクタではなく、まるで誰かが「そうなること」を知っていたかのように追っ手から逃れる手助けとなるものばかりだった・・・。
主人公は見た目性格ともに軽くて見ている者が不必要に不安になるのにいいブレーキとなるし、ユマ・サーマンもなかなか才色兼備な役所がハマっていい意味でジョン・ウーらしい映画になってるっていうか自分は彼の作品をそれほど見てないんだどさ(^^;。ツッコミ所がないわけじゃないけど、とにかく気軽にタイムパラドックスを楽しみたいという人、特にカップルで見ても楽しめるんじゃないかという佳作です。つか以前もブログで紹介したことあるかもしれないけどさ。
「バタフライエフェクト」は、ある場所でチョウチョが羽根をひらつかせた影響で地球の反対側で台風を巻き起こすという因果関係というのはどこでどう繋がってるのかわかったもんじゃねぇよ、というテーマのタイムパラドックス映画。つかこちらはペイチェックと比べるとかなりシリアスというかちょっと怖いくらいの雰囲気があるので、あんましお気楽映画を求める人にはオススメできないけど、ある意味リプレイにも通じる繰り返しのシーケンスはプロットとして非常に面白くそして「巧く」仕上げてある。
話がハッピーエンドじゃないので個人的に好きかと言われれば正直微妙だけど、逆に「ハッピーエンドじゃなくても面白い映画が見たい」という人には、諸手をあげてオススメ出来ると思う。逆にリプレイを読んだことがある人だとちょっぴり二番煎じ的な臭いをかぎつけちゃうかも知れないけどね。
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