この季節になると有線放送のチャンネルを「K-32」に変える。いわゆる季節音楽で、今の季節は洋邦ごちゃ混ぜのクリスマスソングが流れる。
普段の番組は2時間前後で1ルーチンになっているものが多いのだけど、このチャンネルは特にそう言うこともないようで、ネットで検索してもリストに表示される曲が、タイミング次第で変わってたりもする。
20歳前後では、よくクリスマスソングを1本のカセットにまとめたりしてた。
「恋人も居ないのに」とは、必要な注釈か。まぁそれは良い。
「恋人が居ない人間にはクリスマスは存在しない」と言うこともあるまい。
「シングルベル」という言葉も、今では死語という気もするし。ああ今思えばひとり暮らし中で一度だけバイトの女の子が「遊びに行ってあげようか?」って言ってくれたな~。
結局来なかったけど!てか信じられないくらい痩せてる子だったけど<それ重要?
※つまり今で言うメンヘラ?
まぁそれはともかく、昭和45年生まれというと、クリスマスソング全盛期をくぐり抜けて来た「生粋のクリスマスラー」であると言える。胸に手を当てて考えてみて欲しい、
松任谷由実の「恋人がサンタクロース」より古いクリスマスJ-POPは存在しないのだ。
※ちなみに山下達郎の「クリスマス・イブ」は1983年。恋人がサンタクロースは1980年
今日まで続く、「クリスマスとは恋人達のイベント」という伝統?は、1980年、つまり今から40年前のユーミンによって作られたと言っても過言ではない。
ちなみに、そんなユーミンの曲だけど、実際世間で大ブレイクしたのは、1982年に松田聖子がカバーした頃だった気がする。あくまで僕の感覚だけど、松任谷由実のピークは、1984年のノーサイド、1985年のDA・DI・DAの頃だったと思うし。
ともかく、その頃のクリスマスJ-POPが有線から流れてきたりすると、「クリスマス感」がグッと増すし、「未だにコレかよ」と言う気持ちになったりもする。つか、今でも50歳の僕の年齢で、クリスマスソングとして確固たる認識を抱ける曲というのは、存外それほど多くないな、と思う。
比較的新しいクリスマスソング、、、長いな。クリ歌の中では、
●宇多田ヒカル「CAN'T WAIT TIL CHRISTMAS」
https://www.youtube.com/watch?v=tIsrCPX8ma4
が、生き残ったかな~と思った。そもそもヒッキーの声はそれだけでちょっと割増しによく聞こえたりする感もあるけど、別段嫌みでもなく、かといって大好きになるでもなく、いつの間にか自分の中のスタンダードに組み込まれた感じがするよ。
あと、当時は何の気なしに聞き流していた
●BoA メリクリ
https://www.youtube.com/watch?v=cgpUjbp9ALk&list=PLL1sxZKvkGBO2Li6M-adkHBGT_L4Jvn-J&index=5&t=0s
これも有線から掛かってきて、「ああクリスマスソングのスタンダードナンバーに数えてもいいかもな~」って思った。
ぶっちゃけBoAには何の思いれがないのだけど。
逆に、今聴いてもやっぱりイイ!と感じたクリ歌、
●杉山清貴 最後のホーリーナイト
https://www.youtube.com/watch?v=K6-Ou2_t_DA
昨日も有線で掛かってたのだけど、いやはや「しっかりイイ」ね。てか、男性ボーカルで杉山清貴より透明感のある声の人って、あんま知らないわ。まぁメジャーと言える曲はこれと「ふたりの夏物語」くらいしかないけど。
あと、僕らの世代だと、これも欠かせない↓
●浜田省吾 ミッドナイトフライト~ひとりぼっちのクリスマスイブ~
https://www.nicovideo.jp/watch/sm23813494
この時代って、失恋系、ひとりぼっち系の歌がかなり多くて、多聞に漏れず僕もその一翼を担っていた(ミッドナイトフライトだけに!)ので、結構ジーンとしつつ思い入れも増してたな~
ひとりぼっち系と言えば、こちらも好き↓
●プリンセスプリンセス DINGDONG
https://www.youtube.com/watch?v=0Re9r0b4fKY
悲しい歌詞なんだけど、アップテンポなメロディでそれを強がってごまかしてる「かわいさ」がすごく好きだった。プリプリと言えば「M」みたいな人が多いけど、僕的にはこっちのが「来る」な~。
もちろん明るい方のクリ歌にも好きな歌はある↓
●楠瀬誠志郎 一時間遅れの僕の天使
https://www.nicovideo.jp/watch/sm1849223
歌詞の中で「きっと君は来ないなんて、余計な歌を口ずさむけど」って歌詞があって、当時は(今も?)あまりほかの歌をいじることってなかったから、凄く新鮮で、「しゃれてるな」って思った。てか動画はアイマス。楠瀬誠志郎のオリジナルは見つからなかったんだよな。
●ドリームズカムトゥルー 雪のクリスマス
https://www.youtube.com/watch?v=2hBm4-L4kQg&feature=emb_logo
ほぼ同時代の印象があるけど、これも自分の中でスタンダード。ドリカムはそんな好きじゃないし、この曲自体そこまで思い入れがあるわけじゃないのだけど、「クリスマスソングを好んで聴いていた」時期に組み込まれてたんだよな。
有名アーティストももちろんクリ歌を歌ってるけど、
●桑田佳祐 白い恋人達
https://www.youtube.com/watch?v=pvqvBAA-0AE
●B'z いつかのメリークリスマス
https://www.youtube.com/watch?v=W3PE8BF98p0
この二つはまぁまぁ好き。クリスマスソングって、ぶっちゃけ商業的な意味合いでリリースすることが多いと思うし、別にそれで構わないと思うのだけど、それを踏まえてなお何十年も聞き続けられる曲になるかならないかは、才能と運、そして聴く側のタイミングに寄るところが大きい気がする。友達とか好きな女の子が好きだったとか、有線やテレビで死ぬほど掛かってて洗脳されたとか。
洋楽ではこの3曲かな。ド定番と言えばド定番だけど、マライヤの「恋人たちのクリスマス」は自分の中では入らない。あんま好きになれないんだよな~。昔から。
●ワム! ラストクリスマス
https://www.youtube.com/watch?v=E8gmARGvPlI&feature=emb_logo
●ジョン・レノン ハッピークリスマス
https://www.youtube.com/watch?v=g_kj60DIq2M&feature=emb_logo
●ポール・マッカートニー ワンダフルクリスマスタイム
https://www.youtube.com/watch?v=94Ye-3C1FC8&feature=emb_logo
どれも普通に好き。てかラストクリスマスは、カバーを聴くたびにオリジナルが聴きたくなる。
余談だけど、かみさんが英語に長けていて、この歌の歌詞が「女々しい男の歌」だって聞いて、妙に印象が濁ったんだよな。だからこそ日本の歌手が明るくカバーするのも併せてなんか、変な感じがしたりもする。
あ、これも嫌いじゃない
●バンドエイド Do They Know Its Christmas
https://www.youtube.com/watch?v=bmj7KlIut1w
あと、ジャクソン5の「ママがサンタにキスをした」もスゲェ有線で聴いて刷り込まれたかな。別段好きってわけじゃないけど。
・・・
「クリスマスソングと言えば?」と聞かれたら、今の中高生はなんて答えるんだろ。
「え?ジンブルベルとか?」
これも時代なんだろうけど、僕らの時代は毎年のようにクリスマスコンピレーションアルバムとか出てた気がする。「コンピレーション」って意味知らないけど。
あとやっぱ最後、まるで大人みたいだけど、渋くて間違いないスタンダードナンバーも貼っておこう。
●Bing Crosby - White Christmas (1942) Original Version
https://www.youtube.com/watch?v=w9QLn7gM-hY
僕が生まれるずっと前の歌。てか、僕が聴いたのはどっちかというとこっちが多いかな。
●山下達郎 WHITE CHRISTMAS
https://www.youtube.com/watch?v=F5Ip7ou5q44
もちろん、、、
●山下達郎 クリスマス・イブ
https://www.youtube.com/watch?v=7da1QQh3etg
こっちのが100倍聴いたけど!笑
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