マイクロブロック
楽しみにしていた建機の入ったアソートが入荷したので、
ブルドーザー、ショベルカー、ダンプ
を購入。ズバリ定価売りだったけど、久々にブロックでもやろうかなぁと。
ブロックの大きさは、いわゆるポピュラーな「ポッチ2×4」のブロックで「8×16mm」。カワダのナノブロックや、ダイソーのブロックとの違いはわからない。
素材は、レゴと同じABS樹脂。ダイヤブロックはスチロール樹脂、いわゆるプラスチックで、同社のナノブロックはABS樹脂らしい。ダイヤブロックは子供の頃「割れやすい」「堅い」「安っぽい」の三重苦だったが、その分ローコスト。ブロックが小さい分高品質なABSにする必要があったのかな、と思いつつ、
マイクロブロックの手ざわりその物は悪くない。
レゴほど「柔らかみ」を感じないのは、その大きさにも寄るかな、と。
ちなみにレゴにもマイクロにもクリアパーツがあるが、それはたぶんプラスチックで、「堅く、精度が低い」印象。これは僕の勝手な想像だけど、プラの方が加工後の気温湿度の影響を受けやすく、ユルユルよりはキツめの方が安定するため、あえてハメを他のブロックよりキツく仕上げている気がする。てか本家とも言えるレゴですら、
すぐ取れたりキツくてはまらないものがあったくらいだから。
そこはあまり目くじら立てないで欲しいかな、と。将来的にはよりよい素材が発明されるのかも知れないけど。
ちなみにこれまた僕のうろ覚え知識では、「ポリウレタン」つまりゴムを使うことで「柔らかさ」を増すことは可能。ただ、それだと「透明度が犠牲になる」。特に窓ガラスに頻繁に使われるパーツにおいては、「強度より透明度」を優先すべきだと思うし、さらにポリウレタンは劣化もしやすいので、(どうしてもゴムが使いたい)一部を除いて使わないのは正解かなと思う。
ブログの残り容量がとても限られているので、写真類は掲示板の方にアップする予定。てか、
言っても税込108円のブロックの写真である。そう大したもんでもない。調べりゃ出て来るし。
「そう大したもんでもない」のだが、、、
でもこれが108円か、と思うと、そのクオリティには目を見張る物がある。
例えば僕が好んで収集していたレゴテクニックの大箱は、
当時「1パーツ約20円」という目安があった。
実際は「1×1」のブロックもあれば、モーターなど電気的な部品も「1パーツ」と換算されるし、箱を「ただ小分けしたビニールが入ってる大きな一箱」にするのと、「小分けした箱に中開きのデザインで、説明書も2通り分2冊封入」するのとでは、全然コストが変わってくる。最近のシリーズは前者寄りのローコスト仕様が増えていたけど、
言ってみれば100円均一で売る仕様であるマイクロブロックは、「ローコストの極み」であるはずなわけで、それを鑑みた上でのクオリティは、
非常に高いと言って良い。
特に驚かされるのは、「余剰パーツ」の充実度。
レゴですら余りは数個しかないこともあるのに、
※その分徹底して品質管理をしてるわけだけど
何とビックリ!
こんな小さなセットなのに、、、
「ほぼ各1つずつ予備パーツが入ってる!」
てかパッと見大きいのもクリアなのもみんな入ってるように見える。てか、
トラブル対策で「これがベスト」と判断したんだろう。
小さいから無くしやすいし、毎回毎回足りなかったとか無くしたと言う人に対応するコストを考えたら、むしろ「賢い」とすら言える。その分余計に入れなきゃイケナイわけだけど。
また、知ってる人には有名な話だけど、マイクロブロックにはダイソーには入ってない「ブロック外し」も入っている。レゴにも極一部のセットにしか入ってない、「はめちゃったブロックを比較的容易に外すための道具」なのだけど、
108円なのに全部に入れてるってのも凄いことだな、と。
誰しもが必ず買うセットがあるわけじゃないし、もっと言えば、
一回組んだらあまりバラさない気がしなくもない。
※コレクション性の強いトイなので、並べはするけど、オリジナルを作る人はそこまで多く無さそう
色味もレゴとソックリで安っぽさがなく、表面にはツヤもあって、
とても豪華。
ブルドーザーはアームが稼働するが、ちょっと遊んだくらいでユルユルになることもなく、設計制度の高さにも感心させられる。
・・・なるほど売れるわけだと。
ただカワイイからとか安いからだけでは、ここまでヒットはしなかったと思う。実際たまたま僕の仕入れ先にあったから、その存在を知り、ネットで調べ、仕入れて自らも購入するに至ったけど、
つまりは「多角的に優れた商品」であったが故なのだなぁと。
ちなみにナノブロックにはポケモンも出ているが、
パッと見同じボリュームで500円以上する。
それが普通なわけで、こっちがイレギュラーなんだろうと思うけど、
ともかく、かなりオススメなのは間違いない。
マイクロブロック:ブルドーザー、★★★☆!
・・・
本音を言えば、「各3個ずつ」くらい大人買いしてしまいたい衝動に「強く駆られている」のだけど、やはり店主として在庫を極端に偏らせてしまうのは良くないとグッとガマンしているのだ。
※1セット18種×各8=144個セットで、特に希望のアイテムを多めにしてくれ、等のリクエストは出来ない
てか考えてみれば、「MSセレクション」当時のバンダイガシャポンが1個200円。あれも大概ハイクオリティだったけど、約半分の値段でこのボリューム感
※ブルドーザー完成時の全長は8.3cmほど
は、マジパ無い。ダイソーにはない箱も立方体でコレだけでもちょっと収集欲をそそるし、今後は、
※僕の妄想ね
・恐竜・・・鉄板中の鉄板。間違いなく売れるし、版権を気にする必要もない
・カブトムシ・クワガタ・・・出る前から売れることが約束されている。今欲しい!
・は虫類ほか・・・既にカエルとカメが出ているが、ヘビやトカゲ、ワニなんかの「怖い系」も見てみたい
・飛行機・・・版権が絡むかも知れないけど、ヘリコプターとか水上飛行機とかも、出せば売れそう。ポルコの赤い飛行機とか出ないかな~。
・新幹線・・・こっちは確実に版権が絡むだろうけど、出せば確実に売れる。車輪とか無くていいけど、客車は欲しいかも、、、
など、まだまだシリーズを増やしていける余地はある。てか、
戦国武将を同じ値段で出してきたくらいだから、何が来ても不思議はないと思うけどね。
自分が子供の頃リリースされてたら、
ムチャクチャ買ったと思うわ。
「ビッグワンガム」ほど大きく無いけど、全然アレよりハイクオリティで、さらに2コ1、3コ1で夢も広がるもんな~。
ちなみに、通常は「セリア」という100均で取り扱ってるらしい。地元にも3件ほどあったので、
どうにも他のシリーズが気になったら、そっちも覗いてみようと思った。
あ、ちなみにブルドーザーの難度は「最低の☆」。で作るのに掛かった時間は(ストップウォッチで計って)20分だった。作ったあとも愛でて楽しめるし、組み替えまで考慮したらコストパフォーマンスはホントに高いと思う。
てか、今気付いた。
これを作ってる人は、
「レゴ大好き」。ブロックを愛してるんだな、と。
だからこんなに素晴らしい商品が出来るんだな。
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もうちょっと書く。
ブルドーザーを作った際に使ったパーツの多くは、オーソドックスな「普通の形」だったけど、一部の関節部分や、斜めをデザインした物も入ってはいる。
レゴで再現出来ないかな~って思った。
と言うかこのマイクロブロックにも当然デザイナーは居るはずで、センスの方向から鑑みると、「日本人っぽい」気がする。
箱には「輸入販売元ポニー」とあるけど、必ずしもこの商品の企画立案が外国人とは限らない。日本で計画したものを中国で作ってる可能性の方が、むしろ自然という気がする。チョコエッグだってMSセレクションだって、中国製でも原型は日本だったりするし。
・・・
作る時の感じは、意外とジグソーパズルに近い。部品を探して、説明書をよーく見て、ちょっとずつ完成に近づいていく。「パーツ数=ピース数」と置き換えることも出来るし、パズルが好きな人なら、ハマる素質があるかも知れない。てか、
作ればハマる。
と言われた意味が、作ってみてホントにわかった。
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