趣味

2023年2月 2日 (木)

帝機マグナパレスその2

これはゴティックメード版のナイトオブゴールド。シルエットが大きく変わっていて、人に寄って好みは分かれるだろうし、僕自身二つを比べてこちらの方がかっこいいと言い切れるほどの思い入れもないのだけど、

 でも相当かっこいいのは間違いない。

甲乙付けがたいと言うところ。

特に今回も使わせて戴いたアワートレジャー製のキットは、1/100スケールで97900円!いくらガレキが高いからって、

 いつの間にそんなに値上がりしたんだよ、、、

と思わずにはいられない。ただ、

 相当かっこいいのは間違いない※既視感

プレイバリューやボリュームという意味では、解体匠機のνガンダムやサザビーの方が上だけど、例えば原型レベルのクオリティで仕上げられる腕があるなら、決して法外な価格設定とは思えない。それほどまでに芸術性が高く、美しい。

美しいプラモというのは、デジラマにするのにとても心を揺さぶられる。単体でも十分素晴らしいものをさらに背景と合わせることでより高みへと昇華出来れば、デジラマンとしては、冥利に尽きると言うものだ。てか「デジラマン」って、、デジラマ職人というのがいくら恥ずかしいからと言って、、、まぁ良い。

ただ、このGTMというロボットは、どれもかなり繊細かつハイディティールで、トリミングするのも他のロボットと比べると相当に大変。今回は幸いメーカーの公式画像がかなり高画質だったこともあり、モチベ的にも、

「気合いを入れなきゃならない素材の方が、結果時間は掛かるけど満足度も高い」

ことが最近の統計でも明らかになっている。普段なら1時間前後でフィニッシュする作品が多い中、4時間掛けて仕上げたあおなさんのバルバトスの次が、

 3時間掛かるGTMになろうとは、さすがに想定してなかったけど。

最初から大変だろうとはスゲェ思ってた。でも、

 大変なヤツを作った方が満足感が高い(ことが多い)。

いいねはどうなるか全くわからないけど、、、

●背景

今回はシンメの素材だったので、モスク関連でシンメの背景を探す。角度は大前提。あとは荘厳な雰囲気と、やや暗めのプラモに合うもの。

 シェイクザイード グランドモスク

は、過去ジュノーンやツァラトゥでも使った、「モスクの見本」のような建物。ただ今回は、始めてライトアップされた夜のものを使うことにした。

正面にあるひときわ大きなドームが、「ほぼ機体で隠れてしまう」けど、それはまぁいいでしょう。

●トリミング

絶望的に大変だと覚悟してトリミングスタート。特に白飛びしてる箇所が何カ所かあり、透明パーツもあったけど、ひとまずガンガンやっていく。

解像度が高いとその分かなり拡大して作業してしまうので、時間的にはムチャクチャ時間が掛かるのだけど、それでもその方がボケボケトリミングより遙かに楽しい。

トリミングには大きく分けて二つの行程がある。ひとつは元画像から切り抜く作業。背景色に溶けてるところは「深め」に抜くし、極力余白が入らないようにする。

そしてもうひとつが、背景に重ねて位置も決めたあと、「余白」を徹底的に消していく作業。

解像度が高ければ、消しゴムのポイントも大きくなるし、かなり細かいところまで「攻める」ことが出来る。一方「凄く細い余白」も出来やすく、これまた時間が掛かる。

この二つのトリミングだけで、

 1時間半も掛かってしまった。

普通金網や樹木、鉄骨などの「手前障害物」を置く場合は、そのトリミングに地獄を見ることがあるけど、今回そう言うのが無いにも関わらずこれほど時間が掛かるとは。

最終的に不満足な出来になったら泣けるな~と思いつつ。

ちなみに今回は、最終解像度が「縦長で解像度5109*6386ピクセル」というかなり大きなものになった。理由は、

 背景とプラモで少しでも解像度が高い方を活かしつつ、さらに今回は空も広げたから。

背景がかなり高解像度だったのを、さらに縦長のプラモに合わせて空を広げた為、

 JPGにした最終出力で、ファイルサイズ19.71MB!

バカみたいにデカイ画像になってしまった。が、もちろん後悔はない。

●基本コントラスト
●基本色調

必ずしも順番は決まってないが、背景に対してしっくりいくコントラストと色調に寄せていく。夜間でブルーベースだったので、いつもならエレメンツの作業が全て終わってから行うフォトショップ7.0を使ったカラーバランスによる色調修正を、中盤で一旦切り替えて行い、
※アプリの切り替えは、実質液晶タブレットとメインモニターも切り替えるので、結構煩わしい

そこからコントラストを詰めていった。

もちろん保険で元画像は残しておく。

●ライティング

マグナパレスには、特徴的な「赤、緑、水色、青」のモールドがある。前回は日差し満点の日中画像だったので光らせなかったけど、今回は夜でもあるし、ちょっとイルミネーションっぽい雰囲気があってもいいかな、と、

 割とカラフルめに光らせてみた。

ほとんどのモーターヘッドやGTMにはある「目」が、今回は無かったので、
※ヒサシに隠れてるアングルだった為
かっこよさのアピールがしづらいとは思ったけど、

完成してみればなかなかバランスが取れた仕上がりになった気がする。

●反射

日中ならば床に機体のシルエットが映り込んでいるのだろうけど、今回は夜ということ、あと、

 角度的に水平からちょっと高い視点だったこともあり、

ただのシルエットでごまかしてしまった。

ここまで気合い入れてる作品なら、そこもがんばりたかったのだけど、

 最初少しがんばってみて「絶望した」ので仕方なく手抜き仕上げに。

パッと見ほとんど見えない位置だし、ま、いっか、と。

ただ、機体によって「影になるであろう背景」は、ちゃんとコピースタンプで均した。出来てるかはともかく。

●カラーバランス微調整
●画角決定

エレメンツの作業が終わったので、7.0に移して調整。PCでの作業はこれで終わりになるけど、PC、つまり50インチのモニターで確認することで、10インチの液タブでは見つからなかった「アラ」が見つかることもある。

出来るならそのまま修正するけど、難しい場合は再度液タブに戻して修正。なかなか煩わしいけどしょうがない。今回もやった。

画角は特に横長を売りにする雰囲気ではなかったので、一気に縦5対横4に切って保存。この画角保存は、

 PCではやらないことの方が多い。

一旦psdファイルで保存してしまったら、それはもう取り返しが付かないからだ。ただ、今回はただでさえ解像度がバカ高かったし、どう見ても横長の方がいいとは思えなかったので、インスタの縦長フィードにフィッティングして切った。

●フォトショップエクスプレス

スマホに移してエクスプレスでフィルターを掛ける。主立ったモノを全てジックリ見ながらチェックしたけど、元画像から良くなった印象がなかったので、ベースはそのまま活かすことにして、通常の補正フィルターではなく、グランジやライト、パターンなどのオーバーレイを掛けることにした。

オーバーレイは、言ってみれば「何かを描く」みたいなもの。つまり元の画像からは完全に別物になる。
※強めに掛ければ、の話

シンメ作品だったので、ソレ向けのがあればいいな、と思いつつこれもジックリ探す。ここまで来て、最後の〆となるこのステップで、

 作品は良くも悪くも変わる。

幸い「これ、、、か!?」と言うのに巡り会うことが出来たので、無事加工作業は終了。

●画角決め

ここまででフィード用の素材は完成した。が、普段自分が見るのには、スマホ上での表示領域が狭く、正直物足りない。

横長作品の場合は画面を回転させてほぼフル画面にするが、今回は縦長ということもあって、

 さらに縦長に画角をカット。

自分のスマホは、テレビよりさらに縦横比が細長いし、さらに言えばインスタのストーリーズで表示出来るサイズよりも細長い。つまり、

 この状態で見ることが出来るのは、ほぼ自分だけ
※友人に送れば友人も見られるけど、GTMに興味がある友人は、残念ながらほぼ居ないので送らない。普段コラボしないフォロワーさんに元画像送るのもなんだかもったいないし

かなり惜しい気もしなくもないけど、

 自己満足レベルは相当高いものに仕上がった。

クリス評価★★★☆ってところかな。

・・・

とにかくここまで時間を掛けて仕上げる作品、それも平日にこれを量産するのはキツいなぁと思った。
※22時スタートで1時過ぎに完成

でも、気を抜いてテキトー素材で作ったモノとは段違いの満足感があったし、1年前の、液タブも無かった頃の僕が作ったとしたら、今よりかなり時間も掛かって、「しっくりさ」も低かったと思う。大きく特別な進化は無かったかも知れないし、いいねは安定の三桁かも知れないけど、
※素材もマイナーだし

 世界中の誰ひとり見たことがない写真になったのは、間違いない。

誰に評価されなくても、自分が評価出来る内容であるなら、

 命の使い方は間違ってなかったんだと思う。

てか、

 今日も今からこのペースで作るのか!?

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2023年1月30日 (月)

最近のデジラマ~その3~

今思えば、古い方から書いた方が良かったかも知れない。もちろん直さないけど。

・初号機in埼玉

素立ちの初号機。やや上の方からのアングルだったけど、背景も近いアングルなものがあってシックリ度高め。この作品に限らず、コントラストとカラーバランス、明暗を部分的にトリミングして調整するなどして、

 屋内撮影したプラモやトイを、屋外で撮ったように見せるのが、昔よりかなり上手くなってきたと思う。
※前述のVF-1Sとか

日差しが強い「大気圏外」や「真夏」は難しくても、ある程度は「ぽく」出来るようになったのは、ささやかながらずっと続けてきたことによるスキルアップのタマモノかな、と思う。

「影だけトリミング」は、「弐号機の赤だけトリミング」の延長ではあるけど、閃かないとたぶんやれなかったこと。さらに言えば、液晶タブレットがあるからこそやる気になれたことでもある。デジラマを作ろうとする人は少なく無いと思うけど、PCにさらに液タブまで「そのために用意する人」はかなりの少数派だと思うから、

 何だかんだ言って、「デジラマ職人として、かなり狭いところに踏み込んでるんだなぁ」と思った。

上手いかどうかじゃなく、「やれる環境があるかどうか」と言う点で。プラモで言えば、筆塗りだけだったのがエアブラシを買って、さらに電動リューターとか工具がどんどん充実した先に3Dプリンターに手を伸ばしていく感じかな。

・ヒルドルブ

前述のヒルドルブ1作目。巨大な橋の下の川が凍っていて、

 でもその氷を割って置くのは僕のスキルでは無理

だったので、思わず「川じゃないから!」と言い張ることにした。つまり、

 凍った川ではなく、ただの平地の上に置いてるだけにした。

ただ、アングル的にそこに視点が行きにくい画角にしたので、
※つまりほとんど川面が映ってない
気付く人はほとんど居ないとは思うけど。

カズヒコさんにも「実写にしか見えない!」と褒められていい気分。当然深度合成もしているので、「撮って下さったカズヒコさんあってのデジラマ」なのですけどね。

・帝機マグナパレスinパレス

永野護のゴティックメード。黄金の出で立ちはまさにナイトオブゴールド。シルエット的には以前よりスリムな印象だけど、十分かっこよく魅力的。

誰に言われたでもないけど、GTMやモーターヘッドはモスクや神殿など西洋建築を背景にしたくなる。今回もそんな感じ。

半透明パーツに煩わしさを感じつつも、煌びやかで艶やかな仕上がりに自己満足。てか元のシブめな金もかっこいいんだけど、個人的には「金なら金らしく派手に!」と言う気持ちが勝っちゃったかな。

東京で原型を見ることが出来たみたいだけど、
※GTMのリバイバル上映の時?
その写真だけでも存在感がパ無かった。税込97900円だけど、原型レベルに仕上げられるなら、そのくらいの価値は十分ありそう。いや、買わないけど。

・リントヴルムアタッカー都市低空飛行

戦闘機形態のデジラマは、人型形態より比較的ウケがいい傾向があり、さらにトリミングも楽。素材もカズヒコさんやKMさんからご提供戴いていて、人型と違って可動箇所もないので、ほぼほぼアングルと光源だけで素材が決まる。

この素材は、まさに「下方からのライティング」で、都市部の飛行がしっくりと言う感じ。背景とのセット組から完成まで、ほぼほぼイメージ通りだった。

一応出っ張ってる頭の部分を埋もれさせたり、全体を薄っぺらくしたりもしてる。戦闘機タイプは割と鉄板なアレンジ>薄くするの。

・ツァラトゥストラアプターブリンガー

GTMの3作目。1作目のツァラトゥは絵画テイストだったけど、今回は以前ジュノーンに使ったモスクの別アングルの写真を利用。

 とにかく半透明パーツの処理に苦戦しまくり。

でもまぁ何とか形にした。正直満足度は低いけど、もうひとつセット組してあるのが本命なので、そっちが上手く行けば万事丸く収まるかな、と。

僕はよくわからないのだけど、このツァラトゥストラはボークスで、他のゲートシオンやマグナパレスはアワートレジャー製。てかアワートレジャーってどこ?って感じだけど、生半可な技術で仕上げられるデザインじゃないから、きっと名のある原型師がいるメーカーなんだろうな~。

・量産型νガンダム

デジラマを作る時は、まずプラモなりトイなりで「これ、デジラマにしたいかも」と言う写真と出会うところから始まる。続いてそれに合う背景を探し、デスクトップ上に「セット組」する。ここまで来ていればあとはトリミングして合成して補正して、、、って感じでデジラマにするのは「作業的」になる。のだけど、、、

何となくセット組したものも当然ある。それに関しても、「全行程の山場」を越えているので、「そこで捨てる」のはどうにも惜しく、結果何となくデジラマにしてしまう。最近だと、MGエクスインパルスとか、ガーベラテトラとか。

これもその一つで、正直パッとしない。言葉は悪いけど「素人臭い」。誰に文句を言われるわけでもないけど、僕自身が全くオーラを感じ無いデジラマになってしまった。

 もちろんお蔵入りはしないけど!

・ゲートシオンマーク3リッタージェット破烈の人形 1/26投下予定

これをアップする頃には、このケツの方の数作は既に投下済みになってると思う。けど触れる。なぜなら、

 とてもお気に入りだから。

これもGTMの一機で、モーターヘッド版の破烈の人形とは全然デザインが違う。ただ、どちらもエレガントで美しく、

 これまたしっくりいく背景に巡り会えてしまった!

浅瀬に立つ彼の足元は、かなりイイ感じに「馴染ませること」に成功して、誰も見ないかも知れないけど、

 僕にはオーラが見える。
※足元に!

商品として売られているわけだから、日本中にはこれをちゃんと塗装して作ってる人がそれなりに居るはずなのだけど、現実問題メーカー作例より美しく仕上げている人はほぼ居ない。

その点ガンプラと比べると全く違うジャンルの娯楽という気もするけど、
※作り始めるハードルが凄く高いから
だからこそ完成品には工芸品、芸術品のようなオーラが纏う。

 それが好きなんだよね。

僕なんかは、それを漁夫の利よろしく横からお金も払わずに楽しませて貰ってるわけで、いささか申し訳ない気もしつつ、

 少しでも宣伝になればいいな、と思い、メーカー名も必ず明記するようにしてるんだよね。

てか、「バンダイさん」とか「アワートレジャーさん」とか「さん付け」した方がいいかなぁとちょいちょい思うくらい。

・・・

以下余談。

デジラマ作りは、元々は僕自身のプラモや、オフの友人のO澤氏の作品を使って作っていた。もちろんそれが「普通」だと思うし、そこから一歩踏み出すのは結構勇気もエネルギーも必要だったのだけど、結果それによって、

 スゲェかっこいいデジラマ

がいっぱい作ることが出来たし、さらにその過程で、

・フォーカスの甘い公式写真を精細化して使う

や、

・光源が甘い写真を自分で自然光のようにアレンジする

・各部を光らせる

・リアル寄りではなくアート寄りに仕上げる

なんかもやるようになって、時には「僕のもデジラマにして!」と言って下さる方も出てきた。
※少ないけど!笑

相変わらずこちらから「案件にさせて!」と言うのはエネルギーを使うし、必ずしも満足出来るモノが出来上がるわけじゃない。最近はフォロワーも増えないし、
※むしろ減っているっ!?
いいねも以前ほどは伸びない。

逆に言えば、今のいいねの数が僕のデジラマの「本来のポテンシャル」であり、クオリティに対する評価として妥当なのだろうとも思うのだけど、

 一度甘い汁を吸ってしまうと、なかなか頭をリセット出来なかったりもするわけで。

ああでも最近は正直いいねの数より、自分が「これはいいな!」と思えるものにコメントで褒めて貰う方が嬉しいかな~。てかそもそも作ってからアップまでのラグが長いのがもどかしい。せっかくイイ感じに出来ても、それを見せるまでにこちらの熱量が下がってしまう。以前はnori君に見せて褒めて貰ってたけど、

 最近は忙しいみたいで、、、

それとは全く別の話としては、最近いろいろ画像をいじるコツがわかってきたことで、

 さらに何か楽しいことが出来るんじゃないの?今のオレなら

と思ったりもするように。トリミングして色を変えるのも、以前は、

 「変えたい部分を全てトリミングして色相変更」

してたのだけど、最近は、

「変える前のレイヤーの上に複製して、複製したヤツを色相変更。変えたくない部分だけ消しゴムで上のレイヤーを消す」

と言う方法を取っている。時間的には圧倒的に下のが早い。出来は上の方が僅かにいいかも、くらい。

閑話休題。

別にアイドルをヌードにしたいわけじゃないし、お金儲けしたいわけでもない。
※したくないわけじゃないけどそこまでモチベが高められない

ただ、昔は誰かがやってくれないかな~と思ってたことが、今の自分なら出来るようになってることがあるかも知れないって話。劇場版のポスター再現をスターウォーズ+ガンプラでやるとか、切った貼ったの加工で、「あの」零式イラストに匹敵するものが作れないか、とか。

ストックがあれば、体調不全やゲームなどにどっぷりハマっても更新が途絶えないための大いなる保険になる。でも同時に、「凄く時間が掛かるデジラマ」を作ることだって出来る。いつもなら40分~2、3時間程度で作ってるのを、20時間とか30時間、日数にして10日掛かりで作ってもいい。

 そこに満足があるのなら。

今の僕は昔の僕より高く跳べる。でも、今のままじゃどこまで行ってもアマチュアで、静止画の加工だけじゃ、評価もそこまで高くならない。「KOBAKEN」さんなんかは、デジラマ動画を作ってたりするけど、言っても頻度は低い。またゼロから動画ソフトを覚えるのも大変そうだし、

 でも多少のお金はある。

時間は限られている。今から僕は何をするのが正解なのか。

 たぶんトイレだ。

間違いない。

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2023年1月29日 (日)

最近のデジラマ~その2~

続き。てか僕のインスタを見てる人も、「まだアップされてないものの説明」なので、一体誰得なんだよって話だけど。

・ナイチンゲール降臨

以前超かっこいいヘッドモデルを作られていた方が、よく見たらフォローして下さっていたので、勢いでお話を持ちかけたら快諾。ありがたや。

コラボの場合、こちらからアプローチするのと先方からアプローチされる場合があるのだけど、両者の最大の違いは、

 こちらからの場合はお手数をお掛けしないようにインスタの写真から作る。

「使わせて貰う」感じになる。それでイイ感じなのが出来れば、次回は元写真を送って貰えるかも知れないし、あまつさえ撮り直しして貰えることもある。

 まぁそうして築いてきた歴史だ。

今回は、こちらからアプローチしたにも関わらず、すぐさま写真を送って下さったので、
※送って下さった写真に欲しいカットがなかったので送り直してもらうことにはなったけど(^^;

 初回コラボなのに高画質で作ることが出来た。

もうね、インスタ画像から作るとはモチベも仕上がりも全然違う。特に今回は、以前からやりたかった素材だったのでメチャテン上げで気合い入った。

ちなみに、使った画像は制作途中のものだったので、

 結構細かなホコリが付いてた

けど、見つけたのは全部消して仕上げた。

ナイチンゲールと言えばあの「両翼」が特徴的だけど、今回はそれが無い状態。てか、これでも十分圧があって、なかなかイイ感じだと思う。

ホントは、両翼がある写真も欲しいところだけど、インスタにアップされてる写真がどれも俯瞰気味で、デジラマとしては使いづらかったんだよな。

・バルキリー空中給油

体調不全で、でもなんか一個作りたいな~と思って仕上げたもの。元々空中給油してる写真があって、それにあうバルキリーの写真を探す、と言ういつもとは逆からのアプローチ。
※いつもは背景を探す
正直完璧に同じ写真はなかったし、プラモっぽさがかなり出てたので、

 試しにガッツリコントラストを強めてみたら、これが存外シックリ。

ただ、あまりにもお手軽過ぎて、かつむしろテンションが上がってしまったので、続けてもう一個作る気になってしまった、、、↓

・ゾゴックinナゴヤドーム

そんなこんなで作ったのがコレ。送って下さった写真と言うより、そもそも両手拳をデッカイのにすげ替えた「ケレン味強め」の作品だったので、それを違和感抑えめでリアルにするにはどうしたもんかと思ったけど、

 結果左拳はさらに大きくするハメに。
※ピンボケを抑える深度合成で、しっくり来る写真が「大きい拳の」だった為

背景は、久々登場の自前撮影ナゴヤドーム。街路樹のトリミングは地獄だとわかっていても、「やるしかない」感じでがんばった。

素材がゾゴックではいいねは見込めないだろうけど、最終的なシックリ度はかなり高めに。てか樹木のトリミングは昔を思うと圧倒的に慣れて早くなったな~。

・初号機vsサキエル

二体モノは、単純にトリミングの時間が倍掛かる。特にエヴァはガンダムよりディティールが多く、結構「テンション上がってないと」作る気になれなかった素材。

 つまりテンションが高まったので作った。

正直遠方のサキエルとの距離感やピント、足元の破壊エフェクトに不慣れだったので、シックリ度はそこまで高くはないのだけど、それでもまぁこう言うパースの掛かったアングルは楽しい。ジオラマでもそうだし、昔ラクガキ王国2でも作ったんだよな~。

・アストレイ

あおなさんという、n.crafterさんに匹敵するくらいディティーリングが素晴らしく、塗装や撮影技術もメチャ上手(うま)な方が、

 まさかのフォロワーだったので!

思わず特攻。初回は控えめにインスタ画像を使わせて戴いて作って、手応え的にもとても満足して戴けたのだけど、

 ツイッターメインの方だった!

僕はさすがにブログとインスタ、ツイッターまでカバーするほどのエネルギーが無かったので、一応フォローさせて貰ったし何度かやりとりさせて戴いたけど、やっぱり続けられなかった感じ。てか写真自体はツイッターの方がインスタより高画質で、そちらのを最初から使ってたらもう一段キレイに出来たのだけど、

 過ぎたことを悔やまないのが僕なのだ。

てか、アストレイのデジラマは、メーカー公式を1つ作った以外初めてだったはず。人気の素材だし、気合いを入れてバストアップショットのアート寄り(新年のリントヴルムみたいな)に仕上げたけど、

 最初からキレイな画像だったらもっと良くなったな~

作り直せば良かったかとちょっぴり揺れている。でもたぶん作り直さないけど。日々新しいのを見たいし作らないと枯渇するから。

・イデオン発掘

イデオンと言えば発掘、発掘と言えばイデオンということで、土を掘り返して「巨大なパイプを埋めてる写真」をアレンジしつつ「足だけ」のデジラマを作成。正直、

 まだ小さい(人間が大きすぎる)のだけど、

周囲の人や車も縮小して、「多少は寄せてみた」。

ホント言うと手前の人が「影になってないと破綻してる」のだけど、何となく直してない。ああ面倒なだけだが?

・ヒルドルブ2

ヒルドルブとは、簡単に言えばザクタンクの新型だ。以前のザクタンクは主に作業用という感じだったけど、今回はキャノンやザクマシンガンを装備した戦闘用。ホントは変形(キットでは差し替え)して全高を大きく下げられるけど、それだとなんだかわからなくなっちゃうので、「ザクの頭がある写真」を使わせて貰った。

2作目となる今回は、爆風をバックに手前に進んでくるアングル。パケ写っぽいけど、ヒルドルブ自体がかなり希少種なので、わかりやすいのも悪くないかな、と思った次第。

余談だけど、「ザクタンクの新型」と言えば当然のようにかっこよく、さらにキットはEXモデルというバンダイでも高額なシリーズ。定価でも1/144で7480円もする(税込送料別)が、

 amazonでは19800円にまで!

昔のザクタンクは300円か500円だったと思うけど、別物とは言えさすがに高すぎる気はしてしまう。てか、

 「1000円くらいで」って発想がそもそも図々しいんだろうけど。

・・・

さらに続く

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2022年11月 9日 (水)

デジラマの話、完全に昨日の続き

ストックが今22作あっても、10日放置すれば12作になる。そして10日なんて、

 2、3日で過ぎるのだ。僕らの年齢になると。
※ホントの話

だから必死に作り続けなければならない。泳ぎ続け、走り続けなければ、僕は死んだも同然だ。

てか、

 プラモを使ったデジラマを、定期的に作り続けてる人は、たぶん世界に僕しかいない。

だから、僕が作るのを止めたら、一気に「世界に生み出されるキャラクターモデルのデジラマの産出量」は激減する。

 ほぼ絶滅危惧種並に。

僕が作り続けなければ、、、僕が作るのを止めて死んでしまったら、プラモのデジラマもほぼほぼ無くなってしまう。
※少なくとも僕が目にしてる程度の範囲では

もちろん相当ハイクオリティなものを、そこそこのペースでリリースしてるインスタグラマーも居る。

 つっても1ヶ月に1作程度だ。

ホントは、そう言う人と密にコンタクトして切磋琢磨したら、さらに良くなる、良い素材を集めやすくなることもあるんだろうなって思ったりもするけど、

 まぁ当然日本語がわからない人だし。

てかそう言う意味でも、ここまで社交的に量産してることが希有なのだ。

 その分微妙なのも混じるけど。

ただ、「僕にとって微妙なもの」が必ずしも全ての閲覧者にとって微妙とは限らない。先日のヴァリマールも、たったひとりだけど強く感銘を受けてくれた人が居た。

 その人のために作った甲斐があったと思う。

 そう言う作品があってもいいと思う。

今僕のインスタのフォロワーは「減少傾向にある」。つまり、昨日より今日のフォロワー数の方が少ないのだ。
※増えてる人より減ってる人の方が多い

劇的な差はないので、一気に1万人を下回ることはないだろうけど、モチベとしては当然低下するし、

 飽きてきたんだろうな、とも思う。

てか、フォローもフォロワーも100人未満の人からしたら、毎日流れてくる僕のフィードは「結構ウザい」んじゃないかとも思うし。よほどこの手のネタが好きなら別だけど。
※知らないのが増えると特にそう感じるだろうし

最終的には1万人のフォロワーより100人の濃いフォロワーとのコミュニケーション「しか残らない」のがインスタ、特にガンプラ関連の趣味アカウントなのかな、と思うのだ。
※1000人くらいは割といいねしてくれる人がいるけども

・・・

最近は、セット組して仕上げることが基本になっているのだけど、その流れは、

・被写体のプラモ写真を決める

・それが合うシチュエーションを考える

・手持ちから見つかりそうもなければ検索

・出来る限り大量の選択肢をひとつずつチェックして、ピンと来たらセット組する

つまり、「事前にこういうデジラマが作りたい!」と言う衝動からプラモを撮影したりしてもらったりして、完全にそれに合う背景を撮ったり撮って貰ったりするのではなく、ほぼ手持ちから「シックリするカップルを作る」流れ。

 ある意味上限が決まってる感じ。

ゼロから撮るのはエネルギーを使うし、思い通りの背景なんてまず自前ではムリ。でも、その方向の努力を一切しないと、

 どうしても感動の限界値も低くなってしまう気がする。

昔を思えば作業はかなり洗練されてきている。特に複雑な鉄骨や樹木などの「手前オブジェクト」がなければ、特に消すのが難解な「元から居た戦闘機」とかがなければ、本当にサクサクと(深度合成する場合は多少ステップが増えるけど)作業的に完成する。

どうすればいいか迷ったり躊躇ったり困ったりする時間がないのが、一番作業時間の長短に影響する。

 そして作品もそれに準じたクオリティに収まってしまう。

何か新しいことをしなければ、新しい感動は無いかも知れない。それはきっと楽しい事だと思うけど、でも楽なことではない。

 思い切って、超合金魂のガンバスターを開封しようか。

てかあれはかっこいいけど、意外と太ももとか二の腕が「スゲェ細い」んだよな。

 ま、それもデジタルで太くすりゃいい。

あとは、

 ひとつくらいメタルビルドを買ってもいい。

買うならエヴァだけど、初号機か弐号機かは揺れるところ。

こないだPSVRを再起動するために掛けたのと同じようなエネルギーが、ガンバスターの開封には伴う。ポージングも撮影も相当な労力を求められる。

 そして苦労して作っても、大してニーズもない。
※いいねも伸びない

それを割に合うと割り切れるのかオレよ。

てか明日にはゼノブレイド2が我が家に来る。面白かったらそのままそっちにドップリ浸かってしまうから、デジラマ作りのペースも激減しちゃうんだけどさ。

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2022年11月 8日 (火)

たまにはデジラマの話

インスタの不具合か、はたまた仕様変更か、ハッシュタグからのリーチが激減したりして、
※戻ったりまた減ったり
モチベが微妙に下がり気味。まぁ常連さんはありがたくコメント下さるけども。

ゲームが一段落したこともあって、そこそこコンスタントに作っていて、とりあえず23作くらい今ストックがある。
※セット済みのものも一応8つくらいある

いい加減たまには自分で撮影したのを作りたいかな、と思う事もあるけど、結局面倒になってしまってやってない。こんな感じだとKMさんからリントヴルムを引き取るのが申し訳なく思ったりもする。
※依頼品。でも我が家に来たら箱から出さなくてそのままの可能性も、、、

インスタを見てる人でこのブログを読んでるのは、たぶんO澤氏だけだと思うので、かなりネタバレになるけどアップ待ちのものをテキトーに綴る。一応は番号は作品番号で、ポストの数じゃない。

※特記がない背景は全てWALLPAPERBETTER

533 トムキャット カズヒコさん

 文字通りのトムキャット。正直絵的なインパクトが薄いのが申し訳ない。

534 リントヴルムアタッカー着陸 KMさん

 現状のストックの中でも3指に入るお気に入り。言い換えればなかなかこのクラスの満足が得られてない、、。

535 ゲッター3 公式写真

 これも味気なさが否めない。でも被写体として惹かれたらすぐデジラマにしてしまうのだ。

536 リントヴルム埼玉橋の上 KMさん&マリマリさん

 街灯に照らされた演出を是とするか非とするか。

537 ガーランド 公式写真

 マイナーメカではあるけど、非常に気に入っている。Picmaで精度を上げたり、フィギュア部分を消したり、雨を重ねたりと、小技を使っている。

538 リントヴルム後ろ姿 KMさん

 ロールアウト後の一作目なので、かなり時間を掛けて気合いを入れて作った、、、ような気がする。丁寧にやったので仕事自体は悪くないけど、必ずしもそれが支持されるかどうかは別の話。

539 ガドラム 公式写真

 ぶっちゃけオーラーバトラードラムロ、のオーラファンタズム版。ロボット魂なのでリアリティは薄い素材だけど、シチュエーションとの整合性がイイ感じに高まったので、仕上がりは結構お気に入り。ただ、素材のマイナーさ、インパクトは間違いなく良くはない。

540 リントヴルムK2 KMさん

 リントヴルム関連、特に顔が見えているものの中では一番のお気に入り。シンプルに背景に重ねただけだけど、自分のイメージ通りに仕上がった。

541 怖いマジンガーZ 公式写真&マリマリさん

 よくわからないマジンガー。口が開いていて何かを吐き出してる。こういうのは得てしてウケが悪い。がしかし、毎日更新のためにはちょっとでも興味を惹かれたら仕上げるのだ。てか、

 毎日更新する意味などどこにあるの?

と思われるかも知れないが、簡単に言えば自分ルールみたいなもの。「そうしよう」と思ったらもうそうするしかない。ルールを逸脱するのなら、更新そのものを止めてしまおうと言うそう言う話なのだ。

 つか、

数日休んでも、休んだあとに存外モチベが高まっていてガッツリ(1日2、3作×3日連続とか)作って減った分を補ってしまうので、案外ストックが無くならないのが実情だ。

542 砂塵ガンタンク後ろ姿 カズヒコさん

 戦車の写真でイイ感じにしっくり来たヤツをすげ替え。悪くないと思うけど、ほとんど単色に見えてしまうのはちょっと申し訳ないとこかも。てかそもそも戦車なんてそんな何色も使われてるもんじゃないけど。

543 ネプチューンモスク 公式写真

 Picmaでの精細化を何度か試行錯誤しつつ、結果それが全然わからないというモーターヘッド。そもそもの画角がバストアップだったので背景選びにかなり苦労し、一度は全く違う山上湖で作るも、どうにもしっくりいかずに作り直した。だからってスゲェイイ感じというわけでもないけど。

544 ガンキャノン市民病院 カズヒコさん&自前背景

 豊川市民病院にガンキャノンを転ばせてみた。転ばせる版は久々だし、HGで足の裏が味気なかったこともあるけど、アンリーシュドの足裏を強引にあてがったのはムリがあったかも。

545 渓谷に青零号機 公式写真&自前背景

 メタルビルドの色替え。まぁ別段二匹目のドジョウがいるとは思ってないけど、エヴァにはエヴァの満足感がある。てか、このときのロケハンドライブは本当に有意義だったな。何回使ったかわからないわ。

546 ガンタンクその3 カズヒコさん

 やや仰角の写真を使ったデジラマ。ガンタンクはかっこいいし、戦車≒キャタピラがあるのもメチャ楽しいのだけど、表情を付けづらいのが玉に瑕。首もあまり動かないからカメラ目線もしづらいし。

547 小牧にガウォーク 公式写真&カズヒコさん背景

 元々トムキャット用に撮って貰った背景だけど、角度が合わず、こちらに転用。てかついこないだゆうのんさんのガウォークで作ったのとは画角が違う以外の違いがあまりない。

548 リントヴルムアタッカーチャフ KMさん

 かなりのお気に入り。真正面から捉えているけど、3枚で深度合成しつつさらにノーズ部分は延長したりして、結構いじってる。角度次第ではムチャクチャ不格好なアタッカーだけど、見せ方次第でこんなにイイ感じになるという話。

549 ビルバイン 公式写真

 セット組してないところから、ふとネタ探しをして、サッと背景が決まったもの。意外と綿密な計画や試行錯誤をしないものがイイ感じになることはある。暗いのでウケは悪いだろうけど。

550 夜景リントヴルム KMさん

 本当はかなり横長の画角で見せたい一枚。たぶんストーリーズやお気に入りに保存すると思うけど、都市の夜景をバックに、ちょっと飛んでる感じに写して貰ったリントを合成。悪くはないけど何かが足りてない感じ?

551 セピアに染まる弐号機 公式写真&自前背景

 メタルビルドエヴァなら何でもいいから使ってない写真を使ってデジラマにしてる感じ。以前O澤氏のゲルググで使ったロケーションの別カット。手前に道路があったけど、思案の末カット。って実物見てない人には全くわからないだろうし、実物を見る頃にはこのコメントのことは一切覚えてないだろうな~。

552 ランボルギーニバルバトス ケンタさん

 ムルシエラゴカラーのバルバトスをニューヨークの背景に。ムルシエラゴそのものも他から移植。ちょっと空気感の違う感じは、嫌いじゃない。ちなみにビルは無理矢理延長してる。

553 交差点にガウォーク 公式写真&マリマリさん

 埼玉県川口市の交差点にガウォークが飛来した感じのデジラマ。対象物のスケール感次第ではかなり威圧的な大きさに感じられる。結構お気に入り。

554 渓谷のグフフライトタイプ KMさん

 後ろ姿しか使わせて戴いてなかったグフフライトの正面をお借りしたデジラマ。最初は吊り橋の向こう側に重ねるつもりだったけど、角度が不自然で手前に配置。結果、

 全高11mくらいに見える小さなグフに。

そう言うこともある。てか、たぶん誰も突っ込まないだろうけど。
※明確なスケール比較対象もないし

555 夕暮れ埼玉初号機 公式写真&マリマリさん背景

 完全に背景写真から「エヴァかな」と導き出した一枚。珍しくモノクロ「でも」仕上げたら、思いの外しっくり来たのでそれをリールに貼ってみた。正直モノクロは僕には良さがあまりわからないのだけど、メインのカラー版までの「繋ぎの一種」と思えば、アリかなと。

・・・まさかのここで区切る。

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2022年10月28日 (金)

モスク

モスクとは、イスラム教の礼拝堂。お寺である。ちょっと前に、「似合うから」という理由で、ファイブスター物語のジュノーンのデジラマの背景に使ったのだけど、そのときは「モスク」というキーワードが思い浮かばず、ハッシュタグに「城」として投稿。見てた人が、「これは城じゃなくてモスクだよ」と教えてくれて、あらためて認識した感じ。

もちろんモスク自体は知ってた。頭が丸くてとがってる、タージマハルみたいなのが「たぶんそうなのだろうな」程度の認識ではあったのだけど。

で、今朝何となく、他にイイ感じの背景写真があるのでは?とモスクを検索してみたら、、

 出るわ出るわ!まさにお宝の山だった!

てか何を持ってお宝とするのかは、その人の求める写真に寄るとは思うのだけど、僕にとっては相当なレベルで、

 デジラマ向け

の写真が大量にあった。

デジラマに向く写真の条件というわけではないのだけど、ザックリどこがどうモスクが良かったのか箇条書きにしてみると、、、

・大きさがちょうどいい

モスクの全高はややわかりづらいものの、ちょうどモビルスーツが近くに立っていて様になるくらいの大きさのものが結構多い。高層ビルのように「足元にちんまり」というこもなければ、日本のお寺みたいに「一緒に入れると足元しか入らない」と言うこともない。

大きさがちょうど良いと言うことは、特に空を広げたりする加工も要らないということと、、、

・角度的にもちょうどいい

高さもさることながら、モスクの特徴とも言える尖塔部分をカメラに収めるため、人間目線からやや見上げた角度で撮られた写真がとても多く、これまたMSクラスのロボットを配置するのに「やりやすい」写真が多い。てか、、、

・写真がそもそも凄く多い

数撃てば当たる、と言うより、単純にいろんな角度、いろんな時間、いろんな季節、いろんな地域の写真が多く、シチュエーションの幅は広がる。特に、街の写真は得てして、「逆光」「夕焼け」「もしくは夜景」が凄く多いのに対し、モスクの写真は尖塔部分が青空に映えることもあって、日中の写真が相当多い。一日のうち日中はそんなに短いわけじゃないのだけど、背景写真の世界では、「結構貴重」なのだ。

また、写真が多いと言うことは、時代を超えて撮影されまくってると言うことでもあり、空撮もあれば、遠景もあり、やや高い視点からの写真であれば、プラモとの相性もいいし、普段1ページから2、3枚保存出来れば上出来のウォールペーパーベターからも、10枚以上保存出来る写真があったりして、

 効率も良かった。

さらに効率がよいと思ったのは、、、

・「モスク」で混じる邪魔者が居ない

例えば「東京」の写真が欲しいと思っても、検索すると「東京喰種」や「東京リベンジャーズ」の写真が「スゲェ混じる」。体感では7割以上それらの写真で、

 それは要らないから。

と言うケースがメチャクチャ多いのだけど、モスクはもうモスクだけ。僕がこれまでキーワードとして閃かなかっただけのことはあり、「日本人からしたら意外と馴染みが薄い単語」という感じだ。

さらに、「モスク」を本拠地としたサッカーチームや、「モスク」という名前のプロレスラー、芸能人も居ないため、そっち方面からのノイズも入らない。純粋に探したい写真を見つけやすいのだ。

また、神聖な建物なためか、、、

・建物だけを撮られている写真も多い

観光客もそれなりには居るのだろうけど、とにかくキレイに残しておきたいと言う純度の高い、ある意味宣材っぽい写真も多く、

 足元に居る人をがんばって消したい、と言うことがほとんどない。

つまり、合成しやすいのだ。さらに、、、

・周囲に人工の池が配置されているケースが多い

「池」の良さは、何と言っても「反射」。川や海と違って波風が立ってない場合が多く、静かな水面に巨大な建物が映り込んだ写真は、そのままモーターヘッドの反射を「映えさせる」。

反射は、作業的にはそこまで難度や手間が掛からない割に効果が高く、海のような高難度の「波頭」も無いで、結構至れり尽くせりなのだ。

唯一欠点があるとすれば、、、

・解像度がまちまち

基本ウォールペーパーベターに貼られているのは「HD画質」で、多くは1920*1080ドットなのだけど、これだけ多いと、中には1000ドット未満のものもあり、

 ちょっとガッカリ。

でも逆に4Kを超える高画質のものもあり、その辺は嬉しいところ。

あと、これはデメリットというほどではないのだけど、モスクの雰囲気が似合うロボットや作品自体がそこまで多く無いこと。

冒頭に書いたモーターヘッドが最もしっくり来るのと、状況次第ではモビルスーツも何とか行ける反面、東京を舞台にしたパトレイバーはスケールが合わなかったり、山間部が似合うエヴァもまた、モスクの雰囲気とは違う。

神聖であり、西洋のニオイは、オーラバトラーにも似合いそうだし、

 似合わないから合わせちゃダメ、と言う法律があるわけではないので、

今後は精力的に?モスク背景を使っていきたいなって思ったわ。

ちなみに、2022年10月27日現在、モスクで検索すると結構上の方に僕のデジラマが表示される。

全世界レベルでこのキーワード検索をする人がどれほど居るのかはわからないけど、「Motorhead」で検索して出てくるヘビメタバンド同様、

 普段絶対目にしない人にも見て貰える可能性がある

と言う点も、モスクのメリットかも知れないな。

ただ、、、

 違う宗教故の「未知なる地雷」にだけは気をつけないととも思うけどね。
※今回はシンプルかつ荘厳なイメージのロボットだったので受け入れられたのかな、とか

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2022年10月26日 (水)

デジラマの作り方~その2~

昨日の続き~

●具体的な手順

1.プラモと背景の写真を決める

 全体の工程の中で最も時間が掛かり、最も正否を左右する部分。これが決まれば気持ち的には作業の折り返しを過ぎたと言っても過言じゃない。

慣れないうちは、画面内の地平線の高さを意識して選ぶといいかも。プラモの地平線がほぼ水平で、背景写真の地平線もほぼ水平なら、置いたときに角度による違和感が出にくい。

逆に言えば、プラモを見下ろす角度の写真は凄くすごーーーく難しい。実際18mのガンダムを見下ろせる視点から写真を撮れるケースが希有であることを考えれば、納得も出来るのでは?

2.背景の解像度を4K程度に

 画像サイズを変えるメリットは、最終的に細かなトリミングがしやすくなることにある。ガンダムのツインカメラを光らせるとき、少しでもなめらかな多角形にしたいなら、解像度を4Kくらいにしておくのがオススメだ。

3.プラモのトリミング

 マグネットのツールで全体を荒くトリミング。そのあとで直線の選択ツールで細部を詰めていく。このとき、背景とのコントラスト差が激しい場合は、気持ち深めにプラモ側を削る。でないとあとから消し直す作業が大変になる。

この作業をマウスで行うか、液晶タブレットで行うかで、劇的に掛かる時間が変わる。てか、僕のデジラマのキモのひとつがこの部分だと思う。

 アプリで楽をしてる人とは精度の意味が違うぜよ?

※その分時間も掛かってるんですけども!笑

4.コピペして配置

 トリミングしたプラモ画像を背景に配置。「1」の段階でどこにどう置くか決めているので、そこまで時間は掛からないけど、ここで配置した際に、

 どうにも払拭出来ない違和感に苛まれることも、、、

最悪せっかくトリミングしたプラモを諦めることもある。てかあった。角度が合わないとそう言うことになるのだ!

プラモの手前にオブジェを置きたい場合は、場所を決めたあとその部分の背景をトリミングしてプラモより上のレイヤーにする。

プラモ側を消す(もしくは削る)ことも出来るけど、なるべく選択肢は残しておいた方が良いので。

5.プラモの境目を丁寧に処理

 背景に重ねた際どうしても目立つ「元の背景色」があるので、これをチビチビ丁寧に消していく。とても面倒ではあるけど、出来に直結するし、凄くキレイになるので実は嫌いではない。

それが完了したら、一旦そのレイヤーをコピーしておく。プラモの元画像というわけだ。

6.馴染ませる

 デジラマの命とも言える部分。暗い部分をさらに暗くしたり、明るい部分を背景色を少し透明にして重ねたり、表面をざらつかせたり、ボカしたり、彩度を下げたり明度を上げ下げしたり、、、。

 フォトショップ7.0のカラーバランスで赤や黄色を強めたりする。

手前のオブジェクトとの境目も丁寧にいじる。足裏が浮いてるように見えないように、草や水が不自然に重ならないように、建物やガラスが破綻しないように。

言っても一番最初の「1」できっちり相性の良い2人を出会わせているかどうかで、馴染ませの善し悪しの大半は決まる。ただ、、、

 どうしても使いたい写真がある場合は、、、

・プラモの光が当たってる部分だけをトリミングして別レイヤーにし、そこの明るさだけ上げたり、、、

・赤なら赤、ダークグリーンならダークグリーンの部分だけトリミングしてその部分の色相だけ変えたり、、、

・部分的に拡大したりパースを掛けたりして、「さもそれっぽく」したりする。

ともかく、最終的にデジラマを見た人が、

 「ぽい!」

と思ってくれればそれが正解だ。

7.画角を決める

 インスタ画像は、縦長にしたい場合、

 縦4.9:横4

の比率で画角を切る必要がある。気楽に探すと「5:4」などと書かれているが、実際に5:4で切ると縦が少し欠けるので、

 それはウソだ。

縦長の画角でも、さらにもっと縦長にしたい場合は、左右に黒なり白なりの余白を作って対応する。これに気付いた時は「はっ!」っとしたわ。

ちなみに、PC上では横長のままだけど、スマホに持って行ってからそこから切り出すこともある。ストーリーズに「横持ち画像」をアップしたいときもあるので。

8.スマホにファイルを移動

 フォトショップでJPGで出力し、それをスマホに転送。フォトショップエクスプレスで一番しっくりくるフィルターを掛け、保存率100%で保存。

 あとはアップを待つばかり。

・・・

文字にすると大変そうだけど、大半は慣れた。慣れてないと言うか、やはりキモになるのは「1」でしっくりくる背景とプラモを見つけること。これだけは、運もとても絡むし、これが決まっただけで、ほぼほぼ成功が約束される場合すらある。

ただ、最近僕のインスタは飽きられているのかいいねがあまり伸びない。そこだけを重要視するなら、僕のやり方はたぶんNGだと思う。リールをもっと活用してフォロワーを増やす努力とかする方が、最終的ないいねには持って行きやすいだろう。

でも、それはぶっちゃけ僕の中では面倒だし、何だかんだ言って、

 僕が見たいのはリールじゃなくて静止画だから。

自分が見たい、そして誰も見たことがないリアルな写真を、僕は作りたいんだよな。

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2022年10月25日 (火)

デジラマの作り方

たまにインスタで訊かれるので、最新版をまとめておこうと思う。僕が最初作り始めた時と今とでは、それなりに設備や手順も変わっている。

●用意する物~初級編~

・パソコン※もちろんモニターやマウスも
・フォトショップエレメンツ※最新版でなくても良い

基本的にはこれで何とかなる。もちろんスマホは必須だし、スマホとPC(パソコン)を繋げるケーブル等も必須。フォトショを使うのにキーボードも必要だけど、そこまで細かいところまで書く必要があるとは思えず。

●用意している物~現状編~

・パソコン※デスクトップ「ガレリア」。それなりのグラボ
・ワコム液晶タブレット「ONE」
・4K50インチモニター※液タブでは7.0が使えないので
・左手デバイス「TABMATE」
・フォトショップ7.0※買い切り
・フォトショップエレメンツ2019※買い切り
・フォトショップエクスプレス※スマホアプリ。サブスクで年間3000円くらい

ちなみに僕は一眼レフを持ってないので、自分で撮ってる写真は全てスマホ(GalaxyS10)のもの。と言っても自分で撮ってる写真はそれほど多くないけども。

●初級と現状の違い

「7.0」を使うのは、カラーバランスをいじるとき。カラーバランスは、色調をシアン、レッド、マゼンダ、グリーン、イエロー、ブルーに「寄せる」ことが出来る。どういう時に使うかと言うと、

 背景の色味にプラモを寄せる時に使う。

夕焼けであったり、青空であったり、セピアであったり、、、。状況は様々だけど、使用頻度は極めて高く、「ほぼ必ず」と言って良いほど使う。勘違いしやすいのは「色相」や「色温度」。色相をスライドすると、変えたくない部分まで変わったりするし、微調整は出来ない。色温度は「赤く、青く」の二択しか出来ない。

最初家にあったのが7.0だったので、それでちびちび作っていたのだけど、液晶タブレットを導入したらそれが古すぎて対応してなかったこともあり、メインの作業をエレメンツに移行した次第。

ちなみに7.0では出来ないけどエレメンツでは出来ることの最たる点は、ネットでダウンロードしたブラシを使えること。液タブは異常に便利だけど、それは使い慣れてからのこと。エレメンツを購入したのはブラシがどうしても使いたかったから。

エクスプレス(スマホ)を使うのは、最終出力をスマホで見ると想定して、フィルターを掛ける場合。これも使用頻度は極めて高く、20作中19作くらいは使う。また、気分で外周を暗くしたり、画角を切り直したりもする。
※ストーリーズ用にアップにしたり

エクスプレスは無課金版でも十分使えるけど、課金することで選べるフィルターの数が増えることと、保存時の画質の劣化を抑えることが出来る。特に後者は、少しでもキレイな状態で保存したかったので、かなり強いキラーコンテンツだった。
※無課金だと80%に劣化される

フォトショップには、「CS」と呼ばれる、PC用のアプリがある。こちらは毎年自動更新されるサブスクで、年額12000円くらい?掛かる。更新が最新なだけあって、僕が使っているエレメンツや7.0では出来ない高機能なワザがいっぱい使えるのだけど、

 お高いので未だに手を出してない。

これだけ楽しんでるなら課金してもいいとは思うのだけど、なかなか覚悟が出来ないのだよ。

ちなみにCSを導入する最大のメリットは、「ワープ」が使えること。ワープとは、簡単に言えば形をかなり自由に変形出来る機能。台形や菱形だけじゃなく、曲線も対応しているところが違う。欲しい!けどそれだけのために年間1万円以上出す気になれず、、、。

●スマホアプリとフォトショップの違い

スマホだけでもプラモと実写背景の合成は出来る。でも、僕のデジラマはたぶんスマホだけでは完結出来ないはず。何が違うのか。

・細かな作業が出来るか出来ないか

フォトショップにもあるけど、プラモである被写体の部分だけをトリミングして切り抜いて背景に貼る場合、背景色とプラモとの「色の差」「濃淡の差」が明確に無いと、境目が曖昧になってキレイに切り抜けない。

さらに言えばば、キレイに切り抜いたつもりでも、ぼんやりと境目がボヤけたり、背景色が微妙に残ったりする。

 それを指なり静電容量方式のタッチペンなりで修正するのは、極めて難しいと思う。

極端な話、「1ドット単位で境目を決める」のに、スマホだけではムリだし、そこが最終的な出来上がりに大きく関係してくる。

プラモを作ってる人にわかりやすく言えば、

 ヤスリを掛けるか掛けないかくらいの違いがある!

また、精度の高いトリミングは、「鉄骨」や「草」「建物」などの境目をキレイに切り抜くことも出来る。その点は「マウスより液晶タブレット」の方が遙かにやりやすく、左手デバイスがあればさらに生産性も上がる。

・レイヤー単位で作業できる

レイヤーとは、アニメのセル画のようなもの。上から順番に見える部分を限定することで、たとえば「モノアイだけ光らせたい」とか、「影の部分を微調整したい」「一旦プラモだけ直前の状態を保存しておきたい」「腕だけ大きくしてみたい」みたいなことがやりやすい。

これも「微調整したい」場合にスマホでは不可能なレベルで補正が出来る。僕がよくやるのは、足元だけ少し暗くグラデを掛けて、頭の方は空の色に近いグラデを掛ける。これもレイヤーでプラモの部分だけを明確に抜き出しているから出来ること。

また、ピントに関しても、プラモだけシャープなのはおかしいので、背景のボケ具合に合わせてプラモもピンボケさせたりする。数値で管理出来るので、
※スマホだとスライダーだけで数値管理が難しい、もしくはおおざっぱな場合が多い
「一番しっくり」を詰めやすい。

レイヤーをガンガン増やしていくと、ファイルサイズも応じてバカでかくなっていくけど、言っても100MB単位。3テラや4テラのHDDがあれば、気にするほどのことはない。

・スタンプ機能で背景にある邪魔な物を消す

よく「人やゴミ」を消すアプリが紹介されるけど、フォトショでがんばれば、

 真ん中にドーンと映ってる戦闘機を消すことも出来る。

キレイに出来るかどうかはその写真次第、腕次第の部分もあるけど、スマホだけではなかなか難しい部分だと思う。

ネタ不足なので一旦切ります~。

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2022年10月21日 (金)

プラモ作らない

O澤氏が「そろそろプラモを作るのにいい季節になってきたよ」とLINEくれたのだけど、それを読んだ僕の感想は、

 あ、プラモって作る選択肢がまだ残されてるのかな?

僕はO澤氏やカズヒコさん、redさんほど積みプラを持っていない。持ってないわけじゃないけど、物理的な量は全然少ない。エアブラシや塗装ブース、電動リューターなどのツール関連も全然ないし、技術的なことよりも環境的な不備の方が、プラモにどっぷり行く為のハードルが高い気もする。
※特に塗装ブースかな

だがしかし、ふと思えば僕は別にプラモ作りが嫌いな人間でも出来ない人間でもない。確かに塗料や筆は1年以上?使っていないけど、

 プラモのフタを開け、窓を網戸にし、座布団を移動して作ろうと思えば、

 今すぐにでも作り始めることは出来る。

余談だけど、僕の中の「柱」のひとつには、小学生の頃「プラモは1日で作る物」という認識が育ったことが結構大きい。もちろん塗装もして作る。
※ただし合わせ目は消したりしない

ランナーのまま塗って、組んで、最後にゲート跡をリタッチする。汚しをしたこともあるけど、しなくても平気。

何を持って完成とするかは作り手次第。かっこいいと思って自己満足出来れば、誰に文句を言われるまでもない。

 今でも、合わせ目を消さなければ、一日はムリでも2、3日で作れるプラモは少なく無いはずだ。

小学生は4時から自由時間になるが、せいぜい長めに見積もってもそこから4時間が限界だろう。風呂も入るし飯も食べる。宿題関連は優秀だったので学校で終わらせてきていた。見なきゃ死んでしまうテレビ番組も少なく無かったから、
※特にアニメ関連
プラモを作るのにそれほど長時間割けたとも思えない。

 まぁ構造自体は今のHGより遙かにシンプルで行程も少なかったけど。

てか、

最も作る可能性が高く、作りたかったけど、でもたぶん作らないだろうな、と諦めていたのが、

 今回KMさんに作ってもらったRE100リントヴルムだ。

つまり、僕はある意味このキットを他の方に託した時点で、自分自らプラモを作ることを諦めた、とも言える。

 別に諦めたから死ぬわけでもないし、あっさり覆しても誰にも咎められもしないし、そもそも宣言してもいないけど。

てか、

 知り合いがスゲェプラモが上手いと、勢い自分のモチベは削がれやすい。

話は一気に大きなトコロに踏み込むが、

 プラモをなんで作るのか。

プラモを作る理由は人に寄ってマチマチだとは思う。無心でヤスリ掛けをしたいとはO澤氏の弁だが、別に僕はそう言う趣味はない。完成品をディスプレイしてキレイに並べておくということも無いし、
※昔はあったと思う
人に見せびらかせるほど昔からプラモが上手かったと言う認識もない。まぁ全く無いわけではないけど、やっぱりそれほど見せびらかしてた記憶はない。そもそも全盛期は誰もが作っていて誰もが自分のプラモに心酔していたので、誰も他の人のプラモを「見せて見せて」ってならなかったのだ。

もっとも、僕が18歳~21歳頃には、おもちゃ屋に展示してもらったりもしたから、その頃は「人の目」を意識して作っていたとも思うけど。
※電飾したり、ハンドパーツを買ったり

僕がプラモを作る理由は、「僕がかっこいいと思うものを僕が見たいから」に他ならない。だから塗装も、他の人がやらないような色や配色にするし、本来のカラーリングそのままで仕上げても、僕の満足は完璧に満たされることはない。
※アストレイレッドフレームとかそうやって作ったけど

メガサイズのユニコーンを作ったときも、白い部分を薄いグリーンと薄いベージュ、そして薄いグレーの三色で熟考したバランスで配色して塗ったからこそ、世界で一つだけの「オレのユニコーン」になった。その自己満足は今でも減額されることはないのだけど、

 プラモで実現する「好きな配色」の部分だけで言えば、ぶっちゃけデジタルでも、、、いや、デジラマでも満たすことが出来ている。

「かっこいいプラモの写真を自分で作りたい」と「かっこいいプラモを自分で作りたい」には大きな隔たりがあるが、

 僕にとっての違いは、実はそれほど大きな事でもないのかな、とも思う。と言うかむしろ、

 最終的に大満足出来る写真=デジラマが出来れば、その満足感は自分で作ったプラモをデジラマ化したときに得られるカタルシスを余裕で凌駕してしまう。

(インスタやデジラマを始める前の)2年前は違ったかも知れないけど、今自分のアンリーシュドの写真を撮ると、

 そのクオリティの低さにいささかでも切なくなるのだ。

1/60と言うビッグスケールなのに、カズヒコさんが作った1/144のキットにも及ばないクオリティを感じてしまうこともあるのだ。

 まぁ配色のセンスだけは、僕の好み100%で塗ってるから嫌いじゃないのだけど。

 今僕がプラモを作る理由は、実は何も無いのだ。

てか強いて言えば、「アンリーシュドの第二弾」が出たら、それは欲しいと思うし、買えたら即作りたいとも思うけど、現状なかなか難しいだろうとも思うしね。

・・・

もし今作るとしたら何を作るだろうか。手間とか時間とか全てスルーして、ただただ完成品が見たいと言う意味で、自分の手で作り上げたいと言う意味でプラモを作るとしたら、手持ちの中で何を作りたいだろうか。

 そもそも僕は何を持ってるんだっけ?

百式、グフ、ドムトローペン、ジムスナイパーII、、、HDはもう思い出せない。倍くらいありそうな気もするけど。

PGは、最初のガンダム、Z、ストライク。MGはジムクエル、旧ゲルググ、イングラムのMGも持ってたな。ホント覚えてないわ。あ、アカツキ、SDネオジオング、スピーダーバイク、MGウイングガンダムKa、MG旧サザビー、、、過去のブログをちょっと探して見た。

他には、、、

旧HGキュベレイ、メガサイズユニコーン、旧νガンダム、MGゲルググキャノン、ガンダムアスタロト、リバーシブルガンダム、ヘイズル改、HGダンバイン、HGオージ、旧ヌーベルディザードとか?

まぁ大したことはない。つまり、やっぱり、

 作ることはないだろうって話だな~。

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2022年10月20日 (木)

デジラマネタ&redさんの

久々redさんが「この写真をデジラマにしてくれろ!」とLINEしてきた。見てみたら、ご自身作の格納庫ジオラマにドーベンウルフなるモビルスーツが立ってる写真。インスタで見た際、

 僕が入る余地ないよ?

とコメントしたのだけど、どうやら「もっと良くなるでしょクリスなら!」と言うことらしい。

 買いかぶるのも甚だしいけど、このタイプの期待は悪くない。

ってことで、どう料理しようかとも思ったのだけど、ぶっちゃけ今回は初めて、

 ジオラマをデジラマにすることにした。

つってもやれることは、

・ライティングの追加
・色調補正
・色替え

こんなところ。特にこのドーベンウルフは、redさんの好みで「青と赤」で塗られており、今回のジオラマではかなり元の作例から彩度が抑えられてはいたものの、まぁクセが強めではあった。
※他の方からのコメントも戴いてたみたいだし

僕自身は今のままでも十分だとは思ったのだけど、ジオラマのままデジラマにするなら、背景を探す必要もないし、合成のためのトリミングもそこまで大変じゃないだろうとタカをくくっていた。

 さにあらず。

まず色を変える為には、「変えたい色の部分だけをトリミング」しなければならず、青、赤、白の3色で構成されている本作の場合は、

 青いところと赤いところ、それぞれ個別にトリミングしなければならない。

つまり、普通にトリミングするよりちょっぴり大変なほど。
※ただし境目はそこまでナーバスにやらなくていい。背景色から浮いてるわけじゃないので

また元画像の解像度が2k未満と低く、作業もしづらかったので、一旦Picmaで高精細化してから作業開始。

ライティングもそこそこやったけど、

 ドーベンウルフって双眼?単眼?

よくわからないまま双眼に。てか、最終的にあまりにも(色以外)違いがない仕上がりになってしまったので、
※いつもなら最後に全体に掛けるフィルターも、現時点がベストなら掛けるだけ悪くなるから掛けなかったし

 比較で投稿しないでね~

とご本人にお願いしつつ、「カラーごとにトリミングしたのでこんなことも出来るのだよ」と、

 シャア専用に1分で切り替えてみたり。

そう言う娯楽は、デジタルトリミングならでは。ちなみに「色域指定」という方法でその色の部分を抜き出して変更することも出来るのだけど、精度の点であまり信用してないのと、結果微調整にさらに時間が掛かることも経験済みなので、今回も手動で全てトリミングした。

大きめの余談だけど、、、

今からデジラマ作りを始める場合、一番最初はパソコンの古いフォトショップ(5.0とか)があれば、大抵のことは出来る。トリミングもマウスで出来なくはないし、言ってもスマホよりは精度の高い作業が出来る。

でも、ずっと作ってきてターニングポイントになったのは、

 液晶タブレットと左手デバイス

最初使い慣れてなかった頃は、「マウスでもいいかな」と思っていたけど、今では、作業効率の中でトリミングの占める割合が激増したこともあり、

 ヘタしたら10倍くらい作業効率が違う。

そう言う意味では、現行のCS版(サブスク版)を買った方が、効率がさらに良くなるのかも知れないけど、、、まぁその決断はなかなか面倒でもあるわけで。
※新しいソフトの使い方を習得するのって体力使うし

しかし、左手デバイスはともかく、液タブはコストがバカにならないし、「相応の覚悟」がある人ばかりではあるまい。僕自身デジラマのためだけに買ったというより、「絵を描くのも楽しいかも」という素地があったからだし。
※結果全く描いてないけど!

僕が使っているのは、

・フォトショップ7.0※買い切り
・フォトショップエレメンツ2019※買い切り
・フォトショップエクスプレス※サブスク年額3000円くらい?
・Picma無料利用

こんなところ。エクスプレスは最後のフィルターとたまに切り出しに使ってる。1年使うかわからなかったけど、この調子なら1年後も継続してもイイかもというくらい使っている。

Picmaは高精細化するアプリ。毎回40秒くらいCMを表示しないといけないが、別に見る必要はない。このアプリの発見はとても大きく、これによって、メーカー公式写真が仮に低解像度であっても、そこそこ見られるクオリティに引き上げられる可能性が生まれた。
※相性がかなりあるので、相性が悪い写真は「まるでアニメ絵のような手触りになってしまう」。そう言うのは使えない。

低解像度のメーカー写真が使えると言うことは、つまり、そこそこ昔の見本写真も使えるわけで、選択の幅がかなり増えたとも言える。

正直年額3600円くらいだったかな、払ってもいいかなと言うくらいCMが多く、利用頻度も少なくないのだけど、エクスプレスがほぼ100%使うのに対して、Picmaの利用率はそこまでは高くないので迷うところ。

 そこまで貧乏ではないはずなのだけどな。
※言ってもMG1個分くらいだし

何にしてもPCは要る。あとは興味がどこまであるかだけだと思う。てか、もしそんな話をする相手が居たとしたら、でもって僕が「何でも気軽に訊いてくれ!」とかなり好意的なスタンスであったとしたら、

 その相手は20年前の僕だ。

30歳頃の僕になら、その話をして大いに食いついたに違いないし、その頃からフォトショの使い方に長けていけば、

 今は3Dのグラフィックツールを使って、お小遣い稼ぎが出来る身分になっていたかも知れない。

てか、3Dグラフィックも結構興味がないわけじゃないのだけど、今の僕はどちらかというと3Dプリンターではなく、「エロカワのCGギャル」の方が、作りたいと言う意味ではモチベが高い。ギャルは行きすぎだとしても、

 現状、ガンダムなどのメカ物の3Dグラフィックは、版権の関係もあって商用で作ってる人はほぼ皆無。

僕のデジラマ≒インスタがそうであるように、ここでお金を儲けようとさえ思わなければ、

 自分のかっこいいと思う「何か」を、自分の手で生み出せるようになるのかも知れないな、

なんてことを思い描いたりもするのだよな。

 

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